イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

京都平安神宮の桜、水影の妙

 実際の桜の花もきれいだけれども、水面に映る花と、そうして映った像と本当の花が対象をなす様子が、えも言われず美しいと、8年前の春に、京都の平安神宮で撮影した写真に、見入りました。

京都平安神宮の桜、水影の妙_f0234936_5535935.jpg

 平安神宮に到着したのは日が傾いた頃で、日ざしが若干赤みを帯びていました。おかげでピンクがより鮮やかに見えるのかもしれません。

京都平安神宮の桜、水影の妙_f0234936_5562181.jpg

 庭のどの一角も、人が知恵と技術の限りを尽くし、自然と力を合わせて生み出した、すばらしい芸術のようです。

京都平安神宮の桜、水影の妙_f0234936_5593774.jpg

 枝ぶりのみごとな緑美しい木々の存在に、今このときに全力で咲こうとする桜の花のピンクが、より映えるように思います。

 ペルージャの庭に咲く、やがてはサクランボの実がなる純白の桜の花を愛でつつ、今日本各地で咲いているであろう桜を思い、かつて見た桜の写真を、時々インスタグラムに投稿する今日この頃です。


***************************************************************************************
Bellissimi i fiori di ciliegio e i loro riflessi sulle acque
Heian-jingu Shrine, Kyoto 7/4/2009
***************************************************************************************

LINK
- 平安神宮 - [公式]Heian Jingu Shrine - HOME

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

Commented by kitakitune-1 at 2017-04-06 07:49
凄い、綺麗です。
花から春の暖かみが伝わり、元気がでますね。
日本の桜前線、北上中です。今、東京くらいですかね。北海道は、ゴールデンウィーク近くだと思われます。
Commented by ayayay0003 at 2017-04-06 11:18
なおこさん、平安神宮の紅枝垂れ桜は、京都の桜の中でも1,2位を争うくらいの美しい桜だと思います。
古さで言えば、お寺の百数十年の桜にはかないませんが、こちらのお庭の見せ方は素晴らしいと思います♪
なおこさんのお写真も素晴らしくて感動します☆
私が大学に入学した入学式の日に寮の先輩が私を含めて3人を連れて行ってくれたのがココでした☆
なおこさんのお写真で遠い昔の懐かしい日々が蘇ってきました、ありがとうございます♪
2泊3日で京都旅へ行ってましたが、昨日の晩、戻りました。
今回は、この紅枝垂れ桜は、まだ咲いてなかったので見には行きませんでしたよ~
今年は、もう一度行く機会があるのですが出会えるかどうか?
お花の時期ってほんとに難しいですね!
でもなおこさんは、イタリアから御主人と来られた年に出会われて、余程ご縁があったと思います(*^_^*)
Commented by sankoyatsu at 2017-04-07 05:30
こんにちは。
あまりの美しさについつい見惚れてしまいました。去年の夏、母とこどもとこの池で鯉に餌をやったのです。春はみごとな桜に包まれるのですね。。。
Commented by ムームー at 2017-04-07 11:05 x
なおこさん
こんにちは。
平安神宮の桜は美しいですねぇ、池に
映り込む様子がとても綺麗ですわぁ、最近
行ってませんので、あらためて美を感じる
なおこさんの写真に見とれています。
いつもお忙しいのにありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2017-04-08 00:09
きたきつねさん、ありがとうございます。桜前線の北上が楽しみですね♪
Commented by milletti_naoko at 2017-04-08 00:16
アリスさん、そうだったんですね! おっしゃるとおり、庭の独特の美しさが、満開の桜でさらに引き立てられていて、本当にきれいでした。ありがとうございます。この頃は同じカメラを二人で使っていたので、夫が撮影した可能性もありますが、何にせよいい思い出です♪ なんとアリスさんに、そういう大切な思い出がある特別な場所だったなんて。

京都、本当にいいですよね。桜が咲く時期は、仕事の関係で帰国が難しいのを、同僚の先生に代講をお願いするなど、かなり無理をして、あの年は花見も兼ねた帰国を決行しました。ローマ・大阪往復約400ユーロという、とんでもなくお得な割引がアリタリアであったためでもあります。その分ホテルは高くて驚きましたが、妹が嫁いだ先だからと訪ねた京都の桜のえも言われぬ美しさに感動しました。花の見ごろをあらかじめ調べてから行ったものの、最初は桜がほとんど咲いていない寺社もあり、以後は、京都市などが掲示している開花情報を参考にして、花が咲いているところから訪ね、幸いこういう桜が殊に美しいときに、平安神宮を訪ねることができました♪
Commented by milletti_naoko at 2017-04-08 00:22
sankoyatsuさん、こんにちは。コメントをありがとうございます。そういうお母さまとの思い出のある場所だったのですね。日本庭園は、それぞれの季節の花や植物の美を楽しめるようにできていて、訪ねるたびに、別の美しさがあるのがいいですね。この春は二条城を、夫はすでに秋訪ねたから行きたくないとごねていたのですが、行って桜が咲きほこる前回とは違う美しさを見て、行ってよかったと言っていました。
Commented by milletti_naoko at 2017-04-08 00:29
ムームーさん、こんにちは。京都には美しい寺社や庭園が本当に多いですし、桜の花の時期は殊にきれいですね♪ 桜の美しさは覚えていたのですが、久しぶりに写真を見てみて、こんなに美しかったとはとわたしも見とれてしまいました。こちらこそ、いつもありがとうございます♪
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-07 21:35
今週はお話ししてみたいことが沢山あって…過去記事にもお邪魔することにしました。どうぞお構いなく♪

9年前には神苑の桜にも勢いが残っていたのですね。
今年、20年ぶりに訪ねたらずいぶん様変わりしていて…
谷崎潤一郎がこの紅枝垂を「紅の雲」と言ったのは、夕方の赤みを帯びた光で見たからなんですね。なおこさんの記事でなるほど!と納得しました。
どうぞよい週末をお過ごしください。

追伸*川端康成の『古都』は、もみじの古木の幹に花開いた二株のすみれから始まります。
Commented by milletti_naoko at 2018-04-09 00:40
snowdrop-utaさん、そうですか。やはり桜も生き物ですし、気温や気候、剪定の仕方も違ってくるでしょうから、11年後の今はかなり様子が変わっているんですね。花や風景が日の光で見え方や色が違ってくるのはおもしろいですね。古都にそういう形容があったとは、意識していませんでした。今度読み直してみますね。ありがとうございます。どうかすてきな1週間をお過ごしください。
by milletti_naoko | 2017-04-05 23:05 | Giappone | Comments(10)