2017年 10月 19日 ( 1 )

朝焼け、乗り換え前の番号メモと遠い思い出

 最近は、朝7時20分頃、ちょうど仕事に出かける夫を見送る頃に、朝焼けの空があまりにも美しいので、つい見入ってしまうことが、時々あります。

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17/10/2017 7:22

 東の空は隣家や電柱、丘に隠れて見えないのですが、運がよければ、西の空の雲が、こんなふうにきれいな桜色になるのを見ることができます。

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7:24

 こちらは、西に見える丘とその上に見える雲を、拡大して撮影したものです。

 おととい火曜日に、電話会社TIMへの乗り換えプランを契約し、乗り換えは10日以内だからまだ先だろうとのんびり構えていたら、今朝TIMから、さっそく次のようなメッセージが届いていました。

TIM - Gentile Cliente, il tuo passaggio a Tim è previsto il 20/10/2017. Entro 2 giorni lavorativi dal passaggio, se lo hai richiesto, trasferiremo il tuo credito residuo, comunicandoti l'importo trasferito. Per le informazioni sul tuo numero registrati nella sezione MyTIM di TIM.it. 19 Ott 2017 08:48

 18日の朝11時頃に契約をして、19日の朝に早くも、翌20日に、乗り換えが予定されているというメッセージが来たわけです。「乗り換えから営業日2日以内に、もし申請をしてあれば、残高を新しい電話会社で使えるように移動します。」とあるのですが、そういう申請が必要とはつゆ知らず、特に頼みませんでした。まあ、残高は97セントしかありませんので、消滅していてもあきらめることとします。

 Postemobileは、お得な料金プランは新規の客に提供することが多く、すでにPostemobileの番号を持っている客がその番号を継続して使い、プランを変更しようとすると、それができないことがあったり、できても19ユーロなど、安くないプラン変更料金を払う必要があったりします。そのため、わたしは現時点では、Postemobileの携帯電話のSIMを、計三つ利用していて、そのうち一つは、通話専用、もう一つは、通話・インターネットを4週ごとの契約で使用、残りの一つはデータ通信専用で、旅行に出かけるなどして、容量が足りなくなる可能性があるときにだけチャージして、使っていました。

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 最初の通話専用のSIMの電話番号が、今ある三つの中では最も昔から使っている番号です。昨年スマートフォンを購入してからは、めったに使わなくなった小さな携帯電話に、そのSIMが入っています。いろいろ考えた末に、今回TIMに乗り換えすることにしたのは、この通話専用だった電話の番号です。

 明日乗り換えが完了してから、現在、通話・データ通信の契約をしているPostemobileの番号で新たにチャージが必要になるまでの数日は、新しいTIMのSIMは、通話専用の小さい電話に入れておいて、Postemobileのチャージが切れてしまったら、以後は、TIMのSIMをスマートフォンに移しかえて使おうと考えています。

 PostemobileのSIMからの乗り換えが終われば、そのSIMに入っていた電話番号などの情報が失われてしまうだろうと考えて、今晩は、SIMだけに保存されていた電話番号の情報のコピーを携帯電話自体に保存すると同時に、念のために、手帳にペンでも書き写しました。

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Urbania (PU) 27/8/2011

 携帯電話に登録された番号に目を通すと、中には、ペルージャ外国人大学時代の恩師や、夫方の親戚など、この数年の間に亡くなった人が数人いました。イタリアで初めて暮らし、語学学校に通ったマルケの小さな町、ウルバーニアでは、町を歩けば、お年寄りが話しかけてくれて、いつしかあちこちのお宅から食事に招待してもらえるようになりました。数年前にそのお年寄りの一人が亡くなり、葬儀に赴いたときには会ってあいさつをした、その方の奥さんが、その次に訪ねたときには、どこかに引っ越してしまい、町に住む他の友人に尋ねても、だれも知らず、会いに行けずに困ったのですが、電話には、そのかつての家の電話番号も登録されています。

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Area archeologica di Tharros, Sardegna 12/9/2007

