カテゴリ:Umbria( 397 )

別天地で復活祭2

 人里離れた山の上にあるRomita di Cesiを訪れる巡礼者や旅人は、修道士、Frate Bernardinoと共に、中世以来の修道院の生活信条、「祈り、働け」に従って、過ごします。

f0234936_1915288.jpg

 写真の手前には、聖フランチェスコの像と野菜畑が見えています。家屋に取り囲まれた中庭に育つヒマラヤスギの巨木が、屋根の上に顔を出し、四方に緑の枝を伸ばしています。

f0234936_1916327.jpg

 このヒマラヤスギ(cedro)の大きいことと言ったら、二人、三人が両手を伸ばして、ようやく木の幹を覆うことができるほどです。

f0234936_19162782.jpg

 イタリアでは、復活祭の翌日の月曜日は国民の祝日です。4月25日月曜日の朝は、まず、教会の鐘を合図に、全員が教会に集まり、Frate Bernardinoと共に祈りを捧げました。そのあと、先ほどのヒマラヤスギの下で朝食。中庭に並べた二つの長いテーブルで、世界中からやって来た皆と、おしゃべりを楽しみながら、朝食を共にしました。写真でテーブルから立ち上がっているのは、ドイツの研究者の方で、日本のお友達から教わったと言って、日本語の「ちょうちょう」の歌を、歌ってくれました。左奥に座っている家族は、スイスからの旅行者です。テーブルでは、イタリア語、英語、ドイツ語、日本語と、いろんな言葉が飛び交っていました。

f0234936_19164317.jpg

 朝食後、Romitaを後にする人は、自分たちの宿泊した場所を掃除して、出発。修道院に残る人は、自分に割り当てられた修道院の仕事を、こなしていきます。

f0234936_19171344.jpg

 修道院での仕事は、食事の準備や食器洗い、花への水やり、動物の世話など、いろいろとあるのですが、たとえば上の写真で左に写っている女性は、学校で美術を教えているので、井戸の上に置かれている美しい表示の数々を、滞在中に制作しました。

f0234936_19173029.jpg

 こちらがわたしたちが寝袋を広げて宿泊した部屋です。宿泊等には電気がないので、夜間は持参した懐中電灯を使用し、水道はないので、井戸であらかじめ汲んでおいた水を、トイレで水を流すのに使いました。不便ではあるのですが、つい数十年前までは、各家庭に、電気も水道もない暮らしが当たり前だったことを思い起こさせてくれて、いい経験になりました。夜は夜空の星を眺め、おしゃべりしたあと、早々と床につきました。宿泊料金は、寄付という形を取るのですが、夕食・朝食代も含めて、一人25ユーロです。

f0234936_19174760.jpg

 Romitaは山の上にあるため、ペルージャの我が家ではもう散ってしまった桜が、まだ白い花を一斉に咲かせていました。

f0234936_19202826.jpg

 別れを惜しみながら、再びリュックを背に、岩やトキワガシの木々の間を通って、山道を下っていきます。

f0234936_19204770.jpg

 山道の途中にも、ところどころに、教えの言葉があります。この板には、「秘訣は、何をするときにでも、必ず愛を少しばかりこめることだ。」と、書かれています。

f0234936_1921232.jpg

 「味わいなさい、ご覧なさい。主はなんと慈悲深いことでしょう。」

 gustareには「おいしいものを味わう」意味と、美しいものを愛でて楽しむ意味があります。道の傍らには、野生のアスパラガスが生えていて、山の幸を味わうことができましたが、シクラメンやランなどの美しい野の花を見て、楽しむこともできました。

f0234936_1922484.jpg

 白や空色のアネモネの花も、ところどころに咲いていました。山を下りる途中で小雨がぱらつき始めたのですが、幸い、本格的に降り出したのは、靴をはきかえて、車に乗りこんだあとになってからでした。

関連記事へのリンク / LINK per gli articoli correlati
- 別天地で復活祭1 / Pasqua alla Romita di Cesi – parte 1
- 瓶も酔っ払い? / Pranzo di Pasquetta all’Osteria UmbriaCo.
- Umbira Online. Turismo Religioso – Eremo la Romita di Cesi


Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ Ninki Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村/Nihon blog mura Blog Ranking

by milletti_naoko | 2011-05-11 12:28 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(8)

別天地で復活祭1

 La Romita di Cesiは、ウンブリア州の南にあるテルニ(Terni)の町から少し離れた山の上にあります。

f0234936_5433731.jpg

 駐車場から、山道を1時間ほど歩いて登ったところに、修道士、Frate Bernardinoと動物たちが暮らしているこちらの宿があります。いつもは復活祭(Pasqua)は義父母宅で大家族が集まって昼食をいただくのですが、今年は友人たちと、この人里離れた館を訪れ、一泊することになりました。

f0234936_543552.jpg

 今年の復活祭は、4月24日日曜日。義父母や前日我が家に到着していたリミニの友人たちと共に、朝食を食べました。わたしと夫は、ふだんは自分たちの家で食事をするのですが、復活祭の朝は、義父母宅で、朝食を共にします。これは、この日の朝は、前日に教会で祝福を受けた復活祭のパン(Torta di Pasqua)、ワイン、そして、ゆで卵をいただくからです。

f0234936_5442152.jpg

 朝食後に車でペルージャを出発したのですが、途中でトーディ(Todi)に住む義弟の家族宅を訪れました。姪っ子たちに、大きなおまけ入りの卵型チョコレートを贈るためです。ディズニー映画、ラプンツェルの包装紙に包まれたチョコレートを贈ったのですが、姪たちはさっそく、包み紙を取り、チョコレートを開け、中に入っていたおまけを見て、喜んでいました。このあと、皆で一緒にトーディの教会、Tempio di Santa Maria della Consolazioneのミサに参列しました。

f0234936_5444666.jpg

 義弟たちにあいさつをしたあとは、車で目的地に向かって進みます。昼食は、チェージ(Cesi)の町の駐車場近くの草原で。パンやサラミ、瓶詰めの野菜を並べて、各自がそれぞれお好みの具をパンの切れに載せて、食べました。この場所を選んだのは、眺めがよかったからです。

f0234936_545864.jpg

 山のふもとのこちらの駐車場に車を置き、Romita di Cesiを目指していきます。寝袋や宿泊に必要な品でいっぱいのリュックを背負って、これから山を登って行きます。

f0234936_5452595.jpg

 道端には、自生のラン(orchidea)が美しい花を咲かせていました。

f0234936_5454767.jpg

 トキワガシ(leccio)の木々の間を通って、坂道を上って行きます。写真の右手前に見えるように、ところどころにピンク色のシクラメン(ciclamino)の花が咲いていました。

