カテゴリ:Abruzzo( 11 )

大地の懐で安らぐ週末、カンポ・インペラトーレ sanpo

 壮大な風景と野の花たち、高原の涼しさに、週末はカンポ・インペラトーレで、出会うことができました。幸い、空室が見つかり、いつもの宿に泊まると、惑星コンサートという興味深い催しも、宿で無料で行われていて、宇宙飛行をしたような気分を楽しむことができました。

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Campo Imperatore, Gran Sasso, Abruzzo 10/7/2016

 涼しい高原は夏の週末は大にぎわいでしたが、昨日はアクイラ山の登頂に成功し、今日は高原をドライブしては、いいなと思う場所があれば、駐車して、しばらく散歩しました。牛や馬の集う池や、雪解けの水が流れた後など、眺めもすばらしかったです。

 日曜は、午後9時から、ペルージャで開催されるウンブリア・ジャズのピアノのコンサートを鑑賞したため、帰宅が遅くなっていまいました。とりあえず記事だけ送信して、写真はイタリア時間の明朝早いうちに、追加するつもりでいます。

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Campo Imperatore, Gran Sasso, Abruzzo 10/7/2016

- Natura bellissima, panorami mozzafiato & frescura piacevole.
Sabato mattina siamo partiti per Campo Imperatore
che dista circa 220km da Perugia e tornati a casa domenica sera.
Bello immergersi nella bellezza, immensità della Madre Natura.
Il viaggio è lungo, ma vale davvero la pena!
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✳追記(7月11日)

 ただいま写真を1枚追加しました。
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-07-10 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(4)

大好きカンポ・インペラトーレ

 せっかくの週末は、遠出をしないと出かけたつもりになれないようで、夫はいつも遠くに行きたがります。片道2時間くらいかかる遠方に向かうのに、途中で修道院など、気になる道案内を見つけると、あと何キロメートルかも分からないのに、そちらの方向へと向かってしまう人なので、日帰りなのに、往復に結局5・6時間かかってしまうことも少なくありません。

 夫は、明日はマルケの海辺の自然公園を訪ね、あさってはウンブリア南方の川辺で、友人と魚料理を食べることを考えていたようです。ただ、そうすると、片道2時間かけて遠い目的地につき、炎天下を歩いて、また2時間かけて帰宅するということを、2日繰り返すことになります。

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Campo Imperatore, Abruzzo 18/7/2014

 それならばそれならば、確かに遠いけれども、涼しくて花がきれいで風景も美しいアブルッツォの高原、カンポ・インペラトーレに行きましょうと、昼食後わたしが提案しました。片道3時間半ほどかかる遠方ですが、1泊すれば、今日も明日もゆっくり風景や山歩きを楽しめますし、何よりカンポ・インペラトーレは標高が高いため、夏でも朝晩は肌寒いほどなので、涼しく過ごすことができます。遠いのですが、2度の別の場所への往復を考えると、運転・移動時間が少なくてすみます。

 遠いんだから日帰りはあまりにも…とあきれながらミジャーナに出かけた夫が、夕方、行きたいんだったら行ってもいいよと言います。そこで突然ですが、明日は朝8時から、アブルッツォに向かうことにしました。

 この記事は予約投稿で、金曜の真夜中過ぎに書いています。突然のことで、ディーパクの講座を2日分聞き逃してしまうことになりますが、とりあえず、こうしてブログの記事だけはきちんと書いて出かけて、楽しんで来ます。ただし、ムッソリーニが幽閉されていたというあのいつものホテルに、空室があるかどうかを確かめることができるのは、明日の朝8時以降ということなので、朝8時に、宿泊ができるかどうか確認する電話をしなければいけません。とても大きなホテルなので、どうかどうか空室がありますように。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-07-09 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(8)

グラン・サッソ、高山の花とムッソリーニ脱出劇

 今年6月のアブルッツォ旅行でも、グラン・サッソの高峰に囲まれた広大な高原、カンポ・インペラトーレ(Campo Imperatore)を訪ねました。昨年、7月になっても色とりどりの花がいっぱいに咲く美しい風景に感動したからです。

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Orchidee selvatiche @ Campo Imperatore,
Gran Sasso, Abruzzo 14/6/2015

 標高約1800mと山の高みにあるため、高原に向けて山を登るうちに、真夏の暑さはどこへやら、肌寒いほどの気温になりました。けれどもそのおかげで、高原では今も、自生の蘭がきれいに咲いています。

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 高い山だからこそ出会えるめずらしい花も多く、

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グラン・サッソの雄大な尖峰を間近に眺め、

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思いがけず雪の上を歩いたりもしました。

 この美しい高原は、標高が高く、さらにアッペンニーニ山脈で最も高い山に取り囲まれているために、1943年のファシスト政権崩壊後に逮捕されたムッソリーニが幽閉された場所でもあります。この写真の奥に見えるレンガ色の建物が、ムッソリーニが幽閉されていたホテルであり、

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Papaveri alpini & Hotel Rifugio Campo Imperatore

