2016年 12月 27日
茜色の高峰、白い月と罰金調査・支払い
今日選んだのは、夕日の光にピンク色に染まるシビッリーニ山脈と白い月です。マルケとウンブリアの間に広がるこの美しい山脈と周辺地域が、今も幸いそれほど強くはないものの、地震に揺れ続けています。
今朝は、車を購入する前はよく利用していたミニバス、Z5が、例の交差点でわたし同様に左折することを思い出し、運転手さんに聞いてみようと、用があって学校に行くのに久しぶりにバスを利用することにしました。うちの近所で20分以上待っても来ないので、予定時刻前に通り過ぎたのかもしれないと思い、30分ほど歩いて、Z5が出発するミニメトロのコルトネーセ駅まで行ったのですが、そこで出発時刻の5分以上前から10分過ぎるまで待っても、いつまで経ってもバスが来ません。電話番号を知っているきさくな運転手さんに電話をすると、なんとクリスマス休暇で1月2日までは運休だそうです。それでも、わたしの話をじっくり聞いて、書店の角で工事があったことは覚えているけれども、交通整理の人がいたかまでは定かではない、そして、進むように言った人が警察であれば信号より効力があっても、工事の人であれば信号が優先で信号無視になってしまうこと、今日中にすべてを突きとめるのは難しいし、裁判に負けて倍以上の罰金を払い、また裁判に労力を払うのも大変なので、ここは払ってしまった方がいいのではないかと、助言をしてくれました。その後、すぐ近くでやはり光ファイバーの工事をしていた人に聞くと、その日の工事はぼくらテレコムではなくENELの担当だったのではないかとのことです。書店の人は、工事で車線が通行禁止になっていたことは覚えていても、角に交通整理をする人がいたかどうかは知らないと言い、その口調が何だか冷たかったです。問題の交差点で、今日も信号と交通状況を記録しようと録画していたら、前回録画したときにも、この交差点で停車中の車にティッシュペーパーなどを売っていた移民の人から、なんで自分の写真を撮るのだと言われて、撮っているのは交差点と信号だと説明をしなければいけませんでした。うちの近くを通るのは運休中の路線だけなので、仕方なく歩いてうちまで帰りながら、出会った別のバスの運転手さんに、交差点の工事について尋ねると、やはり通行禁止は覚えていても、2か月も前のことなので、交通整理をする人がいたかどうかまでは記憶にないとのことでした。
24日がクリスマスイブの土曜で、25・26日が日曜・祝日の連休であったため、23日の午後に交通違反の通告を受け、罰金が安く済む5日以内で済ませようと思ったら、24日の午前中と今日の朝しか人に尋ねて調べる暇がなかったこともあり、悔しいのですが、皆が言うとおりに夕方罰金を払いました。後は、運転手がわたしであったことを申告しなければいけないのですが、せめてはその申告の紙に、無駄とは分かっても写真なども添えて、こうこうこういう事情であったと説明を加えるつもりでいます。
とりあえずは払ってしまって、ほっとしています。皆さん、いろいろと励ましやご自身の体験談をありがとうございました。
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- 雪のカステッルッチョ2 (7/1/2012)
私は、スイスで朝日の当たる山を見て感動したのですが、まさにそれの夕日版で嬉しいです☆
罰金問題は、落ち着くところに落ち着いて良かったですねー(*^▽^*)
いろいろありますが、どの人もご親切で、そちらの方に人の優しさを感じ嬉しくたりました♪世の中、捨てたものではありません!
お忙しいとは思いますが、良い年末をお過ごし下さいませね♪
改めて、先般は有難うございました。ほんとにお忙しい中、又こんなご心痛を抱えておられる中、会いに来て下さって嬉しかったです。今例年通りベネチアに来ていますが、明日帰国です。どうぞ良い新年をお迎え下さいね。
自分が悪かったのだと自覚できないのに結構な額の罰金を支払うのはやっぱり納得行かないですよね。でも、諸々考えてお支払いになったこと、悔しいけどこれでいいことにしましょう。
日本では後4つ寝るとお正月です。年と月が新しくなりますから、また違う風が吹きますよ。
それにしてもバスが運休であるというのは、張り紙か何かはないのですか?
こちらこそありがとうございます。本もさっと目を通してみました。効果がありそうですね。ぜひ活用して肩の早期リハビリに役立てたいと思っています。もう日本に戻られた頃でしょうか。どうかすてきな新年をお迎えくださいね。
利用者がごく限られている路線だからとバスの中に1か月ほど案内の掲示をしていたとのことなのですが、バス停には何も掲示がなかったのです。張り紙は必要ですよね。