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アプアーノ・アルプス1

 7月17日土曜日、百の湖自然公園(Parco dei Cento Laghi)を後にしたわたしたちは、アプアーノ・アルプスを訪れるために、車で南東へと向かいました。
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 アプアーノ・アルプス山岳地帯(Le Alpi Apuane)は、トスカーナの北西部、リグーリアとの州境近くに位置し、その山並みは、海岸線に平行してそびえ立っています。

 古代ローマ時代から大理石の採掘が行われ、現在も、その大理石は世界中に輸出されています。あのミケランジェロが、この地域で採れる大理石に魅了され、しばしば足を運んだだけではなく、理想の大理石を求めて、長くとどまったこともあるほどです。

 ペルージャからチンクエ・テッレに向かっていたとき、途中の車内から、アプアーノ・アルプスの山々の高みが、白く見えました。夫に雪かと尋ねたら、大理石の採石場(cava di marmo)だと教えてくれたのですが、それほど数多くの採石場が点在し、山が白い肌をむき出しにしていました。

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 前日、アッペンニーニ山脈の尾根からは、アプアーノ・アルプスが、重なる山並みの一番奥に、遠く雲や霞に包まれて見えていました。

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 車で近づくにつれて、アルプス・アプアーノの威容が、だんだん大きく、そして、はっきりと見えてきます。

 昼食は、途中のジュンクンニャーノ(Giuncugnano)村で取りました。

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Santuario di Nostra Signora della Guardia (Giuncugnano)


 アルジェンニャ山(Monte Argegna)にあるこちらの教会は、1894年9月27日の晩に、民衆の信仰心を高めようという集まりに参加していた二人の神父が、まったく同じ夢を見たことをきっかけとして、建てられました。夢の中で、二人が見たのは、広い草原に立つ小さな教会です。教会には、聖母マリアの像があり、たくさんの巡礼者が列をなして歩いていました。

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 その翌年から教会の建設が始まり、今ではまさにその夢のとおり、広大な草原の中に、小さな教会が立ち、その祭壇には、幼子イエスを腕に抱えた聖母マリアの像が、祀られています。

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 広い草原では、子供たちがボールで遊んだり、人々が木陰に寝そべってくつろいだり、本を読んだりしていました。

 わたしたちが昼食をとったのは、教会のすぐ右横にあるレストランです。その名も、Casa del pellegrino(訳すと、「巡礼者の家」)。思いがけず、パスタがとてもおいしかったので、わたしも夫も大喜びです。

 次の宿泊先、滞在先を探しながらの車での移動が続きます。昼食後、二人ともすっかり疲れていたので、道路わきの木の陰に車をとめて、一休み。

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 そうして、夕方に訪れたのが、オレッキエッラ自然公園(Parco Naturale dell’Orecchiella)です。写真は、公園内にある山の庭園(Giardino di montagna)で、色とりどりの鮮やかな花が、それは美しかった(記事はこちら)ので、二人とも胸を躍らせながら、散歩をしました。

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 公園内には観光案内所(上の写真)もあり、トレッキングや宿泊の情報が充実していて、お土産も売っていました。ただ、トレッキング・コースがどれも短距離・短時間で、しかも興味深いコースはガイド付きでなければいけないため、自然の中を自由に歩きたい夫は難色を示します。

 というわけで、二人とも疲れ果ててはいたのですが、宿泊先を探して、さらに先へと進みます。

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 山の庭園の向こうに聳え立つコルフィーノの岩壁(Pania di Corfino)を背に出発し、近くのコルフィーノ(Corfino)村に宿泊することになりました。

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 こちらが、その宿の写真です。「眺めがよい」(panoramico)という名を持つだけあって、アプアーノ・アルプスの連峰が遠くにですが、よく見えます。

 こちらの宿に着いたのは、午後7時頃。二人ともすっかり疲れ果て、宿の主人から「満室で貸せる部屋は、ここだけなのだが、いいか」と聞かれて、部屋を見て、了承しました。
 
 広いアパートで寝室以外にも大きな部屋が一つ、そして台所まであるのに、朝食・夕食つきの宿泊代が一人35ユーロとは安いと思ったのですが、後から電気をつけてよく部屋の中を見ると、床にはホコリがたまり、寝室は、朝カビを駆除したばかりで、窓を開け放しても、カビ取り剤の強烈な悪臭が鼻につきます。翌日から宿泊予定の客のために、アパートを準備している最中なので、空室だったわけです。

 結局、ホテルにほうきを借りて、台所を掃除し、台所にあったもう一つのダブル・ベッドで眠ることにしました。やはり行き先や宿泊先を決めずに、旅に出かけると大変だと、つくづく思いました。

 夕食はとてもおいしくて、給仕の青年が日本のアニメのファンだと言って、満面の笑顔で給仕をしてくれました。夕食込みの宿泊の場合、プリモ、セコンドなどが数種類ある中から、自分が好きなものをそれぞれ一品ずつ選んでいく場合が多いのですが、この宿では、客が多いためもあってか、一品だけでなく、何品でも味を見て、好きな料理を好きなだけ頼むことができました。どの料理もおいしくて、とくに最後のデザートでは、いくつでも味を見て、いくらでも食べることができて、とてもうれしかったです。

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 これは、翌朝に宿泊した部屋のテラスから撮った写真です。朝日を浴びて、アプアーノ・アルプスがくっきりと見えました。
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-31 18:10 | Viaggi in Toscana | Comments(0)

宿でびっくり

 「イタリアの背骨を歩く」(記事はこちら)ために、7月15日木曜日から、2泊したのは、こちらの宿、ホテル・プラートスピッラ(Albergo Pratospilla)です。

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 右手にある大きい建物二つがホテルの施設で、まさに緑の自然のただ中にあります。アッペンニーニ山脈の尾根に近い上に、百の湖自然公園(Parco dei Cento Laghi)(記事はこちら)の数々の湖を歩いて訪ねるには、絶好の場所にあるため、こちらに宿泊しました。

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アッペンニーニ山脈の尾根からの眺望とコンピオーネ湖

 地の利がいいので、平日の朝だというのに、ホテル前の広い駐車場に、キャンピングカーが2台とまっています。

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 地の利がいいのは、絶好のトレッキング・コースがあるだけではなく、ホテルの左に見える森の中に、子供たちが自然の中で、思いっきり体を動かして楽しめる百の冒険公園(Parco delle 100 Avventure)があるからです。

