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シビッリーニ山脈 ロトンド山登頂(2102m)、イタリア マルケ

 昨年8月・10月のイタリア中部地震では、ノルチャ、カステッルッチョ、ヴィッソなど、シビッリーニ山脈の山中やふもとの市町村が震源となり、こうした市町村では、今も居住不可能な住宅が多く、自らの家に帰れない人が大勢いる状況なのですが、同様に、ウンブリア・マルケの各地から、こうした市町村やシビッリーニ山脈の山々へと行く道も、地面が避けたり、がけ崩れがあったりするために、いまだに多くの道路が通行禁止になっています。

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Cima del Monte Rotondo (2102m) & panorama, Monti Sibillini 19/8/2017

 そんな中、今日は久しぶりにシビッリーニ山脈を訪ね、その高峰の一つ、ロトンド山(2102m)の頂上まで登りました。山頂からの眺めはもちろんのこと、登山中もすばらしい見晴らしを楽しむことができました。

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 と言っても、わたしたちの山歩きの出発地点は、写真の緑色の車がある位置で、標高約1810mでしたから、標高差は登り+300m、下り-300mです。私たちが歩いただいたいの道筋を、慣れぬマックブックで苦労しながら、ピンクの矢印で記してみました。ロトンド山の頂は、アステリスクで示した辺りにあります。

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 しばらく登ると、ボーヴェ北山(Monte Bove Nord、2112m)の険しい断崖の向こうに、青い山並みとが見えてきました。この山々の間に、ヴィッソ、ウッシタなど、昨年の地震で大きな被害を受けた町があります。

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 今日は最初は照りつける太陽と暑さに、途中からは、山頂を目指すわたしたちの右手から激しく吹く風に苦労しながら、登りました。ロトンド山の山頂は、この写真の奥に見える丸く盛り上がったところにあります。

 風が強く、出発した頃は青空が広がっていた頂上付近を、登頂した頃には黒雲が覆い出したため、夫の提案に従って、来た道を戻るのではなく、なだらかな斜面を見つけて車道まで下り、車道を通って、車まで戻ることにしました。

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 雨の降らぬ猛暑が長く続くため、標高2000m付近でも、時々出会う花は、ほとんどがアザミの親戚です。一番よく見かけたのは、イタリア語名がcarlina bianca、学名がCarlina acaulisのこちらの花で、太陽の下、白い花びらが輝くように見えて、とてもきれいでした。

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イタリア語名、cardo pallottola coccodrillo、 学名がEchinops ritroの、こちらの青紫色のかわいらしい花も、一輪咲いていました。

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 イタリア語名、verga d'oro、学名がSolidago virgaureaのこちらの黄色いかわいらしい花は、ロトンド山頂から砂利道まで下り、道を歩いて車へと戻る途中、ここ一箇所だけに見つけました。少ない貴重な花に、蝶や蜂たちが群がっています。ウィキペディア日本語版には、日本のアキノキリンソウの近縁種と書かれています。(こちらを参照)

 思いがけず、懐かしいロトンド山の頂上に登り、すばらしい眺めや野の花を楽しむことができて、うれしかったです。

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Maestosi i monti sibillini
bellissimi panorami e i fiori spontanei
mentre camminavamo sul monte Rotondo. 19/8(2017
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 速報:イタリア中部で再びM5.4、M5.9の地震、震源は8月よりやや北のマルケの町・ウンブリアとの州境 (26/10/2016)
- イタリア中部地震M6.5概況と地震前のノルチャ・カステッルッチョ、JITRA連載第8回 / Info Terremoto Centro Italia M6.5 10/2016, Norcia, Visto & Preci prima del terremoto (30/10/2016)
- ノルチャ2017、イタリア中部地震の被害と復興の兆し / Norcia 7/2017 (10/7/2017)
- カステッルッチョ2017、イタリア中部地震の爪痕 / Castellucio di Norcia 7/2017 (8/7/2017)

参照リンク / RIferimenti web
- Parco Nazionale dei Monti Sibillini - Decreto del Direttore N. 286 del 11.08.2017 - Percorribilità della rete escursionisti del Parco. Determinazioni.
- sibillini.net - Mappa: Rappresentazione delle limitazioni alla circolazione conseguenti agli EVENTI SISMICI (aggiornamento 17/8/2017)
- sibillini.net - A Spasso con il GPS: Mappe GPS

