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映画、『JAPAN MANGA』 ~ イタリア人旅行者の見た日本

 ペルージャ外国人大学で、今週金曜日に、イタリア人旅行者が初めて訪れた日本を美しい映像でユーモラスに語る映画、『JAPAN MANGA』を上映します。

Questo venerdì potete vedere il film documentario bellissimo sul viaggio in Giappone presso l'Università per Stranieri di Perugia.

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 イタリア語ですが、桜や京都などの映像も美しく、見るだけでも十分に楽しめるはずです。

Il film descrive il Giappone e la sua cultura dagli occhi di quattro turisti italiani che visitano per la prima volta il Sol Levante in chiave anche umoristica con bellissime immagini del Giappone, dalla fioritura del ciliegio all'antica capitale di Kyoto, a diversi aspetti dalla cultura giapponese.

FILM, "JAPAN MANGA"

VENERDI' 4 GIUGNO 2010
UNIVERSITA' PER STRANIERI DI PERUGIA
AULA XIII (Palazzo Gallenga, davanti all'Arco Etrusco), ORE 16-18
INGRESSO LIBERO  

 上映は無料で、
 日時  2010年6月4日(金)午後4時から午後6時まで
 場所  ペルージャ外国人大学、ガッレンガ校舎、13番教室

Siamo molto fortunati, perché lo presentano gli autori del film, gli Australiati.

 この映画の制作者、gli Australiatiも映画を説明し、皆さんの質問に応じてくれます。

Spiegazioni più dettagliate si trovano alla fine di questo articolo.
映画の詳細に興味のある方は、記事の最後の方に、説明があります。ぜひお読みください。

Il Palazzo Gallenga si trova in Piazza Fortebraccio, davanti all'Arco Etrusco.

 ペルージャ外国人大学のガッレンガ校舎は、ペルージャ中心街の入り口、エトルリア門の前にあります。面している広場の名は、Piazza Fortebraccio。

 中心街からガッレンガ校舎までの行き方については、記事、「外国人大学と町並みを訪ねて」をご覧ください。

 遠方ないしは近隣の町から、車や電車でお越しの方には、ミニ・モノレール、Minimetròが便利です。終着駅に、無料の大駐車場があり、約2分おきに便が出ているからです。終着駅からは約15分、鉄道のペルージャ駅(Perugia Fontivegge)からは、わずか10分で、中心街に到着できます。費用は、片道1ユーロです。

 ミニメトロの利用方法については、記事、「ミニメトロでペルージャ満喫」をご覧ください。

Spiegazioni più approfondite del film

 Il documentario è un film bellissimo che narra il Giappone attraverso gli occhi di quattro viaggiatori italiani che non sapevano né la lingua né i costumi del Paese e a mano a mano che avanza il viaggio anche gli spettatori del film scoprirà la bellezza del Giappone lasciando a parte diversi stereotipi formatisi attraverso le immagini trasmesse dai mass media italiane. Le immagini sono sate girate con la videocamera di ottima qualità e trasmettono la bellezza della piena fioritura dei fiori di ciliegi e diverse città del Giappone. Il vedere il film è molto piacevole pure ai giapponesi perché scopre come si vedono il nostro Paese e la nostra cultura attraverso gli occhi di stranieri. Chi ha realizzato un film è un collega di mio marito che lavora nella Regione dell'Umbria e già precedentemente ha reso pubbliche diverse esperienze del suo viaggio con successo.

 Il film è già stato proiettato davanti al pubblico due volte nel Comune di Corciano (provincia di Perugia) e ha avuto un grande successo in entrambe le occasioni (La seconda proiezione è stata organizzata dal Comune di Corciano). Diversi spettatori del documentario hanno già prenotato il viaggio in Giappone per quest'estate, meravigliati dal film.

 映画について、もっと知りたいという方に

 当大学で、比較文化学部の催し物の一環として、日本文化を知らせるドキュメンタリー映画を放映することとなりました。約2時間に及ぶこの映画は、高性能のビデオカメラで撮影した日本の桜の開花や様々な観光名所や日常生活を美しい映像で伝え、日本語や日本文化をほとんど知らずに旅する4人のイタリア人旅行者の視点で語るものです。

 日本に対してイタリア人、外国人の一般に持ちがちな先入観が旅行が少しずつ進むに従って、旅行者たちからも取り除かれていき、イタリア人が見ても日本人が見ても非常に興味深い映画となっています。

 この映画はすでにペルージャ北部の町、コルチャーノで2度上映され、2度目の上映はコルチャーノ市自体が計画したものだったのですが、いずれの機会にも大成功を収めています。

 制作者は、ウンブリア州庁で働くわたしの夫の同僚ですが、旅行の経験を過去にも公表して、成功を収めています。この映画を見た多くの知人がすでにこの夏の日本への旅行を予約したとのことで、どれだけ日本文化を魅力的に語っているか、それも最初は少し偏見や恐れを抱いて、外人としての目で語られているので、どれだけ説得力があるかがお分かりだと思います。

 日本人が見てもまた、わたしたちが当たり前だと思っている風習やできごとが実は他の文化圏の人にはそうでないということ、日本文化の独自性、よさを改めて気づかせてくれるとてもすてきな映画です。(ただし、映画の言語はイタリア語であり、現在日本語字幕はありません。)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-31 17:30 | Giappone - Italia | Comments(0)

ピザ屋、Il Vecchio Mulino (トゥウォーロ)

 わたしと夫の一番のお気に入りで、最もよく行くピザ屋は、ペルージャの北方、トゥウォーロ(Tuoro)の町にあります。この町の名は正式には、Tuoro sul Trasimeno、「トラジメーノ湖畔のトゥウォーロ」
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トラジメーノ湖に浮かぶ三島の一つ、マッジョーレ島(2009年6月28日撮影)

 町は、イタリア中部で最も広大な、美しい湖、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の北の湖畔近くにあり、トゥウォーロの港からは、マッジョーレ島(Isola Maggiore)を訪れるためのフェリーも出ています。

 店の名前は、Il Vecchio Mulino(イル・ヴェッキオ・ムリーノ)。
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 「昔の粉ひき場、水車小屋」というその名前は、店舗(上の写真)がかつて粉ひき場であったところから来ています。初夏になって温かくなると、客は皆、屋内よりも、風通しがよく過ごしやすい屋外のテーブルで食べたがります。トラジメーノ湖は、ドイツやオランダなどからの観光客が非常に多く、毎年夏にアパートを数週間借り切って、一家全員で訪れる人も大勢います。
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 Il Vecchio Mulinoは、薪を使うかまど(forno a legna)で焼いたピザが本当においしいピザ屋なのですが、魚介類を使った前菜(antipasti di mare)を始め、魚料理もおいしく食べられるレストランでもあるため、夏になってトラジメーノ湖が観光客でいっぱいになると、毎晩こうした長期滞在者がこぞって夕食に訪れます。他の季節にも、トゥウォーロおよび近隣の町の人々が、週末や何か特別の祝い事があるときに、おいしいピザや魚料理などを食べに訪れるので、特に週末には、予約が必要になります。
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 夜、外で食べるには寒い季節には、店内で食べることになります。壁いっぱいに、選び抜かれたさまざまなワインが並び、軽快な歌やクラシック音楽が流れる中で、楽しく食事をすることができます。テーブルの上にある白いガラスの器の中には、小さなロウソクがあって、客がテーブルにつくと、店の人が火をともしてくれます。

