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いざとなったら

 最近は、毎朝6時過ぎに起きて、ペルージャから40kmほど離れたフォリンニョ(Foligno)の町に、通訳の仕事に出かけています。

 今年の6月にオートマ車を購入して、ようやくイタリアでも車を運転するようになったものの、ペーパードライバー歴が長いため、自分の運転に、まだあまり自信がありません。(記事はこちら)無料高速道路(superstrada)で、ペルージャから北に向かうことは、これまでも時々あったのですが、南に向かうと、高速道路が分岐する箇所が多く、斜線変更が分かりづらい上に、渋滞も多いため、アッシジやフォリンニョのある南に向かって運転したことは、ありませんでした。

 それが先週から何度か、公共交通機関を利用して、フォリンニョに行ってみて、乗換えや駅まで歩く時間のために、片道1時間半から2時間かかることが分かりました。その上、最近は日没が午後5時前になったので、仕事が終わってから、歩いて駅に向かうと、暗い中、交通量が多く、歩道のない道を歩くことになります。

 そこで、週末、月曜日からは、勇気を出して、自分で車を運転して行こうと決め、日曜日は、夫に同乗してもらって、フォリンニョまで行ってみました。さらに、これまで利用せずじまいになっていたカーナビも、使ってみました。

 夫に、「この道は何度も通っているのに、まだ覚えてないの?」と、あきれられながら、また、「ここは一時停止だから、きちんと止まって、よく左右を確認しないとだめじゃないか!」と叱られながら、行きは、40kmの道を、1時間近くかけて進みました。わたしがゆっくり進んだためでもありますが、日曜日の夕方で、渋滞していたからでもあります。

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 帰り道では、空が少しずつ夕焼けに染まっていきました。(上の写真は、10月10日に、ローマへの巡礼に必要なものをそろえようと、フォリンニョ郊外の大型スポーツ用品店に、夫の運転する車で出かけた帰りに、撮影したものです。)

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 途中で高速道路を下りて、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会(Basilica di Santa Maria degli Angeli、記事はこちら
のミサに参加しました。

 5時から始まったミサが6時過ぎに終わった頃には、もう日がとっぷりと暮れていましたが、カーナビが、車線変更や分岐点でどの道を進むべきかを、それは親切に教えてくれるので、夫の助けもあって、無事に家までたどり着くことができました。

 こうして練習したおかげで、昨日も今日も、カーナビの助けを借りながら、一人でフォリンニョまで運転して行き、無事に帰ることができました。カーナビの、びっくりするほど正確で親切な道案内には、本当に助けられます。そして、車で行かないと、通勤が大変すぎるという状況に置かれたおかげで、「こんなにも早く自分一人で運転するとは思っていなかった道」を、しかも長距離にわたって、行き来することができました。車での行き方や所要時間を調べたViaMichelinのサイト(リンクはこちら)では、所要時間37分と書かれている道を、初めて夫と行ったときには、55分ほどかけて運転したのですが、今日は行きも帰りも、40分足らず。恐い思いをすることはあるものの、少しずつ、運転に慣れることができているようです。

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 この頃、めっきり気温が下がり、昨日も今日も、朝は車の窓ガラスが凍り、畑には霜が降りていました。お義父さんの助言で、フロントガラスに古いバスタオルを置いておいたら、そこだけは凍っていなかったので、助かりました。

 上の写真は、11月1日に撮影したものです。美しい紅葉を見せていた柿の木も、今はすべて葉が散ってしまい、熟しつつある実だけが残っています。今晩、夫は、合唱団の練習にいつもより早く出かけました。途中で搾油所に寄って、昨日届けたオリーブからできた今年の新オイルを受け取るためです。明日の夕食では、きっと新オイルでブルスケッタ(記事はこちら)を食べることになると思います。今から何だか楽しみです。

 ちなみに、二度と電車は利用するまいと思った動機の一つに、金曜日の帰りに、スペッロ(Spello)の駅の自動販売機で切符を買おうと思ったら、小銭を作るために、バールで水を買い、そのお釣りも使って、5ユーロ以上も入れたのに、3.2ユーロのはずのペルージャまでの切符を発行しないどころか、お釣りも出てこなかった、ということがあります。ローマやペルージャ、フォリンニョのような大きな駅にある普通の自動販売機とは違い、型の古い変わった機械ではあったのですが…… お釣りも切符も出ないので、どうしようと慌てていたら、電車が来たので、とりあえず乗り込み、車内を歩きに歩いて、車掌さんを見つけ、切符の販売機について事情を話しました。

 そのとき、自分が乗る電車を間違えて、反対方向に向かっていたことが分かったのです。この車掌さんが、親切に、次の駅に停車中の、わたしが乗るべきだった電車の運転士さんに連絡して、わたしが着くまでは、電車が発車しないように、取り計らってくれました。ただ、「時間がないから、電車が止まったらすぐに、線路を渡り、この電車の前、乗るべき電車の後ろを通って、向かい側のホームに渡るように。」と言われ、万が一、電車が動いたらどうしようと、ひやひやしながら、線路を渡りました。

 めったにあることではないのですが、こんなこともあったので、ひょっとしたら、自動車の方が安心なのではないかしら、と思ったことも、今週からフォリンニョまで、車で通うことになったきっかけです。何はともあれ、仕事が終わる木曜日まで、安全運転に気をつけます。

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by milletti_naoko | 2011-11-15 22:51 | Altro | Trackback | Comments(6)

近況報告

 壊れかけて、使い勝手が悪いのに、新しく購入する機種を決めかねて、ずっと使い続けていたのは、携帯電話だけではありません。

 掃除機も、ホースの一部が切れたり、スイッチを押してもコードが収納できなかったり、吸い込みが悪かったりするのに、使い続けていました。値段や性能に幅があり、100ユーロ以内の安いもの、200ユーロほどのもの、それとも400ユーロ以上するダイソンの掃除機か。いろいろ悩み検討したあげく、値段はひどく高いのですが、ダイソンの掃除機を注文しました。夫は反対でしたが、掃除機を使うのも、払ったのもわたしですもの。

