2017年 02月 18日 ( 1 )

ざわつく心、瞑想と美しい村、ローロ・チュッフェンナ sanpo

 「障害物競走では、走るときに障害物ではなくて、障害物の先を見て、飛び越えて進まなければいけないのであって、だから人生においても、日々いろいろ突き当たる問題よりも、その先、自分が目指したいものの方に視線を向けて生きる必要があるんですよ。」

 というようなことを、だれかの言葉を引用しながら、昨晩プージャ・クリスティーナが説明していたのが印象に残りました。最近のディーパク・チョープラの瞑想講座では、よく「集中」、「注意」、「意識」する必要とその大切さが語られます。おかげでしばしば、昨年だったかペルージャで聴いた仏僧の教えを思い出します。

 「1ユーロと百万ユーロでは、できることに大きな違いがあるように、集中力も、気が散っている状態と、十分に集中できている状態とでは、成果がかなり違ってきます。」

 ばたばた過ごし、真夜中前に慌てて5日遅れの瞑想講座を受講し、昨晩など、教えだけ聴いて瞑想部分と日記での内省を割愛し、さらにプージャの話は、インターネットで他の作業をしながら聴いてしまっていたわたしは、これではいけないと反省しています。今日は午後10時頃、聴くことに専念したのですが、それでもディーパクの心を聴きながら、そして瞑想というか心を無にしなければいけない時間に、ついあれこれと関係のないことを考えてしまって困ったものです。何かやりかけのことや、しなければいけないことがあることを気にしていたり、過ぎたことを悔やんだりして、そうやって気が散ってしまうのであり、集中、そして、一つひとつのことをするときに、注意を払って、意識することの大切さを思います。

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Torrente Ciuffenna, Loro Ciuffenna (AR), Toscana 19/2/2017

 写真は今日訪ねたトスカーナ州アレッツォ県のローロ・チュッフェンナという村です。イタリアで最も美しい村の一つです。写真はチュッフェンナ川で、この川はこの先、ローロ・チュッフェンナの中心街を通って、その後まもなくアルノ川に注ぎ込みます。

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 川辺の大きな石の上に立ち、上流である右手を見ると、こんなふうに勢いよく、耳に心地よい音を立てて、川が流れてくるのですが、ほぼ同じ位置から左手を見ると、川幅が広くなっているためか、水の流れは穏やかで、空の雲や木々の影が、水面にきれいに映っています。

 心がざわざわしていては、瞑想も集中もできないので、もっと心を落ち着けなければいけないし、そのためには、仕事でも家事でも、心の問題でも、一つひとつきちんと片をつけていく習慣をつけなければいけないと感じています。

 実は今日は、以前から気にかかっていた不良品を、購入した店で、ようやく別の新しい商品と交換してもらい、そのために、出発が遅くなりました。それなのに、かなりの確実で、この村に着いて車から降りたときに、うっかりその小さい商品が箱ごと車から落ちてしまい、おそらくは道路上あるいは道端に転がったような状態のまま散歩を終えて村を発ち、どこか車の中にあるのではないかと、ドライブ中およびペルージャに戻ってから探したのですが、どうしても見つかりませんでした。実は村の道の傍らに駐車して、車を降りたときに、その小箱が車から道路に落ちるのが目に見えたような気がして、大きな音がしたのに、音のする方を見たら、目に入ったのはケースに入ったカメラで、さっと見ると周囲には小箱はなく、それでカメラだけ拾って、小箱のことは車内にあるのだろうくらいに思って、気にせずにいたのです。虫の知らせか、散歩を終えて車に乗り込んだときにも小箱を探したのに、どういうわけか、そのときはひょっとしたら交換をした店に置き忘れたか車内にあるかのどちらかだろうと思い、まだ駐車していた車の周囲をよく探すということを怠ってしまいました。金額は19ユーロの商品なのですが、夫はそのために旅の出発が遅れたことを気に病んでいたこともあって、それなのになくしたということが気にかかるようです。もっと注意をしていれば落とすこともなく、見つかったかもしれないのにと、わたしも残念です。

 もし店で何か別の商品も買っていたら、きれいな紙袋か何かをもらっていっしょに入れていただろうから、こんなふうに落とすことはなかっただろうに、など思い、結局今晩も瞑想講座を聴きながらついこんなことを考えてしまいました。

 のんびり読み続けているディーパクの本にも、未来は変えることができるし、未来に対して希望を持つのはいいけれども、現在置かれている状況はすでにそうなってしまっているのだから、それを嘆いても仕方がないと書かれていて、本当にそのとおりです。日々の一つひとつのささいなことにも、もっと注意を払いなさいという教え、もっと心を落ち着かせなさいという教えをもらったのだと、思うことにします。

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 かつて栗の実を挽いて粉にしていたというこの古い水車小屋が、いくつもの滝を経て、村の下方の岩の間を流れる川と共に、ローロ・チュッフェンナの観光名所です。

 日なたと影の明暗の差が大きいために、写真では村や川の魅力を伝えるのが難しいのですが、右手に見えるかつての水車小屋の流れ落ちる水の上に、

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きれいな七色の虹が見えてうれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-18 23:59 | Toscana | Comments(5)