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-08-19 23:57 | Marche | Trackback | Comments(4)

牛が草食むカトリア山、母馬探す置き去り仔馬

 先週の土曜日は、マルケとウンブリアの州境にそびえるカトリア山(Monte Catria) に登りました。カトリア山は標高1701mで、山頂はマルケ州にあります。フォンテ・アヴェッラーナ修道院の上から山頂を目指すと、見晴らしがすばらしいと、先日ペルージャに来たマルケ在住のいとこから聞いて、夫はそのトレッキング・コース、Sentiero dei Carbonaiを歩こうと考えていたのですが、標高差が登り680m、下り740mとかなりある上、地図を見ると、登り道の傾斜がかなり急です。ペルージャ及びイタリア中部に雨が降って、気温が下がったのは、この翌日の月曜日のことで、この日はまだかなり暑かったため、そんなにも急な登り道が立て続けに続く道は厳しいと、わたしが提案して、

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Panorama dalla cima del Monte Catria (1701m) 22/7/2017

 代わりに、上の写真で、夫が頂上に立つカトリア山の下方に白く見える三つの道路が交わるところにあるMadonna degli Scout (1370m)に車を置き、そこからなだらかな傾斜が多い道を登って、山頂を目指しました。夫が眺める前方、写真では左手にそびえる山は、アクート山(Monte Acuto)で、標高は1668mです。アクート山のリフト乗り場にある山小屋で、地図とパニーノを買ったのですが、サラミやプロッシュットの量も少なく、サラミの皮さえ取り除いていないのに、一つ4ユーロと値段がひどく高かったので、ふもとの町で買うべきだったと後悔しました。

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 カトリア山の頂には、この大きな十字架が建っています。山頂からは、晴れた日には、アドリア海どころか、バチカンのサン・ピエートロ大聖堂のクーポラさえ見えると主張する人もいるそうなのですが(詳しくはこちら)、この日は雲や霞のために、それほど遠くないはずの海も見えませんでした。

 けれども、青空の下に広がる山や畑、平野の眺めを楽しむことができました。山頂付近は、暴風とも言えるほどの激しい風が吹いていたため、トレッキング・コースではなく、風があまり当たらない斜面を選んで、山を下り、昼食にパニーノを食べました。

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 わたしたちが山頂から少し下って、パニーノが食べられる見晴らしのいい場所を探していたとき、右手遠くに牛と馬の群れがいたのですが、ちょうどその頃に、馬たちが移動して、わたしたちの下方にある道を通って、左手へと向かいました。

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 問題は、そのとき、視力のいい夫が気づいたのですが、一頭の仔馬が、皆が移動するのを知らずにぐっすり眠ってしまっていたのに、他の馬たちが、それに気づかなかったのか、そのまま置き去りにして、行ってしまったことです。しばらくして目覚めた仔馬が、親馬たちがどこにも見当たらず、周囲には牛しかいないので不安になって、周囲を駆け回ったり、いなないたりしたのですが、親馬たちには聞こえないようです。

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 そのうち私たちの左手に見える高みに、先ほど出発した馬たちが登っているのが見えたのですが、置き去りにされた仔馬は、まだ親馬たちを探して歩き回っています。そこで、パニーノを食べ終えた夫が、仔馬の近くまで行って、仔馬を仲間の馬たちがいる方へと移動させようとしました。けれども、夫に警戒したからか、仔馬は反対方向に行こうとします。

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 それで夫もあきらめて、わたしたちが再び山を下ろうと、リュックを背負った頃、ようやく母馬が仔馬がいないのに気づいたらしく、元の道へと引き返しつついななきました。そのうち、そのいななきが仔馬の耳にも入り、仔馬も、母馬や同様に引き返してくる他の馬たちに気づいて、そちらの方へと駆けて行きました。。

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 ようやく仔馬が母馬と再会し、続いて他の馬たちがやって来たときには、ほっとしました。ただ、この後も、夫はやはり置き去りにされた子牛たち2頭が鳴いているのを見たそうで、親たちがうっかりと、子供を忘れて自分たちだけで遠ざかってしまうことが、たまにあるようです。夫が心配したのは、仔馬一頭だけでは、狼にねらわれやすいためで、ですから、他の馬たちと合流できたのを見届けて、わたしも安心しました。

