イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

歯ぎしり・凍結肩とマウスピース、イタリア

 近年、健康な歯やかつて治療した歯が、何かのはずみに欠けたり割れたりするということが、相次ぎました。子供のまったく健康な歯でさえ、間違って歯のかみ合わせの一点に力が集中すると、60kgもの力がかかるので、折れてしまうことはありますが、 相次ぐのは、エナメル質が弱いから、あるいは夜歯ぎしりをすることがあるのであれば、そのためでもあるでしょうと、歯医者から昨年から聞いていました。そもそも歯並びが悪いため、虫歯にもなりやすく、歯ぎしりもしやすいのでしょうが、歯を守るためにも、肩など身体に余分な負担をかけないためにも、マウスピースを作ってはどうですかとは、父娘歯医者の、娘さんの方から、昨年から何度か聞いて、その必要を感じてはいました。ただ、大都市はもとより、ペルージャの他の私立歯科医院に比べても、どちらかと言うと料金が安いこの歯医者でさえ、日本と違って私立医院では国民健康保険が適用されないため、600ユーロかかると聞いて、決断を先延ばしにしていました。

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Lago Trasimeno dopo tramonto, Magione (PG) 12/7/2017

 歯ぎしりを何とか治せる方法があるものなら、その方が早いと思ったのです。けれども、そうするうち、また今年に入って、今までに健康な歯を含めて、少なくとも3本の歯が欠けたり、割れたりするという事態が続きました。神経を抜くなど、別の作業などが必要になると料金がはね上がるものの、この歯科医の基本料金は、歯1本の治療につき80ユーロです。ただ、最近は、治療済みの部分といっしょに、薄くなっていた未治療の部分まで欠けてしまうということも何度かあって、こんなことを繰り返すと、治療に料金がかかることはもとより、歯の健康である部分がどんどん少なくなってしまいます。これではいけないと、年齢的なものもあるのでしょうが、歯ぎしりによって欠けたり割れたりするかもしれない歯が、これ以上増える前にと、今回の数度の治療の後に、マウスピースを作ることを、決意しました。

 癒着性関節包炎(別名を凍結肩)を、2年前右肩に、昨年は左肩に患ったため、昨夏の一時期を除いて、ほぼ週に2度、カイロプラクティック院での施術とリハビリに通っています。治るためとは言え、かなりの痛みを伴う施術もあるため、理学療法士も、痛みがひどいことが分かっている施術の前には、「歯を食いしばって」(Stringi i denti)とよく言います。歯並びや歯のかみ合わせが悪く、歯ぎしりをするために、昔から肩こりに苦しみ、凍結肩を患ったのか、それとも、凍結肩で夜も痛みで眠れぬほどつらい時期があり、病や施術時の痛みに、歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりしたために、歯が欠けやすくなったのか。「鶏が先か卵が先か」ならぬ「歯が先か肩が先か」と、思いめぐらしたりもするのですが、マウスピースで、歯への損傷と肩の痛みを軽減することで、この悪循環を断ち切ることができればと考えています。

 おとといできたマウスピースを、その晩つけて寝たら、ひどく痛む歯があったので、虫歯ではないのかと翌日診てもらったら、慣れるまでには時間がかかり、マウスピース自体が、歯に合わせて自然に形が調整されていくので、ひどい痛みがあれば取り外した方がよいけれども、多少不自然に感じるくらいであれば、我慢をして装着するようにと言われました。来週にはまた、うまく歯に合っているかなどを診てくれる上、年に二度はマウスピースを点検してくれて、歯ぎしりの力が強かったり、頻度が多かったりして、摩耗が激しい場合には、業者に送って直してもらえるのですが、600ユーロという料金はそういう料金も含んでいるため、そういう今後のマウスピース関連の診察や作り直しはすべて無料で、一度作れば、基本的には一生使い続けられるのだそうです。

 昨日は早朝目が覚めたときに、一本ひどく痛む歯があり、今朝は朝方の歯の痛みが和らいだものの、まだマウスピースが歯にしっくりせずつらいのですが、一方、今までは朝起きたてには、ひどく痛んだ肩が、2日ともあまり痛まなかったのは、マウスピースのおかげかもしれません。

