カテゴリ:Regno Unito - UK( 9 )

船でネス湖、古城めぐり

 昨日の記事の題を「古城と怪物めぐり」と決めたあとで、「古城と怪物」と言えば、ネッシーで有名なネス湖を船で観光したときに、湖畔の古城も訪ねたことを思い出しました。

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Urquhart Castle, Loch Ness, Scotland 29/6/2007

 雨が多いスコットランドは、そのおかげで美しい緑と湖に恵まれています。

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Verso il Loch Ness in barca

 この日は、船で川を遡ってネス湖を訪ね、

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Loch Ness

周遊しました。

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Dall’Isola di Skye verso Inverness con l’autobus Citylink 28/6/2007

 せっかくの新婚旅行だからと、2冊の旅行ガイドを使って、全8ページに及ぶ詳細な旅行計画書を作成し、宿や事前予約が必要な汽車は電話で予約して、旅に臨みました。この計画書のおかげで、ネス湖を訪ねる前日に、こんなふうにCitylinkのバスで、インヴァネスに向かっていたことが分かります。

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Inverness & River Ness 29/6/2007

 インヴァネスはネス川の河口にあり、

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町並みや自然が美しい町です。

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30/6/2007

 優しい時間が流れる、緑の多い岸辺や公園の散歩が楽しかったこと、自然の美しさに感動したことを今もなつかしく覚えています。

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*********************************************************************
Urquhart Castle, Loch Ness & Inverness, Scotland 29-30/6/2007

- Bellissimi ricordi dell'escursione in barca, delle passeggiate lungo il fiume e nel Parco delle Ness Islands.
- Ieri scrivendo sul castello e dei mostri, ho ricordato la nostra visita a Loch Ness, anche se non avevamo incontrato il mostro.
*********************************************************************

LINK
- スコットランドの思い出 / Viaggio in Scozia
- ロモンド湖畔ラスの村 / Luss @ Loch Lomond
- Visit Scotland - Inverness

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-03-22 22:18 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(6)

バッキンガム宮殿へバスで

 午後2時頃、ロンドン塔をあとにしたわたしたちは、バスでバッキンガム宮殿に向かいました。

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Buckingham Palace, London 6/12/2011 15.59

 ロンドン名物の赤い二階建てバスに乗りたいと、わたしはずっと思っていたのですが、夫が、地下鉄の方が便利で速いと言うので、それまでは、地下鉄で移動していました。

 確かに、知らない土地でバスに乗ると、人に聞かないと、降りる場所が分からないし、渋滞に巻き込まれる可能性もあります。ただ、バスなら移動中にロンドンの町を見ることができますが、地下鉄ではトンネルや駅の壁しか見えません。料金は、バスの方が安いのですが、わたしたちは、ロンドン到着時に、バス・地下鉄(zone1・zone2)1週間乗り放題のトラベルカードを購入していました。

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London – waiting for the bus 6/12/2011 9.59

 けれども、この日はロンドン観光の最終日であり、かつ滞在先のホテル最寄の駅からは地下鉄の接続が悪かったため、朝、ロンドン塔に向かうのに、初めて、こちらの二階建てバスを利用しました。

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 2階に上ると、幸い他には乗客がまったくいません。そこで、一番前の席に陣取って、ロンドンの町並みを楽しみながら、ロンドン塔に向かいました。

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Tower of London, London 6/12/2011 13.58

 朝、バスで高みからのロンドン見物を楽しんだ夫は、午後は自分から、「ロンドン塔から、バスでバッキンガム宮殿へ行こう」と、提案してくれました。

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Royal Courts of Justice, London 6/12/2011 14.30

 バスではすぐ2階に上ったのですが、今度は、前方の席は、旅行者らしき乗客でいっぱいです。それでも、バスの車内から、王立裁判所(上の写真)など、独特のゴシック建築や町並みを、楽しむことができました。

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Traffic caused by some demonstration, London 6/12/2011 14.47

 観光案内には確か、午後4時以降はバスが渋滞に巻き込まれる可能性があると書いてあったはずだから、この時間なら渋滞には遭わないだろうと思っていたのですが、この日はちょうどこの時間帯に、ビッグベン周辺でデモがあったようです。町の中心へと進むに従って速度が落ちていったバスは、道路封鎖箇所の手前まで来て、完全に停止。タクシーや他の車は、先に進めないと分かると、どんどんUターンして行くのですが、バスは、決められた路線を進むため、封鎖解除を待つつもりだったのか、そのまましばらく立ち往生。案内は何もないまま、時間が過ぎ、他の車がUターンして去っていく中、バスばかりが前後左右に次々と並んでいきます。この間に、バスを降りた乗客も何人かいました。

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House of Parliament & Big Ben, London 6/12/2011 15.06

 20分ほど立ち往生していたわたしたちのバスは、他のバスと共に、代替コースを走ることに決めたようで、赤い二階建てバスがいっせいに同じ方向に向かって動き始めました。周囲の道路をぐるりと回って、今度は別の方向からビッグベン周辺まで来ると、手前にサイレンを光らせたパトカーらしき車がたくさん並んでいます。

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Big Ben & London Eye, London 6/12/2011 15.10

 迂回して、道路封鎖箇所を避けて進んで行くと、このあたりも、デモの影響でかなり渋滞しています。

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Buckingham Palace, London 6/12/2011 15.56