 なぜ、わたしたちが一番よく訪れるのが、ペルージャから車で30分かかるこのピザ屋なのかと言うと、

1.ピザがとびきりおいしいこと

2.トラジメーノ湖やその島々、周辺の町や丘が、わたしたちのお気に入りの散歩コースであること

3.かつて二人でトスカーナとの州境にあるレスキオの町に暮らしていたとき、近かったのでよく訪れていたこともあり、気さくで陽気な店の人ともすっかり親しくなり、「わたしたちの店」という気がして、くつろいだ雰囲気の中で、おいしく食べることができること

が、その理由です。
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 これが店の主人のラッファエーレ。写真が暗いのは、かまどの火が見えるように撮影したためです。ふだんは給仕を担当しているのですが、勤めていたピザ職人が自分の店を出すなどという理由で退職すると、ピザ職人に早変わり。実は、わたしたちがこのピザ屋に通い始めた数年前には、ベテランのピザ職人のフランコ(下の写真)がいて、いつも陽気なあいさつやおしゃべりとそれはおいしいピザを客に提供してくれていました。
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 そのフランコが何十年もピザを焼き続けたあとで店を退職する前から、ラッファエーレは弟子として、ピザ作りを学んでいました。最初は、「やはりフランコの時の方がおいしかった」と懐かしく思う機会も何度かあったのですが、今ではラッファエーレの手になるピザも、フランコに負けないくらいおいしいものになりました。というわけで、他のピザ職人を雇うときでも、本当においしいピザを作れる人だけを厳選するので、この店ではおいしいピザが食べられる、という安心感があります。
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 火が燃えさかるかまどの右手で、何枚かのピザが焼かれているところが見えます。「撮影した写真に炎が写らないのが残念だ」と言ったので、ラッファエーレが火をかき立ててくれているところです。
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 焼き立てのピザをテーブルに運んでくれたのは、ルチャーナ。ラッファエーレの奥さんです。厨房でおいしい魚料理を作ることも多いのですが、今回は給仕を担当していました。

 ラッファエーレがピザを焼く様子をうまくカメラに収めようと、何度もシャッターを切っていたら(結局あまり成功しませんでしたが)、「そんなに他の男の写真ばかり撮っていたら、だんなが嫉妬するわよ。」と、ルチャーナにからかわれてしまいました。

 夫が頼んだピザは、上に拡大写真もありますが、サルシッチャ(salsicia)とハム(prosciutto)の載ったボリューム満点のものです。

 わたしが頼んだのは、vegetariana(ヴェジェタリアーナ)。
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 Il Vecchio Mulinoの「菜食主義者のためのピザ」は、他の店と違って、「これでもか」と思うくらい、さまざまな種類の野菜や豆類がふんだんに載っているので、おいしいピザを食べながら、タンパク質や野菜もたっぷり取れるので、わたしのお気に入りです。

 以上の写真は、5月4日火曜日に撮影したものです。今年は5月の半ばまでよく雨が降り、肌寒かったので、4日はまだ店内でピザを食べました。他の客もまだ全員店内で食事をしており、外国人観光客もまだそれほど多くありませんでした。
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 一方、今日5月29日は、ようやく初夏らしく暖かい気候になってきたため、皆、外で食事をしていました。土曜日であった上に、6月が近づいて外国人観光客の数が一気に増えたために、残念ながら外にテーブルを見つけられずに、仕方なく店内で食べる客もいるほど、大盛況でした。
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 今回は、おなじみの友人、ルーカと3人でピザを食べました。カメラを向けていたら、ルーカが、「これじゃあ、日本の読者に、いつも食べてばかりいるみたいに思われてしまうのでは」と心配していました。夫にせよ、ルーカにせよ、仕事中に撮影して邪魔することもできませんので、余暇の写真ばかりになってしまいますが、いつも遊んでいるばかりではなく、まじめに仕事もしていることを、わたしの方からも申し上げておきます。

 トラジメーノ湖は、湖そのものの美しさに加えて、島々や周辺の町並みや自然が美しく、湖で獲れた魚をおいしく食べられるレストランや風景を楽しめる散歩ができる場所もたくさんあり、日本の皆さんにも、ぜひ一度足を運んでいただきたいところです。

 車がなくても、ペルージャの中心からapmのバスで、トラジメーノ湖周辺の趣のある町を訪ねることが可能です。わたしたちも昨年6月に夫の車が修理中だったために、バスでペルージャから湖を訪れたのですが、切符もそれほど高くなく、快適な旅をすることができました。

 湖畔の町で、特におすすめなのは、カスティッリョーネ・デル・ラーゴ(Castiglione del Lago)、サン・フェリチャーノ(San Feliciano)、そして、パッシンニャーノ(Passignano)です。

 次のリンク先が、トラジメーノ湖の観光サイトです。

 TRASIMENO 2010

 素人のわたしが撮ったよりもずっと美しい湖や島々、周辺の町の写真に加えて、行き方や楽しみ方、それぞれの町の紹介や宿泊先、イベントの案内など、詳しい旅行情報が満載です。ぜひご覧ください。

 日本語はありませんが、イタリア語に加えて、英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語の案内もあります。こうした外国語が苦手だという方も、写真だけでもご覧になって、楽しむことができるかと思います。

 同行通訳も承っています。数人のご旅行で、ご自分たちだけでは不安なのでぜひ、という場合にはご連絡ください。添乗員やガイドではありませんが、移動しながら、旅行に必要なイタリア語などについて、お教えすることもできます。連絡先は、サイトの右側のリンク先に書いてあります。

 以下、関連記事へのリンクを貼っておきますので、興味のある方はご覧ください。

「トラジメーノ湖、ポルヴェーゼ島の散歩」
 ~ Passeggiata all'Isola Polvese del Lago Trasimeno)

「ピザ屋、La Cambusa (ペルージャ)」 ~ Pizzeria, La Cambusa (Perugia)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-29 18:30 | Gastronomia | Comments(0)

春のエルバ島を訪ねて

 昨日の夕方、エルバ島(Isola d'Elba)への9泊10日の旅行から帰宅しました。
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 去年の秋に訪れてエルバ島にすっかり魅せられたわたしと夫は、島に住む友人のバルバラから、「エルバ島が最も美しいのは花が咲きほこる5月」だと聞き、今年はその5月に島を訪れることにしました。

 「花が咲きほこる」というよりは、野山の斜面も道の傍らも、「島全体がまさに一斉に花を開いている」と言った方がいいほど、野にも山にも海辺にも一面に花が咲いているところがここかしこにあり、夫もわたしも感嘆しました。

 おいおい旅行の詳細について、宿や散歩、町などの情報もあわせてお伝えしていくつもりですが、今回は、その導入として、旅の概要をご説明します。

 上の写真で右に細長く伸びている半島の突端あたりに、ポルトフェッライオ(Portoferraio)の港があり、わたしたちは5月16日日曜日の昼すぎに、フェリーでこの港に到着しました。

 最初の4泊をすることに決めたのは、スキオッパレッロ(Schiopparello)。ポルトフェッライオ市の郊外、上の写真でも港の対岸に見える緑にあふれる地域です。
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 上の写真の建物に、滞在したホテルのフロントとレストランがあるのですが、ホテルやその庭も、ご覧のように花に満ちています。

