<   2011年 05月 ( 20 )   > この月の画像一覧

香るオムレツ

 昨日の夕方、階下に下りると、それはそれは香ばしい匂いが、義父母宅いっぱいに立ち込めていました。

 Ieri sera sono andata da mia suocera e un buon odore riempiva l'appartamento. Cucinava la frittata con l'aglio giovane!

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 あんまりいい香りがするので、つい自分も食べたくなって、畑に行って、野菜を引き抜き、こちらのオムレツ(frittata)を作りました。いい香りの正体は、写真で卵の間に見える、白と緑の野菜です。

 Subito è venuta la voglia di farla anche a me e sono andata all'orto a prendere gli agli giovani. Buonissimi sia l'odore che la frittata! Grazie mille, Pompilio e Giuseppina per avermi dato ispirazione e averci procurato uova e agli.

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 畑から掘り出してきたばかりの写真はこちらです。掘りたてで、まだ、土と根と皮のついているのが、右の二つ。左の方は、外皮を取り去り、根を切って、刻めば食べられるように準備したものです。皆さん、何だかお分かりですか。ネギだと思った方は、こちらの記事(記事はこちら)を、お読みください。

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 上の青い部分を取り去り、地中にあった白い部分だけを、半分に切って、拡大してみました。もうお分かりですね。

 そうです。この野菜は、まだ若々しく、一つひとつの実が分化していない状態のニンニク(aglio)なのです。前回ご紹介した写真に比べると、かなり実の部分が大きくなり、店で見かけるニンニクの大きさに近づいては来ましたが、まだ外皮は白く柔らかく、ニンニクの実を個別に包む薄皮も、できていません。

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 ちなみに、こちらが店で売られている普通のニンニクです。ペルージャのスーパーでは、こうしたニンニクが三つ、四つ入ったものが、1.50ユーロほどで売られています。今うちにあるのは、こちらのイタリア産のニンニクで、産地はフェッラーラ。なんとDOP (Denominazione d’Origine Protetta、「保護を受けた原産地呼称」)の指定まで受けた品です。店によっては、スペイン産・アルゼンチン産・中国産など、外国から輸入されたニンニクばかり置いてあって、イタリア産が見つからないときもあります。イタリア産と外国産のニンニクが並んでいるときは、イタリア産の方が、たいてい若干高くなるのですが、やはり安心だからと、見つかればイタリアのニンニクを購入するようにしています。

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 まだ若いニンニクは、店で売られているニンニクほど匂いがきつくなく、消化もしやすいし、香りがよくて、とびきりおいしいのです。以前にもお義母さんにそう教わって、早速、実の部分と上の青い部分を細切りにして、オムレツを作ったことがあるのですが、昨日もやはり、お義母さんの作るオムレツのいい香りに誘われて、すぐに野菜畑でニンニクを調達し、下ごしらえをして、細切りにして、オリーブオイルでしんなり炒めてから、塩・こしょうで味を調え、卵と合わせて、オムレツを作りました。

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 卵もやはり、うちの鶏たちの産んだ新鮮な卵です。上の写真は、昨年の4月末に撮影したものです。

 Anche le uova sono delle galline di casa nostra.

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 ちょうど、薄桃色のリンゴ(木はmelo、実はmela)の花が、美しく咲いている頃でした。

 Ho fotografato le galline a fine aprile dell'anno scorso; allora erano bellissimi i fiori di melo.

 夕食には、若く青いニンニクと新鮮な卵で作ったオムレツを、夫と二人で、おいしく、ありがたくいただいました。そして、料理をしながら、香ばしい香りも十分に楽しみました。

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by milletti_naoko | 2011-05-31 19:20 | Gastronomia | Comments(6)

5月の庭から

 サクランボの実が熟して赤らみ、おいしい季節になりました。

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 みごとに熟れたサクランボはワインのように深い赤色をしているのですが、こういう枝の低い位置には見当たりません。

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 次から次へと熟して、食べ頃になると、義父母がすぐに収穫してしまうからです。サクランボ(ciliegia)を摘むのは、ツグミたちとの戦いになります。ツグミ(merlo)ときたら、サクランボでも梨でもリンゴでも、果実が熟さないうちにつついてしまいます。梨やリンゴの場合には、果物は、ツグミがくちばしでつついた後を残したまま、木に残っているのですが、サクランボの場合は、鳥たちがくちばしでつつこうとする端から、実が地面に落ちてしまうことが多いのです。そうして、ツグミたちは、地面に落ちたサクランボには見向きもせず、枝につりさがるサクランボをつついては、落ちるので食べられず、またつついて……ということを繰り返すため、気をつけていないと、ツグミがサクランボを、次から次へとつついて、地面に落としてしまうのです。