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 子供も楽に歩いて行ける距離にパーロ湖(Lago Palo)があるため、金曜日には、先生に伴われた小さい子供たちが遠足をしていました。

 すぐ近くにスキーリフトの乗り場もあり、1年を通じて、食・スポーツなどに関するさまざまな催しも行われます。ホテルの建物も、冬は雪が多く、寒いので、機能を重視したつくりになっています。部屋が20あり、ベッド数40ですから、かなり大きな宿と言えます。

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 題名に戻って、この宿について、何にびっくりしたかと言うと、7月15日木曜日の晩は、宿泊客が、わたしたち二人だけだったことです。アグリトゥリズモやB&Bでは、客が自分たちだけということもたまにあるのですが、夏のこの時期に大きなホテルに二人きり、ということに、まず驚きました。

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 決してサービスや設備に問題があるからではありません。二つ星のホテルとしては快適です。部屋は広くて、ダブル・ベッド以外にも二段ベッドがあり、テレビもあれば、机やタンスもあります。浴槽がなくても、シャワーはあります。前日まで、トイレ・シャワーが共同の山小屋に泊まったり、シングル・ルームに押し込まれてダブル・ルーム料金を払う羽目になったり(記事はこちら)と、宿泊にはあまり恵まれていなかったわたしたちは、大喜びでした。

 このホテル、驚いたことに、週末はすでに満室で、そうと知らずに予約を求める電話が、わたしたちの2泊3日の滞在中に、立て続けにありました。

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ホテル前にあるスキーリフト。奥の小道は、尾根道へと続いています。

 冬はスキー場として長く滞在する客が多いようですが、夏は周辺地域から、週末だけ大勢の客が押し寄せるようなのです。

 平日は閑散としていて、週末だけは毎週満室。夏は例年そういう経営状態で、それでも十分やっていけるからか、宿の主人も、こういうもの、と問題にもしていません。

 アッペンニーニ山脈のパルマ地方東部では、大勢の客が来るのは週末だけで、平日は閑古鳥が鳴くところが、全般に多いようです。

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 たとえば、上の写真のラグデイの山小屋(Rifugio Lagdei)(記事はこちら)では、わたしたちは平日に訪れて、おいしい食事をすぐにのんびり味わえたのですが、今月の日曜日に行った友人たちは、昼食には山小屋の前に長い列ができていたので、あきらめて、別の場所で食べたと言っていました。

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 カサローラ村(Casarola)(記事はこちら)には、おいしいと評判のレストランがあります。水曜日の朝訪ねると、ラヴィオーリを作っている最中で、ぜひ手作りのパスタを食べたいと思った夫が開店時間を尋ねたのですが、「次の営業は土曜日」と言われてしまいました。

 週末に来る客を長期滞在客に変える工夫や対策が必要だと思うのですが、宿やレストランの人も、こういうものとのんびり構えているように見えました。

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宿に着いた日の夕方、夫が宿の前で撮影した三日月です。

 さて、話は戻って、このホテル・プラートスピッラ。夫が宿泊を予約するために、ホテルに電話をしたのは、当日の朝のことです。そのとき、宿の主人からは、「料理担当の女性を探して、夕食のしたくができるかどうか分かってから、折り返し連絡します」と、返事がありました。携帯電話の電波が一定していない地域では、携帯電話に送ったメッセージが数時間後に届くことが、よくあります。午前11時に宿の主人が送った「夕食OK」のメッセージも、夫の携帯電話に届いたのは、その日の晩で、すでに夕食が済んだあとでした。

 そういうわけで、夕食ができるかどうか分からないまま、夕方宿に到着して、夕食が取れると聞いたときには、ほっとしました。レストランのありそうな隣村まで、かなりの距離があるからです。

 そして、もう一つ、宿で驚いたのは、レストランの客も、わたしたち二人だけだったことです。二人しか客がいないのに、わざわざ料理をする人から給仕係まで、必要な人々を集めて準備してくれたことにびっくりすると共に、心から感謝しました。

 さらに驚いたのが、話しぶりから地元出身らしいと分かる主人を除けば、この日、ホテルで働いていた人は、皆東欧やアフリカから来た移民であったことです。

 けれども、料理がどれも、それはおいしかったのです。こんなにおいしいパスタや肉料理は久しぶりに食べたと、二人とも大満足でした。

 パルマ地方のアッペンニーニ山脈の小さな村では、メニューの一覧を客に運ばない店がいくつかありました。少ない客のために多くの料理を常に用意し、そのための材料を常備していては、確かに、食材も無駄になります。

 このホテルでも、わたしたちが食事をした二晩は、メニューの一覧はなく、毎回、宿の主人や料理担当の女性が、その日に準備できるメニューを口頭で説明してくれました。値段が分からないので不安だったわたしたちは、最後にもう一つ、料理の安さにも、びっくりしました。

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 ホテルを去る土曜日の朝には、ところが、レストランの入り口に、値段を記したメニューの一覧表がきちんとありました。手書きなので、やはり手に入る食材や季節によって、メニューも変われば値段も変わるのでしょうが、セルフ・サービスにしても、値段の安さにびっくりです。セルフ・サービスになっているのは、土日は大勢の客でごった返すからのようです。

 夏は、登山や自然との触れ合い、冬は雪やスキーで楽しめるこの場所に、興味のある方は、次のリンクをご覧ください。

LINK 
- Pratospilla - Albergo Ristorante Bar, Impianti di risalita invernale e estivo
- メニューのビデオ紹介 ⇒ Pratospilla - Menu Ristorante 2010
(料理名とともに映像が流れるので、イタリア語の勉強にもなります。)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-30 16:47 | Emilia-Romagna | Comments(0)

イタリアの背骨を歩く2

 マルティーニ湖(Lago Martini)から少し登ると、すぐに、「イタリアの背骨」、アッペンニーニ山脈の尾根道に出会います。(記事はこちら

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 夫の前を通る小道が、アッペンニーニ山脈の尾根を行くCAIの00番トレッキング・コース(il Sentiero CAI 00)です。

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 ここは、ジョヴァレッロ峠(Passo Giovarello)で、標高は1754m。(写真の案内板にはこう書かれていますが、地図によると標高は1752mです。)トレッキング・コースが交差する地点なので、案内標示には、それぞれのコースの番号と、次の主要目的地までの、徒歩での所要時間も記されています。

