カテゴリ:Fiori Piante Animali( 301 )

香る花・自然の力を浴びる朝、6月24日は聖ヨハネの水

 6月24日は、カトリック教で、洗礼者ヨハネ(Giovanni Battista)を記念する日です。洗礼者ヨハネを守護聖人とする町は、フィレンツェをはじめ、イタリア各地にあり、今日はそうした各地で、聖ヨハネの日(Giorno di San Giovanni)を祝う祭りが行われます。

 また、聖ヨハネの日である6月24日が、ちょうど夏至の頃、太陽の力が最も強い頃にあたるからでしょうか。この日の前夜から朝にかけて、イタリア各地で、草花を浸した水や草花の夜露を体に浴びる習慣があります。ウンブリアでは、前夜から草花を水に浸し、一晩中外に置いておき、花の香りがいっぱいに漂い、またエネルギーに満ちたその水で、顔を洗う慣習があり、夫も幼い頃ずっとそうしていたそうです。また、ロマーニャでは、前夜に草花を濡らす夜露を体に浴びる慣習があると、友人から聞きました。詳しくは、2014年6月(ただしFBでの共有は2015年)の以下の記事をご覧ください。



 また、ラッツィオ州のコッレパルド、わたしたちが2015年に薬草学講座に通った村では、大きなかがり火がたかれ、音楽が奏でられ、盛大な祭りが催されます。この聖ヨハネの日前夜の祭りは、古くはおそらくヨーロッパ全土で行われ、夏至、1日で最も夜が短いその日の晩に、その年の農業の豊作を祈って、太陽に捧げる祭りであったのだろうと、次のコッレパルドの聖ヨハネ前夜祭を語る映像の中に、説明があります。



 というわけで、昨晩は夫がミジャーナに泊まったため、わたしが花を集めて、聖ヨハネの水(acqua di San Giovanni)を用意しました。

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24/6/2017

 ラベンダー(lavanda)ジャスミン(gelsomino)のように香りのいい花をはじめ、色とりどりの花を一晩浸しておいて、今朝その水で顔を洗うと、それはいい香りがしました。一晩浸して、その鉢を外に置いておくのは、月の光が花の力を引き出してくれるからだそうです。実は昨晩は、新月(luna nuova)だったのですが、月は夜空にあったわけで、同様に効力があることを祈っています。

 この聖ヨハネの水のおかげか、今日はミジャーナから戻った夫と遅くに目的地を決めたにも関わらず、おいしい昼食を食べ、静かで涼しい山を歩き、それは美しい古い教会をたまたま訪ねることができ、さらにトラジメーノ湖の美しい夕焼けを見ることができて、それは充実したうれしい1日になりました。ありがたいことです。帰宅が午後10時と遅くなってしまいましたが、少しずつお返事やお礼をしていくつもりでいます。

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L'Acqua di San Giovanni piena del profumo, dei fiori e dei benefici dall'Umbria al Giappone, al Canada, quindi nel mondo :-)

- Dal 2014 mio marito ha ripreso l'abitudine - la sua famiglia la praticava quando era piccolo - di preparare l'Acqua di San Giovanni nella notte del 23 giugno e di lavarsi il viso la mattina del 24 giugno con l'acqua profumata dei fiori e piena dei loro benefici. Anche questo anno ho preparato l'Acqua di San Giovanni, ne ho scritto sul blog e allora una mia amica, blogger giapponese che vive in Canada l'ha provata e ne ha scritto un articolo e poi gli altri suoi amici giapponesi e anche i miei amici, lettori giapponesi la stanno provando...
- E' bella la diffusione del costume tradizionale così importante e bello :-)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-24 23:48 | Fiori Piante Animali | Comments(6)

パソコンも猫も暑さにばてる夏、イタリア

 今夜ニュースを見ていたら、週末もほぼイタリア全国で酷暑となるという天気予報が出ていて、土日に最も暑い町の名が挙がっていたのですが、ペルージャは両日とも、イタリアで一番暑い町の一つになっていました。他の都市はどうかと、こちらのページでさっと調べると、フィレンツェやローマ、ベネチアも同様に暑くなるという予報が出ていますが、主な観光都市では、北にあるミラノが、土日とも最高気温が36度と予想され、最も暑くなるようだと知って、驚きました。

