カテゴリ:Fiori Piante Animali( 273 )

衣脱ぎ咲くよヒナゲシ寒い朝

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23/4/2017

 今朝は、ヒナゲシ(papavero)のつぼみが少しずつ、つぼみ全体を覆っている殻を脱いで、花を開き咲いていく様子を、庭で見ることができて、とても興味深かったです。ペルージャでは早朝の気温が、零度あるいは-1度まで冷え込むと言われていたため、よろい窓と窓を開けたのは、午前9時頃でした。寒さのために、咲く準備がいつもに比べて、2時間ほど遅れたようです。人にもせっかちな人とのんびりな人がいるように、そのとき、まだようやく衣を脱ぎ始めたつぼみもあれば、その真っ最中のつぼみもあり、あるいは、ほぼすべて脱ぎ終わって今にも咲こうという花があり、思いがけず、ヒナゲシがどんなふうにつぼみから花となるのかを、知ることができました。

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 咲くヒナゲシの花は、背筋をまっすぐに伸ばして、天に向かって開いているのですが、ご覧のように、つぼみの間は、緑色の殻をかぶり、首を垂れています。そうして、このうつむいたつぼみの状態が、かなり長い間続きます。

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 つぼみが花になろうというときは、まずはこの地面を向いていたつぼみの先端が、背筋を伸ばして、空に向かいます。そうして、ほんの少しだけ殻が開いて、深紅の花びらがわずかに見えます。

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 つぼみが殻を上へ上へと押し上げていきます。

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 このつぼみでは、殻が上のつぼみに比べて、幾分上まで上がっていました。風に揺れぬようにと手で茎を押さえたら、そのわずかな振動で、殻のもう半分が下に落ちてしまいました。

 この状態から、さらにつぼみが少しずつ花びらを開いて、冒頭の写真に見えるように、殻が花の下方へと移動していきます。この後、殻が落ちて、さらにつぼみが開き、

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こんなふうに花を咲かせるのでしょう。殻から抜け出たばかりのヒナゲシは、まだ花びらにしわが寄っているのですが、その分、独特のあでやかさがあるように思います。

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 同じ花壇に咲いて、花びらが同じように赤くても、柱頭の色やおしべの色・数などが違っています。

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 4枚目の写真に見える、殻の半分だけをかぶり、下部が黒いつぼみからは、こちらの花が咲きました。

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 この数日、早朝の気温が零度に近い日が続いたために、元気がなく花の数も少なかった庭のヒナゲシも、今日は早朝こそ寒かったものの、日中は天気がよく、気温も上がったためか、花がまだ元気を取り戻したように見えます。

 出かけるときにも、町や道路、麦畑沿いに、ヒナゲシを見かけることが多くなり、そのたびにうれしくなる今日この頃です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-22 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(4)

藤とワインと感性・理解力

 うちの近所の藤の花が散りはしてもまだきれいなのを見て、もしかしたら学校の藤もと、今日は学校にカメラを持参しました。ゆっくり撮影できるようにと、自分の授業がすべて終わってから写真を撮ったら、日が高く昇ってしまい、逆光で撮ることになったのですが、

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Ex Monastero di Santa Giuliana, Perugia 19/4/2017

散った花びらも多いものの、その花びらが地面を覆い、まだ花がきれいで、うれしかったです。

 バールにカフェを飲みに行く際に、生徒さんに、藤の花も近寄って愛でたいと言うと、現在、週に1度のソムリエ講座にも通っていて、藤やセイヨウニワトコなどの花をグラスに入れてしばらく置き、香りを学ぶ勉強もしたのだと教えてくれました。講座では、藤の花やブラックベリーなどの香りを、自然に親しんで知ることが、ワインをより深く味わい、楽しみ、学ぶために大切だと教わったそうです。

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 それで、その香りをさらによく知るためか、バールでワイングラスを借りて、生徒さんが、藤の花びらを入れて、教室に休み時間に置いていたのですが、その花入りのグラスがとてもきれいなので、思わず学校のテラスからの風景と共に、グラス入りの藤の花を撮影しました。

