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イタリアで英語学習

 今回は、『SpeakUp』という雑誌を、ご紹介します。『SpeakUp』は、イタリアで発行されている、英語学習者向けの月刊誌です。

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 ちょうど日本で発売されている『English Journal』に似て、毎月1冊出るこの雑誌には、インタビューやニュースなど、多彩な英語の音声が、合計1時間ほど吹き込まれたCDがついています。

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 上に見えるのは、雑誌付属の音声入りCDが入った紙のケースです。右の写真は、このケースの裏面で、収録された音声教材の内容や分数が、順に記されています。

 雑誌の表紙には、購買意欲を高めるためか、映画俳優が多いのですが、収録されている英語は、俳優のインタビューだけではなく、スポーツ選手、作家、歌手、政治家など、さまざまな分野で活躍する人の言葉や、英米の興味深い場所やできごとを語ったニュースや出来事など、多岐にわたっています。毎月最初の五つほどは、語彙が優しい素材をゆっくり読み上げたものが収録されていて、雑誌本体には、収録された英語の全文が書かれ、それぞれの素材の難度がA1、C1などと記され、イタリア語訳はありませんが、鍵となる言葉をイタリア語で説明した語彙の解説がついています。『English Journal』と違って、雑誌の構成が音声教材中心で、それ以外の内容はほとんどなく、また対訳もありません。ただ、イタリアでは、映画館でもテレビでも、映画が吹き替えで放映されることがほとんどなので、英語を耳にする機会が少ないため、しっかりした英語を繰り返し聞いて、耳を慣らそう、英語のブラッシュアップをしようとするには、とても便利な教材だと思います。『SpeakUp』(ホームページはこちら)は、CDつきで1冊5.9ユーロなのですが、わたしは昨年の春から1年間、年間購読をしていました。送料込みで、年間46ユーロ(40%割引)ととてもお得だったからです。(年間購読できるページはこちら

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 イタリアに長く暮らしているうちに、鈍ってきた英語の力をたたき直そうと、昨年の初めに、はるばるイタリアから、日本の『ENGLISH JOURNAL』の年間購読を申し込んだあとになって、この雑誌の存在を知りました。学習情報は『English Journal』の方が圧倒的に多いし、音声CDに収録された英語については、語彙の説明だけではなく、日本語の対訳もありますが、日本から取り寄せるとなると、送料と関税のために、料金が非常に高くなります。

 どちらの教材にしても、繰り返し聞くことを前提として作られているからか、人生を生きる上で、示唆に富むような人物のインタビューや興味深い話がたくさんあります。『SpeakUp』のCDに含まれた、ジョージ・クルーニーのインタビューでも、話題は俳優としての仕事や私生活ではなく、彼および他の著名人の社会奉仕活動が、中心になっています。また、『SpeakUp』には、毎月、英国人男性とイタリア人女性のカップルの間の文化的衝突を、英国人男性の視点から描いたエピソードが、挿入されています。それぞれの国、男女における行動・心理の違いが、誇張して描かれていて、そのために起こるハプニングがそれは楽しくて、毎月楽しみながら聞いています。

 最初のうちは、単に家事をしながら聞くだけではなく、教材に目を通したりもしていたのですが、最近はすっかり怠けて、アイロンがけをしたり、料理をしたりしながら、耳にするだけになってしまいました。聞くだけで内容が大体分かるというのも、学習のつめが甘くなる理由です。ただ、1年間同じ時期に、日本とイタリアの英語学習雑誌を共に講読し、それぞれのCDを代わる代わる聞いてみると、『English Journal』では日本に、『SpeakUp』ではイタリアに関わりのある人物や出来事、あるいは、それぞれの国で関心を呼んでいる人物や話題を、中心に取り上げているということが、当たり前ではありますが、よく分かりました。実際、『English Journal』のCDを聞いていると、よくJapanと日本が登場するので、夫が「なぜこんなに日本のことが話題に上るんだ」と、聞き取れる内容が少ないためもあって、いぶかっていました。

 今ちょうど、両誌の1年間の購読期間が過ぎたところなのですが、実はまだ封を開けていない雑誌・CDさえあります。もう1年は繰り返し、同じCDを聞きながら、雑誌の方にもたまには目を通して勉強できたらと思っています。

関連記事へのリンク
- 英伊仏ヒアリングマラソンと注意点

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by milletti_naoko | 2011-03-31 23:51 | Notizie & Curiosita | Trackback | Comments(3)