 ニュースではまた、ローマやトスカーナでの水不足が深刻である旨を伝えていて、ローマでは市民の飲料水・生活用水としても使われるブラッチャーノ湖の水位が下がり、トスカーナではおととしのように海水の温度が急上昇して多くの魚が死んでしまう事態が起こってはいけないと危惧する様子が伝えられていました。

 水不足はウンブリアでも深刻なはずで、トラジメーノ湖もかなり水位が下がり、雨が降らずに太陽がさんさんと降り注ぐ日が続くため、義父は畑、わたしは庭、夫はミジャーナの果樹や花・畑の水やりに追われているのですが、こういう日が続けばウンブリアでも、飲用水確保のために、そういう水の使用を禁ずる通達が来るかもしれません。

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 我が家のミミも、猛暑が続くためかひどくつらそうです。昨年は夏になって毛が抜ける上に白っぽくなったので心配したのですが、秋になればまた毛が赤くなりふさふさすることが分かったので、今年は安心しています。

 夫はこの週末、リミニの海辺に住む友人を訪ねようと言っていたのですが、おとといだったかその友人から、テッツィオ山に夜テントを立てて寝ようという提案があったそうで、結局週末どうすることになるのか、まだ未定です。この記事を書いている途中、何度も画面が凍結しかけたり、実際に凍結したりしました。暑さにはパソコンも弱く、夏はこういう事態が昨年も時々発生しました。と言うわけで、夜になって窓を開けて空気を入れ替えても、室内温度が28度である状況では、パソコンがまたいつ休眠しないとも限りませんので、今夜はここで、筆ならぬキーボードを置いておきます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-23 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

バラ咲きブドウ育つ庭、ペルージャ

 人にも元気な日と疲れた日があるように、花にも勢いがあるときと弱っているときがあるもので、今週の日曜には照りつける太陽と水不足で弱りきっていたバラも、先週の日曜には、それはきれいに咲いていました。

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28/5/2017

 特にこのバラは、1週間前には、色も姿もそれはきれいで、うっとりしながら眺めて、写真を撮りました。

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 一方、家の入口に植えたこちらのバラは、おとといの方が咲いている花がずっと多かったのですが、8日前には、おもしろい不思議な花が一輪ありました。

 手前の花をご覧ください。本来一輪の花がさくべきところに、二輪の花が押し合うようにして咲いているように見えます。双子の花だったのでしょうか。

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 手前に見えるのは、まだまだ小さいブドウの実です。

 のんびりのんびりとですが、こちらの山の家の改築作業は、今も少しずつ進んでいます。家の窓やガラスのドアからの泥棒の侵入を防ぐための鉄格子は、もうずいぶん前に鍛冶屋に頼んでいたのが、つい最近になってようやくできて、先月、取りつけが終わりました。泥棒が入る前に、無事取りつけることができて、ほっとしています。デザインは、夫とわたしで選んだのですが、色は夫が選んだのだと思います。オリーブの葉を思わせる優しい淡い緑がきれいで、家や周囲の風景にも溶け込んでいていいなと思いました。

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Fioriscono le belle rose
, maturano le ciliegie e
già ci sono piccolissimi chicchi d'uva.
Per la prima volta ho visto
i due fiori di rosa che crescono dall'unico peduncolo.
Migiana di Monte Tezio, 28/5/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-06 23:06 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(10)

イタリア花粉症警報とオリーブの花

 昨日の夕方、テッツィオ山(Monte Tezio)にあるオリーブ園を訪ねると、オリーブの小さな花が咲き始めていました。ミジャーナに向かってテッツィオ山を車で登る途中にも、一面がエニシダ(ginestra)の金色の花に覆われている部分があり、ナデシコやスイカズラなど、野の花がきれいに咲いています。

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Fiori di olivo & oliveto, in fondo il Monte Tezio ornato dai fiori di ginestra, Migiana di Monte Tezio (PG) 4/6/2017

 ペルージャでも、ミジャーナでも、うちの周囲には、オリーブや糸杉、松などさまざまな木があり、どの木や花の花粉が原因とは分からないのですが、この1週間ほど、花粉症(allergia ai pollini)の症状がひどく悪化して、困っています。今年は先月までは、知人・友人の症状がひどいときでも、わたしは例年に比べて症状が軽かったため、薬草療法が功を奏したのかと思っていたのですが、もう時期が過ぎたかと考えていた5月末に入ってから、これまでのところは今年で一番花粉症の症状が重い時期が始まりました。