 途中、明日の空港行きの切符を買うために寄り道したためもあって、ようやくバッキンガム宮殿にたどり着いたのは、午後4時頃のことでした。

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 冬装束に身を包んだ衛兵の姿が見えます。

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the Victoria Monument outside Buckingham Palace, London 6/12/2011 16.00

 冬は宮殿内の見学ができない(開館日時等は下記リンク参照)ので、他の観光客と共に、柵越しに宮殿を眺め、しばらく周囲を散歩してから、地下鉄の駅に向かいました。

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 明日の切符がまだ買えていなかったので、窓口が閉まってしまう前に、リヴァプール・ストリート駅に行こうと、急いでいたからです。ロンドン市内とスタンステッド空港間の移動や、切符の購入については、また次の機会に、お話しするつもりです。

参考文献・リンク / Riferimenti bibliografici & web
- “Eyewitness Travel – London”, Dorling Kindersley, 2011.
(↑↑ 結局、ロンリープラネットより、この本の方が役に立ちました。ロンドン滞在中に購入。)
- The Royal Collection – The State Rooms, Buckingham Palace
- The Royal Collection – バッキンガム宮殿(日本語での見学案内)

関連記事へのリンク / Link per gli articoli correlati
- ロンドン塔めぐり / Tower of London
- ビッグベンとウェストミンスター寺院 / Big Ben & Westminster Abbey

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by milletti_naoko | 2012-01-18 13:24 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(2)

ロンドン塔めぐり

 ロンドン観光4日目、そして最終日の12月6日火曜日は、いよいよロンドン塔(Tower of London)を訪ねました。

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Tower of London 06/12/11 10.31

 この城、ロンドン塔は、中世の一時期に、王の居城として使われたものの、以後、何世紀にもわたって、王に対する謀反や裏切りを企てた罪人を収容し、処刑する場所となりました。ロンドン中で最もよく保存された中世の城であり、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。

 切符売り場は三つあったかと思うのですが、どの売り場の前にも長い列ができていました。入場料金は、大人一人19.8ポンド。これは寄付金10%込みの料金で、寄付はしないと一言添えれば、18ポンドで購入することもできます。

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 切符売り場の隣、ウェルカムセンター(Welcome Centre)では、ロンドン塔の歴史や見どころを説明するビデオが上映され、各国語のロンドン塔の無料パンフレットも置かれていました。上の写真は、その日本語版です。

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Tower of London – Middle Tower (Main entrance and exit) 06/12/11 11.01

 このミドル・タワーが、正面入り口かつ出口になっています。

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 10時以降は、30分ごとに、ロンドン塔の守衛によるガイドツアー(Yeoman Warder guided tours)があります。独特の装束を身にまとった守衛ー(Yeoman Warder, Beefeater)によるこの無料ツアーは英語で行われ、約1時間。わたしたちが着いたときには、すでにツアーが始まっていたし、人も多かったので、参加しませんでした。 
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 かつて存在した堀の上に渡された橋を通り、城壁の中に入ると、皆が右手の階段を上っていくので、わたしたちも、後について行くことにしました。

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 館の中には、こんなふうに、中世の暮らしを再現し、説明をしている場所もありました。

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 城壁の上を、塔から塔へと歩いて行きます。それぞれの塔の中には、歴史に関する展示物があり、城壁の上からは、ロンドン塔の広大な敷地や、テムズ川、タワーブリッジなどの眺めを、楽しむことができます。

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 国王のために城塞を守る兵士に扮して、記念撮影。

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 ロンドンは日本の京都に似て、歴史ある古い建造物と近現代の建築が混在しているのですが、そうと知っていても、中世の城を歩いていて、高層ビルが間近に見えるのは、不思議な感じがしました。

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 こちらの館は、きらびやかな宝石を散りばめたイギリス歴代の王冠や王笏(おうしゃく)を展示するJewel Houseです。

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 The Crown Jewelsの展示会場、では、ガラスケースに展示された王冠・王笏が一列に並び、その両側に歩く歩道があります。それぞれの歴史や使われた宝石についての説明を読み、二つの歩く歩道に二度ずつ乗って、無数の美しい宝石に飾られた王冠と王笏を観賞しました。夫も、見たがっていた世界最大のダイヤモンドを見ることができて、満足したようです。残念ながら、写真撮影は禁止でした。

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 昼食は、正午過ぎに、ロンドン塔内にあるレストランで食べました。わたしが食べたのはこちらの魚料理と野菜のつけ合わせです。ホットメニューには、いくつかランチセットがあり、夫もこの中から選んで、ソーセージと玉ネギ入りのホットサンドを食べました。同じ広間に、サンドイッチやケーキの売り場もありました。

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Tower of London – White Tower (XI sec.) 06/12/11

 食後は、ロンドン塔の中心にあるホワイト・タワーを訪ねました。ロンドン塔の建造は、1066年にイングランドを征服したウィリアム1世の命によるものですが、このホワイト・タワーは、塔内最古の建造物で、1097年頃に完成したとされています。

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 内部には、歴代の英国王の刀剣や甲冑などの武具がずらりと並ぶ階もあれば、歴史を体感しながら学べるコーナーのある階もあり、興味深い展示がたくさんありました。

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 世界各国から英国王への外交上の贈呈品も多く、中には、日本の甲冑もあります。こちらは、1613年に、江戸幕府の第二代将軍、徳川秀忠が、ジェームズ1世に贈った甲冑です。