 昨秋とは違ってまだ海水浴をするには水が冷たいこともあり、今回の旅行では、もっぱら色とりどりの花が咲き乱れる野山をトレッキングしました。
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 とはいえ、歩き慣れていて登山が苦にならない夫の言うまま、毎日長距離を歩いていては体力も持たないこともあり、時には車でドライブをして、町を散策したり、美しい海岸を訪れたりもしました。

 エルバ島は、紀元前から地中海貿易の重要な拠点であり、また、その豊かな鉱物資源が、すでにエトルリア時代、古代ローマ時代から、活用されていました。そういうわけで、島のあちこちに、古代ローマの遺跡を始め、中世やルネサンス時代の城塞など、さまざまな興味深い建造物やその遺跡があります。
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 たとえば、上の写真で、左に見える塔は、15世紀にコジモ・ディ・メディチが建造させたものであり、また、塔の手前に見えるのは、古代ローマ時代の邸宅の遺跡です。どちらも、ポルトフェッライオ港のリングウェッラ(Linguella)と呼ばれる地区にあります。

 エルバ島の周囲を巡る船の旅にも参加しました。下の写真に見える赤い船、ナウティルス号(Nautilus)で、海岸の景観が美しい地域を2時間ほどかけて往復。かつて座礁した船が今も海中に残るポモンテ(Pomonte)の町付近では、船底に降りて行き、大きなガラス窓から船の遺構やたくさんの魚の群れを眺めることもできました。
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 上の写真でナウティルス号が停泊しているのは、船旅の出発地かつ到着地であるマルチャーナ・マリーナ(Marciana Marina)の港です。

 旅の後半は、エルバ島の西にあるキエッシ(Chiessi)に滞在しました。キエッシは、海辺の小さな、静かな町です。白い大きな岩を持つ海岸が、美しくて特徴的です。(下の写真)
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 キエッシの小さな町は、小高い山々に取り囲まれていて、そのため、魅力的な登山コースが近辺に数多くあることも、わたしたちがキエッシに滞在した理由の一つです。

 上の写真で、町の右上にそびえたつ三つの山の頂も、わたしたちのトレッキングコースになりました。キエッシの町を歩いて出発して、山道を登り続け、この三つの山頂を通り過ぎてから、後ろを振り返って撮影したのが下の写真です。
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 この峰を歩く山道も、両側が美しい野の花に覆われていました。

 わたしたちがキエッシで滞在したホテルも、やはり花でいっぱいでした。
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 今回は、エルバ島のやや北東に位置するポルトフェッライオと西に位置するキエッシに滞在し、ポルトフェッライオに滞在中は主に島の東部を、キエッシでは島の西部を訪れました。

 キエッシを選んだのは、友人バルバラの住む町に近いからでもあります。旅行中には、一緒に町を散歩したり、彼女の家を訪ねたりもしました。
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 上の写真は、皆が庭で、アルトゥーロを中心に、ボール遊びに興じているところです。

 キエッシでも、厳しい登山コースの翌日には、車で美しい海岸や町などを訪れて、のんびりと過ごしました。以下、そうして訪れた場所のいくつかをご紹介します。

 こちらは、島の南西にあるフェトヴァイア(Fetovaia)の海岸です。
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 島の北西にあるマルチャーナ(Marciana)の町の高台からは、下方にマルチャーナ・マリーナ、右にポッジョ(Poggio)の町を見晴らすことができます。真っ青な海や、その海へと向かってのびる緑に満ちた半島の眺めも絶景です。
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 おいしいワインや蜂蜜、ジャムなどを生産し、直接販売している業者を訪れて、ワインを試飲したり、養蜂の苦労について話を聞いたり、ワインやジャムなどを購入したりもしました。
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 今回泊まったホテルは、いずれも二つ星ではありますが、昨年利用して、立地や雰囲気がよく、食事がおいしい上に、料金も手ごろで気に入ったので、今年も滞在することに決めました。ホテルやさまざまな町についての詳しい情報は、また少しずつお話していくつもりでいます。

 こうして、美しいものを見て、おいしいものを食べ、すてきな体験をして旅行を満喫したあと、名残を惜しみながら、フェリーでエルバ島をあとにしました。
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 ペルージャからエルバ島へのフェリーの出る港までは、車で4、5時間ほどかかり、フェリー移動の1時間も含めると、ペルージャからエルバ島までは5、6時間ほどかかることになります。

 とは言え、シチリアやサルデーニャよりはずっと近く、海も山も歴史もあり、料理もおいしく料金もお手頃。これからもしばしば訪ねてみたいすてきな場所です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-28 23:53 | Viaggi in Toscana | Comments(2)

ペルージャ大冒険 ~アルトゥーロ旋風(2)

 トンネルに突入したミニメトロは、やがて終点、ピンチェット駅に到着しました。ミニメトロ初乗車にすっかり満足したアルトゥーロ(記事はこちら)は、車両から出たあとも、しばらく感嘆のまなざしで、ミニメトロを見つめ続けていました。
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 丘の中腹にあるピンチェット駅から、頂上にあるペルージャ中心街までは、エスカレータあるいはエレベータで登ることができます。ガラス窓からの見晴らしが最高のエレベータ(上の写真)は、実は、「お年寄り、妊婦、体の不自由な方、ベビーカー専用」で、扉の前にこう書かれているため、今までわたしは利用したことがありませんでした。今回は幼い子供も一緒ではあるものの、少々後ろめたい気分でドアの前で待っていたのですが、到着したエレベータから降りてきた人が皆健康な20代から30代の人だったので、少し気が楽になりました。

 写真の下方に見えるのは、もちろんアルトゥーロの頭です。パノラマとぐんぐん登るエレベータに、何度も感興の声を上げています。
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 ピンチェット駅からペルージャ中心街に出てすぐのところに、ペルージャ市の観光案内所(詳しくはこちら)があります。久しぶりにペルージャに戻ったバルバラが、学生時代の他の友人たちとここで出会うことにしたのは、うち一人が観光案内所で研修(stage)をしていて、残念ながら仕事中で外出ができないからです。
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 これが、観光案内所の入り口から正面に見える風景を撮った写真です。突き当たりに見える大きい建物が、プリオーリ宮殿(Palazzo dei Priori)。向かって正面に見える、宮殿の大きい扉は、国立ウンブリア美術館(Galleria Nazionale dell'Umbria)の入り口です。
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 美しい装飾の施された扉から、大勢の観光客が美術館に入って行きます。
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 一方、アルトゥーロはと言えば、母親が旧友たちとの再会を喜ぶ傍らで、観光案内所の椅子の座り心地(歩き心地?)を見ているようです。
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 観光案内所は、マッテオッティ広場(写真中央)に面する中世の奥ゆかしい建物(写真左手)の中にあるのですが、この同じ建物内には、他にもバールにパン屋から雑貨屋、化粧品店まで、さまざまな店があります。ちなみに、上の写真で左手に見える大きな建物は、ペルージャ中央郵便局です。夕方まで開局しているので便利なこの郵便局は、大きなアーチが三つ並んだところが、正面入り口になっています。そして、郵便局のすぐ前、正面入り口の右側に、小さい緑色のブースが見えますが、これがポルケッタの街角販売店です。おいしいポルケッタ入りのパニーノを頼んで、昼食を軽く済ませるのもおすすめです。
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 観光案内所を出たわたしたちは、おなかをすかせたアルトゥーロのために何か食べるものを、と近くのパン屋の中に入りました。
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 バルバラが、初めてペルージャを訪れる息子に見せたかったのは、まずは中心街のシンボルである大噴水(Fontana Maggiore)(詳しくはこちら)。ただ、アルトゥーロは噴水そのものよりも、むしろ噴水の水を飲みに来る鳩たちに関心があるようです。上の写真でも、噴水の礎の上に上がって、柵の間から、パンを持っている方の手を、鳩たちに向かって差し出しています。どうやら、「エサをあげるから、ぼくのところにおいでよ。」と呼びかけているようです。
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 鳩と友達になろうと噴水の柵から離れない息子を、バルバラが写真に収めようとしています(写真右)。左手に見えるのは、プリオーリ宮殿の側面。正面に見える大きな扉の中には、壁面のフレスコ画の美しい広間、Sala dei Notariがあり、この広間は、コンサートや会議など、さまざまな催し物の会場としてよく使われています。