 尾根に登ると、これまで見えなかった山の向こう側の風景も目にすることができました。

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 そして、わたしたちがこれまで歩いてきた道筋がよく見える上に、その奥にそびえる高い山々も視界に入ってきました。

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 360度に広がる美しいパノラマを楽しんだ後は、コンピオーネ峠を目指して、上の写真に見える小道を登って行きます。

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 見晴らしは最高で、振り返ると、 アプアーノ・アルプス山岳地帯(Le Alpi Apuane)の高い連峰が、遠くの方にうっすらと見えます。

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 眺めを楽しみながら歩く尾根道は、色とりどりの野の花に覆われています。鮮やかなピンクが美しいユリの花、マルタゴン・リリー(Giglio Martagone)も、道沿いにたくさん咲いていました。

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 右に左にと曲がりくねったイタリアの背骨。経済問題に加えて、最近は政治的にも紛糾している、疲れ切ったイタリアの背骨を、感謝しながら、足の裏で優しくマッサージしつつ、歩いて行きます。

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 こちらは、ブラガラータ山(Monte Bragalata)の山頂です。地図には、標高1856mとあり、とにかくこの日の登山中、最も高い地点の一つなのですが、夫が手にしている案内板には手書きで、山の名とともに1835mと書かれています。

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 来た道を振り返ると、通ってきた尾根道と共に、昼食休憩を取ったマルティーニ湖も、下方に見えます。

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 その少し右を見ると、遠くのアプアーノ・アルプス山岳地帯まで、山並みが色合いを変えて重なっている様子が見えます。こういう幾重にも重なる青い山々を、『万葉集』で、「畳なづく青垣」と歌っていたのでしょう。

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 夫が「心の準備はできたかい」と聞くので、何かと思って、指さす方向を見ると、遠くに二つの湖が小さく見えます。散歩の目的地、コンピオーネ湖です。

 でも、それだけではありません。湖のさらに奥には、2日前に登ったナヴェルト山(Monte Navert)(記事はこちら)も、はっきりと見えるのです。緑の矢印で示しているのが、ナヴェルト山です。

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 思わぬナヴェルト山との再会に喜びながら、さらに登り下りを繰り返して、コンピオーネ峠から、コンピオーネ湖(Laghi di Compione)へと、湖に向かって、709番トレッキング・コースを下って行きました。

 一面にブルーベリーが生い茂って、道がとても狭く、堅い葉が足に刺さって歩きにくい中を、湖のそばへと歩いていきます。

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 途中で名もない小さな湖にも行き当たりました。

 夫はコンピオーネ湖の水辺まで行ったのですが、わたしは疲れ切っていた上に、小道がそれは歩きづらいので、少し遠くから湖を眺めることで満足して、ゆっくり休みました。

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 帰りは別のコースを通って、宿まで戻るつもりでしたが、結局は、再び尾根近くまで登って、マルティーニ湖から、同じ705番コースを通って、帰ることになりました。ブルーベリーの茂みに覆われた湖の周囲は、進むべき道が分かりづらかったからです。

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 ようやく宿に帰り着いたのは、日も傾きかけた午後7時半のことです。約9時間にわたる長い散歩となりましたが、エミリア・ロマーニャ州立百の湖自然公園(il Parco Regionale dei Cento Laghi)(記事はこちら)が誇る美しい湖の数々やすばらしい見晴らしを楽しむことができて、とても充実した1日になりました。

Camminata sulla Spina dorsale d’Italia 2 (16/7/2010)

- Passeggiata nel Parco dei Cento Laghi / 百の湖自然公園の散歩
*Itinerario: Lago Martini – Passo Givarello – Monte Bragalata – Passo Compione - Laghi di Compione – Lago Martini – Prato Spilla

LINK
- イタリアの背骨を歩く1 / Camminata sulla Spina dorsale d’Italia 1
*Itinerario: Prato Spilla – Lago Verde – Lago Martini

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-28 23:07 | Emilia-Romagna | Comments(6)

イタリアの背骨を歩く1

 「イタリアの背骨」とは、こちらのアッペンニーニ山脈の尾根のことです。

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 尾根道を歩いていたときに、夫が、「まさにイタリアの背骨(la spina dorsale dell’Italia)を歩いているんだよね。」と言ったのですが、うまいことを言うものだと感心しました。ご存じのとおり、アッペンニーニ山脈はイタリア半島を南北に縦断していますし、中央が盛り上がっている様子が、背骨のように見えます。背骨にしては、かなり湾曲しているのですが。

 アッペンニーニ山脈の尾根を行く山道は、CAI(イタリア山岳クラブ)の00番トレッキング・コース(il Sentiero CAI 00)です。尾根からの眺めはすばらしく、下の地図を見ても、00番コースには道筋にそって、たくさんの赤丸があり、パノラマを楽しめる箇所(tratto panoramico)が多いことを示しています。

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 地図は、百の湖自然公園によって製作された地図、『Carta escursionistica. Le valli del Cedra e del Parma』から借用しました。(詳しくはこちら

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 7月16日金曜日の朝は、午前10時頃に、プラート・スピッラ(Prato Spilla)の宿を出発しました。705番トレッキング・コースをしばらく登ってから、後ろを振り返って撮影したのが上の写真です。下方に見える集団は、先生に付き添われた子供たちで、宿に近いパーロ湖(Lago Palo)を目指して、歩いていました。

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 苦手な登り坂がいつまでも続くので、休みながらゆっくりと進むわたしを、夫が振り返って、叱咤激励。出発地点は標高1351m、尾根道との合流地点は標高1752mで、400メートルの高さを登らなければいけないわけですから、登り道は、まだまだ続きます。道端に咲く黄色の花が美しく、夫と共に、「がんばれ(Forza!)」と励ましてくれます。

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 7月も半ばだと言うのに、まだランの花が咲いているところがいくつかありました。冬になるとスキー場としてにぎわう場所なので、奥の方にスキーリフトが見えます。尾根はここからでもよく見えるのですが、705番トレッキング・コースは、すぐに高みへと登らずに、しばらく森の中を進んでいきます。

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 ブナの木が生い茂る山道を長い間登って、森を通り抜け、さらにしばらく歩くと、遠くにヴェルデ湖(Lago Verde)が見えました。

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 かなり上方に見える尾根を目指して、ひたすら山を登り続けます。

