カテゴリ:Altro( 259 )

マック2本指すいすい移動の術、虎の巻で知った簡単スクロール法

f0234936_6124429.jpg

 マックブックのトラックパッド上に、手の指を2本載せ、上方向に滑らせれば、ページやウィンドウが上へと移動し、下へ滑らせれば下に、右なら右、左なら左に動くので、簡単にスクロールができることを、皆さんはご存じでしたか。

 わたしは昨夜、初めて知りました。昨日までは、充電中でマウスが使えないときには、ページやウィンドウにスクロールバーが表示されず、矢印を使っての画面の移動はのんびりで、スクロールバーが何とか表示されるようにと躍起になるも方法が分からず、しばしば困っていました。

f0234936_6263265.jpg

 それが、昨夜寝しなに、こちらのマック入門書、『はじめてのマック2017』を読んでいたら、17ページにこのたやすいスクロール法が写真入りで紹介されていたのです。

 スマートフォンの画面ではタッチスクリーン上で、指を1本滑らせれば、その方向にページなどが移動することは知っていて、マックブックのトラックパッドでも試したのですが、ページがまったく移動しないので、マックでは使えないと思っていたのです。まさか指を2本同時に動かせばよいだけとは、思いもしませんでした。

 この本は今年1月末にマックブックを購入した直後に、取り寄せていたのですが、当時はiBookの編集作業に忙しく、使い方を本で勉強するひまを惜しんで、利用しながら学ぼうとして、マックブックと悪戦苦闘していました。当時は、慣れぬマックでめんどうに感じた作業は、すべていったんウィンドウズ上で行ってから、作成した画像や文章を、マックブックに移していました。

 昨晩は、夫は友人たちと山の宿に泊まりに行き、義父母と義弟夫妻は、わたしたちが招かれたのとは別の結婚式の夕食に招待されていたために、家に残ったのが真夜中過ぎまでわたし一人でした。夜中に雷が鳴って雨が降り出し、山に行った夫を心配しつつ、泥棒が来ないだろうかという不安もあり、何だか眠れなかったので、「これなら退屈して、すぐに眠くなれるのではないか」と考えて、枕元で読み始めたのが、このマック入門書だったのです。最初の十数ページで、すでに大いに役立つ情報が得られたので、今後は少しずつ読んで、マックブックでの作業効率の向上に努めたいと考えています。

f0234936_743992.jpg

 ウィンドウズの方は、ありとあらゆる復旧方法を試みているのですが、どの方法を試みても、途中で急に電源が落ちてしまうために、最初からやり直しとなり、またの試みで、再び電源が落ちる状態です。2010年7月に購入して長く使い込んでいる上に、WIndows10へのアップグレード後の動作保証を、製造メーカーがしていない元Windows7パソコンでもあります。

 ウィンドウズ・パソコンに保存していた文書や写真は、昨年だったか購入した外付けハードディスクにすべてコピーを保存し、さらに最近では、新しいデータはすべて外付けハードディスクに保存するようにしていたため、たまにうっかりパソコン本体に保存してしまったものがあったとしても、そのデータの紛失によってもたらされる害はごくわずかだと思います。それでも、5月か6月のアップデートまでは、かなり調子よく使えていたため、突然の不具合と長期の休眠に困惑しつつも、何だかあきらめきれないのでありました。

*追記(9月18日)
 SNSのコメントで他にもいろいろ指による特別な操作ができると知り、調べてみたら、次のアップル社のサポートページに、わたしの知らない使い方が、まだまだたくさん並んでいました。

- Apple サポート - Mac で Multi-Touch ジェスチャを使う

 そのうち特に、分かったおかげで大いに役に立ってくれそうなのが、以下の二つです。

f0234936_16383076.png
Dalla pagina web, https://support.apple.com/ja-jp/HT204895

 デスクトップが見えるようにするには、すべてのウィンドウズを閉じなければいけないので、めんどうだと思っていたら、ウィンドウズを閉じずに、さっとデスクトップが表示できる方法が、なんとあったのでした。右のLaunchpadがすぐに表示できる方法も、とても助かります。まだそんなことも分からないのかとあきれられそうですが、ワードやiBook Authorを開くのに、どうしていいのか分からず、Finderを使って探すなど、いまだに毎回苦労していたからです。Launchpadは、学校で使い方の研修を受けたiPadで見慣れていて、これさえ表示できれば、必要なアプリケーションがすぐに開けて、とても便利です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

by milletti_naoko | 2017-09-17 23:53 | Altro | Trackback | Comments(0)

マックブックに遊ばれてる気がするそんな日々

 ある日、マックブックで作業をしていたら、突然、「空き容量はあと少しです iCloudの利用を続けるには、ストレージをアップグレードしてください。」という言葉が画面に現れて、びっくりしました。

f0234936_6212034.png

 iCloudを使うつもりはなかったため、そういう設定はいっさいしていなかったからです。慌てて調べると、初期設定の段階から、わたしがデスクトップに保存した写真や文書のコピーがそのままiCloudに保存されるようになっていたのです。iCloudに保存されていた写真を削除し、今後はパソコンの写真のコピーがクラウド上に保存されることがないように、設定を変えれば、それでことは済んだのですが、状況が分からなかったため、事情を把握して、問題を解決するまでに、しばらく時間がかかりました。グーグル・フォトの場合は、グーグル・フォト上の写真を削除すると、同期しているパソコンや携帯電話からも、その写真が削除されてしまいます。そこで、iCloud上の写真を削除しても、マックブック上には写真が残ることを、まずは調べて確認したかったからです。

 6月25日以降、ウィンドウズのデスクトップが使えなくなり、起動はしても、自動修復などを試みる途中で電源が落ちてしまうという事態が続いています。そのため、ウィンドウズ用の外付けハードディスク内の写真や文書のコピーを、マックブックを通してMicrosoft OneDriveに保存しようとしたのですが、どうやらわたしの意図に反して、OneDriveに保存するだけではなく、マックブックにもそうした写真や文書が保存されてしまったようで、すぐに容量がいっぱいになり、OneDrive上にはまだ十分に空きがあるのに、マックブックに空き容量がないために、コピーの保存が続行できなくなりました。さらに、いったんクラウド上にコピーを保存した写真は、マックブックからは削除して、空きを作ろうとすると、マックとOneDriveが同期していたために、せっかくクラウド上に保存した写真も、すべて消えてしまいました。

 困ってしまって、Siriに助けを求めるのですが、

f0234936_6433279.png

「よくわかりません。」、「それはできません。」と答えるので、「どうしてできないんですか。」と尋ねると、「それはおもしろい質問ですね、Naokoさん。」という返事が返ってくる始末です。