 今日の夕方は、日本語能力試験のN2を受験する若者の個人授業がありました。読解力をつけるための練習問題に、「大恋愛の最中は、恋愛小説を読むべきではないけれども、恋が頂点を過ぎたり失恋をしたりしたときには、読むといい」という吉本隆明氏の文章があり(出典は光文社の『読書の方法 なにを、どう読むか』)、本を読むことを通して、体験の幅や深みが違ってくるということも書かれていました。

 藤の花やブラックベリーの実の香りを、外に出て自然に親しんで知ることを通して、ワインの味わいや知識がより深まるように、いろいろな人と出会い、さまざまな経験をし、そうして本を読むことを通して、人生や世界というものを、より味わい、そして深く知ることができるように思います。

 今夜テレビで見た映画も、ふとした妻の誤解をきっかけに、いつもの日常生活とはまったく違う世界に飛び込むことになり、そこでさまざまな出会いや経験があったという内容でした。長くイタリアに暮らすうち、家族や友人、仕事にしても、つきあう範囲や人、行動パターンが決まってきがちなのですが、たとえば飛び込みの通訳の仕事や、ブログなどを通して知った方と出会うことを通して、また新しい世界が広がり、見えてくるというありがたい機会が、今年に入ってから、すでに何度かありました。

 「心の窓はできるだけたくさん開いておくのがいい」とは、日本の高校で教えていた頃、とてもお世話になった勤務校の校長先生が、壇上で、いつだったか高校生たちに向かって、だれかの言葉を引用して、語っていた言葉です。半世紀近くも生きてくると、あれはこう、これはこうと、ついつい思い込みもあり、自分が知っている世界の中だけに浸ってしまいがちになるのですが、だからこそ、窓を開いてみること、開けておくことが大切なのだなと、そんなふうに思うことが多い今日この頃です。

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Grande leccio, Fiori di glicine & Petali di glicine nel calice
@ ex Monastero di Santa Giuliana, Perugia 19/4/2017

"Nel corso di sommelier abbiamo imparato la necessità di riconoscere i profumi dei fiori di glicine, sambuco e dei frutti di more per gustare e conoscere di più dei vini." Un nostro allievo del corso di giapponese mi ha raccontato così e ha messo i petali di glicine della scuola nel calice. Poiché mi sembrava così bello il calice pieno dei petali, durante la pausa l'ho portato fuori sulla terrazza e ne ho fatte due foto.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-19 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(2)

シクラメン・蘭の花咲く春の山、イタリア

 イタリア中部の山を歩くと、秋には桜色、春にはピンクの色が濃い自生のシクラメン(ciclamino)に出会えることがあります。今日はマルケ州の山で、きれいなシクラメンがいっぱいに咲く山道を歩くことができて、うれしかったです。

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Sentiero da Fondarca a Pieia, Pieia (PU) 17/4/2017

 復活祭(Pasqua)の翌日は、イタリアでは、暦の上では天使の月曜(lunedì del'Angelo)という国民の祝日なのですが、俗にパスクエッタ(Pasquetta)と呼ばれ、この日は、多くの人が、野山に散歩やピクニックに繰り出します。わたしたちは、リミニの友人たちと、マルケ州ペーザロ・ウルビーノ県の山中の村で落ち合って、いっしょに山歩きを楽しみました。

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 今日は、今年初めて、自生の蘭にも出会いました。イタリア語では俗名でorchidea scimmia「サルの蘭」と呼ばれる花で、小さいおサルさんがたくさん手足を伸ばしているかのような、かわいらしい花が咲きます。

 めずらしい風景やすばらしいパノラマにもたくさん出会えたのですが、帰りが遅くなったため、その写真はまた後日にご紹介するつもりでいます。

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Tappeto di ciclamini primaverili di color rosa vivace,
un orchidea scimmia sul sentiero da Fondarca a Pieia.
Gioia, bellezza e primavera trovate
durante la passeggiata nel giorno di Pasquetta. 18/4/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-17 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(6)

藤降り香り満つる庭、イタリア

 最近は、みごとな藤が花盛りで、かつては修道院であった学校の外付けの階段の手すりを、藤の花が覆うかのように包み込み、花の下に立つと、それはいい香りがします。

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Ex Monastero di Santa Giuliana, Perugia 12/4/2017

 藤の木は、学校の奥にあるバール前の中庭にあります。時々バールに行くたびに、きれいだなと思い、次回はカメラを持って来て撮影するぞと考えるのですが、うっかりカメラを忘れてしまい、今日は花が美しいうちにと、携帯電話で撮影しました。 明日からは学校が復活祭休みなのです。再開予定の来週水曜日までの1週間、花がもってくれたらうれしいのですが。

 我が家の庭では、ひなげしが今日は約20輪も咲いていました。近所の庭先の藤も美しく、桜は花が終わり、これから少しずつサクランボが育っていくことでしょう。




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Beautiful wisteria flowers of our school, Umbria, Italy.

