イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

受け継がれる命

 2年前の突風で、ラヴェルナではブナを主とする多くの木がなぎ倒されました。昨日森を訪ねると、そんなふうに突風で倒れた木のほかに、地盤がゆるんで、あるいは病気で、あるいは寿命で倒れた木々にいくつか出会いました。

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20/5/2017

 出会って何だか感慨深かったのが、こちらの木です。まだ若いであろう木が倒れてしまったわけですが、その倒れた根の土の部分から植物が育ち、きれいな花がいくつも咲いていました。

 梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋まっている」ではありませんが、自然界の命が、自らの命が尽きたあとも、他の命を生かし続けている不思議を、ふと思わずにはいられませんでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by suzu-clair at 2017-05-22 13:12
かなり大きなブナの木だったようですね。

倒木した後でも、
こうして足元でいくつもの小さな命を育んでいる姿、
本当に感慨深いですね。

自然の、ありのままの光景は、
自然界の厳しさやたくましさ、健気さなど、
生きる命の美しさを教えてくれますね。
Commented by butanekoex at 2017-05-22 20:08
私も、山を歩いていると、しばしば倒木に出会います。
倒れた幹には 苔が生えていたり、小さな枝がのびていたり。
倒れて命尽きた木々も、まわりの植物や昆虫たちの生きる糧になっているのですね。
世界中の自然には、無駄は一つもないのだと思います。
無駄・・・。これは人間が作り出すものにほかならないのかも。
なおこさんの歩く森がいつまでも豊かな緑でありますように。
Commented by milletti_naoko at 2017-05-24 20:14
すずさん、吉野弘さんの生命という詩にあるように、やはりわたしたちはお互いに生かし生かされているのだなと感じました。森の木や花は、おっしゃるとおり、まさにたくましく、けなげで美しいと、つくづく思います。
Commented by milletti_naoko at 2017-05-24 20:15
butanekoさん、他の植物を生かす木々あり、ツタやキノコのように、ともすると、寄生している木そのものの命をむしばむものあり、自然にはおっしゃるとおりむだがなく、またときに残酷ですよね。ありがとうございます。butanekoさんが歩かれる森や山もいつまでも豊かな緑でありますように♪
by milletti_naoko | 2017-05-21 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)