f0234936_5461074.jpg

 ようやくRomitaに到着しました。中庭には、色とりどりの花が美しく咲いています。

f0234936_5462683.jpg

 ポニーがのんびりと草を食んでいます。敷地内には野菜畑もあり、連泊をする人には、畑仕事や花の水やりなどの仕事が割り当てられます。

f0234936_5464173.jpg

 建物から下って、しばらく森の中を行くと、眺めのそれは美しい場所がありました。

f0234936_5465781.jpg

 こちらの小さな教会で、朝食前と夕食前に、全員が集まって、Frate Bernardinoの説教を聞き、共に歌いながら祈りを捧げます。

f0234936_5471495.jpg

 到着してから、わたしたちは、休んだり、菜園の野菜や鉢植えの花に水をやったり、周囲を散歩したりしました。教会での祈りの会のあとは、いよいよ夕食。料理をしているのは、修道士、Frate Bernardino。連泊した客が、食事のしたくを手伝っていました。

f0234936_5473153.jpg

 奥に見えるオーブンで、こちらのパンを焼いたのも、連泊した宿泊客だそうです。

f0234936_5474736.jpg

 この晩は、40人あまりと大勢が長い長いテーブルについて、共に夕食を食べました。皆が互いに手を取り合い、祈りを捧げたあとで、セルフサービスで、パスタと羊肉の料理、そして、サラダや青菜炒めを、好きなだけ皿によそって、いただきました。

 宿泊棟には電気も水道もないこちらの宿を、夫たちが知ったのは、聖フランチェスコの足跡を追って、ラッツィオ州のポッジョ・ブストーネ(Poggio Bustone)からアッシジ(Assisi)まで巡礼をした際に、ここに宿泊したからです。一行がRomitaを訪れた4月の半ばには、巡礼中の夫たちだけしか宿泊客がいなかったこの場所が、復活祭のこの日は、数日前から連泊している人も多く、夕食の席は、それはにぎやかでした。

⇒ 記事、「別天地で復活祭2」につづく
⇒ Continua all’articolo, "Pasqua alla Romita di Cesi – parte 2"

LINK
- Umbira Online. Turismo Religioso – Eremo la Romita di Cesi

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ Ninki Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村/Nihon blog mura Blog Ranking

by milletti_naoko | 2011-05-09 22:49 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(4)

アッシジを歩く3

f0234936_434586.jpg

 カルチェリの庵に近いレストランで昼食をすませたあとは、アッシジの町を散歩するために、こちらの駐車場に車を置きました。駐車場からは、前日に歩いたスバージオ山の山なみ(記事はこちら)がよく見えます。

 Dopo il pranzo, abbiamo passeggiato per la città di Assisi. Dal parcheggio si vedevano bene le colline del Monte Subasio dove abbiamo camminato il giorno prima.

f0234936_44132.jpg

 駐車場から階段を登り、今回は、こちらの城門、Porta Nuova(読みは、「ポルタ・ヌオーヴァ」、訳すと「新しい門」)から、町の中に入ります。

 Saliti per le scale, siamo entrati nella città dalla Porta Nuova.

f0234936_443472.jpg

 石造りの家の間から、美しい野山の緑が見えています。
 Tra le case si vede un bellissimo paesaggio.

f0234936_445394.jpg

 目指す聖フランチェスコ大聖堂は、ちょうど駐車場とは反対側の端にあるため、アッシジの町を歩いて、横断して行くことになります。しばらく歩くと、行く手に、聖キアーラ大聖堂の後方が見えてきました。

 Ecco il complesso della Basilica di Santa Chiara.

f0234936_451267.jpg

 聖キアーラ大聖堂は、聖キアーラの死後、1260年頃に建てられたイタリアゴシック様式の聖堂です。地下には、聖キアーラの遺体や、聖女が生前に身にまとった衣装などの遺品が、聖フランチェスコの遺品と共に、安置されています。

 La Basilica di Santa Chiara venne costruita in stile gotico italiano fra il 1257 e il 1265. Nella cripta si conservano il corpo della Santa e diverse reliquie di Santa Chiara e di San Francesco.

f0234936_455011.jpg

 大聖堂前の広場には噴水があり、左手の高みには、大城塞が見えます。

 Nella Piazza di Santa Chiara c’è una fontana. A destra nell’alto si vede la Rocca Maggiore.

f0234936_465378.jpg

 こちらも、大聖堂前の広場から見える風景です。石造りの町並みと町を取り囲む緑の美しいことと言ったら!

 Dalla stessa piazza abbiamo ammirato questo panorama bellissimo.

f0234936_471356.jpg

 時々、町角で、さまざまな芸を披露している人を見かけました。
 Lungo la strada abbiamo visto anche Cappuccetto Rosso e il lupo!

f0234936_473026.jpg

 花やフレスコ画に飾られた建物の前を歩いて、進んで行きます。
 Camminavamo tra gli edifici decorati dai fiori e dagli affreschi.

f0234936_474945.jpg

 ようやく聖フランチェスコ大聖堂が見えてきました。聖堂内には、聖フランチェスコの墓があります。大聖堂は上下二層の教会からなり、上部の教会は1230年に、下部の教会は1253年頃に完成されました。いずれの教会も、13~14世紀に活躍した著名な画家たちのフレスコ画で飾られています。

 Finalmente siamo arrivati alla Basilica di San Francesco. La Basilica contiene la tomba di San Francesco e si compone di due chiese sovrapposte, l’inferiore (1228-1239) e la superiore (1230-1253). Entrambe le chiese vennero decorate dai maggiori pittori del Duecento e del Trecento.

f0234936_482119.jpg

 こちらの写真で正面に見えるのが、上部の教会とその入り口です。上部の教会の壁は、聖フランチェスコの生涯の主要なできごとを、ジョットが描いた美しいフレスコ画に覆われています。

 Di fronte si vede la chiesa superiore. All’interno della chiesa si possono ammirare i meravigliosi affreschi di Giotto, i quali narrano la vita di San Francesco attraverso 28 episodi attinenti alle antiche bibliografie del Santo.

f0234936_484888.jpg

 上部教会前の広場からの眺め。下部の教会前の広場と、その向こうに広がる野山が、見えています。

 Dalla Piazza Superiore di San Francesco si vedono la Piazza Inferiore di San Francesco e la pianura verde.

f0234936_49973.jpg

 こちらは、下部教会の入り口です。
 Questa è l’entrata della chiesa inferiore.

f0234936_492523.jpg

 帰り道にも、芸人さんに出会いました。像のように微動だにしないのに、前に置かれた帽子にお金を投げ入れると、鈴を鳴らして、何やらメッセージの書かれた紙を、お金を入れた人に手渡し、再びまったく動かなくなります。

 Al ritorno abbiamo visto questo signore-statua. Resta immobile fino a quando qualche passante mette i soldi nel cappello. Appena messe le monete, il signore comincia a muovere, suona la campanellina e dà un foglietto con un messaggio al passante gentile e subito dopo diventa di nuovo immobile.

f0234936_494851.jpg

 城門からアッシジを出て、駐車場へと向かう道の途中では、太鼓の練習をしているのに、行き当たりました。この後、友人たちとは、アッシジの鉄道駅で別れ、友人たちは車で、わたしたちは電車で、帰途につきました。次の電車が来るまで1時間以上あったので、待ち時間にもう一度、駅近くのサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会を歩いて訪ねました。いきなり25km歩いたその翌日も、こうしてかなり歩くことになったので、脚が痛み、このあと数日間、筋肉痛に悩まされましたが、また一つ、とてもすてきな思い出ができました。

 Quando siamo usciti dalla Porta Nuova, i musicisti provavano i tamburi. Ascoltando il suono vivace, abbiamo camminato verso il parcheggio. Io e mio marito abbiamo salutato gli amici romagnoli alla stazione di Assisi; tutti verso la casa – loro con la macchina, noi con il treno.