Bellissimi i fiori di glicine della scuola. Peccato, dimentico sempre la macchina fotografica e mi sono arrangiata con il cellulare.
@ Scuola Lingue Estere dell'Esercito,
ex Monastero di Santa Giuliana, Perugia 12/4/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-12 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(6)

宿題・ひなげしと瞑想講座

 明朝の授業の準備は終わったのですが、あさって木曜から火曜まで、日本語を教えている学校が復活祭休暇に入るため、生徒さんから宿題があればと要望があったので、ただいま宿題の作成中です。わたし自身に課していた宿題のうち、瞑想講座の1日目は受講を終え、家じゅうに掃除機をかけて、洗濯をし、授業の準備を終えるところまではできたのですが、宿題作成という宿題が残りました。優先順位や時間配分に問題があったと反省しています。

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8/4/2017

 毎日少しずつ、咲くひなげしの数が増え、花壇がにぎやかになってきました。毎朝、台所の窓から、庭のひなげしを見るのが楽しみです。写真は4月8日に撮影したものです。宿題作成、頑張ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-11 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(4)

美人ひなげし・キンセンカ

 真っ赤な大小のひなげし(papavero)の花が、最近では毎日、庭でいくつかきれいに咲いています。

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5/4/2017

 風が強かったり、雨が降ったりして、朝咲いた花が夕方には散ってしまうことも少なくありません。けれども、翌朝には、また新しい花たちが咲いています。この春、手入れできぬまま、自然に任せてしまったかつての花壇に、以前の種から、さまざまなひなげしが育ち、順に花を咲かせてくれるからです。

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 同じ赤でも、花弁の色合いも、花の中の模様や色も、それぞれに個性があって、興味深いです。

 今年は花壇を耕してはおらず、したことと言えば、うちの中でたまたま見つけたひなげしの種を、さっと庭にまいたくらいです。けれども、この数年の間、この花壇には、白やピンクのひなげしや、花弁に別の色の縁どりや模様がある花、花弁が幾重もあるひなげしなど、さまざまな美しいひなげしが咲いたので、ひょっとしたら、そういうひなげしに、今年も出会えるかもしれないと楽しみです。

 少し遠出をしても、また、学校までの通勤の途上にも、道端や草の茂みに、真っ赤なひなげしが咲いているのを見かける機会が、増えてきています。

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 キンセンカ(calendula)の花も、花壇のあちこちから、顔を出しています。古代小麦らしき緑あり、コスモスらしき植物ありで、これからが楽しみです。数年前の秋に、2株がようやく育ち、きれいな花が咲き始めたところに、厳寒がやって来て、コスモスが枯れてしまったことがあるのですが、あのわずかな花たちの種から、今こうして、この花壇のあちこちに、コスモスが育っているのだとしたら、うれしく楽しみなことです。

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In questi giorni ogni mattina
troviamo qualche bel papavero
nel nostro giardino.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-07 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(6)

何が出るやらお楽しみ、春の畑とイタリア在住15年・ブログ7年記念日

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 うちの裏庭には、花壇が三つあり、その一つは、一番奥に見える白い石の向こうで、つい最近まで、ヒヤシンスがきれいに咲いていた花壇です。もう一つは、写真後方に見える、つい最近耕して、種をまいたばかりのところです。

 そうして、三つ目の花壇は、手前のヒナゲシ(papavero)が咲いているところです。今日は1日中北風が吹いていて、小さいヒナゲシの花びらは飛び散ってしまったのですが、大きいヒナゲシは、今朝二つ目の花が咲きました。

 こうしてヒナゲシが育っていることを、わたしが感じたのは、つぼみがたくさんできているのを目にしてからなのですが、植物に詳しい夫は、まだつぼみができるずっと前から、葉の形を見て、「ヒナゲシが育っているよ。でも、咲くのは4月になってからだろうね。」と言っていました。