 プリオーリ宮殿(Palazzo dei Priori)は、ペルージャが都市国家として栄えていた中世に建設されました。priore(prioriは複数形)は、中世の都市国家で政治を担った「執政官」のことで、この宮殿は当時その政治舞台となっていたわけです。

 大きな扉の上にある像は、中世からの町のシンボル、ライオン(leone)とグリフォーネ(grifo, grifone)。この像は複製で、本物の像は宮殿の中にあります。

 宮殿の前にある階段を登ると、バルコニーの上で、少し高い位置から大噴水を眺めることができます。大噴水の下の位置からは見えにくい噴水上の彫像が、このバルコニーからはよく見えます。
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 ただし、アルトゥーロがこのバルコニーまで登ったのは、大きな鳩がいたので、その鳩を近くから見たかったからです。写真は、鳩が逃げてしまった後、がっかりして踵を返したところです。
 
 大噴水の周囲に、修学旅行生がたくさんいるのがお分かりですか。大噴水の向こう側に見えているのは、ペルージャの大聖堂(cattedrale, duomo)です。

 プリオーリ宮殿と大聖堂に囲まれ、大噴水のあるこの広場は、名を11月4日広場(Piazza IV Novembre)と言い、コンサートや民族舞踊など、多彩な催し物の会場としても、使われています。
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 再び鳩が来るのを待って、いつまでも動かない息子を見て、お母さんが迎えに行きました。
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 ようやく11月4日広場を離れ、目抜き通りのヴァンヌッチ通りを歩き始めたと思ったら、プリオーリ宮殿の前を通り過ぎる前に、アルトゥーロの足がはたと止まりました。

 この大通りには、ここかしこで音楽家が演奏をしたり、ピエロが芸を披露したりしていることがよくあるのですが、この日は長いひげのおじいさん(写真左)が、ギターを奏でながら、朗らかな歌を歌っていました。陽気な歌声と明るいメロディーに魅かれて、アルトゥーロは足を止め、立ち止まってじっと歌い手を見つめ、歌に耳を傾けています。(写真前方、中央よりやや右)
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 母親が渡してくれた小銭を、おじいさんの前に置かれているギターケースまで投げ入れに行って、戻ってきた後、もう一度歌に耳を傾けていたアルトゥーロは、やがてギターのメロディーに合わせて、ゆっくりと踊り始めました。
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 両手を前後左右に振り、音楽に合わせて、体や頭も左右にゆっくりと動かしていきます。目を閉じてにっこり微笑む様子から、どんなに音楽とダンスを楽しんでいるかが分かります。
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 しばらくこうして夢中で踊った後、母に手を引かれて歩き始めたアルトゥーロでしたが、名残惜しそうに時々立ち止まっては振り返って、歌い続けるおじいさんの方をじっと見やっています。おじいさんの方も、今はアルトゥーロの方を見ながら歌ってくれています。

 ちなみに、上の写真で中央に見える通りは、ヴァンヌッチ通りから、プリオーリ宮殿を通り抜けて、かなり急な下り坂へと続いていて、その名も、プリオーリ通り(Via dei Priori)。以前にご紹介したピザ屋、La Cambusa(記事はこちら)は、このプリオーリ通りを歩いて5分ほど下って行くと、道の左手にあります。

 しばらくすると空がかき曇り、雨が降り始めた上、アルトゥーロも前日からの長旅や次から次に出会った新しい顔や物事に疲れ果てた様子だったので、散歩はおしまい。

 大人や慣れた目には何ともない風景や物事が、子供の目を通すといかにも新鮮なものに思えて、わたしにも興味深い1日でした。
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-15 19:52 | Viaggi in Umbria | Comments(0)

気分は宇宙旅行 ~アルトゥーロ旋風(1)

 ペルージャの新しい交通機関、ミニメトロ(il Minimetrò)(詳しい説明はこちらの記事にあります)のことを、うちの夫はいつも「navetta spaziale」(スペース・シャトル)と呼んでいます。確かに銀色に光る車体が宙を走る様子は、宇宙船のようです。
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 男の子は、乗り物が大好き。というわけで、わたしとバルバラ(前日の記事参照)は、アルトゥーロにミニメトロ乗車体験をさせるべく、ピアン・ディ・マッシアーノ駅を訪れました。
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 ピアン・ディ・マッシアーノの駐車場を降りて、レールの上を行き交うミニメトロを見たアルトゥーロは、案の定大喜びです。そして、母から「今からミニ電車(trenino)に乗りましょうね。」と聞いて、また大はしゃぎ。

 ちなみに、上の写真でミニメトロのすぐ後ろにある大きな建物が、ペルージャ県警察本部(Questura di Perugia)です。
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 最初の問題は、改札口で発生。バルバラと一緒に改札口(上の写真)をいったん通り抜けたアルトゥーロは、何を思ったのか、その後再び扉から後ろに逆戻り。しばらくすると透明な扉が自動的に閉まってしまいました。

 幸い駅の係員が一部始終を見ていて、「今度はよく気をつけるように」と母子に言い聞かせながら、駅員用のカードを使って、アルトゥーロが駅に入れるように、改札口の扉を開けてくれました。

 小さいお子さんと一緒に利用される方は、ご用心。
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 いよいよミニメトロの車両が到着です。右手に見える青いスクリーンには、ミニメトロの利用法や利用時間などの情報が代わるがわる映し出されます。
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 扉が開きました。外側はすべて銀色なのに、車内は一面赤い色をしています。ミニメトロの上方には、矢印のあとに「市の中心街」を表す記号があり、続いて「ピンチェット方面行き」と書かれています。中心街にあるピンチェット駅に向かって、ミニメトロが出発するからです。

 始発駅や終着駅では、方向を間違えて乗ってしまうことはありえないのですが、途中駅から乗るときは、行き先に十分ご注意ください。

  わたしは時々うっかりしていて逆方向行きのミニメトロに乗り込んでしまうことがあります。すぐに気づいて一駅後に乗り返しはするのですが、そもそもプラットフォームの案内からして、デザインを優先しているからでしょうが、行き先を薄い灰色や透明なガラスの上に白い文字で書いているために、字が自然にぱっと目に飛び込んでくるわけではなく、利用者が注意してよく見ないと、どちら行きかをしっかり見きわめることができないのです。