関連記事へのリンク / LINK per gli articoli precedenti(↓↓)
- アッシジへと歩く旅1 / Passeggiata da Spello ad Assisi – Parte1
- アッシジへと歩く旅2 / Passeggiata da Spello ad Assisi – Parte2
- アッシジを歩く1 ~ポルツィウンコラ / Passeggiata ad Assisi1 – Porziuncola
- アッシジを歩く2 ~お食事編 / Passeggiata ad Assisi2 - pranzo
参考資料/ Riferimento bibliografici
- S. Maiarelli, “Guida storico-artistica Assisi. Itinerario francescano”, Edizioni Porziuncola, 2006.
- “Umbira, Cuore verde d’Italia – Assisi” (mappa turistica), Comune di Assisi & Servizio Turistico Associato.

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ Ninki Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村/Nihon blog mura Blog Ranking

by milletti_naoko | 2011-05-02 21:13 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(8)

アッシジを歩く1 ~ポルツィウンコラ

f0234936_18394087.jpg

 長い道のりを歩いて、アッシジにたどり着いた翌日、宿の部屋から外を眺めると、アッシジの町並みと聖フランチェスコ大聖堂が、よく見えました。

 La mattina dopo la lunga camminata ad Assisi, dalla finestra si vedevano bene la Basilica di San Francesco e la città natale del santo.

cfr. 関連記事へのリンク / LINK per gli articoli precedenti(↓↓)
- アッシジへと歩く旅1 / Passeggiata da Spello ad Assisi – Parte1
- アッシジへと歩く旅2 / Passeggiata da Spello ad Assisi – Parte2

f0234936_18413850.jpg

 朝食のあと、宿から歩いて、郊外にあるサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会へと向かいました。教会のクーポラが奥の方に小さく見えています。鮮やかなピンクの花を咲かせているのは、セイヨウハナズオウ。イタリア語では、この木をalbero di Giudaと呼びます。直訳すると「ユダの木」で、これは、キリストを裏切ったユダ(Giuda)が自らの非を悔いて、この木の下で首をつったという俗信があるからです。

 Dopo colazione abbiamo camminato fino alla Basilica di Santa Maria degli Angeli. Lontano si vedeva la cupola della basilica. Era bellissimo un albero di Giuda con i fiori di colore rosa; secondo la credenza popolare Giuda Iscariota si impiccò a quest’albero.

f0234936_1843389.jpg

 45分ほど歩いて、ようやく教会の脇にある泉が見えてきました。
 Dopo la passeggiata di 45 minuti, siamo arrivati alle Fonti Medicee che si trovano al lato sinistro della basilica.

f0234936_18433375.jpg

 こちらが、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会です。
 Ecco la Basilica di Santa Maria degli Angeli.

f0234936_1844416.jpg

この日、4月17日日曜日は、ちょうど枝の主日であったため、教会の入り口で、祝別されたオリーブの枝を受け取りました。

Era il 17 aprile, Domenica delle Palme; abbiamo ricevuto i rami di olivo benedetti.

f0234936_18443842.jpg

 教会でのミサに参列したあと、夫の友人で、合唱団コラーレ・テティウムでも時々歌っている修道士、アレッサンドロが、小さな礼拝堂の中で、聖フランチェスコの人生と、聖人にとってどれだけこの場所が大切なものだったかなどを、わたしたちに語ってくれました。

 Dopo la Messa, Frate Alessandro ci ha dato una bellissima lezione sulla vita di San Francesco, l’importanza della Porziuncola per il santo ecc.

f0234936_184562.jpg

 感動的で心に残るいいお話をうかがったのは、こちらの小さな礼拝堂の中でです。何も持たず、すべてを神にゆだねて初めて、神からの恵みが与えられるのだということ、何においても一番になりたかった聖フランチェスコが、いつしか自分自身ではなく、「神が自分に何をお望みか」と尋ねるまでに成長していったこと。そして、最後に、毎日の生活の中で、家族の中で、少しでも聖人に近づけるために、心がけるべきことは何かを教えてくれました。「子供には簡単にできるのに、大人には難しいんですよ。」という前置きと共に。

 Questa è la cappellina in cui Fra Alessandro ci ha commosso con diversi aneddoti curiosi e insegnamenti bellissimi. Ci ha insegnato anche ciò che possiamo fare nella famiglia, nella vita quotidiana per avvicinarci allo spirito di San Francesco; cose facili per i bambini, ma difficili per gli adulti.

f0234936_18453022.jpg

 それは、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言うことですよ、と。
 Dire ‘grazie’ e ‘scusa’.

 教会の敷地内には、聖フランチェスコにまつわる逸話の残る場所がいくつかあります。こちらの聖フランチェスコ像が抱えるかごの中には、いつ来ても生きたキジバトがいます。この像が建てられたのは、かつてある若者が多くのキジバトをしとめて、売りに歩いていたとき、鳥を哀れに思った聖人が、若者に頼んでキジバトを譲り受けたという逸話からです。鳥たちは、その後、聖人のそばに住みつき、聖フランチェスコが旅立ちを祝福するまで、いつまでも修道士たちのもとにい続けたということです。

 Nel cestino tra le mani della statua del santo c’è una tortora – un giorno San Francesco chiese a un giovane che vendeva le tortore di dargli ‘uccelli così innocenti’. Il giovane le diede tutte al santo e le tortore rimasero con lui e gli altri frati fino a quando San Francesco diede loro la benedizione e la licenza per partire.

f0234936_1847636.jpg

 こちらは、境内に咲くとげのないバラの咲くバラ園です。聖フランチェスコが、修道生活を放棄する誘惑にかられて、自らを戒めようといばらの茂みに飛び込んだときに、いばらからとげが消え、今でも、このバラ園のバラには、とげがないということです。

 In questo roseto crescono le rose senza spine. Secondo la tradizione, per vincere la tentazione di abbandonare la vita di penitenza e di preghiera, San Francesco si spogliò e si gettò in un roveto presso la sua cella; al suo contatto le spine scomparvero e fiorì un giardino di rose che è ancora oggi senza spina.

f0234936_18473490.jpg
Cappella delle rose


 かつて聖フランチェスコが暮らした庵のあった場所に、後にこちらのバラの礼拝堂(Cappella delle rose)が建てられました。

 Il luogo dove c’era la cella che ospitava San Francesco venne trasformato in questa cappella.

