霧深きテベレ川渓谷1、ペルージャから北へ

 テベレ川と言うと、すぐローマを思い浮かべる方が多いと思うのですが、テベレ川は、イタリア半島を南北に走るアッペンニーニ山脈のフマイオーロ山に水源があり、その水源はトスカーナとの州境に近いエミリア・ロマーニャ州にあります。テベレ川がトスカーナに下って渓谷の平地を流れてまもなく、人口湖、つまりダムであるモンテドッッリョ湖があり、川はさらに下って、ウンブリア州をほぼ北から南まで縦断し、

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Immagine presa dal sito http://pianetabambini.it

ローマにあるラッツィオ州を流れるのは、そのあとです。

 そこで、車でウンブリアを走っていると、テベレ川が道路のすぐ横に見えたり、橋でテベレ川を渡ったりすることがしばしばあり、そのたびに、「今は水量が多くて、緑できれい」とか、「雨の後だからか満水に近くて、川の水が濁っている」とか思ったり、会話を交わしたりします。たとえば、スルガ社のバスで、ローマやフィウミチー空港からペルージャに向かうと、トーディあたりから、道路のすぐ近くを流れるテベレ川が、バスの車上からでもよく見える場所がいくつもあります。同様にペルージャから無料高速道路、superstrada E45で北上するときにも、やはり時々テベレ川が見えます。上の地図では、テベレ川が、イタリア語で「Tevere」と記されています。地図を見れば、ペルージャ(Perugia)の北方へと続く黄色で記された道路、E45が、そのテベレ川に沿うように北上しているのがお分かりかと思います。

 テベレ川が流れるウンブリアの渓谷は、ペルージャの北方でも南方でも、特に秋や冬は、しばしば深い霧に包まれます。前回友人の誕生日を祝うために、リミニに向かったときも、ペルージャ北部からチッタ・ディ・カステッロあたりまで、白い霧に覆われた道を進みました。

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Lago di Montedoglio & Nebbia sulla Valle del Tevere 13/11/2016

 でも、そのおかげで、トスカーナに入ってからアッペンニーニ山脈の山を登ると、細長いモンテドッリョ湖の向こうに、テベレ川渓谷を覆う白い霧が、とてもきれいに見えました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-25 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(4)
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Commented by butanekoex at 2016-11-26 11:32
テベレ川、大きくて美しい川ですね。
渓谷の大自然とともに、ローマをはじめイタリア半島のシンボル的な川なのだと感じました。
この川とともに、その地方に住むかたがたは生きてこられたのだと。
なおこさんも、このテベレ川と長いお付き合いなのですね(^^)
Commented by ayayay0003 at 2016-11-26 14:03
なおこさん、テべレ川が流れる経路が地図で示されてるためになおこさんの説明がよく解り嬉しいです(^-^)
私も、ローマを流れる川くらいに思っていました!
高速道路を走りながら、川が見れるというのは気持ちのよいものですし、普通の道だと目印になり道を間違いにくいので良いですネ!
そして、地図に示されてる名前、以前なら100%どう読めばよいか解らない名前ばかりでしたが、なおこさんのブログを拝見してるだけなのに随分覚えた名前があり、読めることも嬉しかったです(^-^)
湖とかの単語も覚えましたしネ(笑)
お写真のテベレ川渓谷の美しさにすっかり魅せられてしまいましたよ(^^♪
Commented by milletti_naoko at 2016-11-28 17:23
butanekoさん、テベレ川、ローマの歴史的建造物の間を流れる広い川もいいですが、自然や田園風景の中を流れゆくトスカーナやウンブリアのテベレ川もいいですよ。そう言えば、最初にイタリア半島に住みついたのはウンブリア人と言われ、テベレはウンブリアでは、後にやって来たエトルリア人とウンブリア人の領域の境界にもなっていて、そうした文化や儀式が下流にあるローマに伝わっていると考えると、川の流れと共に、歴史や文化もイタリア中部から下流へと川と共に移っていると言えるかもしれません。ギリシャ語経由でラテン語に入ったワイン、オリーブという言葉も、直接ではなくウンブリア語を媒介しているそうですし。
Commented by milletti_naoko at 2016-11-28 17:25
アリスさん、地図に書かれた地名にいろんな場所がさっと思い浮かぶほど、ブログを読んでくださっていて、ありがとうございます♪ 

テベレの水源を訪ねたのは、デジタルカメラを持つよりずっと前で、写真が見つからないのですが、水源も美しいので、またいつかご紹介できたらと思います。秋・冬は狩りがあり、夏は観光客や登山客がひどく多いので、ついつい行かぬままになっているのです。
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