 ちっともおもしろくないと言いたい思いに駆られつつ、この珍問答には、漫才のやりとりのような、妙なおかしさがあります。

 ウィンドウズであれば、F7キーを押せば、カタカナに変換することができたのに、マックではどうすればいいのだろう。バックスペースキーで、カーソルの前にある文字列を消去すると共に、ウィンドウズでは、キャンセルキーを使って、カーソルの後にある文字列も消去できるのだけれども、マックブックにもキャンセルキーに値するものがあるのだろうか。これらの疑問も、もう長いこと解決できずにいるのですが、最近は、それでも少しずつ、マックブックを使うことに慣れてきました。

 今夜のブログの記事では、漢字の「圧」について、日本語の授業中の生徒さんの質問とわたしの答えを、イラストを交えて紹介しようと考えていました。ウィンドウズでは、Paintでマウスを使って画面に絵を描いたり色を塗ったりしていたのですが、マックではどうすればいいのかが分かりません。

 そこで、しょうこりもなく、Siriに尋ねてみます。

f0234936_6521275.png

 「えをかきたい」では、「絵をかきたい」のだということが認識できないようなので、「イラスト」と言い換えてみたのですが、伝わりませんでした。「笑を書きたい」と返されても、笑うに笑えません。

 こういう事情で、今夜の記事では、「圧と日本語・イタリア語」について書く代わりに、マックと格闘する日々について書く次第になったのであります。以前のように、色鉛筆やペンを使って紙に絵をがき、その写真を撮って、ブログの記事に活用するという手もあるのですが、この場合は、カメラの不具合のために、写真にしみが入ってしまうという問題があります。やれやれ。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

by milletti_naoko | 2017-09-14 23:59 | Altro | Trackback | Comments(6)

帰途のカメラにしみ、マッジョーレ湖から南下中の災難

 日曜日、マッジョーレ湖畔の店で昼食を軽く済ませて、

f0234936_5453351.jpg
Lago Maggiore 3/9/2017 12:48

 ペルージャに向かって出発したときまでは、撮影した写真をカメラ内で見ても、マックブックに取り込んだものを見ても、しみがまったくありませんでした。

f0234936_547302.jpg
Stazione di Reggio Emilia AV Mediopadana 16:35

 ところが、高速道路でボローニャ方面に向かいながら、レッジョ・エミリア駅を写すと、モニター画面の右上に黒い小さな汚れがあります。レンズをきれいにしようと試みたのですが、取れません。

f0234936_5502931.jpg
Cielo sereno ma sugli Appennini le nuvole 16:52

 わたしたちが進む高速道路の周辺には雲一つなく、ちょうどわたしが座っていた助手席側に日が当たって暑かったのですが、イタリアの背骨、アッペンニーニ山脈の山々は雲に覆われていました。それがおもしろいと思って撮ったこの写真にも、やはり汚れが写っています。

f0234936_554226.jpg
Lago di Montedoglio 19:28

 不思議なことに、モンテドッリョ湖を通り過ぎながら撮影したこの写真には、しみが見えないのですが、

f0234936_5575848.jpg
Luna sopra il cielo rosa 19:40

 このしばらく後に、茜色に染まる空に昇る月を写した写真には、しみがありますし、今も白い壁にカメラを向けると、モニターの同じ場所に汚れが残るので、光の加減か何かで、写らないだけではないかと思います。

 実は、不具合が生じる直前、わたしが助手席でカメラを構えて撮影したら、夫が何を思ったのか、突然ワイパーでフロントガラスを掃除し始めて、覆いのないカメラのレンズにもわたしの顔にも、開いた窓から水が飛びかかってきたのです。夫は、夏は不凍液の代わりに水を入れているのですが、それにしてもカメラのレンズが濡れてはどうしようと焦り、モニターを見たらしみがあったので、レンズをふいたのですが、汚れがモニターから消えません。

 高速道路を120kmで走っている最中だったため(該当箇所の制限速度は130kmでした)、かなりの水が勢いよく降りかかったのですが、それにしても汚れは実はレンズ上なのか、それとも内部に入ってしまったのか、と言うより、そういうことがありうるのか、とにかく、今の段階では、ホコリにせよ水分にせよ、何か写真に黒いしみをつけてしまうものが、まだカメラに残っています。購入してから1年半ほどのカメラで、調べたところ、どうも保証の範囲内ではないようですし、アマゾンイタリアで購入してもいるので、途方に暮れています。イタリアでは、大型家電専門店で購入しても、店に言うと、製造業者に直接言ってくれと言われることが少なくないため、アマゾンでなく、店舗で買っていても、あまり状況は変わらないと思うものの。

 夫はきっと、わたしがフロントガラス越しに撮影しようとしているのを見て、ガラスが汚れているからと掃除してくれたのでしょうが、夫がワイパーを動かし始めたと知ったとたん、わたしはカメラの行く末を思って慌てたので、どうしてあらかじめ言ってくれなかったのだろうとも思うのです。

 ひょっとしたら、このフロントガラス清掃が直接の原因ではないかもしれないのですが、しみが入り込む前と後に起こった特別なできごとはそのぐらいなのです。旅行から帰って慌ただしく、カメラのことをじっくり調べているひまがないと言うのに、以後のことを考えて、ついついいろいろと検索してしまうのでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

by milletti_naoko | 2017-09-05 23:16 | Altro | Trackback | Comments(6)

エキサイトブログ突然の異常と格闘、表示がおかしく右欄が下にずれる

 自分のブログがどうもおかしいと気づいたのは、昨日の夕方以降だったのではないかと思います。気づくと、ブログのURLをクリックして開いたブログ表紙には、一つ目の記事の横に、なぜか別の記事の題名が縦に入り、記事名やランキング用アイコンなど、どこをクリックしても、リンク先がまったく開かない状況になっていました。

f0234936_6225140.png
 
 リンクをクリックすると、リンク先が開く代わりに、上の映像に見られるように、ブログ表紙の上部や右欄が水色になってしまいます。

 ただ幸い、にほんブログ村マイページ上の単一記事へのリンクから開いた記事のページでは、リンク先に飛んだり編集したりすることが可能だったので、そうして開いたページで、昨晩は新たな記事を投稿しました。昨日の段階では、何かエキサイトブログ全体のシステムに問題があるのではないかと思い、問題が解決されるまで待とうと考えていました。