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 登り道でも、帰りの下り道でも、トレッキング・コースのこの位置から、急な斜面のはるか下方に、フォンテ・アヴェッラーナ修道院(Abbazia di Fonte Avellana)が小さく見えました。修道院までの傾斜を見て、別のコースを登ってよかったと、つくづく思いました。

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 このカトリア山を歩いている間には、放牧された牛の群れにしばしば出会いました。初夏にマッジョ山を登ったとき、気づいたら雄牛たちがわたしたちを追ってきて、すぐ後ろにいて恐い思いをしたことがあるので、わたしはできるだけ牛の群れを避けて歩こうとしたのですが、今回は雄牛がいないようで、後をついてくる牛もなく、ゆっくり山歩きを楽しむことができました。

 今年の6月以降、イタリア中部ではひどく暑い日が多いため、最近は週末の山登りには、かなり標高が高いところまで車で登れる山を選んでいました。ただ、そういう山は、スキー場がある場合が多く、アミアータ山では、頂上付近にあまりにも車が多くて、駐車場が見つからないので、山の中腹を歩きました。また、カルペンニャ山では、最初は頂上までの道のりが、歩くには長すぎる場所に行ってしまい、その後、頂上まで行けるリフトの乗り場を見つけたものの、料金がひどく高く時間が遅かったため、結局、車で周囲を回っただけで、少ししか歩けませんでした。今回は久しぶりに山を歩くことができて、うれしかったです。

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Panorama dalla cima del Monte Catria (1701m) 22/7/2017

Tanti cavalli e mucche li abbiamo visti mentre camminavamo sul monte. Un cavallino si addormentava ed è rimastoera solo, quando altri cavalli sono andati in un'altra parte; svegliato, il cavallino era agitato, cercava gli altri ma non li vedeva. Mio marito tentava di farlo andare nel posto dove stavano gli altri cavalli, ma il piccolino si spaventava e scappava. Dopo un po' la cavalla mamma si è accorta finalmente dell'assenza del suo piccolo, tornava indietro nitrendo. Il cavallino ha sentito i suoi nitriti, corre. Corre anche la cavalla mamma e finalmente di nuovo insieme con il suo piccolo. Meno male.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-27 23:59 | Marche | Trackback | Comments(6)

地震の被害は美しい水の里にも、イタリア マルケ

 昨年のイタリア中部地震では、シビッリーニ山脈のマルケ州側のふもとの町、ヴィッソやカステルサンタンジェロ・スル・ネーラも、数度の大きな地震の震源となりました。ネーラ川は、カステルサンタンジェロに水源があり、ヴィッソでウッシタ川と合流し、ウンブリア州の南を流れ、やがてはテベレ川に注ぎ込みます。

 ウッシタ川もネーラ川も、水が清らかに澄み、豊かに勢いよく流れる美しい川で、その二つが合流するヴィッソもまた、それは美しい町なのですが、地震以来、ウンブリアからヴィッソへと向かう道は、山のふもとを進むノルチャ・ヴィッソ間を結ぶ道路も、また、シビッリーニ山脈の高原の村、カステッルッチョから、マルケ側のカステルサンタンジェロやヴィッソへと下る道も、いまだに未通です。マルケ在住の夫のいとこが、先日その道路の地震後の写真を見せてくれたのですが、道路にひどく深い亀裂が入り、復旧には、まだ時間がかかりそうです。

 ヴィッソに思いを馳せつつ、先週の日曜日は、マルケ州のもう一つの美しい水の里、ピオーラコ(Pioraco)を訪ねました。

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16/7/2017

 ピオーラコは、すでに何度か訪ねたことがあるのですが、こちらのみごとな滝を見て、訪ねてみたいと思ったからです。本来は、この手前の滝の下を通るトレッキング・コースがあって、間近に滝や川を見られるはずだったのですが、

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残念ながら、ピオーラコも、昨年の地震の被災地であり、トレッキング・コースは、崩れ落ちた岩や石があって危険であるため、今も通行禁止となっていました。

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 震源から距離があるピオーラコでも、こんなふうに町のところどころに、

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外壁に補強が施され、内部などの再建を待っているらしい住宅があり、改めて、イタリア中部地震の被害の大きさと被災した地域の多さを思いました。