伊マスコミと地震報道3~日本人のわたしたちからの呼びかけ2

 イタリアでの報道は、日本にも触れるものの、リビア紛争の方に、重点が移りました。イタリアはNATOの加盟国として戦闘にも参加し、一方では、チュニジアやリビアから、ボートに乗って、大量に自国沿岸に押し寄せるという問題も、抱えているからです。

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 そうは言っても、やはり日本の放射能汚染についての扇情的報道が気になる中、相澤さんの方から、日本女性のわたしたち3人から、イタリアのマスメディアへの訴え(記事はこちら)が、冒頭の部分だけ、『Terra』という新聞(上の写真)に取り上げられたという連絡をいただきました。

 そして、オンライン新聞、『Articolo 21』にも、前回の記事に続いて、中澤さんの記事、そして、わたしが、被災地への義援金情報の提示をと訴える記事が、掲載されました。以下、最初の記事については重複になりますが、これらの記事へのリンクをご紹介します。

Articolo 21.info – giornale on line per la libertà di stampa(↓↓ Sotto i Link per gli articoli)

-La nostra riflessione su ciò che è accaduto in Giappone. E sull’informazione italiana – di A. Nagasawa, N. Okada e N. Ishii

-No al giornalismo sensazionalistico che ferisce e non informa – di Ai Nagasawa

-Notizie che possano contribuire a sostenere i terremotati del Giappone - di Naoko Ishii

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 被災地への支援が、イタリアで風化することのないように、放射能汚染の恐ればかりが取り上げられないように、少しでも、状況を改善していけたらと願っています。イタリアのマスメディアに訴えかける、こうした記事が、できるだけ多くのイタリアの方の目に入るように、ツイッターやフェイスブックを利用されている方に、協力していただけると、助かります。

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by milletti_naoko | 2011-03-31 23:30 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(2)

天皇のスピーチ

 被災に遭った方々を励まし、日本国民に贈られたその言葉は、イタリアでも、すぐにテレビニュースで取り上げられました。

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3月24日発売発売の雑誌、『Corriere della Sera - Sette』から。


YouTubeメッセージ映像へのリンク(↓↓)
YouTube - 天皇陛下 被災者へのメッセージ / 東北関東大震災.flv(5:48)

 震災で亡くなった人、苦しむ人、救助にあたる人々、被害を受けなかった地域の日本国民、それぞれの立場の人を思いやって、穏やかに語りかける、その温かい言葉の一言ひとことに、胸を打たれました。何か自分の中で形にならない思いを、代弁してくれているようにも、感じました。

 実は、わたしは、もともと天皇制には反対で、それは戦争責任や将来また政治的に利用される可能性が否めないという他に、皇室に関して「血・家柄の尊さ」を語る報道などが、結局は人々に「血や家柄の貴賤」の存在をたとえ潜在的にであってでも意識づけて、部落差別などの差別の存続につながっていくのではないか、と考えるからでもあります。

 映画、『英国王のスピーチ』(記事はこちら)では、後に国王ジョージ6世となる主人公が、兄の退位によって国王とならねばならぬことを恐れ、妻が「王族なんかとつきあいたくはないと思っていたけれど」と、夫を励ますくだりがあります。皇室に生まれただけで、あるいは関係するだけで、プライバシーや、一般の国民であるわたしたちが楽しめる自由が、ひどく制限されてしまうことにも、疑問を持っています。

 ただ、やはり国の象徴とされるだけあって、今回、ふだんは表舞台に立たれない方が、あえて贈られたメッセージに励まされ、苦しい中で希望を見出された方、あるいは自らにできることをしようと奮い立たれた方も、きっと多いことと思います。

『英国王のスピーチ』で、ジョージ6世が、自らの吃音を克服し、戦争に突入した英国の国民を前に、戦争の意義や英国の役割を語り、不安に襲われた国民を勇気づけていった、その場面が、今回の被災地へのメッセージと重なりました。

 命を失われた方への悔やみ、少しでも多くの、そして早くの行方不明者が救助されるようにとの願い、寒さと飢えの中で苦しむ人々の苦労、その中でも強く生きようとする方々の雄々しさへの感動、被災した方を思っての心痛、救援活動に携わる人々への感謝、ねぎらい、海外のメディアの日本への賛辞、海外の国の温かい支援への感謝。「希望を決して、失わずにいてください。一緒に苦労を乗り越えましょう、日本人皆が支え合っていきましょう。」

