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ペルージャ発 なおこの絵日記、わたしのブログ遍歴1

 以前からブログを読んでくださっている方の中には、今年に入ってから、わたしのブログの題名やデザインが何度か変わったことに、気づかれた方がいらっしゃるかと思います。

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 イタリアで猛暑が戻りつつある今日、久しぶりにブログのデザインを、夏らしい風鈴で飾られたものに、変更しました。

 イタリア語学習メールマガジンの副教材という位置づけで、ブログを発行し、写真をふんだんに使い、イタリアやその文化について、関心を引き、よりよく情報を伝えたい、絵や写真などの視覚教材の使用によって、学習効果を高めたい。2010年4月に、わたしがこのブログを始めたのは、もともとはそういう動機からでした。

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 発行当時は、題名が「ペルージャ発 なおこの絵日記」だったのは、そんなふうに写真をふんだんに使って、分かりやすく楽しくイタリアやイタリア文化を紹介しようという意図があったからです。

 わたしは、中学生の頃から、小倉百人一首に親しんで、日本の古典の世界に魅かれ、やがては古典の楽しさを伝えたいと、高校の国語教師になったのですが、大和言葉で書かれた和歌に触れ、また授業で、古文や漢文を教えることが多かったからか、文を書くときや題名を決めるときに、できれば響きの美しく落ち着きのある大和言葉を使いたいけれども、文脈や内容から考えてその方がふさわしければ漢語を選び、どうしてもその二つでは伝わらないなら、仕方なくカタカナ言葉の外来語を採用しています。たとえば、記事を書いていて、最初に頭に浮かんだ言葉がカタカナ外来語である場合には、それが「テレビ」や「パスタ」など、物の名前であって、外来語でしか表現できないとき以外は、大和言葉や漢語で言い換えられないものかと、よく頭を悩ませます。

 写真を使ってイタリアとその文化を紹介するためのブログでありながら、「写真日記」、「写真ブログ」、「フォトブログ」という題名を選ばず、最初の頃は、絵が少なかったにも関わらず、「絵日記」という題にしたのは、そういう理由からです。名前の「直子」を「なおこ」とあえてひらがなで書いたのも、ひらがなの文字の柔らかさを思ってのことです。「ペルージャ発」の「発」の漢語の響きの無骨さと違和感は気になったのですが、「ペルージャ」を何らかの形で入れようとすると、これ以外の表現では題が長くなりすぎるので仕方がないと、あきらめました。一方で、長音・促音を文字として何字に数えるかにもよりますが、「ペルージャ発 なおこの絵日記」という題は、「五・七」のように響いて、耳に優しいという印象もありました。

 ブログのデザインと題名を変更してから長いというのに、わたしがデスクトップで、Mozilla Firefoxの新しいタブを開くと、今でも上記の画像が、「よく訪問するサイト一覧」に表示されます。
 
 この表紙には、二つ目に選んだデザインが使われていますし、ブログ名も二つ目に選んだものではないかと思います。2011年以降、13世紀以来、フィレンツェのドゥオーモなどを管理・運営するOpera di Santa Maria del Fioreやエミリア地震の被災地だった町から、イタリア人ブロガーに交じって、ブロガーとして招待される機会が何度かあり、当時はブログにはほとんどイタリア語は記していなかったはずなのに、それでも見てくれているイタリアの人がいるのだと思い、「Fotoblog da Perugia」という、イタリア語で端的に通じるブログ名を添え、このイタリア語の題名にすでに「ペルージャから」(da Perugia)とあるので、以前から気になっていた「ペルージャ発」の部分は割愛したのだと思います。

 「イタリアの緑のハート」(cuore verde d'Italia)と呼ばれるウンブリアからの発信ということでもあり、緑(verde)も心(cuore)も好きな言葉なので、URLはすぐにcuoreverde.exblog.jpと決まりました。

 今も後悔しているのは、ユーザーIDです。ブログを設置したとき、わたしは、このユーザーIDとは、わたしだけに見えるもので、公になるものではないと思い込んでいました。イタリアでは原則として夫婦別姓なので、わたしの名前も今も結婚前同様、「石井直子」なのですが、同姓同名が多いため、わたしと同じ名前で、ユーザー登録した方がすでにいました。それで、わたしだけに分かるものだし、覚えやすいものをと思いついたのが、夫の姓にわたしの名を加えた現在のユーザーIDです。このIDがまさか、他のエキサイトブログの方にコメントを入れる際に、そのまま使われると知っていたら、決して選びはしませんでした。けれど、すでに時遅し。同じブログを続けたければ、ユーザーIDは変えられないと知り、結局今もこのIDで通しています。そうと知っていれば、ツイッターやインスタグラムと同様、naoko_perugiaにしたのではないかと思います。

