イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia 日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより

歯がぽきり とどめはシチリア カンノーロ、イタリア

 今年初めての学校の授業があった今日は、1時間目の授業前に、日本語の生徒から、シチリア出身の他言語の生徒が、「皆に食べてもらおうと、シチリア名物のお菓子、カンノーロを買ってきたから、3時間目の授業後に、いっしょに食べましょう。」と言っていたと教えてくれました。

 行きつけの歯医者はクリスマス休みが長く、昨年12月20日に治療を受けたあと、クリスマスを過ぎた頃からか、一部がほんの少しぐらつくように思える歯があったり、詰め物が取れていっているようだったりして、気になっていたのですが、今年初めての診療は、今日の夕方まで待たなければいけませんでした。舌で様子を見た感触では、かつて虫歯の治療で削られて薄くなった歯の一部が、詰め物が取れていくために、ぐらついてしまい、もともと詰め物があった場所に小さいすきまができてしまっているようでした。それが、おとといの晩だったか、ふと気づくと、そのすきまがかなり広がってしまっています。

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 そのために用心して、この2日間は固いものも甘いものも、できるだけ食べるのを避けてきました。固いものを食べて、ぐらつく歯が折れてしまっては困るし、甘いものが歯のすきまに残っても、歯が折れるのが心配で、きちんと磨くことができないからです。

 とは言え、シチリアの人がシチリアで買ってきたというおいしいカンノーロは、やはり食べたいし、夫がいつもバールで好んで食べるカンノーロは、クリームを包む生地も固くありません。11時に実物を目にして、皆が口々においしいという中で、わたしも一つカンノーロを手にとって、食べ始めました。

 シチリアのお菓子と言うと、何だか妙に甘すぎる気がわたしはしていたのですが、このカンノーロはそんなことがまったくなく、ほどよい甘さでとてもおいしかったのです。ただ、食べることと味わうことに夢中で、リコッタを包む部分がやや固いことに気づかず、そのため、右側の歯でかむことを避けることを忘れていました。生地の固さに気づいたのは、口の中で異変が起こったことが分かったあとです。皆の前では言わず、おいしいと言いながら、シチリア出身の生徒2人と話を続けたのですが、そのときには、ぐらついていた歯の部分が、歯の根元から、ぽっきりと取れてしまっていました。

 シチリアの生徒によると、ペルージャでシチリア菓子として売られているお菓子は、本場シチリアのそれとは異なっている場合が多いそうです。シチリアでは羊の乳を使ったリコッタを用いるのに対し、ペルージャでは牛乳からできたリコッタを使うため、リコッタクリームが真っ白で、まるで生クリームのように見えると言う2人の話を聞いて見てみると、確かにクリームの色が、ペルージャで見かけるシチリア菓子のリコッタクリームの色とは違います。リコッタ自体のこくを生かして、むやみに砂糖を加えないので、クリームがおいしく感じられたのでしょう。

 夕方歯医者で診てもらうと、詰め物が取れたわけではなく、健康な歯の側面が、おそらくは若干虫歯があったことに手伝われて、裂けてしまったあとに、裂け目が広がりぐらついて、かろうじて残りの歯にくっついていた根元の部分が折れてしまったのだろうということでした。さっそく麻酔の後に、歯を削り、治療もすべてしてもらいました。

 これに懲りて、甘いものと固いものを食べることを避けようと思いつつ、夕食後麻酔が取れたあと、義弟からのクリスマスプレゼントだったチョコレートに、つい手が伸びてしまいました。思うところはいろいろありますが、とりあえずは、歯の治療が済み、どうやら他には虫歯や問題をはらむ歯がないらしいと知って、ほっとしています。

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Buono il cannolo siciliano

portato direttamente dalla Sicilia da un allievo siciliano.
Oggi il primo giorno di scuola dopo le vacanze di Natale,
bella sorpresa & momento goloso durante pausa.
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甘い誘惑と歯痛はつらいよ、イタリア ペルージャ / Dolce tentazione del periodo natalizio (26/12/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ayayay0003 at 2018-01-09 11:05
なおこさん、美味しいカンノ―ロをいただいた後に待っていた歯が折れてしまったこと、ショックでしたね(@_@;)
とはいえ、はるばるシチリアから持って来てくれた名物のお菓子を食べないという選択肢はなかったと私も思います~
何でも、その地元で作られてるものは原料が違うので美味しいと思います~
せっかくの生徒さんの気持ちを頂くと言う意味もありますしね☆
無事に治療が出来て良かったです!
なおこさんは、無類のチョコ好きですから、やはりチョコに手が伸びるのは仕方ないですよね~
私も好きですが、5年前に奥歯の再治療をした時から、何となくチョコはごく稀にしか食べないようにすると5年間、
歯ぐきが腫れることは有りましたが虫歯の治療は1度もすることがなくなっています!
ケーキや和菓子はいただくのですが・・・
チョコは、残念ながら歯にはとても悪いという事かな?
と私的には思うのであります~
以前は、週に3日はチョコいただいてました!
とは言っても、バレンタインや何か事の時は少量のチョコはいただいています(*^_^*)
Commented by nonkonogoro at 2018-01-09 15:37
好物を目の前にすると
歯のことは忘れてしまいますよね。
でもちゃんと治って良かったですね。

