カテゴリ:Notizie & Curiosita( 52 )

地震・雪崩アブルッツォ州ホテル現在死者4名行方不明者25名以上、イタリア中部地震

 昨日1月18日水曜日の朝、アブルッツォ州ラクイラ県を震源とする地震が相次ぎ、中には震度5度以上の揺れも4度あり(詳しくは下記ツイートリンク参照)、ペルージャでは1階に暮らす義父母は揺れを感じなかったようですが、ペルージャ駅前にあるウンブリア州庁の7階で働く夫の職場では、かなりの揺れを地震のたびに感じ、そのたびにかなり恐怖を抱いたようです。



 昨日も今日も仕事や用事で出かけていたため、うちにいてテレビやツイッターで地震情報を確認できるときだけ、状況を把握しようとニュースや地震関係のツイートを見て、昨日の段階では、8月・10月の地震で被害をすでに受けた地域および、新たな震源の近くで、建物の崩壊などがあったものの、死者はないようだと聞いて、安心していました。ただ、今回の地震が起きた地域は、昨年8月以降一連の地震に比べて、かなり震源が南に移動しているのですが、やはりアッペンニーニ山脈の高峰およびその山間・周辺に存在する地域で、そのため、最近のイタリア中・南部における大雪のために交通が遮断され、停電になった地域もある上、そもそも、山間部には携帯電話の電波が届かない地域も少なくなく、そういう場所で停電のために固定電話が使えないとなると、緊急連絡も取れないわけで、昨夜の時点で、震源近くの地域との連絡を取ろう、雪をかき分けて何とかたどり着こうという対策を、ニュースで聞いていました。

 そこで、今朝、出かける前に状況を確認しようとテレビニュースを見て、アブルッツォの標高約1200メートルの高さにあるホテルで、地震の後家に帰ろうと、除雪車が来て道が通れる状況になるのを待っていた宿泊客および従業員が、地震によって起きた雪崩でくずれたホテルと雪の下敷きになったというニュースを見て、驚きました。山の上には4、5メートルもの雪が積もっていて、その雪が地震で崩れたのは、ちょうど地震で津波が起こって、家々がなぎ倒される状況を思わせると、レポーターがニュースで、その惨劇の恐ろしさを伝えていました。

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Da Repubblica.it

 従業員一人、たまたま外に出ていた客1一人の目の前で雪崩がホテルを押しつぶし、すぐに助けを呼んだようですが、2メートル以上もある雪を押し分けて救出作業に向かったために、到着も救出も遅れ、わたしがうちを出る前には1名だった死者が、夜のニュースでは2名に増え、極寒と雪のために、行方不明者の安否が気遣われたのですが、今記事を書く前にオンラインニュースで確認すると、死者が4名になっていました。

 前回から今回にかけての一連の被災地の中には、ただでさえふだんから携帯電話の電波が届かない地域があります。夏にコモの友人たちがシビッリーニ山脈を訪ねて、「こんなに電波がまったく届かない場所が多いなんて」とあきれていて、そのときは、電波がどこもかしこも届くことが当たり前だと友人たちが思っていることに、わたしたちはあきれていたのですが、今回は、特に大雪のために交通手段が断たれ、雪による停電で、携帯電話がそもそも使えない地域で、固定電話が使えず助けが呼べない可能性もあります。今回の雪崩も、たまたま二人、危険を免れ、惨劇を目撃した人がいたからこそ、事態が把握できたわけです。これ以上の被害や惨事が、人知れぬうちに起こっていて、あてのない助けを待っていることのないよう、早急に被害や悲劇の可能性のある地域に、連絡および訪問ができるよう、そして、一刻も早く、せっかく誕生日などを祝うために、静けさや山の美しさ、喜びを求めて、この宿を訪ねた人々、そうして、その宿で仕事をしていた人たちが、少しでも多く、まだ命あるうちに救出されますように。

*追記(1月20日15:04)



LINK
- INGV terremoti - Sequenza in Italia centrale: aggiornamento del 19 gennaio, ore 11:00
- Repubblica.it - Valanga su hotel Rigopiano. Estratti tre corpi, quarto localizzato. Forse 30 i dispersi

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-19 23:59 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(2)

朝日新聞で紹介、ハフィントンポスト掲載の10月末イタリア中部地震記事

 イタリア時間で今日11月7日の朝、メールを確認して驚きました。10月30日日曜日の朝起こったM6.5の地震については、その日のうちにブログの記事を書いて送信し、翌10月31日にハフィントンポスト日本語版への転載の手続きを取り、

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http://www.huffingtonpost.jp/naoko-ishii/italy_earthquake_b_12726332.html

このように11月1日付で、記事が発表されていました。お知らせが遅れたのは、掲載された2日ほど後になってようやくすでに転載されていることに気づき、その時点ではデスクトップが起動しなかったため、記事で取り上げようにも、記事のイメージも載せられない状況だったからです。

 今朝、ハフィントンポスト日本語版ブログ編集部からメールが来ていたため、どうしたことかと思って読んでみたら、なんと上記のわたしの地震記事の紹介記事が、朝日新聞に掲載されるというではありませんか。

 2016日11月8日付朝刊に掲載され、朝日新聞デジタルでも同じ内容の記事が読めるということです。早速朝日新聞デジタルを見たものの、有料会員でないと全文は読めないようだったので、1日あたり1本まで有料記事が読めるという朝日新聞デジタルの無料会員サービスを申し込んでみました。サイトに、「お試しクーポン無料会員に登録すると、有料会員(フルプラン)を10日間限定で無料体験でき」る書かれていたので、そのクーポンを利用すると、イタリア時間で今日7日の午後10時過ぎには、すでに日本で発行された8日付の朝刊の紙面を見ることができ、14面の下方に、わたしの地震の記事が、「伊の地震、歴史の街に打撃」という見出しと共に、記事の文面を引用しながら紹介されているのを、確認することができました。

 ハフィントンポストからは、わたし自身のハフィントンポスト掲載の記事は自由に引用・転載して構わないと聞いていたのですが、朝日新聞の方は許可なく引用・転載をしないようにとサイトで厳重に注意を呼びかけていますので、紙媒体では11月8日付朝刊に、朝日新聞デジタルでは、以下のリンク先に紹介記事があることだけ、ご連絡いたします。

- 朝日新聞デジタル - (THE HUFFINGTON POST) 伊の地震、歴史の街に打撃

 そうして、この朝日新聞の記事の最後にも言及がありますが、紹介されているハフィントンポストの記事へのリンクはこちらです。

- THE HUFFINGTON POST - ブログ - イタリア中部地震M6.5概況と地震前の被災地、ノルチャ・カステッルッチョ・ヴィッソ・プレーチ

 その後、M4.8の大きな地震が、これまでの震源からはかなりの北方で発生しており、今後より大きな地震が発生する可能性が否めず、また今回のイタリア中部地震は余震がかなり長期間に及ぶのではないかと懸念されているようです。

Abbazia di Sant'Eutizio e le sue grotte abitate dagli eremiti siriani nel V secolo rifugiati dalle persecuzioni dell'Impero Romano d'Oriente. "Da qui si propagò il seme di un nuovo monachesimo, portatore della civiltà di cui siamo eredi. Per questo s. Benedetto è stato proclamato patrono d'Europa" (dal cartello sentieristico della #Valnerina) . Tesoro inestimabile, il cuore della spiritualità d'Italia, d'Europa e dell'umanità da salvaguardare. #Preci, #Umbria, Italy. 聖エウティッツィオ修道院、 #ウンブリア 。5世紀にシリアの隠者が暮らし祈りと瞑想に生きた洞窟とその傍らに建てられた教会・修道院があるネーラ渓谷こそ、後に西洋の修道会制度の基礎を築いた聖ベネデットが生まれたヨーロッパの精神文化の源郷。今回の #地震 で大きな被害。#abbaziadisanteutizio #terremoto #prayforumbria #prayforitaly #ilovesibillini #earthquakeinitaly 26/5/2012