 わずか6分足らずの言葉ですが、込められた思いの大きさ、深さ、視野の広さに、国の象徴という重い立場を、国民への慈愛を持って背負われている方、そういう立場に、ふさわしい人柄を持たれた方なのだ、と感じました。

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 そして、「これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを、衷心より願っています。」という、この願いの言葉は、3月28日付の米雑誌『TIME』(記事はこちら)にも、オバマ米大統領の言葉を3位に押さえて、一番に掲げられています。

 まだ余震も続き、被災地の方々がまだ苦しみの多い生活を送られている上に、放射能汚染の問題で、被災地から遠い地方でも、心配や不安がなかなかぬぐえない状況ではないかと思います。日本はきっと大丈夫、日本の科学技術力と根性があれば、原発の問題も解決し、震災後の復興もできると信じています。

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by milletti_naoko | 2011-03-31 17:10 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(6)

日本の桜1 はじめに

 久しぶりに日本の美しい桜が咲くのを見たいと、同僚の先生方に無理な時間割変更をお願いして、花見の時期に帰国したのは、2009年3月末から4月上旬にかけてのことです。
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京都、渉成園(Giardino Shosei-en, Kyoto) 2009/03/29


 朝、目が覚めると日が差すのが見えるように、日本に住んでいた頃は、春になれば、花盛りの桜を眺めては、花の美しさに感嘆し、花びらの舞う木の下でのおしゃべりを楽しんでいました。それが、イタリアに住み始めて、桜が花開く時期に日本にいない年が重なって初めて、実は、花見は、わたしにとって単なる習慣ではなくて、人生の時を刻んでいく上で、なくてはならない機会なのだということに気がつきました。木全体がいっせいに花を開くような、そんな桜の美しさに、自分が、勇気づけられ、生きていく心の、そして生命力の糧も受け取っていたのだと、実感したのです。

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京都、渉成園(Giardino Shosei-en, Kyoto) 2009/03/29


 これから少しずつ、この2年前の旅行の際に、訪れた寺社や桜をご紹介していくつもりです。美しい日本とその桜が、わたしに与えたくれた感動や喜び、そして力が、少しでも日本の皆さんに、そして、日本の美しさが海外の人に伝わりますようにと願いながら。ちょうど花見の時期なので、桜を訪ねて歩こうという方の参考にもなれば、幸いです。


↓↓ 関連記事・LINK per gli articoli relativi ai ciliegi /templi giapponesi

-「花よりだんご」のイタリア人? / Fioritura del ciliegio a Perugia
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-イタリア、里の春 / Fioritura nel nostro orto
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-筍とさくら ~ 京都の春 / Primavera in Kyoto – Germogli di Bambù e Fioritura dei Ciliegi
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↑ 京都(長岡京周辺)~向日神社、光明寺、長岡天満宮とその桜


-イタリアの方言と日本語特訓の成果その3 / Allenamento intensivo di Giapponese
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↑ 彦根の龍澤寺(写真のみ) / Giardino del Tempio Ryotan-ji, Hikone


京都、醍醐寺の桜 / La fioritura dei ciliegi – Tempio Daigo-ji, Kyoto
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-桜の花咲く部屋 / Soffitto che rievoca la fioritura dei ciliegi
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↑ 奈良の氷室神社&京都嵐山、大覚寺の大沢池
Himuro-jinja, Nara & Lago Osawa, Tempio Daikaku-ji, Arashiyama, Kyoto


-「日本がアジアの覇者に」 ~イタリアのニュース記事から / Giappone campione d’Asia
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↑ 京都御苑 / Kyoto Gyoen (Kyoto Imperial Palace Park)


-「ザッケローニ、日本、おめでとう!」 ~イタリアのニュース記事から2 / Giappone campione d’Asia II
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↑ 京都の東寺 / Tempio di Toji, Kyoto


LINK
京都の美しい桜 / Spettacolare Fioritura dei Ciliegi in Giappone con foto ↓↓
-- 京都、醍醐寺の桜 / Tempio Daigo-ji, Kyoto
Fioritura dei Ciliegi a Kyoto, spiegazioni anche in italiano ↓↓
- 日本の桜2 京都大原三千院 / Tempio Sanzen-in, Kyoto
- 日本の桜3 京都大原実光院 / Tempio Jikko-in, Kyoto
- 日本の桜4 京都大原宝泉院 / Tempio Hosen-in, Kyoto
- 日本の桜5 京都、渉成園 / Giardino Shosei-en, Kyoto

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by milletti_naoko | 2011-03-30 15:47 | Giappone | Trackback | Comments(8)

Primula(プリムラ)

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Primavera, dove sei?  / 春はどこ?