 わたしたちが去年も今年も泊まった宿です。ムッソリーニがヒトラーの送ったドイツ軍によって、脱出不可能と思われていた高山から脱出したことは、ペルージャ外国人大学のイタリア史の授業で12年前に教わって、漠然と覚えていましたが、その舞台となった高原とホテルがここにあることは、昨年泊まったときに初めて知りました。

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Camera dove era imprigionato Mussolini

 今年は、泊まった初日が土曜日だったからか、夕食時にホテルから客に、「ムッソリーニが囚われていた部屋を見たければ、食後に案内しますのでどうぞ。」という呼びかけがあり、それで、他の宿泊客といっしょに、その部屋を見に行きました。亜麻布の毛布も家具も、ムッソリーニが当時利用したものだそうです。

 独裁者であったムッソリーニをいまだに敬愛する人がいることは知っていましたが、案内してくれた若い青年が、ムッソリーニをDuce(統帥)と呼ぶことや、ホテルの入り口にムッソリーニのカレンダーが置かれていることが気になりました。ベルルスコーニと懇意にしているRaiの番組の司会者、ブルーノ・ヴェスパが、ホテルに願い出てこの部屋に泊まったと聞いて、やれやれと思ったのですが、今インターネットで調べると、なんとブルーノ・ヴェスパは、本人は否定するものの、ムッソリーニの息子だという説があるのだそうです。

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 ドイツ軍は、音の静かなグライダー(aliante)を、ムッソリーニ救出に利用したのだと、ホテルの若者がその様子を詳しく説明してくれました。この救出作戦は、その名をOperazione Querciaと言います。この作戦を語る映像は、YouTube上にいくつかあるのですが、背景に流れるのがファシズムの歌だったり、ファシスト政権によって制作されたものだったりするため、リンクを直接貼るのは控えます。この作戦に際して命を落とした人やその家族にインタビューをする映像もあるのですが、そういう映像には、作戦実行の詳細はありません。

 今回のムッソリーニの部屋訪問で聞いたalianteという言葉は、若者の話からエンジンを搭載しないため音をほとんど立てない飛行機らしいと分かったものの、これまで聞いたことがない、未知の言葉だと思っていたら、

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Dai miei appunti della “Storia Medioevale e Moderna”, lezione del prof. Olivieri
@ Università per Stranieri di Perugia, 2002

2002年に、外国人大学の歴史の授業で、この脱出劇を学んだときにも聞いていたようで、ノートにきちんと書いてあります。ただ、このときも、先生の説明でどういう飛行機かが分かったので、辞書は引かず、今回このブログの記事を書くにあたって、初めて伊和辞典を調べて、日本語では「グライダー、滑空機」と言うのだと分かりました。

 昨日、この古いノートを引っ張り出して、先生の描いた絵が、うまく状況をとらえていたなと感心しました。この授業中にも、ムッソリーニ救出作戦の詳細を教わっていたようです。

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 戦争のない平和な暮らしが、戦禍に苦しむ国に訪れますように、そうして、現在平和を享受する国では、今後も保たれていきますように。

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Campo Imperatore, Vette Maestose
ornate dai Fiori variopinti
, orchidee, genzianelle, papaveri...
Di giorno una passeggiata tra i fiori e panorami meravigliosi,
di notte la visita della camera
dove era imprigionato Mussolini!
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- アブルッツォ、グラン・サッソを訪ねて / Viaggio in Abruzzo 2014 (7/2014)
- 美しい高原、カンポ・インペラトーレ / Alba & tramonto a Campo Imperatore (7/2014)

参照リンク / Riferimenti web
- Campo Imperatore – Escursionismo, Ciclismo, Storia
- L’Huffington Post – Bruno Vespa dorme nell’hotel prigione di Benito Mussolini. Il tweet da Campo Imperatore (12/7/2013)
- 世界史の窓 – ムッソリーニ
- 世界史の目 - 我が胸を撃て!!・その3~二つのイタリアと独裁者の最期~
- GKZ植物辞典 – チャボリンドウ、学名 Gentiana acaulis L
- it.wikipedia – Gentiana acaulils L., Genzianella o Genziana di Koch

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-07-10 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(4)

びっくり教会の回廊には

 アブルッツォ旅行中、とある温泉町に泊まったときに、宿の近くに歴史のある教会があるからぜひ行ってみてはと勧められました。着いたときは、ちょうどミサの途中だったため、教会には入らずに、中庭を取り囲む回廊(chiostro)を訪ねました。

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 ところどころに花や緑が飾られていて、小さい教会によくある典型的な回廊だなと思ったら、どういうわけか、中庭の上には網が張られています。なぜだろうといぶかっていると、気づいた夫が教えてくれました。

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 この写真を見て、皆さんにはすぐにお分かりでしょうか。

 吊り下げられた二つの植木鉢の、左右いずれの鉢の花の上にも、生きたハトがいるのです。身じろぎもせず、声も立てず、まるで飾り物のように、ひそやかに鉢の上に陣取っています。

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 世話をしてくれる修道士たちがミサで祈りを上げている間は、