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 ダイソンの掃除機と一口に言っても、機種が多いので、インターネットで情報や使用者の感想を調べて、機種を決めるまでに、かなり時間がかかりました。そうして、注文したのが11月4日。届いたのが11月8日。それが、今週は昨日まで、毎日仕事で朝から晩まで忙しく、届いた日の晩に、喜びいさんで箱を開けたものの、組み立て方が分からず、どうせその晩は掃除はしないからと、居間の片隅に置いたまま、まだ、きちんと組み立てることさえできていません。

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 今日こそは、洗濯のあとに掃除をと思ったら、ミジャーナでのオリーブ収穫を、友人たちがリミニからはるばる手伝いに来てくれることになり、義母が皆の昼食を準備するのを手伝い、それから、車で昼食を届けて、皆と一緒に食べました。紅葉の美しい木々に囲まれたミジャーナで、昼食後、家の改築状況を見たり、しばらく一緒にオリーブを摘んだりしていたら、帰るのが遅くなりました。この記事だけ書き終えたら、再びダイソンくんの組み立てに挑戦して、1週間の間にたまったホコリを退治するつもりです。

*追記(2011年12月22日)
 わたしが購入した掃除機は、Dyson DC32 Animalproです。音は少々にぎやかで、以前使っていた掃除機に比べると、大きくて重いのですが、それでも、吸引力がとても強く、一度掃除しただけで、まるで水ぶきをしたように、ホコリがきれいになくなるので感動しています。動物がいないのに、この掃除機を買ったのは、アレルギーやフローリングにも対応している上、他の機種に比べて、どのサイトで見ても、とにかく使用者の評価が格段に高いからです。車内やソファーの掃除に役立つ部品があるのも便利で、買ってよかったと満足しています。ただ、今さっき、わたしが購入したAmazon.itのサイトで見たら、同じ掃除機の値段が、400ユーロ近くから、359ユーロに下がっているのが、ちょっとショックでした。(リンクはこちら

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by milletti_naoko | 2011-11-12 15:47 | Altro | Trackback | Comments(8)

新しい携帯電話

 もう1か月ほど前の話ですが、ようやく新しい携帯電話を買いました。

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 こちらが、その新しい電話です。いろいろな広告やインターネット上の意見を参考にして、手で触れられる文字盤のある携帯電話を買おうと思っていたのですが、郵便局では当時99ユーロで売られていたこの電話が、その日入った電器屋では、69ユーロとかなり安い値段で売られていて、少し迷ったものの、すぐに購入を決めてしまいました。

 日本に住んでいた頃は、携帯電話というものを持ったことがなかったのですが、さすがに海外に留学する身では、いざという時に、連絡が自由に取れるので、必要だろうということで、2002年にイタリアに暮らし始めてすぐに、まずは一つ購入しました。

 その携帯電話は、1年ほど後のある日、手洗いで洗濯をしようと、洗剤を入れたお湯の中に、洗濯物を入れて、もみあらいしていたとき、うっかり水中に落とししまいました。すぐに気づいて、取り出しましたが、電源が入りません。当時はペルージャに暮らしていて、NOKIAの携帯電話であったため、ペルージャ駅の近くにあるNOKIAの店に持って行って、店員さんに見てもらったのですが、回路が水に濡れて駄目になっているから、修理のしようがないと言われてしまいました。初めて買ったもので、値段が分からなかった上、マルケ州の小さな小さな村の店で買ったこともあり、また、いざというときに、携帯電話を通してパソコンをインターネットに接続できるようにと、bluetoothがありインターネットに接続可能なものを選んだため、実はこの最初の携帯電話は、200ユーロ以上もしたように覚えています。それで、とても残念に思いながら、やはり携帯電話は必要だからと、ペルージャの中心街で、今度は110ユーロほどで、購入しました。ペルージャでは、外国人大学を始め、市立図書館など、インターネットを利用できる場所が多かったので、bluetoothやインターネットにこだわらずに、通話ができて、メッセージさえ送れたらいいと思って、店にあった中から選びました。

 こうして愛用していた二つ目の電話が、最近ではすっかり調子が悪くなり、もう1年近く前から、携帯電話としては、まともに機能しなくなっていました。外出中に通話を始めると、なぜかすぐに電源が切れてしまうようになったのです。家で充電しながらであれば、ふつうに話をすることができたのですが、これでは「携帯電話」としての機能を果たしていません。それに、もう何年も使い込んだので、文字盤に書かれた数字や文字には、消えかけたものや、まったく見えないものも、いくつかありました。(つづく)

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by milletti_naoko | 2011-11-07 23:59 | Altro | Trackback | Comments(6)

夏の強い味方

 ペルージャはイタリア中部にあり、同じ中部にあるローマよりはかなり北方にあるのですが、それでも、ニュースで、「イタリアで今日最も暑い町の一つ」として登場することが、しばしばあります。

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 今週は、空が雲ひとつなく晴れわたり、最低気温が20度、最高気温が35度という日が続いています。冷房のない屋内では、夜間・早朝の涼しい間に屋外の空気を取り入れることによって、なんとか室温を25度近くまで下げることができます。こうして、朝の涼しいうちに窓とよろい戸をすべて閉めきっても、最近では、夕方には、室温が30度近くまで上がり、夜8時には、まだ外の空気は暑くて、28度近く。夜11時になって、ようやく外の気温が、24度ほどに下がり、窓を開けて入ってくる空気が肌に心地よく感じられるようになります。

 だからと言って、寝苦しいからと窓を開けて眠ると、電気を消していても、窓から次々に蚊が飛び込んできて、一晩中眠りを妨げます。日本の家では、最初から網戸と網戸用のサッシのある家が多いと思うのですが、イタリアの一般家庭では、網戸どころか、そもそも網戸用のサッシそのものがない家が多くあり、我が家もその例に漏れません。