 イタリアにおける花粉の飛散量や花粉症警報は、さまざまなサイトごとにかなり差があり、ウンブリアでは今、ほとんど花粉がなく過ごしやすいという予報を出し続けているサイトさえあります。ただ、そろそろ観光の季節が始まり、日本からイタリアに、あるいはイタリアの都市部から山や地方に旅行をされる方も多いかと思われますので、花粉症の方は、用心のために、イタリア旅行中にもふだんお使いの花粉症対策の薬や用品などを携帯することをお勧めします。

 そして、花粉が飛んでいなければそれに越したことはないけれども、準備なしに、結膜炎や鼻水・微熱に悩まされながら旅行することになっては、せっかくの旅の楽しみが損なわれますので、花粉飛散情報源としては、今ウンブリアで何かの花粉が大量に飛散していることを的確に表している、こちらの地図を参考にすることを、お勧めします。

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https://www.3bmeteo.com/meteo/italia/pollini

 予報では、赤いマークは、花粉(pollini)の空中密度が高いこと、オレンジ色は中程度であること、黄色は低いことを表していると、引用したページの下方に説明があります。

 夫は土曜日、スペッロのバラ祭りのあと、アッシジを訪ねようと言い、昨日も、昼食後まだ日の高いうちにミジャーナに行こうと言っていたのですが、わたしは花粉症の症状がひどかったため、午後4~5時まではうちで過ごして、外出するなら、そのあとにしたいと言いました。と言うのも、以前もブログの記事に書きましたが、イタリアの花粉対策情報をいろいろ調べてみて、朝9時から午後4時までの花粉の飛散量が多いと分かったからです。午後5時頃までは外出を避けたいのは、冬時間の午後4時は夏時間では午後5時に当たるからです。ちなみにわたしは、血圧が低いので猛暑に弱く、また肌にシミができやすいため皮膚科医にも日中に炎天下に長くいることを避けるように言われてもいます。夫と山を登ったりすると、そうは言ってもそういう時間にちょうどお日さまの下に長くいることになりはするのですが。

 旅行中にはできるだけおいしいものを食べたいところではありますが、どうしても花粉症がつらいときは、以下のような食品を控えたり、量を減らしたりすると、アレルギー症状が緩和されると、イタリア語のオンライン記事で読んだことがあり、また、アレルギーがひどくて病院に行った義弟の奥さんが医師から告げられた食事療法と共通することも多いので、参考にしてください。

・牛乳および乳製品
・サルシッチャやサラミ、モルタデッラ、コッパ、ザンポーニ、ウィンナーなど。イタリア語でinsaccatiと呼ばれる、豚のひき肉を腸詰めして作った食品。
・白砂糖
・アルコール
・揚げ物

 わたし自身、花粉症がひどいときは、できるだけこうした食品を避けるようにしているのですが、たとえば昨日など、日曜の大家族での昼食で、ティラミスを食べ、ほんの二口ではありましたがズッキーニの実と花の天ぷらを食べたために、夕方水やりをしながら、花粉症の症状がひどかったなど、こうした食品を取ることで、症状が悪化することは、身をもって学んでいます。

 先週月曜日だったか、英語を教えに行った帰りに、立ち寄った薬草専門店とバールで、「ひどく暑いですね。」と言ったら、どちらの店でも、「とんでもなく暑いけれど、わたしはこういう夏らしい夏が好きなんです。」と、お店の人が答えていて、驚きました。太陽が輝く暑い夏が好きなイタリアの人が多いことを、つい忘れていました。そうかと思うと、数日後、わたしのうちに個人授業で日本語を学びに来た若者は、「ぼくも暑いのと夏は苦手で、春や秋の方が好きです。」と言っていました。ちなみに、若者も現在花粉症にひどく苦しんでいるそうで、数年前に医者で調べたら、なんとオリーブの花粉にも反応するそうです。イトスギ(cipresso)に松(pino)、オリーブ(olivo)と、この時期花粉の飛散量が多い木々は少なくありません。(下記二つ目のリンク先記事参照)雨がまったく降らない日が続いているために、花粉症の身にはつらいのですが、花粉症を患う人にとっても、野山の木々や植物、畑の野菜にとっても、雨が降ってほしい今日この頃です。

