カテゴリ:Vivere( 65 )

空を飛ぶには

 人間は翼が一つしかない天使だから、空を飛ぶためには、二人が寄り添う必要がある。

 Voglio ringraziarti, Signore per il dono della vita; ho letto da qualche parte che gli uomini hanno un’ala soltanto: possono volare solo rimanendo abbracciati.
                               Don Tonino Bello


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 一人だけだと、何でも好きなように、早くできるように見えて、実は飛ぶ方向が定まらなくて、何かにぶち当たってしまう。だから互いに支え合い、一緒に生きる必要があるんですよ。何も夫婦に限らず、わたしたち修道士でも、他の修道士と、結婚していなくても、家族や友達と……

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Basilica di Santa Maria degli Angeli, Assisi 13/5/2012

 5月13日日曜日に、アッシジサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会のミサに参列したとき、印象に残った説教の言葉です。ちょうどその日、教会にひしめく信者たちの中に、結婚数十年を記念して祝う夫婦がいたようで、説教をした修道士は、その夫婦と、すべての夫婦に考えてもらいたいと言いながら、心に残る祝辞と戒めを贈ってくれました。

 最近は愛が他のものと混同されがちだけれども、単に「好きだ」という思いが高まっているときだけ、「相手に何でもしてあげたい」と思うときだけ、一緒にいたり優しくすることが愛ではなく、そういう気持ちが起こりにくいときでも、相手を思って、自分の時間や手間、愛情を惜しまないことが大切なのだ。「役に立つから、自分に何かが返ってくるから」というだけの理由で一緒にいるのも、それは本当の愛ではないのであって、「何のためにこんなことを」と思うときでも、つらいときでも、相手のために、時間を心を、そして手間を惜しまないこと、それが愛なのだ。

 一つしか翼のない人間同士が空を飛び、上を目指して飛び続けていくには、一人ではなく二人で寄り添う必要があり、教会で式を挙げると、その夫婦のつながりは、二人の存在や社会との関わりを通して、神の愛を伝えていく、実現していく光となり、また、時に一緒にいるのが難しい、そんなときでも、神自身が、二人の絆を支えるかすがいになってくれるのだ。

 人間は翼を一つしか持たない天使だというその言葉を、修道士はドン・トニーノ・ベッロからの引用だと言っていました。

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 この日は天気がよくて、教会の駐車場前には、鮮やかに美しい色のバラがたくさん咲いていました。

LINK
- Santuario di San Geraldo Maiella – Dammi, Signore, un’ala di riserva di don Tonino Bello

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-05-25 23:51 | Vivere | Trackback | Comments(4)

こんな手帳を買いました

 友人たちと旅行中、ピエモンテのとある町を歩いていて、目にしたこちらの来年の手帳(agenda)。すっかり気に入って、すぐに購入しました。

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 上の方に、赤い字で、「繊細な心の持ち主のための心に響くことばたち」(意訳です)とあります。

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 表紙も中も、イラストやデザインがとにかくかわいらしいし、色使いも温かいのです。そうして、表題にあるとおり、この手帳には、ページの端々に、勇気や元気を与えてくれるすてきな言葉が散りばめられています。たとえば、この1月のページには、小鳥にマフラーを巻く絵の傍らに、「長い間、ずっとつらい気持ちでいる人などだれもいない。もし、それが自分自身のせい(責任)でないのであれば。」というモンテーニュの言葉が書かれています。

 何か嫌なできごと、つらいできごとがたとえあったとき、確かに、いつまでもそれを悲しんでいては、ただ自分で苦しみを長引かせてしまうだけかもしれません。もちろん本当に奥深い、いつまでも癒されない悲しみというのがあると思うのですが、わたしは、この言葉を、つまらないことでいつまでもくよくよしがちな自分を戒めるのに役立てたいなと思っています。