 ホワイト・タワーを出たあとも、まだ訪ねるべき塔や展示はあったのですが、敷地が広大で見るものも多いので、これでよしとして、店でお土産をいくつか購入したあとは、そのまま出口に向かいました。ロンドン塔をめぐり歩きながら、英国の歴史に深く関わってきた建物や展示、その説明を見て、楽しみながら、歴史に思いをはせることができました。

参考文献・リンク / Riferimenti bibliografici & web
- “Londra. Guida Città”, Lonely Planet, 2010.
- “Eyewitness Travel – London”, Dorling Kindersley, 2011.
(↑↑ ロンリープラネットより、この本の方が役に立ちました。ロンドン滞在中に購入。)
- Historic Royal Palaces – Tower of London
- Wikipedia日本語版 - ロンドン塔

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-01-16 23:15 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(4)

たそがれのタワーブリッジ

 ウェストミンスター寺院周辺で、食事するのをあきらめたわたしたちが、ロンドン橋近くのイタリア料理店で、遅い昼食をすませ、

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A view from London Bridge, London 05/12/2011 15.47

店を出たのは、午後3時半頃。タワーブリッジで夕焼けを見ようと、ロンドン橋を渡ると、空はすでに茜色に染まり始めていました。

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Tower Bridge seen from London Bridge, London 05/12/2011 15.48

 目的地であるタワーブリッジが、写真の中央、奥の方に見えています。

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Tower of London, London 05/12/2011 16.04

 地図を頼りに、テムズ川と平行に走る道路を、東に向かって歩くと、ロンドン塔が見えてきました。

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 右に曲がって、ロンドン塔の入り口の前を通り過ぎ、さらに歩くと、

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Tower Bridge & River Themes, London 05/12/2011 16.07

ようやくテムズ川と、目指すタワーブリッジが見えてきました。テムズ川を周遊する観光船の発着場には、大勢の観光客が並び、わたしがこの写真を撮影した場所のすぐ近くには、周遊船の切符販売所もありました。

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 右にはテムズ川、左にはロンドン塔の眺めを楽しみながら、歩いて行きます。

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Tower Bridge, London 05/12/2011 16.17

夕焼けには間に合いませんでしたが、黄昏の中、夜明かりに浮かび上がるタワーブリッジ(Tower Bridge)が美しいので、感動しました。

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中世を偲ばせるロンドン塔が荘厳にそびえ立つその対岸には、こんなふうに、現代の高層建築が立ち並んでます。テムズ川(River Themes)をはさんで、両岸の風景が風景がまったく異なり、そんなところにも、不思議な情趣を感じました。

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 このあとは、タワーブリッジを歩いて渡り、

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橋そのものや、橋からの眺めを、十分に楽しみました。

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 映画、『シャーロック・ホームズ』で、建設中のタワーブリッジ上で、主人公たちが格闘する場面(下記リンク参照)を見て以来、この橋を見たくてたまらなかったので、うれしかったです。

 わたしは、小学5年生の頃から、シャーロック・ホームズにはまり、最初は学校の図書館で借りて、全作を読み、その後、新潮文庫で一つひとつホームズ作品をそろえては、読み返しました。中学生の頃は、アルセーヌ・ルパン派の友人と論争を繰り広げたこともあります。NHKで放映されたテレビドラマのホームズを見て、自分の描いていたイメージと違うとがっかりながらも、番組を見ていました。このアメリカ映画では、登場人物や時代の設定は、確かに原作から借りているものの、筋や登場人物の性格、作品全体の雰囲気がまったく異なるアクション映画になってしまっています。それはそうなのですが、時折ユーモアも交えた、息をつかせぬアクション映画として、十分に楽しむことができました。

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 イタリアでは、12月16日に公開された続編も、さっそく見に行きました。アクション映画としては楽しめたのですが、前作にも増して、さらにアクションシーンに走りすぎのような気がしました。

 余談ですが、かつて日本の高校で国語を教えていた頃、数年間続けて、高校入試作文の採点を担当したことがあります。ある年、そのテーマが「読書の大切さ」だったのですが、中学生が書いた文章を採点していて、ひどく悲しくなりました。「読書をすると、主人公と共に、現実にはできない体験ができる、感動が味わえる」といった、読書本来の醍醐味を書いた作文はごくわずかで、大部分の中学生が、「本を読むと、漢字や言葉をたくさん覚えることができる(国語の偏差値や成績が上がる)ので、読書は大切だ」と、書いていたからです。この生徒たちは、おそらく両親や中学校の先生から、「国語の力がつくから、本を読みなさい。」と言われ続け、「本は役に立つけれど、おもしろくないものだろう」という考えを持つに至り、それで本を読む習慣のないまま、育ってきたのでしょう。

 逆に、ある高校に勤めたときには、山中の学校だったこともあり、図書館の本の貸出数が非常に多く、学校が、文部省指定の図書館教育研究の指定校になりました。学校で調べて分かったことは、「幼い頃から親が本の読み聞かせをしていた家庭に、本好きの子供が育つ」ということです。

 わたしたちが実際に目にできる物事や風景、出会える人の数はごく限られています。読書は、わたしたちが接することのできる世界を広げてくれ、おとぎの世界や歴史の世界を垣間見ることも可能にしてくれるのですが、子供が小さいときには、読書を通して、言葉を学ぶ以外に、感受性を育て、想像力を養うこともできます。子供にはぜひ良書をたくさん読んで、本好きの若者、大人に育ってほしいものだと、わたしも思うのですが、そのためには、「国語の力がつくから、読書をしなさい。」と言うのではなくて、「こんな本を読んで、感動した」という体験を、子供に伝えてほしいものだと思います。子供が興味を持つような本を贈るのも、そういうきっかけを作るいい機会で、たとえば、上の映画は、先も述べたように、原作とはかなり話が違うのですが、それでも、中高生の子供が、この映画を見て気に入ったなら、短編集である『シャーロック・ホームズの冒険』を贈れば、映画をきっかけに、短編の一つでも読んでみようかという気になり、やがては、ホームズの全作を読んでみようと思うかもしれません。