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Rimane ancora l’inverno? / まだ冬かしら。

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In montagna camminando, / 山を歩けば、

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Mi troverai subito. / すぐわたしに気づくはず。

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Un fiore color crema. / クリーム色の小さな花に。

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Là le mie sorelle. / ほら、あそこに、わたしの姉妹も。

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Arrivata la primavera! / 春はもう来ていますよ!

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(↑↑)Fiori di primula e paesaggi visti durante la passeggiata del 26 marzo fino al Faggione. Erano bellissimi anche i fiori di CROCO.

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(↑↑)3月26日に、ブナの巨木まで、山を登ったときに、見かけたプリムラの花と景色。イタリア語では、primulaと書きます。和歌の折り句ふうに、イタリア語詩の行の初めに、花の名を並べてみました。この日の散歩中に出会ったクロッカス(croco)に興味のある方は、こちらをご覧ください。

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LINK・関連記事
-春山のトレッキング ~ブナの巨木を目指して/Passeggiata in primavera – verso il Faggione 
-色づく秋山とブナの巨木/Passeggiata fino al Faggione tra i colori d’autunno
-Croco(クロッカス)

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大きなブナの木の下に、パン、チーズ、プロッシュット、サルシッチャを並べて、昼食


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by milletti_naoko | 2011-03-28 23:28 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

悲しみの聖母

 昨日、3月27日日曜日の午後、夫の属する合唱団、コラーレ・テティウム(Corale Tetium)が、キリストの受難と聖母マリアの悲しみを、合唱と朗読を通じて描き出す聖劇、『Mater Dolorosa』(悲しみの聖母)に、参加しました。

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2010とあるのは、2011の間違いです。


 会場は、アッシジ郊外のサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会(Basilica di Santa Maria degli Angeli)です。

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 教会内は、撮影禁止ですので、聖劇(sacra rappresentazione)の行われた様子は、文章でご説明します。

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 こちらが、コラーレ・テティウムが、今回歌った歌です。『Stabat Mater』(悲しみの聖母)などの聖母の心痛を歌い上げる歌、イエス・キリストの受難を語る歌が、並んでいます。

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 歌の合間に、朗読者が、最後の晩餐から、イエスの裁判、十字架上での死まで、聖母マリアの苦しみや心の叫びに重点を置いて語った文章を、読み上げていきます。朗読者は男女二人。登場人物の発する言葉については、読むというより、むしろ声高に演じる形で、聴衆を引き込んでいきます。

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 朗読はやがて、イエスが復活を前に、アダムたちと出会い、自らの死を通じての神による人類の救済、神の愛を説く場面で終わりました。この場面に続いて、合唱団が、神の愛をたたえた『Ubi Caritas』を歌い、聖劇をしめくくりました。

 合唱団は、このあと続いたミサの間も、教会付属の合唱団と共に、聖歌を歌いました。ミサの説教の中では、「のどの渇きをうるおす普通の水、飲んでもやがてのどが渇けば再び必要となる水」と「魂の渇きをうるおし、もう水が必要ではなくなる水」が対比されていました。後者は、本来はキリストの教えや神の愛のたとえなのでしょうが、カトリック教徒ではないわたしは、この対比に、「いつまでも飽くことのない物への欲望」と、「心の充足、物がない中でも満足できる心の在り方」との対比を、重ね合わせながら聞きました。今、震災や経済危機で、日本の物質的豊かさが揺らぎつつあるときに、真に大切な豊かさ、心の豊かさが、日本の皆さんの中に息づいていることが、すばらしいと思います。艱難にあっても、強く、前向きに生きる被災地の方々、そして、それを支える日本の皆さんの在り方。