 昨日歯医者の待合室で読んだ雑誌に、イタリアでは大きな地震の後、居住不可能となった我が家に戻れるまでには10〜15年かかる場合も少なくない上、今回の被災地には子供や若者が少なく、高齢者が多いと、書かれていました。安全を重視した、早期の被災地の復興を願ってやみません。1997年の地震に比べて、行政手続きが煩雑になっているがために、当時ならすでにできていたであろうに、現在は費用がないばかりにできないことがあるという被災地の市長の言葉も記事にはありましたが、こうした被災地の声に、行政が耳を傾け、一刻も早く再建に向けて動く必要を、痛切に感じています。

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Pioraco, bel paesino con torrenti e cascate tra i monti.
Anche qui i danni dei terremoti nelle case e nei sentieri.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ノルチャ2017、イタリア中部地震の被害と復興の兆し / Norcia 7/2017 (8/7/2017)
- カステッルッチョ2017、イタリア中部地震の爪痕 / Castellucio di Norcia 7/2017 (8/7/2017)
- イタリア中部地震から3週間、現況とこれから (15/9/2016)
- JAPAN-ITALY Travel On-line 緑満ち心に響くウンブリア 第8回 「イタリア中部地震状況とウンブリアの被害 / Il Terremoto Centro Italia e i Danni in Umbria」 (15/9/2016)
- 速報:イタリア中部で再びM5.4、M5.9の地震、震源は8月よりやや北のマルケの町・ウンブリアとの州境 (2016/10/26)
- イタリア中部地震M6.5概況と地震前のノルチャ・カステッルッチョ、JITRA連載第8回 (30/10/2016)

 
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by milletti_naoko | 2017-07-21 23:59 | Marche | Trackback | Comments(2)

雪山とスキーと英語

 1月21日土曜日に夫の伯父の葬儀でマルケ州の山中の町を訪ねたときは、昨年ようやく完成した無料高速道路の最初のトンネルを抜け、コルフィオリートに出ると、それまでは雪のまったくなかった地面が、一面に高い雪で覆われ、

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Da Perugia a Foligno, a San Severino Marche sulla SS77 21/1/2017

以後は目的地まで、車はずっと雪の中を進みました。幸い高速道路上の雪はきちんと除雪されていて、わたしたちがドライブをした日中は、気温がわずかながら零度より上だったために、雨は降っても路面は凍らず、安心して進むことができました。

 ただ、夫があらかじめインターネットで調べ、近道だと言う道を走るために、高速道路を下りたとたん、山間部を走ることになり、幸い除雪はされていたのですが、両脇に雪が高く積もり、時には、片道一車線のはずが、車が一台通るのがやっとの雪の壁が道の両側にそびえる道を行くことさえありました。

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Verso San Severino Marche sulla SS77

 帰りは近道ではなく、少々遠回りになっても通行しやすい大きい道路を通って帰りました。帰りもコルフィオリートからトンネルを抜けて出たとたんに、それまで周囲を覆っていた雪と暗い雲がすっかり消えて、青空が広がったので驚きました。トンネルが変わると世界が変わる、そういう印象さえ受けました。

 わたしは幼稚園の最後の数か月と小学校5年生までを北海道の札幌で過ごしたため、小学校の冬の体育の授業と言えばスキーで、毎年スキー遠足なるものさえありました。ただ、朝起きたら家の前に高くまで雪が積もていて、家の前や近くの公園などで、気軽にスキーで滑ることができた上に、スキー遠足は、寒さのために手足がかじかみ、お弁当を食べるのも大変だったという記憶がもっぱら残っているために、小学校5年生の冬を最後に、スキーをしたことがいっさいありません。愛媛県で社会人となってから、同僚に遠くの山まで出かけてスキーをしに行くという人もいたのですが、何だかスキーはそういうわざわざ遠くまでお金をかけてしに行くものではないような、そんな気持ちがわたしの中にはあるのです。