 デザインについては、URLに「緑のハート」という言葉があることもあって、最初は、緑の葉がモチーフのデザインを選んでいたのですが、後に、イタリア在住の他のブロガーの方がが、まったく同じデザインを採用されたので、上記のものに変更しました。花は好きですし、写真が入り、アルバムのように見えるデザインは気に入っていました。

 さて、最初は、イタリア語学習メルマガの副教材的位置づけで始めたブログですが、書き続けるうちに、自分が書くことや、何かを人に伝えることが好きであること、また、ブログ仲間や読者とのコメント欄での交流が好きであることに気づきました。また、それまでは、同僚の日本語の先生方と共に日本語を教えながらも、主にイタリアの家族や友人の中で、仕事や大学・大学院での学習で、もっぱらイタリア語の中で生活していたため、日本語で書く力が錆びかけていたのですが、ブログを書くおかげで、日本語で考えたり書いたりする習慣も取り戻すことができました。

 当初の予定に反して、本来前置きと考えていた部分が長くなりましたので、この後、どんなふうにブログの題名やデザインを変えたかということについては、また次の機会に書くつもりでいます。先日、Google解析を見ると、今も「なおこ」、「絵日記」という古いブログ名に使っていた言葉をキーワードに検索をして、わたしの現在のブログにたどり着く方が多いのに気づき、そういう方たちが、新たに名前が変わったブログに戻りやすいようにという意図も込めて、今日の記事の題名は、かつてのブログ名としてみました。まだブログを始めて7年余りではありますが、右のお気に入りブログや外部リンクを見て、ブログを閉じられた方や、長い間更新のない方、あるいは、かつてほどはコメント欄での交流がない方が多いことに、改めで気づきました。そういう方が、また思いついて、訪問してみようと思ったときに、この題名を変えたブログが見つかりやすいようにしよう、そういう願いも、この記事の題名には、込められています。

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Da ieri estivo il disign della copertina del mio blog
con tante campanelle a vento, fuurin (風鈴).

Ne abbiamo anche noi una a casa e
i suoi bei suoni ci portano freschezza :-)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-18 23:59 | Altro | Trackback | Comments(8)

発想転換のタオル収納、四つでだめなら三つで行こう

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 イタリアの我が家では、トイレ兼浴室に設置したこちらの棚の上部を、タオル置き場として使っています。最近は、あちこちからいただいたりしてタオルが増えたため、洗って畳んだタオルが、棚に入りきらなくなって、困っていました。近頃では行き場のないタオルは、アイロンがけを待つ衣類を入れたたらいに、そういう衣類と共に入れていたのですが、それでは解決になりません。

 写真は、タオルを整理し直した後に撮影したものです。二段目のタオルは、以前は、あまり深く考えずに、上段のビデ用タオル同様に、まず四つ折りにしていました。そうして、そのまま棚に入ればよし、それでも入らないほど大きいタオルであれば、さらに半分に折り、つまり八つ折りにして、入れていました。ただそうすると、棚に重ねたタオルの横に無駄な空間が残ってしまい、これまではそこにフェイスタオルなどを細く畳んで置いていたのですが、タオルを取ったり重ねたりするうちに、気づくとタオルの並び方がだらしなくなってしまっていました。

 今日昼食後、さあタオルの棚問題を解決しようと、棚のタオルを見ていたときに、ふと思いつきました。四つ折りか八つ折りの代わりに、三つ折りか六つ折りにすれば、これまで重ねたタオルの横にできていたすき間がなくなりますし、同じ高さの空間に、同じ数のタオルを重ねても、折る数が少ない分、たくさんのタオルが入るはずです。試してみると、三つ折りでは幅に入りきらずに余ってしまうタオルがある一方、六つ折りにすると、幅がちょうどいいタオルや、横に空間ができてしまうタオルがあります。そこで、幅が余るタオルと、折ったら幅が棚幅より短くなったタオルが、ほぼ交互になるようにタオルを重ね、タオル幅が短いので余ったすき間に、折った状態では幅に対して長すぎるタオルの、その長い部分が来るようにしてみました。

 すると、これまでどうしても入りきらなかったタオルが、すべて棚の中に収まったので、思わずうれしくなりました。タオルと言うと、半分や四つ折りの状態が自然に思い浮かぶので、これまでは棚の幅や奥行きを考えずに、なんとなく四つ折りや八つ折りにしていたのですが、その発想を転換して、三つ折りや六つ折りにするだけで、同じ空間に同じ数がうまく収まるのだと、自分で驚きました。