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ハトたちも修道士たちと心を一つにして、

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祈りを捧げているのでしょうか。

 鉢の上のハトたちが、わたしたちが回廊を訪れようと、鉢に近づこうと、泰然としている一方で、

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こちらの2羽は、バタバタとせわしない羽音を立て、むやみにあちこち飛び回っていました。中庭を覆う網は、この2羽が迷子にならないように張ってあるのでしょう。

 アッシジの聖フランチェスコが長く住まい、亡くなり、生前最も心を寄せていたと言われる礼拝堂、ポルツィウンコラを包むように、守るように建てられたサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会には、廊下に聖フランチェスコの像があり、聖人の手にするかごには、生きた白いハトがいます。(詳しくはこちら)聖人が売られていたハトの命を哀れんで、譲り受けて放してやったら、鳥たちが聖人のそばを離れなかったという伝説があり、ハトの存在がその伝説を思わせるのですが、この教会も、フランチェスコ会の修道院に併設されているため、それでハトがいるのかもしれません。

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 教会の前にある噴水や、聖母を祀る緑の庭にも風情があります。

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 ミサが終わってから教会に入るつもりだったのですが、かなり待つことになりそうだったので、途中からミサに参列することにしました。祈りを捧げる信者の方がいたので、教会内部の写真はありません。16世紀に建てられた教会は、1960年台に行われた修築のために、すっかり外観が変わってしまったようで、正面はそれほど美しいわけでもなく、雨も降っていたために、写真は撮っていません。

 温泉町の名は、カラマーニコ・テルメ(Caramanico Terme)、教会は、サン・ロレンツォ教会です。町やアブルッツォ旅行の詳細については、先ほどようやく旅行の写真をパソコンに取り込むことに成功しましたので、今後少しずつお話していくつもりです。日曜の晩に書いたモンテカッシーノ巡礼の思い出の記事は、その日の晩は遅くなったので途中で執筆を中断し、いったん発行をしてから翌朝かなりの文と写真を追加して、旅行の記事としては一区切りがついた形に仕上げています。すぐにコメントをくださって、続きを楽しみにしていますと書いてくださった皆さん、めんどうくさく紛らわしいことをしてしまって、申しわけありません。

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Grande sorpresa nel chiostro in una chiesa di Caramanico Terme
;
osservate attentamente la seconda foto dell'articolo e vi accorgerete?
Un piccione in ogni vaso appeso, sopra i fiori
zitto e fermo, senza nessuna ansia anche se entrano gli estranei.
Forse pregavano anche loro insieme ai frati
che in quel momento celebravano la messa nella chiesa.
Questi piccioni mi hanno ricordato le tortore
della Basilica di Santa Maria degli Angeli
le quali si trovano sempre vicino alla statua di San Francesco.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- アッシジを歩く1 ~ポルツィウンコラ / Passeggiata ad Assisi1 – Porziuncola
- 無事戻りました / Siamo tornati dal viaggio!
- 薬草と巡礼の村、コッレパルド / Cammino di San Benedetto da Collepardo alla Certosa di Trisulti, verso Veroli

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-06-24 23:45 | Abruzzo | Trackback | Comments(6)

美しく日も長かりし夏の山

 今年初めて訪ねて、一目惚れして、いつかまたきっと戻りたいと思う場所の一つに、アブルッツォ州高原、Campo Imperatoreがあります。

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Campo Imperatore, Gran Sasso, Abruzzo 18/7/2014 20.33

 高原を囲む高峰には、7月だというのに白雪が残り、高原で草を食む牛たちは、日が暮れると、きちんと列になって移動します。

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 わたしたちが2泊した高原と同名のホテル、Hotel Campo Imperatoreは、高原のただ中、グラン・サッソの岩山のすぐ近くにあります。第二次世界大戦中、イタリア新政府によって、ムッソリーニが幽閉され、そうして、ドイツ軍が救出に成功したのが、このホテルだったということは、宿に入って初めて知りました。

 屋内や室内の設備に、不満を言う客もいましたが、こんなに眺めがすばらしい上に、ひどく不便な場所にありながら、おいしい夕食と朝食込みで、一人1泊55ユーロはお得でもあると、わたしは気に入りました。やや狭い室内が木で覆われ、壁に作りつけの棚がある様子は、船室のようでもあり、かつて生徒を引率して泊まった、集団宿泊訓練所を思わせるところもありました。

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Corno Grande (2912m) & Osservatorio Astronomico, Gran Sasso, Abruzzo
18/7/2014 20.34

 沈みゆく夕日の光で、コルノ・グランデが茜色に染まっています。

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Alba a Campo Imperatore 18/7/2014 6.02

 この日は、朝日が高峰の間から、顔を出す様子も、わたしたちの部屋から、眺めることができました。

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 一方、こちらの写真は、早朝だというのに、長い廊下を東の端まで歩き、窓を開けて撮影したものです。

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 山を登ると、一面が野の花に飾られ、山小屋では、高原や高峰のすばらしい眺めや、他の登山者とのおしゃべりを楽しむことができました。