 わたし自身、小学校高学年で、アニメの『赤毛のアン』に夢中になっていた頃に、父が、書店でまずは『赤毛のアン』を、それから角川文庫の続編の5冊を買ってくれて、とてもうれしくて、すぐに読み始めたことを覚えています。

 Amazon.itなどで、イタリア人向けの映画、『シャーロック・ホームズ』のDVDを買うと、英語とイタリア語の2か国語で収録されている上に、イタリア語を始め、スウェーデン語やノルウェー語、果てはエストニア語など、11か国語の字幕つきで、見ることもできます。(リンクはこちら)原語は英語ですが、ですから、英語やイタリア語が分かれば、イタリア語はもちろん、他の外国語の学習にも使えそうです。ただ、DVDの映像規格は、ヨーロッパ向けのPALで、NTSCを用いる日本では、再生できないことが多いそうです。(パソコンでは再生可能と、Wikipedia日本語版には書かれています。)

LINK
- YouTube - Sherlock Holmes Climax Scene
↑建設中のロンドンブリッジで生死を賭けて戦う主人公たちの映像 / Scene d’azione sul Tower Bridge in costruzione nel film, “Sherlock Holmes” (2009)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-12-21 12:38 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(9)

ビッグベンとウェストミンスター寺院

 12月5日月曜日は、幸い朝からいい天気。そこで、ロンドンの中心部を散歩することにしました。地下鉄に乗って、ウェストミンスター駅で降り、駅の外に出ると、

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Big Ben, London 05/12/2011 10.18

あのビッグベンが目前にそびえ立ち、テムズ川がすぐそばを流れています。

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River Themes & London Eye, London 05/12/2011 10.18

 川に近づくと、巨大観覧車、ロンドン・アイや、テムズ川を周遊する観光船、そして、その発着場が見えました。

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Big Ben & West Minster Bridge, London 05/12/2011 10.26

ビッグベンの後ろに建つ、壮大なウェストミンスター宮殿の全貌を見ようと、ウェストミンスター橋を渡ると、高い建物が立ち並ぶ様子も、よく見えました。

 夫はロンドン・アイに乗りたかったようですが、高所恐怖症のわたしが立ちすくむのであきらめ、わたしは2日間乗り放題・降り放題のロンドン観光バスツアーの券を買い、周遊船でテムズ川を行きたいと思ったのですが、夫が反対するのであきらめました。(*下注参照)

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Palace of West Minster/House of Parliament & Big Ben, London 05/12/2011 10.35

 橋を渡って、ロンドン・アイを近くから眺め、ウェストミンスター宮殿を対岸から一望したあと、今度は、橋の反対側を歩いて、元来た方向へと引き返しました。この荘厳な宮殿は、現在では、国会議事堂として利用されています。

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 ビッグベンとウェストミンスター宮殿を後にしたわたしたちが向かったのは、

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Westminster Abbey, London 05/12/2011 10.44

ウェストミンスター寺院です。出入り口は二つあるのですが、写真中央に見える北面の入り口(Great North Door)から入り、写真の右手に見える大きな二つの塔がある面にある西側の出口(Great West Door)から出るように、順路が指定されています。

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Westminster Abbey, London 05/12/2011 10.45

 これが、観光者用の入り口がある面です。

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 一番右側の扉が、クレジットカードで支払いを望む人用の入り口で、ご覧のように、長い長い列ができていました。今、この日に購入した入場券を見ると、11時8分の入場と書かれていますから、入場料を払うまでに、20分以上並んだわけです。料金は、大人一人16ポンド。料金は高いのですが、各国語に対応した音声ガイドの貸し出しが無料で、各国語で書かれた案内パンフレットも、無料でもらうことができます。日本語の音声ガイドやパンフレットも、ちゃんとありました。

 10世紀に建立された荘厳なウェストミンスター寺院は、歴史とも深い関わりがあり、シェイクスピアなどの詩人たちの墓地があったり、エリザベス1世とその政敵メアリーの墓所があったりして、各所を回りながら、英国の歴史を学ぶことができました。先月、「シェイクスピアの作品は、実は別人によって書かれたものだ」という筋書きで書かれた映画、『Anonymous』を見て、歴史的根拠がなく、大部分が虚構であろうとは思いつつ、描かれた人間ドラマに感動したのですが、映画に登場した実在人物ゆかりの場所が、寺院内にいくつかあって、興味深かったです。このウェストミンスター寺院は、映画、『英国王のスピーチ』(記事はこちら)の舞台にもなっていました。記事を書くにあたって、確認のため、インターネットで検索したら、いろんな映画に出てくる場所を列挙したおもしろいサイトが見つかりました。(下記リンク参照)

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Westminster Abbey, London 05/12/2011 13.43