 先週は、わたしが英語の家庭教師そしている中学生の少女が、家族全員で5日間のスキー旅行に出かけました。夫から聞いて、わたしはびっくりしました。学校の授業があって、しかも授業についていけずに困っている科目があるのに、家族で旅行に出かけて、学校を3日も休むなんて、と。でも夫は、そんなことくらいと当たり前のような顔をして言いますし、そうやって中学生・小学生の娘と息子に学校を休ませても、スキー旅行に出かけようという彼女の両親も、それがたいしたことと思わないと言うよりは、学校を休ませてでも家族で行く価値があると思うから、スキーに出かけたのでしょう。今日はいなかった間の宿題に追われているからと、わたしの英語の授業は休みだったのですが、出発前に授業中あった英語のテストでは、以前よりもいい点数が取れていたと聞いて、ほっとしました。ちなみに、家族皆で出かけるために、子供には学校を数日休ませるということは、姪たちの両親である義弟夫婦もたまにしていて、義父母は眉をひそめています。イタリアにはそういう家庭が多いのか、ウンブリアが特にのんびりしているのか、そのあたりはなぞです。

関連記事へのリンク
- 一面の銀世界 (21/1/2017)
- 英語も教えることになりました、ノートは英語で? (10/1/2017)
- リハビリ外国語、伝わればいいからどう伝えるかへ (17/1/2017)
- 宿題基礎の腕試し、英語・日本語・イタリア語 (22/1/2017)

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by milletti_naoko | 2017-02-06 23:29 | Marche | Trackback | Comments(4)

海好き散歩お伴ネコ、イタリア

 イタリアで山や町を歩くと、特に小さい静かな町の場合に、見知らぬ犬や猫がついてきて、かなり長い間いっしょに散歩をするということが、たまにあります。

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Il gatto che guarda il mare, Grottammare (AP) 19/11/2016

 昨日アドリア海岸にあるイタリアで最も美しい村の一つ、グロッタンマーレを散歩したときも、約30分わたしたちにずっとついてきた猫がいたのですが、この猫が下り道の途中で、急に夫の後について行くのをやめて、こんなふうに寝そべっているのを見て、びっくりしました。

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 何をしているのだろうと思いながら階段を下り、鉄柵の下の猫とわたしの目の高さがちょうど同じになるくらいまで下ると、猫は階段の下方にいる夫と同じ方向、海の方を眺めています。

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 猫のいる場所からは、グロッタンマーレの町並みと海と空が、こんなふうに見えたはずです。海辺で育った猫は海を眺めるのが好きで、ここから絶好の眺めが楽しめると知っていて、坂道を上る観光客がいるたびに、いっしょに歩いてここまで来るのでしょうか。

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 猫は真剣とも言える面持ちで、ずっと海の方を眺めていたのですが、わたしが口笛を吹いたら、こちらを向いてくれて、こうして写真を撮ることができました。

LINK
- アドリア海岸の美しい村、グロッタンマーレ

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-20 21:05 | Marche | Trackback | Comments(6)

アドリア海岸の美しい村、グロッタンマーレ

 今日はイタリアで最も美しい村とされる村の一つ、マルケ州のグロッタンマーレ(Grottammare)を訪ねました。着いて砂浜を訪ねたとき、丘の上の石造りの町並みへと急な坂道を上ったときには、雨が降っていたのですが、幸い昼食後には雨がやみ、曇り空ではあるものの、眺めを楽しみながら、散歩をすることができました。

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Passeggiata a Grottammare (AP), Marche 19/11/2016

 雲や霧のために、海がそのまま空へとつながっているように見えて、れいです。写真で階段の途中にいる猫は、昼食後にレストラン前の広場で出会った猫で、かなり長い間、時にわたしたちの前を、時には後ろをと位置を変えながら、わたしたちについてきて、いっしょに歩きました。

 ひどく遠いこの村まで出かけたのは、今日はウンブリアや隣州はどこも雨で、マルケ州のアブルッツォ州との境に近いこの村まで行けば、夕方まで雨が降らないという予報が出ていたからです。

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 きれいに咲くブーゲンビリアの花や、

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オレンジやミカンの木にあちこちで出会ったので、夫が驚いて、海が近い上に、比較的南にあるから、気候が暖かいんだろうねと言っていました。

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Grottammare (AP), Marche 19/11/2016

Suggestivo il panorama anche sotto il cielo grigio,
si fondevano il cielo e il mare.
Il gatto sulla scala ci ha fatto compagnia
mentre esploravamo la parte alta del paese,
uno dei borghi più belli d'Italia.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-19 23:59 | Marche | Trackback | Comments(2)

