宿題基礎の腕試し、英語・日本語・イタリア語

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 わたしが最近英語を教え始めた女子中学生の学校で、明日月曜に簡単な英語のテストがあるとは聞いていたのですが、金曜の昼頃その母君から「できれば週末に学習課題を出してやってほしい」というメールが届いていたのに、わたしが気づいたのは夕食後です。昨日は遠方に葬儀に出かけて、帰りが遅くなったのですが、出発前そして帰ってから、机とパソコンに向かって、何とか3ページ分のおさらいプリントを作成し、昨日中にメールに添付して送付しました。

 せっかくなので、そのプリントの絵を利用して、英語・日本語・イタリア語の勉強ができるツイートを三つしてみました。


 「~がある・いる」という表現が英語の試験に出るということであり、また、最初の授業で、単数・複数に応じて、動詞の活用形や名詞の語形がどう変わるかを、きちんと理解できずに苦労していたので、その苦手な点がきちんと克服できたかどうかを、問いかけてみました。ツイートには140文字の制限があるため、プリントに載せた問題のごく一部しか、ここには挙げていません。


 日本語の「...の上/下/前/後ろ/正面/中/そばに」という位置を表す表現や、「あります・います」という存在表現は、外国人の日本語学習者にとって難しい文法事項です。英語やイタリア語では、存在するのが人・動物であろうと無生物であろうと動詞が変わらないのに、日本語では、主語が生物か無生物かによって、「います」になったり「あります」になったりと動詞が変わるために、特に、きちんと使いこなすのが難しいのです。

 英語やイタリア語であれば、物の数を表すのに、"There are three apples. / Ci sono tre mele."と、物を表す名詞を複数形にして、数詞をその直前にそのまま添えればいいだけなのに、日本語の場合には、リンゴであれば「三つ、3個」、猫であれば「1匹」と、名詞によって数え方も変わってきます。そうしてこの助数詞を覚えるのに、母語で習慣がほとんどないこともあって、皆本当に苦労をしています。


 場所や存在を表す表現は、イタリア語学習でもつまずきやすいところです。ある・いるものが単数なら「C'è...」、複数であれば「Ci sono...」となるので、本当はその両者を正しく使い分けることができるかも問いたかったのですが、語彙数を(   )の数に反映させるというこの問い方では、(   )の数だけでどちらか分かってしまうので、断念しました。「…の前に/正面に」は、イタリア語では「di fronte a (davanti a)」であり、英語の「in front of」に似ているものの、前後に来る前置詞はまったく違うので、ご注意ください。

 suのuの音は、これはこの単語に限らずイタリア語のu全般に言えることですが、唇を丸めて前に突き出し、舌を口の中で後方に引いて、はっきり発音する音であって、日本語の「う」やウ行の母音とはかなり異なる音になります。ちなみにイタリア語で「上に」を表す前置詞、suは、フランス語で「下に」を表す前置詞sousと、発音は同じなのに、つづりと意味がまったく異なるのがおもしろいです。a + la = alla、su + la = sullaと、前置詞が後に来る定冠詞と融合して、形が変わることにも注意しましょう。

 以上の練習問題の正解が気になる方は、以下のツイートをご覧ください。

- https://twitter.com/naoko_perugia/status/823134797648330752
- https://twitter.com/naoko_perugia/status/823138230317023232
- https://twitter.com/naoko_perugia/status/823139436179443712

 今年は仕事として、教えることに重点を置いていきたいと考えていますので、ブログやツイートにも、そういう志をできるだけ反映させていくつもりでいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-22 23:59 | ImparareL2 | Trackback | Comments(6)
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Commented by ayayay0003 at 2017-01-23 19:15
なおこさん、英語の方は何とか解りました(*^_^*)
それに比べると、やはりイタリア語の難しいこと!
やはり文法は、日本語とはまるで違うので難しいです♫
メールでの宿題、早速に対応されたなおこさんは素晴らしい先生だと思います♪
Commented by paradiso-norina at 2017-01-23 22:34
一つの絵から三か国語の答えを導く問題を作るのって大変そう~ 確かに( )の数で悩みますね。
でも初心者にはとても分かりやすく楽しい問題だと思います。
私は全然外国語に詳しくはありませんがそれぞれにディープ?なところありますね。
日本語は数え方がやっぱり難なのかな、、
イタリア語他の多くは男女、単、複、なんでやねん!?
で、難関なのはおっしゃるとおり冠詞+前置詞!
そ、アレです、alle他、、、もうこんがらがって大変です!
加えて”ミチロラチビリレ” 若くない頭には過酷ですx0x
あ、それてしまいました。
習う方も忍ですが、、教える方はもっと忍なのかもしれませんね^^
Commented at 2017-01-23 23:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2017-01-25 18:41
アリスさん、解いてくださったんですね。ありがとうございます! こうして並べてみると、いろんな言語の違いが分かっておもしろいですよね。

ありがとうございます! 今日も英語の宿題をこれから作って送り、明日の日本語の授業や教科書づくりの準備をします♪
Commented by milletti_naoko at 2017-01-25 18:47
norinaさん、それぞれの言語で、うっかり間違えてしまえやすいところを空欄にしてみました。イタリア語の「冠詞+前置詞」、確かに覚えるのが大変なのですが、融合形から元の形が想像しやすく、変化がフランス語よりもずっと少ないので、そういう意味では学習者に優しい気がします。昨日、印象派の電車の記事を書いていて、ル・アーヴル駅は、de+Le Havreの冠詞・前置詞が融合してGare du Havreとduに変わることが、念のために検索して調べて分かり、文法規則の復習になりました。

教えるのはちょうどお医者さんやスポーツのコーチに似て、生徒さんの苦手なところ、どこでつまずいているかを見つけ出して、どうすれば一番楽に確実に身につけてもらえるか、説明や授業、練習課題を工夫するのですが、そうやって実際に力がついて、うれしそうな生徒さんを見ると、わたしもうれしいし教えがいがあります♪
Commented by milletti_naoko at 2017-01-25 18:50
鍵コメントの方へ

そうなんですね! ご報告ありがとうございます。やっぱりある程度まで勉強して伸び悩むとき、方向性に迷うときは、先生に見てもらうと、心強いですよね。わたしもフランス語の同僚に個人授業で見てもらいたい、お金を払えば投資する分、頑張らなければと日々の独学もはかどるしと思いつつ、同僚の友人も忙しそうで、仕事などでばたばたしていて勉強からすっかり遠ざかっています。フランス語でもいっしょに表現を作ってみればよかったかしら。ありがとうございます。そちらもどうかお体を大切にお過ごしくださいね♪


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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