 もうずいぶん前のことでしたが、平安時代の秋についての描写や和歌の導入として、授業中、イタリア人の大学生たちに、「どんなときに秋が来たと感じますか。」と問いかけたら、「夏が終わる悲しみを感じるとき」という答えが返ってきて、驚いたことがあります。今はその気持ちが、以前よりもずっとよく理解できるようになった気がします。同時に、こんなふうに日が短くなって、涼しくなるおかげで、紅葉も楽しめるし、夏に日照時間が長いのがうれしいのだと、思うのでありました。

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Alba & tramonto a Campo Imperatore (AQ), Abruzzo luglio 2014
Montagne maestose del Gran Sasso illuminate
dal sole rosseggiante alle 6 e alle 20.30.
La giornata era lunga, soggiornando all'Hotel Campo Imperatore
con i panorami meravigliosi, lo staff simpatico,
abbiamo fatto bellissime passeggiate.
Ci tornerò molto volentieri.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- アブルッツォ、グラン・サッソを訪ねて / Riassunto – Campo Imperatore, Navelli (AQ) & Orvinio (RI) (21/7/2014)
- おめでとう3回祝う誕生日 / Auguri! Cena all'Hotel Campo Imperatore (27/7/2014)
- 美しい古城は映画の舞台 / Rocca Calascio, un luogo magico (25/7/2014)
- さらば夏時間 / Ritorno dell’ora solare (26/10/2014)

参照リンク / Riferimenti web
- Parco Nazionale del Gran Sasso e Monti della Laga – L’Altopiano di Campo Imperatore
- Hotel / Rifugio Campo Imperatore - HOME
- Assergi Racconta – Alberghi aperti in quota, scongiurata la chiusura, affidata la gestione dell’albergo di Mussolini (27/10/2014)
- ウィキペディア日本語版 - グラン・サッソ襲撃

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-10-27 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(8)

草花で赤く彩り染め上げる ~Florario d'Abruzzo2

 今月は、3日間、アブルッツォの元修道院で、植物を使って、布を染めると同時に、草や葉、花の形も布に写し取る技術を学んだのですが、皆の顔が一番輝き、一番歓声が上がったのは、

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Corso di stampa naturale su tessuto Florario d’Abruzzo
Foto dell’Ostello sul Tratturo 14/8/2014

美しい紅色に染まった布を、開いているときでした。

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 布を赤く染めるには、乾燥させたセイヨウアカネ(robbia tinctorum)の根を使います。染める準備ができた布を入れて、60~75度で煮立てれば、きれいな赤になるけれど、水温がそれ以上に高くなると、レンガのような茶色になってしまうので、注意が必要だと教わりました。

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 そして、日本のヤエムグラ(Galium spurium var. echinospermon)の親戚である、この セイヨウカワラマツバ(caglio、学名Galium verum L.)の根も、アカネ同様に、赤い染料になるということで、講座の最終日には、村はずれの野原に、このヤエムグラを探しに行きました。 

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 細くて長い根は、地面の中にある上に、途中で切れてしまいやすいので、掘り出すには注意が必要です。

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 こうして掘り出した根も、この日、布に模様を描き出すのに、使いました。イタリア語でcaglioと言うと、チーズを作るために牛乳を固める凝乳酵素(レンニン)を指すことが多いのですが、この植物は、かつては、赤い染料として利用されると同時に、凝乳する(cagliare)ためにも使われていたため、俗名をcaglioと言うそうです。

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 たとえば、アブサンで染めたこちらの黄色い布の中央部分には、赤い細い線で描かれた模様がいくつかありますが、これはすべて、ヤエムグラの根を置いていたところが、赤くなっているのです。
 
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 乾燥したアカネの根を1時間半水に浸しておいたあと、布を入れて、60~75度で2時間煮込み、布が真紅に染まりました。

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 赤色の魔法で、どの布もきれいに染まり、皆が自作のできばえを喜んでいました。こんなふうにセーターに、葉や根を使って、きれいに花を描いた作品もあります。

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 早く乾くように外に干しながら、他の人の染め上げた布を見て、感嘆し、勉強します。

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 わたしも今回の自分の作品の中では、アカネの根で染めたこの布が、一番気に入りました。わたしもヤエムグラの根を使っています。目を凝らされると、赤い細い線がいくつか上下に走っているのがお分かりかと思います。

✿Rosso - Robbia, Caglio & Passione✿
Corso di stampa naturale su tessuto Florario d'Abruzzo parte 2
con Michela Pasini e Sheila Rocchegiani
@ Ostello Sul Tratturo, Navelli (AQ), Abruzzo

Bel colore rosso grazie alle radici di robbia e di caglio.
In campagna abbiamo raccolto diverse piante
per tingere e decorare i tessuti.