 「地面に落ちたサクランボを食べる方が楽なのに、ツグミったら、そこまで知恵が働かないのかしら。」と、日曜日の午後、昼食後の食器を皆で片づけている最中に、わたしが言うと、お義母さんは、そのとおりと、深く深くうなずきました。

 その後、しばらくして、お義父さんが急にわたしの名を呼ぶので、いったい何かと思ったら、指を口に当てて、「声を立てないように」促しながら、窓の方を指さします。窓の外では、ツグミが地面に落ちたサクランボを、くちばしにくわえて食べ、食べ終わるとまた、別のサクランボを地面からくちばしで拾って、食べていました。「頭のいいツグミもいるんだね。」と、皆で感心しながら、しばらくツグミを眺めていました。

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 庭では、ジャスミン(gelsomino)たちも、色とりどりのかぐわしい花を咲かせ始めました。

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 淡いピンク色のジャスミンもあります。葉はたくさん茂っているのに、花がごくわずかしかないと夫が心配しています。

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 次から次へと白く美しい花を咲かせているのは、こちらのジャスミン。

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 こちらの黄色いジャスミンも、いつもたくさんの花が咲いています。

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 エニシダ(ginestra)も花盛りです。

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 オリーブの木(olivo)にも、小さな花のつぼみが、たくさんあります。今年の花が咲くまで待てないという方は、とりあえず、昨夏のオリーブの花の写真(記事はこちら)をご覧ください。

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by milletti_naoko | 2011-05-30 22:01 | Fiori Piante Animali | Comments(4)

アッシジでお寿司を

 今日の夕食には、久しぶりに、おいしい握り寿司を食べることができました。

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 お店の雰囲気もなかなかよくて、わたしも夫も大満足です。

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 お店はこちらのレストラン、Risotrante Le Cirque(片仮名で表記すると、「リストランテ、レ・チルクエ」)です。アッシジ(Assisi)郊外にあるサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ(Santa Maria degli Angeli)のさらに町はずれにあります。

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 この店のお寿司がおいしいという話は、以前から耳にしていました。しかも、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会(記事はこちら)は、ペルージャからも近く、ブログでも何度かご紹介したように、しばしば訪ねています。にも関わらず、高速道路から下りてすぐ、道の左側にこの店があることに気づいたのは、今日が初めてでした。

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 この店では、イタリア料理やピザも食べることができるので、夫はピザにかなり心を魅かれていたのですが、前夜ピザを食べたばかりなので、二人ともお寿司を食べることにしました。グリッシーニをほおばりながら待っていると、まずは水と日本酒が運ばれ、さらに、つきだしも出てきました。お酒は、茨城県の純米酒、菊盛。飲んだのは初めてで、お冷でいただいたのですが、おいしくて、飲みやすかったです。給仕の人は、「熱燗で飲む方がほとんどなんですが。」と驚いていました。

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 いよいよ注文したお寿司が運ばれて来ました。これで、29ユーロというのは、これまで食べたイタリアの他の店と比べて、安いような気がします。古典的なマグロやサケの握りずしに加えて、なかなか変わった巻き寿司もいくつかあったのですが、どれも、とてもおいしかったです。お勘定は、お寿司に加えて、席料(つきだし料金も含むのでしょう)が2人で5ユーロ、お酒180mlが5ユーロ、水が2ユーロで、40ユーロを少し超えてしまいました。「車を買ったお祝いに、今日はわたしがおごるから。」と主張したのですが、「祝うのは、実際に車が来てからにしようね。」と、結局、夫がおごってくれることになりました。

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 出かける前に、ペルージャでの今日の日没時間を調べると、午後8時40分でした。食事を終えた午後9時頃には、夕焼けの赤がまだ少し空に残るものの、少しずつ空が暗くなっているところでした。

 今日の午後は、夫が興味を持っていた、ヨガや瞑想などを学び、実践することができるセンター(リンクはこちら)を訪ねたのですが、その行きがけに、たまたまレストランを見つけたおかげで、思いがけず、おいしいお寿司を食べることができて、本当にうれしかったです。

LINK
- Ristorante Le Cirque – Dove Siamo / レストラン、レ・チルクエの住所・電話番号・地図

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by milletti_naoko | 2011-05-30 00:15 | Gastronomia | Comments(8)