 あまりの暑さに、窓を開けずには眠ることができず、かと言って、窓を開け放して眠ると、蚊に睡眠を妨げられる、という日がしばらく続いたあと、これは、あの商品を購入するしかないだろうという結論に至りました。

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 すぐに賛同した夫と、昨晩購入したのが、こちらの品物です。そう、蚊帳なのです! 一番いいのは、すべての窓に網戸を張ることですが、網戸用のサッシがない窓一つひとつに網戸を取りつけていては、時間と手間がかかりすぎるからです。

 わたし自身、蚊帳というものは、日本では、昔を語る映画やドラマの中でしか見たことがありませんでした。

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 それが、この7月に、生まれて初めて、友人宅で、蚊帳というものを目にして、しかも実際に自分で使ってみる機会に恵まれました。上の写真の客室は、屋根裏にあるため、天井が傾斜して、蚊帳の取りつけ方が、少し独特です。手前にある布は、天窓を覆っています。

 蚊帳を幾夜か使用してみて、窓から入る涼しい風をしっかり身に感じることができるのに、蚊は中に入ってこないので、ゆっくり休むことができることに、感動しました。さらに、レースのような蚊帳に包まれて、ベッドが優雅なものに感じられました。それで、このときから、わたしはすっかり蚊帳に魅かれてしまいました。

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 その10日ほどあとに滞在したかずこさんのB&B(リンクはこちら)のお部屋にも、やはり蚊帳がありました。こちらの蚊帳は、最初の写真にも見えるように、標準的な取りつけ方をしていて、我が家でも、昨晩、こんなふうに寝室の天井から取りつけました。(我が家の寝室の写真は、夫に叱られそうなので、掲載しません。)

 おかげで昨晩は、ひんやりとした空気の流れ込む涼しい室内で、蚊を気にせずに、久しぶりにゆっくりと眠ることができました。王さま、お姫さまが眠るベッドのように、美しいレースを思わせる蚊帳に覆われた床に眠るのは、何だか気分もよくて、夫と二人、買い物にそれは満足しています。値段も13ユーロ足らず。金具を天井に取りつける作業もすぐに済みました。

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by milletti_naoko | 2011-08-25 19:28 | Altro | Trackback | Comments(14)

治りました!

 ピエモンテの山を歩いている途中に転びかけ、左手をついた際に不全骨折を起こしていた中指(記事はこちら)は、救急病院で手当を受けたとき、20日間固定するよう言われていました。昨日は、ちょうどその20日目だったので、どきどきしながら、病院に行って、レントゲン撮影をし、診察を受けました。

 結果は、もう骨に問題はなく、重いものを持つのは避けなければいけないけれど、順調に治っていくはずだということでした。心配してくださった皆さん、ありがとうございます。まだ腫れも痛みもあって、十分には曲げられないのですが、それは、包帯でずっと締めつけられていたためだ、ということです。

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 わたしの左手の写真だけというのもなんですから、旅行中にすっかり枯れていたのに、8月7日にわずかながら花を咲かせていた赤いバーベナ(記事はこちら)が、今朝は、いくつも美しい花を咲かせていた様子も、一緒に撮影してみました。

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 そこで、今朝は、さっそく野菜畑に、野菜を収穫しに行きました。今日の収穫は、トマト、プチトマトにズッキーニ、サニーレタス。そして、ルーコラです。トマトの表面の皮が裂けて、筋が入ってしまっているのは、先週しばらく夏らしくない涼しい日が続いたため、ということです。やっぱり両手が使えると、野菜を採るのも、洗うのもとても楽です。今日の昼には、新鮮な野菜のサラダ。今から食べるのが楽しみです。

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by milletti_naoko | 2011-08-11 12:39 | Altro | Trackback | Comments(12)

新しい時刻表はまだ?

 ペルージャの市内バスの時刻表は、明日から変更になります。これはペルージャでは学校が夏休みに入り、主に通学用に運行されていたバスの便がなくなるなどの諸事情によります。こうしたバスの時刻表の変更は、毎年、6月に子供たちの夏休みが始まるときと、9月に夏休みが終わるときには必ずあります。

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 それはいいのですが、問題は何かというと、明日、月曜日の朝からバスの時刻表が変わるというのに、インターネット上にあるのが、まだ古い時刻表だということです。

 月曜の朝、バスを乗り継いで、職場に行かなければいけないわたしは、昨日、土曜日の午後、ペルージャの市内バスを運営する会社apmに電話をしました。以下が、わたしと電話の担当者の間に交わされた会話を、日本語に訳したものです。

 「新しい時刻表は、残念ながらわたしたちの手元にも来ていないので、お教えすることができません。」

 「月曜の朝、通勤するのに、時刻表が分からないと困るのですが、まだ新しい時刻表ができていないということは、ひょっとして、月曜日も古い時刻表のまま、バスが運行されるということでしょうか。」

 「いえ、月曜日にはバスの時刻表は必ず変更になります。」

 「変更を知らずに、いつもどおりにバス停に行ったら、仕事に遅れてしまう可能性があって、非常に困るんですけれども。」

 「明日、日曜日には、新しい時刻表がすべてのバス停に貼られているかもしれませんから、それを見て確認してください。」

 「わたしはバスを2度乗り換えなければいけないこともあるし、どう乗り換えるかが時刻表によるので、あらかじめ分からないと困るのですが、では、新しい時刻表が出しだい、貴社のサイトに掲載してください。」

 「そうあることを願います。」

 「……。それから、新しい時刻表は変更間際ではなくて、数日前に発表してください。当日の朝、分かるのでは遅すぎます。」

 「それは、わたしたち、電話に応対する者としても、ぜひ早目に時刻表を発表してもらいたいと切に願っています。この数日、どれだけ新しい時刻表が分からない、知りたいという利用者からの電話がかかってきていることか……」