関連記事へのリンク
- 草花で布を彩り染め上げる / Corso di stampa naturale su tessuto Florario d’Abruzzo
- 茜色はアカネの色 / Rosso di Robbia & Rosso di Akane
↑↑ イタリア語でrobbiaと呼ばれる植物が、赤い染料として用いられることは知っていたのですが、今回記事を書くにあたって、このrobbiaの和名が「セイヨウアカネ」であることを調べ、そうして初めて、植物のアカネを用いて染めた色を、茜・茜色と呼ぶのだと知りました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-08-25 23:41 | Viaggi in Abruzzo | Trackback | Comments(6)

草花で布を彩り染め上げる

 自然の草花や木を利用して、布を染め上げるだけではなく、草花や実の色や形まで写し取る技法を学びに、先週はアブルッツォまで遠出をして、Corso residenziale di stampa naturale su tessuto Florario d’Abruzzoに参加しました。

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 職人芸術展で見た美しい布地に一目惚れし、野の花の形をそのまま布や服に取り込めるということに魅かれて、元修道院での3泊4日の宿泊研修に思いきって参加したのですが、最後の最後には、写真のように、自分でもびっくりするような、(わたしの目には)きれいな布地も染め上げることができて、とてもうれしかったです。ちなみに、棒にはりつき、布地にいくつも形が見える紫色の丸いものは、黒々と熟していたブラックベリーです。

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Florario d’Abruzzo @ Ostello sul Tratturo, Navelli (AQ) 11-14/8/2014

 きれいな草や花で布を彩る、その前には、染めたい布を洗い、さらに色や模様がしっかりと布に移るように布を準備する必要があります。そのためには、媒染液に漬けておいてから、鍋で一定の温度で煮込まなければいけません。その媒染液を作るのに必要なものや煮込む際の温度も、布地によって変わってくるということで、綿や麻などの植物繊維や、絹・羊毛などの動物繊維について、それぞれ、どんな材料が必要で、どんな温度でどれくらい煮込むのかということも教わりました。

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 クルミの葉や、オークや桜の木の幹は、タンニンを多く含むため、媒染液であると同時に、染色もできるそうです。先生たち(右手の二人)は、授業初日、8月12日の前夜に、クルミの葉を集め、小さく切って、一晩水に漬けておいてくれました。その水をクルミの葉ごと煮立てると、こんなふうに渋い色になり、この液が冷めてから、葉を取り除き、布地を煮込むと、布がベージュに染まりました。

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 初日の夕方と最終日の朝は、布を染め、形と色を移すのに使うための草花や木を求めて、皆で紙袋を片手に、野山に繰り出しました。どんな草花が染色に使えるのかを教えてもらい、少々毒があるという花については、「花を触った手で、顔に触れないように」と、注意を受けました。セント・ジョーンズ・ワート(iperico, erba di San Giovanni)が、まだきれいに咲いているのを見つけて、うれしかったです。

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 初日は、植物採集に時間がかかって、夕食が遅くなったのですが、ナヴェッリ村の観光協会の誘いを受けて、中心街で行われた朗読会を聞きに行きました。Stefano Benniのユーモアあふれる短編を、俳優らしき二人が演じるように読み上げていて、おもしろかったです。今年地球に最も近いと言われた満月は、この前夜だったのですが、11日の晩も、美しい月が趣のある古い町並みの向こうに見えて、とてもきれいでした。

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 11日、植物採集から戻って以降、翌12日の朝にかけて、集めた木の葉や草花を、種類や染める色によって分類しました。今回、イタリア各地から集まった、わたしを含めて10名の受講生の中には、すでに花染めを他の先生から教わったことがある人もいれば、植物を使っての染色の経験がある人もいました。わたしは、そういう経験がないので、先生から教わったごく一部の花以外については、いったいどんな色に染まるのか、色や形が残るのかどうか知らぬまま、こうして分けられた植物の中から、自分が使いたいと思う葉や草花を選びました。

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 布を水で濡らして、テーブルにぴったりとくっつけるように置き、布の上に、草や葉、花を並べてから、さびた空き缶や木の棒などの周囲に、すき間ができるだけないようにぴったりと巻きつけ、

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 その上から紐を強く引きながら、ぐるぐる巻いていきます。こうして紐を巻きつける作業は長く、腕の力を、これでもかというほど使いました。

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Maestre stupende, Sheila Rocchegiani & Michela Pasini

 こうしてできたぐるぐる巻きのサラミならぬ花染めの準備のあとは、布を巻いた缶や棒などを、染色液や草花の形を布に写し取るための液を満たした鍋に入れ、徐々に水温が上がるように熱を加え、一定の温度に達したら、そのまま必要なだけ煮込みます。そうやって鍋で布を煮込む傍ら、こんなふうに、植物を使っての染色に役立つ本について紹介があったり、それまでの作業について、説明をまじえてのおさらいがあったりしました。紹介のあった本の大半が、英語やフランス語で書かれています。

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 12日の夕方は、授業のあと、ナヴェッリ村で開かれていた職人芸術展、Vivere Naturalmenteを見に行きました。わたしは7月、まだ展示準備中だったときに作品を見て知っていたのですが、受講者の中には初めて会場を訪ねて、講師の先生たちの作品を見る人も多く、すばらしいと感嘆していました。

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 最終日、13日の朝は、すでに煮込む作業が終わり、水温も下がったので液から取り出した布地を、日陰で乾かすべく、元修道院であった合宿所、Ostello sul Tratturoの回廊の中央に並べてから、再び野原に出かけて、花染めに使う草や花、木の葉などを採集しました。