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 こちらには、「頭脳は、パラシュートのようなもの。開いているときにしか、きちんと機能しない。」とあって、なるほどなと思います。自分の確信にとらわれて、新しい考えに対して、心を閉ざしていては、正確な判断が下せなくなります。

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 さて、今日、9月15日の日づけを含むぺージには、どんな言葉が書かれているかというと、「願いごとを心に抱くときは、その願いを実現する力も、必ず共に与えられているものだ。」とあります。こんなふうに、手帳には、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる言葉や、立ち止まって考えさせてくれる言葉が、いっぱいあります。

 わたしは従来、自分がいいなと思った言葉を書き留めたり、こうしたすてきな言葉を集めた本を買って、読み返したりするのが好きなのですが、このシリーズのいいところは、単にすてきな言葉が並んでいるだけではなく、電話帳やノート、旅の記録として、使えるようになっているところです。

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 そう、このEdizioni del Baldo社から出ているノートや本は、絵がかわいくて、すてきな言葉がたくさん並んでいて、しかも安いので、以前から見かけるたびに、何冊も並んだ中から、時間をかけてじっくり選んで、自分のために、あるいは贈り物として、よく購入していました。たとえば、上の2012年の手帳は4ユーロ、この蝶のノートは3.5ユーロです。赤いヒナゲシの咲く麦畑の上を飛び回る蝶たちの絵に、「蝶のように、彩り豊かで、軽やかな思いの数々」(これも意訳です)という言葉が、添えられています。

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 ノートを開くと、ページの淡い色が美しく、かわいらしい蝶のイラストがあります。見開き2ページごとに、一つ、心に響く言葉が書かれています。ここには、「幸せは、蝶のようなもので、追いかけると、いつも手が届かないところにあるけれども、落ち着いて腰を下ろすと、あなたの周りをひらひらと飛び回る可能性があるものなのだ。」とあります。

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 シリーズには、他にも、備忘録や

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電話帳、

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旅行に際して、必要なものや訪ねたい場所、旅行中の日記などを書いていくノートなどがあります。この電話帳たち、買ってからもう1年余りになると思うのですが、何だか使い始めるのが惜しくて、まだ使っていません。この記事を書いたのをきっかけにして、少しずつ利用していきたいと思います。ちなみに、このシリーズには、何かテーマごとに、名言だけを集めた本もいくつかあって、こちらの方は、よく贈り物として、買っています。レシピを記入できるノートも出ています。

 イタリア旅行のお土産や贈り物として、こんなかわいらしい本やノートも、喜ばれるのではないかと思います。イタリア語を勉強している人は、入門・初級の方であれば、名言に加えて、月や曜日もイタリア語で書かれているので、繰り返し見ることで、勉強になるし、中級以上の方であっても、毎日少しずつ、メモや日記をイタリア語で書く習慣をつけるのに役立つかと思います。

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電話帳も、住所やメール・アドレス、電話番号などを書く欄は、言葉ではなく絵文字で示されていますから、イタリア語が分からなくても、楽しんで使うことができます。

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 おとといの午後、テラスの洗濯物が乾いたかどうか、様子を見ようと思ったら、きれいな蝶が、花の周りを飛び回っていました。いつもは、遠くの山まで出かけて、歩いていて見かける蝶。幸せもこんなふうに、遠くまで探しに行かず、毎日を大切に生きていたら、気づかぬうちに、すぐ近くを飛び回っているのかもしれません。

 昨日の記事で、「次の記事では、湖への散歩の記事を」と書いていましたのに、予定を変更して申しわけありません。次回は必ず!

LINK
- メルマガ「もっと知りたい! イタリアの言葉と文化 第69号 ‐ 心に響く言葉たち、ブスは禁句」
↑↑ 記事でご紹介した言葉のうち、最初の二つを、イタリア語学習の教材として、取り上げています。
- 「マザー・テレサの励ましと戒め」
- Edizioni del Baldo - HOME
- Edizioni del Baldo – Agende(手帳)
↑↑わたしの買った手帳には4ユーロと書かれていますが、サイトでは同じ手帳が4.5ユーロ、表紙を厚紙で補強したものが6ユーロで売られています。
- Edizioni del Baldo – Libri da scrivere(ノート、備忘録、電話帳など)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-09-15 16:26 | Vivere | Trackback | Comments(14)

Festa della Donna

Auguri a tutte le donne!