 お客さんに出すときには折り直さなければならず、右端にまとまりがないので、美的観点から言うと問題の大きい収納方法ではありますが、「タオルは四つに折るもの」という既成観念を打ち破ると、これまで入らなかった空間にタオルが入ることが興味深くて、記事にしてみました。日常生活の中で当たり前に行っている習慣を見直すだけで、何かの改善につながるということがあるのだなと、つくづく思ったのです。これまでは、入りきらずにぎゅうぎゅうだった棚に、ゆったりタオルが入り、取り出しやすくなったので、決して美しい収納ではありませんが、わたしとしては手間が省けて便利になって、うれしかったです。

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Fino a ieri gli asciugamani li piegavo sempre in quattro o in otto senza dubbi e in questi mesi alcuni asciugamani non entravano più nell'armadietto.
Oggi pomeriggio guardavo gli asciugamani e mi è venuta l'idea... li ho ripiegati tutti in tre o in sei e così l'armadietto è riuscito a contenerli tutti.
Lo so, purtroppo non è tanto bello ma è molto comodo, dunque ne sono contenta.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-15 19:41 | Altro | Trackback | Comments(4)

おめでとう旧友母の誕生日、大家族皆と祝う昼食

 今日は、夫が幼い頃から、家族ぐるみで親交のある旧友のお母さんのお誕生日を祝う昼食会があり、彼の兄弟とその家族が、お母さん宅前の木陰に置かれたテーブルに集いました。前夜の浜辺での夕食会のあと、リミニの旧友宅に泊まったわたしと夫、義弟と奥さんも、この昼食会に招待され、おしゃべりと食事を楽しみました。

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 夫の両親は、夫が幼い頃から、毎夏、夫たち3人兄弟と家族皆でチンクエチェントに乗り込み、ペルージャからアッペンニーニ山脈を越え、アドリア海岸の町、リミニの北方にある砂浜の家を借りて、海辺で夏休みを過ごしていました。その家の家主に、ちょうど夫たちと同じ年頃の子供たちがいたことから、夫たちは夏に出かけるたびに、その子たちといっしょに遊んだのですが、夫の友人で、よくミジャーナに改築作業を手伝いに来てくれたり、私たちがいっしょに登山や旅行に出かけたりするフランコは、その家の兄弟の末っ子だったのです。

 家族ぐるみで数十年のつきあいがある夫や義弟が、ブランコやその兄弟、お母さんと共に、皆が幼い頃、どんなふうにいっしょに遊んでいたか、どんなことがあったかなども、昨日の食事中に聞きました。初めて聞く話もあって、興味深かったです。

 今日お誕生日を迎えた友のお母さん、いつまでも元気でいてほしいものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-02 22:28 | Altro | Trackback | Comments(2)

凍結肩も語学もコツは継続力、日々こつこつに勝るものなし

 右肩に癒着性関節包炎(capsulite adesiva)を患い始めてから、もう約2年が経とうとしています。右肩にようやく回復の兆しが見え始めた頃、今度は左肩にも患い、今もペルージャ郊外のカイロプラクティック院に、週に2度、リハビリに通っています。リハビリの際には、理学療法士の施術のあと、指示された運動や体操をいろいろとこなします。運動のメニューは、回復するに従って、少しずつ変わっていくのですが、昨秋、左肩の療養のために、再度この院に通い始めて以来、ずっと続けている運動もいくつかあります。

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 その一つが、こちらの壁に貼られた紙に描かれた線を、病んだ肩がある手の指でなぞる運動です。以前右肩の療養に通っていた頃には、別のベテランの理学療法士に診てもらっていたのですが、この運動はしていませんでした。研修・勉強熱心な、今左肩に施術をしてくれている理学療法士が、自分で描いて、壁に貼ったのではないかと思います。

 昨秋に通い始めた頃は、左腕が上がらず、一番下の赤い線をたどるのさえ、ひどく苦労するほどでした。週に2度通い始めて、半年以上が経った今では、幸い左腕が以前に比べれば、かなり上がるようになり、下から2番目の紙に描かれた赤い線を、痛みを我慢し、苦労しながらではありますが、指でたどることができるようになってきました。先月、ふと思いついて、右手の指ではどこまで届くか、試してみました。癒着性関節包炎を、最初に患った右肩は、おととしの夏から痛み始め、秋のオリーブ収穫の頃、痛みが頂点に達し、激痛で夜も眠れないようになりました。それで、専門医の診療を受け、医師の指導で、すぐにリハビリに通い始め、その頃、3度のコルチゾン注射を受けました。

 癒着性関節包炎、別名、凍結肩(spalla congelata)は、放置しておいても、1、2年すると自然に痛みが去り、肩も再び動くようになる病なのですが、リハビリや施術、運動をせずに放置すると、自然治癒のあとに、腕や肩の可動域が制限されてしまう可能性があると知りました。右肩に患った頃は、日本語・英語・イタリア語で、さまざまな本やインターネット上の情報を調べたのですが、そのときに、少なくとも腕が90度横に上がるようになるまでは、リハビリに通って施術を受け、うちでもできるだけリハビリのための運動をした方がいいという結論に達し、右肩がそこまで回復するまで、半年あまり通院を続けました。