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 採集した植物を、種別に分類したあとは、昼食前から、少しずつこれまでに自分たちが染め上げた布を、ぐるぐる巻きにした糸をほどいて、開いていきました。まずは、最初に手がけた、さびついた缶に巻きつけた白い布からです。一人あたり大小二つの缶に巻いた布を、ゆっくりと開き、できばえにがっかりしたり、喜んだりしながら、どういう葉や草花を置くと、どんな色のどんな模様になるかを確認していきます。受講仲間の皆の中には、この段階からきれいな作品ができている人も多かったのですが、わたしの布は、缶にさびが多かったこともあり、黒い部分が多い割りに、置いた花の色があまり残らないという残念なできになっていました。

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 鉄さびは、植物の色をよく引き出す効果がある一方で、布地を長い間つけすぎると、黒ずんでしまうという短所があるそうです。鉄の棒に巻いたこちらの布は、ほどく前は真っ黒で、いったいどんな悲惨な仕上がりになったかと、はらはらしながら開けたのですが、開いてみると、木の葉の形がくっきりと写り、さびの色もいい具合に布を染めていたので、うれしかったです。紺色はオーク(quercia)の葉です。葉っぱは、裏側の方がきれいに色がつくのだと、この講習で初めて知りました。これは、初めて、先生の言うままではなく、自分で工夫するように言われて巻いた布地なのですが、折り紙の要領で折って、草花を置いたら、折り目やデザインがきれいだと、皆もほめてくれました。

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 最終日には、アブサン(assenzio)の草や花を煮た液、アカネ(robbia)の根を煮た液で、布地を煮込み、それぞれの鍋の中で、布が黄色、赤色に染まりました。棒に巻かれた部分は白く、布に置いた草花や葉の色と形が浮き上がり、棒に接触していない部分の布は、植物染料の色に染まります。

 この最後の二つの布地が、色も美しくきれいに仕上がって、皆が自分の布を開いては、できばえに歓声を上げていました。特にきれいなのはアカネを染料として染めた布で、同じ鍋でいっしょに煮込んでも、絹だとピンクと朱色の中間のような優しい色、羊毛だと、鮮やかな紅色になっていて、興味深かったです。

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 夢中になって、先生の話に耳を傾け、作業をしていたら、あっという間に3日が経ち、出発前に、3日間24時間ほぼ一緒に過ごした先生方や仲間たちに別れのあいさつをしていたら、思わず涙がこぼれました。思いきって参加して、本当によかった、かけがえのないすばらしい体験ができたと、心からそう感じています。

✿Corso di stampa naturale su tessuto Florario d'Abruzzo @ Navelli✿

Nel chiostro dell'ex Convento di Sant'Antonio
abbiamo imparato a decorare, tingere i tessuti
con piante raccolte nella campagna di Navelli.
La bellezza dei fiori, delle piante è rimasta impressa
non solo sui tessuti ma anche sul mio cuore
grazie alle mastre stupende, alle simpatiche compagne di corso
e all'accoglienza a Navelli e all'Ostello Sul Tratturo.
Grazie di cuore a tutti :-)

LINK
- Rosso di Robbia Associazione Colori Naturali – Corso di Eco-Printing “Florario d’Abruzzo” 12-13-14 agosto a Navelli (AQ)
- Sheila Rocchegiani – Textiles in Natural Dyeing - HOME
- Associazione Colori Naturali “Rosso di Robbia” - HOME Presidente, Michela Pasini
- Radio L’Aquila1 – Florario d’Abruzzo, Ostello sul Tratturo a Civitaretenga - Navelli
- Il Filo Infinito. Tessitura Artigianale – Una magia

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 花染め学びにアブルッツォ / Corso di stampa naturale su tessuto a Navelli (7/8/2014)
- 自然と美の追求 ~職人芸術展 / Mostra, Vivere Naturalmente a Navelli (23/7/3014)
- 草花で赤く彩り染め上げる / Rosso - Robbia, Caglio & Passione. Florario d’Abruzzo2
↑↑この記事の続き。赤く染めるには、どんな植物を使い、どんな作業をしたかを紹介。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-08-19 23:44 | Viaggi in Abruzzo | Trackback | Comments(14)

おめでとう3回祝う誕生日

 今年、夫は誕生日を、アブルッツォ旅行中に迎えました。もう1週間以上前のことなのですが、

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今日は日曜日で、昼食に皆が集まるからと、お義母さんが夫の好きなケーキを作ってくださって、皆でいっしょに祝いました。

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Ristorante dell’Hotel Campo Imperatore, Campo Imperatore (AQ)

 旅行中、夫の誕生日を祝ったのは、Campo Imperatoreの眺めのすばらしいレストランでです。夫所有の、国立公園のひどく古い観光地図によると、高原ど同一名のホテルが高原のただ中にあるということなので、夕方、今もあるのかしらといぶかりながら緑の平地と山ばかりが見える道をひたすら進み、

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ホテルの建物が見えたときは、ほっとすると同時に、不安になりました。壁が崩れ落ちたところもあったからです。フロントで、ホテルとして営業もしていて、夕食も食べられると知ったときは、ほっとしました。