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 辺りはブルーベリー(mirtillo)でいっぱいです。ただし、まだ実が青く、熟していません。

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 後ろを振り返ると、先ほどまで歩いていた緑の木々に覆われた森が、もうかなり遠くに、小さく見えます。

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 午後1時頃、もうすぐ尾根道というところで、このマルティーニ湖(Lago Martini)にたどり着きました。

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 足を水に浸すと、水の冷たさが心地よく、疲れを癒してくれます。周囲にたくさん見える黒い点のようなものは、無数のオタマジャクシたちです。

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 夫は、「オタマジャクシの方で避けるから、君の足に触ることはない。」と言うものの、足の近くまで寄ってくるオタマジャクシもいるので、時々足を動かしながら、足浴を続けます。夫は足浴のあと、湖の澄んだ水の中を、自在に泳ぎ回ります。

 それから、岩の上に腰を下ろして、景観を楽しみながら、昼食のパニーノをほおばりました。

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 ブルーベリーの茂みに隠れて、小さく可憐な花も咲いていました。

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 せっかくだからと、腕を伸ばして、マルティーニ湖と共に、二人の記念写真を撮影しました。当てずっぽうに撮るので、湖が頭に隠れたり、上方に追いやられたりして、3枚目でようやく、湖がきれいに撮れたのでした。

        「イタリアの背骨を歩く2」(リンクはこちら)につづく

Camminata sulla Spina dorsale d’Italia (16/7/2010)

- Passeggiata nel Parco dei Cento Laghi
*Itinerario: Prato Spilla – Lago Verde – Lago Martini

LINK
- イタリアの背骨を歩く2 / Camminata sulla Spina dorsale d’Italia 2
*Itinerario: Lago Martini – Passo Givarello – Monte Bragalata – Passo Compione - Laghi di Compione – Lago Martini – Prato Spilla

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-28 11:38 | Emilia-Romagna | Comments(4)

ラゴーニの二つの湖

 7月15日木曜日の朝、モンキオ(Monchio)のB&Bを後にしたわたしたちは、次の目的地、プラート・スピッラ(Prato Spilla)に向かいました。ただし、その前に、少し寄り道をして、コッラ峠(Passo della Colla)を通って、美しい湖が二つあるラゴーニを訪れることにしました。

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地図は、観光案内、『Destinazione Appennino Parma Est』から借用


 「峠付近は道が悪いから、車で行くのはやめた方がいい」と、宿の主人に忠告されたにも関わらず、夫がこの道を選んだのは、前日、苦労して山頂まで昇ったナヴェルト山を、真下から見上げてみたかったからです。

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 期待どおり、峠の近くからは、ナヴェルト山(Monte Navert)が、よく見えました。


 上の写真で緑の矢印で示した部分に、山頂に建てられた十字架があります。

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 ちなみに、こちらは、前日にナヴェルト山の頂上まで登ったときの写真です。(登山についての記事はこちら

 確かに峠付近は、でこぼこや穴の多いひどい砂利道だったのですが、夫の車、カングーは車高も高く、夫も車もこういう道に慣れています。峠を下っている最中に、馬の群れに行く手をふさがれたりもしたものの(記事はこちら)、無事ラゴーニに到着しました。

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 ラゴーニ(Lagoni)は、「大きい湖」を意味するイタリア語、lagoneの複数形で、すぐ近くに美しい湖が二つあるため、この名があります。その一つは道路沿いにあるので、車でも行くことができます。

 というわけで、この湖の周囲には、水辺で日光浴をしている人も何人かいました。

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 湖と道路のすぐ近くには、ラゴーニの山小屋(Rifugio Lagoni)があって、食事と宿泊をすることができます。。

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 わたしたちが、昼食に選んだのはこちら。

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 ノロジカの肉を猟師風に料理して、ポレンタを添えたもの(capriolo alla cacciatora con la polenta)です。香草や香辛料をたっぷり使い、じっくり煮込んだ肉や肉汁がおいしかったです。ボリュームたっぷりなので、わたしたちは、この一品しか食べませんでしたが、ポルチーニ茸(funghi porcini)を使ったメニューもいくつかありました。

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 百の湖自然公園の周辺は、夏でも、涼しく水分が多いので、ポルチーニを収穫できるのです。山小屋のテラスでは、採れたてのポルチーニを細切りにして、日に干して乾燥させていました。

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 経営者の中に狩りを楽しむ人がいるからか、山小屋の食堂の壁には、さまざまな動物の剥製が飾られています。ただし、上の写真を撮ったのは、中央にあるストーブが夫の気に入ったからです。

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 食事を待っている間も、この紙製のランチマットを見ていたら、退屈しませんでした。ラゴーニ周辺のトレッキング・コースが、コースの番号と共に、赤で記されています。青色で描かれているのは、百の湖自然公園(Parco dei Cento Laghi)(記事はこちら)内にあるさまざまな湖です。湖の名前や大きさ・形とともに、どのトレッキング・コースを歩けば行けるかも、一目で分かります。そして、周囲に生息する動植物も描かれています。狼、イノシシ、ノロジカ、リス、そして、ポルチーニなどなど。

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 昼食後、奥にあるもう一つの湖を見に行くことにしました。道路から見て、左側にある湖畔に沿って歩いて行きます。軽い散歩のつもりが、急な山道を登ることになり、この急斜面が、いつまでもいつまでも続きます。

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 危険や高い所をものともしない夫が、右手にある突き出した岩の上へと歩いて行き、「ここからなら湖が二つとも見えるよ。」と、わたしを呼びます。それで、おそるおそる歩いて行って、岩から見えたのが、こちらにある奥の湖です。写真の手前に見える白いものが、わたしたちが足を載せていた岩場です。

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 一方、こちらは山小屋からも見えていた、道路沿いにある湖です。反対側の湖畔を歩けば、登り道がないので楽だったことに気づいたものの、苦労して登ったからこそ、美しい眺めを楽しめたと満足して、ここで来た道を引き返しました。

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 湖付近の森を歩いていると、こんな見晴らしのいい場所にたどり着きました。

 ここから右手を見ると、再びナヴェルト山の頂を別の角度から眺めることができたので感動しました。

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 この後、ラゴーニからラグデイ(Lagdei)まで引き続き砂利道を車で進み、周囲の景観を楽しんでから、ようやく宿泊予定地のプラート・スピッラへと向かいました。ラゴーニとラグデイの間は、道路が舗装されてこそいませんが、十分整備されているので、普通の車でも問題なく通行することができます。道理で、ラゴーニに人がたくさんいたわけです。