Una foto pubblicata da Naoko Ishii (@naoko_perugia) in data:



 1997年の地震の際には、名の知れたアッシジは支援も集まり復興が早かったのに対して、ウンブリアの他の被災地ではつい数年前まで再建作業が続いていました。そのときもマルケ州も地震で大きな被害を受けたのですが、テレビでよく報道された市町村や大きな町はすぐに復興資金を得て再建が始まったものの、被害が大きくとも、小さく住民が多くないために、そういう調査や申請に時間がかかった市町村が、ようやく申請をしたときには、すでに資金がなかったという状況も発生したようです。

 わたしが今回の地震で気にかけていることの一つに、今回もまたアマトリーチェやノルチャなど、もともと知名度が高い観光地ばかりに注目や復興のための資金、人手が集まり、その一方で、ラッツィオ州やウンブリア州の他の市町村や、今回の地震で最も避難者や倒壊した家屋が多いと思われるマルケ州、規模は小さくとも被害のあったアブルッツォ州が、復興差別に苦しむようなことがあってはならないということがあります。そういう意味で、ハフィントンポストや朝日新聞への掲載を通して、死者はなくとも被害が甚大であり、また広大な地域にわたっていること、被災地がイタリアの文化・歴史にとって非常に重要な地域であることを、より多くの方に知っていただけることは、とてもありがたいです。

 その後、M4.8の大きな地震が、これまでの震源に対してかなり北方で起きており、今後さらに大きな地震が起こる可能性が否めず、今回の地震はかなりの長期間にわたる恐れもあるということです。今日は幸い、1時間ほど前に突然デスクトップが起動しました。その後の地震のニュースを、これからも折に触れてご紹介していくつもりでいます。

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Stamattina (ora giapponese) il mio articolo sul terremoto su Huffington Post Japan, presentato con il riassunto e il link nel quotidiano Asahi Shimbun ('è secondo per le vendite nel paese solo al Yomiuri Shinbun' secondo Wikipedia) sia nella versione cartacea che digitale.
Link per l'articolo digitale su Asahi Shimbun:
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12647258.html
↑↑ Purtroppo, senza registrazione si può leggere solo una parte.
Link per il mio articolo su Huffington Post Japan
http://www.huffingtonpost.jp/naoko-ishii/italy_earthquake_b_12726332.html
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-07 23:59 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(6)

イタリア中部地震から3週間、現況とこれから

 8月24日にマグニチュード6.0の地震がイタリア中部を襲ってから3週間経ち、現在のところ、確認された死者は296人、避難者は数千人に達しています。余震は今なお続き、規模は縮小傾向にあると見られるものの、たび重なる余震によって、新たに倒壊したり、被害が出たりする建築物も出ています。

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Castelluccio di Norcia, Umbria 24/8/2016
Foto: Cesare Barbanera

 今週は、被災地でも、イタリアの他の多くの地域同様、学校の新学年度が始まり、テントやコンテナ、あるいは地震に耐えた建築物を利用しての仮設学校で、多くの子供たちが新学年を迎えました。



 8月24日未明に相次いだ大きな地震の震源となったのは、順に、ラッツィオ州リエーティ県の町、アックーモリ(M6.0)とアマトリーチェ(M4.4)、ウンブリア州ペルージャ県の町ノルチャ(M5.4、M4.3)です。震源の近くにはイタリア半島を南北に縦断するアッペンニーニ山脈の高峰が連なり、マルケ・ウンブリア・ラッツィオ・アブルッツォ4州の州境が集中しています。(上の図参照)

 そのため、震源となったアックーモリやアマトリーチェばかりではなく、震源に近いマルケ州のペスカーラ・デル・トロントでも、町の建築物の多くが倒壊しました。死者数のうちわけは、8月末、まだ290人とされていた時点で、アマトリーチェ229人、アックーモリ11人、マルケ州全体で50人となっていました。

 9月10日付伊ANSA通信社の記事に見える上の図から、テント村で支援を受ける避難者(sfollati)の数が最も多いのは、マルケ州であり、またアブルッツォ州にも被害が及んでいることが分かります。ただし、テント村ではなく、親戚や友人の家などに避難をしているため、この図には数として算出されない避難者も大勢いることが、地方ニュースなどで、報道されています。

 テント生活は不便な上に、被災地の多くは山岳地帯にあるため、冷え込みが厳しくなるからと、イタリア中部地震の被災地で、地元の行政機関と連携を図り、救済・支援・再建を統括する災害防護庁(Dipartimento per la Protezione Civile)では、木造仮設住宅の設置が急を要することを認めています。ただし、従来地震が多く、余震も続く状況の中で、確実に安全な場所を選定し、安全な住宅を設置するには7か月かかり、完成は来年3月になるとし、災害防護庁では先週、現在テント村で過ごす避難者すべてを、イタリア中部各地にある、受け入れ態勢の整った公共の施設やホテル・住居に、1か月以内に移住させる意向を発表しました。以後、数百人がテント村以外の住居に移住したため、9月15日現在は、テント村の避難者数は3784名となっています。

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Castelluccio di Norcia, Umbria 24/8/2016
Foto: Cesare Barbanera

 被災地では、先週から、公私の建築物の損害や、使用・居住が可能かどうかについて、資格を有する専門の技師団が実地調査を進めています。昨日までに調査が行われた住宅2433軒のうち、すぐにも居住が可能な家は約半数の1241軒で、テント村の避難者の中には、自宅が居住可能と判断され、帰宅できることを期待している人もいます。

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Castelluccio di Norcia, Umbria 24/8/2016
Foto: Cesare Barbanera

 今回地震で大きな被害があった地域は、古来しばしば強い地震が発生していた地域で、古代ローマにもその地震の規模の大きさを語る記述が残るほどです。前世紀にも、1979年、1997年に大地震が起こり、各地で町の再建が行われています。

 ラッツィオ州ではアマトリーチェ、アックーモリで、マルケ州ではペスカーラ・デル・トロントで、町の多くの建築物が崩壊し、犠牲者が出た一方、今回の地震で、同様に強い地震の震源となったウンブリアのノルチャやその周辺では、倒壊した建造物や居住不可になった住宅は多数あるものの、他州に比べて被害が少なく、死者がまったく出ませんでした。これは、ウンブリアでは、前回の地震後に、経験を生かして、耐震構造のある家づくり、町づくりがきちんと行われたためであると考えられています。

 8月24日の地震では、地震の際に住民が避難できるように建てられたはずのホテルや病院、地震に備えて改築をしたはずの学校なども、倒壊してしまっています。また、隣り合う住宅で、一方はまったく被害がないのに、他方は屋根も壁もすべて崩れてしまっているという場合も少なくありません。そのため、倒壊した建築物については、基準に従って、耐震構造のある再建がなされたか、そして、建築業者の選抜などが法に則って行われたかどうかも調査が行われています。同時に、被災地の再建に向けて、被害状況に応じて、資金を割り当てるための調査も行われています。

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Castelluccio di Norcia & Monti Sibillini, Umbria 24/8/2016
Foto: Cesare Barbanera