 冬のあとに春が訪れるように、受難と死のあとにキリストが復活するように、そして、イエスと聖母の苦しみの大きさの分だけ、復活の際の喜びがいっそう大きいように、今回の大地震を経ても、日本は、国民どうしが苦難を通じてより団結し、お互いを思いやる国として、新たな成長、復興を遂げるはずだと、聖劇やミサに耳を傾けながら、心の中で、確信しました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-28 14:36 | Feste & eventi | Trackback | Comments(0)

Croco(クロッカス)

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Camminando verso l’alto,  / 山道を登りてゆけば

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Rumore dell’acqua, dolce nel cuore. / 水音の響きやさしく

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Ora qui rimane la neve, / 今ここに残る白雪

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Crea cascate lungo i sentieri, / 滝水となりて流るる

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Ove spuntano i fiori sui prati. / 山の野に紫の花

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(↑↑)Fiori di croco e paesaggi visti durante la passeggiata di oggi

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(↑↑)今日の散歩中に見かけたクロッカスの花と景色。crocoは、イタリア語で「クロッカス」。和歌の折り句ふうに、イタリア語詩の行の初めに、花の名を並べてみました。

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by milletti_naoko | 2011-03-26 23:53 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

伊マスコミと地震報道2~日本人のわたしたちからの呼びかけ

 日本語や英語が分からず、情報源をイタリア語に頼っているイタリア人は、住む場所がイタリアであるにせよ、日本であるにせよ、こうした不安を煽るようなイタリア語の地震報道ばかりを見聞きして、やがてそれをうのみにすることになります。日本に暮らしていても、心配する家族に毎日帰国をせきたてられ、自分自身も日本語が分からないので、家族の言葉、イタリアの報道を信じて、恐怖や不安に襲われて、帰国を考えるイタリア人がいます。一方では、イタリア人で、イタリアの家族に、「自己中心的」、「頭がおかしい」と非難されながらも、日本語・英語のニュースで情報収集をして、自分の暮らす地域は、関東であっても安全だと判断し、愛する日本、自分に多くを与えてくれた日本に残りたい、というイタリア人もいます。

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昨日購入した3月28日付の米雑誌、『TIME』。この雑誌への言及は、記事の最後に。


 過剰に不安を煽り立てる報道は、単に間違った情報を伝えているというだけではなく、こうして、必要以上の不安を人々に感じさせて、不要な帰国を決意させ、人生の軌道を逸らし、また、上述のように、本来は被災地で不安を抱えている人を励ますべきイタリアの家族が、逆に辛辣な非難や叱責で、余計にストレスを与えて、辛い思いをさせ、家族関係に軋轢を生じさせてさえいます。こういう軋轢は、イタリア人と日本人の夫婦の間にも、日本で、あるいはイタリアでも、あちこちで生じています。夫のイタリア人は、イタリアの情報を信じ、母国の家族の懇願に打たれて、日本からの早急の帰国を考え、一方、日本人の妻は、東京周辺でも、それほど危険がないと考えて、帰国など視野に入らない。お互いが、互いが根拠とする地震情報の大きな食い違いに気づき、あるいは譲り合って、いったん関東よりもさらに西に移住するなど、妥協点を見つけられればいいのですが、相手の立場、そういう考えに至らせた地震報道の在り方が分からないと、問題の解決が難しいのではないかと思います。

 また、こうしたいたずらに恐怖を煽る報道、にも関わらず義援金情報のない地震報道は、わたしも見ているうちに、まずはむやみに不安な気持ちに、襲われました。そして、後から日本の報道を見て、そんなことはないと胸をなでおろしながら、TG1、TG2への不信感を募らせていきました。Raiのニュースはまた、今回の地震が与えた日本経済的打撃や地震の被害額にも、詳しく触れていました。にも関わらず、ふだんは頻繁にある義援金の寄付の案内がまったくないことへの怒りがわき、少しずつふくらんでいきました。

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 前回の記事でも書きましたが、イタリアにも、Skyを中心に、日本の大地震やその被害、放射能汚染の危険性について、いたずらに不安を煽ることのない報道は、存在します。ただ、Skyは契約金を払って契約しないと見ることができないため、結局国営放送であるRaiのニュースを見る人、そして、そのニュースを信じ込む人が多くなります。こうした扇情的な報道は、さらに、テレビニュースだけではなく、信頼する人の多い、二大有力紙、Corriere della Sera、la Repubblicaにさえ、登場することがあります。