 バスの時刻表の変更は毎年のことなので、あらかじめきちんと決めておけばすむ話なのに、どうしてこういうことになるのでしょう。まったく困ったものです。

 こういう問題は、バス会社だけの話ではなくて、ペルージャ外国人大学でも、語学講座と大学のいずれの場合も、授業が始まる当日になって、ようやく授業の時間割が手に入ったということが、時々ありました。

LINK
- apm - Servizio Urbano – Orari / apm市内バス等時刻表へのリンク

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by milletti_naoko | 2011-06-12 20:45 | Altro | Trackback | Comments(7)

この子に決めた

 今日の夕方、ディーラーに行って、前金を払い、契約書に署名をしてきました。6月の末には、チェコの工場から、わたしのもとに届くはずです。

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写真は、http://www.toyota.it/から

 3台目のわたしの愛車に決まったのは、白いアイゴです。ディーラーの方から、「赤のマニュアル車も展示場にあるから、色を見比べに来ては」というお誘いの電話がありました。人に聞いたり、情報を調べたりして、今の自分のニーズに一番あった車は、トヨタのアイゴのオートマ車だとまでは、確信していました。(記事はこちら

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 唯一の問題は色でだったのですが、実際に展示会場で、赤いアイゴを見てみると、思っていた赤とは違う、少々にぎやかな色でした。会場にない赤のメタリックは、ひょっとしたら、わたしの好きな色だったかもしれません。けれども、実際に見てみないと、やはりカタログの色だけでは分からないし、会場で白い車をよくよく見ていたら、白もなかなかいいな、と思えてきました。白なら、店がすでに発注したオートマ車があるので、6月末には手に入るけれども、赤がほしければ、9月末まで待たなければいけないという事情もありました。

 実はうちの夫の車には、エアコンがありません。「自然志向、健康志向」の夫は、主義でエアコンなしの車にしたのですが、夏の暑いときのドライブは大変で、サウナの中にでもいるかのようです。6月末に車が手に入れば、夏休みの間、運転の練習をしたり、遠出をしたりすることもできます。

 それで、すでに心が白に傾いていたときに、店員さんから、「この白い車は、残った最後の1台だから、今この白い車に決めたら、240ユーロするフォグランプもタダでつけますよ。」と押されて、白い車に決めました。

 車が自分のものになったら、行ってみたいところが、たくさんあります。何だか羽が生えたようで、というか、もう一つ足ができたようで、ずいぶん自由に身動きができるようになるので、今から楽しみです。ただ、夫とお義母さんがかなり心配しているので、やっぱり車に乗る前に、教習所で、少し乗車教習をした方がいいかなと、わたしも、思い始めたところです。

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by milletti_naoko | 2011-05-27 23:56 | Altro | Trackback | Comments(10)

車がほしい

 日本の運転免許証をイタリアの免許証に書き換えて(記事はこちら)から、1年以上が過ぎました。書き換えから数か月後には、ローマの日本大使館から案内があり、返信用切手と封筒を送付して、日本の運転免許証の返還も受けました。

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 ペルージャとは言っても、住んでいるのが郊外である上、ミニメトロ(Minimetrò)(記事はこちら)ができて以来、バス路線が変更され、バスを1度は乗り換えないと、中心街まで行けなくなってしまったため、車がないとやはり不便です。

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 わたしの大学時代の友人は、里帰りしてエルバ島Isola d'Elba、上の写真)やスポレートなど遠方に住んでいます。夫の友人が多く住むリミニも、やはりペルージャから遠いのですが、運転するのが夫となると、どうしても週末は、夫の友人を、夫と共に訪ねることが多くなります。

 それでも、もともと車の運転や駐車が得意ではないし、維持費はかかるし、こちらでは車は右側通行で、運転手席が左にあるし、車間距離は狭いし、運転は荒く見えるし、と、いろいろ理由を並べて、車を買うことは控えていました。

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 実は、二世代住宅の我が家には、義父がもう40年以上も使い込んだのに、今なお健在で、時々活躍している元祖チンクエチェント(Cinquecento)もあります。以前からお義母さんが、わたしが自由に使っていいと言ってくださってはいたのですが、日本でオートマ車ばかり運転していたため、マニュアル車は敷居が高い上に、数年前に整備に出して、新品のようにピカピカになって戻って来てからは、運転するのが恐れ多くなってしまいました。

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 お義母さんも、義弟の奥さんも、車の免許がないので、車を運転することはなく、それでも別に義父や義弟が問題にしている様子はないのですが、わたしはかなり以前から夫に、「車を買って自立するように」と言われていました。自立と言っても、買い物だって、病院だって、別に夫に付き添われなくても、バスと電車と足で、自分できちんと出かけているので、「車がないからと言って、自立していないわけではない」と、わたしは反論していました。

 ただ、最近になって、いくら高くても、お金がかかっても、やっぱり自分がより自由に身動きできて、行きたいところに行けるので、車がほしい、と思うようになりました。そうすると、はっぱをかけ続けてきた夫が、「別に公共の交通機関ですむのだから無理に買わなくても……」と、急に姿勢を変えたので、不思議なものです。夫は、「最初だから中古車を」と言うのですが、何年も乗った夫の車が最近不調で修理に出されることの多いのも見ているため、わたしは、新車を買うつもりでいます。夫には、「わたしにとっては、1台目ではなく、3台目の車だし、これまで新車しか買ったことがないから。それに、わたしが自分のお金で買うんだから。」と言ってあります。そうして、地震で打撃を受けた日本経済を支援するためにも、日本の技術とサービスに対する信頼からも、「日本車を買う」と宣言しました。

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Honda Civic ~ 写真は、http://www.honda.co.jp/から

 ちなみに、わたしが日本で購入した2台の車は、1台目がホンダのシビック、2台目がフィアットのプントです。以前の購入時にも、駐車や運転に自信がないので、小さくて後方に突き出ていない車を選びましたし、今回はさらに予算や維持費、ペルージャ市内で駐車場を見つける難しさもあって、小さく小回りが利き、しかも安全な車を、と考えています。