 宿泊は、安く泊まれる大部屋なので、集団での利用におすすめです。ラゴーニの山小屋に興味のある方は、以下の山小屋のホームページをご覧ください。

LINK ⇒ Rifugio Lagoni Home

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-26 18:45 | Emilia-Romagna | Comments(2)

笑顔の力

 昨夜は、夫と二人で、Malika Ayaneのコンサートに行きました。しっとりとした歌からエネルギー全開といった陽気な歌まで、さまざまなジャンルの曲を、ご自慢のすばらしい歌唱力で披露してくれました。

 昨夜のコンサートでは、わたしも好きな『La Prima Cosa Bella』以外にも、初めて聞いて、いいなと思った曲がいくつかありましたので、また、おいおいメルマガでご紹介するつもりです。

 マリーカが歌う『La Prima Cosa Bella』の映像へのリンクは、こちらです。

「ギターは弾けないけれど
 君のためにギターを手に取って歌うよ
 (中略)
 ぼくが人生から受け取った
 最初のすばらしいもの(la prima cosa bella)は
 君の若々しい微笑みだ
 君なんだ」

 昔の歌ですが、みずみずしい恋心を歌い上げたすてきな歌です。興味のある方は、メルマガ第39号の解説(リンクはこちら)をご覧ください。

 英語の歌も多くて、中には、昔大好きで、よく聴いていた曲もあり、懐かしく思い出しました。今回の記事の題は、その英語の歌、『Smile』を思いながら、つけてみました。歌詞がすてきなので、これからも自分がしばしば思い出したいということもあり、訳してみますね。


「ほほえみなさい
 たとえ心が痛むとしても

 ほほえみなさい
 たとえ胸が張り裂けそうであっても

 空が雲に覆われていても
 痛みや悲しみに打ち勝って
 ほほえめば
 切り抜けることができるはず

 ほほえんでごらんなさい
 たぶん明日には
 日光の輝きが
 見えるはずだから
 

 顔を喜びに輝かせ
 悲しみの影を隠しなさい

 たとえ今にも涙があふれそうだったとしても
 そういうときこそ
 こらえ続けなければ

 ほほえんでごらんなさい
 嘆き悲しんでも
 どうにもならないのだから

 ほほえみさえすれば
 人生は
 それでも生きるに値するものだと
 分かるはずだから」


(人によって解釈が分かれる箇所もあると思いますが、わたしが自分で受け止めているように訳してみました。)

 この歌、『Smile』は、チャーリー・チャップリンが映画『モダン・タイムズ』のために作曲した曲に、あとから歌詞が添えられたものなのですが、曲も歌も美しく、みごとに調和しているという印象を受けます。英語の歌詞を知りたい方は、 こちらのページをご覧ください。

 YouTube上には、様々な歌手が歌った映像があるのですが、わたしが覚えているのは、映画、『マイ・ガール2』の中で歌われたもの(リンクはこちら)です。この映像の字幕がイタリア語であるのは、まったくの偶然です。

 さて、再びコンサートに話を戻します。

 残念ながら、カメラは持参しなかったので、写真はありませんが、彼女と共に曲に合わせて踊る二人組の一人が、お茶の水博士のような風貌・髪型をした老紳士であるにも関わらず、音楽に乗り切っていたり、様々に切り替わる照明やその効果が美しかったり、マリーカ自体の熱演以外にも、いろいろと楽しむことができました。

 夫が好きな歌手だからと興味を持って出かけたのですが、わたしもファンになって帰ってきました。与党の政治家の論調やマスコミの犯罪報道が、外国人や移民への偏見を助長する中で、二つの祖国を持つマリーカのような歌手の活躍と人気は、大きな意味を持っていると思います。

 応援を始める一歩として、近日中に、さっそくCDを買いに行くつもりでいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-25 17:25 | Film, Libri & Musica | Comments(0)

後味の悪いB&B

 話が少し前に戻りますが、7月13日火曜日から2日間滞在したのが、こちらのB&Bです。

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 ラグデイを朝10時に出て、コルニッリョで旅行情報を入手したのですが、夫は一目で、カサローラ村を起点とする散歩コースが気に入りました。

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 その散歩コースの一つ、農業の小道の見所は、かつて周辺地域の農民にとって大切な食料源となっていた栗の林です。栗林の中には、かつて農民たちが拾い集めた栗を乾燥させるのに使っていた小屋がいくつかあります。上の写真の小屋は、修復されておらず、今も、昔のままの姿を見せています。

 一方、栗林の中には修復(restauro)されて、宿泊もできる山小屋(bivacco)として、旅行者や住民に提供されている小屋(下の写真)も四つあって、人々が自然の中で過ごし、昔の生活に思いを馳せることができるようになっています。

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 夫は、ぜひこの小屋に滞在して、栗林の中で夜を明かしたいと考えていたのですが、人気の高い宿のようで、電話をかけると、7月いっぱいは空室がないとのことでした。山小屋に興味のある方は、以下の自然公園のホームページをご覧ください。宿泊情報や連絡先と共に、周囲の景色や内部の写真もあります。

・I Bivacchi del Parco in Val Bratica
(訳すと、「ブラーティカ渓谷にある自然公園の山小屋))
LINK ⇒ イタリア語のページ英語のページ

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地図は、観光案内、『Destinazione Appennino Parma Est』から借用

 コルニッリョ(Corniglio)付近にも宿はいろいろあったのですが、散歩したいのがカサローラ(Casarola)周辺だということで、コルニッリョで昼食をとったあと、車で南へと向かいました。道沿いに宿の案内もあるだろうし、最悪の場合でも、地図での文字表示の大きさから言って、モンキオ・デッレ・コルティ(Monchio delle Corti)は大きな村だから、宿があるはずで、この村の方がコルニッリョよりもカサローラに近いからです。

 ちなみに、赤で囲んであるのが今回の記事に関連する場所で、緑で囲んであるのは、過去の記事で触れたことがある場所です。そして、地図の下部に茶色のアステリスクを付したところが、馬がわたしたちの車の前に立ちはだかった場所(記事はこちら)です。