f0234936_18475722.jpg

 夫がしゃがみ込んでのぞいている格子の向こうには、こうして十字架と祈りにふける聖フランチェスコの像が見えます。左横には、「ここに聖フランチェスコが住んでいました」と書かれています。

f0234936_18481866.jpg

 教会内部では写真を撮ることができないので、内部の様子が分かるポスターの写真を載せておきます。教会の内部に見える、小さな礼拝堂は、ポルツィウンコラ礼拝堂(Cappella della Porziuncola)。聖人の愛した場所やゆかりの深い場所は他にもありますが、このポルツィウンコラこそ、聖フランチェスコが暮らし、修道会を設立し、贖宥状を与える許可を得、聖フランチェスコが亡くなった場所であり、聖人が最も愛した場所なのです。

 Nella maestosa basilica è inglobata la piccola chiesa della Porziuncola ricostruita con le mani di San Francesco. Alla Porziuncola il santo stabilì la suoa dimora, accolse i primi compagni e fondò l’ordine dei frati minori. Qui San Francesco consacrò Chiara di Assisi al Signore proprio 800 cento anni fa, nella domenica delle Palme del 1211. Qui ottenne la promessa dell’indulgenza: il Perdono di Assisi e infine accolse la morte il 3 ottobre 1226.

f0234936_184994.jpg

 聖フランチェスコの手助けを得て、聖キアーラが信仰生活に入りったのも、このポルツィウンコラであり、しかもそれが、ちょうど800年前、1211年の枝の主日の夜であったと知って驚きました。

f0234936_18492861.jpg

 サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会を後にして、再び歩いて、車を駐車してある宿に戻ります。

 Verso le 11.35 siamo partiti dalla basilica a piedi.

f0234936_1849495.jpg

 緑の中を歩みながら、目に映るアッシジの町並みが、それは美しくて感動しました。
 Godendo del panorama della città di Assisi, abiamo camminato tra il verde dei campi e dei prati.

記事の続きへのリンク / LINK per gli articoli successivi(↓↓)
- アッシジを歩く2 ~お食事編 / Passeggiata ad Assisi2 - pranzo
- アッシジを歩く3 / Passeggiata ad Assisi3
参考資料 / Riferimenti web e bibliografici(↓↓)
- Wikipedia日本語版 - 枝の主日
- I fioretti di San Francesco – Come san Francesco si fece dare certe tortore da uno iovane
- Porziuncola – Il Roseto: la Cappella delle rose
- Assisiofm.org - Porziuncola
- S. Maiarelli, “Guida storico-artistica Assisi. Itinerario francescano”, Edizioni Porziuncola, 2006.

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへNinki Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村/Nihon blog mura Blog Ranking

by milletti_naoko | 2011-04-27 11:54 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(12)

アッシジへと歩く旅2

f0234936_23153764.jpg
アッシジの聖フランチェスコ大聖堂 / Basilica di San Francesco, Assisi 17/4/2011


 目指すはアッシジ(Assisi)聖フランチェスコ(詳しくはこちらの三つ目の記事)の生地で、聖人にゆかりの教会や場所の多い町です。

 La meta è Assisi, città natale di San Francesco.

f0234936_2316583.jpg

 冷たい風と雨に打たれながら、スバージオ山の高みにある十字架を目指して歩きます。十字架は、赤い矢印で示したところに立っています。

 Colpiti dal vento e dalla pioggia proseguivamo il sentiero verso la croce segnalata nella foto sopra con la freccia rossa.

f0234936_23172491.jpg

 ようやく十字架にたどり着きました。眼下にはアッシジの町が見え、眺めはすばらしいのですが、吹きつける風の冷たさに、一同すぐに、折り返して山を下り始めます。

 Finalmente siamo arrivati alla croce; il vento era così forte e freddo che tutti hanno ripreso subito il cammino.

f0234936_23174788.jpg

 そうです。ようやく長い登り道が終わり、あとは、アッシジまで下り道です。

 Ora scendevamo sempre giù verso la città di Assisi.

f0234936_2318201.jpg

 ここまでの道中にも自生の水仙(narciso)の花を時々見かけたのですが、アッシジへと下る途中に、一面に白い水仙の花が咲きほこっている場所がありました。

 Mentre scendevamo, ci siamo imbattuti in un luogo meraviglioso, pieno di narcisi spontanei.

f0234936_23194154.jpg

 長い山道のあちこちに野生のアスパラガスが生えていて、わたしも目にしたアスパラガスは、摘み取って生のまま食べたり歩いたりしていました。山育ちの夫は、おいしそうなアスパラガスがいくつもいくつも目の前に現われる誘惑に勝てなくなったのでしょう、途中から、時々道から逸れて山に踏み入り、アスパラガスの収穫に励み始めました。

 Lungo il sentiero si trovavano moltissimi asparagi selvatici. Mio marito ha cominciato a raccoglierli e anche io e alcuni altri, pur in misura molto inferiore.

f0234936_2321405.jpg

 トレッキング・コースは、やがて道路に行き当たり、しばらく車道を歩くことになりました。道路を歩き始める直前に、フランコと出会いました。フランコは、今朝リミニを出発し、アッシジから、わたしたちと合流するべく、スバージオ山を登っていたのです。一人増えて、総勢9人となり、皆でアッシジを目指します。

 Mentre scendevamo, abbiamo incontrato Franco che ci è venuto incontro partendo a piedi da Assisi.

f0234936_2322029.jpg

 車道の傍らにも、さまざまな野の花が咲いていました。
 Anche lungo la strada si trovavano bei fiori di montagna.

f0234936_23222059.jpg

 こうして、午後3時過ぎに、アッシジの町から離れた山中にある、カルチェリの庵(Eremo delle Carceri)に到着しました。

 Verso le 15.15 siamo arrivati all’Eremo delle Carceri.

f0234936_23242793.jpg

 聖フランチェスコが、世の喧騒から逃れて、瞑想と祈りにふけるために、しばしば訪れていたのが、このカルチェリの庵です。古い庵があったこの地に、15世紀、シエナの聖ベルナルディーノが小さな修道院を建てさせたということです。

 San Francesco si ritirava spesso in questo eremo a contemplare e a pregare. Nel XV secolo sull’antico eremo San Bernardino da Siena fece costruire un convento alla semplicità francescana.

f0234936_23245163.jpg

 カルチェリの庵を訪ねたあとは、再びアッシジを目指して、歩き始めました。十字架が立っていた場所(赤い矢印で示してあります)が、もうこんなに小さく見えます。

 Dopo la visita dell’Eremo, abbiamo ripreso il cammino. Si vedeva già così piccolo e lontano il luogo dove si ergeva la croce.

f0234936_23251775.jpg

 急な下り坂を苦労しながら、下りに下って、ようやくアッシジの町の高みにある城塞、Rocca Minoreの近くまでたどり着きました。

 Era faticosa anche scendere perché la discesa era ripida. Finalmente è comparsa la Rocca Minore di Assisi davanti ai nostri occhi.

f0234936_23254497.jpg

 ようやくアッシジの町の城門、カップッチーニ門(Porta Cappuccini)にたどり着いたのは、午後5時を過ぎた頃でした。

 Verso le 17.00 siamo arrivati alla Porta Cappuccini, ingresso alla città di Assisi.