 それで、わたしは地震発生以来、インターネット上で、主にイタリア語で、イタリア語の地震や原発事故の報道が、過剰に不安を煽りがちで、信憑性のない場合も多いことを、繰り返し伝えてきました。恐怖に陥ってまったく聞き入れる耳を持たない人もいれば、イタリアの一般人やジャーナリストで、耳を傾けて、こういう訴えや、本来日本で報道されている内容、あるいは他の海外メディアによるイタリアほど扇情的ではない情報を、インターネット上に広めていくのに、力を貸してくれる人もいました。

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 ただ、最近になって、いただくコメントを拝読していて、イタリアに暮らしている日本の方の中にも、たとえば留学生活を送っている方で、家にテレビはあっても、Skyの契約はなく、インターネットに24時間接続できる環境にいないために、地震の情報を、主にイタリア語のテレビニュースや新聞から得て、それで、すっかり不安を抱かれている方も、意外と多いのではないか、と思いあたりました。確かにわたしも、学生のときは、インターネットは、必要なときだけに、インターネットカフェなどに出向いて利用していました。テレビのないアパートに暮らしたことさえ、多くありました。

 近くに、日本人でイタリアに長く住んでいる方がいたり、しばしば日本の家族と連絡が取れる環境にあれば、そういう不安もぬぐわれるかと思うのですが、もしかしたら、そのどちらも、頻繁にできる状況ではなく、イタリアの報道を中心に、地震のニュースを得て、必要以上に、恐怖や不安を抱いている方が、わたし自身にコメントをくださって、そうした不安を語ってくださった方以外にも、いらっしゃるかもしれない…… それが、今回、初めてこの件を、日本語で書いた理由です。執筆の動機にはまた、上に述べたように、イタリア語での報道と日本語のニュースに大きなギャップがあることを、もし、そのために家庭内で問題が起こっているようであれば、知っていただきたかったということもあります。日本で暮らしていると、Raiのテレビニュースがどんな地震報道をしているか、そして、それがイタリアの家族や知人に、どんな不安を抱かせているかが、分かりにくいかと思ったからです。

 イタリア人の配偶者や家族が、こうした扇情的な報道にふりまわされている場合には、もしイタリアにお住まいであれば、たとえば、テレビであれば、SkyTG 24やRai News24のニュースを、一緒に見てみてください。また、最近はイタリアのマスコミやイタリア人のブロガーの中にも、こうしたイタリアの過剰な報道を告発し、現状はどうであるかを述べた記事も多くあります。ぜひこうした記事を、イタリア人の身内に、読んでもらってください。

- Diritto di Critica
Giappone: blogger contro i media, “scrivono falsità”. Tra i nomi anche Repubblica e Corriere

- Marco Togni a Tokyo – Blog in diretta dalla capitale del Giappone
Un messaggio di Federica, residente a Yokohama

- Corriere Della Sera.it
Giappone, bacheca online delle bufale giornalistiche sul dramma nucleare. Blogger raccoglie errori ed esagerazioni della stampa

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 あちこちでイタリア語や日本語で、イタリアの地震報道が扇情的であり、信憑性のない場合もままあることを訴えていたら、ローマと京都で、マスコミ関係の仕事にも携わっている二人の女性から、イタリアの報道機関に向けて、日本人として訴えかける記事を、一緒に書いてみないかというお誘いがありました。そうして提出した原稿は、これから少しずつ、イタリアのオンライン新聞、Articolo 21 (Associazione per la difesa della libera informazione)に、4回に分けて、少しずつ取り上げられていくことになりました。以下は、その最初の記事へのリンクです。

- Articolo 21.info – giornale on line per la libertà di stampa
La nostra riflessione su ciò che è accaduto in Giappone. E sull’informazione italiana

 この記事では、まず各人の記事の導入として、イタリアにおける扇情的な地震報道のために、わたしたち日本人が、怒りや悲しみを覚えたことが語られています。今後は、3人の記事が、1度に一つずつ紹介されていく予定だと、執筆を提案してくださった長澤さんの方から、おうかがいしています。各自の分担した記事では、わたしは、イタリアの各報道機関に、日本の被災地への義援金情報を、より積極的に伝えていってほしいと、訴えています。

 イタリアの報道が過度に恐怖を煽り立てるものであるのは、実は今回の地震に限ったことではありません。この点については、また別の機会に述べてみたいと思います。また、同時に、日本での報道が、たとえば放射能汚染の可能性や危険度をすべてをくまなく伝えているかというと、それにもやはり疑問はあります。