 1台目の車がシビックだったのは、最初にディーラーに同伴してくれた友人の車がやはりシビックで、店で見た車が、すぐに気に入ったからです。日本でも、車を買うまでは運転を敬遠していたのに、買ってからはしばしばあちこちに遠出したので、たぶんイタリアでもそういうことになるのではないかと思います。このシビックがすっかり気に入ったわたしは、数年経って10万キロ近く走ったあとも、まだ車を買い替えようという気持ちはまったくありませんでした。

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Fiat Punto ~写真は、http://www.clubfiatpunto.comから

 それが、6月のある日、真っ赤なバラが車内を埋め尽くし、さらに車からあふれだしているフィアット・プントの広告を見て、まずは、日本でもイタリアの車が買えることに驚き、さらに、その緑色の車に一目惚れして、さっそく週末にディーラーに出かけて、薄緑色のプントを注文しました。3か月後には手に入ると言われたプントが、はるばる海を渡ってわたしのもとに届いたのは、契約書に署名してから半年後の、12月のことでした。イタリアの歌を聞きながら、イタリア車に乗って、イタリアに行きたいとう気持ちを抑えようという気持ちもあったのですが、結局いろいろあって、退職を決め、まだ新しかった車は同僚の生物の先生に買い取っていただいて、イタリアに来ることになりました。当時の愛媛県内子町では、他にイタリア車に乗っている人がいなかったこともあり、同僚たちに、「先生のうちに、今度車を見に行ってもいい?」と聞かれたり、家庭訪問や部活で練習試合に出かける際には、生徒たちが「イタリア車だ!」と喜んで、車に乗り込んできたりしていました。

 そこまでして、日本からイタリア車を購入しておいて、今度はイタリアで、日本から車を買おうというのですから、わたしも少し、あまのじゃくかもしれません。

 イタリアでの車の購入にあたって、まずは、友人たちから話を聞いたり、インターネットで情報を調べたりしました。すぐにいいなと思ったのは、こちらの車です。

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(写真は、トヨタのディーラーでもらった冊子から。次の2枚も同様。)

 そう、トヨタのアイゴです。小さくて、かわいいし、燃費もよくて、小回りも利きそう。そうして、以前のシビックは白、プントは薄緑色だったのですが、どういうわけか、今度は、最初から、赤い色にしようと思いました。赤・白・緑と、イタリア国旗の色をそろえようというわけではないのですが……

 それが、夫と共に、近くのトヨタのディーラーに出かけると、「白いアイゴなら、すでに店が注文しているので6月末に手に入るけれども、赤がほしければ、9月末まで待つことになる上、値段も高くなる恐れがあります。」というのです。しかも、店員さんの、「なんで赤なんかがほしいんですか。」という言い方が気になりました。高いお金を出して車を買うのに、色を選べないのは、どうも…… かと言って、9月末まで待つのでは、夏の間自由に身動きができません。赤と言ってもいろんな色があり、実際に見てみたら、やっぱり白の方がいいということになるかもしれませんが、何となくそこに、ひっかかりを覚えました。

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 同時に、アイゴと並んで展示されていたヤリスも気になりました。以前乗っていた車が4メートル強の長さであったのに対し、アイゴは小さくて、3415mm。夫がぎりぎり車の入る場所に、苦労しながら縦列駐車する様子をよく見ている上、わたしの駐車技術では、やはり小さい方がいいと思いつつ、「高速道路を走るとき、アイゴではやはり車体が不安定に思われる」というコメントを、インターネットのフォーラムで読んで、気になっていたからでもあります。ヤリスでも長さが3785mmで、以前わたしが乗っていた車よりは小さいし、値段もわたしの貯金で少し余裕を持って買えるくらいだし、なにより内装や安全面でアイゴよりかなり充実していて、実際に乗っている人の評価も高いようです。ただ、ディーラーでは、ヤリスも、白ならば7月末に手に入るけれど、他の色がほしければ、9月末まで待つ必要があると言われてしまいました。

 そこで、帰宅してから、アイゴとヤリスについて、実際に乗っている人の感想や意見を、インターネットのフォーラムでいろいろ読んでみました。もともとイタリアで買うことを前提にしている上、日本では売られていない車なので、イタリア語のコメントを中心に、片っ端から情報を見ていきました。

 駐車しやすさや、維持費、燃費ではアイゴがいいけれど、車体の安定感や安全、内装からいうと、やはりヤリスがいい、ということが、いろいろ読んでいくうちに分かり、それではヤリスにしようかと思ったとき、ヤリスの不調・故障や問題点を訴えるコメントが、数多く目に入るようになりました。ただ、これらの問題は、大部分は、トヨタがヨーロッパ市場で売る車のオートマ車に採用しているMMTというシステムによるものです。

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 気分次第で、オートマとしても、マニュアルとしても運転できる上、燃費が悪くないというのが、このMMTの売りのようですが、イタリア語のフォーラムでのコメントを読むと、坂道で発進できなかった、後戻りした、道路のただ中で、システムがまったく使えなくなり立ち往生した、などという困った事態を繰り返し経験し、ディーラーにもその都度駆け込んだのに解決しなかったという人の意見が、いくつもいくつも並んでいます。ヤリスのマニュアル車を運転する人は、車を絶賛する人が多いのに対し、オートマ車については、「少し癖があるけれども、癖を覚えれば何とかなる」と車を肯定的に評価する人はごくわずかで、大多数の人が、MMTの深刻な不調や故障を訴えています。

 もちろん、自分の車が気に入っている人よりも、問題があると思う人のほうがフォーラムなどに意見を書き込む率が高いでしょうから、ここでの車に対する評価が、実際にMMTを採用したヤリスに乗った人すべての評価を、そのまま反映しているとは思いません。それにしても、「こんなにオートマ車が問題ばかり起こすようなら、いっそ自動車学校にでも通って、ヤリスのマニュアル車を購入しようか、それとも、いっそ他社のマニュアル車を購入しようか」と迷い始めました。