関連記事へのリンク
- ポプラの綿毛と花粉症~アレルゲンではないけれど (30/5/2015)
- 花粉情報、イタリア&ウンブリア (13/3/2012)
- 負けるな花粉症 (25/3/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-05 17:46 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(0)

バラ美しき山の家、ペルージャ

 テッツィオ山の中腹にある山の家でも、今バラ(rosa)が花盛りです。特にきれいなのは、うちの入り口に植えた花たちで、足を運ぶたびに花が増えていて、うれしくなります。

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Migiana di Monte Tezio, Perugia 4/6/2017

 今日は大家族での昼食で、姪の誕生日を祝ったあと、夕方、山の家の果樹や花たちの世話をしに、夫と二人でミジャーナを訪れました。

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 今日ご紹介するのはごく一部ですが、色とりどりのバラの花たちが、きれいに咲いています。1週間前は、日当たりのいい場所の花に勢いがあったのですが、この数日太陽が照りつけ、雨の降らぬ日が続いたため、今日は、ひなたのバラは辛そうで、逆に日かげのバラたちが元気に咲いていました。

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 着いてすぐは、夫はバラを剪定し、いえ、正確に言うと、盛りを過ぎた花たちを取り除き、わたしは、花たちの間を回って、写真を撮りました。そうして、それから、夫は野菜畑の野菜の様子を見て、畑や果樹に水をやり、わたしはバラやセージ、ラベンダーにローズマリーなどに水をやりました。

 先週日曜日に撮影したときの方がきれいだったバラたちの写真もご紹介したいのですが、今日は水やりのあと、湖に夕日を見に行き、そのまま夕食を外で食べたため、帰宅が遅くなりましたので、また次の機会にご紹介します。

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Molto belle le rose anche a Migiana di Monte Tezio, Perugia 4/6/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-04 23:01 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(2)

蝶の館、スペッロ バラ祭り

 夫のおかげで、イタリアに来てから野山を歩く機会が増え、花に群がる蝶を見ることも少なくないのですが、たいていの場合は、わたしが近づいたり、カメラを構えたりしている間に、蝶が逃げてしまいます。そのため、昨日のバラ祭りの会場で、まぢかに蝶たちを観察・撮影することができて、うれしかったです。

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Mostra, Farfalle di sogno
I Giardini delle Rose, Spello (PG) 3/6/2017

 わたしが一番きれいだなと思ったのは、こちらの黒と青を基調とした大きな蝶です。残念ながら、羽を閉じているところしか撮れませんでしたが、その美しい模様が垣間見えるのも、かえって風情があるかと思い、載せてみました。
 
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 毛虫がやがてさなぎとなり、蝶になることを、知識としては知っていても、自分の目で見たことがなかったので、昨日は、さなぎが蝶になるところを見ることができて、興味深かったです。

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 「蝶がいるところ」ということが推測できるように、「蝶の館」という題名にしましたが、この蝶たちやさなぎは、極彩色の大きなテントの中にいました。 

 わたしたちがテントに入った12時半には、日がさんさんと降り注ぎ、テントの中は蒸し暑いほどでしたが、それも、熱帯から来た蝶たちが本来棲むべき環境に合わせてのことかと思います。

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 多くの蝶たちは、まだ蝶になったばかりで羽が乾かず、飛ぶことができないのではないかと、夫が言っていましたが、確かに蝶のほとんどは、この蝶のように地面の近く、花の鉢の近くなどにじっとしていて、飛ぶことがありませんでした。

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 この蝶は、葉の下にいて見えなかったのを、夫が見つけて、わたしが撮影する間、その下に蝶が隠れていた葉を押さえてくれました。

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 ふだんは見られないような角度から、さまざまに美しい蝶を観察できて、いい経験になりました。

LINK
- 花の町スペッロのバラ祭り、ウンブリア / I Giorni delle Rose, Spello 2-4 giugno 2017 (2/6/2017)
- I Giorni delle Rose - Spello, 2-3-4 giugno 2017
- I Giorni delle Rose - Mostre - Farfalle di sogno
- Comune di Spello - Turismo - I giorni delle rose 2017