 完全に回復したわけではないけれども、右肩のための通院をやめた昨年の初夏以来、うちでのリハビリはさぼりがちだったものの、昨秋以後、今度は左肩に患って、通院を始めると、リハビリのための運動の中には、両肩・両腕を使うものも少なくありません。そのおかげもあるのでしょう。壁に貼られた紙を見て、右手の指はどこまで届くだろうと、試しに右腕を上げて見たら、なんと上から2枚目の紙に緑で描かれた線も、若干は苦労しながらですが、指でなぞることができました。一方、今の段階では、左手では、下から2枚目の紙の上の端まで腕を持ち上げるのさえ、できはするものの、苦労する状況です。

 こうして、かつて苦労しながら指でなぞっていた一番下の紙、現在必死で腕を上げてなぞっている下から二番目の紙、そして、右手でちょっと頑張ればなぞることができる下から3枚目の紙が、全て目の前に並んで貼ってあるために、この半年での左肩の回復が目に見えて分かり、右肩が今はここまで届くまでに回復したのだから、いずれは左手でもここまで届くようになるのだと、励みにもなります。

 ただ、左肩については、特に学校の授業があった間は、ただでさえ慌ただしい、そういうときに限ってほかの複数の仕事が重なったことが多く、右肩のときに比べると、うちでの運動をすっかりさぼってしまっています。右肩に比べて回復が遅いのは、コルチゾン注射をしなかったほかにも、このうちで自分でできる運動をしていないためでもあるかと思います。熱心な理学療法士が、「少しでもいいから、うちで毎日、いや、2日に1度でも運動のメニューをこなすようになれば、回復がずっと早くなるから。」と、たびたび言ってくれているので、もっと時間の使い方をうまく工夫して、少なくとも2日に一度は、優先的にリハビリのための運動をするようにしなければと反省しています。

 理学療法士の言葉は、また、わたしがかつて高校で教えていた頃に、高校生に繰り返し言っていた言葉であり、今も、学校の授業や個人授業で、日本語や英語を教える生徒に、何度も言っていることでもあります。

 高校生の試験勉強でも、日本語能力試験のための勉強でも、あるいは再びすっかりわたしがさぼっているフランス語の勉強でも、一夜漬けとは言わぬまでも、だらだらさぼったあとに、集中して何日も何時間でも勉強するよりも、少しずつでもいいので、週にできるだけ、多く勉強に取り組める日を作り出して、こつこつと勉強を重ねた方が、ずっと学習内容が定着しやすいのです。

 これは、わたし自身が、かつて英語やイタリア語など、さまざまな外国語を勉強した経験からも言えます。じっくり長い間勉強した英語やフランス語は、長い間勉強をさぼっていても、本を読んだり会話をしていたりすれば、少しずつその世界に入り込めるようになります。一方、旅行前に1か月だけ、つめ込みで勉強して入門書を1冊終えたポルトガル語やギリシャ語、最初の数課までしか進めなかったスペイン語は、ぼんやりいくつかあいさつの言葉を覚えているくらいで、あとは、ほとんど記憶に残っていません。

 わたしの個人的経験だけではなく、心理言語学における研究でも、週に同じだけの時間外国語を勉強するのであれば、週に一度まとまった時間を取り、たくさん勉強するよりも、1日の勉強時間は少なくなっても、できるだけ多くの日に分散した方が、学習の記憶の定着率がずっとよいという研究結果が出ています。

 50年近く生きてきて、すべて本当に大切なものやことというのは、確実に自分のものにするためには、時間とエネルギー、継続する努力が必要なのだということが、分かってきました。英語が、売り上げが、ダイエットがと、何でも簡単にすぐにできることを売り言葉にした講座や商品が多いのを目にして、継続の努力をせずに、楽にすぐに結果を得たいという人の心につけ込んだ、ひどい人がいるものだと、ため息をつくことが少なくありません。

 英語でもイタリア語でも、旅行中に、あるいはまず暮らしていく中で、生き延びるのに困らない程度の理解する力、発信する力をつけようとすれば、そういう力の習得に焦点を当てた講座や授業であれば、確かに単語の暗記や文法・作文と、従来の英語教育における偏りがちな学習法に比べれば、習得は効率的で、早くなります。