 登録されている番号のうち、最も古いのは、サルデーニャに住む女友達のものです。日本で高校教師として働いていた頃、念願のHR担任になることができて、うれしくて仕事にさらに没頭し、ふと気づいたら夏休みが目前に迫っているのに、休みの計画が何もありません。今さらいっしょに行く人や宿を見つけるのも難しかろうからと、アイルランド、ダブリンの語学学校で英語を学び、学校で見つけた友達とダブリンを訪ね、宿はホームステイにしようと考えました。あまりにも休みの直前だったために、語学学校の授業とホームステイの料金は最低でも2週間払わなければいけないのに、飛行機は1週間分の滞在が可能な便しか見つかりません。とりあえず学校と宿の2週間分の料金を払い、ダブリンで学校に通うと、クラスも学校も半分以上がイタリア人で、クラスは他にスペイン、ポーランドの生徒が一人ずつと、わたしがいた他は、すべてイタリア人でした。登場人物とその性格を簡単に書いたメモを参考にして、テレビドラマを作って演じるなど、授業内容も独創的なら、イタリア人のクラス仲間たちの、そのドラマ作りなどにおける想像力とユーモアに感嘆しました。クラス全員仲がよくて、昼食をいっしょに食べたあと、午後はしばしば学校が計画する小遠足や小旅行があり、夕方ホームステイ先で夕食を終えたあとは、皆で遅くまでパブで話をしました。そうするうちに、そういうイタリアの友人たちを通してイタリアに興味を持ったことが、イタリア語を勉強したいと思い、引いてはイタリアに留学したいと思うようになったきっかけなのですが、そのとき最も仲がよかったサルデーニャの同年代の女友達の電話番号が、日本の家族や友人の番号を除けば、今わたしの小さい携帯電話に記録されている最も古い電話番号です。

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Venezia 16/3/2014

 その留学の1年後、夏休みにイタリア旅行をしたときは、彼女を訪ねてサルデーニャも訪ね、確かその翌年の冬には、パドヴァの中学校の先生をしている女性宅に5日だか1週間だか滞在して、朝はイタリア語を学び、午後はパドヴァをはじめ、ベネチアやヴィチェンツァなど、近郊の町に旅行に連れて行ってもらうという、一風変わった語学留学をしました。その頃、日本語を学ぶイタリア人大学生の若者たちとメールをやりとりしていて、その一人がパドヴァ、もう一人がベネチアに暮らしていたのですが、このときはその二人にも会うことができました。あの頃ベネチア大学の4年生だった乙女も、今は母となり、時々フェイスブックなどで互いの近況を確認しているのですが、その彼女の電話番号も、電話に記録されています。

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Arco Etrusco & Palazzo Gallenga dell'Università per Stranieri di Perugia, Perugia 3/11/2014

 わたしが夫に出会うことになったのは、ペルージャ外国人大学の語学講座に通っていた頃、知り合ったスペインの友人たちの一人が、夫と同じ職場に勤める女性と同じアパートに暮らしていたからなのですが、そのスペインの友人の一人の電話番号も、電話には残っています。

 電話会社の乗り換えをきっかけに、あれこれとなつかしい顔や思い出が、心によみがえりました。

関連記事へのリンク
- TIMの怪しい他社から乗り換えプランを契約してしまったわたし、イタリア (2017/10/17)
- スマートフォンを買いました (2016/8/15)
↑↑  使いやすく、写真もそこそこにきれいに撮れて、インターネットの4G通信も可能で、気に入っています。
- 新しい携帯電話 (2011/11/7)
↑↑ この小さい携帯電話は、以前の機種に比べれば、画面がカラーで大きく見やすくなったのですが、タッチスクリーンでメッセージを送るには、画面の文字が小さいために、何度も押し間違えたり失敗したりするため、最終的にはメッセージを送るのはすっかりあきらめ、通話だけに使うようになりました。いろいろなサイトで調べて、心に決めていた機種があったのに、店頭の安売りについ心が動いて買ったのが失敗の原因だと思います。買ってから、姪や友人の娘さんなど、ちょうど当時10歳頃だった少女が初めて手にした携帯電話と、まったく同じ機種であることに気づきました。小さい女の子の指なら問題なく使えたのでしょうけれども。以後、姪はいくつも携帯電話を変え、わたしよりずっと先にスマートフォンを手にしたのですが、わたしがようやく購入したのは、昨年の夏のことでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-10-19 23:56 | Altro | Trackback | Comments(4)


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