 日本でわたしが9年間運転した車は、常にオートマ車でした。イタリアに暮らし始めてからの9年間は一切運転をしていない上、イタリアでは、車が右側通行で、運転席の場所も違います。長いブランクのあとで、運転を再開するには、やはりオートマ車がいい、とこれも最初から心に決めてはいたのですが……

 週末にトヨタのディーラーから電話があり、「MMTが問題を起こすのは、ヤリスだけであって、アイゴでは問題がない」と言われました。それで、再び、アイゴのMMTに関するコメントを読んでみると、確かに、アイゴの場合には、同じMMTでも、ヤリスで起こるような深刻な問題は起こっていないようです。CVTなど、他のオートマのシステムに比べると、使い勝手が悪いようではあるものの。(ちなみに記事の最後に、日本の皆さんにも分かりやすいように、日本語でこの2車について説明してある他の方のブログ記事へのリンクを貼ってあります。)

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Honda Jazz ~写真は、http://www.autotrader.co.uk/から

 一方、ヤリスタイプでかつ問題なく使用できるオートマ車が見つからないかと、まずは日本車で、それから他の国の車でもいろいろ調べてみました。大きさや形も、これはと思えるのは、ホンダのジャズやスズキのスウィフト。

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Suzuki Swift ~写真は、http://www.suzuki.it/から

 これらの車は、オートマも性能がよく、車の評価も高いのですが、ただ、車体がかなり大きくなり、値段や燃費、維持費が高くなり、駐車は難しくなります。イタリア人が、「アイゴやヤリスがオートマにCVTを採用していたら、少々高くなっても必ず買うのに」と書き込みをしているのをいくつか見かけたのですが、わたしも同感です。

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Honda Brio ~写真は、http://www.risparmioauto.it/から

 ホンダが、躍進国で売りに出すBrioという車は、長さ3.61m、ドアが五つに、オートマのシステムはCVT(記事はこちら)で、これがイタリアでも現在販売されていたら、ぜひこの1台と決めたいところですが、たとえヨーロッパ市場で売りに出されるとしても、まだまだ先の話になりそうです。

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Toyota Verso-S ~写真は、http://www.toyota.it/から

 他の車も、大きさすぎたり、形が今ひとつだったり、

f0234936_5421426.jpg
Renault Twingo ~写真は、http://www.smcrenault.co.ukから

 ドアが三つしかないことが気になったりして、今のところ、オートマのアイゴに心が傾いています。わたしは、なぜか土曜日から熱が下がらず、それでも今朝は授業があって、学校に行ったのに、生徒さんも具合が悪くて欠席。結局家にトンボ帰りすることになったのですが、バスやミニメトロを乗り継いで、通勤する途中に、道行く車や駐車してある車を、よくよく観察しました。どういうわけか今日は4台ほどアイゴを見かけ、しかもそのうち4台が赤い色をしていました。赤もやっぱりいいなあ、でも9月末まで待つのは、……体調も悪いので、今日はディーラーには出かけませんが、そろそろ気持ちが固まりつつあります。

LINK
- JEM - レンタカー車種紹介(TOYOTA AYGO)
- JEM - レンタカーのTOYOTA YARISのご紹介
- OmniAuto.it – Toyota Aygo
- OmniAuto.it – Toyota Yaris ‘10
- AutoTrader – Toyota AYGO hatchback (2005-) expert review
- AutoTrader – Your top 10 favourite city cars. 06/3/2011
- AutoTrader – Toyota Verso-S MPV (2011-) expert review
- AutoTrader – Honda Jazz 1.4 car review. 24/9/2009

*追記(5月28日)
 結局どの車に決めたかは、こちらの記事をご覧ください。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-05-24 22:45 | Altro | Trackback | Comments(13)

だまされたかな?

 わたしにはメールアドレスが二つあって、主に日本用・イタリア用と国別、言語別に使い分けているのですが、そのどちらのアドレスでも、よく迷惑メールを受け取ります。

 日本語で届く迷惑メールは、ダイエットや金儲けが簡単にできると謳ったものや、いかがわしい交友の誘いのメールがほとんどなのですが、イタリア語で届くメールには、いわゆるフィッシング詐欺のものが圧倒的に多いのです。こんなことから、メールを受け取る側の、あるいは犯罪者側の国民性に違いがあるのだろうかと思ったりもするほど、スパムメールの内容が対照的です。

 出会い系のスパムメールにしても、日本の場合には、「寂しさをいやしてくれれば、お金を差し上げます」のようなあきらかに疑わしいものが多いのに対して、イタリアの場合は、まじめな交際を考える人も利用することが多そうな出会い系サイトからの勧誘だけです。イタリアの知人や友人の中には、こういうサイトを通じて知り合ってつきあい始め、結婚を真剣に考えている人もいますが、ニュースを見ていると、恋人や配偶者がいるにも関わらず、それを隠して相手を探すような輩もいます。犯罪に巻き込まれる可能性もありますので、この手のサイトには十分ご注意ください。

 ただ、わたしが受け取るイタリア語の迷惑メールで最も多いのは、先にも述べたように、フィッシング詐欺です。銀行や郵便局などを装って、「あなたの口座が凍結されました。再度使えるようにするには、以下のリンクから、ホームページで個人情報を確認してください。」と、個人情報を尋ねてるものがあります。

 かと思うと、どこかの国で資産家が多額の遺産を残して亡くなって、その遺産を受け取り手としてあなたが選ばれたとか、運よく多額の宝くじに当選したとかいう理由を述べて、個人情報を盗み出そうとするメールもあります。

 こういうフィッシング詐欺による犯罪の被害が後を絶たないため、イタリアには、消費者がこうした詐欺を通告し、また出回っているフィッシング詐欺情報を説明した記事を説明したサイトもあります。たとえば、記事の下方にリンクを紹介してあるAnti-Phishing Italiaのサイトからは、詐欺の疑いのあるメールなどをサイト側に知らせることもできますし、また、銀行などを装ってのフィッシング詐欺情報が充実したページ(リンクはこちら)もあります。