 肩のリハビリにも月に約200ユーロかかり、6月は、1週間の旅行にも行き、車検もあって、何かとお金が飛んで行ったのですが、幸い6月末に学校からの給料の振り込みがあり、助かりました。眼鏡ももう長いこと作り変えていません。、レンズがかなり傷んでいるので、近いうちに作り直すつもりでいます。

 おとといの夕方は、マウスピースの調整のために出かけた歯医者で、待ち時間が長くなったために、診療が終わるのが遅くなり、友人たちと約束していたトラジメーノ湖畔での夕食に遅れてしまい、申しわけありませんでした。顔写真を公にすることを好まない友人たちなので、食事のときの皆の写真は載せられませんが、日が沈んだあとのレストランからの美しい湖のを撮影した写真を、添えておきます。写真下方の柵が、口の中で歯が並ぶ様子に似ていることでもありますし。

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Cielo & Lago Trasimeno dopo il tramonto, Magione12/7/2017

- A giugno abbiamo incontrato per caso una coppia di amici al nostro ristrante preferito alla riva del Lago. Ora ogni tanto facciamo un appuntamento e ceniamo insieme ammirando il tramonto. Marcoledì il terzo incontro, foto scattata dal ristorante pizzeria Giramondo.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by s at 2017-07-15 17:56 x
ときどき、読ませていただいてます。古いめがねももしかしたら、不調の原因かもしれません。肩こりは、私の場合は、老眼のせいだったのです。もちろん、肩をいろいろに動かして、骨格を支える筋肉をケアすることも大事です。
Commented by ayayay0003 at 2017-07-15 19:06
なおこさん、歯と肩が関係しているとは驚きましたが、考えてみれば、同じ身体の一部分なので、一方が具合が悪くなれば影響が出てくるのも不思議ではないように思います!
歯は、内蔵とかにも影響を及ぼすとも言いますし、近年は、認知症予防のためにもなるべく自分の歯が揃ってるのが良いと聞きます~
なので、マウスピースを造られたのは正解ではないかと思います!
肩の痛みがなくて何よりでした(^^♪
これからもないと良いですね!
トラジメーノ湖の夕焼け、最高に焼けたようですね~☆
とても綺麗です~(*^^)v
Commented by milletti_naoko at 2017-07-15 22:32
sさん、ありがとうございます。見えにくい分、目に負担がかかり、その分ストレスが肩にも行っているかもしれませんね。

別件で私立の眼科医に診てもらったとき、かなりの近視でもあり、老眼用にすると、今度は別の意味で見づらくなるので、眼鏡の度は、新たに作るときも、今のまま(と言うより前回作ってもらったときも、日本の眼科医の処方箋に従って作ってもらったのですが)の方がいいと、いろいろなレンズで視力を試してもらった結果言われています。

肩は、リハビリに通うほか、最近になってようやく家でも療法士さんが作ってくれた体操を一通りこなすように習慣がついてきました。温かいコメントをありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2017-07-15 22:33
アリスさん、まさかそんなにも歯の影響があるとは思わなかったので、驚きました。でも、おっしゃるとおりだと思います。

夕焼けがきれいで、感動しました♪
Commented by non at 2017-07-16 05:37 x
夫は以前歯ぎしりがひどくて マウスピースをするようになりましたが 
嘘のように 歯ぎしりがなくなり いびきも改善されました。
歯の状態によって 時々作り替えているようですが 
高価ではないようです。

私も強度の近視です。
老眼になり始めのころは メガネやコンタクトレンズを
色々ためしてみましたが 今では
外出中は遠近両用ソフトコンタクトレンズ 家では かなりゆるい度数のメガネに変えました。

Commented by milletti_naoko at 2017-07-16 05:47
nonさん、マウスピースはずっとつけつづけなければいけないと思っていたのですが、だんなさま、歯ぎしりがなくなったんですね! 他の方からも、つけて1年後に歯ぎしりがなくなったと聞いて、驚いていたところです。業者による作りかえも、歯医者による診察や調整も、すべてこの間支払った代金に含まれていて、眼鏡と違って一生使えるということですので、ひどく高いなとは思ったのですが、わたしは歯並びがとんでもなく悪いので、そう思って納得しました。

nonさんも老眼と近視でいろいろ試されたんですね。ありがとうございます。参考になります。
by milletti_naoko | 2017-07-14 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(6)