2017年 06月 19日
岩落ち歯欠ける試練のとき、アブルッツォ チェラーノ渓谷
夕方涼しくなってから出発したので、暑さはそれほど感じませんでしたが、最初は登り道で、しかもこの写真の辺りまで来ると、大きな岩や石が行く手をふさぎ、よじ登ったり、一番よい先に進む方法を模索したりしなければならず、歩くのが大変でした。
後で訪ねた別の観光地のガイドさんから、この渓谷ではもう長い間、春雪解けに際して水が流れるくらいで、その時期を除けば、川床が乾いているのだと聞きました。
こんなふうにチェラーノ渓谷をはじめ、アブルッツォ州の各地で、岩や石が落ちたあとを、今回の旅行中に時々見かけました。落ちたり欠けたりするのは、けれども、渓谷の石だけではなく、悲しいことに、わたしの歯もなのです。旅行に出る前に、パニーノを食べていて、虫歯もないのに歯が縦に割れてしまい、そのときは歯医者から、つい最近、11歳の少年でも何かを食べていて、突然虫歯もなく治療してもいない健康な歯が折れた例があるのですよと聞いて、仕方がないなとあきらめていました。
そのときは、かつて治療したときのつめものといっしょに、健康な歯も一部が欠けてしまっていたのですが、その治療が済み、次の診療で、念のためにと歯医者で他の歯の状況を見てもらっていたら、欠ける寸前で、歯医者さんが少し器具でつついただけで、割れて取れてしまった健康な歯の一部とつめものがありました。旅行の直前に、大至急治療をしてもらい、幸い旅行中に痛むことはなかったのですが、今朝また歯が欠けてしまい、以前から行くことにはなっていたものの、歯医者で診てもらいました。歯にできた小さなひびからできたすきまに汚れがたまり、磨けるような場所ではないために、虫歯ができて、結局はその虫歯と広がりつつあったひびのために、歯の一部が欠けてしまったのだそうです。
治療も痛いけれど、出費もつらい今日この頃です。治療・出費と言えば、旅行から戻ったため、また明日から肩のリハビリ通院も再開します。あまりの状況に、優しい歯医者さんが、次回治療がすべて済んだあとに払わなければいけない料金をまけてくれるようで、ありがたいです。
ご主人様とのご旅行、渓谷あり海・山ありの美しく爽やかな景色をたくさん楽しまれたのですね。
山登り(歩き)はお得意ですか?私はダメです~。体幹が整っていないのでしようね(苦笑)
歯の衰えは50歳代から来るみたいですよ。
ご主人と一回り歳が違う友人が40歳代の頃、そう言っていて私も「へぇ。そうなの?」と思っていましたが、
我夫婦も50歳代に入ってから、歯茎が下がって以前治療した箇所に新たな虫歯ができたり、
クラウンの中に虫歯ができたりしました。
お大事になさって下さいね。
歯医者さん、まけてくれるのですか~?
良いですねぇ。日本ではあり得ません(家族ならあるのかも)
年でしょうね・・身体の変化を少しずつ感じます。これを乗り切ると、また落ち着くのでしょうね??だって、日本の年配の方、60、70世代は、元気そうに見えますもん^^
お優しいお言葉をありがとうございます。お二人やお友達にもそういう経験がおありなんですね。歯医者さんによると、わたしはもともとひどく歯並びが悪い上に、エナメル質が弱いので、ただでさえ虫歯ができやすいのだそうですが、今回立て続けに歯が折れたり割れたりしたほかにも、確か昨年、つめものと隣り合わせだったうすい健康な歯が虫歯もないのに折れたりと、困った事態が続いています。わたしは歯並びが悪い上に、夜時々歯ぎしりをするようで、それも歯が欠けやすい原因かと思いつつ、マウスピースは600ユーロと聞いて、やめることができればと作るのをためらっています。
イタリアでは私立歯科医での治療に保険が効かないので、ペルージャは物価も安く、他の町に比べると安いとは思うのですが、わたしが通う歯医者は虫歯一本の治療が80ユーロです。虫歯や虫歯なしに割れたり折れたりが相次いで、歯医者さんも気の毒に思ってくれたのでしょう。あまりな値段になるから材料費だけねと言ってくれました。払うのは今日の午後の最後の歯の治療のあとですが、今日払わなければいけないのが、その金額であることを祈っています。