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 そこで昨日は、仕事でペルージャの中心街に出向いたついでに、アメリカの雑誌、『TIME』を購入してきました。最初の写真は、その表紙です。昨日は1日中忙しかったので、とりあえず、いくつかの記事を読み、全体に、ざっと目を通してみました。悲惨な災害の最中でも、秩序を守り、尊厳と勇気のある被災者の方々の行動や在り方をたたえている点は、イタリアの報道、また他の世界各地の報道に通じるものがあります。

 ただ、日本やイタリアの記事と比べて、特に印象に残ったのは、地震発生の様子や原発事故発生の原因を、簡潔かつ的確に伝えている点、そして、記事の叙述が非常に客観的であるという点でした。また、日本があまり原発での進捗状況を逐一発表しないのも、損傷した原子炉の状況に関する情報は得てして不完全で、刻一刻と変わりうる可能性があるからだとも、書かれていました。日本やイタリアの報道をいくら見聞きしても漠然としていた今回の地震、津波、原発事故の全貌、またその世界経済への影響が、骨子だけを、けれど必要な事項は確実に記事全体の中に位置づけて語る記事を読んで、なぜかすっと、頭に入りました。しかも、被災者への追悼と、詩的な響きさえ、感じられる文章なのです。これから、さらに記事を読んでみて、またこれはと思うことがあったら、ブログでもご紹介していきたいと思います。

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by milletti_naoko | 2011-03-25 14:44 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(14)

伊マスコミと地震報道1

 3月11日に起こった東日本大震災については、多くの被害、大勢の犠牲者を出した上に、今なお、被災地で苦しむ方も多く、余震や福島第一原発の事故による放射能汚染など、心の深い傷の上にさらに、なかなか不安の要素が消え去らず、わたしも日本のニュースや日本の方の声を聞きながら、心を痛めつつ、遠くから今自分にできることは何かと考えてきました。

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見出しは、「日本―尊厳と勇気の日々」。本日発売の雑誌、『Corriere della Sera - Sette』から。

 ツイッターやフェイスブック、ブログなどで、被災者の方に特に重要と思われる情報を回していく一方で、イタリア人で今回地震を経験した人や被災をした方が、もし日本語が分からない場合でも、何とか必要な情報が得られるようにと、大切と思われる情報を、日本語や英語からイタリア語に訳して、伝えてもみました。

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 地震発生直後は、NHKの地震中継が24時間見られるようになっていて、それが海外でも見られるため、主にNHKのニュースを見ていました。ただ、イタリアのテレビニュースの方が、放映時間が短いだけあって、要点や全貌が分かりやすいかもしれないと思い、最初の3日ほどは、国営放送Rai1、Rai2のテレビニュース(telegiornale)~番組名は、それぞれTG1、TG2~でも、日本の地震が報道されているときは、テレビの前に駆けつけました。

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 それを途中でやめたのは、TG1やTG2が、津波が家を押し流す場面や原発の事故、放射能汚染の恐れなど、恐怖を煽るような映像や言葉ばかりを中心に繰り返す上に、日本の報道に比べて、危険や悲惨さ、犠牲者の数が誇大に伝えられていたからです。地震発生数日後、Rai2だったかで、明かりの消えた東京の町を映し出しでは、「東京からは、放射能汚染を恐れて、半数がもう都会を後に、南へ向かいました。」と言い、都内でマスクをした人々の映像を映し出しては、「皆、放射能汚染を恐れて……」。福島第一原発で、深刻な事故が続くずっと前から、放射能の危険性を強調し、はや第二のチェルノブイリかのような報道が続いていました。わたしとしては、30分という短いニュース枠の3分の1も、日本の地震報道に充てていながら、義援金についての情報がまったくないことも気になりました。ただ、これはRaiの放映についてであって、Skyのテレビニュースでは、過度に恐怖を煽ることもなく、日本の方々が大きな被害にもくじけぬ様子をたたえ、また義援金の情報も頻繁だということです。イタリアのジャーナリストの方からは、同じRaiのテレビニュースでも、Rai News24の報道には、専門性があり、偏りがないと教えていただきました。