 手入れをせぬままに、春を迎えてしまったこの花壇の草花を、そのままにしているのは、大小のヒナゲシがあちこちに育っている上に、キンセンカ(calendula)の花も咲き、数年前に種をまいた、青い染料が取れる黄色い花が育ってつぼみができ、コスモスらしき植物や、古代小麦らしく植物も、混在しているからです。

 「まかぬ種は生えぬ」と言いますが、この数年の間に、いつかまいた種や小麦から育った植物が、1年経って、あるいは数年経って突然に、再び顔を見せたのが興味深いです。地面を耕したり、雑草かと抜いてしまったりしたために、去年までは育つはずだったコスモスが育たなかった、そういう可能性もあるかもしれません。種はまいたら育つのだと、そんな気がしてきました。

 日本語の授業に英語の授業、通訳の仕事と、最近は慌ただしくて、方向軸が定まらぬまま、今するべきことに追われている、そんな感じです。学校で話をしていて、そう言えば今日で、わたしがイタリアに来てから、15年になるのだと気づきました。土曜日は通訳の仕事中に、お客さんから、実は、フィレンツェの二人の日本の方が、「直接面識はないけれど、この人なら」と、それぞれわたしを紹介してくださったので、わたしに声がかかったのだと知りました。お二方とも、ブログを通してわたしのことを知られたようです。この場を借りて、その方たちにお礼を申し上げます。

 そう言えば、ブログを始めたのもやはり4月でした。イタリア語学習メルマガには文章しか載せられないけれども、語学学習をより楽しくし、文化も知ってもらうためには、写真などの視覚教材が必要だと考え、最初は、メルマガの副教材のつもりで、ブログを書こうと決めたのです。奇しくも、初めての記事を書いたのは、2010年のやはり4月3日です。当初の目的とは、少々方向が違うものの、こつこつ書き続けてきたブログの、その種から、こうして何かが育っているのだな、ありがたいなと思いました。

 以前にイタリア語を個人授業で教えた生徒さんにしても、土曜日の通訳のお客さんにしても、大きな熱い夢の実現に向けてのその一歩を、お手伝いできるのは、うれしいことだなと思いました。学ぶことが好きで、イタリアに興味があるからと、イタリアに来てみて、結局気づいたのは、わたしが一番好きなこと、していると生きていると実感できるのは、日本語であれイタリア語であれ、何かを教えているときなのだと、実感しました。書くこと自体が楽しいし、暗いニュースが多い日々の中、イタリアと言えば書かれるニュースや記事が偏りがちな中で、いろいろな側面をお伝えしていきたいというのも、わたしの願いの一つなのですが、ブログの方向や焦点を当てるべきことも、これからはもっと考えていかなければと思います。ディーパクの本に書いてあるように、収穫を得るには、好転させていくためには、注意を向けること、時間や心、手をかけることが大切だと考えるからです。

 放置していた花壇に、この春は、思いがけずきれいな花が育っているのですが、これからの人生、本当に自分が望むこと、してみたいことを考えながら、どんなふうに仕上げたいのかを念頭に置いて、手と心、時間をかけていきたいと考えています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-03 23:54 | Fiori Piante Animali | Comments(4)

桜ひなげし咲く春の庭、ペルージャ

 うっかり手入れや世話をできぬままでいた庭の元花壇に、すくすくとヒナゲシ(papavero)が育ち、高く伸びて、つぼみが育っていたのですが、昨日日曜の朝に、夫が今年最初のヒナゲシが、2輪咲いているのを見つけて、教えてくれました。

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1/4/2017

 朝は、タクシー会社とのメールのやりとりや出かける準備で慌ただしく、花を見る余裕がなかったので、夕方帰宅してから見に行き、写真を撮りました。1輪は、背が高くて、花の中央が黒く、

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もう1輪はとても小さな花で、中央が金色をしています。

 昨年までは、ヒナゲシの種が育つ頃に、しばしばうちの庭や野山で、ヒナゲシの種を集めて庭にまいていました。数年前に買った、蝶を呼ぶ花の種から育った色とりどりのヒナゲシの種も、熟した頃に集めて、庭にまいていました。そうやって育った花の種が、地面に落ちて、育ったヒナゲシもあるでしょう。