 イタリア半島を南北に縦断するアッペンニーニ山脈には、山脈に沿っていくつもの活断層が存在し、近年のエミリア地震やラクイラ地震も、こうした活断層の動きによって発生しました。今回の地震では、活断層の破壊がまずアックーモリ近くで始まり、アマトリーチェのある南南東方向と、ノルチャのある北北西方向へと破壊が広がったと推測されています。

 テレビや新聞の全国報道では、建築物の崩壊や死者の多かったアマトリーチェやアックーモリ、ペスカーラ・デル・トロントばかりが取り上げられがちですが、地方ニュースを見ると、ウンブリア州やマルケ州の他の市町村でも、倒壊した建物や避難者が多いことが、分かります。この記事の写真は、すべて8月24日当日のカステッルッチョ・ディ・ノルチャの被害状況を親戚が撮影したものを、許可を得て掲載しています。

 シビッリーニ山脈に囲まれた高原の丘に建つ村、カステッルッチョは、高原で栽培するおいしいレンズマメの産地、野の花が彩る夏の高原の美しさで知られています。ウンブリアの観光地で、被害の大きかった市町村には、カステッルッチョ、聖ベネデットの生地で古代ローマの足跡が残り、サラミ類の名産地であるノルチャ、聖リータ教会のあるカッシャなどがあります。一方、地震発生当初の報道で名前が出たペルージャは、震源となったノルチャがペルージャ県に属するものの、ペルージャの町からは約100㎞離れているため、揺れこそ感じられたものの、特にこれといった被害はないようです。

 マルケ州でも地震の全国報道では名前が出ませんが、シビッリーニ山脈の美しい小村、カステルサンタンジェロやヴィッソ、アマンドラでも被害が大きく、震源の北60kmの位置にあるカメリーノでも、町中の多くの教会が使用不可になり、被害は広範囲にわたっています。また、アブルッツォ州にも被災地があります。

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Castelluccio di Norcia & Monti Sibillini, Umbria 24/8/2016
Foto: Cesare Barbanera

 イタリアでは地震後に再建されるまでの年数が長く、1997年のウンブリア・マルケ大地震で、ほぼ壊滅状態になったというノチェーラ・ウンブラでは、地震から14年後の2012年にもまだ町の復旧工事が終わらないのを見て、驚きました。2009年に地震があったラクイラでも、いまだに中心街の再建作業が行われています。

 今回、イタリアの地震報道では、「被害や犠牲者が出たのは、自然や地震のせいではなく、地震の多い地域でありながら、住居や公共建築物に耐震性がなかったためだ」という文言が散見していました。費用を惜しんで耐震性補強をしなかった家もあれば、耐震性のある家や建造物を建てたはずなのに、倒壊していて、今後捜査が進められる件も多くあります。

 大切な家族や家を失った被災者のためにと、イタリア国内では、多くの人が義援金の呼びかけに応じるほか、ボランティアとして被災地での支援に駆けつけています。

 一刻も早く余震がやみ、人々が再び安心して暮らせる日が戻りますように。そして今度こそ、国も地域も住民も総力を挙げて、耐震性のある町づくり、家づくりに取り組み、早く再建が終わって、故郷を愛する人々が再びふるさとで生活できる日が来ますように。

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Ho scritto questo articolo sul Terremoto Centro Italia
su richiesta di Huffingtonpost Giapponese

che sentiva la necessità delle notizie aggiornate
sui danni, vittime, ricostruzioni future dopo il terremoto.
Le foto sono di Cesare Barbanera che
mi ha gentilmente concesso l'utilizzo delle sue foto.
Dunque, l'articolo è poi stato riprodotto su Huffingtonpost.jp.
Ecco il link:
http://www.huffingtonpost.jp/naoko-ishii/italy-earthquake_b_12041844.html
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*追記(9月19日)
 9月17日土曜日に、この記事がハフィントンポスト日本語版に転載されました。リンクは次のとおりです。
- ハフィントンポスト日本語版 ブログ - イタリア中部地震から3週間、現況とこれから (17/9/2016) 

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- イタリア中部地震、震源と被災状況 / Terremoto Centro Italia (24/8/2016)
- 今晩午前1時半頃日本のラジオ深夜放送でイタリア中部地震についてお話します / Interviste sul Terremoto Centro Italia @ Programmi radiofonici giapponesi (1/9/2016)
- JAPAN-ITALY Travel On-line 緑満ち心に響くウンブリア 第8回 「イタリア中部地震状況とウンブリアの被害 / Il Terremoto Centro Italia e i Danni in Umbria」 (15/9/2015)
- ハフィントンポスト日本語版ブログに私の「イタリア中部地震から3週間」の記事が転載されました。/ Il mio articolo sul Terremoto Centro Italia su Huffingtonpost.jp (17/9/2016)
- 花の海、カステッルッチョ / Mare di Fiori, Castelluccio di Norcia (29/7/2013)
- 奇跡の国ニッポン、ノチェーラ・ウンブラ復旧作業 / Terremoto, Giappone & Nocera Umbra (4/3/2012)

参照リンク / Riferimenti web
- Ansa.it – Sisma, Curcio: ‘Percorso sarà lungo’. 4.500 persone assistite. Agibile 70% scuole. Verificati 84 edifici pubblici, 57 sono ok (10/9/2016)
- Protezione Civile – Comunicati Stampa. Terremoto Centro Italia: popolazione assistita (15/9/2016)
- Umbria 24 – Terremoto, Ingv: «Così si è rotta la faglia, coinvolta striscia di 25-30 km tra Norcia e Amatrice» (4/9/2016)
- Protezione Civile – Comunicati Stampa. Terremoto Centro Italia: le verifiche di agibilità (14/9/2016)
- Istituto Nazionale di Geofisica e Vulcanologia – Primo rapporto di sintesi sul terremoto di Amatrice M6.0 del 24 agosto 2016 (Italia Centrale) / First summary report on the 24 August, 2016, Amatrice earthquake in Central Italy (PDF)
- 国土交通省 国土地理院 - 活断層とは何か?
- 石垣島地方気象台 - 断層についてのまめ知識

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-09-15 23:59 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(6)

イタリア中部地震、震源と被災状況

 イタリア時間で今朝、8月24日未明に、イタリア中部を襲った地震では、今も弱震の揺れと、震源近くで瓦礫と化した住宅や町からの救出作業が続いています。当初、地震はペルージャ付近という報道があったためか、家族や友人、知人をはじめ、多くの方がメールやブログのコメント、ツイッター、FBのメッセージなどを通じて、安否を尋ねてくださいました。ありがとうございます。ペルージャ市は今回の震源のうち最も近いノルチャ(Norcia)からも、車で1時間半ほどかかり、約100kmの道のりがあるため、わたしも家族も、知人も皆無事で、ペルージャ市近辺では大きな被害はないようです。

 イタリア中部に暮らすご家族や友人、知人の安否を心配される方も多いかと思いますので、震源と現段階で把握できている被害状況をご報告します。

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Immagine presa dalla Cartina Regionale e guida turistica con 12 piante di città, Umbria scopri l’arte di vivere
Epicentri, zone colpite & confini regionali da me segnalati

 特に規模が大きかった四つの地震の震源地は三つ、ウンブリア州ペルージャ県のノルチャ、およびラッツィオ州リエーティ県のアックーモリアマトリーチェで、上の地図中、四角で囲った町です。