 今日5月14日も(イタリアでは、まだ14日の夕方です)、大学の授業を終えた後、中心街のピンチェット駅からミニメトロに乗ったのですが、フォンティヴェッジェ駅で途中下車して、近くのスーパーで買い物をしたあと、うっかりして再び中心街行きに乗ってしまいました。乗り継ぎのミニバスに間に合わないと思って慌てていたせいもあるのですが、同じ間違いがこれでもう3、4度目です。わたしだけではないと思いたいのですけれども…… 幸い無事、予定通りミニバスに乗り換えることができました。
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 いよいよミニメトロが動き始めました。アルトゥーロはすっかり興奮して、反対方向に向かうミニメトロとすれ違うたびに、食い入るような目でじっと見つめています。
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 幼い男の子がはしゃぐのを、他の乗客も皆、ほほえましそうに見守っています。上の写真は、カメラを携えた紳士(写真右)がアルトゥーロに名前と年齢を尋ねているところです。恥ずかしそうに、名前を言ったあとで、「2歳」と答えるのですが、指で2という数を示すのに、親指と人差し指の2本を使っていました。
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 この写真では、ミニメトロは、高層マンションに囲まれたマドンナ・アルタ駅に停車しています。向こう側に続くレールは、徐々に上へと登りつつ、大きく左へと曲がっているのですが、このカーブを曲がり始めたあたりが、絶好の撮影ポイントです。
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 カーブを曲がり始めると、こんなふうに、遠景にペルージャ中心街の町並みが見えてくるからです。

 景色に感嘆して写真撮影に夢中になっていたバルバラとわたしは、このときしかし、大きな問題があることに気がつきました。

 反対線を走るミニメトロをじっと見つめていたアルトゥーロが、しばらく前から、「ぼくもミニ電車(trenino)に乗りたい」と言い出していたのですが、この頃になって、わたしたちはようやく、「アルトゥーロが、すでに自分たちもミニメトロに乗っていることが分かっていない」ということに気づいたのです。

 言われてみれば、銀色の外装と真っ赤な内装には、かなりの差があります。

 アルトゥーロがすれ違うミニメトロを見つめていたのは、近くで見られるのがうれしかったからではなく、自分も乗りたい、いつ乗れるのだろうという期待感からだったのです。

 「わたしたち、もうミニメトロに乗っているのよ」と、バルバラと二人で繰り返し言ったのですが、どうにも納得がいかない様子です。

 そこで、一度停車したしたときにミニメトロから降りて、自分たちが乗っているのもミニメトロだということを、本人に自分の目で確かめさせるしかないということになりました。
 
 次のフォンティヴェッジェ駅で、停車中に3人とも外に出ました。

「ほら、わたしたちもミニ電車(trenino)に乗っていたんだってことが、分かったでしょう。」

「うん。」

「じゃ、もう一度中に入りましょう。」

「このミニ電車は不細工(brutto)だから、別の電車に乗りたい。」

と、アルトゥーロが駅に到着しつつある次の車両を指差したので、わたしたちもこれまでのミニメトロは見送って、次の便を待つことにしました。

 内装の赤い内側からしか見ていなかったので、美しく銀色に光る他の車両と比べて、見劣りがしたのでしょうか。
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 ミニメトロが、終点ピンチェット駅まで続く長い長いトンネルにさしかかりました。
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 このトンネルの入り口付近にあるのが、次のクーパ駅。実は、バルバラが学生時代に初めて住んだアパートは、このクーパ駅のすぐ近くにあります。緑に囲まれた静かな環境と小さくても居心地のいいアパートが気に入っていたバルバラはしかし、入居後1年半経ってから始まったミニメトロ建設工事の騒音に堪えきれずに、やがて引越を余儀なくされました。至近距離で1日24時間ぶっ続けに工事が続き、完成予定日が何度も何度も延期されたのですから、無理もありません。

 当時は彼女にとって、大きな苦しみの種であったミニメトロ。今回、便利な乗り物だと分かり、息子も大喜びなので、「ペルージャに、もう一つすてきなものが増えた」と喜ぶバルバラでありました。
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-15 02:12 | Viaggi in Umbria | Comments(0)

エルバ島からの来客

 昨日5月13日水曜日夕方から今朝にかけて、我が家ではエルバ島からの来客を迎えました。
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 バルバラは、わたしがペルージャ外国人大学で共に学士取得課程に通った友人です。フィレンツェ出身なのですが、大学卒業後、だんなさんとエルバ島で暮らし始めました。その後まもなく母となったため、ペルージャに戻るのは、今回が大学卒業以来初めてで、3年ぶりになります。
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エルバ島、マルチャーナ・アルタから海辺の町、マルチャーナ・マリーナを見下ろして
 
 昨年9月10日から19日にかけて、わたしと夫がエルバ島(l'Isola d'Elba)を訪れたときに、久しぶりに再会し、そのときは夕食に招かれて、何年分ものおしゃべりをじっくりし、息子さん、アルトゥーロにも初めて会うことができました。
 
 ペルージャ市内で会合に招待されていたバルバラは、会合が終わってから、午後8時頃我が家に到着しました。
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 夕食のメインは巻き寿司です。ツナをマヨネーズで和えたものと卵焼き、さらにキュウリをつめたものと、スモークサーモン(salmone affumicato)を棒状に丸めて入れたものと、二種類作ってみました。それから、野菜がたっぷり入ったスペイン風オムレツ。実は、ペルージャで知り合ったスペイン人の友人は玉ネギとジャガイモだけをたくさん使って作っていたのですが、わたしはニンジンやパンチェッタ(pancetta)も入れてみました。

 バルバラが参加した会合では軽食も出ると聞いていたので、あまりおなかに重たくならないものを、多すぎないようにと考えたからです。
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 アルトゥーロは、長旅の上、1日にいきなり何人もの新しい顔に会ったため疲れ果てていて、すぐに居間にあるソファーベッド(divano letto)に急行しました。アニメ映画のDVDを見ていたアルトゥーロが牛乳がほしいと言うので、ルイージが枕元に届けに行きました。アルトゥーロが見ているのは、『Anna dai capelli rossi』。
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 そう、『赤毛のアン』です。

 そもそもわたしがイタリア語を勉強し始めたのは、英語の語学短期留学で行ったアイルランドのダブリンで知り合ったイタリア人学生たちを通じて、イタリア文化に興味を持ったからです。そして、わたしが社会人になってから英語を再勉強したきっかけは、『赤毛のアン』の舞台、プリンス・エドワード島への旅行でした。アニメ番組を通して夢中になり、本のアンシリーズも読破しました。ですから、『赤毛のアン』は間違いなく、わたしの人生に最も影響を与えたアニメ(テレビ番組)かつ小説の一つです。
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 食後のデザートには、アルトゥーロも食卓に駆けつけました。写真手前にあるのは、夫手作りのリンゴケーキです。おいしいと大好評。