f0234936_23271148.jpg

 門の前で、皆で記念撮影。わたしが歩いたのは土曜日だけですが。マヌエーラたち4人は、日曜日にリエーティ県のポッジョ・ブストーネを出発し、毎日20km近くもの距離を、1週間歩き通して、アッシジに到着したので、感慨もいっそう深いものがあったことと思います。わたしの夫も皆と共に日曜から木曜まで巡礼を続けたのですが、金曜に合唱団で歌わなければいけなかったため、1日だけペルージャに戻り、土曜の朝に再び、巡礼に合流したのです。

 Foto insieme davanti alla porta. Ho camminato solo sabato, ma la metà del gruppo è arrivata ad Assisi dopo una settimana di camminata, partendo da Poggio Bustone (RI) domenica 10 aprile. Anche mio marito aveva camminato insieme da domenica a venerdì, ma era dovuto tornare a Perugia venerdì per un impegno ed è ripartito di nuovo sabato mattina con me. Sarebbero stati molto emozionati quelli che hanno camminato da Poggio Bustone per arrivare fin qui.

f0234936_23274050.jpg

 と言っても、宿はまだまだ遠く、アッシジの町を縦断した、さらにその下方にあります。美しい町並みを楽しみながら、最後の力をふりしぼって、歩き続けます。

 Tuttavia, l’alloggio era ancora lontana e dovevamo camminare attraversando la bella città di Assisi.

f0234936_2328636.jpg

歩きに歩いて、ようやく町はずれにあるこちらの宿、 Ostello della Paceに到着したのは、午後6時直前のことです。宿の庭に咲く藤の花を眺めながら、思わず芭蕉の句が頭に浮かび、この俳句を、初めて真の意味で、理解できたような気がしました。

  草臥(くたび)れて宿かる頃や藤の花  

 Finalmente siamo arrivati al nostro alloggio, l’Ostello della Pace. Erano quasi le 18.00 e nel suo giardino ci salutavano i fiori di glicine. Mi è venuta in mente subito una poesia haiku di Basho e forse solo in quel momento ho capito l’essenza della poesia.

  草臥(くたび)れて宿かる頃や藤の花
  Affaticato,
  mentre cerco albergo,
  mi scopro sotto i fiori di glicine.

f0234936_23314089.jpg

 この日の夕食は、ペルージャやエミリア・ロマーニャ州から他の友人たちも駆けつけ、子供連れの友人も多かったため、それはにぎやかなものになりました。前菜は、夫が中心になって収穫したアスパラガスの卵焼き。とてもおいしかったです。

 Per cena sono arrivati altri amici da Perugia e dall’Emilia Romagna, molti con i figli. Dopo un agrande camminata, era molto piacevole la cena insieme; è iniziata con la frittata di asparagi raccolti da noi ed era buonissima!

直前の記事へのリンク / LINK per l'articolo precedente
- アッシジへと歩く旅1 / Passeggiata da Spello ad Assisi – Parte1

記事の続きへのリンク / LINK per gli articoli successivi
- アッシジを歩く1 ~ポルツィウンコラ / Passeggiata ad Assisi1 – Porziuncola
- アッシジを歩く2 ~お食事編 / Passeggiata ad Assisi2 - pranzo
- アッシジを歩く3 / Passeggiata ad Assisi3

参考資料 / Riferimenti web e bibliografici
- Assisi Ostello della Pace - HOME
- A.M.Seracchioli, “Di qui passò Francesco. 350 chilometri a piedi o in bicicletta tra La Verna, Gubbio, Assisi… fino a Rieti”, Terre di mezzo, 1994.
- S. Maiarelli, “Guida storico-artistica Assisi. Itinerario francescano”, Edizioni Porziuncola, 2006.
- Matsuo Basho, “Poesie. Haiku e scritti poetici”, La Vita Felice, 1996.

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへNinki Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村/Nihon blog mura Blog Ranking

by milletti_naoko | 2011-04-21 16:35 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(6)

アッシジへと歩く旅1

f0234936_16405735.jpg

 4月16日土曜日は、ペルージャの南方にあるスペッロ(Spello)から、アッシジ(Assisi)まで、約25kmを歩きました。朝7時22分の電車で、夫と共にペルージャ駅を出て、8時頃、スペッロ駅に到着。駅から町に向かって歩いて行くと、スペッロの町並みが、朝の光に、美しく浮かび上がっていました。

 Sabato 16 aprile abbiamo passeggiato da Spello ad Assisi - camminata di circa 25km. Io e mio marito siamo arrivati a Spello con il treno alle otto.

f0234936_16413524.jpg

 友人たちとの待ち合わせ場所は、町の最も高い場所。花とイタリアの国旗に飾られた町の坂道を、二人でひたすら上って行きます。

 Salivamo per le vie verso la parte più alta della città dove avremmo incontrato gli amici.

f0234936_1642294.jpg

 町の高みにある城門で、9時前に友人たち一行と落ち合い、スバージオ山へと向かう小道を登って行きます。

 Abbiamo incontrato gli amici prima delle nove. Dopo saluti e baci, salivamo per il sentiero che conduce da Spello verso il Monte Subasio.

f0234936_16423184.jpg

 道沿いには、オリーブの木々が並び、真っ赤なヒナゲシ(papavero)が、緑の山に彩りを添えています。

 Lungo il sentiero era vivace il rosso dei papaveri in mezzo al verde degli olivi e delle erbe.

f0234936_16431386.jpg

 スペッロの町が少しずつ遠ざかっていきます。
 A mano mano si allontanava di più la città di Spello.

f0234936_16434036.jpg

 坂道を上って行く途中、野原を見つけて、最初の休憩。このとき、午前10時15分。
 Alle 10.15 abbiamo trovato un bel prato per riposarci.

f0234936_16535391.jpg

 CAI(Club Alpino Italiano、イタリア山岳クラブ)の50番トレッキング・コースを歩いて行くと、道はやがて、スバージオ山自然公園の中を進むようになりました。

 Seguendo il sentiero CAI 50, siamo entrati nel Parco del Monte Subasio.

f0234936_16445687.jpg

 道端には、さまざまな野の花が咲いています。色鮮やかなシクラメン(ciclamino)が、群れをなして咲いているところも、たくさんありました。

 La collina era oranata da diversi fiori spontanei. Ci salutavano spesso i fiori dei ciclamini, allegrandoci con il bel colore rosa.

f0234936_16454753.jpg

 ひたすら山道を登り続けて、こちらの泉、Fonte Bregnoに出会いました。
 Dopo una salita lunga e faticosa, abbiamo incontrato la Fonte Bregna.

f0234936_16555367.jpg

 泉のすぐ近くに山小屋やベンチがあり、眺めもいいので、ここで昼食休憩。パンやチーズ、クルミなどを、分け合って食べました。食事を始めたのは、ちょうど正午を過ぎた頃です。