Qui sotto vi regalo le parole di una precorritrice del femminismo giapponese, Raicho Hiratsuka (1886-1971). Tra parentesi il testo originale in lingua giapponese che ho tradotto personalmente in italiano per l'occasione. Nelle foto i fiori oggi trovati a casa nostra e sul monte Tezio.

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“In principio le donne erano il sole con personalità autentica. Ora le donne sono la luna. Dipendono dall’altro, si illuminano riflettendo la luce altrui, così sono la luna pallida come un malato.”

(元始、女性は実に太陽であつた。真正の人であつた。今、女性は月である。他に依つて生き、他の光によつて輝く、病人のやうな蒼白い顔の月である。)

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Queste sono le parole pronunciate nel 1911 nella società giapponese, allora, ancora più maschilista. Tuttavia, anche adesso dobbiamo cercare di capire che cosa noi vogliamo veramente, non ciò che la società e gli uomini ci impongono e ci inducono a volere.

Essere intelligenti e costruire la vita secondo la propria ambizione e attitudine oppure acquisire solo la bellezza esteriore e la formosità, per compiacere agli uomini?

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“Vogliamo credere nel genio insito in tutte le donne. Vogliamo credere nell’unica possibilità e gioire di cuore la felicità di essere nate donne nel mondo. […]

Non siamo più quelle che aspettino la rivelazione divina. Siamo quelle che cercano di rivelare il segreto della natura dentro di noi con i nostri sforzi e di diventare la rivelazione divina.”

(私は総ての女性と共に潜める天才を確信したい。只唯一の可能性に信頼し、女性としてこの世に生れ来つて我等の幸を心から喜びたい。(中略)

私共は最早、天啓を待つものではない。我れ自からの努力によつて、我が内なる自然の秘密を曝露し、自から天啓たらむとするものだ。)

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“Non siamo quelle che cerchino i miracoli e adorino i misteri lontani. Siamo quelle che cercano di rivelare il segreto della natura dentro di noi con i nostri sforzi e di diventare la rivelazione divina. ”

Che noi continuassimo la preghiera ardente e l’attenzione sprituale senza sosta fino al giorno in cui riusciremo a liberare il nostro genio insito, fino al giorno in cui risplenderà il sole nascosto.”

(私共は奇蹟を求め、遠き彼方の神秘に憧れるものではない、我れ自からの努力によつて我が内なる自然の秘密を曝露し、自から奇蹟たり、神秘たらむとするものだ。

私共をして熱烈なる祈祷を、精紳集注を不断に継続せしめよ。かくて飽迄も徹底せしめよ。潜める天才を産む日まで、隠れたる太陽の輝く日まで。)

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“In quel giorno tutto il mondo, tutto diventerà nostro. In quel giorno saremo regine indipendenti e autentiche; vivremo con i valori di noi stesse senza pentirci, con i nostri piedi nel cuore della natura. Poi sapremo quanto gradevole e fertile sia la solitudine.

Le donne non saranno più la luna. In quel giorno le donne saranno il sole come in principio, riconquisteranno la propria personalità autentica.”