 小皿の上のアイスクリーム(gelato)は、バルバラが手土産として、チョコレート菓子の詰め合わせと共に、携えてきてくれたものです。

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 店の職人手作りの味がおいしいアイスクリーム。バルバラが手土産を買ってくれたチョコレート専門店のAugusta Perusiaは、ペルージャ外国人大学とエトルリア門のすぐ近くにあります。アイスクリームもチョコレート菓子も、新鮮ないい素材を使って、職人技を生かして作られたとてもおいしいもので、わたしも学生の頃は、よくここにアイスクリームを食べに行きました。

 ペルージャに住んでいる学生さんが、イタリア人の家庭の食事に招待された場合には、こんなふうに、500gなり1kgなり、集まる人数に合わせて、自分がよかれと思う味のアイスクリームを三つ、四つ選んで箱に詰めてもらって持参すると、喜んでもらえるはずです。わたしも、手土産用のアイスクリームをここで買うことが多いのですが、値段は張るけれども、十分値段に見合う極上のアイスクリームを贈ることができます。
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 一つ一つが手作りのチョコレート菓子も絶品です。他にもおしゃれなチョコレート菓子やチョコレートケーキがたくさんあります。ペルージャのチョコレートと言えば、すぐにバーチ(Baci)を思い起こされる方も多いかと思います。お土産としては手軽だし、おいしいのですが、やっぱり工場生産の品。だれか特別に大切な人へのチョコレートには、職人技を生かしたおしゃれなチョコレート菓子を選んでもいいのではないかと思います。

 このチョコレート専門店、Augusta Perusiaは、外国人大学のガッレンガ校舎前の横断歩道を渡ったところにある歩道を右へと進み、その歩道の坂を登りつめたところにあります。エトルリア門からは、道路を挟んで、向かい側、やや右手にある歩道を、さらにしばらく右に向かって歩いたところにあります。
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 エトルリア門(写真左)からも、ペルージャ外国人大学のガッレンガ校舎(写真右)からも、徒歩5分以内の至近距離にあります。記事、「外国人大学と町並みを訪ねて」でご紹介した町並みのパノラマを楽しむコースを散歩されるときに、このAugusta Perusiaでアイスクリームを食べて一休みするのもいいかもしれません。アイスクリームを注文する順番を待ちながら、あるいは食べながら、店内に並ぶ他の商品を眺めるのも楽しいものです。
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 お母さん(mamma)が恋しくて、映画を見る途中、しばしばベッドを抜け出しては、台所にやって来るアルトゥーロ。そこで、しばらくわたしたちの方が、ベッドの彼のそばへ行くことにしました。

 『赤毛のアン』の次に見ることに決めたのは、アニメ映画、『La Città Incantata』。
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 そう、宮崎駿監督の名作、『千と千尋の神隠し』です。

 はらはらしながら映画を見ているうちに、アルトゥーロのまぶたがどんどん閉じていきました。朝8時半にエルバ島の家を出て、午後1時半にペルージャに到着。フェリー、そして車での長旅のあとで、大勢の見知らぬ人々との出会い。長い長い1日で、疲れ果てたのも無理はありません。

 バルバラとアルトゥーロにおやすみを言って、わたしたちもまもなく床についたのでありました。
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-14 01:16 | Feste & eventi | Comments(0)

ミニメトロでペルージャ満喫

 数年前、ペルージャに新しい交通機関、ミニメトロ(il Minimetrò)が登場しました。
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 ミニメトロは、ペルージャの歴史的市街区(centro storico)の交通渋滞やスモッグを緩和する環境に優しい乗り物、通勤者や観光客の新たな足として、建造されました。1車両のみのミニ・モノレールで、遠隔操作によって運行されています。

 膨大な建設費の住民へのしわ寄せ、沿線住民の騒音への苦情など、議論や問題もまだ尽きないミニメトロですが、観光や留学のためにペルージャにいらっしゃる方には、非常に便利で、これを利用しない手はありません。
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ミニメトロ路線図(ペルージャ市発行の観光地図から)


 美しい中世の町並み、エトルリア門、国立美術館など、観光名所が無数にあるペルージャ歴史的市街区。ミニメトロの始発駅は、この市街区のピンチェット駅(Pincetto)です。ピンチェット駅から、鉄道のペルージャ駅があるフォンティヴェッジェ駅(Fontivegge)まで、約10分。

 そして、始発駅のピンチェット駅から、終着駅のピアン・ディ・マッシアーノ(Pian di Massiano)までは約15分。この終着駅には、無料の大駐車場があります。サッカーの試合が行われる競技場(stadio)や県警察本部(questura)は、この終着駅から歩いてすぐです。また、ピアン・ディ・マッシアーノ(Pian di Massiano)の大駐車場は、ペルージャ春の市や中世からの歴史ある「死者の市」などの大規模な市の会場となる上、毎週土曜日にも、終着駅から歩いてすぐの広場に土曜市が立ち、新鮮な野菜や生活用品、衣料品、ポルケッタやプシュット、チーズなどの食品の出店が数多く並んで、にぎわっています。

 どの駅でも、約2分30秒ごとに新しい車両が来るので、バスのように時刻を気にする必要がなく、また、バスや車と違って、交通渋滞に巻き込まれる心配がないので非常に便利です。

 そこで、今回は、このミニメトロの利用法をご紹介します。
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 上の写真で、大噴水とプリオーリ宮殿の左側を通っているのがペルージャの目抜き通り、ヴァンヌッチ通り(Corso Vannucci)です。このヴァンヌッチ通りを、大噴水からプリオーリ宮殿前へと歩いて行き、写真の左手に見える黄色い建物の手前にある通り、ファーニ通り(Via Fani)を左に曲がってください。

すると、すぐにマッテオッティ広場(Piazza Matteotti)に行き当たります。
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 尖頭アーチが二つ並んでいます。i のマークが見える、左側のアーチが、ペルージャ市観光案内所の入り口になっています。上記のミニメトロ路線図もある便利な市街区の地図や、美術館、催し物、ホテルやレストランの案内など、 便利な情報がたくさん入手できます。

 一方、ミニメトロの始発駅へは、この右側のアーチの下をくぐって行くことになります。(入り口は他にもいくつかあります。)
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 これが始発駅のピンチェット駅です。手前に赤く見えるのが切符(biglietto)の自動販売機。すべてのミニメトロの駅に、この自動販売機があります。
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 これが切符です。ペルージャ市内を走るapmのバスなどにも利用できる共通切符となっています。

 わたしは、郊外に住んでいて、バスやミニメトロをよく利用するため、上の写真にあるような10回利用できる切符(multiviaggio 10 corse)を使っています。ミニメトロ駅の自動販売機で買うと、上にあるような真っ白の切符、バス会社apmの切符販売所で買うと、下にあるような色つきの切符(利用できる回数によって色が違います)になります。

 1回利用の切符は、現在1ユーロ。使用開始から、70分までの間なら、同じ切符でそのまま、バスからバスへ、パスからミニメトロへなどと、乗り換えることができます。切符なしでバスに乗車して、運転手から購入すると、1.5ユーロと高くなりますので気をつけてください。そういうときに、小銭がないと、ひどく迷惑をかけることにもなります。一方、10回利用できる切符は8.60ユーロで、有効期間は利用開始から365日間です。観光客が24時間利用できる切符(turistico 24 ore)もあり、こちらは3.60ユーロです。(値段はすべて、2010年5月12日現在のものです。現在2012年2月には、すべての料金が値上がりしています。詳しくは記事の最後にある追記をご覧ください。)
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 切符を買ったら、自動改札機に切符を通します。(上の改札機は、コルトネーゼ駅のものです。)普段は閉じている透明な扉が開きますので、改札(刻印)されて出てきた切符を受け取ってから、扉を通り抜けて、駅の構内に入ります。