 薄緑色で示したのは州境で、今回の地震は、イタリア半島を縦断するアッペンニーニ山脈の高峰が連なり、イタリア中部4州、ウンブリア・マルケ・ラッツィオ・アブルッツォの州境が集中する山岳地域で発生しました。そのため、多くの家屋が倒壊して、今も瓦礫の下からの救出作業が続く、災害が特に大きい地域として、震源となったアマトリーチェとアックーモリのみならず、震源に近いマルケ州の2村、ペスカーラ・デル・トロントアルクワータ・デル・トロントの被害状況もしばしば報道されています。この山中の二村にデル・トロント(del Tronto)とあるのは、トロント川のほとりにあるからです。イタリア国内でも、当初この二村の名を聞いて、トロント川がアドリア海と出会う海辺の町、サン・ベネデット・デル・トロントや、やはりアドリア海岸にあるアブルッツォのペスカーラに暮らす家族の安否を心配した人がいるようですが、こうした海辺の町では今のところ被災の恐れはないはずです。

 四つの地震のそれぞれの発生時刻、震源、マグニチュードと揺れの長さは以下のとおりです。
  
  3:36 アックーモリ(Accumoli)    M 6.0   142 sec
  3:56 アマトリーチェ(Amatrice) M 4.4   60 sec
  4:43 ノルチャ(Norcia)     M 5.4   112 sec
  6:06 ノルチャ(Norcia)     M 4.3   56 sec

 手持ちのウンブリア州の地図をカメラで撮影して利用したのですが、カメラのボケ機能があだになって、左上、震源の一つであるノルチャの地名がぼけて読みにくくなっています。

 以上の情報とローマ、イタリア半島の地図との位置関係は、次のオンライン記事末の映像(14秒)で確認することができます。

Fonte: Rainews.it – Terremoto devasta Centro Italia, 73 morti, colpiti Amatrice, Accumoli, Arquata e Pescara del Tronto

 上の記事では犠牲者数73名とあったのが、夕食後再び最新情報を確認すると、少なくとも120名の死者と、犠牲となった方の数が増えています。

- Ansa.it – Terremoto, Renzi: “Almeno 120 morti”. Si scava senza sosta tra le macerie. Salvata bambina dopo 17 ore

 揺れは現在も続き、記事には、これまでに250もの地震が観測され、アマトリーチェ、アックーモリ、ペスカーラ・デル・トロントとアルクワータでは、数千人が避難をしたと書かれています。午後のウンブリアの地域ニュースでは、幸いウンブリアの被害は他州に比べて規模が小さいものの、ノルチャやカッシャ、周辺地域で倒壊する建造物や住宅があり、ノルチャの町を取り囲む城壁やサン・ベネデット教会に被害があり、ノルチャ・カッシャを中心に、多くの人が宿泊・避難できる避難所が設置されているとのことでした。

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 ウンブリアにご家族やお知り合いがいて安否を気遣われている方のために、地震の揺れが感じられた地域のうち、観光地および日本人旅行者や留学生・在住者の特に多そうな町の名を地図に記しておきます。わたしの住むペルージャでは被害が少ないものの、夫や友人など多くの人が揺れに目を覚まし、ビルの7階にある夫の職場では、高いガラス戸棚が倒れて、朝ガラスの破片が散乱していたそうです。今朝は朝9時半から11時半まで、フォリンニョの生徒さんの個人授業があったのですが、フォリンニョでは揺れが大きく、ノルチャから家が住めない状況になったと電話連絡があったと聞きました。トーディの義弟も揺れは感じたものの、幸い被害はなかったようです。

 遠方ではありながら、震源となったノルチャがペルージャ県であるために、ペルージャ付近で地震という報道が日本であったためでしょう、今朝多くの方から安否を気遣うご連絡をいただいた中に、TOKYO FMの日本時間で24日19時からのニュース番組で、電話で1、2分ほど状況を語ってほしいという依頼があり、「イタリア時間で11時半に終わる授業の直後で、ニュースや新聞で地震情報を追う時間が取りにくい上、ペルージャは震源地から遠く被害も少ないので、もし他に人が見つからないようであれば」とお返事したのですが、授業後、やはりぜひ頼むということだったので、突然、ラジオの生放送中に話をすることになりました。思えば、東日本大震災のときにも、イタリアのオンライン新聞への記事執筆依頼があり、わたし個人としても、地震直後の日本では得にくい情報を何とか伝えていければと、ツイッターを通じて、有益そうな情報を、日本語およびイタリア語で拡散した経験があり、こういう形で、どなたかのお役に立てるのは、ありがたいことだと感じています。

 今回地震の被害が大きかった地域の多くは、わたしたちがよく訪ねる美しい山々に近い、小さい静かな山間の村です。冒頭の地図にピンクで下線を引いたのは、夏、高原が美しい野の花に覆われるカステッルッチョの村で、赤線を引いたのは、その高原を取り囲み、わたしたちもよく散歩するシビッリーニ山脈、ノルチャはヨーロッパの守護聖人の一人であり、かつ西洋の修道制度の創設者と言われる聖ベネデットの生地で、サラミがおいしいと有名な町です。今回の被災地の多くは、夏の山歩きや避暑に好まれる地域であり、旅行中に地震に遭った方も少なくないようです。冒頭の地図中、南西から北東に向かって伸び、赤線で4という数字と共に記されているのは、国道4号線(Strada statale 4)で、Via Salaria「サラリア街道」と呼ばれ、かつて古代ローマからアドリア海岸のアスコリ・ピチェーノまで塩を手に入れに赴くために利用されていた道です。

 このサラリア街道が、今回重大な被害を受けた地域をちょうど結ぶ形になっていることから、救出や避難のための重要な経路となるため、イタリアのテレビニュースでは、可能な限りこの国道4号線の通行を避けて、救出のための車が走れるようにと伝えていました。他の被災地に通じる道路についても、救助・避難が速やかに行えるように、不必要に移動しないように呼びかけています。

 まだ弱震が続いているようですが、これ以上被害が拡大せず、瓦礫の下で救援を待つ方が一刻も早く救出されることを願っています。

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I tre epicentri sono vicino ai confini delle quattro regioni, Umbria, Marche, Lazio e Abruzzo. I paesini devastati sono belli, tranquilli e abitati dalle persone gentili e circondati dalle montagne maestose dove amiamo camminare.
Spero che al più presto vengano salvate le persone sotto le macerie e smettano le scosse.
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参照リンク / Riferimenti web
- Rainews.it – Terremoto devasta Centro Italia, 73 morti, colpiti Amatrice, Accumoli, Arquata e Pescara del Tronto
- Ansa.it – Terremoto, Renzi: “Almeno 120 morti”. Si scava senza sosta tra le macerie. Salvata bambina dopo 17 ore

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-24 23:53 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(12)

リオ五輪体操女子団体で日本4位、「惜しい」と伊オンライン新聞

 今夜は遅い夕食後、午後9時半頃からつい先ほどまで、イタリアのテレビ、Rai Sport 1(57チャンネル)で放映されていたリオ五輪、体操女子団体決勝の実況中継を見ました。

 さまざまな国の選手が同時に別々の種目の演技を行い、せっかく日本選手が活躍していても、アメリカなど有力チームの選手の演技と重なって、放映を見られないことも少なくありませんでしたが、それでも日本選手の活躍を、イタリアで応援しながら見ることができて、うれしかったです。予選の日は、結局深夜まで起きていて、五輪中継の3チャンネルを見守っていたのに、結局イタリアが関与しないからでしょう、日本チームが参加していた体操女子の予選は放映されずじまいで、とても残念だったので、なおさらです。