 Accanto alla fonte abbiamo trovato un bel panorama, il rifugio, una panchina comoda. Era mezzogiorno, preparavamo il pranzetto con pane, formaggio, noci ecc. per mangiare insieme.

f0234936_16462748.jpg

 昼食後は、横に長い台形形のスバージオ山の斜面を、さらに高みを目指して、歩いて行きました。
 Dopo pranzo salivamo sul Monte Subasio ancora verso l’alto.

f0234936_1646512.jpg

 午後1時頃、見晴らしのいい草原で一休み。目的地のアッシジが、ようやく見えてきました。赤い矢印で記してあるのが、アッシジの町です。

 Verso le 13.00 ci ripsavamo sul prato panoramico. E’ apparsa finalmente la città di Assisi pur ancora piccola e lontana. Nella foto è segnalata con la freccia rossa.

f0234936_16471461.jpg

 歩いて来た方角を振り返ると、スペッロはもう山影にあって見ることができず、遠くの山々は霞に包まれています。

 Voltandosi indietro, Spello non si vedeva più, nascosta dalle colline. Le montagne lontane erano velate dalla foschia.

f0234936_16473834.jpg

 再び歩き始めたその前方は、暗い雲に覆われていました。山頂近くは、冷たい風が吹きすさび、パラパラと振りつける雨には、時折氷も混じっていました。

 Una grande nuvola nera incombeva su di noi. Tirava un forte vento freddo e cadeva la pioggia a volte mista a giaccio.

f0234936_1648427.jpg

 仲間たちに、そして、美しい花や景色に励まされながら、さらに先へと歩いて行きます。(つづく)
 Proseguivamo il sentiero, incoraggiati dai compagni, dai fiori e dai panorami. (continua)

関連記事へのリンク / LINK per gli articoli successivi
- アッシジへと歩く旅2 / Passeggiata da Spello ad Assisi – Parte2
- アッシジを歩く1 ~ポルツィウンコラ / Passeggiata ad Assisi1 – Porziuncola
- アッシジを歩く2 ~お食事編 / Passeggiata ad Assisi2 - pranzo
- アッシジを歩く3 / Passeggiata ad Assisi3

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへNinki Blog Ranking

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村/Nihon blog mura Blog Ranking

by milletti_naoko | 2011-04-20 09:57 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(12)

町にお出かけ

 今日の午後は、バスを乗り継いで、ペルージャの中心街(Centro di Perugia)へ行きました。ミニメトロができる前は、郊外の我が家から中心街まで、乗り換えなしに行けるバスの便があったのですが、ミニメトロ完成後は、この路線が変更されてしまったのです。

f0234936_756915.jpg

 広場、Piazza Cavallottiでバスを降りて、急ぎ足で、坂道を上って行くと、右手に、趣のある噴水とアーチが見えます。

f0234936_7564064.jpg

 さらにしばらく歩くと、右手に、プリオーリ宮殿(Palazzo dei Priori)の美しい建物が見えてきます。

f0234936_75773.jpg

 同じ場所で、左手を見ると、大噴水(Fontana Maggiore)の後方に、ペルージャの大聖堂、Cattedrale di San Lorenzoの側面の壁が見えています。この広場は、Piazza IV Novembre。もっと暖かい季節には、この広場は、しばしば、コンサートやダンスなどの催し会場になります。

f0234936_7574695.jpg

 今日は、時間がないので、急ぎ足で目抜き通り、Corso Vannucciに出て、プリオーリ宮殿の美しい扉の前を通り過ぎます。この扉は、国立ウンブリア美術館(Galleria Nazionale dell’Umbria)の入り口でもあります。

f0234936_7581562.jpg

 先の扉のすぐ後に、現れるのがこちらの扉。ペルジーノと弟子たちによる、それはみごとな壁画のある、Collegio del Cambioの入り口です。ペルージャでぜひ訪れたい場所の一つなのですが、壁画のすばらしさは、Collegio del Cambio自体のサイト(リンクはこちら)のGALLERIAという言葉をクリックして現れたページで、左側に見える壁画の下にあるVマークをクリックして、数々の作品をご覧になれば、お分かりかと思います。

f0234936_803280.jpg

 中心街に着いてバスを降りたのは、午後4時半過ぎ。急ぎ足で眼鏡屋さんに向かいます。先週土曜に、眼鏡のフレームが壊れてしまい、修理はできないと言われて、新しい眼鏡を注文していたのが、今日できたと聞いて、取りに来たのです。幸い、すぐに支払いを済ませて、店を出ることができました。

 今度はしばらくCorso Vannucciを、逆方向に進みます。西日が差していて、見づらいのですが、左手にプリオーリ宮殿、正面奥に、大噴水と大聖堂が見えています。

f0234936_814557.jpg

 ただし、今度は大噴水まで行かずに、途中で右に曲がります。帰りは、ミニメトロを利用しなければいけないからです。駅に急ぐ道すがら、スバージオ山が雪を頂いているのが見えました。

f0234936_82611.jpg

 スバージオ山(Monte Subasio)は、聖フランチェスコが、「テッツィオ山(Monte Tezio)と双子だ」と語ったというアッシジの山です。確かにどちらの山も、横に長い台形の形をしています。ペルージャからアッシジを眺めると、スバージオ山の斜面に広がるアッシジの町は、霧や霞に覆われて、見えないことも多いのですが、幸い今日は、石で築かれた美しいアッシジ(Assisi)の町が、よく見えました。

f0234936_825069.jpg

 同じ場所から右手を見やると、右の奥には、聖ドメーニコ教会が、そして、その左側には小さく聖ピエートロ教会の尖塔が見えました。写真の右下、何やら細長い白いものが見えます。

f0234936_83879.jpg

 この白いものは、ミニメトロの始発駅、ピンチェット駅(Terminal Pincetto)の屋根なのでした。赤丸で囲んでいる部分が、下の道路から階段を登って、駅に入る際の入り口です。矢印で示している赤いものは、切符の自動販売機です。

 駅より高い位置にいるわたしは、この後、エスカレータを駆け下りて、駅に向いました。午後4時55分までに、ミニメトロに乗らないと、乗り継ぎのバスに乗り遅れる可能性があるからです。

f0234936_835595.jpg

 写真を撮ったり、景色を眺めたりして、道草をしたものの、何とか予定時刻に、ミニメトロ(Minimetrò)に乗ることができました。ドアの上に書かれているPian di Massianoは、ミニメトロの終着駅で、巨大駐車場があるところです。現在では、大型観光バスは、ペルージャ市内に乗り入れることができず、旅行者は、巨大駐車場から、ミニメトロに乗って、中心街を訪れることになっています。

f0234936_842342.jpg

 乗車からしばらくは、ミニメトロはずっと暗いトンネルの中を進みます。ようやくトンネルから出て、後ろを振り返ると、中心街の町並みが次第に遠ざかっていくのが、よく見えます。

f0234936_851376.jpg

 鉄道駅に近い、ミニメトロの駅、フォンティヴェッジェ駅(Stazione Fontivegge)の近くからは、鉄道の線路と、並ぶ電車がよく見える瞬間があります。

 こうして、ミニメトロに10分ほど乗った後、コルトネーセ駅で降りたわたしは、幸い、午後5時5分発の、乗り継ぎのバスに乗ることができ、その数分後には、家に帰ることができました。行きも帰りも乗換えが必要だったのに、眼鏡を購入して、家を出てから1時間後に帰宅できるとは思っていなかったので、うれしかったです。1時間後に出る次のバスを待っていたら、日が暮れてしまい、寒さに凍えたことでしょう。切符は、乗車して刻印してから70分間有効なので、1枚の切符だけで、往復することもできました。