速報:イタリア中部で再びM5.4、M5.9の地震、震源は8月よりやや北のマルケの町・ウンブリアとの州境

 再びイタリア中部、アッペンニーニ山脈のシビッリーニ山脈付近で、大きな地震が二つ発生しました。

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Immagine presa dalla Cartina Regionale e guida turistica con 12 piante di città, Umbria scopri l’arte di vivere
Epicentri, zone colpite & confini regionali da me segnalati

 震源地や地震の規模についてはニュース報道にまだ揺れがありますが、午後10時半頃の報道では、

  イタリア時間 10月26日 
  午後7時11分 震源 カステルサンタンジェロ・スル・ネーラ M5.4
  午後9時18分 震源     ウッシタ            M5.9

とのことでした。

 8月24日の地震の震源地・被災地との位置関係がつかみやすいように、前回の地震の際に利用したウンブリア州発行の地図をそのまま利用しています。水色で記したのが8月24日の震源地(四角で囲んだところ)と特に被害が大きかった市町村(震源および丸で囲んだところ、詳しくは下記リンク先の記事を参照)で、それに対して、今回の地震については、ピンクを用いて、震源地を二重の四角で囲み、被害が特に大きく、家屋や教会などが倒壊したというニュースがあったとこれまでのテレビ報道で聞いた場所を〇で囲んでいます。

 地図から、前回に比べて、震源地が北北西の方向に移動しているのが、お分かりかと思います。

 震源地のカステルサンタンジェロやウッシタはもちろん、2村に近いやはりマルケの町、ヴィッソやウンブリア州のプレーチでも多くの建造物が倒壊したとのことです。ノルチャの教会やノルチャとプレーチのちょうど中ほどにあるカンピ・ディ・ノルチャの中世の美しい教会が崩壊した映像もニュースで放映されていました。倒壊した建物の多くは、8月24日以来の度重なる地震ですでに打撃を受けていたところに、今回二度大きな地震が襲ったために崩れてしまったのだとのことです。地震直後から午後10時半までニュース報道を追ったところ、10時半の段階では、死者はなく、当初2名とされていた負傷者も、10時過ぎに行われた災害防護庁長官の記者会見によると、軽傷者が1名と判明したとのことでした。ただし地図でもお分かりのように、震源となった村には、2千メートル級の山が連なる山間に散らばった集落もあり、最終的に被害状況が確認できるまでには、まだ時間がかかるものと思われます。

 今回の地震では、わたしもペルージャで、大きな揺れを2度感じました。1度目の地震ではローマやアレッツォ、2度目の地震ではイタリアの北端アルト・アーディジェから南はナポリのあるカンパーニアまで、広範囲にわたって地震の揺れが感じられたそうです。今後については、テレビで学者が、この地震はおそらくは前回の地震の余震であり、8月24日の余震が半年続く可能性もあると語っているのを聞きました。

 8月24日の地震では大きな地震が立て続けに、かなり離れた三つの市町村で起こり、大きな被害が出ました。震源地・被災地では多くの方が再び地震が襲うことを恐れて、屋外で夜を過ごすことになりそうだとのことでした。どうかこれ以上大きな地震・被害がありませんようにと祈りつつ、今夜は就寝します。イタリアでは今年は、土曜29日の深夜(日曜30日の早朝)に夏時間から冬時間に切り替わるのですが、まだ夏時間の現在、日本とイタリアの時差は7時間です。

 明日は早朝から10時頃まで、地域保健所に出かけているため、電話やメールでのお返事はいたしかねます。ご了承ください。

 地図中下線を付したカザーリの村は二度目の地震の震源となったウッシタに属する山中の集落です。午後10時半の時点ではウッシタから離れているため、まだ被害状況が確認されていなかったのですが、山歩きで何度か訪ねた美しい場所だということで、下線を付しています。まぎらわしくて申しわけありません。