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-03 21:26 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

花の町スペッロのバラ祭り、ウンブリア sanpo

 今日は、スペッロ(Spello)で開催中のバラ祭り、I Giorni delle Rose(直訳は「バラの日」です)を訪ねました。スペッロはアッシジの隣町で、ペルージャとアッシジの南東にあり、イタリアで最も美しい村(i borghi più belli d'Italia)の一つです。ペルージャからは電車でも車でも約30分で行くことができます。

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Villa Fidelia, Spello (PG) 2/6/2017

 会場は、例年どおり、こちらのお屋敷、ヴィッラ・フィデーリアです。バラ祭りですから、色とりどりの美しいバラを購入できる露店が並んでいるのはもちろんのこと、アジサイやラベンダー、ハーブなど、さまざまな植物を売る店がありました。

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 こちらの店は、青もレモン色もさわやかで、色の取り合わせがきれいだなと感嘆しました。

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 今日は天気のいい、ひどく暑い日で、そういう夏によく合うブーゲンビリア(bougainvillea)の花もあります。

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 こんなふうに庭園の散歩や見晴らしを楽しむこともできるのですが、わたしは日光を避けて、レモンの木々の間を歩く代わりに、上から木々を見下ろしました。

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 さなぎから蝶へと変わっていく様子や、

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色とりどりの珍しい蝶も見ることができました。青、緑など珍しい色の大きな蝶もいたのですが、写真が一番まともにとれたのは、この白い蝶です。

 「バラ祭り」ではありますが、バラや花にとどまらず、花をあしらった美しい花や帽子、スカーフ、アクセサリーに、庭に置けるテーブル、椅子など、さまざまなものが売られています。そういうところは人がひどく多いこともあり、わたしは主に、これはおもしろいと感じたものを、人の少ないときをねらって撮影しました。

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 このワラを使って作ったのではないかと思われる鶏は、干支の動物でもあり、階段にずらりと並んでいて、何だかかわいらしかったです。左手には、アヒルや羊も、同様にずらりと並んでいました。

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 本物の鶏も売られています。

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 こちらは、古いよろい戸などを、うまく利用していて、色もきれいでいいなと思いました。

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 我が家にも、義父母が親戚から引き取った古い家具や、義父母自身が昔使っていた古い家具がたくさんあります。こんなふうに色を塗って絵をかけば、とてもきれいになって、ミジャーナにも置けると思いながら、この店の椅子を眺めました。

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 この店で、写真の中ほどに並ぶ椅子は、木製パレットを利用して作られています。クッションやマットをうまく使えば、こうして手軽に、テラスや庭でくつろげる家具ができるのだなと、感心しながら見ました。

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 バラ祭りということで、最後にご紹介するのは、美しいバラのアーチもしつらえてあるバラの専門店です。

 お花のお好きな方、旅行や留学でウンブリアをお訪ねの方やお近くにお住いの方、興味があれば、ぜひ足を運んでみてください。6月4日日曜日までの3日間、毎日朝10時から夜8時まで開催されており、入場は無料で、広大な無料駐車場が準備されています。

LINK
- I Giorni delle Rose - Spello, 2-3-4 giugno 2017
- Comune di Spello - Turismo - I giorni delle rose 2017

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-02 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

歯割れ牛追いセーターなくした五月山、イタリア

 土曜の朝は、最初は、わたしが希望していたフィオンキ山に登るはずが、地図を見ているうちに、夫が行きたくなったマッジョ山(Monte Maggio)に行くことになりました。maggioはイタリア語で「5月」を意味します。5月に「五月山」を登るのも悪くないかとは思ったのですが、以前にどう行っていいか分からず、ひどい山道を車で途中まで登り、これ以上は車では無理と車を置いて、ひどく急な山道を登った記憶があります。そのときの見晴らしやたくさんの野の花は美しかったのですが、他にもっと車で楽にたどり着けて、そのあとの登山もそれほど苦労しない登山口があるのではないかと、土曜日は、まず地図を見ながら、車でマッジョ山の周囲を回りました。

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Monte Maggio & fiori di orchidee spontanee, Umbria 27/5/2017