 残念ながら、寺院内では写真撮影ができませんでした。西出口から出たあと、土産物屋(上の写真の右手前)で買い物をして、それから、昼食を食べられる場所を探そうと、このあとかなり歩き回ったのですが、どこもかしこも人がいっぱいで、落ち着いて座って食べられそうな場所がありません。結局は、夫の意向で地下鉄で移動し、London Bridge駅近くのPizza Expressで、昼食を食べました。前夜、周囲を散歩したときに見かけたのですが、夫は以来、行く機会をねらっていたのでしょう。

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 この日、失敗したなと思ったのは、イタリアではいつも気をつけているのに、イギリスでならと安心して、小銭を持ち合わせていなかったことです。前日に、ありったけの小銭を、すべてナショナル・ギャラリーへの寄付金として使ってしまい、以後はすべてクレジットカードで払っていたからなのですが、まさかイギリスでまで、駅や教会で、トイレが有料だとは、思いもしませんでした。朝、地下鉄でウェストミンスター駅に着いたとき、駅のトイレに行くと、有料で50セント。小銭がないので、ウェストミンスター寺院内なら無料だろうと思ったら、寺院内のトイレも、やはり1セント。10ポンドと20ポンドのお札しか持ち合わせていなかったので、寺院内で行くのはあきらめました。そうでなければ、寺院の回廊で、サンドイッチを買って、昼食を済ませておくこともできたのに、残念です。いえ、今になって思い返すと、サンドイッチさえ買えば、お釣りとして小銭をもらうこともできたわけですが、そのときは、後で昼食を食べる場所を見つけるのがそれほど難しいとは、思いだにしなかったのです。

*下注 ~ 乗り放題・降り放題のロンドン観光バスツアー(Hop-on-hop-off London bus Tour)

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 本来は、1日27ユーロのところを、冬で日照時間が短いため、同じ料金で2日間有効で、ウォーキング・ツアーへの参加や周遊船の利用も、無料でできるというのは、お得だとわたしは思ったのです。わたしたちが持っていた20パーセント割引券は、ロンドン・アイでもこの観光バスツアーでも、使うことができたのですが、夫は、ウェストミンスター寺院やロンドン塔など、一つの場所を訪ねるだけでも数時間かかるし、ロンドンの地下鉄1週間乗り放題のトラベルカードをすでに買っているので、その上に、高いバスツアーの券を買うのは無駄遣いだと言うのでした。ちなみに、そのバスツアーは、Big Bus Tours(リンクはこちら)で、上の写真の左手に、その観光バスが写っています。

 わたしたちが今回の旅行中に訪ねたロンドン塔も、このバスの中で買えば、割引だったようで、何かとお得でいいなと思ったのですが、ただ、このバスでは、車内でイヤホンを通して、数か国語で、観光案内を聞けるものの、日本語での案内はありません。英語やイタリア語などのヨーロッパの主要言語に加えて、中国語やロシア語があるのに、日本語がないので、改めて、中国経済の躍進ぶりを思いました。

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 ちなみに、翌日ロンドン塔の近くで、同じような観光バスツアーの看板を見かけたのですが、このOriginal London Sightseeing Tour(ホームページはこちら)の案内には、まだ日本語が健在でした。それに、このツアーでも、やはりウォーキング・ツアーや周遊船が無料になり、冬の間、2月29日までは、26ポンドで、1日ではなく2日間利用することができるのです。オンラインで予約すれば、23ポンドに割引になるし、券は予約から6か月間有効なようで、イタリアから出発する前に、もっと調べて、予約しておけばよかったと、少し後悔しています。事前に予約しなかったのは、夫が具合が悪くて、直前まで旅行できるかどうか分からなかったため、そして、これまで訪ねたリスボンやエジンバラなどの都市では、町の至るところにこういうバスツアーの案内があったので、現地に行けばすぐツアーの案内チラシが見つかるだろうと考えていたためでもあります。それが、ロンドンでは、最初の2日間に、遠くの植物園を訪ねたり、1日美術館を訪ねたりしていたため、観光バスツアーの詳しい説明を聞けたのは、ようやく観光3日目になってからでした。

リンク
- Wikipedia日本語版 - ウェストミンスター宮殿
- The Worldwide Guide to Movie Locations – The King’s Speech film locations

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by milletti_naoko | 2011-12-16 22:50 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(4)

雨の日は美術鑑賞

 ロンドン観光の2日目、12月4日日曜日は、朝から雨が降り、天気予報でも晴れる見通しはあまりなさそうです。

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 そこで、機をとらえて、美術館、National Galleryを訪ねることにしました。同じ屋内で過ごすにしても、夫は大英博物館(British Museum)を好んだようですが、この日がわたしの誕生日だからと言うことで、美術鑑賞をすることに賛成してくれました。

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 地下鉄のCharing Cross駅で降りて、美術館まで歩きました。駅の壁には、昔の職業や生活が描かれています。

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 駅から美術館はすぐ近くでしたが、それでも町並みに風情があり、ロンドン名物の赤い2階建てバスをいくつも見ることができて、うれしかったです。

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 ナショナル・ギャラリーは、トラガルファー広場(Trafalgar Square)に面しています。この広場は、1805年のトラファルガーの海戦を記念して造られました。トラファルガーの海戦では、イギリス艦隊がフランス・スペイン連合艦隊に勝利し、ナポレオンの侵攻を食い止めたのですが、イギリス艦隊を率いたネルソン提督は、この戦いで命を落としました。上の写真の左手に見える塔は、このネルソン提督の功績を称えて建てられたネルソン記念塔(Nelson’s Column)です。