(其日私共は全世界を、一切のものを、我ものとするのである。其日私共は唯我独存の王者として我が踵もて自然の心核に自存自立する反省の要なき真正の人となるのである。そして孤独、寂寥のいかに楽しく、豊かなるかを知るであらう。

最早(もはや)女性は月ではない。其日、女性は矢張り元始の太陽である。真正の人である。)

LINK
-it.wikipedia – Raicho Hiratsuka
-日本ペンクラブ:電子文藝館 - 平塚らいてう – 原始女性は太陽であった。―― 青鞜発刊に際して――

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-08 19:14 | Vivere | Trackback | Comments(2)

大切なのは種をまくこと

「 大切なのは種をまくこと     オッタヴィアーノ・メナート


まきなさい、まきなさい。
大切なのは、
少しであれ、たくさんであれ、すべてであれ、
希望のつぶをまくことです。

あなたの笑顔をまきなさい。
周囲にその笑顔が輝くように。

人生の戦いに立ち向かうために、
あなたの元気をまきなさい。

人々が勇気を持てるように、
あなたの勇気をまきなさい。

情熱を、信仰を、愛情を
まいてゆきなさい。

ほんの小さなこと、何でもないようなことでも
まいてゆきなさい。

まきなさい、そして、信じるのです。
どの一粒も
この地上の一角を豊かにしていくはずだ、と。」(和訳は石井によるものです。)

 
 これは、ラヴェルナのお土産屋さんで見つけた詩です。わたしの心を打った言葉の一つで、我が家では、冷蔵庫の壁に飾ってあります。
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 seminareという言葉は、イタリア語では「種をまく」という原義から語意が広がって、「(周囲に、あちこちに)広めていく」という意味もあります。日本語の「まく」という動詞に、後者の意味まで込めるのには少々無理があるのですが、ここでは、あえて、一貫してseminareを「まく」と訳してみました。「種をまく」という言葉は、「広める」という言葉では表せない、大地にまいてゆく地道な作業や実りを想起させるからです。

 日本でも、イタリアでも、世界でも、恐ろしいニュースや悲惨な事件、できごとの多い日々が続いています。でも、わたしたち一人ひとりが、笑顔の、希望の、勇気の種をまいていくことで、ささやかではあっても、一つの種から小さな芽が出て大地を緑で潤すように、大地の一隅を照らしていく、いい方向に変えていくことができるはずです。

 今日は、紅葉の装いの美しいラヴェルナの聖なる森を散歩しました。平和というのは抽象的で大げさな言葉ですが、何事も、一人ひとりの一つひとつの行動で、そして、その連鎖で、変わってゆくはずです。

 いつかどこかで実を結ぶはずだと信じて、毎日少しでも、笑顔を、勇気を、愛情をまいてゆけたら。そして、全世界にそういう人が増えていったら。まずは、自分にできる一歩から始めてみたいものです。

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 こちらは、10月9日土曜日に、ラヴェルナ境内で撮影した写真です。今日の散歩では、ほんの2週間で、すっかり秋らしくなった森の様子に驚きました。散歩で疲れてしまって、写真を選んだり、載せたりする元気はないので、まずは、静寂に包まれた聖なる森を散歩して得た、その安らぎと思いの一端をお伝えしようと、この詩をご紹介しました。

>追記(10月25日)
 この詩のイタリア語原文を、メルマガ第58号(リンクはこちら)で、学習教材として取り上げて、解説しました。興味のある方は、ぜひお読みください。 

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by milletti_naoko | 2010-10-24 23:05 | Vivere | Trackback | Comments(8)

マザー・テレサの励ましと戒め

 「しばしば思い起こして、自分の糧にしたい」、そういう言葉は、冷蔵庫の扉に貼って、できるだけ目にする機会が多くなるように工夫しています。

 今回は、その中から、「Il meglio di te」というマザー・テレサの詩をご紹介します。
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 YouTube、Il meglio di te - Madre Teresa di Calcutta - by Soraya(リンクはこちら)では、この詩の言葉が、美しい映像・音楽と共に、紹介されています。イタリア語を学習中の方は、まずはこちらをご覧ください。