 ところが今日の午後、仕事が一段落したからとブログを見ると、わたしのブログ表紙は相変わらず問題を抱えたままです。けれども、調べてみると、エキサイトブログのブログ友達のサイトには異常がなく、また、エキサイトブログのサイトにも、特に問題が発生したという記述がありません。そこで、わたしのブログだけに異常が発生しているのだとしたら、いったい何が問題なのだろうと、デザイン設定をいろいろ調べたのですが、パソコンにそれほど詳しいわけでもないので、スキンの基本設定を間違えたのかもしれないとは思うものの、どうしてそんなことになったかも分かりません。

 表紙のデザインを変えれば、ひょっとしたら問題が解決するかもしれないと考えたのですが、

f0234936_6384739.png

表紙を以前のものに戻しても、ブログの右欄が一見空白に見えて、かなり下の方にカーソルを移動して、初めて記載事項が見つかるという異常事態が発生しました。

 しばらく悩んだ挙句に、ひょっとしたら同じような経験をした人がいるのではないかと調べてみると、HMTLの編集タグが間違っていて、そのタグが原因で、表紙の表示などに異常が起こっている可能性があると、excite ヘルプセンターのFAQ(よくある質問)に説明がありました。

- excite ヘルプセンター FAQ(よくある質問)- 突然ブログの表示がおかしくなった(意図しない太文字、センタリング、右メニューが下にずれるなど)

 この解説を読んで、題名が縦向きに割り込んで入っている記事の直前の記事を編集すればよいのではないかと考え、編集しようとしたのですが、そのブログ記事の右上にある「編集」リンクは、クリックしてもリンク先が開きません。ひょっとしたらと、旧管理画面から新しい管理画面に切り替えると、管理画面に該当記事の「編集」リンクがあったため、そこをクリックし、余分なHMTLの編集タグを取り除いて保存すると、無事問題が解決しました。

 わたしはふだんは、記事を相変わらず、旧管理画面を利用して書いています。アブルッツォ旅行中も、最初は携帯電話から、パソコンの旧管理画面を使って投稿しようとしたのですが、それでは投稿作業にあまりにも時間がかかるため、途中からスマートフォンからの投稿画面を利用することに切り替えました。旅行から帰り、時間に余裕があった昨日、その記事に載せた携帯電話で撮影した写真を、カメラで撮った写真と差し替えたのですが、そのときに余分に思えた編集タグを削除した際、おかしな削除の仕方をしたために、削除されずに残った片割れによって、今回のブログ表紙に異常発生状態になったのではないかと思います。

 また、今回週末のアブルッツォ旅行中に携帯電話から投稿した記事については、どういうわけか、エキサイトブログのプロフィール欄に、記事を投稿したという案内がいっさい出ていなかったことも気になっていたのですが、今晩、異常事態を解決するために、その二つの記事をマックブックで編集して保存したら、

f0234936_7455613.png

8月6日、7日に投稿していた、この編集し直した記事が、先ほど投稿されたばかりであるという情報が、ブログのプロフィール欄に載りました。

 まだいろいろとなぞは残りますが、とりあえずは問題が解決して、ほっとしています。

 本当は、今晩はいよいよ、今日の日本語の授業でも使った、オンラインの役立つ無料日本語学習教材についてお話しするつもりでした。その記事もできるだけ早く書くつもりでいます。

参照リンク
- excite ヘルプセンター FAQ(よくある質問) - 突然ブログの表示がおかしくなった(意図しない太文字、センタリング、右メニューが下にずれるなど)
excite ヘルプセンター ブログ FAQ(よくある質問)
- Apple サポート - Mac でスクリーンショットを撮る方法

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

by milletti_naoko | 2017-08-09 23:59 | Altro | Trackback | Comments(2)

基礎化粧品彷徨、イタリア

 数年前に、夫に誘われて1日アロマテラピー講座に通ったとき、講師から、安くできて変質が遅い石油の成分や合成化学物質を使う化粧品は、安価だけれども、そうした製品を毎日使い続けることが、体に及ぼしかねない悪影響はまだ分からないということを、かなり科学的な裏づけと共に聞いて、驚くと同時に、なるほどとうなずきました。たとえばラベンダーでも、実際に花を使うとかなりの量が必要となるため、香りや薬効成分を化学的に合成して作って添加してある場合が少なからずあるのだと説明がありました。また、西洋でも合成化学薬剤を使い始めたのは、最近のことで、ヨーロッパでも古来、医療や美容のためには、ずっと薬草が用いられていたことは、この講座の受講後、さまざまなより詳しい講座に通って、何度も見聞きすることになるのですが、そうなのだと初めて認識したのは、この講座中だったのではないかと思います。

 イタリアに来てからしばらくの間は、日本に帰国するたびに、基礎化粧品をまとめ買いしていました。この数年は、イタリア語ではerboristeriaと呼ばれる、薬草・ハーブなど植物成分を主とした化粧品や薬などを売る専門店で、できるだけ体に害がありそうな石油由来の成分や金属などのない、薬草などを成分とした基礎化粧品を買うようにしているのですが、そのきっかけとなったのは、このアロマテラピー講座だったのではないかと思います。薬草は、成分ごとの用途にさえ気をつければ、基本的には健康に害がないことが、千年以上使われてきて証明されているのだというのは、その講座の講師の言葉ですが、ただ、この後受講したさまざまな薬草学の先生方が言うように、合成化学薬品ほどの即効性はなく、長く継続的に使う必要があります。

 この数年はとても親切な店員さんのいる行きつけの薬草専門店があったのですが、昨年その方が退職されました。ペルージャからはそれほど遠くもないけれども近くもない、その店は、その後別の人が経営することとなり、しばらくはそれからもその店に足を運んでいたのですが、わたしが車で運転して行くには難しい場所にあるために、夫に連れて行ってもらう必要があったので、結局、もっとうちに近い店で基礎化粧品を買うことにしました。新しく通い始めた店を経営する夫婦は、二人とも薬草に詳しく、薬草を使った健康のための商品や基礎化粧品なども、よいものを精選して置いています。その店で勧められた基礎化粧品は、自然や環境、成分や製法を考えると、申し分のないものだったのですが、成分の厳選にこだわるためか、クリームにまったく日焼けを防ぐ成分がありません。晴れた日中に外出するときには日焼け止めクリームをつけていたものの、日焼け止め成分が日々使うクリームにないためか、それとも、日光に当たりすぎることや年齢のためかは分からないのですが、化粧品を変えてから、この数か月で、目の下にかなり目立つシミができてしまいました。