今君は美しい

 昔話の桃太郎ではありませんが、昨日の朝は、夫は庭仕事に出かけ、わたしはアイロンがけに励みました。前日は、ひどく暑い1日で、日本語を教えている語学学校の教室の大きな南向きの窓から、太陽がいっぱいに差し込んで、触ると窓ガラスが熱いほどでした。生徒さんと二人で、「窓を開けたほうが空気が動いて、しのぎやすいんじゃないか。」、「わたしは、これだけ日が差していたら、外の方が絶対に気温が高いから、窓を開けたら、暑い空気が入ると思うんだけど……」と、暑さしのぎの対策を練ったほどです。

 前日はそれだけ暑い1日で、午後帰ると、家の中も非常に暑かったので、アイロンがけは、翌日の早朝にすませることにしました。そういうわけで、昨日の朝、家中の窓を開け放して、外の涼しい空気を取り入れながら、アイロンをかけていると、夫が外から帰って来ました。温室に花が咲いているから、撮影をするために、カメラを取りに来たと言うのです。

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 夫が写真に撮ろうとしていたのは、こちらのサボテンの花でした。年に1度しか花が咲かない上に、咲いた花も1日、2日ほどですぐに枯れてしまうそうです。

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 めしべを中心に、か細いおしべたちが長く広く伸びて、じゅうたんを広げたようになっていて、こうやって虫たちが訪れて、花粉が受精しやすいようになっているんだ、と夫が教えてくれました。

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 花は、外から見ても、鮮やかなピンク色に包まれていて、あでやかです。

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 香りもするからと聞いて、近づいてみました。確かに何か独特の匂いはするのですが、「いい香りとは言えないような。」と評すると、夫は、そのとおりだと、笑っていました。

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 『みにくいアヒルの子』ではありませんが、このサボテンも、1年の大部分は、花もなく、とげが多いだけなので、美しいと感嘆する人はまれだと思います。こんなにきれいな大輪の花が咲くことを、知らない人が多いのではないかと思います。わたしも何年もこの家に暮らしていたのに、花が咲いているところは、昨日初めて見ました。

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 人にも、動物にも、植物にも、それぞれの時期があり、特徴があって、ぶかっこうに、そして、とげばかりに見えるときがあっても、やっぱり何か光るものを秘めているのでしょう。

 時に、人の言動に傷つきながら、でも、とげがあるように見えて、本当は優しい大きな花が、心が隠れているのだと、信じられますように。時に、自分を情けく思いながら、それでも、わたしだけが咲かせることのできる花があるのだと、自分を大切にしていけますように。今、最高に美しい姿を見せてくれているサボテンの花を思い浮かべながら、そう心に祈るのでした。

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by milletti_naoko | 2011-05-28 22:50 | Fiori Piante Animali | Comments(8)

この子に決めた

 今日の夕方、ディーラーに行って、前金を払い、契約書に署名をしてきました。6月の末には、チェコの工場から、わたしのもとに届くはずです。

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写真は、http://www.toyota.it/から

 3台目のわたしの愛車に決まったのは、白いアイゴです。ディーラーの方から、「赤のマニュアル車も展示場にあるから、色を見比べに来ては」というお誘いの電話がありました。人に聞いたり、情報を調べたりして、今の自分のニーズに一番あった車は、トヨタのアイゴのオートマ車だとまでは、確信していました。(記事はこちら

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 唯一の問題は色でだったのですが、実際に展示会場で、赤いアイゴを見てみると、思っていた赤とは違う、少々にぎやかな色でした。会場にない赤のメタリックは、ひょっとしたら、わたしの好きな色だったかもしれません。けれども、実際に見てみないと、やはりカタログの色だけでは分からないし、会場で白い車をよくよく見ていたら、白もなかなかいいな、と思えてきました。白なら、店がすでに発注したオートマ車があるので、6月末には手に入るけれども、赤がほしければ、9月末まで待たなければいけないという事情もありました。

 実はうちの夫の車には、エアコンがありません。「自然志向、健康志向」の夫は、主義でエアコンなしの車にしたのですが、夏の暑いときのドライブは大変で、サウナの中にでもいるかのようです。6月末に車が手に入れば、夏休みの間、運転の練習をしたり、遠出をしたりすることもできます。

 それで、すでに心が白に傾いていたときに、店員さんから、「この白い車は、残った最後の1台だから、今この白い車に決めたら、240ユーロするフォグランプもタダでつけますよ。」と押されて、白い車に決めました。

 車が自分のものになったら、行ってみたいところが、たくさんあります。何だか羽が生えたようで、というか、もう一つ足ができたようで、ずいぶん自由に身動きができるようになるので、今から楽しみです。ただ、夫とお義母さんがかなり心配しているので、やっぱり車に乗る前に、教習所で、少し乗車教習をした方がいいかなと、わたしも、思い始めたところです。