 行う種目の順序が国によって違い、それぞれの国に演技の得手不得手があるため、途中までは、日本の総合得点が高く、ロシアの点が低かったのですが、それでもイタリアの解説者は、すでに結果を予想して、「日本は平均台が苦手で、ロシアは床に優れているので、2位は中国、3位にはロシアが食い込むのではないか。でも、最後の最後まで、予想順位が入れ替わる可能性がある。」と言っていました。


 結果的には、アメリカが全種目において圧倒的にすばらしい演技で金を受賞したのは予想どおりで、中国チームは床演技で失敗があって、ロシアに追い越されたものの、日本を上回って銅を受賞しました。

 解説者としては、アメリカの得点や中国・ロシアのどちらが上位になるかばかりが気になっていたようで、日本チームの平均台の演技が見られたのはうれしかったのですが、その間じゅう、演技をする選手については一言も解説せず、ロシアと中国の点数争いやアメリカの床演技の高得点の予想など、他の話ばかりしていたのが、失礼だなと感じました。決勝放映の最後も、アメリカが金ということはだれが見ても分かったし、総合得点や順位も画面に表示されたのですが、2位がロシアで3位が中国、4位は日本…と、2位以下の順位は、口頭で言うばかりで、簡単に表示できそうな、順位・得点表も示されず、話も中途半端なままに、コマーシャルに移ってしまった感があり、自国のチームが関与していない試合の放映というのは、こんなものなのだろうかと思いました。まあ、イタリアチーム不在の決勝を、見ることができただけでもありがたいということにしておきます。

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Dal sito www.ilsussidiario.net

 イタリアでのオリンピック中継の解説では、それでも、予選のときから、体操女子では、近年力をつけてきている日本チームが、注目したいチームの一つだと言っていて、4位は惜しかったものの、日本チームも、十分に健闘したと思います。

 順位が分かり、中継が終わった直後にも、もう体操女子団体決勝の結果や評価を記しているオンラインニュースが見つかりました。4位の日本、5位の英国、6位となったドイツの3国について、「悔いが残る」(Rimangono dei rimpianti)という評が記事中にあり、それは、受賞ができる可能性もあるほど、優れていたと、記者も感じたのでしょう。

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Quarto posto la Squadra Giapponese :-)

Finale Ginnastica Artistica Femminile @ Rio 2016
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関連記事へのリンク / Link all’articolo correlato
- リオ五輪女子体操イタリアチーム・日本チーム / Bravissime tutte le ragazze della squadra italiana

参照リンク / Riferimento web
- ilsussidiario.net – Diretta / Finale ginnastica artistica squadre: streaming video e tv. Stati Uniti oro, Russia argento, Cina bronzo (Olimpiadi Rio 2016, 9 agosto)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-09 23:59 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(4)

リオ五輪女子体操イタリアチーム・日本チーム

 今日は大家族でまだ皆が昼食中の午後2時頃から、姪がテレビの前に陣取って、リオ五輪の観戦を始め、食事の後片づけが終わったあとは、皆がテレビで試合を見守りました。現在夏時間のイタリア時間の午後2時は、ブラジルでは午前9時、日本では午後9時にあたります。日本を応援するわたしは残念ながら少数派なので、アーチェリーや柔道で日本の選手が登場するかと思えば、イタリア人選手が活躍中のフェンシングに切り替わってしまい、たびたび残念な思いをしました。切り替わるのは、イタリアのテレビが、各競技を、自国の選手が活躍中のときを選んで中継するために各チャンネルが中継する競技を切り替えるからでもあり、また、「イタリア人選手が活躍している番組を見よう」、「柔道には興味がない」という姪が、すぐにチャンネルを変えてしまったからでもあります。

 体操(ginnastica artistica)の授業に、姉妹で数年前から通っている姪は、午後4時半にイタリアチームの競技が始まる前から、体操競技を中心に見ていました。

 イタリア女子チームは、最初に挑んだ跳馬も次の段違い平行棒も、全員がそつなくみごとにこなし、これは期待できると思っていたら、平均台になって、なんと3人の選手が次々に、着地に失敗して平均台から滑り落ちるというミスを犯してしまいました。失敗など予想もできない実力ある選手のミスが相次ぎ、4人目として最後に平均台に上がらなければいけなかった選手が、どれだけプレッシャーが多く、精神的に厳しかったかと思うのですが、失敗することなく、みごとな演技を見せてくれて、まずはそこで感動しました。

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Dal sito www.corrieredellosport.it

 三つ目の競技であった平均台の失敗は手痛く、どの選手も心の動揺と次の競技では失敗が許されないというプレッシャーがかなり大きかったことと思うのですが、すべての選手がこのあと、床演技で、失敗のないみごとな演技を見せてくれたので、思わず涙が出るほど感動しました。最後までまったく失敗しないのが最もいいのでしょうが、手痛い、これは許されない、どうしようというほどのミスを3人が犯して、土壇場に追いつめられた状態で、それでも、むしろだからこそ自分にできる最高の演技をするためには、何もかもうまく行っている場合以上の精神的な強さが要求されると思います。苦境に強い、困難に打ち当たっても、最善を尽くして、すばらしい演技で魅せてくれた若いイタリア選手たちに、とても大切なことを学んだような気がします。

 特に秀逸だったのは、中継解説でも、「平均台での失敗があったからこそ、より集中力が高まって、すばらしい演技を見せてくれた」と絶賛されていたヴァネッサ・フェッラーリです。



 ヴァネッサが、オペラのアリア、『誰も寝てはならぬ』(Nessun dorma)の歌が流れる中、行った名演技に興味のある方は、上のツイッターの映像をご覧ください。

 今日のオリンピックの女子体操競技は、イタリアのテレビ、Rai Sportチャンネルで見たのですが、競技開始前に、解説者が、今後出場する中には日本チームもあり、従来男子チームが強い国は女子チームも同等の実力があるのに、どういうわけか女子はそれほどの成績が上げられずにいた日本でも、近年は女子チームが頑張りを見せているので、このオリンピックでの活躍が楽しみだと言ってくれていて、わたしも聞いていて、うれしくなりました。

 日本の女子チームの体操競技は、ブラジル現地では、8月7日午後8時半から行われ、時差のため、日本では8月8日午前5時30分から、イタリアでは午前1時半からとなります。日中はRai 2 (2ch)、Rai Sport 1 (57ch) 、Rai Sport 2 (58h)の3局で実行中継が行われ、時々中継する競技のチャンネルが切り替わることもありました。そのため、どのチャンネル化は分からないのですが、昼に観戦した際に、「Raiでは、女子体操の個人・団体予選3・4は、ネット中継のみでテレビでの放映はしないものの、イタリア時間午前1時過ぎに行われる個人・団体予選5については、テレビでも中継をします」と言っていたので、どのチャンネルを見ないといけないかは、実際にテレビをつけてみるまで、インターネット上の番組表や記事を読んでもよく分からないのですが、今晩は午前1時半まで起きていて、日本チームを応援し、日本の皆さんと感動を共有するつもりでいます。さまざまな国の選手やさまざまな競技が同時に行われる上、イタリアの番組なので、日本の競技がどれだけ放映されるかは分からないのですが、今から楽しみにしています。

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Bravissime tutte le ragazze della squadra italiana.