 数か月前に、ふと見つけた小箱の中に、ヒナゲシの種らしきものがあるのを発見して、それは机上に少し散らばっていたので分かったのですが、そのときに、その種を皆、庭を耕さぬまま、この元花壇の上に振りまいたこともあります。その種から育ったヒナゲシもあるかもしれません。

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 前庭では、桜(ciliegio)の花が満開です。サクランボ(ciliegia)目当てに義父が植えた木には、真っ白な花がいっぱいに咲きます。イタリアの桜は一般的にはこんなふうに白い色をしています。科学的裏づけはまったくないのですが、純白の美しい桜の花を眺めながら、日本の観賞用の桜がピンク色をしているのは、本来サクランボに行くはずだった赤い色素が、実がならないために、花びらまで行き届くためかしらと、白い花を見るたびに、ぼんやり思います。

 先週は慌ただしく、畑に行く余裕がなかったのですが、つい最近まで、畑ではルーコラの花が咲いていました。庭では今、リンゴや西洋梨の花もきれいに咲いています。花のある枝の位置が高い上に、日が沈んだあとだったり、風が強かったり、天気が悪かったりして、まだいい写真が撮れていないのですが、花盛りの間に、ブログで紹介できる写真が撮影できますように。

 まだ朝晩は寒いほどですが、花がきれいに咲き、小鳥のさえずりも楽しくにぎやかに聞こえるようになって、春が来たとうれしい今日この頃です。

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Ora nel nostro giardino in piena fioritura i ciliegi,
i primi due papaveri di questa primavera.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-02 23:47 | Fiori Piante Animali | Comments(2)

夏時間と猫かくれんぼ

 こちらイタリアでは、春分の日を過ぎて、日がすっかり長くなり、先日は日の入りがもう午後6時半頃になったのだと驚いていたのですが、明日から夏時間に入ると、日没はさらに1時間遅くなり、7時半頃になります。

 明日日曜の午前2時に、時計の針が1時間進んで3時となるという形で、冬時間から夏時間に入るため、今夜はいつもより夜が1時間短くなります。そして、日本との時差も、冬時間の間は8時間なのが、夏時間になると、7時間になります。と言うわけで、明日うっかり時間を間違えてしまうことがないように、今夜は就寝する前に、時計の針を1時間進めておきたいところです。

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 写真は先週の土曜日、わたしたちがスポレートからペルージャの自宅に戻ったとき、義父の車の下に隠れたミミです。明日の朝は、いつもより1時間早くエサがもらえて、猫たちがびっくりするかもしれません。ひょっとしたら、いつもおなかをすかせているように見えるので、お日さまの高さの違いや腹時計の時間の刻み具合は、あまり気にしないかもしれません。

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Gatta nascosta sotto la macchina :-)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-25 21:52 | Fiori Piante Animali | Comments(8)

野の花彩るフィオンキ山、ウンブリア

 先週土曜日は、スポレート近くの山、フィオンキ山を登ることにしました。

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Crochi sul sentiero verso il Monte Fionchi 18/3/2017

 クロッカス(croco)が群れて咲いているところが、あちこちにあって、それはきれいでした。

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 登り始めた頃によく見かけたのは、ヘレボルス(elleboro)で、次世代に命を受け継ぐための種が、もう準備できているようです。

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 スミレ(violetta)も、さまざまな色や形の花が、咲いています。

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 プリムラ(primula)雪割草(epatica)にも、しばしば出会いました。

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 奥に見える三角の山が、フィオンキ山です。頂上からの見晴らしがすばらしい上に、前回この時期に登ったときには、頂上近くにさまざまな花が咲いていて、きれいだったという記憶があるので、わたしはぜひ久しぶりに登りたかったのですが、この日は風がひどく強く、木のない山頂は風が激しく冷たいだろうと夫が反対したので、頂上に登るのはあきらめました。

 それでも、予想以上にたくさんの花に出会えて、うれしかったです。

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Crochi, ellebori, epatiche, primule...
ornati dai fiori anche i monti di Spoleto. 18/3/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-24 23:58 | Fiori Piante Animali | Comments(6)