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by milletti_naoko | 2011-05-27 23:56 | Altro | Comments(10)

トイレの恐怖

 と言っても、幼い頃に聞いた「赤い紙」や「青い紙」が登場する怪談の話ではありません。外国などで、トイレのドアの開け方が分からず、「ひょっとして、わたし、このままトイレに閉じ込められて、出ることができないのではないかしら」と、心を襲う恐怖のことです。わたしだけかなと思ったら、他にも同じ思いをした方がいることを知ったので、記事として取り上げることにしました。

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 たとえば、国際空港でよく見かけるこちらのトイレのドアのノブ。入るときは、時間もないし、他のことに気を取られたりして、あまり考えずに、とりあえずドアを閉め、鍵を閉めます。

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 ちなみに、このタイプのドアを、外から開かないように閉めるためには、下の黒い長方形の部分を90度、右なり左なり(ドアのどちら側が開くかによります)に回す必要があります。そういうことは、いろいろ操作していて、「あ、これできちんとドアが閉まる!」と分かるのですが、いざトイレから出ようというときになって、ドアが開かなくて困ったことがあります。90度回転させた部分を元に戻しただけでは、ドアが開かないからです。

 一度、フィウミチーノかマルペンサか、とにかくどこかの国際空港で、飛行機の搭乗時間が迫っているときに、トイレに入って、さあ出ようと思ったら、どうやってドアを開けたらいいのかが分からなくて、それは焦ったことがあります。「このまま開け方、出方が分からなくて、飛行機が飛び立ってしまったらどうしよう!」と、不安に駆られました。

 幸い、いろいろドアのノブをいじっているうちに、開け方が分かってほっとしました。ノブの上に少し突き出た部分を、指で押さえながらドアを開ける必要があったのです。

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 トイレのドアをこうやって開閉するシステムを使用している場所は、イタリアには多く、たとえば、我が家の近くにある映画館、Giometti Cinema(上の写真)のトイレの扉も、こういうしかけになっています。写真は、12月にディズニー映画、ラプンツェルを見たとき(記事はこちら)のものなので、季節はずれではありますが。皆さん、初めてのトイレに入るときは、十分にご注意ください。

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 ちなみに、先ほどのドアのノブの写真は、トイレではなく、ラッツィオ州ヴィテルボ(Viterbo)の温泉、Terme dei Papi(上の写真、記事はこちら)の更衣室のドアのものです。

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 初めて入るトイレでは、手を洗うのに、どうしたら水が出るかが、すぐ分からなくて困ることもあります。たとえば、この蛇口は、上の部分を押さえると水が出てくるのですが、センサーの前に手をかざすと、センサーが手の存在を感知して、そこでようやく水が出てくる場合もあれば、足元にペダルがあって、それを踏んで水を出す場合もあります。

 本当は、ドアの開閉や水道は、使う人が見てぱっと分かるように設計されていないといけないはずなのですが、デザインにこだわるからか、また外国では慣れていないこともあって、こういう分かりにくく、使いにくいトイレの鍵や水道に、時々遭遇します。

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 こんなふうに、見てすぐに仕組みが分かると、まったく問題がないのですが、イタリアでは、開け方の分かりにくいドアに時々遭遇します。ドアに鍵がさしてあって、開閉が簡単そうに見えるのに、これかと思った方向に一度だけ回しても開かないということもあります。一度、エミリア・ロマーニャ州の温泉町のレストラン(記事はこちら)で、店から出る間際に、夫や友人と別れて、地下にあるトイレに入ったときは、何度も左右に鍵を回したものの、長い間トイレのドアを開けることができず、しかもトイレがドアの上下に隙間もない完全な密室だったので、「このままトイレから出られず、だれも来ず、空気がなくなって、ここで死んでしまったらどうしよう。」と本気で焦りました。

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 こちらは、ペルージャのパルティジャーニ広場(Piazza Partigiani)です。アッシジやトーディなど、ウンブリア州の他の町に行くバスは、この広場にあるバス・ターミナルから出ている場合が多く、このターミナル構内にあるトイレは、無料で、便利です。ただ、このトイレのドアも開け方が分かりにくく、鍵を左に3度回す必要があります。二つある女性用トイレのうち、一方にはドアにだれかがイタリア語でそう親切に書いているのですが、もう一つには書いていませんので、利用される際には、ご注意ください。

 数年前に、ポルトガルを旅行したときは、古くてたてつけの悪いドアが多く、別の意味で、物理的に非常に開きにくいドアにたくさん遭遇し、「このままトイレから出られなかったらどうしよう!」と不安に思ったことが何度かあります。