Esercizi commoventi, bellissimi e ammiro la loro forza.
A volte si cade, ma l'importante è rialzarsi e
come si sono rialzate meravigliosamente.
Dall'1.30 AM ci sarà la squadra giapponese e
penso di stare sveglia, sperando che la Rai mi faccia
vedere almeno un po' gli esercizi delle mie connazionali.
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参照リンク / Riferimenti web
- Repubblica.it – Rio 2016, ginnastica artistica: Ferrari da applause nel corpo libero, finale a un passo (7/8/2016)
- Corrieredellosport - Rio2016: ginnastica. Vanessa Ferrari ipoteca la finale al corpo libero. Una caduta alla trave dell'azzurra complica cammino squadra (7/8/2016)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-07 23:55 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(2)

同性カップルようやく法的承認、イタリア各地で相次ぐゲイカップル愛と喜びのシビル・ユニオン式

 カトリック教会の本部を半島内に抱え、古来カトリック教会の圧力の強いイタリアでも、ようやく愛し合う同性の人々や、結婚はせず、けれど共に暮らすことを選んで同棲する男女が、その絆を法的手続きを踏みシビル・ユニオン(unione civile)とすれば、結婚した夫婦が有する法的権利の多くを、享受することができるようになりました。

 まだ同性婚は認められず、養子縁組などについては議論が続いていますが、それでもようやくイタリアも、多くの市民がより平等に幸せに暮らせる国に向かって一歩進むことができたという意義は大きいと思います。

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Dal sito www.ilfattoquotidiano.it

 シビル・ユニオンによって得られる権利は、給与でパートナー控除が受けられ、育児休暇や重度の障害を負うパートナーを介護するための介護休暇を取ることができ、パートナーが亡くなった後も共に暮らしていた家に住み続けることができるなど、様々です。(詳しくは下記リンク参照)

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Dal sito www.goveno.it

 シビル・ユニオンを規定する法が可決されたのは、今年5月11日、法の施行は6月5日ですが、細則が公表されたのは7月28日で、さっそく8月1日から、長年共に暮らし、愛を育み続けて来たゲイカップルたちが、イタリア各地で次々に、その愛の承認をいよいよ法的に受けるための喜びの式が、行われています。

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Dal sito espresso.repubblica.it

 イタリア初のシビル・ユニオンの式を行ったのは、レッジョ・エミリアの男性ゲイカップルで、この作家とジャーナリストのカップルは、すでに36年間生活を共にするばかりか、時に仕事も共同で行っていたのですが、今回ようやく、まだ完全にではないものの、本来とっくの昔に認めるべきであった二人の絆と権利を認める法が成立したのです。

 上に引用したL’Espressoの記事には、市長の二人への祝辞の映像もあるのですが、祝辞の中で、二人の幸せを心から願い、そうして、「今日の大きな喜びと前進は、あなた方二人のものであると共に、町やイタリアという国のものでもある」と語る市長のその言葉が心を打ち、すばらしいので、興味のある方はぜひご覧ください。

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Dal sito bologna.repubblica.it

 今日、8月3日はボローニャ初のシビル・ユニオンの式を、女性カップルが挙げ、

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Dal sito www.lastampa.it

今週土曜日には、50年間愛し合い続けてきたトリノのゲイカップルも、ようやく待ちに待った、二人の絆が法的に承認されるユニオン・シビル式を迎えることになっています。

 いまだに社会の差別や無理解に苦しみ、異性どうしであれば祝福を受けられる愛の絆を、ひた隠しにしている人は、イタリアにも日本にも、そうして全世界に、多いのではないかと思います。長い闘争を得て勝ち取られたこの一歩が、これから多くの人々が、当然得られるはずだった幸せを手にすることにつながり、今後さらに権利が拡大され、同性婚も認められる日が、一刻も早く訪れますように。

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Già da questa settimana si celebrano le unioni civili in diverse parti d'Italia.

Viva l'amore, un altro passo verso l'uguaglianza, anche se ancora c'è molto da fare.
Che le istituzioni politiche e religiose cerchino di dare i diritti dovuti e una vita più serena alle coppie gay che si amano invece di calpestare la loro dignità ed ostacolare la loro felicità.
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関連記事へのリンク / Link all'articolo correlato
- 同性パートナーも家族としてのイタリア滞在が可能に、移民とシビル・ユニオン法 / Con le unioni civili ora possibili i permessi di soggiorno & cittadinanza anche per i partner stranieri dello stesso sesso (5/8/2016)

参照リンク / Riferimenti web
- ja.wkipedia - シビル・ユニオン
- Governo.it – Unioni civili e disciplina delle convivenze: approvata la legge
- il Fatto Quotidiano – Unioni civili e convivenze: ecco come registrarle e che cosa cambia per affitti e mutui, pensioni ed eredità
- L’Espresso – A Reggio Emilia la prima unione civile legittimamente celebrata
- R.it Bologna – Anna ed Eleonora spose, la prima unione civile di Bologna
- La Stampa. Torino – Appendino celebrerà la prima unione civile tra due anziani che si amano da 50 anni. Si parte sabato: due uomini hanno ottenuto la procedura d’urgenza

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-03 22:46 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(2)

熊本地震関連の役立つ情報をまとめてみました

 熊本地震については、被害や避難・給水所・通行止め・公共交通機関の運行状況などについて、大切かつ必要な情報がすぐに分かる、くまもと県民テレビの熊本地震関連情報ページが便利で役立つと思います。(リンクはこちら

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http://www.kkt.jp/emergency/index.html

 ページの冒頭に赤字で掲げられ、リンクも貼ってある情報がすべて同じページ内にあるため、いちいち他のページに飛ばずとも、このページだけを読みこめば状況が把握できるし、写真や広告・ビデオなどの映像がないので、アクセスが難しい状況でも、読みやすいはずです。


 ツイッター上で、必要な情報をできるだけ多くの人に拡散できればと、「熊本」「地震」のキーワードで検索していて見つかった、この水崎綾女さんのツイートで、こちらのまとめページの存在を知りました。

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http://cyber.pref.kumamoto.jp/bousai/

 一方、こちらの熊本県防災情報ホームページは、大きな地震が夜中・週末に起こったという事情もあるのでしょうが、更新が4月16日で止まっている上、リンクで別ページに飛ばなければならず、飛んだ先でさらにいちいちPDF文書を開いて、自分に必要な情報かどうかを見きわめなければならぬつくりになっている上、道路情報などが更新されておらず、リンク先にエラーと出るページさえあります。

 熊本県のみならず他の自治体にも、今後災害が起こった際、市民が利用しやすい防災情報ページづくりを心がけ、刻々と更新された情報をページに反映させてほしいものです。

 また、こちらのボランティアプラットフォームのFB投稿中リンク先にある熊本地震ページには、NHKや朝日新聞など、さまざまなマスメディアが発信した最新情報が冒頭にあり、熊本県や気象庁、NTT災害用伝言板へのリンクが1ページにまとめてあります。ただし、現時点で、最新情報の更新は4月17日の16時32分止まりであり、最終更新が同日20時であるくまもと県民テレビのページに遅れを取っています。

 上記のページでは、なぜか災害・防災・安否関連情報よりも、寄付・募金情報の方が先になっているのですが、募金・義援金・物資提供については、こちらのページにリンクや気をつけたい点を、まとめてくれています。


 上記のサイトでは、ふるさと納税で被災地に納税し、お礼を辞退して、被災地に直接寄附金を届けるという支援方法も紹介しています。また、ふるさと納税で寄付金控除が適用される上限額をシミュレーションできるサイトへのリンクもあります。

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Dal sito http://www.nippon-foundation.or.jp/