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Temendo la confusione delle notizie sui terremti e le preoccupazioni dei familiari e amici, ho riassunto in lingua giapponese le informazioni finora disponibili sui terremoti di ieri sera in questo articolo del mio blog. Noi andiamo a letto ora ma in Giappone sono le otto di mattina e molte persone cominceranno a leggere le notizie sui giornali online o su Twitter ecc.
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関連記事へのリンク
- イタリア中部地震、震源と被災状況
- JAPAN-ITALY Travel On-line 緑満ち心に響くウンブリア 第8回 「イタリア中部地震状況とウンブリアの被害 / Il Terremoto Centro Italia e i Danni in Umbria」
- イタリア中部地震から3週間、現況とこれから (ハフィントンポスト日本語版にも転載)
↑↑ 8月24日のイタリア中部地震についてのより多くの関連記事については、このハフィントンポストに転載された記事末にリンクの一覧があります。
- 清流と白雪、冬のシビッリーニとヴィッソ
- カステッルッチョとカステルサンタンジェロ・スル・ネーラ
- 白雪と詩と聖母、ヴィッソを歩く1
- 世界を足下に2 ←カザーリの写真およびウッシタ・ヴィッソ周辺の登山地図の写真あり
- 結婚記念日大周遊1~カザーリを起点にシビッリーニ山脈を歩く

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-26 23:59 | Marche | Trackback | Comments(10)

聖女・薬草学ぶ週末、マルケの修道院

 マルケ州のフォンテ・アヴェッラーナ修道院に一泊し、聖ヒルデガルトというそれは興味深い聖女と、その教えについて学んでいます。

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 薬草にも詳しい聖人だったので、薬草や食べられる野草を見分け、教わる講座もあり、興味深いです。

 講習のおかげで、樹齢500年とも千年とも言うヨーロッパイチイの巨木と美しい修道院を、久しぶりに訪ねることができました。


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Avrà 500 anni come dice la scienza oppure
1000 anni come narra la tradizione popolare?
Di nuovo abbiamo incontrato il Grande Tasso
nel giardino botanico del Monastero di Fonte Avellana.
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by milletti_naoko | 2016-09-09 23:59 | Marche | Trackback | Comments(2)

アドリア海岸の朝日、ファーノ

 今朝はリッチョーネのホテルを5時半過ぎに出てから、アドリア海岸沿いに走る高速道路を南下してファーノに向かい、ファーノで高速道路を下りてからは、グッビオを通って、ペルージャに戻りました。

 朝できるだけ早く出勤しなければいけないでしょうに、「海沿いの町、ファーノで高速道路を下りたら、海に昇る朝日を見に行こう」と提案して実行してくれる、そういう夫でありがたいです。海に近い道路でよく見かける「海」(mare)という案内標示がまったく見当たらないので、地図を見ながら、「海は中心街の方向にあるようだ」などと見当をつけ、あてずっぽうに車を走らせました。

 ようやく「港」(porto)という標示を見つけて、近くに車をとめ、海辺に向かって速足で歩くと、赤々と昇る太陽が、準備中の市場の露店の間から見えます。

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Alba a Fano, Marche 26/8/2016 6:31

 わたしたちが浜辺に着いたときには、太陽はすでにすっかり水平線から顔を出していましたが、

f0234936_5533179.jpg

朝日に茜色に染まる空や海が見られて、うれしかったです。

f0234936_5534121.jpg

 波も日の光に輝いています。浜辺には砂ではなく、とても平たい丸い石が、幾重にも重なっていて、「リミニに比べて、海の水がずっときれいだ」と夫は言っていましたが、それは、早朝だったからでもあると思います。

 時間がないので、このあとすぐに浜を後にして、近くのバールで朝食を済ませたあと、車でペルージャに向かいました。


関連記事へのリンク

- いきなりアドリア海岸、夜もにぎやかリッチョーネ

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-08-26 22:53 | Marche | Trackback | Comments(4)

夏山のぼり

 今日は当初の予定では、カッシャ近くの高原を、村を訪ねながらドライブして、緑の中を歩くことになっていたのですが、高原の標高があまり高くない上に、天気がよくてひどく暑いからと、昼食後に予定を変更し、直前まで候補になっていたシビッリーニ山脈のモンテガッロという町に向かいました。

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Monti Sibillini, Colle 30/7/2016

 そうして、緑いっぱいのこちらコッレ(Colle)という場所から、小さな教会を目指して山を登りました。写真の左手に見える高峰は、ヴェットーレ山(Monte Vettore, 2478m)です。

 帰宅が遅くなりましたので、後日また詳しく書くつもりです。

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Sabato abbiamo camminato ammirando la vetta del monte Vettore

(a sinistra nella foto) 30/7/2016
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-07-30 23:59 | Marche | Trackback | Comments(2)


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