 けれども、ネイティブのように聞いて理解し、話すことができるようになるためには、時間と努力が必要です。わたしは英語の小説を何冊も読み、英検対策や英日翻訳の通信講座の勉強をし、ヒアリングマラソンも並行して受講し、英語の音楽やドラマなど、英語に触れる時間を継続的に取るということを重ねました。4年間勤務した野村高校の1年目に、夏に英語を教える友人とのカナダ旅行を計画したことをきっかけに、英語の再勉強を始め、英検1級に合格したのは、確か1996年12月ですから、4、5年間真剣に勉強を重ねてはじめて、実用英検1級に合格し、様々な英語の小説や映画、ドラマを言語で楽しみ、ネイティブスピーカーといろいろな話ができ、英会話学校で、環境問題や政治問題など、様々な事柄について討論できるようになったのです。

 イタリア語もまた、1999年8月のアイルランドへの2週間の語学留学で、知り合ったイタリア人生徒たちとの交流のおかげで、イタリア文化に興味を持って勉強を始め、2002年3月に退職して、4月にイタリアに留学するまでには、主に文法・作文・翻訳だけの通信講座ではありましたが、イタリア語の初級・中級・上級を終え、入門書や問題集も並行して、数冊終えることができました。音声はもっぱら英語話者用のイタリア語の音声教材を活用していたのですが、1日3時間聞くことを自らに課していたように覚えています。2002年4月に通い始めたマルケの私立語学学校でも、9月に入学したペルージャ外国人大学のイタリア語・イタリア文化講座でも、そのおかげで、まだまだ話す力・書く力はおぼつかなかったものの、最初から最も上級のクラスに通うことができました。こうして計1年半、ウルバーニアとペルージャで、イタリア語・イタリア語文化を学び、さらに2003年10月にペルージャ外国人大学の外国人へのイタリア語・イタリア語文化教育を専攻とする3年の学士取得課程の2年生に編入し、2005年10月、卒業とともに、同大学で、以後5年間、日本語・日本文学の授業を、契約講師として担当することとなり、その間、2006年から2009年の間に、並行して、シエナ外国人大学の外国語としてのイタリア語教授法を専攻とする大学院課程に通い、卒業しました。イタリアの大学や大学院では、かなりの数のイタリア語・英語の専門書を読み、またかなりの数のイタリア語や英語でのレポートを書くことを要求されます。大学で日本文学を教えるにもまた、イタリア語で書かれた日本文学の文献をいろいろと調べる必要がありました。ですから、今はもっぱら日本語を教えたり、伊日・英日の通訳・翻訳をしたりすることを仕事としていて、イタリア語の勉強、きちんとしたイタリア語を、多く書いたり話したり読んだりする機会が少なくなっているため、わたしのイタリア語の力が、最も頂点にあったのは、2009年、ちょうどイタリア語を学習し始めてから、10年後だったのではないかと思います。

 もちろん、イタリア語や英語を勉強するのに、別にネイティブと同じように話したり、書けたりすることを目標にする必要はありません。ポルトガル語やスペイン語、ギリシャ語を勉強したときは、旅行で最低限に必要な会話ができること、旅行で出くわす様々な状況を、何とかその言語で乗り切ることができることだけを目標としていました。英語やイタリア語について、真剣に勉強しようと考えたのは、きっとわたしが国語の教師だったからです。

 かなり話が横にそれましたが、わたしが言わんとすることの一つは、語学の学習には、まずは自分の目標が何かを明確にし、その達成には何が必要かを考え、1年後までに、あるいは1か月にと、短期・長期の具体的な学習目標を立てて、こつこつと学習を重ねることが大切だということです。そうして、目標がわたしのポルトガル語のように「旅行サバイバル会話」であったとしても、夏休みの旅行前の1ヶ月、毎日数時間入門書に取り組んで、一冊終えているのですが、そんなふうにこつこつと継続して学習することが、語学における習得には不可欠だということです。それでも、1か月で勉強したようなことは、忘れてしまうのもすぐです。また、スペイン語は結局入門書の最初の方しか終えられず、フランス語は、再勉強しようと、昨年だったか購入した問題集が、途中までしたままで、また検定対策問題集や読もうと買った原書の数々も読みかけたままです。

 イタリア語も、ここまで一生懸命、教えることができるまでにみっちり学んだのだから、教えられる機会を作りたいと思いつつ、他の仕事が忙しいとは言え、イタリア語学習メルマガの発行を、情けないほどさぼってしまっています。

 実は早急に終えなければいけない仕事があって、それを終えてからと思っているのに、デスクトップの休眠で、マックブックでは10倍時間がかかりそうで、それが終わらないので、フランス語やイタリア語学習メルマガにも取りかかれないという事情もあるのですが。

 閑話休題。リハビリで壁に貼られた紙を見ながら、積み重ねのおかげで、肩が回復していることを実感すると同時に、すっかり放置しているために、上を向かないフランス語学習や、さぼっているイタリア語学習メルマガを思ったのでありました。かつて頑張ったこと、頑張れたことを、あの頃の気持ちを思い返して、頑張ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-30 23:59 | Altro | Trackback | Comments(10)