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 日本で地震にあったイタリア人に、必要な情報を与えられたらと、イタリア外務省の危機対策課(Unità di Crisi)のフェイスブックのページにも、時々目をやっていました。すると、地震発生直後から、地震と放射能汚染の恐怖のあまり、パニックに陥ったイタリア人たちのコメントが、次から次へと続き、エスカレートしていきました。特に、多くのメンバーが震災時に来日していたフィレンツェ歌劇団(Maggio Fiorentino)のメンバーやその家族からは、なぜ外務省はすぐに団員を帰国させないのだ、また、メンバーの何人からかは、なぜ帰国の手段を便宜してくれないのかという非難が、絶叫や脅しに近い言葉で、続々と寄せられていました。

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 これほど被害の大きい地震には慣れていないので、また地震が来るかもしれないという恐怖もあったでしょう、イタリアのニュースが放射能汚染を過剰に騒ぎ立て、恐怖に陥った家族から急きたてられて、泣きつかれて、団員たち自身も、やはり日本の報道より、自国の報道や家族の訴えを信じたのでしょう。結局、市や国の意向もあって、途中で公演を切り上げて、帰国することになりました。イタリアでの放射能汚染報道がむやみに危険を叫び立てているだけで、東京には脅えるほどの危険はありませんよ、と、英語のニュースのリンクも貼りながら、こうしたイタリア人の恐怖心を抑えようと、わたしもイタリア語で書いてみましたが、彼らが信じるのは、イタリアの報道であり、「日本は事実を隠蔽している」という言葉が返ってくるばかりでした。このフェイスブックのページには、激しい非難のコメントがあまりにも多いので、最初は危機対策課が、「根拠のない誹謗中傷ばかりのメッセージはこちらで判断して削除します」というメッセージを時々入れていたのですが、最終的には、数日後に、「あまりに感情的な発言やいたずらな悪口雑言が多い」という理由で、外部からの書き込みができないようになり、これまで書かれていた発言も、見えないようになってしまいました。(つづく)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-24 22:49 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(10)

花市で春を先取り sanpo

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 3月19日土曜日に、リッチョーネ(Riccione)で催された花市、Giardini d’Autore
を訪れました。

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 昨年9月にも、さまざまな植物や庭づくりのアイデアが満載のこの花市を楽しんだのですが(記事はこちら)、今回は春先であるため、色とりどりの花が、そこかしこで、美しい花を咲かせていました。

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 レモンやみかんを始め、さまざまな柑橘類の鉢植えも、売られていました。手前のレモンの木には、実がたわわになっています。数年前に、ナポリ近くのイスキア島を訪ねたときは、2月だったのですが、あちこちで、大きな木に、重たくおいしそうなレモンの実が、こんなふうに、すずなりになっているのを、見かけました。

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 会場には、大勢の人が訪れて、春の庭を飾ってくれる花や植物を選んでは、購入していました。

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 ちょうど咲き始めたばかりの椿やツツジも、色とりどりの花が売られていました。

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 わたしは、こちらの白い花弁が桃色に縁どられたツツジと、その左手に見える、ピンク色の鮮やかなツツジの鉢植えを、購入しました。椿やツツジなど、日本を偲ばせる花を、少しずつ我が家に増やせていけたらと、思っています。

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 こんなふうに、植木を動物などの形に剪定したり、ハートの形にしつらえて、展示している店もありました。

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 「わたしたちには夢があります(Abbiamo un sogno)」という看板を掲げたこちらの店では、かつてはイタリア各地で森や野原を覆っていたのに、今は見かけることが少なくなった野の花を、再び家庭の庭やテラスに咲きほこり、存続していくようにという願いをこめながら、鉢植えにして、販売しています。夫はこちらの店で、自生の水仙の鉢を購入しました。

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 庭を自分の好みに、作り上げるのに役立つような品物も、いろいろと売られていました。

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 本物と勘違いして、鳥たちが寄ってきそうな鳥の置き物もあれば、真っ赤なハートがかわいらしい飾りもあります。

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 鳥の巣箱も、さまざまな形や模様のものが、並んでいます。

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 花を使った、色や形の美しい、さまざまな飾りも、売られています。

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 花や庭づくりに関する本も、たくさん並んでいました。わたしは、この店で、チェゼーナ出身の女性詩人が、自然を歌っている詩集を、購入しました。

 花や庭仕事がお好きな方は、機会があれば、ぜひ一度、こちらの花市を、訪ねてみてください。次回は、今年9月に予定されているようです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-03-21 15:42 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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