 そんなにうまい話が転がっているはずがない、と普段は注意してこういうメールは削除したり、迷惑メールに指定しているわたしですが、つい昨日、詐欺とは言わないまでも、誇大広告にまんまと乗せられてしまいました。

 実はこのメールを受け取ったのは2度目で、一度目は話に乗りかけたものの、最後の最後で考えを変えて、支払いはしなかったのです。それが昨日、2度目のメールでは、「あなたは幸運にも選ばれました」とか「あと7分以内に答えなければ」とかいう誘い文句に釣られて、ついついお金まで支払ってしまいました。

 メールを寄こしてきたのは、Gruppo OmniGeo Italia(リンクはこちら)と称する業者です。観光に関するアンケート調査に協力すれば、提携している観光業者のホテル一覧にあるホテルから、ホテルを一つ選び、そこに2人で、無料で7日間宿泊できるクーポンを提供するが、この宿泊が無料なのは、ホテルにとってもいい広告になるからだ、といった旨のことがメールには書かれていました。

f0234936_2542973.jpg

 「選ばれました」、「あと7分」という言葉に急かされて、アンケートに答えるだけならお金もかからないし、と思って答えていると、最後の画面に、ホテルのクーポンを受け取るためには、クーポン発行・送付の料金を払う必要があるとでてきました。実は、前回は、ここであやしいなと思って、作業を止めていたのです。それが今回は、PayPalを通じて、クレジットカードで払う料金は、17.5ユーロでそれほど高くない上に、少しお金を払わなければいけないので、よけいにホテルの広告もかねての無料宿泊が、本当らしく思えたりしたために、結果的に、自分の個人情報を知らせた上に、この送料の支払い手続きを済ませてしまいました。

 それが、夫に話したら、「それは詐欺では」ということになり、インターネットでいろいろ情報を調べると、幸い、同じようなメールを受け取って、話に乗るべきかどうか悩んでいる人の相談や、実際に利用して旅行に行った人のコメントがあるブログやサイトが、いろいろ見つかりました。こうしたサイトを読み込むと、どうやら以下のような事情であることが分かりました。

・完全な詐欺ではないけれども、メールの文面ほどうまい話ではない。
・7日間の無料宿泊券が受け取れるのは事実だけれども、代わりに、その間の食事代をすべて宿側に自分で支払う必要があり、結局自費でホテルに泊まるのとあまり変わらない結果になることも多い。
・観光客の多い時期には、ホテル側が無料宿泊券での利用客を受け容れなかったり、食事の料金をかなり高く設定することもある。
・問題が起こった場合に、相手にしなければいけないのは、アメリカの会社であり、直接連絡しなければいけないのは、ポーランドの会社である。
・オンラインでデータを入力し、支払いを済ませてから、無料宿泊券が自宅に届くまでには、数週間かかる場合もある。

 送料を支払ってしまう前に、こういう情報をきちんと調べておけば、むりやり旅行条件を規定されてしまう、それほどおいしくないこういう旅行・宿泊の誘いには乗らなかったのですが、すでに払ってしまったものは仕方がありません。

 実際に、この無料宿泊券を使って、安くいいホテルに泊まることができたというコメントを残している人も何人かいます。ただ、わたしたちの場合、ホテルに泊まっていても、昼食は別の店で食べたり、トレッキング中にパニーノで済ませたりすることも多く、場所も料金も共によさそうなホテルが、この業者と提携している宿の中にはないかもしれません。実際、観光シーズンを避けると、他の旅行業者のサイトから、あるいはホテル自身に連絡を取って、格安料金でいいホテルに宿泊できることも多いのです。

 というわけで、まずは贈られてくるであろう無料宿泊券とホテルの一覧を見て、もしよさそうなホテルがあれば、この宿泊券を利用するけれども、あまり得るところがないようであれば、17.5ユーロは、世の中にはいろいろな詐欺や誇大広告もあると、勉強させてもらったと思って、あきらめるつもりでいます。

 皆さんも、こういうメールを受け取ったときには、よく内容を確かめて、インターネットでその信憑性も確認してみてください。もし話に乗る場合でも、必ずどういう条件が提示されているかなどをしっかり読んでおくこと。わたしが今回、支払いを済ませたあとから参考にしたサイトにも、こういう忠告が書かれていました。

 写真は、宿の主人にうまくかつがれたような気がして、宿泊して、とても後味の悪かったB&Bです。(記事はこちら

参照したサイト・リンク
Wikipedia日本語版 「フィッシング(詐欺)」
Anti-Phishing Italia - HOME
Anti-Phishing Italia – Phishing Segnalazioni
Yahoo! Italia Answers – Aiuto…sul sito Omnigeo mi promettono un voucher per 2 persone.. è tutto vero o c’è qualche fregatura?
Bob Spammit. Truffa oppure occasione da non perdere? – omnigeo.it
Mi occupo di SEO, SEM e… - PEPTI 2010. Un breve riepilogo della faccenda.
Ciao! from bing – euroset.net
OmniGeo – indagini on line sul turismo: regolamento

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-02-09 19:06 | Altro | Trackback | Comments(8)

滞在許可証3+仕事の現状と抱負

 イタリアで、移民や滞在許可証をめぐる法律は、この数年めまぐるしく変わっています。わたしの場合は、運命か偶然の幸運か、この法改正のおかげで助かったことが2回あります。

 まずは、2003年の夏。わたしは語学留学で、イタリアに滞在していました。それまでの法律では、イタリアの大学に入学したければ、一度日本に帰って、ビザを申請する必要があったのに、法改正のおかげで、帰国せずに入学できるようになったのです。おかげで、イタリアに滞在したまま、同年秋に大学に入学し、クリスマス休暇に帰国して、日本で、大学通学用のビザを申請することができました。