 ちょうど暑い日が続いていた頃のことで、この日も、昼食後、コルニッリョから、カサローラへと進む車の中は、容赦なく照りつける日光のために、ひどく暑くなりました。自然志向の夫の車には、エアコンがありません。(今は後悔しているので、次の車はエアコンつきになるでしょう。)カサローラ村近くには宿が見当たらず、モンキオ・デッレ・コルティでは、道路沿いのホテルと見晴らしの望めないB&Bしか見つかりませんでした。そこで、栗林の中の山小屋の管理人に電話をしましたが、こちらは満室です。

 午後2時を過ぎると暑さのために車内でも汗だくになるし、散歩をするにも暑すぎるので、どこか宿を見つけて、最も暑い時間帯は室内で休む必要があります。道路沿いは嫌だと夫が言うので、乗り気ではない夫とB&Bまでの長い坂道を下っていきました。

 宿の主人と話した夫が戻ってきて言うのは、「ダブル・ルーム(camera matrimoniale)は二つあって、朝食付き1泊の部屋の料金が、小さい部屋だと60ユーロで、他にもベッドが一つある広い部屋だと75ユーロ」ということです。

 トスカーナやラッツィオの魅力的なB&Bでも、高くて一部屋70ユーロと記憶しているわたしたちは、この60ユーロの部屋を見せてもらいました。すると、

・ベッドがいわゆるセミ・ダブルサイズで、二人で眠るには小さい上に、ベッドの両端と、その両脇にある部屋の壁の間が1センチほどしかなく、そのため、就寝するためには、ベッドの上を歩いて、枕元まで行かなければならない、

・衣類を置けるタンスがまったくない、

・このベッドがある寝室の横には、きちんとした専用のトイレ・シャワーもあるし、宿泊客専用という6畳ほどの大きさの台所もあるけれども、宿泊客用のはずの部屋になぜか洗濯機があって、ちょうど大きな音を立てて洗濯をしている最中である、

という状況です。

 ベッドが置いてある部屋の狭さとタンスがないことを見て、まずは夫が難色を示しました。わたしもこんな部屋で60ユーロとは高いと思いつつも、一晩くらいなら我慢できるし、何より暑さのために二人とも疲れ果てていたため、夫を説得して、この部屋に泊まることにしました。

 農業の小道の散歩を終えた翌朝、朝食のときに、初めて宿の主人の奥さんに会いました。

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 親切な老婦人で、朝食にと出してくれた手作りのパイ(crostata)が、とてもおいしいのです。昨日出会った主人の方も、散歩や旅についていろいろな情報を教えてくれました。そして、主人が自分の人生を語った著書も記念に1冊くれるということでした。(本が売れなかったのか、台所の棚の中に大量に積まれているのを、夫が発見しました。)

 部屋にはいい印象を持っていないものの、老夫婦の親切や朝食のおいしさ、連泊だと1泊あたり50ユーロと安くなることもあって、結局は、このB&Bにもう一泊することにしました。ただし、その一番の理由は、夫が歩きたがっていた自然の小道の散歩をするのに都合がいいからです。ここなら散歩の出発点に近いし、新たに宿を探しては時間と体力を浪費してしまいます。

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 実は、この7月14日水曜日の翌朝は、結局、かなり時間を無駄にしてしまったのではありますが。というのは、散歩の出発地点であるカサローラ(上の写真)のバールあるいは食料品店で、昼食用のパニーノを作ってもらおうと思い、モンキオから車でカサローラに行ったのですが、村にある三つのバールで、「パンがないので、パニーノは作れない」と言われてしまったのです。これは、カサローラ村にはパン屋がなく、モンキオまで買出しに行く必要があるからで、そのため、わたしたちはパニーノを買うために、来た道を再びモンキオへと引き返すことになりました。

 朝10時に宿を出たのに、そういうわけで、結局、リアーナ(Riana)村から散歩に出発したのは、11時半でした。小さな村では時々こんなふうに、あると思い込んでいるものがないことがあります。たとえば、カサローラにもリアーナにもとてもおいしいレストランがあるそうなのに、どちらも平日は閉店で、わたしたちは訪れることができませんでした。

 自然の小道の散歩では、すばらしい眺めを楽しみ、野イチゴを味わえて、とにかくわたしたちは、夜、満足して宿に帰りました。

 翌朝の朝食では、奥さんが、わたしたちのために、わざわざパイを新しく焼いてくれていました。これからの旅行先についても、主人がいろいろ教えてくれて、このアドバイスもとても役に立ちました。

 部屋は今ひとつだったけれども、結局いい宿だったかなと思っていたそのとき、奥さんがこう言いました。

「狭い部屋に泊まってもらって、申しわけない。次回はできれば、前もって連絡してね。そうすれば、もっと広い部屋を準備できるから。」

「でも、その広い部屋は、もう一つベッドがあるから値段が高くなるのでは?」

「あなたたちが泊まった部屋は、シングル・ルームで、ダブル・ルームは子供がいれば3人なので、料金は高くなるけれども、二人なら値段は同じ。」

 この時、宿の主人はどこかに出かけていていませんでした。

 ということは、宿の主人は、わたしたちが同じ値段を払って利用できるダブル・ルームがあるにも関わらず、高い値段をふっかけて、シングル・ルームに押し込んだのでしょうか。奥さんの言い方からすると、部屋が準備できていない、ということですが、夫が2日前に主人と話したときの会話からすると、ダブル・ルームも泊まれる用意が整っていたはずです。

 ちゃんとした広い部屋があるのに狭苦しい部屋に詰め込んで、しかも同じ料金を取って……という疑惑が胸をよぎります。いい人そうな顔をしておいて、実はちゃっかり本来より高い料金を巻き上げようとしていたのか、それとも、後から来る可能性のある3人連れの客用に、部屋を空けておきたかったのか、いずれにしても、ひどい話です。

 けれども、そんな主人の申し出を知るはずもない奥さんに、問いただすこともできず、また、そんなはずはないけれども、本当にダブル・ルームが準備できていなかったのかもしれないという可能性も皆無ではありません。

 というわけで、何とも後味の悪い滞在経験となってしまったのでありました。旅行前には、ある程度、宿の情報をあらかじめ調べておいて、自己防衛できるようにしておかなければ、とつくづく思いました。

 否定的なことはあまり記事にしたくないのですが、こういうこともありますので注意しましょう、ということで、書いてみました。

LINK ~ カサローラ村を起点とする散歩コース
・農業の小道(Sentiero Agricoltura)
 ⇒ ブログの記事はこちら
 ⇒ 自然公園ホームページの説明はこちら
・自然の小道(Sentiero Natura)
 ⇒ ブログの記事はこちら
 ⇒ 自然公園ホームページの説明はこちら