 そもそも昨年から試していた、以前の店で勧められた美白基礎化粧品で、これという効果が感じられなかったのも、店と化粧品を変えた理由の一つだったのですが、ただ、この1年間、シミは決して薄くはならなかったものの、増えたという印象はなかったのです。それが、店と化粧品を変えてまもなく、目立つシミができたので、これはどうしたものかと思いました。新しく使い始めた基礎化粧品に、日焼け止めや美白の効果がまったくないことは知っていたけれども、これではいけないと思ったのです。

f0234936_59821.jpg

 経営者が変わってしまった、以前のお気に入りの店に戻って、日焼け止めや美白の効果もあるクリームはないかと尋ねたのがいつ頃だったのかは、はっきり覚えていません。そのとき、店の人から、それまでわたしが基礎化粧品はよく購入していたけれども、美白のための商品は買ったことのないメーカーの美白クリームを勧められました。何でも、店員さんのお母さんが手にシミができたからと、このクリームをつけていたら目立たなくなったと言うのです。もともと安心できる成分を使っていると信頼しているメーカーのクリームなので、そのときはそのクリームを購入しました。成分は安心でき、香りも気に入りました。しばらく使い続けないと、効果のほどは、なかなか分かりません。ところがその後、その店では、その業者の商品は取り扱わなくなってしまいました。

 ペルージャには多い薬草専門店を何軒か回って、調べてみてもよかったのですが、その業者自身のサイトで、取扱店を調べると、一番近い店は、わたしの運転だと50分近くかかりそうなトレーヴィの町にあります。ひょっとしたら、アマゾンイタリアでも扱っているかもしれないと調べると、なんとそのクリーム、DOBRASIL - CREMA VISO WHITE ANTIAGE 50 MLが、アマゾンでも売られていました。金額が高いので、送料もかかりませんし、店では得意客としてさらに10%引きで購入したものの、アマゾンの値段は、その割引こそないものの、店頭価格と同じでした。

 どうせなら、同じ業者で美白、アンチエイジングの基礎化粧品をそろえたい調べたいと思ッタノですが、アマゾンでは出品されている商品が限られています。そこで結局、その化粧品を販売する業者自身のサイトで、オンラインで購入するならここでと紹介されていたBenessereMioのサイトで購入することに決めました。そもそも、アマゾンでこのクリームを販売しているのも、同じBenessereMioであるためか、値段も同じです。美容液やクレンジングクリームと共に、7月25日の午後に注文したのに、注文受付のメールが、すぐに届かなかったので不安になったのですが、そのメールは翌日の26日夕方に届きました。同日夜に配達業者から、商品をうちへと発送したという案内があり、商品はさらにその翌日、つまり注文の2日後、発送の翌日である27日昼に無事うちに到着しました。BenessereMioのサイトを利用するのは、今回が初めてだったので、安全を期して、購入に際しては、クレジットカードではなく、PayPalを使いました。

 今回購入した商品は、今のところ、気に入って使っています。実際に目に見える効果があるのかどうかは、また半年後にでも、お知らせできればと思います。

*************************************************************************************
Per la prima volta ho ordinato i cosmetici su Internet; e' cambiata la gestione della mia erboristeria preferita e hanno deciso di non vendere più i prodotti dell'azienda che mi piace. I prodotti sono arrivati due giorni dopo l'ordine, spero che mi aiutino a contrastare le macchie del viso, anche se camminiamo sotto il sole in montagna e in città.
*************************************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  
by milletti_naoko | 2017-08-04 22:17 | Altro | Trackback | Comments(6)

ペルージャ発 なおこの絵日記、わたしのブログ遍歴1

 以前からブログを読んでくださっている方の中には、今年に入ってから、わたしのブログの題名やデザインが何度か変わったことに、気づかれた方がいらっしゃるかと思います。

f0234936_15475277.jpg

 イタリアで猛暑が戻りつつある今日、久しぶりにブログのデザインを、夏らしい風鈴で飾られたものに、変更しました。

 イタリア語学習メールマガジンの副教材という位置づけで、ブログを発行し、写真をふんだんに使い、イタリアやその文化について、関心を引き、よりよく情報を伝えたい、絵や写真などの視覚教材の使用によって、学習効果を高めたい。2010年4月に、わたしがこのブログを始めたのは、もともとはそういう動機からでした。

f0234936_7251237.jpg

 発行当時は、題名が「ペルージャ発 なおこの絵日記」だったのは、そんなふうに写真をふんだんに使って、分かりやすく楽しくイタリアやイタリア文化を紹介しようという意図があったからです。

 わたしは、中学生の頃から、小倉百人一首に親しんで、日本の古典の世界に魅かれ、やがては古典の楽しさを伝えたいと、高校の国語教師になったのですが、大和言葉で書かれた和歌に触れ、また授業で、古文や漢文を教えることが多かったからか、文を書くときや題名を決めるときに、できれば響きの美しく落ち着きのある大和言葉を使いたいけれども、文脈や内容から考えてその方がふさわしければ漢語を選び、どうしてもその二つでは伝わらないなら、仕方なくカタカナ言葉の外来語を採用しています。たとえば、記事を書いていて、最初に頭に浮かんだ言葉がカタカナ外来語である場合には、それが「テレビ」や「パスタ」など、物の名前であって、外来語でしか表現できないとき以外は、大和言葉や漢語で言い換えられないものかと、よく頭を悩ませます。

 写真を使ってイタリアとその文化を紹介するためのブログでありながら、「写真日記」、「写真ブログ」、「フォトブログ」という題名を選ばず、最初の頃は、絵が少なかったにも関わらず、「絵日記」という題にしたのは、そういう理由からです。名前の「直子」を「なおこ」とあえてひらがなで書いたのも、ひらがなの文字の柔らかさを思ってのことです。「ペルージャ発」の「発」の漢語の響きの無骨さと違和感は気になったのですが、「ペルージャ」を何らかの形で入れようとすると、これ以外の表現では題が長くなりすぎるので仕方がないと、あきらめました。一方で、長音・促音を文字として何字に数えるかにもよりますが、「ペルージャ発 なおこの絵日記」という題は、「五・七」のように響いて、耳に優しいという印象もありました。

 ブログのデザインと題名を変更してから長いというのに、わたしがデスクトップで、Mozilla Firefoxの新しいタブを開くと、今でも上記の画像が、「よく訪問するサイト一覧」に表示されます。
 