 わたしの方で、意図や言葉の響きを大切にしながら、訳してみますね。


「   最良の自分

 人間は道理をわきまえず、
 非論理的で、己のことばかり考えるものです。
 でも気にしないで、人間を愛しなさい。」

「Non importa」の直訳は、「重要ではない」です。何か困ったことがあったときに、「大したことではないから、気にしなくていいよ。」と言った意味合いで使うこともよくあります。ここでは、「人間というのは欠点に満ちたもの、でも、そんなことは、あなたが自分の行動を決めていく上では重要ではない。」ということです。

 詩の続きを見ていきましょう。

「あなたがいいことをしても、人々は
 別の利己的な動機のためだと語るでしょう。
 でも気にしないで、善行を積みなさい。

 目標を実現していこうとすれば、
 行く手を阻む人が現れるでしょう。(直訳は「~に出会うでしょう」)
 でも気にしないで、目標を現実のものとなさい。

 あなたの行う善行は、おそらく
 明日には忘れられることでしょう。
 でも気にしないで、いいことをしなさい。

 正直で誠実な人は、
 傷つきやすく、標的になりやすい。
 でも気にしないで、正直で、そして誠実でありなさい。

 あなたが築き上げたものが
 壊されてしまうかもしれない。
 でも気にしないで、築き上げなさい。

 あなたが助けた人は
 おそらく感謝もしないでしょう。
 でも気にしないで、手を貸しなさい。

 この世に、最良の自分を与えなさい。
 そのために足蹴にされるかもしれません。
 でも気にしないで、最善を尽くしなさい。」

 YouTubeの映像、Michele Placido e Fulvio Russo leggono la poesia Il meglio di te di Madre Teresa di Calcutta (IlmeglioditeONLUS)(リンクはこちら)は長さが1分47秒ですが、冒頭から40秒のあたりから、今回ご紹介した詩、「Il meglio di te」を朗読しています。

 聖パウロの「愛の賛歌」の教え(詳しくは、こちら)を、人生の中で実践していくための、具体的な心構えを説いたものと言えるかもしれません。

 マザー・テレサの言葉に心を打たれたという方は、ぜひ「人生を生きなさい」(Vivi la vita)(イタリア語の詩と和訳、解説はこちら)という詩もお読みください。生きる勇気を与え、凛とした姿勢にさせてくれる、それは美しい詩です。

 冷蔵庫の扉を眺めながら、今日も心が引き締まる、そんな毎日を繰り返しています。
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 ちなみに、写真の詩は、聖フランチェスコ(詳しくはこちら)が聖痕を受けたことで知られる聖地、ラヴェルナ(La Verna)(上の写真)で購入した葉書サイズのカードを拡大コピーしたものです。制作はSan Paolo s.r.l.で、絵はR.Polastriとカードの裏にあります。

 日本にいた頃から、仏教やキリスト教、文学作品や哲学者の美しい言葉を書き写したり、そういう言葉のたくさん載った本を買ったりするのが好きで、今は、あちこちの教会や修道院を訪れるたびに、美しい言葉のあるカードや名言を集めた珠玉集を買い集めています。
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 写真はわたしのコレクションのごく一部です。手のひらサイズと小さいのですが、収められた言葉と同じくらい、装丁も挿絵もそれは美しいので、わたしのお気に入りです。5~6ユーロとお手軽な値段で、収録された言葉も短いすてきな言葉が多いので、旅行の際の自分自身への、あるいはイタリア語を学んでいる友人へのお土産としてもおすすめです。

 「今を生きろ!」(Cogli l'attimo!)、「愛の言葉」(Parole di AMORE)など、テーマごとに名言が集められており、たとえば、写真中央にある本は、「新郎新婦の小さくて大きい本」(IL PICCOLO GRANDE LIBRO DEGLI SPOSI)という題で、結婚生活をこれから共に歩んでいこうという方にぴったりの1冊です。

追記 メルマガ第45号、「マザー・テレサの詩を読もう」(リンクは、こちら)では、この詩をイタリア語学習の教材として扱い、解説をしています。興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。

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by milletti_naoko | 2010-04-19 22:03 | Vivere | Trackback | Comments(0)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

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Naoko Ishii
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