 ナショナル・ギャラリーは入場無料です。ただ、入り口に、「一人あたり、せめて2ポンドあるいは3ユーロの寄付を」と書かれており、また、美術館の案内図を入手するには1ポンド払う必要があります。それでも、入場料が15~20ポンドする場所が多いロンドンでは、かなり安い値段で、すばらしい名画を鑑賞することができました。

 美術館内は撮影禁止だったので、写真はご紹介できませんが、数多くの名画が、時代ごと、画家ごとに展示されていて、説明に助けられて、昔学んだ美術史を思い出しら、そして、絵画の技法の変遷を興味深くたどりながら、それぞれの時代の名画を、楽しむことができました。美術の教科書や授業中のスライドで見た名画を、自分の目でじっくり見ることができたのが、感慨深かったです。ただ、あまりにも多くの時代にわたり、膨大な数の絵画があるため、ざっとでもいいからすべての絵に目を通そうと気負っていたら、会場をすべて見終える前に、足は疲れ、感性も心も食傷気味になってしまいました。どんなにおいしい料理でも、一度に量を食べ過ぎると、おなかがもたれ、ある程度以上食べたあとは、せっかくおいしい料理も、もうそのおいしさが感じられない。それと同じことが、美術鑑賞にも言えることを、身を持って体験しました。

 それで今は、もっと最初から、時代や見たい絵画をしぼって見ればよかった、あるいは、美術館近くには他の観光名所も多いので、日が暮れて寒くなった頃、ナショナル・ギャラリーに足を運んで、毎日少しずつ絵画を鑑賞することもできたかなと、反省しています。実際、館内には、パソコンで自分が見たい絵画を探したり、選んだりして、どう館内を歩くか計画を立て、印刷できる場所もありました。ナショナル・ギャラリーのホームページはとても充実していて、美術館を訪れる前に、自宅で、自分が見たい画家や時代の絵の情報を調べることもできます。(下記リンク参照) たとえば、特に重要とされる30の絵画についても、写真と説明の一覧があって(リンクはこちら)、最初にこのページを見ておけば、説明を片っ端から目を凝らして読む必要もなかったな、とこれも後になって、気づきました。

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 昼食は、美術館内のレストランで食べました。サンドイッチを買って食べられるカフェもあちこちにあったのですが、夫が「サンドイッチは冷たい」と言うので、わたしは足が疲れていたのも関わらず、夫のために、レストランを探してさらに歩き回り、夫は、わたしがレストランで食べたいのではないかと思って、レストラン探しにつき合ってくれたそうです。

 入店前に、メニュー表で値段を確認し、10ポンド前後で食べられる料理もあるなと思って入ったら、たまたま日曜日だったため、コース料理しかないということで、おいしいものの、ひどく高い食事となりました。前菜とメインを、それぞれ四つほど並ぶ料理の中から選んで食べました。わたしは鮭がとても好きなので、こちらの前菜。とてもおいしかったです。

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 メインは、ローストラムに野菜料理などを添えたもの。ボリュームがとにかく多くて、全部はとても食べ切れなかったのですが、とてもおいしかったです。イギリス滞在中、夫は料理の不平を言うことが多かったのですが、イタリアに帰ってから話を聞くと、義弟とその奥さんも同意見で、イギリス料理に不平を唱えるイタリア人はかなり多いようです。

 それをからかって、イタリア語話者向けの英語学習雑誌、『SpeakUp』(下記リンク参照)の今年の3月号には、こんな言葉もありました。

「ぼくが思うに、イタリア人は、他国の料理について不平を言うのが、自分たちの義務だと感じているんだ。そうすることを国から要求されているのさ。イタリア憲法には、他国で料理に不平を言わないと、パスポートを没収するという条項があるんだと思う。」

(石井訳。原文は、"I think Italians feel it is their duty to complain about the food in other countries, it’s a national requirement. I think there is something in the Italian constitution that says that, if you don’t complain about the food in other countries, then your passport wil be confiscated!" ~"The SpakUp" n.312 marzo 2011 – rivista, p.65から引用)

 「量が多い、値段が高すぎる」と、あんまりうるさいので、例年のわたしの誕生日には、夫が食事をごちそうしてくれることが多いのですが、今回は、わたしが払いました。前菜とメインで2品コース料理が、一人23.5ポンド。水が3.1ポンド(これは高すぎる…… 周囲を見ると、水道水を頼んでいる人もかなりいました。)サービス料が12.5パーセントで、6.26ポンドで、合計56.36ポンド。(今日の為替相場によると、日本円で、6818円。)でも、歩き回った末に、ようやく腰を落ち着けて、おいしい料理を、ゆっくり休みながら食べることができたので、わたしは満足しています。カフェにはおいしそうなケーキがたくさん並んでいたので、昼食にサンドイッチを食べて、美術館を出る前に、カフェで紅茶とケーキを楽しめたら、本当はそれが一番よかったような気もしますが、この反省は次回に生かしたいと思います。

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 紅茶とケーキは、夜の散歩に出かけたときに、カフェでいただき、今度は夫がごちそうしてくれて、誕生日を祝いました。

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 昼食の量が多かったので、夕食は食べられないけれど、せめてケーキを食べようと、遅い時間帯にも空いているカフェを探したため、ケーキの種類は限られていましたが、それでも、紅茶がとてもおいしかったし、夜の散歩がいい思い出になりました。

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 ホテルから地下鉄で、隣駅のLondon Bridge駅まで行き、しばらく散歩したのですが、夜明かりに浮かび上がる町にもまた、違った風情があります。