 この表紙には、二つ目に選んだデザインが使われていますし、ブログ名も二つ目に選んだものではないかと思います。2011年以降、13世紀以来、フィレンツェのドゥオーモなどを管理・運営するOpera di Santa Maria del Fioreやエミリア地震の被災地だった町から、イタリア人ブロガーに交じって、ブロガーとして招待される機会が何度かあり、当時はブログにはほとんどイタリア語は記していなかったはずなのに、それでも見てくれているイタリアの人がいるのだと思い、「Fotoblog da Perugia」という、イタリア語で端的に通じるブログ名を添え、このイタリア語の題名にすでに「ペルージャから」(da Perugia)とあるので、以前から気になっていた「ペルージャ発」の部分は割愛したのだと思います。

 「イタリアの緑のハート」(cuore verde d'Italia)と呼ばれるウンブリアからの発信ということでもあり、緑(verde)も心(cuore)も好きな言葉なので、URLはすぐにcuoreverde.exblog.jpと決まりました。

 今も後悔しているのは、ユーザーIDです。ブログを設置したとき、わたしは、このユーザーIDとは、わたしだけに見えるもので、公になるものではないと思い込んでいました。イタリアでは原則として夫婦別姓なので、わたしの名前も今も結婚前同様、「石井直子」なのですが、同姓同名が多いため、わたしと同じ名前で、ユーザー登録した方がすでにいました。それで、わたしだけに分かるものだし、覚えやすいものをと思いついたのが、夫の姓にわたしの名を加えた現在のユーザーIDです。このIDがまさか、他のエキサイトブログの方にコメントを入れる際に、そのまま使われると知っていたら、決して選びはしませんでした。けれど、すでに時遅し。同じブログを続けたければ、ユーザーIDは変えられないと知り、結局今もこのIDで通しています。そうと知っていれば、ツイッターやインスタグラムと同様、naoko_perugiaにしたのではないかと思います。

 デザインについては、URLに「緑のハート」という言葉があることもあって、最初は、緑の葉がモチーフのデザインを選んでいたのですが、後に、イタリア在住の他のブロガーの方がが、まったく同じデザインを採用されたので、上記のものに変更しました。花は好きですし、写真が入り、アルバムのように見えるデザインは気に入っていました。

 さて、最初は、イタリア語学習メルマガの副教材的位置づけで始めたブログですが、書き続けるうちに、自分が書くことや、何かを人に伝えることが好きであること、また、ブログ仲間や読者とのコメント欄での交流が好きであることに気づきました。また、それまでは、同僚の日本語の先生方と共に日本語を教えながらも、主にイタリアの家族や友人の中で、仕事や大学・大学院での学習で、もっぱらイタリア語の中で生活していたため、日本語で書く力が錆びかけていたのですが、ブログを書くおかげで、日本語で考えたり書いたりする習慣も取り戻すことができました。

 当初の予定に反して、本来前置きと考えていた部分が長くなりましたので、この後、どんなふうにブログの題名やデザインを変えたかということについては、また次の機会に書くつもりでいます。先日、Google解析を見ると、今も「なおこ」、「絵日記」という古いブログ名に使っていた言葉をキーワードに検索をして、わたしの現在のブログにたどり着く方が多いのに気づき、そういう方たちが、新たに名前が変わったブログに戻りやすいようにという意図も込めて、今日の記事の題名は、かつてのブログ名としてみました。まだブログを始めて7年余りではありますが、右のお気に入りブログや外部リンクを見て、ブログを閉じられた方や、長い間更新のない方、あるいは、かつてほどはコメント欄での交流がない方が多いことに、改めで気づきました。そういう方が、また思いついて、訪問してみようと思ったときに、この題名を変えたブログが見つかりやすいようにしよう、そういう願いも、この記事の題名には、込められています。

*****************************************
Da ieri estivo il disign della copertina del mio blog
con tante campanelle a vento, fuurin (風鈴).

Ne abbiamo anche noi una a casa e
i suoi bei suoni ci portano freschezza :-)
*****************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2017-07-18 23:59 | Altro | Trackback | Comments(8)

発想転換のタオル収納、四つでだめなら三つで行こう

f0234936_1475578.jpg

 イタリアの我が家では、トイレ兼浴室に設置したこちらの棚の上部を、タオル置き場として使っています。最近は、あちこちからいただいたりしてタオルが増えたため、洗って畳んだタオルが、棚に入りきらなくなって、困っていました。近頃では行き場のないタオルは、アイロンがけを待つ衣類を入れたたらいに、そういう衣類と共に入れていたのですが、それでは解決になりません。

 写真は、タオルを整理し直した後に撮影したものです。二段目のタオルは、以前は、あまり深く考えずに、上段のビデ用タオル同様に、まず四つ折りにしていました。そうして、そのまま棚に入ればよし、それでも入らないほど大きいタオルであれば、さらに半分に折り、つまり八つ折りにして、入れていました。ただそうすると、棚に重ねたタオルの横に無駄な空間が残ってしまい、これまではそこにフェイスタオルなどを細く畳んで置いていたのですが、タオルを取ったり重ねたりするうちに、気づくとタオルの並び方がだらしなくなってしまっていました。

 今日昼食後、さあタオルの棚問題を解決しようと、棚のタオルを見ていたときに、ふと思いつきました。四つ折りか八つ折りの代わりに、三つ折りか六つ折りにすれば、これまで重ねたタオルの横にできていたすき間がなくなりますし、同じ高さの空間に、同じ数のタオルを重ねても、折る数が少ない分、たくさんのタオルが入るはずです。試してみると、三つ折りでは幅に入りきらずに余ってしまうタオルがある一方、六つ折りにすると、幅がちょうどいいタオルや、横に空間ができてしまうタオルがあります。そこで、幅が余るタオルと、折ったら幅が棚幅より短くなったタオルが、ほぼ交互になるようにタオルを重ね、タオル幅が短いので余ったすき間に、折った状態では幅に対して長すぎるタオルの、その長い部分が来るようにしてみました。

 すると、これまでどうしても入りきらなかったタオルが、すべて棚の中に収まったので、思わずうれしくなりました。タオルと言うと、半分や四つ折りの状態が自然に思い浮かぶので、これまでは棚の幅や奥行きを考えずに、なんとなく四つ折りや八つ折りにしていたのですが、その発想を転換して、三つ折りや六つ折りにするだけで、同じ空間に同じ数がうまく収まるのだと、自分で驚きました。

 お客さんに出すときには折り直さなければならず、右端にまとまりがないので、美的観点から言うと問題の大きい収納方法ではありますが、「タオルは四つに折るもの」という既成観念を打ち破ると、これまで入らなかった空間にタオルが入ることが興味深くて、記事にしてみました。日常生活の中で当たり前に行っている習慣を見直すだけで、何かの改善につながるということがあるのだなと、つくづく思ったのです。これまでは、入りきらずにぎゅうぎゅうだった棚に、ゆったりタオルが入り、取り出しやすくなったので、決して美しい収納ではありませんが、わたしとしては手間が省けて便利になって、うれしかったです。