 マッジョ山は、聖リータの生地、カッシャ(Cascia)の北西にそびえる山です。わたしたちは、そのさらに北方にあるペルージャから南下してマッジョ山を目指したのですが、登山口が見つからず、結局山の南端を通り過ぎてカッシャに着いてしまい、再び北上して、道に迷いながら、マッジョ山への登山道を探しました。

 ようやくここらしいというところを見つけて、ポルケッタのパニーノを昼食に食べていたら、途中で何やら歯にかたいものが当たったような感触がありました。イタリアでは、義母が肉料理をするときでも、小さな骨が紛れ込んでいることがたまにあります。そのときは仕方ないなと思ったのですが、食べ終えて山を登り始めて、ほぼ半分欠けている歯があることに気づきました。月曜に歯医者に行くと、歯が縦に割れてしまい、健康な歯と治療済みの部分を含む約3分の1ほどの部分が失われてしまったそうです。わたしは、詰め物が取れたのだろうくらいに考えていたので、健康な歯もあったと知って驚きました。幸い、痛みはほとんどないので、助かりました。

 そのとき登った道はけれど行きどまりで、再び車で元来た道を引き返しました。山に登る可能性のある脇道はいくつもあるのですが、案内標示がいっさいなく、農家や畑に行くための道と思われます。戻る途中で見つけた脇道の一つが、ひょっとしたら山に登る道かもしれないと、夫が途中で石だらけになったり、ひどいでこぼこ道になったりするにも構わず、車高の高い悪路に慣れた車で、どんどん進んでいきます。道がどんどん上へと上っていくので、これは山頂への道だと途中で確認しました。そして、これは道がひどいし、ここまで来れば歩いて頂上まで行けるだろうと、でこぼこがひどい道の傍らに車を置いて、そこからは歩いて登りました。登山客用のテーブルやベンチに時々出会うにも関わらず、道がまったく整備されておらず、道案内がいっさいないのが不思議です。

 そうして登るうち、冒頭の写真にあるように、自生の蘭が今もたくさん咲いている美しい野原に出会いました。遠く前方に、マッジョ山の頂上も見えています。

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 ただし、頂上を目指すには、放牧されている動物たちの間を通らなければならないことが、冒頭の写真を撮影した位置からでも分かりました。遠目には、牛の群れがいるように見えました。夫が、犬がいたらと心配しましたが、イタリア中部の山では、たいていの場合、羊の群れには気の荒い複数の犬がつきものですが、牛や馬の群れには番犬がいない場合が多く、また、もし犬がいたならば、そのときわたしたちがいた遠い位置からでも、存在を知って、すでに吠え始めていたことでしょうが、犬の鳴き声はまったく聞こえません。

 群れに近づくと、牛と共に馬も数頭いることが分かりました。母牛に子牛が寄り添う様子があちこちで、見られます。子牛にあまり近づくと、牛が危険を感じるかもしれないし、雄牛がいたら危険だから、群れを避けて歩きましょうとわたしは言うのに、夫はのんびり牛や馬の真ん中を歩いて行きます。ただし、途中で雄牛が一頭いるのに気づいてからは、それほど殺気立ってはいないようだけれどと言いながら、群れを離れて、距離を置き、遠回りして山を登りました。

 頂上まで登れたらよかったのですが、登山口が分からずに、車で、そして徒歩でも、それまでにあちこち回っていたため疲れていたので、牛や馬たちのいるところを通り過ぎて、これだけ離れていれば十分に安全というところまで登り、風景をしばらく楽しんでから、今度は牛の群れから離れた道を通って下山しました。途中で時々妙な鳴き声が聞こえるのを、夫は「馬が牛に近づかれるのを嫌がっているのでは」と言っていたのですが、わたしが花の写真を撮っている途中、鳴き声を聞いて夫が後ろを振り返ると、なんと雄牛と他の牛2頭が、わたしたちのすぐ後ろにいるではありませんか。

 「ぼくらを飼い主だと思って、餌をねだりに来たんじゃないかな。」と言う夫と共に、全速力で走って逃げました。ところが、もう大丈夫だろうと、みごとなブナの大木を訪ねていたら、また近くに牛の鳴き声が聞こえます。再び逃げて逃げて、無事に車にたどり着きました。