 また、支援金と義援金の違いについては、日本財団がこちらのページで分かりやすく説明しています。支援金が、すぐに被災地に届き、被災地での救命・復旧活動に使われるのに対し、義援金は、被災地に届くまでに時間がかかり、復興事業や緊急支援には使われず、悔やみ・応援として、被災者に公平に配分されるとのことです。


 また、こちらのツイートで分かりやすく説明しているように、ボランティアとして、あるいは物資の提供を通して、被災地の方の役に立ちたいという思いはすばらしいのですが、ボランティアの受け入れ態勢や救援物資を配る環境が整わぬうち間は、かえって、本当に必要な救援作業の妨げになってしまう恐れがあります。


 それよりも、こちらの福岡市のように、熊本市長と直接連絡を取り合い、熊本で本当に必要とされているものについて、提供してほしいと市民に呼びかけて、受け容れ現地に運ぶ態勢が整った公共団体などが身近にあるかどうかを調べて、支援物資提供を行う必要があるでしょう。


 また、こちらでかさこさんが紹介されている永江一石さんの記事では、重い瓦屋根の古屋や鉄筋が入っていないブロック塀などは、地震の際に倒壊する可能性が高く、非常に危険であることを指摘しています。日本は地震が多い国であり、地震というものは大地震が起こるはずがないとされている地域にも起こることがあります。熊本に限らず、日本全国でご自分やご家族がそういう家に暮らしているようであれば、建築工学を学ばれた永江さんが、「立て替えはしないとしても屋根を瓦から軽量のスレートに換えるだけでだいぶん安全度が増すと思います。」と書かれています。万一のときのために、もう一度住居の安全を確認してみてください。

 新聞社などの、信頼できる情報を発信していると思われる(思いたい)記事で、地震を研究する方たちの今後の予測を読むと、今後、九州の北東、さらに四国にまでも大きな地震が起こる可能性があるとする研究者も、わたしが読んだ範囲では少数派のようですが、いるようです。

 そういう事情もありますので、わたしも含めて、被災地以外に暮らす皆さん、


被災地の支援と共に、かさこさんが書かれているように、「自らが被災した時に被害を最小限に食い止めるべき減災の取り組み」も行いましょう。

 記事中にもありますが、災害のときにはSNS、特にツイッターが、災害や交通機関の運行状況・被災支援情報を収集するためにも、救助を要請するためにも、そして、被災者としてではなくとも、緊急時に大切な情報をできるだけ多くの人に知らせるためにも大いに役立つはずです。今からアカウントを取得しておくことをお勧めします。

 今回の熊本地震では、東日本大震災のときに比べて、ツイッターでも災害情報ページを見ても、外国からの旅行客や日本語での災害情報の理解に苦しむ外国人住民に対する、英語など他言語での情報提供が極端に少ないという印象があります。東日本大震災のときは、英語などで、災害や避難についての一連の情報を刻一刻と連絡するページや、外国の方の質問・救助の要請に電話で応じるサービスや、安い宿の紹介など、さまざまな支援があったのを覚えています。わたしが知らないだけであれば、また、そういうサービスがあるようであれば、そうした情報ページや電話番号、それを知らせるツイートなどを教えていただけると幸いです。

 イタリアでは、2009年にラクイラで、弱震が続き、住民が不安に思っていたのに、専門家を中心とする委員会が、大地震の恐れはないと判断を下したその1週間後にマグニチュード6.3の地震が起こり、300人以上もの犠牲者が出ています。後にこの委員たちが裁判で訴えられ、一審では実刑判決が出たのですが、その際、日本からも、「どういう地震がいつどこで起こるかを予測するのは難しいのに」という専門家からの声が寄せられました。そもそも再稼働させるべきではなかった川内原発の運転を中止することは、地域の人々の生命や安全のために不可欠のはずです。

 最後になりましたが、こちらの情報も、必要な方に早く届きますように。


 せめてわたしにできることをと、ツイッターやフェイスブックで、これはという情報をできるだけリツイートしたり共有したりはしてきたのですが、多種多様な情報が概観できるページがあればと、まとめてみました。

 もしどなたかツイートやフェイスブックなどで、外国の方向けに災害情報・被災者支援情報を提供されている方がいらっしゃれば、あるいはご存じであれば、そうした情報の拡散に協力したいと思いますので、アカウントなどを教えていただけると助かります。

✳追記(4月18日)
 嘆かわしいことに、災害時の女性に対する犯罪が少なくないそうで、子供さえ被害の対象となるそうです。こちらの記事にとどまらず、リンク先の記事で、これはと思われる記事があれば、SNSでの情報の拡散をお願いします。



✳追記2(4月18日)
 今知ったのですが、こちらの熊本地震情報掲示板が、「熊本市に必要な気象庁や県、市の情報をリアルタイムにまとめ」伝えていて、日本時間で22時4分の今、夜というのに更新もしっかり反映されている上に、役立つ詳しい情報が寄せられています。↓↓
- 熊本地震 情報掲示板

LINK
- くまもと県民テレビ - 熊本地震関連情報
- ボランティアプラットフォーム熊本地震の災害・寄付・ボランティアのまとめページ
- 日本財団 - 支援金と義援金の違い
- 高島宗一郎オフィシャルブログ – 更新:福岡市から市民の皆さんに具体的な支援物資提供についてのご協力のお願いです。#WTK
- BLOGOS – 熊本の直下型の震災で思うこと
- 中日新聞 - 周辺断層に“飛び火” 熊本地震メカニズム (2016/4/16)
- 朝日新聞DIGITAL - 連続する地震 東の活断層や南海トラフへの影響は (2016/4/16)
- 日本経済新聞 - 熊本地震、なお11万人避難 政府は補正予算を検討 (2016/4/17)
- ブロガーかさこの好きを仕事にするセルフブランディング術 - 被災地外の人が今すぐ取り組むべき7つの減災方法 (2016/4/17)
- YOMIURI ONLINE yomiDr. - 【熊本地震】役立つ情報(4月17日) (2016/4/17)
- 大切なクライアントとその家族を守る防災備蓄術 防災アドバイザー岡部梨恵子 – だから女を捨てろって! 被災時に知らないといけないこと (2016/4/17)
- 熊本地震 情報掲示板

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-04-17 21:54 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(8)

ドイツ語、トイレでどうしよう&独伊英仏語Dame談義

 遠い昔、大学で第二外国語としてドイツ語を学んでいたとき、ドイツ語おもしろ豆知識を集めた本を読んでいたら、こんな小話がありました。

 日本人観光客がドイツで、必要に駆られてトイレに向かうと、

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男性用トイレの入り口には、「紳士、…氏」を意味するドイツ語、Herrの複数形、Herrenが、女性用トイレの入り口には、「淑女」を意味するドイツ語、Dameの複数形、Damenが書かれています。

 一方には「へえれん」(入れん)、もう一方には「だめ」と書かれていたために、どちらにも入れずに困ってしまったというお話です。Herrの意味と発音についてはこちら、Dame、Damenの意味と発音についてはこちらをご覧ください。