******************************************************************
Fino a ieri gli asciugamani li piegavo sempre in quattro o in otto senza dubbi e in questi mesi alcuni asciugamani non entravano più nell'armadietto.
Oggi pomeriggio guardavo gli asciugamani e mi è venuta l'idea... li ho ripiegati tutti in tre o in sei e così l'armadietto è riuscito a contenerli tutti.
Lo so, purtroppo non è tanto bello ma è molto comodo, dunque ne sono contenta.
******************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2017-07-15 19:41 | Altro | Trackback | Comments(4)

おめでとう旧友母の誕生日、大家族皆と祝う昼食

 今日は、夫が幼い頃から、家族ぐるみで親交のある旧友のお母さんのお誕生日を祝う昼食会があり、彼の兄弟とその家族が、お母さん宅前の木陰に置かれたテーブルに集いました。前夜の浜辺での夕食会のあと、リミニの旧友宅に泊まったわたしと夫、義弟と奥さんも、この昼食会に招待され、おしゃべりと食事を楽しみました。

f0234936_5113753.jpg

 夫の両親は、夫が幼い頃から、毎夏、夫たち3人兄弟と家族皆でチンクエチェントに乗り込み、ペルージャからアッペンニーニ山脈を越え、アドリア海岸の町、リミニの北方にある砂浜の家を借りて、海辺で夏休みを過ごしていました。その家の家主に、ちょうど夫たちと同じ年頃の子供たちがいたことから、夫たちは夏に出かけるたびに、その子たちといっしょに遊んだのですが、夫の友人で、よくミジャーナに改築作業を手伝いに来てくれたり、私たちがいっしょに登山や旅行に出かけたりするフランコは、その家の兄弟の末っ子だったのです。

 家族ぐるみで数十年のつきあいがある夫や義弟が、ブランコやその兄弟、お母さんと共に、皆が幼い頃、どんなふうにいっしょに遊んでいたか、どんなことがあったかなども、昨日の食事中に聞きました。初めて聞く話もあって、興味深かったです。

 今日お誕生日を迎えた友のお母さん、いつまでも元気でいてほしいものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2017-07-02 22:28 | Altro | Trackback | Comments(2)

凍結肩も語学もコツは継続力、日々こつこつに勝るものなし

 右肩に癒着性関節包炎(capsulite adesiva)を患い始めてから、もう約2年が経とうとしています。右肩にようやく回復の兆しが見え始めた頃、今度は左肩にも患い、今もペルージャ郊外のカイロプラクティック院に、週に2度、リハビリに通っています。リハビリの際には、理学療法士の施術のあと、指示された運動や体操をいろいろとこなします。運動のメニューは、回復するに従って、少しずつ変わっていくのですが、昨秋、左肩の療養のために、再度この院に通い始めて以来、ずっと続けている運動もいくつかあります。

f0234936_6594017.jpg

 その一つが、こちらの壁に貼られた紙に描かれた線を、病んだ肩がある手の指でなぞる運動です。以前右肩の療養に通っていた頃には、別のベテランの理学療法士に診てもらっていたのですが、この運動はしていませんでした。研修・勉強熱心な、今左肩に施術をしてくれている理学療法士が、自分で描いて、壁に貼ったのではないかと思います。

 昨秋に通い始めた頃は、左腕が上がらず、一番下の赤い線をたどるのさえ、ひどく苦労するほどでした。週に2度通い始めて、半年以上が経った今では、幸い左腕が以前に比べれば、かなり上がるようになり、下から2番目の紙に描かれた赤い線を、痛みを我慢し、苦労しながらではありますが、指でたどることができるようになってきました。先月、ふと思いついて、右手の指ではどこまで届くか、試してみました。癒着性関節包炎を、最初に患った右肩は、おととしの夏から痛み始め、秋のオリーブ収穫の頃、痛みが頂点に達し、激痛で夜も眠れないようになりました。それで、専門医の診療を受け、医師の指導で、すぐにリハビリに通い始め、その頃、3度のコルチゾン注射を受けました。

 癒着性関節包炎、別名、凍結肩(spalla congelata)は、放置しておいても、1、2年すると自然に痛みが去り、肩も再び動くようになる病なのですが、リハビリや施術、運動をせずに放置すると、自然治癒のあとに、腕や肩の可動域が制限されてしまう可能性があると知りました。右肩に患った頃は、日本語・英語・イタリア語で、さまざまな本やインターネット上の情報を調べたのですが、そのときに、少なくとも腕が90度横に上がるようになるまでは、リハビリに通って施術を受け、うちでもできるだけリハビリのための運動をした方がいいという結論に達し、右肩がそこまで回復するまで、半年あまり通院を続けました。

 完全に回復したわけではないけれども、右肩のための通院をやめた昨年の初夏以来、うちでのリハビリはさぼりがちだったものの、昨秋以後、今度は左肩に患って、通院を始めると、リハビリのための運動の中には、両肩・両腕を使うものも少なくありません。そのおかげもあるのでしょう。壁に貼られた紙を見て、右手の指はどこまで届くだろうと、試しに右腕を上げて見たら、なんと上から2枚目の紙に緑で描かれた線も、若干は苦労しながらですが、指でなぞることができました。一方、今の段階では、左手では、下から2枚目の紙の上の端まで腕を持ち上げるのさえ、できはするものの、苦労する状況です。

 こうして、かつて苦労しながら指でなぞっていた一番下の紙、現在必死で腕を上げてなぞっている下から二番目の紙、そして、右手でちょっと頑張ればなぞることができる下から3枚目の紙が、全て目の前に並んで貼ってあるために、この半年での左肩の回復が目に見えて分かり、右肩が今はここまで届くまでに回復したのだから、いずれは左手でもここまで届くようになるのだと、励みにもなります。

 ただ、左肩については、特に学校の授業があった間は、ただでさえ慌ただしい、そういうときに限ってほかの複数の仕事が重なったことが多く、右肩のときに比べると、うちでの運動をすっかりさぼってしまっています。右肩に比べて回復が遅いのは、コルチゾン注射をしなかったほかにも、このうちで自分でできる運動をしていないためでもあるかと思います。熱心な理学療法士が、「少しでもいいから、うちで毎日、いや、2日に1度でも運動のメニューをこなすようになれば、回復がずっと早くなるから。」と、たびたび言ってくれているので、もっと時間の使い方をうまく工夫して、少なくとも2日に一度は、優先的にリハビリのための運動をするようにしなければと反省しています。