 わたしが夫に出会ったのは、2003年の12月(詳しくはこちら)、外国人大学の学士課程に入学してまもない頃です。ですから、夫に出会えたのも、この法改正のおかげだと言えます。冬にまだペルージャに残っていたのも、夫も参加していたスライド上映会に出向いたのも、日本に帰国せずに、大学に入学できたおかげだからです。

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ペルージャ外国人大学、ガッレンガ校舎。(屋内の写真はこちら

 ただし、ビザなしの入学をどの大学も許可しているわけではなく、希望していたペルージャ大学(Università degli Studi)では駄目だと言われ、結局、語学講座に通ったペルージャ外国人大学に入学することになりました。でも、そのおかげで、のちに外国人大学で、「日本語・日本文化」の講師の口を得ることができたのだと思います。幸い、日本の大学で受講した科目の単位などが認められたおかげで、2年生に編入し、3年のところを2年で卒業することができました。

 イタリアでは原則として、従来は4年制であった大学教育が、卒業できない若者が多かったこともあり、3年+2年の5年制に切り替わりました。3年でも大学卒業をして職につけるようにして、モラトリアムを短くしようと考えていたようですが、実際には、最初の3年制の課程を終えても、大学卒業とみなされないことが多いので、結局は、4年から5年と、大学に通う年数が長くなった感があります。わたしもイタリアの大学で教えているのは、日本の4年制大学卒業資格のおかげです。

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卒業試験に無事合格し、卒業した直後、のちに夫となる人と   2005/10/10

 法改正の恩恵を再び受けたのは、2005年の秋です。10月10日に大学を無事卒業し、同時に、幸い、2005・2006年度の「日本語・日本文化」の講師としての採用も決まりました。それまでは、就学目的で滞在していた場合、イタリアで就職するには、一度帰国して就労用のビザを取得する必要がありました。それが、法改正のおかげで、イタリアの大学を卒業し、そのときに就職先が見つかれば、一定以上の収入があることを条件に、帰国しなくても、就学用の滞在許可証を、就労用に変更できるようになったのです。その申請の手続きで、ペルージャ県警察本部に赴いた際には、担当官から、わたしが、「ペルージャで二人目の、新しい法を利用した、就労目的の滞在許可証への変更申請者」だと聞きました。

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日本語の授業を受ける学生たち  この日の授業の様子はこちら

 2005年10月から5年間、ペルージャ外国人大学で、「日本語・日本文化」の講師として教えてきましたが、実は、毎年講師の公募に応じ、履歴書や大学の卒業・成績証明書などを提出しては、1年契約で採用される、ということを繰り返してきました。

 今度は、「改正がマイナスに働いた例」をお話します。一昨年度から、ペルージャ外国人大学の学士課程が、新課程に移行しつつあります。これまで教えていたPLIMの課程では、日本語・日本文化の授業は、1・2年時にありました。ところが、新課程では、この授業が3年時にあります。おかげで、今年はちょうど、わたしが授業を教える科目が存在しない、空白の1年間となりました。今年の9月まで教えていた課程では、3年生向けの授業しか行われていないし、新課程では、まだ1・2年生の授業しか行われていないからです。

 イタリアの大学では、各授業の担当者が年に数回(外国人大学の場合は現在5回)の試験日を決め、学生は、自分がいつ受験したいかをこの中から自由に選ぶことができます。わたしは外国人大学で、今年の1月と2月に、前学年度の授業の試験を実施しなければいけないのですが、そういうわけで、この1年間は(1年だけであることを祈ります)、大学では日本語を教えません。

 時々、通訳と翻訳の仕事はあるので、「主婦」というわけではありません。また、実は、今年の夏以来、日本語を教えてほしいという学校から二つ依頼があったのですが、断ってしまいました。一つは、とあるペルージャの語学学校からの依頼で、これはちょうど夕食の時間帯(6時から9時半)という非常に都合の悪い時間帯であるのに、時給10ユーロと、給料が極端に低かったからです。通訳では原則として、時給25ユーロで働き、かつ税は企業側に支払ってもらっているし、授業の場合には準備にもかなり時間がかかります。日本語やイタリア語の個人授業でも、20~25ユーロ払おうという人はいます。

 もう一件は、時給40ユーロ(ただし、税はわたし負担なので純収入は32ユーロ)を提示してきたとある南部の私立大学。日本語だけではなく、日本語の通訳・翻訳の授業も教えてほしいという興味深い話ではあったのですが、片道10時間以上かかる距離で、往復の旅費や宿泊費を考えると残るものが少なく、かつ、数か月も夫と別居してまでしたい仕事かどうかも考えて、お断りしました。

 幸い、夫の収入もあるので、無理までして働く必要がないおかげもあって、今は充電をしているところです。と言っても、通訳などの仕事がないときでも、家事、そして今はオリーブの収穫まであって、かなり慌しくしています。

 ペルージャ外国人大学で、「外国人へのイタリア語・イタリア文化教育」学士取得課程を卒業しただけでなく、シエナ外国人大学の大学院を卒業して、「外国人へのイタリア語教育専門家」の資格も得ましたので、いずれ日本の方向けのイタリア語の学習書やイタリア文学・イタリア文化の本を書いてみたいと思う気持ちがあります。一方で、イタリアで日本語を教えているし、日本でも高校で長い間国語を教えてきたのだから、イタリアの人に、もっと日本語や日本文学・文化を知ってもらうための学習書や本を書いてみたいという気持ちもあります。どちらの言語・文化も教える資格があり、またどちらについても教授法を学び、熟知している人は少ないと思うのです。

 というわけで、「いつか、こうした夢を実現させる」ために、まずはイタリア語学習メルマガ(バックナンバーはこちら)とこのブログの記事を、こつこつと書いているところです。どちらもかなり時間もエネルギーも要するために、今のところはまったく収入に結びついていませんが、毎日忙しく過ごしているのでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-11-21 23:58 | Altro | Trackback | Comments(14)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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Naoko Ishii
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日本語・イタリア語教師、
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