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-24 13:07 | Emilia-Romagna | Comments(2)

馬がとおせんぼう

 7月15日木曜日、宿の主人に「道が悪いから、車では行かない方がいい」と言われた砂利道を通って、ラゴーニ(Lagoni)に向かっていたときのことです。道が穴だらけで最もひどい峠付近を通り過ぎ、坂を下り始めた頃、前方に突然馬の群れが現れました。
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 イタリアの山道では、牛や羊の群れが道路を横切っているのに出くわすことは時々あります。特に、これが羊の場合は、白く大きな牧羊犬が車窓に顔を近づけて吠え立てたり、車の直前を走ったりして、危ない思いをすることも多いのですが、道路を渡る馬の群れに行き当たったのは、これが初めてです。

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 動物の好きな夫は、すぐに車から降りて、馬と交友を図ります。馬たちも、特に脅威を感じる様子も、わたしたちを威嚇するそぶりも見せず、のんびりと落ち着いて、夫のあいさつに応じています。

 問題は、このあとです。夫が再び乗車して、いざ車で先へ行こうとして、馬のごく近くまで車を進めても、馬たちは悠然として、気にも留めない様子なのです。

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 クラクションを鳴らしても平気な顔。馬に接触するまでに車を進めても、夫の緑色の車を草だとでも思ったのか、大きな顔をボンネットに近づけて、鼻先をすり寄せる始末です。

 結局夫が再び車外に出て、馬たちを手で押しやり、何とか道の左側に渡らせることに成功したので、ほっとしました。

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 思わず一句、

「馬たちよそこのけそこのけ車が通る」

 元となる一茶の俳句は、皆さんご存じですよね。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-22 17:10 | Fiori Piante Animali | Comments(4)

ナヴェルト山登頂

 カサローラ(Casarola)村から出発する散歩コースは三つあります。自然の小道、農業の小道(記事はこちら)、文化の小道。

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 7月15日木曜日は、このうち自然の小道(Sentiero Natura)を歩きました。散歩コースを記した地図(上の写真)には、自然の小道を歩くと、百の湖自然公園(記事はこちら)のさまざまな動植物の生息地を訪れ、パノラマを楽しみ、イヌワシ(aquila reale)を観察できる可能性があると書かれています。

 自然の小道は、カサローラ村から南に向かい、ナヴェルト山の頂上(1654m)まで登ってから、眺めのいい別の山道を通って、カサローラ村に戻る散歩道です。

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 ただし、今回わたしたちは、カサローラよりやや南にあるリアーナ(Riana)の村から出発し、指示された順路とは逆向きに歩きました。歩き始める前に、まずはリアーナ村の給水場(上の写真)で、水を補給します。出発は、午前11時25分。

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 村の人にナヴェルト山までの道を尋ねてから、少しずつ坂道を登ると、道端の花に色とりどりの蝶が止まっているところがありました。

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 道沿いに、野イチゴの実がなっているところもありました。時々、足を休めては、甘い熟した野イチゴを摘んで食べます。午後1時頃に、昼食のパニーノを食べました。

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 比較的なだらかな山道を3時間ほど登ると、小道は森を出て、それは見晴らしのいい尾根を進んでいきます。天気がいいので、遠くの山々まではっきりと見えました。ここまでの道は、長くはありますが歩きやすく、眺めもいいのですが、問題は、自然の小道の標示が途中から、なくなってしまったことです。ちなみに、前日歩いた農業の小道は、迷いそうなところにきちんと行くべき道筋を記した案内がありました。

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 散歩道は広くて分かりやすいのですが、道が二つに分かれるときに、それぞれどこに向かう道かを示す標示がないので、時々途方に暮れました。幸いラグデイで購入した詳しいトレッキング用の地図(記事はこちら)があったので、地図を頼りに、ナヴェルト山の頂上を目指して進んでいきました。

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 上の写真で中央よりやや奥に見える台形の山がナヴェルト山のはずです。左側が草原、右側が緑の森に覆われています。これまで見てきたナヴェルト山の写真は、頂上の周囲が広く平らな草原になっていたため、「方向や高さから言って、この山に違いない」と確信して、歩いて行きました。そこで、分かれ道では、この山の方へと向かう道を選びました。

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 ブルーベリー(mirtillo)の実がなっているところもあります。

 幸い、歩いていた道が、途中でナヴェルト山頂まで行く他の道、CAIの739番トレッキング・コースと合流したので、赤と白で道筋をしっかり示してあるCAIの739番コースを進むことにしました。

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 午後4時に、もう4時間以上も歩いたあとで、急な登り道に出くわし、くじけそうになりましたが、もう山頂が近いはずだと、気を強く持って、一歩一歩登っていきます。

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 先に登り口に出会ってから、40分ほど木々の間を歩き、森から出ると、ようやく写真で見慣れていたナヴェルト山頂の広い草原が眼前に広がりました。山頂にあたる地点に十字架が立っています。

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 わたしは、山道を5時間半登って来て、疲れ果てていたので、一直線に十字架へと向かったのですが、まだ体力に余裕がある夫は、草原の右端に向かいました。双眼鏡で何かを見ているようです。イヌワシを見つけたのでしょうか。

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 午後4時45分に、ようやくナヴェルト山(Monte Navert) の頂に到着しました。標高1654メートル。眺めがすばらしく、四方の山々を遠くまで見渡すことができます。苦労して、ここまで登ってきたかいがありました。

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 十字架の先は、と言うと、ご覧のように切り立った崖になっています。夫が草原を歩き回って、さまざまな場所から景色を眺めている間、わたしは十字架の傍らにじっと腰を下ろし、ゆっくり休みながら、眺めを楽しんでいました。

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 頂上からリアーナ村に戻るのに、自然の小道を行くとすれば、再び先ほどの急斜面を下らなければならない上、道の標示がない恐れがあります。というわけで、自然の小道ではなく、CAIの737番コースを通って、山を下ることにしました。737番コースは、上の写真の手前に見えるゆるやかな尾根を下り、やがて自然の小道と合流します。

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 そこかしこで、マルタゴン・リリー(giglio martagone)が、美しい花を咲かせています。