大学院卒業おめでとう、イタリア

 わたしが個人授業で日本語を教えている大学院生の生徒さんが、おととい水曜日に、無事大学院を卒業しました。水曜は朝学校の授業があったので、残念ながら、論文の発表には出席できなかったのですが、昨日の夕方、日本語を勉強しに来た生徒さんが、こちらの卒業記念の品を、わたしにも贈ってくれました。

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 「おばの手作りです。フクロウ(gufo)は幸運を呼びますから。」と言いながら、手渡してくれたのですが、思いがけない贈り物で、人生の大きな喜び、節目の祝いごとを、わたしとも共有をと考えてくれたのだと、うれしかったです。フクロウの下のコンフェッティが入ったプラスチックケースが、卒業論文の冊子を思わせる形をしていて、よく工夫されているなと思いました。

 おしゃべりより授業をと、すぐに授業に入ってしまったので、将来の抱負はまだはっきり聞いていませんが、卒業という一区切りをつけて、今はうれしくほっとして、日本語については、「これで12月に受験する日本語能力試験N2の勉強に、もっとじっくり取り組めます。」と、熱意を語ってくれました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-12 23:59 | Altro | Trackback | Comments(4)

目は回れども首は回らず

 昨晩は午後8時頃に帰宅して、食事のしたくをしようとしたら、何だかめまいがするようで気分が悪く、食事後にすぐ横になると、今度は部屋や自分の体が回るようで、そのまま横になって休み、真夜中近くに起き出して、ブログの記事を書き、インスタグラムに写真を投稿してから、就寝しました。

 今朝は症状がやや収まったのですが、少しずつ快方に向かいつつある凍結肩に苦しむ肩の、最近は痛まなかった部分と首筋がひどく痛み、今も首を動かすとひどく痛みます。凍結肩のために、肩の周囲の筋肉や腱が動かない分を僧帽筋だけが必死で働いて補ったため、負担がかかってひどく痛むのでしょうと、いつもの週に2度の療養に、カイロプラクティック院に出向くと、理学療法士さんがそう言って、その僧帽筋にも施術をしてくれて、一方いつもの荒療治は、今回は控えてくれました。

 泣き言はあまり書きたくないのですが、そんな具合で首が痛む上に、明日は朝早くから出勤なので、今夜は山歩きの写真を載せて、一言添えて投稿して早く寝ようと考えていました。ところが、そういうときに限って、デスクトップで突然IMEパッドを使っての入力ができなくなり、何度試みても日本語入力ができません。あきらめて、携帯電話から投稿しようとすると、ひどく遅くて、画面がいつまでも切り替わりません。仕方がないと、今はMacBookでこうして記事を書いています。

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 写真は、昨日山からうちに向かう途中に、雲間から輝く日の光がきれいなので、車内から撮影したものです。

 数日遅れで聞いているディーパク・チョープラの瞑想講座では、希望を持つことの大切さと希望の偉大な力を語っています。明日は肩の痛みが楽になっていることを期待して、今日は床につくつもりでいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-18 23:58 | Altro | Trackback | Comments(8)

夕日と桜と充実の2日間

 学校とペルージャ大学合同の、教職員の研修と学生たちへの講義・演習を兼ねた学会が昨日と今日行われ、わたしもこの学会に、昨日は朝8時から3時間授業をしたあと午後7時まで、今日は午後の授業を交代してもらって、朝9時から午後7時半まで参加しました。 

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 今日の夕方、会が終わったときには、30分に1本出るバスが出たばかりだったので、バスは7時44分に出るからと、バス停に向かってのんびり歩いていたら、かつて見たことがないほど赤々と大きな太陽が、地平線の向こうに沈むのが見えるではありませんか。

 道路の反対側の木々や家の間のわずかなすきまから、美しい太陽がのぞいていたので、バス停に近づけば、もっと夕日がよく見えるはずと、速足で歩きました。道路さえ横切れば、夕日がきれいに見える場所に着いたのですが、ところがひっきりなしに車が通るので、ようやく横断できたときには、日は今にも沈んで姿が見えなくなる、その直前でした。それでも、空も太陽も赤く美しくて、日が沈むまで、そうして沈んでからもしばらく、空を見守りました。

 カメラは持っていなかったので携帯電話で撮影しました。満開の桜の花もとてもきれいでした。

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Fiori di ciliegioal tramonto, Perugia 30/3/2017

Esco dal lavoro tardi e trovo il sole rosso, grande e bellissimo
che sta per tramontare.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-30 23:59 | Altro | Trackback | Comments(4)