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 酪農の盛んな地域で、高原のあちこちで、羊や牛、馬の群れを見かけました。レストランの夕食にも、羊や牛の肉、チーズが、使われています。

 夫の誕生日ということで、この日楽しみにしていたデザートは、リコッタをクリームやジャムで彩り、味つけをしたもので、とてもおいしかったです。

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Cesacastina (TE), Abruzzo

 誕生日を3度祝ったのは、なぜか。旅行中はインターネットを利用することもなく、アナログの時計を使い、宿にテレビがあっても見ることが少なかったわたしたちは、旅の間に、うっかりして、夫の誕生日の1日前が、すでに夫の誕生日だと思い込んでしまっていたのです。というわけで、前日の朝、すでに夫に誕生日おめでとうを言い、其の日は二人とも、夫の誕生日だと思い込んで行動していました。まだ1日前だと気づいたのは、こちらの写真の村のバールの新聞を見たときで、そのときでさえ、一瞬、新聞の日づけが間違っているのではないかと思ってしまいました。

 お誕生日おめでとう。これからもよろしく。

Buon compleanno, caro mio maritino!

- Questo anno l'abbiamo festeggiato tre volte: oggi in famiglia, nel giorno del suo compleanno in un ristorante con panorami stupendi in Abruzzo, e poi nel giorno precedente. Fino a sera tutti e due pensavamo che fosse quel giorno il suo compleanno.

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- アブルッツォ、グラン・サッソを訪ねて / Riassunto – Campo Imperatore, Navelli (AQ) & Orvinio (RI) (21/7/2014)
- 美しく日も長かりし夏の山 / Alba & tramonto a Campo Imperatore (27/10/2014)

参照リンク / Riferimenti web
- Parco Nazionale del Gran Sasso e Monti della Laga – L’Altopiano di Campo Imperatore
- Hotel / Rifugio Campo Imperatore - HOME
- Assergi Racconta – Alberghi aperti in quota, scongiurata la chiusura, affidata la gestione dell’albergo di Mussolini (27/10/2014)
- ウィキペディア日本語版 - グラン・サッソ襲撃

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-07-27 18:32 | Abruzzo | Trackback | Comments(10)

美しい古城は映画の舞台

 グラン・サッソを訪ねるなららと、ぜひ勧めてもらった場所の一つに、古城、Rocca Calascioがあります。

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Rocca Calascio, Calascio (AQ) 19/7/2014

 この古城は、いくつもの映画の舞台になっているし、おすすめだとは、途中で出会った他の旅行者からも聞いていました。

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 幸い、古城のあるカラッショ(Calascio)村は、グラン・サッソからナヴェッリへと向かう途中にありました。古城自体にも風情がありますが、

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眺めもすばらしく、奥の方には、この日後にしてきたグラン・サッソの高峰が見えています。

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 Rocca Calascioで撮影された映画は数あるものの、最初に撮影され、かつ主要な映画は、『レディホーク』(Ladyhawke)だということです。わたしはまだ見たことがないのですが、義弟から、「好きな映画で何度も見た」と聞き、記事に載せるために、YouTubeの映像をいろいろと探して見ていたら、わたしも見てみたくなりました。

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 橋を渡り、城の中に入ると、
(わたしは高所恐怖症なので、さっさと渡りきってしまいましたが、夫は映画の説明をじっくりと読みながら進んでいます)

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城の中央部分は、7月は日曜日でないと見ることができないとのことなので、

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壁に沿って歩きながら、時々足を止めて、壁の上や窓からの見晴らしを楽しみました。

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 窓からは、古城の外壁を近くから観察することもできれば、

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こんなふうに壮大な風景を見ることもできます。

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 駐車場から歩くには、道路をしばらく上り、それから町並みを通って、古城を目指す道もあるのですが、わたしは、山の斜面を行く小さな小道を選びました。眺めもよく、野の花もたくさん咲いています。

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 ちょうど一番暑い時間帯でもあり、夫は人が多い場所が好きでないこともあって、行きたくないと言っていたのですが、訪ねてよかったと、感動しました。



 映画、『レディホーク』の予告編を見ていたら、Campo Imperatoreで見かけた風景に

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Corno Grande & Campo Imperatore, Gran Sasso 19/7/2014

よく似た景色もあります。アブルッツォの旅をなつかしむために、機会があれば、ぜひ見るつもりでいます。

Gran Sasso - Rocca Calascio (AQ), Abruzzo 19/7/2014
- Un luogo incantevole! Qui hanno girato il film, "Ladyhawke".