 改札(刻印)機は、バスの中にもあります。載ったらすぐに、刻印機を見つけて、刻印してください。ミニメトロ駅でも、バス内でも、刻印機に切符を通すと、切符の裏側に、利用開始年月日とその時刻が印刷されます。上の切符の写真のうち、右側にあるのが、切符の裏面の刻印された部分です。10回利用の切符なので刻印がいくつもありますが、1回の利用での刻印記録は1行です。バスに切符なし、あるいは切符を刻印せずに乗車すると、時折ある検札の際に無賃乗車とみなされて、罰金(現在、30.99ユーロ)を課されてしまいますので、ご注意ください。

 また、もちろんですが、刻印した切符を持っていないと、到着した駅から出ることができませんので、切符は最後まで所持してください。時々、いきなり車内アナウンスが入るので驚かれるかもしれませんが、たいていは、「切符は旅行中ずっと所持してください」、あるいは「手すりにきちんとつかまってください」と言っています。また、最初の刻印から70分以内に、ミニメトロで引き返す、あるいはapmのバスなどに乗り換える場合には、同じ切符を再度使うことができますので、念のために切符は大事に取っておくことをおすすめします。
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 ピンチェット駅から、大駐車場のあるクーパ駅(Cupa)までは、ずっとトンネルの中を通ります。ペルージャの町は高い丘の頂にあり、ミニメトロはその丘の中腹を突き抜ける形で、丘手前の中腹にあるピンチェット駅から、丘を反対側に突き抜ける直前にあるクーパ駅まで進むからです。

 クーパ駅を出てしばらくすると、ミニメトロはようやくトンネルから外に出ます(上の写真)。写真で、トンネルの上に見えるのは、ペルージャ中心部の町並みです。

 次の駅の名は、「カーセ・ブルチャーテ」(Case Bruciate)。これは地区名で、和訳すると「焼けた家々」で、少し物騒なのですが、高層マンションが立ち並ぶ住宅街です。
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 始発駅から約10分で、フォンティヴェッジェ駅(Fontivegge)に到着。
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 鉄道のペルージャ駅は、ミニメトロ駅から歩いてすぐ。上の写真では、右手に小さく、駅に停車している電車も見えます。
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 ミニメトロがフォンティヴェッジェ駅を発ってすぐに、車内から鉄道駅がかなりよく見える瞬間があります。上の写真で、前に電車が停車している黄色い建物がペルージャ駅です。駅のすぐ近くには、スーパーCOOPがあり、この店は同じCOOPでも中心街の店に比べて規模がかなり大きく品数が揃っている上に、値段も安いという印象があります。

 フォンティヴェッジェ(Fontivegge)は、実は地区名で、これがミニメトロや鉄道の駅名にもなっています。この地名は、駅の近くにある17世紀に築かれた噴水、ヴェッジョの噴水(Fonti di Veggio)に由来するものです。
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ヴェッジョの噴水(ペルージャ市発行の観光案内から)
 

 この噴水(fonte)は、当時この地域の所有者であったヴェッジョ(Veggio)の名を取って、ヴェッジョの噴水(Fonti di Veggio)と呼ばれ、その呼称がやがて地域一帯にまで押し広げられて、地域全体がフォンティヴェッジェ(Fontivegge)と呼ばれるようになったと、ペルージャ市発行の観光案内、『Camminanare per Fonti e Fontane』(噴水をたずね歩く)にあります。

(噴水と地名の説明および「ヴェッジョの噴水」の写真は、この案内パンフレットから引用しました。数年前に夫とヴェッジョの噴水付近を散歩したときに、初めて噴水を見、地名の由来を教えてもらったのですが、そのとき噴水の写真を撮ったかどうか覚えていません。)
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 ミニメトロがさらにフォンティヴェッジェ駅から離れると、背景に広がるペルージャ中心街の町並みが見渡せます。
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 役所や店の多い鉄道駅付近を通り過ぎると、レールはさらに下方へと下り、やがて大きく右に曲がります。それからは、高層マンションに遮られて、ペルージャの中心街が見えなくなってしまいます。

 この右カーブのあと、すぐに現れるのが次の駅、マドンナ・アルタ駅(Madonna Alta)。高層マンションに囲まれた住宅街のただ中にあります。

 この後、ミニメトロは再び短いトンネルに突入し、このトンネルを抜けてしばらく行くと、次のコルトネーゼ駅(Cortonese)が見えてきます。
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 駅名は、この付近を走る大通り、コルトネーゼ通り(Via Cortonese)に由来しています。ペルージャから、北北西の方向にあるコルトーナ(Cortona)の町へと向かっていく道筋にあるので、この名を持つそうです。コルトーナはトスカーナ州にある町で、ウンブリア州との州境にあります。レスキオに住んでいた頃は、ペルージャよりコルトーナの方が近かったので、わたしたちもよく訪れました。アメリカ映画、「トスカーナの休日」の舞台にもなっていて、この映画の中では、コルトーナの美しい中世の町並みや郊外の緑を十分に見て楽しむことができます。失恋したヒロインが心機一転のために渡伊し、さまざまな出来事や人々との交流を通して、少しずつ自分の人生を新しく切り開いていくというすてきな映画です。イタリア人男性が少しステレオタイプで描かれているのと、言語が英語なのが残念ですが、イタリアの雰囲気を味わうのにはうってつけだと思いますので、機会があれば、ぜひご覧ください。

 「コルトネーゼ通り」と聞いて、すぐわたしの脳裏をよぎるのは、この通りにあるペルージャ県警察本部(Questura di Perugia)です。現在は、ほとんどの滞在許可証の申請を郵便局を通じてするようになったようですが、受領は昔も今も、この県警察本部です。

 ちなみに、この記事の最初の写真は、このコルトネーゼ通りから一直線に、終着駅、ピアン・ディ・マッシアーノ(Pian di Massiano)に向かって伸びるレールを撮影したもので、写真で、レールの右側に生えている大きなポプラの木2本の間に垣間見える建物が、県警察本部です。

 上の写真でもお分かりのように、このミニメトロの最後の2駅は至近距離にあり、県警察本部はそのほぼ中間付近に位置しています。
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 終着駅の、ピアン・ディ・マッシアーノ(Pian di Massiano)が近づいてきました。駅の周囲には広大な駐車場が見えます。この駐車場は、現在は無料で使用できます。また、観光バスはここに駐車し、観光バスで訪れる観光客はここからミニメトロを使って、ペルージャ中心街を訪れることになっています。年に二度大きな市(冒頭参照)が立つときは、この駐車場が会場となりますし、毎週の土曜市もこのすぐ近くで開かれます。写真では見えませんが、この写真を撮ったとき、ミニメトロの車内からは右手に県警察本部が、そして左手にはサッカー競技場(stadio)が見えていました。どちらも終着駅から、歩いてすぐです。