関連記事
・「ミニメトロでペルージャ満喫」(リンクはこちら
・「気分は宇宙旅行 ~アルトゥーロ旋風(1)」(リンクはこちら
・「気分は宇宙旅行 ~アルトゥーロ旋風(2)」(リンクはこちら

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

by milletti_naoko | 2011-02-26 00:07 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(8)

夕日とかけくらべ

 2月18日金曜日の夕方に、夫と二人で、テッツィオ山(Monte Tezio)へ、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の夕焼けを眺めに行きました。

f0234936_6225241.jpg

 テッツィオ山の散歩コースには、湖の見晴らしが美しいミーララーゴ(Miralago)という場所があるのです。

f0234936_6231610.jpg

 こちらが、テッツィオ山自然公園の入り口です。手前の駐車場に車を置いて、登山靴にはきかえます。緑の鉄柵の左側から、公園に入ると、坂道が続いていて、そのまま、まっすぐ行くと、頂上までの登山コースに行くのですが、坂道の途中で左に曲がると、湖の眺めがいい場所に、たどり着くことができます。

f0234936_6233285.jpg

 夏には、道の端々に野生のアスパラガスが見つかり、ヒナゲシやエニシダなどの花が咲き、緑でいっぱいの道(記事はこちら)も、冬には、常緑樹が多いとは言え、なんだか冬枯れの風情を見せています。

 ふだんは、ここに夕日を見に来るときは、日没の直前に到着して、日が沈むのを見届けてから山道を下りるのですが、この日はひどく寒かったため、最初の写真のように、雲に隠れていた夕日(tramonto)が、ようやく顔を見せて、空と湖を茜色に染め出してから、すぐに山を下ることにしました。

f0234936_6241265.jpg

 日が沈んで、寒くなる前にと、帰り道を急ぐわたしたちの右手に、木々の間から、紅に染まりゆく空と湖が、よく見えました。

f0234936_6252751.jpg

 「茂みに隔てられているから、いい写真は撮れないよ。」と、夫に急かされながら、それでも、時々立ち止まっては、夕日にカメラを向け、夫の後を追いながら、坂道を下って行きます。

f0234936_6254780.jpg

 曲がり角を右に曲がり、まっすぐに駐車場と下る坂道は、両側に背の高い木が並んでいるため、空の低い部分は見えず、青い空の高みに、横長に伸びるピンク色の帯が、目に映ります。

f0234936_626426.jpg

 午後5時半に、夕日と湖に別れを告げてから、25分ほど歩いて、駐車場に戻りました。靴をはきかえながら見た南の空は、まだ明るく、水色やピンク色など、淡いパステルカラーに美しく染まっていました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

by milletti_naoko | 2011-02-24 22:27 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(2)

夏のマッジョーレ島

 トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)に浮かぶマッジョーレ島(Isola Maggiore)には、前回の記事(記事はこちら)でもお話ししたように、野生のキジとウサギがたくさんいます。今回は、まず島に住む動物たちをご紹介します。

f0234936_41212.jpg

 オリーブの木の下で、ウサギ(coniglio)が2匹、のんびりと草を食べています。

 夏にマッジョーレ島を散歩すると、わたしたちが歩くその直前を、野ウサギがいきなり飛び出して横切るということも、よくあるのですが、おとといは、冬だからかウサギもわずかしか見かけず、キジはまったく見当たりませんでした。というわけで、今回の写真はすべて、2009年6月28日に撮影したものです。

f0234936_41218.jpg

 夏は、野生のキジ(fagiano)も、島のあちこちで、見かけることができました。ただ行くときによって、キジの数がとんでもなく多いときと、非常に少ないときがあるので、ひょっとしたら、時々島の人がこっそり捕まえて食べているのでは」という疑いが、頭をもたげたりもします。

 彩りが鮮やかで美しいオスのキジも、もちろん島のそこかしこにいるのですが、写真で撮るのには難しい遠い場所にいたり、逃げ去ってしまったりしたので、撮影することができませんでした。

f0234936_4139100.jpg

 この日は、トゥオーロではなくパッシンニャーノ(Passignano)の港から、フェリーに乗って、マッジョーレ島に向かいました。ペルージャから島へのフェリー(traghetto)が出るパッシンニャーノとトゥオーロの町へは、APMのバスでもTrenitaliaの電車でも行くことが可能です。公共の交通機関を使う場合には、パッシンニャーノでフェリーに乗り換えることをお勧めします。というのは、パッシンニャーノの方がペルージャに近い上に、駅やバス停の場所がフェリー乗り場に近いからです。逆で車で行く場合には、パッシンニャーノでは港の近くの駐車場がすべて有料であるため、遠くてもトゥオーロ(Tuoro)まで足を伸ばした方が、駐車場が無料なので、時間を気にせずに、ゆっくりと島での散歩を楽しむことができます。

f0234936_422773.jpg

 パッシンニャーノのフェリー乗り場には、ご覧のようにちゃんとした切符売り場(biglietteria)があります。ですから、乗船してから切符を買うことも可能ですが、できればここで切符を買っておいた方が、安心です。季節ごとに変わるフェリーの時刻表も、頼めば無料でもらうことができます。

f0234936_425222.jpg

 フェリーが港を遠ざかると、美しいパッシンニャーノの町の全貌がよく見えます。石畳の町並みに趣があり、トラジメーノ湖や周囲の山々をはるかに見渡すことができる高い塔もあり、パッシンニャーノも散歩が楽しい町です。陶器を売る店やおいしいジェラートが食べられる店もあります。

f0234936_4393.jpg

 パッシンニャーノから出発すると、前方の右手にミノーレ島(Isola Minore)が、そして左手に、マッジョーレ島(Isola Maggiore)が見えます。

f0234936_433790.jpg

 フェリーは、かつて修道院(Chiesa e Convento di San Francesco)であり、のちに貴族の館(Villa Guglielmi)となった美しい建物のすぐそばを通って、マッジョーレ島の港へと向かいます。改修工事中で立ち入り禁止のため、フェリーや船で湖から眺めることができるだけのこの建物は、美容センターになる予定だと聞いています。

f0234936_441535.jpg

フェリーが港に近づいて来ました。夏には、柳も緑の葉に覆われ、島全体が緑に満ちています。

f0234936_44306.jpg

 キョウチクトウ(oleandro)も、白やピンクの美しい花を、そこかしこに咲かせていました。

f0234936_445523.jpg

 マッジョーレ島には、聖フランチェスコが訪れた際の奇跡やできごとを語る伝説がいくつもあります。たとえば、こちらの礼拝堂、Cappellina della “Fonte di San Francesco”(聖フランチェスコの泉礼拝堂)。