LINK
- it.wikipedia – Rocca Calascio
↑↑ Utilizzo Set cinematograficoの項に、この古城を舞台に撮影された他の映画の名前あり。
- ja.wikipedia – レディホーク
アブルッツォ旅行関連記事 / Il nostro viaggio in Abruzzo
- アブルッツォ、グラン・サッソを訪ねて / Riassunto – Campo Imperatore, Navelli (AQ) & Orvinio (RI)
- 自然と美の追求 ~職人芸術展 / Mostra, Vivere Naturalmente @ Navelli (AQ) (23/7/3014)

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by milletti_naoko | 2014-07-25 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(8)

自然と美の追求 ~職人芸術展、Vivere Naturalmente

 先週のアブルッツォ旅行では、しめくくりに山を下りて、ナヴェッリの村を訪ねました。リミニの友人、シモーナは職人として、ロマーニャの伝統に従い、版木を用いて布地に装飾を施したり、木製の家具を作ったりしています。

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 そのシモーナが、7月22日日曜にアブルッツォ州ナヴェッリ村で始まった展示会、Vivere Naturalmenteに参加し、前日から会場で準備をすると聞いていたので、会いに行ったのです。会場では、ロージーも作業を手伝っていました。

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Navelli (AQ) 19/7/2014

 土曜の昼は、丘のふもとの駐車場に車を置いて、歴史ある美しいナヴェッリの町並みを上り、

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 展示会場となっている丘の上の館、Palazzo Santucciまで歩きました。翌日、日曜の方が展示作業が進んでいるので、以下は、日曜日の写真を使って、説明を続けます。

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20/7/2014

やはりリミニから参加しているRosso di Robbiaのチームが、野の花や草で彩り、染め上げた美しいじゅうたんを、縫い上げています。

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 自然の野の草花を使った、目に美しく、心にうれしく、そして、環境にも優しい作品の数々に魅かれました。写真の中央のドレスに、一目惚れしました。

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 梨の版木を用いて、

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ロマーニャ伝統のデザインを布地に施した作品をはじめとする、シモーナ手がけるRisonanze – Labの作品にも、優しく落ち着いた味わいがあります。

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 プーリアで、羊毛のフェルトを使い、写真左手に見える敷物から、ジャケット、室内履きまで、さまざまな商品を作っているPecore Attiveも展示に参加しています。中央の二人は、このため前夜に、はるばるプーリアから駆けつけました。右手の女性は、主催者の一人、ローザさんです。土曜の夜は、こうした皆と夕食を共にしたのですが、展示をするだれもが、自らの仕事や展示会、村の今後に熱い情熱と夢を持ち、それを真剣に語ってくれて、興味深く、また、感動しました。

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 展示会は午後6時からだったのに、わたしたちは午前中に帰途についたため、写真はどれも、まだ展示準備中で、位置や飾り方がはっきり決まっていない段階のものです。

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 ラッツィオのAracne Tessituraも、彩り豊かなさまざまな作品を出品しています。日曜の朝のうちは、展示方法が決まっていないものが多かったのですが、

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 こんなふうに、シモーナの手になるクッションをはじめ、他の職人さんたちの作品と共に、すでに展示の形ができているものもありました。

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 自然を生かしつつ、素朴でかつ優美な作品、手作りや職人技にこだわった作品を見られるこの展示会、Vivere Naturalmenteは、アブルッツォ州ラクイラ県のナヴェッリ村で、7月20日から9月7日まで、1か月半にわたって開催されます。興味がおありの方は、近くにお越しの際に、ぜひ訪ねてみてください。休みは毎週月曜日で、入場時刻は、10:00-12:30/17:00-19:30となっています。入場は無料です。

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Mostra, VIVERE NATURALMENTE
Esposizione di opere e manufatti frutto dell'attività artistica e artigiani
20 luglio - 7 settembre 2014 @ Palazzo Santucci, Navelli (AQ)
martedì-domenica 10.00-12-30 / 17.00-19.30
****************************************************************

- Un bellissimo connubio fra natura, manualità e arte.

- E' stato molto bello incontrare le persone così impegnate e appassionate del proprio mestiere, della mostra e dei bei progetti.

- Grazie mille a tutti coloro che hanno reso possibile questa bellissima mostra.

LINK
- Vivere Naturalmente. Mostra di opere e manufatti frutto dell’attività artistica e artigianale di singoli e associazioni, Navelli, 20 luglio – 7 settembre 2014
- RadioL’Acquila1 – Mostra a Navelli dal mercoledì alla domenica (24/7/2014)
↑↑ 私のこの記事も紹介してくれています。これは7月25日の朝になって追加したリンクで、現時点(7月25日9:28)では、記事の題や内容にdal mercoledìとありますが、主催者に確認したところ、これはdal martedì「火曜日から」の間違いで、冒頭のチラシやこの記事に書いた曜日、つまり、「火曜日から日曜日」が正しいのだそうです。そのうちリンク先の記事も訂正されることとは思いますが、念のため。
- RadioL’Aquila – Turismo: Vivere Navelli, vivere la storia (24/6/2014)
- NavellArte Artigianato
- Risonanze – Lab Arredamento
- ロマーニャ伝統の技とデザイン
- Rosso di Robbia – Associazione colori naturali
- Pecore Attive
- Aracne Tessitura
- Viaggio in Abruzzo e Lazio (21/7/2014)
アブルッツォ旅行関連記事 / Il nostro viaggio in Abruzzo
- アブルッツォ、グラン・サッソを訪ねて / Riassunto – Campo Imperatore, Navelli (AQ) & Orvinio (RI)
- 美しい古城は映画の舞台 / Rocca Calascio, un luogo magico (25/7/2014)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-07-23 23:59 | Viaggi in Abruzzo | Trackback | Comments(6)