 理学療法士の言葉は、また、わたしがかつて高校で教えていた頃に、高校生に繰り返し言っていた言葉であり、今も、学校の授業や個人授業で、日本語や英語を教える生徒に、何度も言っていることでもあります。

 高校生の試験勉強でも、日本語能力試験のための勉強でも、あるいは再びすっかりわたしがさぼっているフランス語の勉強でも、一夜漬けとは言わぬまでも、だらだらさぼったあとに、集中して何日も何時間でも勉強するよりも、少しずつでもいいので、週にできるだけ、多く勉強に取り組める日を作り出して、こつこつと勉強を重ねた方が、ずっと学習内容が定着しやすいのです。

 これは、わたし自身が、かつて英語やイタリア語など、さまざまな外国語を勉強した経験からも言えます。じっくり長い間勉強した英語やフランス語は、長い間勉強をさぼっていても、本を読んだり会話をしていたりすれば、少しずつその世界に入り込めるようになります。一方、旅行前に1か月だけ、つめ込みで勉強して入門書を1冊終えたポルトガル語やギリシャ語、最初の数課までしか進めなかったスペイン語は、ぼんやりいくつかあいさつの言葉を覚えているくらいで、あとは、ほとんど記憶に残っていません。

 わたしの個人的経験だけではなく、心理言語学における研究でも、週に同じだけの時間外国語を勉強するのであれば、週に一度まとまった時間を取り、たくさん勉強するよりも、1日の勉強時間は少なくなっても、できるだけ多くの日に分散した方が、学習の記憶の定着率がずっとよいという研究結果が出ています。

 50年近く生きてきて、すべて本当に大切なものやことというのは、確実に自分のものにするためには、時間とエネルギー、継続する努力が必要なのだということが、分かってきました。英語が、売り上げが、ダイエットがと、何でも簡単にすぐにできることを売り言葉にした講座や商品が多いのを目にして、継続の努力をせずに、楽にすぐに結果を得たいという人の心につけ込んだ、ひどい人がいるものだと、ため息をつくことが少なくありません。

 英語でもイタリア語でも、旅行中に、あるいはまず暮らしていく中で、生き延びるのに困らない程度の理解する力、発信する力をつけようとすれば、そういう力の習得に焦点を当てた講座や授業であれば、確かに単語の暗記や文法・作文と、従来の英語教育における偏りがちな学習法に比べれば、習得は効率的で、早くなります。

 けれども、ネイティブのように聞いて理解し、話すことができるようになるためには、時間と努力が必要です。わたしは英語の小説を何冊も読み、英検対策や英日翻訳の通信講座の勉強をし、ヒアリングマラソンも並行して受講し、英語の音楽やドラマなど、英語に触れる時間を継続的に取るということを重ねました。4年間勤務した野村高校の1年目に、夏に英語を教える友人とのカナダ旅行を計画したことをきっかけに、英語の再勉強を始め、英検1級に合格したのは、確か1996年12月ですから、4、5年間真剣に勉強を重ねてはじめて、実用英検1級に合格し、様々な英語の小説や映画、ドラマを言語で楽しみ、ネイティブスピーカーといろいろな話ができ、英会話学校で、環境問題や政治問題など、様々な事柄について討論できるようになったのです。

 イタリア語もまた、1999年8月のアイルランドへの2週間の語学留学で、知り合ったイタリア人生徒たちとの交流のおかげで、イタリア文化に興味を持って勉強を始め、2002年3月に退職して、4月にイタリアに留学するまでには、主に文法・作文・翻訳だけの通信講座ではありましたが、イタリア語の初級・中級・上級を終え、入門書や問題集も並行して、数冊終えることができました。音声はもっぱら英語話者用のイタリア語の音声教材を活用していたのですが、1日3時間聞くことを自らに課していたように覚えています。2002年4月に通い始めたマルケの私立語学学校でも、9月に入学したペルージャ外国人大学のイタリア語・イタリア文化講座でも、そのおかげで、まだまだ話す力・書く力はおぼつかなかったものの、最初から最も上級のクラスに通うことができました。こうして計1年半、ウルバーニアとペルージャで、イタリア語・イタリア語文化を学び、さらに2003年10月にペルージャ外国人大学の外国人へのイタリア語・イタリア語文化教育を専攻とする3年の学士取得課程の2年生に編入し、2005年10月、卒業とともに、同大学で、以後5年間、日本語・日本文学の授業を、契約講師として担当することとなり、その間、2006年から2009年の間に、並行して、シエナ外国人大学の外国語としてのイタリア語教授法を専攻とする大学院課程に通い、卒業しました。イタリアの大学や大学院では、かなりの数のイタリア語・英語の専門書を読み、またかなりの数のイタリア語や英語でのレポートを書くことを要求されます。大学で日本文学を教えるにもまた、イタリア語で書かれた日本文学の文献をいろいろと調べる必要がありました。ですから、今はもっぱら日本語を教えたり、伊日・英日の通訳・翻訳をしたりすることを仕事としていて、イタリア語の勉強、きちんとしたイタリア語を、多く書いたり話したり読んだりする機会が少なくなっているため、わたしのイタリア語の力が、最も頂点にあったのは、2009年、ちょうどイタリア語を学習し始めてから、10年後だったのではないかと思います。

 もちろん、イタリア語や英語を勉強するのに、別にネイティブと同じように話したり、書けたりすることを目標にする必要はありません。ポルトガル語やスペイン語、ギリシャ語を勉強したときは、旅行で最低限に必要な会話ができること、旅行で出くわす様々な状況を、何とかその言語で乗り切ることができることだけを目標としていました。英語やイタリア語について、真剣に勉強しようと考えたのは、きっとわたしが国語の教師だったからです。

 かなり話が横にそれましたが、わたしが言わんとすることの一つは、語学の学習には、まずは自分の目標が何かを明確にし、その達成には何が必要かを考え、1年後までに、あるいは1か月にと、短期・長期の具体的な学習目標を立てて、こつこつと学習を重ねることが大切だということです。そうして、目標がわたしのポルトガル語のように「旅行サバイバル会話」であったとしても、夏休みの旅行前の1ヶ月、毎日数時間入門書に取り組んで、一冊終えているのですが、そんなふうにこつこつと継続して学習することが、語学における習得には不可欠だということです。それでも、1か月で勉強したようなことは、忘れてしまうのもすぐです。また、スペイン語は結局入門書の最初の方しか終えられず、フランス語は、再勉強しようと、昨年だったか購入した問題集が、途中までしたままで、また検定対策問題集や読もうと買った原書の数々も読みかけたままです。