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 こちらは、1577年から1580年にかけて、フランシス・ドレークが世界周航を果たした際に利用した船、ゴールデン・ハインド号(The Golden Hinde)の複製です。

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 すぐ近くを流れているのに、まだ目にする機会のなかったテムズ川(the River Thames)も、ようやく見ることができました。日本料理やピザ屋など、世界各国の料理を楽しめるレストランがあちこちにあり、さすがにロンドンは世界有数の国際都市だなと思いました。

リンク
- Wikipedia日本語版 - ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
- The National Gallery - HOME
- 「イタリアで英語学習」
(↑イタリア語話者向けの英語学習雑誌、『SpeakUp』について)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-12-12 12:10 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(10)

花と緑のキュー・ガーデン

 12月3日土曜日、ロンドン観光の初日に、わたしたちが訪ねたのは、王立植物園、キュー・ガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)です。

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 植物を愛する夫と旅をすると、世界のどの都市に行っても、まず訪れるのは、植物園や庭園です。冬に庭園を訪ねてもと、内心思いはしたのですが、冬の庭園にも、それなりの美しさがあり、巨大な温室がいくつもあって、中には緑や花があふれていて、なかなか興味深かったです。

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 この日は朝ゆっくり起きて、朝食のあと、地下鉄を乗り継ぎ、植物園と同名のKew Gardens駅で降りました。道案内に従って歩くと、道の両側には、すてきな造りの家が、たくさん並んでいます。

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Royal Botanic Gardens, Kew, London 3/12/2011

 わたしたちは、こちらのヴィクトリア門(Victoria Gate)から、園内に入りました。大人一人の入園料金は13.9ポンドですが、宿泊先のホテルでもらった20パーセント割引券を見せると、11ポンドになりました。

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 最初に入った温室は、こちらの広大なPalm House

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 その名のとおり、温室内は、緑のヤシ(palm)の木でいっぱいです。こんなふうに、らせん階段を上って、高いところから木々を眺めることもできて、夫は大喜びでしたが、高所恐怖症のわたしは、恐くてたまりませんでした。

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 海草やその周囲に住む動物たちを集めた水族館もありました。この水槽では、サンゴ礁付近に住む魚たちを見ることができます。

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 温室を出て、外を歩くと、初冬の庭園では、小さな赤い実が目に鮮やかで、

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敷きつめられた落ち葉の間に、みごとな巨木がそびえていました。

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 桜の葉は赤く色づき、ペルージャではめったに見かけないイチョウの木は、鮮やかに黄色い葉で覆われていました。日本の桜が、小道の両側に立ち並ぶところもあり、春にはさぞかし美しいことだろうと思いました。

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 園内にはカフェもいくつかあり、そこでサンドイッチなどを買って食べることもできたのですが、寒い園内を長く散歩したあとなので、ゆっくり落ち着いて、温かいものを食べようと、こちらのレストラン、Orangery Restaurantで、昼食を取りました。セルフサービスで、いくつかあるセットメニュー(10ポンド弱)から好きなものを選び、飲み物と一緒に、レジで支払いをすませました。

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 細い竹が立ち並ぶ入り口の奥に隠れているのが、こちらの庭、Secluded Garden。竹や石の並びが、何となく日本庭園を思わせます。キュー・ガーデン内には、日本庭園もあったのですが、今回は、時間がなくて、見ることができませんでした。

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 こちらの温室、Princess of Wales Conservatory内は、十の異なる気候帯に分かれていて、それぞれの地に自生する植物を観察することができます。生まれて初めて、バナナの花と熟しゆく実を見ることができて、興味深かったです。コーヒーの木や、実がなったマンゴーの木を見たのも、わたしは今回が初めてでした。夫は、遠い昔に南米や東南アジアを旅したときに、すでに見たことがあるそうです。

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 この蘭の花たちが、こうして根を宙にむきだしにして、根を通して雨や霧から水分を補給すると知って、驚きました。キュー・ガーデンでは、訪れる人が植物や動物について学べるように、単に名前だけではなく、興味深い説明も、しばしば添えてあります。

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 閉園時間が近づき、土産物屋に立ち寄る前、最後に足を運んだのが、こちらの池です。紅葉や冬枯れの木のたたずまいの美しい池は、たくさんの鳥たちとにぎやかな鳴き声に満ちていました。ちょうど鳥たちの餌の時間に通りかかったからです。

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 中には、孔雀も何羽かいました。わたしが孔雀に近づいて、眺めたり、写真を撮ったりしていると、親切な餌係の人が、「餌をやりたければどうぞ。」と、孔雀の餌をわたしの手のひらに載せてくれました。ただ、この孔雀さん、見知らぬわたしを警戒したのか、餌を手早く手に入れるための策略か、くちばしで、餌をついばむ代わりに、わたしの手を二度鋭くつつきました。驚いたわたしの手のひらからは、すぐに餌が地面にこぼれ落ちました。係の人が餌をやっているときには、おとなしくついばんでいると言うのに…… 係りの人はもう一度餌をくれたのですが、結果は同じ。でも、孔雀に手のひらをつつかれるという、めったにできない経験をすることができました。