美しい月と花粉症その後

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1/3/2017

 昨夕は、うちの窓から、夕焼け色がまだほんのり残るたそがれの空にかかる、

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それは美しい月が見えました。

 よろい窓を閉めた頃には、さらに西に傾いた月の近くに、金星が輝いていて、それはきれいでした。紺碧の空にきらめく月と金星があまりにも美しいので、写真に撮ろうとしたのですが、わたしの腕とカメラでは、ほっそりとした月が太ってしまい、金星のきらめきも、その放つ細やかな光の筋がとらえられないので、あきらめて、目と心に収めました。

 昨晩の記事で、今年は花粉症の症状が軽いようだなどと書いたら、今日は朝から目がかゆく、くしゃみ・鼻水などの症状もさらに悪化して大変でした。例年に比べると、それでもまだ軽いのですが、今日はうちと学校で過ごし、外にいたのはその往復の間だけで、この状況です。しばらくまじめに食事療養と薬草療法を続けるつもりでいます。

 幸いというか何と言うか、他の先生方も先月末の期限にはとても間に合わない状況の人が多かったおかげで、学校側が締め切りを来週の末まで延期してくれました。わたしも、早めに提出できるようにと、日々のノルマを決めて取り組んではいたのですが、プリンターの故障に、家庭の事情、先週は友人たちがミジャーナに遊びに来て、せめて週末くらいはといっしょに過ごし、この数日は、睡眠時間を削り、時に食事の時間も後ろにずれ込み、瞑想講座も聞かずに、仕事に集中したのですが、2月末には間に合いませんでした。

 まあ、締め切りの延長を、学校側が早くから教えてくれていたおかげで、週末はミジャーナに行くことに決め、ブログの記事やインスタグラムの写真1日一つのノルマは何とかこなし、洗濯や掃除も必要に駆られてしているのではあります。ただ、昨年分の翻訳の報酬をまだ払ってくれていない企業などに、また請求のためにメールを書かなければならず、すっかり発行が滞っているイタリア語学習メルマガやさぼっているフランス語学習に着手しなければいけないのに、年明けから、この学校の大仕事の片がついてからと、先延ばしにしている状態ですので、学校が延長してくれた締め切りを待たず、遅くとも来週火曜日には提出できるように、頑張るつもりでいます。今晩も11時半過ぎまでは、新しいMacBookで仕事をしていたのですが、ようやくMacBookやiBook Authorにも慣れ、ペースが上がってきました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-02 23:59 | Altro | Trackback | Comments(2)

新しいプリンター到着、HP ENVY 5540

 先週金曜日にアマゾンイタリアに注文していた新しいプリンターが、今日予定どおり、無事我が家に到着しました。

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 インターネットで情報を調べて、わたしが購入を決めたのはこちら、HPのENVY 5540です。選ぶ際には、写真を印刷するつもりはなく、主な用途は文書の作成や授業の教材づくり、コピーであることも、念頭に置きました。

 カメラやマックブックの場合は、日本とイタリアで販売される機種の名が同じだったり、よく似たりしていて、対応機種が分かりやすかったのですが、プリンターに限っては、各社とも日本とイタリアで、扱う機種や人気のある機種が異なります。そこで、イタリアのサイトで機種を絞り込んでから、日本での評価も参考にすることにしました。

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 alaTest.itで、105ユーロ以下という条件を設定して、プリンターを評価の高いものから順に並べ、アマゾンや価格コムの評価も参考にしたあとで、上のページで1位から3位の機種の中から選ぶことに決めました。ただし、まったく同じ機種を日本で購入したという方の口コミや意見は、わたしが探した範囲では見つからなかったので、機種が似ていそうなプリンターの評価を参考にしました。

 最後の最後まで、エプソンかHPかで迷いました。アマゾンイタリアでは、どちらの評価も高かったのですが、エプソンについては、インク代が高く、インクがすぐ切れてしまうという感想がいくつか見られ、また、使用しているプラスチックの品質が悪く、見かけが貧相だという感想が気になりました。また、価格コムの口コミを見て、まったく同じ機種について語っているわけではないにせよ、キャノンのプリンターは壊れやすく、問題が生じやすいという印象を受けました。そこで、せっかく買うのだから長く大切に使いたいと思い、これまで12年間元気に働いてくれたプリンターがHPだったので、今回も、きっと長持ちすることと思い、HP ENVY 5540を選びました。