 イタリア語も、ここまで一生懸命、教えることができるまでにみっちり学んだのだから、教えられる機会を作りたいと思いつつ、他の仕事が忙しいとは言え、イタリア語学習メルマガの発行を、情けないほどさぼってしまっています。

 実は早急に終えなければいけない仕事があって、それを終えてからと思っているのに、デスクトップの休眠で、マックブックでは10倍時間がかかりそうで、それが終わらないので、フランス語やイタリア語学習メルマガにも取りかかれないという事情もあるのですが。

 閑話休題。リハビリで壁に貼られた紙を見ながら、積み重ねのおかげで、肩が回復していることを実感すると同時に、すっかり放置しているために、上を向かないフランス語学習や、さぼっているイタリア語学習メルマガを思ったのでありました。かつて頑張ったこと、頑張れたことを、あの頃の気持ちを思い返して、頑張ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2017-06-30 23:59 | Altro | Trackback | Comments(10)

大学院卒業おめでとう、イタリア

 わたしが個人授業で日本語を教えている大学院生の生徒さんが、おととい水曜日に、無事大学院を卒業しました。水曜は朝学校の授業があったので、残念ながら、論文の発表には出席できなかったのですが、昨日の夕方、日本語を勉強しに来た生徒さんが、こちらの卒業記念の品を、わたしにも贈ってくれました。

f0234936_7211532.jpg

 「おばの手作りです。フクロウ(gufo)は幸運を呼びますから。」と言いながら、手渡してくれたのですが、思いがけない贈り物で、人生の大きな喜び、節目の祝いごとを、わたしとも共有をと考えてくれたのだと、うれしかったです。フクロウの下のコンフェッティが入ったプラスチックケースが、卒業論文の冊子を思わせる形をしていて、よく工夫されているなと思いました。

 おしゃべりより授業をと、すぐに授業に入ってしまったので、将来の抱負はまだはっきり聞いていませんが、卒業という一区切りをつけて、今はうれしくほっとして、日本語については、「これで12月に受験する日本語能力試験N2の勉強に、もっとじっくり取り組めます。」と、熱意を語ってくれました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2017-05-12 23:59 | Altro | Trackback | Comments(4)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

プロフィールを見る
画像一覧

Chi scrive

Naoko Ishii
Insegnante di
Giapponese & Italiano
Interprete Traduttrice
IT-JP-EN Fotoblogger
Pellegrina @ Perugia
Umbria, Italy

Per Lezioni, Servizi di
Interpretariato,
Traduzioni, contattate
via email.

- CV e contatti
- Twitter
- Facebook
- Instagram

I miei articoli su Japan-Italy Travel On-line↓↓
Perugia Lago Trasimeno Assisi Montefalco Oli d’Oliva & Trevi Gubbio Piediluco Terremoto Centro Italia

Mio articolo su
Huffingtonpost.jp
- Tre settimane dal Terremoto Centro Italia   

*Giù in basso
Categorie in italiano


Copyright©2010-16
Fotoblog da Perugia
All rights reserved

イタリア、ペルージャ在住。
日本語・イタリア語教師、
通訳、翻訳、ライター。

イタリア語・日本語の授業、
産業・会議通訳、観光の
同行通訳、翻訳、イタリア
旅行・文化・イタリア語に
ついての記事執筆など
承ります。メール
お問い合わせください。

- 履歴・連絡先
- ツイッター
- フェイスブック
- インスタグラム
- イタリア語・イタリア文化情報サイト
- イタリア語学習メルマガ
- 多言語オンライン辞典
- イタリア天気予報
JAPAN-ITALY Travel On-lineメルマガに執筆↓↓
- 連載魅力のウンブリア



画像一覧

最新の記事

映画、『この世界の片隅に』、..
at 2017-09-19 22:42
夕焼けの湖を飛ぶフラミンゴ、..
at 2017-09-18 23:37
マック2本指すいすい移動の術..
at 2017-09-17 23:53
それでも二人 愛の力、結婚式..
at 2017-09-16 22:21
ツナ缶秘密工作の悲喜劇
at 2017-09-15 23:56

記事ランキング

タグ

(589)
(516)
(325)
(273)
(209)
(187)
(164)
(155)
(144)
(132)
(131)
(118)
(111)
(94)
(88)
(86)
(85)
(68)
(51)
(33)

検索

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
more...

カテゴリ

Famiglia
Feste & eventi
Film, Libri & Musica
Fiori Piante Animali
Francia & francese
Giappone
Gastronomia
Giappone - Italia
ImparareL2
Insegnare Giapponese
Inteprete Traduzioni
Lingua Italiana
Notizie & Curiosita
Poesia, Letteratura
Regno Unito - UK
Ricordi
Sistemi & procedure
Viaggi
Abruzzo
Emilia-Romagna
Lazio
Liguria
Marche
Piemonte
Puglia
Toscana
Trentino-Alto Adige
Umbria
Valle d'Aosta
Veneto
Via di Roma (RI-RM)
Cammino S.Benedetto
Via degli Dei(BO-FI)
Cammino di Santiago
Vivere
Altro

ブログジャンル

日々の出来事
語学

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

最新のコメント

tomioさん、イタリア..
by milletti_naoko at 22:13
アリスさんも感動されたん..
by milletti_naoko at 21:42
のりーなさん、北海道の湖..
by milletti_naoko at 21:27
nonkonogoroさ..
by milletti_naoko at 21:26
coimbraさん、イタ..
by milletti_naoko at 21:20

お気に入りブログ

A piece of P...
フィレンツェ田舎生活便り2
彩風便り 
花が教えてくれたこと
イタリア・絵に描ける珠玉...
Facciamo una...
VINO! VINO! ...
SOL LUCET OM...
文殊の綴り絵
カッラーラ日記 大理石の...
黒い森の白いくまさん
イタリアの風:Chigu...
dezire_photo...
梨の木日記
PASQUARELLIの...
フィレンツェのガイド な...
ローマより愛をこめて
日々是呼吸
田園都市生活
英国発!美は一日にしてならず
Mrs.Piggle-W...
ひっそりと生きる
Osteria TiaL...
リカのPARIS日記♪
イタリアちゅうねん
トンボロレースと日々のこと
コントリ!(コントラバス...
IL PARADISO ...
アリスのトリップ
毎日の楽しいを集めてハッ...
ボローニャとシチリアのあ...
カマクラ ときどき イタリア
トスカーナの海より リボルノ編
ととやふくろう
40代の悪あがき日記
ミセス サファイア 静け...
小さな窓から
斗々屋ふくろう

外部リンク