 ヴィクトリア門近くのVictoria Plazaには、カフェと店があり、そこで庭園や植物に関する本や、陶器やオイルなど、実にさまざまなものを売っていたので、最後にその店に立ち寄り、買い物をしてから、植物園を後にしました。入園料を払ったヴィクトリア門の入り口では、係員が、2人に1枚、英語の案内パンフレットをくれただけなのですが、このヴィクトリア・プラザの入り口には、イタリア語や日本語の案内パンフレットもあり、訪問が終わってから気づいたのですが、冬の散策コースを示したパンフレットまでありました。外国語で書かれた案内には、それぞれの月の庭園の見どころもいくつか挙げられていたのですが、不思議なことに、同じ12月の項を見ると、イタリア語版と日本語版では、書かれているものが若干違っていました。

 ユネスコ世界文化遺産にも指定されたこのキュー・ガーデンは、どの季節にも魅力があると、あちこちで読みましたが、春の美しさはひときわではないかと思います。いつか春の日に再訪するのが楽しみです。

LINK
- Wikipedia日本語版 - キューガーデン
- Royal Botanic Gardens, Kew - HOME

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-12-10 15:04 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(4)

ロンドンから無事帰宅

 イタリア時間で、今朝、12月7日水曜日の午前11時半頃、ロンドンから無事、ペルージャの自宅へと帰りつきました。

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Tower Bridge, London 5/12/2011 16.17

 12月2日金曜日の晩から、4日間ほどの短い滞在でしたが、初めて訪ねたロンドンで、楽しいときを過ごすことができました。

 今朝、ロンドンを発った便の出発予定時刻は、午前7時35分。今朝4時にホテル前に来るはずだったタクシーが15分遅れて到着した上、ロンドン市内から空港へと向かう始発電車の空港到着予定時刻が午前5時40分と遅かったため、無事に電車や飛行機に乗れるかどうかと、ハラハラしていたので、こうして無事に帰宅できて、本当にほっとしています。

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7/12/2011 8.01

 旅の詳細はまた、これから少しずつお話していくつもりですが、ますは帰宅のごあいさつまで。留守の間にコメントをくださった皆さん、ありがとうございます。今から、お返事をしていきますね。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-12-07 14:22 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(8)

スコットランドの思い出

 今回は、新婚旅行で訪れたスコットランドの思い出を、写真と共に綴ります。

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 2007年6月17日、結婚式の翌日に、Sulgaのバスでペルージャからローマ・フィウミチーノ空港へ。そして、KLMの飛行機で、ローマからスキポールへ、そして、エジンバラへと向かいました。

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 エジンバラ(Edinburgh)には、6月17日から20日まで滞在。町を観光したのは中の2日間。独特の趣のある町並みを歩く人々。さっそうと歩く、スコットランド伝統のスカートを身に着けた老紳士。

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 歴史ある広大なエジンバラ城(Edinburgh Castle)

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 城からの町の眺めもすばらしい。

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 聖ジャイルズ大聖堂(St Giles Cathedral)。荘厳なミサにも参加しました。説教の中で、「キリストの母マリアが処女ではなく、キリストに兄弟がいるという説もある」と語っていたので、カトリック教会ではありえない説教だと、驚きました。

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 夫と旅行すると、必ず訪れるのが、各地の庭園と植物園です。こちらは、王室植物園(Royal Botanic Garden)。巨大な温室は、デザインも美しく、一つのみごとな建築物。

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 園内には、美しい庭や花、興味深い植物がたくさんありました。

 エジンバラ周遊には、2階建ての観光バスを利用しました。町の観光すべき場所をくまなく回り、 移動中にもイヤホンから、歴史や目に映る風景、建物についての説明が流れます。バスは1日に何度も同じ順路を回り、1日券を購入すれば、好きな場所で降りて観光し、後から来るバスに乗ることができて便利です。

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 船での観光も楽しみました。船はスコットランド東岸にあるフォース湾(Firth of Forth)を周遊。島にある歴史ある教会も見ることができました。

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 のんびりとくつろぐアザラシたちも眺めることができました。

 6月21日には、Citylinkのバスでグラスゴーへと向かいました。当時は、料金が4ポンド、所要時間が1時間15分。

 空港がエジンバラなので、旅行の最終日にも、再びエジンバラを訪れました。その際には、自分たちで、町を歩いて観光しました。エジンバラ城を出てすぐのところに、タータン織の工房・店(Tartan Weaving Mill & Exhibition)があります。

 美しいタータンチェックの布で織り上げた製品が売っているこの店では、実は、お金を払えば、スコットランド伝統の衣装を着て、写真撮影することもできます。

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 7月1日、イタリアに帰国する前日に撮った写真が、わたしのお気に入りです。値段が法外で、しかもネガはくれないということでしたが、逃げる夫を説得して、撮影できて本当によかった。お城の近くで、王子さま、お姫さまになった気分を味わうことができ、それが写真として記念に残りました。この映像は、写真の画像をスキャナーでパソコンに取り込んだものです。

 実は、なぜ今になって、急に3年前の新婚旅行の話をするかと言うと、ムームーさんの大原女姿に感銘したわたしが夫に告げると、「ぼくたちだって変身したじゃない」と言われて、この写真のことを思い出したからです。「わたしも変身したんですよ」と、この写真1枚だけ載せて記事にするのもどうかと思って、エジンバラを訪れたときの様子も一緒にお伝えしました。

スコットランド旅行の記事へのリンク
- 船でネス湖、古城めぐり / Inverness, Loch Ness & Urquhart Castle
- ロモンド湖畔ラスの村 / Luss @ Loch Lomond

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-11-09 01:45 | Regno Unito - UK | Trackback | Comments(10)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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Naoko Ishii
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