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 届いたのは午後1時過ぎですが、わたしが小包を開封したのは、午後英語を教えに行って、夕方帰宅してからです。机の上に置いてみて、まずは、以前のプリンターよりもかなり大きく、ひどく場所を取るので驚きました。でも、以前のプリンターと違って、紙を内部に収納することができ、印刷するたびに、トレイを引き出して、紙を置く必要がないので、便利です。設定やドライバーのダウンロードも、時間はかかりましたが、あまり苦労せずにすることができました。ワイヤレスで、WiFiが利用できる環境にあれば、ケーブルでパソコンとプリンターをつなぐ必要がないのが便利ですが、そのためか、USBケーブルは付属していません。これまで12年間使ったやはりHPのプリントに比べて、印刷がはるかに速く、鮮明なので、びっくりしました。ちなみに、以上の点は、すべてアマゾンイタリアの口コミ評価でも、指摘されていました。

 古いプリンターには変換アダプターがあり、プラグがドイツ式であるため、変換プラグも必要だったのですが、新しいパソコンには、重くかさばるアダプターがなく、そのままコンセントに差し込めるプラグがついた電源コードがあるだけです。コードに関しては、以前に比べてかなりすっきりしました。

 ひどく大きいので、机上で場所を取り、以前は使わないとき収納していたタンスの中に入らないことだけが難点です。ただ、IKEAで購入した机は幸い広いので、机の上にはそのときに必要なものだけ置くようにして、対処したいと思います。

 今のところは、いい買い物をしたと気に入っています。

参照リンク
- Amazon.it - HP ENVY 5540 Stampante Ink Multifunzione, Wireless
- Amazon.co.jp - HP プリンター ENVY5640 インクジェット複合機 日本HP B9S58A#ABJ ( A4 / Wi-Fi対応 / 自動両面 )
- Amazon.co.jp - HP プリンター インクジェット 複合機 ENVY 4520 F0V63#ABJ
- alaTest.it - Recensioni Stampanti, Stampanti elencati per alaScore / イタリアで販売されるプリンターをサイト、alaTestにおける評価が高い順に紹介
- 価格.com - インクジェットプリンタ 人気ランキング

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-27 23:59 | Altro | Trackback | Comments(2)

イタリアコンセント疑惑

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 イタリアには、3種類のコンセントがあります。電化製品のうち、洗濯機や掃除機など、消費電力が大きいもののプラグは、たいていの場合、写真左上に見られるように、差し込み口が円形をしていて、こういうプラグはspina tedesca 「ドイツ式プラグ」と呼ばれます。ドイツ式プラグは、やはり円形の受け口のあるドイツ式コンセント(presa tedesca)、あるいは円形の受け口がついた延長コードや変換プラグに差し込む必要があります。

 一方、アイロンやハンドミキサー、携帯電話の充電コードなど、それほど多くの電力を要しない電気製品の場合は、間隔の狭い穴が三つ並ぶコンセントに差し込みます。たいていの場合、携帯電話などの充電コードでは、コードの先の四角柱に近い形をした部分に二つピンがあり、一方、アイロンやハンドミキサーなどのプラグの形状は三角形状で、先に三つあるいは二つのピンがあり、そのピンをコンセントの穴に差し込むようになっています。

 問題は、実は無理をすれば、ドイツ式プラグをふつうの小さい三つ穴のコンセントに差し込むことも可能だということです。

 そうやって使う人もいるけれど、それは危険だからやめた方がいいと、数年前、巡礼中に、学校で電子工学を教える巡礼仲間から聞いたとき、ドイツ式プラグがふつうのコンセントの穴に入ると考えたこともなかったので、ぼんやりそうかと思って聞いていました。それが、今年の初めに、ふと何かがきっかけで気づいたのです。

 わたしが2010年から使い続けていて、ここ1年ほど不調のデスクトップパソコンの本体とモニターの電源プラグが、いずれもドイツ式であるのに、ずっとふつうの小さいプラグ用コンセントに差し込んで使っていたという恐ろしい事実に。デスクトップ本体もモニターも、電源プラグの先は丸くなっていて、明らかにドイツ式なのに、日本製のノートパソコンは、アダプターのプラグがふつうのものだったためか、日本ではノートパソコンでもデスクトップでも、プラグの形状が変わらないからか、それとも単に、パソコンが変わってもすでに持っていた延長コードを使い続けたからか、うっかり誤ったコンセントにつなぎ続けていた理由は定かではありません。

 とにかく、気づいてすぐ、確か1月20日頃に、ドイツ式コンセントがある延長コードを使い始めました。

f0234936_20591614.jpg

 すると、どうでしょう。これまであんなに調子が悪くて、時々急に休眠して、しばらく起動しない日が数日続くという事態がこの数か月頻発していたデスクトップが、以後はまったくそういう休眠をしなくなり、はや一か月が経ちました。

 ひょっとしたら、最初のモニターが2、3年で故障したのも、この間違ったコンセントにつないでいたためかもいれないと、今頃気づいたわたしです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-25 23:59 | Altro | Trackback | Comments(2)


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