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 やがて小道は森の中に入り、山を下っていきます。森の中で、大きな籠を背にポルチーニを探している人を数人見かけました。

 CAI737番コースを通って、ナヴェルト山を下って行くと、道はやがて、再び自然の小道(Sentiero Natura)と合流します。737番コースをそのまま進むと、別の村に行ってしまうため、そこからは、カサローラ村へと向かう自然の小道を進みました。幸い、この後は、小道の案内標示がきちんとされていました。

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 山をかなり下り、カサローラが近づいてくると、道端に見える野イチゴの数が増えてきました。立ち止まっては、おいしい野イチゴを味わい、そうして、疲れた足を休めます。

 しばらく行くと、自然の小道は、文化の小道(Sentiero Cultura)と合流します。自然の小道はカサローラへと進みますが、わたしたちはリアーナに車を置いて出発したため、文化の小道を通って左へと曲がり、リアーナ村へと向かいました。

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 ようやく出発地点のリアーナに戻ってきました。右手に教会の鐘楼、左手に、朝水を汲んだ給水場が見えます。到着は、日が傾いて、薄暗くなり始めた午後8時頃です。

 約8時間半という長い登山になりましたが、すばらしい景色や美しい花をたくさん見ることができました。そこで、二人とも満足しながら、車で帰途につきました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-08-20 16:59 | Emilia-Romagna | Comments(0)

野イチゴあふれる山の小道 sanpo

 7月13日火曜日、ラグデイ(Lagdei、記事はこちら)を後にしたわたしたちは、ラグデイとラゴーニが属する村であるコルニッリョ(Corniglio)を訪れました。

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 こちらは、1240年に建てられたコルニッリョ城(Castello di Corniglio)です。城の内部には当時を偲ばせるものはなく、現在では、村役場の所在地になっています。城の一部には、ホステル・コルニッリョ(Ostello di Corniglio)もあり、安く宿泊できます。コルニッリョ城の裏手は広い庭になっていて、遠くの山並みが美しく見えました。

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 この裏庭側に、ホステル・コルニッリョの入り口があったように覚えています。

 百の湖自然公園(記事はこちら)の北方にあるこの村をわたしたちが訪れたのは、実は、現金を調達するためです。というのは、ラグデイの山小屋ではクレジット・カードが使えず、「ATMがある一番近い場所はコルニッリョだ」と聞いたからです。ラグデイからは車でも遠いのですが、村の観光案内所にも村はずれにある百の湖自然公園の観光案内所にも、有益な旅行情報が豊富で、パンフレットや小冊子をたくさんもらいました。

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 この中に、コルニッリョの南方にあるカサローラ(Casarola)の村を起点とする興味深い散歩コースを三つ示した地図があり、この日の夕方、早速その一つ、農業の小道(Sentiero Agricoltura)を歩きました。写真は、出発してすぐに前を通ったカサローラの教会です。

 この散歩道の見所は、農民たちが、かつて重要な食料として大切に育てていた栗林なのですが、わたしを最も驚かせ、そして一番印象に残っているのは、道沿いにしばしば見かけた野イチゴ(fragola di bosco)です。
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 これまでも、野山を散歩して、野イチゴを見つけたことはあったのですが、ごくたまに他の草に紛れて見つかるくらいです。

 それが、このカサローラ村では、歩いた小道の4分の1ほどが、野イチゴに覆われ、おいしそうな赤い実がたくさんなっていた気がします。店で見かけるイチゴよりはかなり小さいのですが、よく熟れた赤い野イチゴを摘んで口に入れると、甘くおいしくて、果肉も、口の中でとろけるように柔らかいのです。

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 農業の小道は、最初はカサローラ村の家々の間を通り、やがて、村はずれの眺めのすばらしい場所を進んでいきます。写真の右手に見えるのは、ブラーティカ川を取り囲むブラーティカ渓谷(Val Bratica)です。農業の小道を含む三つの散歩道は、このブラーティカ渓谷の魅力を発見できるようにと、設けられたものです。

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 こうした石造りのマエスタ(maestà)が、村の近辺にいくつもありました。マエスタは、村人や旅人を災難から守ってもらおうと、聖像の彫刻を石塔に設置したものです。パルマ地方東部のアッペンニーニ山脈では、16世紀から20世紀にかけて、聖像をアプアーノ・アルプスで採掘された大理石の薄板に彫刻して、家や石塔、給水場などに配置していました。

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 ようやく栗林にたどり着きました。こちらは、かつて栗を乾燥させるために建てられた小屋の一つで、こうした石造りの小屋が、農業の小道沿いに、いくつもありました。使う人のいないまま放置された小屋もありますが、そのうち数軒は、地域の自然・文化遺産を大切にしようとの目的で、きちんと修復され、自然の中で過ごしたい人のための宿泊施設となっています。夫も栗林の小屋に宿泊したがって、宿の管理人に電話をしたのですが、7月いっぱいは空室がまったくないとのことでした。小屋の周囲にテントを張っている人も何人かいました。

 小屋の前には、かつて農民たちが栗林をどれだけ大切に手入れし、そして栗を収穫した後にどうやって乾燥させたかなどが、説明してあります。自然や農業を愛する夫は、今では栗林があまり手入れされていないのを見て、とても残念がっていました。

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 中には、こんなふうに大きな栗の木もありました。小道のあちこちに、栗の木やかつての生活を物語る学習看板が立っています。

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 栗林を出ると、ひたすら登り道が続きました。道の脇に、美しい野の花が咲いています。写真の右には、野イチゴもぼんやり見えます。花を眺めたり、イチゴを摘んで食べたり、写真を撮ったりして、休憩しながら、山道を登っていきました。
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 7月だというのに、一風変わった美しいスミレの花が咲いていました。

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 下り道になってから、さらに歩くと、小道が森を出て、遠くの山々まで見晴らすことができました。

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 こちらの学習看板は、牧草地(pascoli)について説明しています。百の湖自然公園内にも、あちこちに牧草地があり、牛や馬、羊などが放牧されているからです。

 この農業の小道(Sentiero Agricoltura)の所要時間は、地図には「約2時間」とあるのですが、わたしたちは3時間後に、ようやく出発地点かつ到着地点のカサローラ村にたどり着きました。

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 何度も立ち止まっては、野イチゴを摘んで、食べていたからかもしれません。
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by milletti_naoko | 2010-08-19 15:36 | Emilia-Romagna | Comments(0)