私も 固い物は おそるおそるしか食べられません。
かたいおかきを バリッとかじっていた昔が懐かしいです。
Commented by milletti_naoko at 2018-01-09 16:58
アリスさん、カンノーロ、とてもおいしかったですし、食べてよかったと思います。折れないようにと気をつけてしまっていた歯の部分が折れたのは残念でしたが、ぐらぐらしていたということは、すでに離れる寸前であって、もしまだ歯茎についていても、歯医者さんがつついて取り除いてしまったような気が今はしています。1週間前、穴が小さかったときに、歯医者に行けていたら、欠ける部分が少なくて済んだ気もしますが、いずれは割れて取れてしまう部分だったのだと、あきらめることにします。

アリスさんのお話を聞いて、わたしもチョコレートを食べるのを控えようと決意しました。甘いものがほしいときは、まだうちに熟した柿があるので、柿を食べることにします。歯にそんなに悪いんですね。

健康に悪かろうと、花粉症対策のためにも、この数年牛乳や乳製品の摂取を控えている上に、海のないペルージャでは、また日本でもないのでカルシウム源として手軽に食べられる魚が身近にないので、カルシウム不足になり、歯が弱くなっているかもしれないと思い、歯医者に尋ねると、年齢的にも骨がもろくなりやすいときではあるので、かかりつけ医に検査できるように手続きをしてもらうといいと言われました。


Commented by milletti_naoko at 2018-01-09 17:00
nonさんが、ナッツ類は食べないようにしていると確か書かれていたことを思い出しました。上のアリスさんのコメントにもありますし、これからはナッツ入りのチョコレートは避けようと、悲しいながらも決心しました。

おせんべいやおかき、固くておいしいもの、たくさんありますよね。
Commented by KEIKO at 2018-01-13 10:57 x
お久しぶりです。数年前、ペルージャの歯医者さんを娘のために紹介してくださいという内容でコメントしたものです。
お陰様で、そちらでも治療していただき、こちらでも素晴らしいお医者様に出会って、順調に治療ができるようになりました。
感謝申し上げます。

さて、私事ですが、数年前に受けた健康診断の結果から、糖尿病の脅威を感じ、いろいろ調べるうちに、京都、高尾病院の
江部康二先生のブログに出会いました。2年間、糖質制限食を続けて、すっかり糖尿病の事は忘れるほどになり、予想外の出来事として
加齢で増え続けていた体重が、二十代の頃の体重になり、体も軽く、風邪知らず、花粉症、虫歯など、無くなりました。
「ドクター江部の糖尿病徒然日記」ぜひお時間のある時に開けてみてください。
虫歯 2016年3月5日 花粉症 2017年4月11日 これだけでも、ぜひお読みください。
糖質制限始める人が、去年あたりから、日本でもドンドン増えています。薬とかサプリを飲むのではなく、単に糖質を控えるだけで
糖尿病が治ってしまうんですから、凄いです!!
Commented by KEIKO at 2018-01-13 11:41 x
もう一つ、ぜひ読んでいただきたいブログがあります。
心療内科医藤川徳美先生(男性デス(^^)」のブログです。「精神内科医こてつ名誉院長のブログ」
2017.10.12
2017.5.8
2017.8.25
それぞれ、栄養療法、オーソモレキュラーの観点から、虫歯、花粉症について栄養学の観点から詳しく述べられています。
藤川先生の去年出されたご本、「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった
これはすべての女性に読んでいただきたい本だと思っています。
健康は何よりも大事な宝物。それを支える食事と、何でも噛み砕いてくれる、健康な歯は本当に大事にしたいですね。
どうぞ、お大事になさってください。
by milletti_naoko | 2018-01-08 23:41 | Gastronomia | Trackback | Comments(6)