 その帰り道、アッシジにより、町を散歩して、城塞から夕日を見送り、ペルージャに戻ったのですが、帰宅してから、牛から逃げるのに夢中で、腰に巻きつけていたメリノウールのトレッキングウェアが、いつの間にか落ちてしまっていたのに気づきました。買ったのはずいぶん前で、小さい虫の穴も開いていたので、時期が来たのだとあきらめることにします。

 と言うわけで、大変な登山だったのですが、頂上からの眺めや蘭の花がきれいで、帰りにアッシジですてきな散歩ができたので、まあよい1日だったということにしておきましょう。歯の治療は明日の夕方終わる予定です。

 ちなみにわたしは昨年の夏にもヴァッレ・ダオスタの山で、緑をかき分けながら進む最中に、リュックに結び付けていたカーディガンをなくしています。そのカーディガンも、義母の従妹の娘さんのお下がりなので、まあ、十分に使ったのでよいということにしておきますが、登山時には、そんなふうに何かの拍子に衣類をなくしやすい、落としやすいということを、肝に銘じておきたいと思います。めんどうくさがらずに、着ないのであればリュックに入れることにしておいた方がよさそうです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-30 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

不思議めずらし花の名は、トスカーナ

 朝起きがけに、わたしたちが両腕を伸ばして伸びをするかのような、そういう風情の珍しい野の花に、土曜日山を歩いていて、出会いました。

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 ウンブリアはもとよりトスカーナ、マルケ、ラッツィオと、イタリア中部のさまざまな山を歩きましたが、この花に出会ったのは、土曜日が初めてでした。茎がすらりと長く、茎にはいっさい葉がなくて、赤紫の花びらの下に細長く伸びる緑色の部分は、花びらともがくとも判じかねます。

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 その日、同じ野原で、この花を4、5輪見つけました。こちらの花では、花びらがすべて開ききっています。ただ、よくよく見ると、めしべが黒と黄色の2色で、先に黒い毛のようなものが生えていて、何だか大きな蜘蛛の足のようにも見えます。

 いったいこの花の名は、何でしょう。調べてみても分からなかったので、ブログで問いかけると共に、おととし通った薬草学講座のFBページで、専門家の先生たちに尋ねてみようと考えています。

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Fiori & Santuario della Verna, Chiusi della Verna 20/5/2017

 この花に出会ったのは、先日ご紹介したトスカーナ州アレッツォ県の聖フランチェスコゆかりの聖地、ラヴェルナの修道院が建つ岩山の下に広がる野原です。

 名前が分かりましたら、また答えをお知らせします。読者の方で、ご存じの方がいらっしゃれば、教えていただけるとうれしいです。

*追記(23:18)
 今気づいたらわたしがFBページで質問して30分以内に、専門家が答えてくれていました。2年前講座に通ったときに、野草について質問があれば答えますよと、講座の先生方がおっしゃっていたのですが、なんとわたしの質問から30分以内に、返事をしてくださっています。

 学名、Tragopogon porrifolius。ウィキペディア日本語版によると、日本語名は、バラモンジンで、キク科バラモンジン属の植物だそうです。イタリア語では俗にscorzonera biancaあるいはscorzobiancaと呼ばれるそうで、根が食用に栽培もされている国もあると知って驚きました。生薬としても利用されるとありますから、そのうち薬草学の先生からも、効用について何か教えてもらえるかもしれません。

LINK
- it.wikipedia - Tragopogon porrifolius
- ja.wikipedia - バラモンジン

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-26 21:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

受け継がれる命

 2年前の突風で、ラヴェルナではブナを主とする多くの木がなぎ倒されました。昨日森を訪ねると、そんなふうに突風で倒れた木のほかに、地盤がゆるんで、あるいは病気で、あるいは寿命で倒れた木々にいくつか出会いました。

f0234936_7115982.jpg
20/5/2017

 出会って何だか感慨深かったのが、こちらの木です。まだ若いであろう木が倒れてしまったわけですが、その倒れた根の土の部分から植物が育ち、きれいな花がいくつも咲いていました。

 梶井基次郎の「桜の木の下には死体が埋まっている」ではありませんが、自然界の命が、自らの命が尽きたあとも、他の命を生かし続けている不思議を、ふと思わずにはいられませんでした。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-21 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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