 ちなみに、イタリア語にも、「貴婦人」という意味で使われるdamaという単語があって、その複数形はdameです。damaの発音は、こちらのページで聞くことができます。ちなみに、これまでわたしが一番この単語を耳にしたのは、dama di compagnia「(貴婦人や老人の)付き添い役の女性」(語義は小学館、『伊和中辞典』から)という言葉を通してです。イタリアでは、お年寄りが寝たきりになったり、一人では生活が困難になったりしたときに、寝食などの世話をする人(badante)を雇って、お年寄りが自宅で過ごせるようにすることも、少なくありません。こういう世話をする人は、食事のしたく・掃除・洗濯など家事全般や、下の世話まで請け負う場合もあれば、世話の対象となる高齢の女性が、まだ料理・洗濯など一通りの家事は自分でこなせる上、人に手伝ってもらうのは嫌だけれども、だんなさんが亡くなって一人暮らしで寂しかったり、離れて暮らす子供たちが老母一人では心配だと考えたりして人を頼むため、単に、食事に同伴し、話し相手になって、同じ家で寝起きすればいいだけという場合もあります。そうして、わたしが日常生活でdama di compagniaという言葉を聞くとき、それはたいてい、この後者のような仕事をする女性を指しています。

 ちなみに英語でも同様の意味で、Dameという言葉が使われます。(リンクはこちら)米俗語では、単に「女性」という意味もあるようです。ミュージカル、『Guys and Dolls』の中で歌われる『Luck be a lady tonight』という歌の中にも、この言葉が出てきます。マーロン・ブランドの歌うその歌は、次の映像で聴くことができます。


マーロン・ブランド演じる賭博屋が、確か、何か大事な賭けに際してサイコロをふる前に、幸運、あるいは幸運の女神、Luckに対して、「今夜は淑女らしく振る舞ってくれよ。」(Luck be a lady tonight)と呼びかける歌です。(全歌詞は下記リンク参照)

“Luck let a gentleman see
How nice a dame you can be
I've seen the way
You've treated other guys you've been with
Luck be a lady with me”
(Song, “Luck be a Lady” – Musical, “Guys and Dolls”)

   「幸運よ、紳士たちに見せてやってくれ。
    君がどんなにりっぱな貴婦人(女性)でいられるかを。
    君がいっしょに過ごした他の男たちを
    どんなふうにもてなしてきたか、おれは見ていたよ。
    幸運よ、おれに対して淑女として振る舞ってくれ。」 (「 」内は石井訳)

 そうして、この歌の題名が思い出せなくてインターネットで検索していたら、Notre-Dameが検索結果に上がってきたので、DAMEの語源が気になり始めました。手持ちの伊伊辞典、『Lo Zingarelli』 に、「fr. dame, che, dal lat. domĭna (m) ‘donna’; sec. XIII」とあるので、もともとはラテン語で「女性」を意味するdomĭnaから派生した単語であるけれども、イタリア語にはフランス語の単語、dameを経由して入り、13世紀に使われ始めたことが分かります。ちなみに、イタリア語で「女性」を意味するdonnaという単語も、このラテン語のdomĭnaという言葉から派生したものです。

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Cathédrale Notre Dame de Paris  15/6/2012

 旺文社の『プチ・ロワイヤル仏和辞典』 によると、フランス語のdameは英語のladyに該当する語で、「女性、貴婦人、淑女、奥方」の意味があり、Notre Dameが「聖母マリア」という意味で使われるとのことです。ドイツ語でのトイレの表示から始まって、ノートルダム大聖堂で話が終わるのは何だか失礼なのですが、ドイツ語・イタリア語・英語・フランス語で、このdame(Dame、dama)という言葉が、「女性・淑女・貴婦人」と言った意味を持ち、それぞれの国によって、使われ方が若干違うのが興味深いです。

 実は、フランス語でdameと言えばと、わたしの頭にすぐ思いついたのは、日本語にも外来語、「マダム」として入っているmadameに隠れているdameです。仏和辞典には、「…夫人、奥様、《話》ご夫人;貴婦人」という意味が並ぶmadameは、イタリアの百科事典サイトの説明によると、「わたしの」を意味するmaと「奥様、貴婦人」を意味するdameからできた複合語で、古くはフランスの宮廷で、「王あるいはフランス皇太子の最年長の娘」、あるいは、「王の最年長の兄弟の妻」を指していたとのことです。(詳しくはこちら

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Una barzelletta linguistica

Un turista giapponese voleva andare al bagno in Germania.
Ha trovato le porte dei bagni,
ma su una porta è scritta la parola, 'Herren' (che significa 'signori')
e sull'altra è scritta la parola, 'Damen' (che indica 'signore')
e non è riuscito ad entrare da nessuna porta,
perché nel dialetto di Tokyo 'Heeren' vuol dire 'Non si può entrare'
e nel linguaggio informale 'Dame' significa 'E' vietato'.
Nel dialtto di Tokyo, nel parlato dei maschi 'AI' e 'OI' diventano 'EE'.
es. あまい(dolce)→あめえ、 うるさい(rumoroso)→うるせえ
  行きたい(voglio andare)→行きてえ、 おそい(lento)→おせえ
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LINK
参照リンク / Riferimenti web
- YouTube – Guys and Dolles: Luck be a lady, Marlon Brando
- Songlyrics.com – Guys and Dolls – Luck Be a Lady Lyrics
- アルク - 英辞郎 - dame
- Treccani.it – dama1
- Treccani.it - madame
関連記事 / Articoli correlati
- イタリア語、トイレの入り口要注意 (9/10/2015)
- イタリアの便座もこれなら座れるか (20/9/2015)
- トイレの恐怖 (26/5/2011)
- ノートルダムの塔の上から1 / Dal campanile di Notre Dame – Parte 1 (14/6/2012)
- ノートルダムの塔の上から2 / Dal campanile di Notre Dame – Parte 2 (14/6/2012)
- ノートルダムとナポレオン3世発注の彫像

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-10-10 23:59 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(4)

栓抜きなければ打ってみな

 先月の週末、友人たちとミジャーナの改築中の家で過ごしたときの話です。食料品や調理道具などをうちからいろいろと持ち出したとき、せっかくの機会だからと、とっておきのモンテファルコ、サグランティーノの赤ワインの瓶も運びました。

 ところが友人たちが着いて、さあ昼食という段になって、ワインはあっても栓抜きがないことが判明しました。夫も友人も、日頃からワインの栓も抜けるスイスナイフを愛用していて、登山や巡礼どころか旅行のときも、たいていリュックに忍ばせています。飛行機で旅行先に向かうときに、大切なスイスナイフを機内預かり荷物の方に入れるのを忘れて、出発空港で泣く泣く捨てなければいけなかったことが、夫の場合は、二度もあります。ところが、このときに限って、二人ともスイスナイフを持っていませんでした。

 それで、昼食はワインなしで済ませたのですが、その日の夕方、わたしたちが夕食のしたくをしていると、「ワインの栓が抜けたよ」と、友人たちが威勢よくうちに入って来ました。

 いったいどうやって瓶を開けたのかしらと、友人が手にするワインの瓶をいぶかりながら見やってびっくりしました。

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 こんな瓶の開け方もあるんですね。「これではどうだ」とばかりに、ネジを3本思い切りコルクに打ち込んで、栓が抜けるようにしたわけです。ネジや工具が、当然のように備品として車の中にあることは、この友人は、家具づくりから水道工事、レンガ敷きまで何でも来いという人なので、分かります。けれど、ワインの栓を抜くのに、コルクにネジを打ち込むという発想にびっくりしました。

 いつか記事にしようと思いつつ台所の隅に置いていたワインの瓶を、明日はようやく、ガラス用のゴミ入れに収めることができます。栓とネジだけでは寂しかろうと、写真は昨日花壇のひなげしたちを背景に撮影しました。

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Un modo geniale e insueto per aprire una bottiglia
di vino
nell'assenza di un cavatappi
ideato ed effettuato dai nostri amici.
Viva la creatività! Viva il Sagrantino di Montefalco!
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-05-07 21:56 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(8)