f0234936_454410.jpg

 聖フランチェスコが両手で地面を掘っていると、水が湧き出てきたというその場所に建てられた礼拝堂で、下の格子の間からは、今でも水がたたえられているのを、見ることができます。マッジョーレ島にいくつかある聖フランチェスコゆかりの場所は、すべて島の東側にあります。

f0234936_46190.jpg

 島の高みに建つ大天使聖ミカエル教会から、修道院の脇を通って小道を下ると、マッジョーレ島の東側の岸辺にたどり着きます。ここからは、ミノーレ島が左に、その右側にパッシンニャーノの町が、遠くに見えます。

f0234936_461955.jpg

 小道は湖のすぐ近くを通っていて、緑の木々に覆われています。時々道の傍らにベンチや岩があるので、腰を下ろして、美しい景色を、心ゆくまで楽しむことができます。

f0234936_463453.jpg

 夏は観光客が大勢いるので、フェリーも大型で、湖畔の多くの町から出発する上、冬に比べると、便の数もかなり多いのです。わたしたちがマッジョーレ島で散歩をしている間だけでも、あちこちの町と島の間を行き来するフェリーを何度か見かけました。

f0234936_46502.jpg

 この日、6月29日にパッシンニャーノの港に帰り着いてから、夕焼けにほんのりと染まったマッジョーレ島を撮影したのは、午後7時39分。おとといトゥオーロ湖畔で撮影した夕焼けの写真(記事はこちら)が午後5時半頃のものですから、夏の方が日が長いのがよく分かります。

 夏は夜になっても屋内が暑いので、パッシンニャーノの町まで来て、湖のほとりを散歩する人も、遅くまで大勢いて、湖畔には露店もたくさん並んでいます。わたしたちも夏には、トゥオーロのお気に入りのピザ屋(記事はこちら)でピザを食べたあと、帰り際にパッシンニャーノに寄って、湖畔をしばらく散歩してから帰宅することが、よくあります。

参照にした資料・LINK
・E. Gambini & M. Santanicchia, ”Isola Maggiore. Guida storico-artistica”, Edizioni Associazione Turistica, Pro-Loco Isola Maggiore, 2007.
Medioevo in Umbria – Isola Maggiore 
Trasimeno – Isola Maggiore
Trenitalia, Ferrovie dello Stato - HOME
APM (Azienda Perugina della Mobilità S.p.A.) - HOME

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

by milletti_naoko | 2011-02-06 20:12 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(4)

湖とマッジョーレ島2

 マッジョーレ島(Isola Maggiore)(記事はこちら)の高みにあるこの教会は、Chiesa di San Michele Arcangelo(大天使聖ミカエル教会)です。

f0234936_8594685.jpg

 1136年にはすでに存在していたという記録があるものの、現在の形となったのは、13世紀のことであろうと、教会前の案内看板に説明がありました。

f0234936_901962.jpg

 わたしたちが訪れるときには、いつも教会が閉まっているので、まだ見たことがないのですが、教会の内部は、13~15世紀に描かれた美しいフレスコ画で、飾られているということです。

f0234936_911529.jpg

 マッジョーレ島はごく小さな島なので、教会から左の方を眺めると、オリーブ園と木々の向こうに、改修中の修道院の塔が見え、さらにその向こうには、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)が広がっています。

f0234936_9161198.jpg

 参考までに、この教会と改修中の修道院(前日の記事を参照)がよく見える、島を別の角度から撮影した写真を、添えておきます。写真は、2009年10月25日に、トラジメーノ湖を友人たちとヨットと周遊したとき(記事はこちら)のものです。

f0234936_9162533.jpg

 修道院よりもやや右の方向を眺めると、湖畔にそびえるカスティッリョーネ・デル・ラーゴ(Castiglione del Lago)の美しい町も、よく見えました。

f0234936_922980.jpg

 聖フランチェスコもまた、このマッジョーレ島を訪れたことがあります。修道院の脇へと向かう道を下っていくと、聖フランチェスコゆかりの場所を訪ねることができるのですが、今回は帰りのフェリーの出発まで時間がなく、また、日かげになっていて寒かろうということで、行きませんでした。

 今回は、大天使聖ミカエル教会の前を通り、そこからオリーブ園の間を通る坂道を下って行くことにしました。実はマッジョーレ島には、野生のウサギとキジがたくさん住んでいます。ウサギが食べてしまうので、地面に草がほとんど残っていないのが、写真を見れば、お分かりかと思います。あちこちに見える草むらのように見える緑の植物だけは、ウサギが好まないからか、毒があるからか、食べられずに残っています。

f0234936_931013.jpg

 道の右手に生えている古いオリーブの木の、長い歳月に耐えて今も生きるその姿が美しく、感嘆しながら、坂道を下りました。

f0234936_934815.jpg

 今回、わたしたちは、島の西側にある港からマッジョーレ島に上陸して、赤で印した小道を、矢印の方向に進んで、散歩をしました。

f0234936_94347.jpg

 島の高みに建つ教会から、長い坂道を下ると、こちらの教会、Chiesa di San Salvatoreがあります。

f0234936_942790.jpg

 12世紀に建てられたというロマネスク様式の教会の横を通り過ぎると、家が立ち並ぶ通りまで、あとわずかです。

f0234936_944654.jpg

 ここまで来れば、港はすぐ近くです。フェリーが港に近づくのが見えた、と夫が言うので、急ぎ足で港に向かいました。

f0234936_952821.jpg

 フェリーへと向かう桟橋の上から、撮影した写真です。傾きゆく日の光を浴びて、風景がオレンジ色を帯びています。アヒルたちがのんびりと、日なたぼっこをしています。

f0234936_954536.jpg

 フェリーがトゥオーロの港に到着したのは、予定どおり午後5時5分。

f0234936_96263.jpg

 ちょうど夕日が、水平線の向こうに姿を消そうとしている頃でした。
 
f0234936_962078.jpg

 湖畔のバールでホットチョコレートを飲み、ゆっくり休んでから外へ出ると、美しい夕焼けが、わたしたちを待ち受けていました。湖面が、夕焼けのピンクと薄暗い青空を共に映し出す、こういう風景は、初めて見るように思えて、再び桟橋まで歩いて、美しい湖の色を楽しみました。

⇒公共の交通機関を使っての行き方や、島に住む野生のウサギとキジ、今回は訪ねなかった場所については、記事、「夏のマッジョーレ島」(リンクはこちら)で、ご紹介しています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

 この記事いいなと思ったら、応援の1クリック(↓↓)をお願いします。
Cliccate sull'icona (↓) se vi piace il blog.
人気ブログランキングへ

こちらもクリック↓↓ ありがとうございます!
Cliccate anche su questa icona, per favore!
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

by milletti_naoko | 2011-02-06 01:19 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(6)