 終着駅付近には、バールや美容室、眼鏡屋におもちゃ屋と、さまざまな店が並び、駅から少し歩くと、市民の健康のための散歩・ジョギングコースである緑のコース(Percorso verde)があります。「緑の」(verde)の名のとおり、緑の木々が生い茂る中を、大勢の老若男女が、楽しくおしゃべりしながら、あるいはストイックにひたすら速足で歩いたり、ジョギングしたりしています。

 ミニメトロに乗るのだけが目的でも、終着駅では一旦車内から降り駅の構内から出て、再び反対側にある入り口で改札をして乗り直すことが義務づけられていますので、ご注意ください。

 イタリア国内を車で旅行され、ペルージャに数時間滞在するという場合には、終着駅、ピアン・ディ・マッシアーノ駅の無料駐車場に車を置いて、ミニメトロで中心街を訪れた方が、渋滞に巻き込まれたり有料の駐車場の空室探しに難航したりしない上に、かえって安くつく場合があるかもしれません。原則として夜間は運行していませんので、乗車前に、駅入り口の案内やミニメトロのホームページで、運行時間をよく確認してください。

 皆さんも、ペルージャ訪問の際には、ぜひ一度このミニメトロを利用してみてください。

 最近は、観光客や修学旅行生が多く、車両がいっぱいになってしまうこともたまにあります。わたしはコルトネーゼ駅で一時間おきにしか出ないバスに乗り換えなければいけないので、満員でも仕方なく乗りますが、皆さんの場合は、旅行中などで時間があれば、こういう集団の旅行客がすべて乗車してしまうまで10分ほど待って、それから空いた車両に乗り込んで、ゆっくりとミニメトロ乗車を楽しむことが可能かと思います。普段はあまり利用客がいないので、通学ラッシュの朝8時および午後1時前後を除けば、満員になることはめったにありません。

追記(27/2/2012)
 現在では、ペルージャ市内のバス・ミニメトロの利用料金が値上がりし、1回利用の切符は1.50ユーロ、バスの車内で購入すると2ユーロ、10回利用できる切符が12.90ユーロとなっています。また、24時間乗り放題の観光客用切符も、5.40ユーロで販売されています。(詳しくはこちら

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-12 20:37 | Viaggi in Umbria | Comments(2)

ありがとう、ドン・アンキーセ

 5月7日金曜日の朝、夫の伯父、ドン・アンキーセが安らかに天に召されました。享年、86歳。
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 その人柄を偲んで、「熱心な聖職者の鑑、よき司牧者であり、人々からたいへん敬愛されていた」と、ぺルージャの大司教が語っています。
(この言葉が掲載された記事はこちらです。地名や年など、間違った記述がところどころにあるのが残念。)

 9年前に交通事故で重症を負って以来、後遺症のため、徐々に教区司祭の職から退いたドン・アンキーセでしたが、亡くなった当日、そして翌朝も、かつての教区民がひっきりなしに故人宅を訪れ、家族・親戚と共に別れを惜しんでいました。葬儀は、翌5月8日土曜日の午後3時から、ドン・アンキーセが最後に教区司祭を務めたプルンニェートの教会(下の写真、撮影は昨年7月)で行われました。
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 カトリック教徒が大半を占めるイタリアでは、神父は単に冠婚葬祭やミサに際して儀式を挙げるだけではなく、日頃から教区民を啓蒙し、家族や住民の間のきずなを深め、青少年の健全育成を図るなど、確かにその骨子は宗教なのですが、一般に日本で思いつく宗教の枠を広く超えたさまざまな活動を行っています。
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 ドン・アンキーセが、教区司祭として、子供や老人、あらゆる世代の人々に深い愛情を持って接した様子は、司祭職就任50周年を祝って、教区民たちが贈った祝辞(上の写真)からも、うかがえます。

 夫の家族は、「かつてドン・アンキーセが関わった若者たちが、今はもうミサに来ない人も含めてほぼ全員葬儀に参列していた」ことを、うれしく、心強く感じたようです。
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ミジャーナ遠景。右手に見える鐘楼のある建物が教会です。


 夫の両親が結ばれたのも、そもそも義母が、兄のドン・アンキーセと母と共に、兄の新しい教区となったミジャーナに赴き、その地で義父に出会ったからです。ドン・アンキーセはミジャーナでも、住民たちの交流が深まる機会をしばしば設けていたようです。

 重い病気にも関わらず、いつも笑顔を絶やさなかったドン・アンキーセ。その教えや温かさ、愛情は、これからも夫の家族の中に、そして、かつての教区民や、彼が接したすべての人々の中に大切に育まれていくことでしょう。
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椅子に座ったのがドン・アンキーセ、手を握るのは、わたしの夫、その左に義父母


 葬儀があった8日の晩から3日間、今晩まで、毎晩身近な親族が集まって、ロザリオを唱えました。祈りのあとで、義母の従姉妹にあたる伯母が中心になって昔の回想が始まり、「小さい頃、レスキオの家の暖炉の前に集まって、毎晩おじさんやおばさん(つまり、義母の両親)やいとこたちとロザリオを唱えたのだけれども、わたし、おばさんの唱えるロザリオが大好きで……」など、興味深い話もたくさん聞くことができました。
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義母が生まれ育ったレスキオの家。わたしと夫もこの家で1年あまり暮らしました

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-11 07:17 | Famiglia | Comments(2)

伊北西で空港再開

続報の続報 ~ 同日5月9日(日)遅くに出たla Repubblica.itの記事から ~
        (記事へのリンクは、こちらです。情報が詳細に説明されています。)
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・ミラノのリナーテ空港、マルペンサ空港および他のイタリア北西部の空港が再開

・同日イタリア時間、午後2時前(日本時間、午後9時前)の調査によると、状況は改善したものの、火山灰はまだヨーロッパ空域に高度7000メートル付近まで残存 

・北緯の主要な空港では、午後2時に運行が再開され、地上で待っていた乗客たちは胸をなでおろしたが、飛行停止について、空港からの情報も航空会社側からの連絡もなかったと憤る客が多数

・午前2時にはイタリア上空から火山灰は消散する見込みだが、イタリア学術会議は、「気流のために、2日後には再び火山灰がイタリアに戻ってくる可能性がある」と警告


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by milletti_naoko | 2010-05-10 17:28 | Notizie & Curiosità | Comments(0)

欧州空港および火山灰の雲の動向

続報 ~ 本日5月9日(日)昼頃(イタリア時間)に出たla Repubblica.itの記事から ~
        (記事へのリンクは、こちらです。情報が詳細に説明されています。)

・イタリア北西部の空港は、本日午後2時(イタリア時間)に通常の運行に戻る見込み。

・何らかの影響を与えるほどの火山灰がピエモンテ州の地上に降ることはないと予測。
 (ただし、予報どおり近日中に雨が降れば、状況が若干変わる可能性あり)

・イベリア半島でも、火山灰の雲は、今晩ポルトガル北部全域と中部まで広がると予測。

・火山灰の雲は、午後6時から希薄になり、伊上空からは午前2時頃に消散する見込み。

・今朝イタリアでは、北西部の空港発着の便を中心に、キャンセルが多発。

・今後の火山灰の雲の動きに関する予測

  南西方面:イタリア ⇒ バルカン半島 ⇒ ギリシャ 
  北方面 :イタリア ⇒ オーストリア、ドイツ、(再度)フランス   

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by milletti_naoko | 2010-05-09 23:12 | Notizie & Curiosità | Comments(0)