 皆さん、特に異国で、初めてのトイレに入るときは、開閉の仕方を理解してから、ドアを閉めるようにしましょう。入るときには考えず、出たいときになって困ることが、わたしも多いのですが……

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-05-26 18:07 | Viaggi | Comments(12)

車がほしい

 日本の運転免許証をイタリアの免許証に書き換えて(記事はこちら)から、1年以上が過ぎました。書き換えから数か月後には、ローマの日本大使館から案内があり、返信用切手と封筒を送付して、日本の運転免許証の返還も受けました。

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 ペルージャとは言っても、住んでいるのが郊外である上、ミニメトロ(Minimetrò)(記事はこちら)ができて以来、バス路線が変更され、バスを1度は乗り換えないと、中心街まで行けなくなってしまったため、車がないとやはり不便です。

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 わたしの大学時代の友人は、里帰りしてエルバ島Isola d'Elba、上の写真)やスポレートなど遠方に住んでいます。夫の友人が多く住むリミニも、やはりペルージャから遠いのですが、運転するのが夫となると、どうしても週末は、夫の友人を、夫と共に訪ねることが多くなります。

 それでも、もともと車の運転や駐車が得意ではないし、維持費はかかるし、こちらでは車は右側通行で、運転手席が左にあるし、車間距離は狭いし、運転は荒く見えるし、と、いろいろ理由を並べて、車を買うことは控えていました。

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 実は、二世代住宅の我が家には、義父がもう40年以上も使い込んだのに、今なお健在で、時々活躍している元祖チンクエチェント(Cinquecento)もあります。以前からお義母さんが、わたしが自由に使っていいと言ってくださってはいたのですが、日本でオートマ車ばかり運転していたため、マニュアル車は敷居が高い上に、数年前に整備に出して、新品のようにピカピカになって戻って来てからは、運転するのが恐れ多くなってしまいました。

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 お義母さんも、義弟の奥さんも、車の免許がないので、車を運転することはなく、それでも別に義父や義弟が問題にしている様子はないのですが、わたしはかなり以前から夫に、「車を買って自立するように」と言われていました。自立と言っても、買い物だって、病院だって、別に夫に付き添われなくても、バスと電車と足で、自分できちんと出かけているので、「車がないからと言って、自立していないわけではない」と、わたしは反論していました。

 ただ、最近になって、いくら高くても、お金がかかっても、やっぱり自分がより自由に身動きできて、行きたいところに行けるので、車がほしい、と思うようになりました。そうすると、はっぱをかけ続けてきた夫が、「別に公共の交通機関ですむのだから無理に買わなくても……」と、急に姿勢を変えたので、不思議なものです。夫は、「最初だから中古車を」と言うのですが、何年も乗った夫の車が最近不調で修理に出されることの多いのも見ているため、わたしは、新車を買うつもりでいます。夫には、「わたしにとっては、1台目ではなく、3台目の車だし、これまで新車しか買ったことがないから。それに、わたしが自分のお金で買うんだから。」と言ってあります。そうして、地震で打撃を受けた日本経済を支援するためにも、日本の技術とサービスに対する信頼からも、「日本車を買う」と宣言しました。

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Honda Civic ~ 写真は、http://www.honda.co.jp/から

 ちなみに、わたしが日本で購入した2台の車は、1台目がホンダのシビック、2台目がフィアットのプントです。以前の購入時にも、駐車や運転に自信がないので、小さくて後方に突き出ていない車を選びましたし、今回はさらに予算や維持費、ペルージャ市内で駐車場を見つける難しさもあって、小さく小回りが利き、しかも安全な車を、と考えています。

 1台目の車がシビックだったのは、最初にディーラーに同伴してくれた友人の車がやはりシビックで、店で見た車が、すぐに気に入ったからです。日本でも、車を買うまでは運転を敬遠していたのに、買ってからはしばしばあちこちに遠出したので、たぶんイタリアでもそういうことになるのではないかと思います。このシビックがすっかり気に入ったわたしは、数年経って10万キロ近く走ったあとも、まだ車を買い替えようという気持ちはまったくありませんでした。

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Fiat Punto ~写真は、http://www.clubfiatpunto.comから

 それが、6月のある日、真っ赤なバラが車内を埋め尽くし、さらに車からあふれだしているフィアット・プントの広告を見て、まずは、日本でもイタリアの車が買えることに驚き、さらに、その緑色の車に一目惚れして、さっそく週末にディーラーに出かけて、薄緑色のプントを注文しました。3か月後には手に入ると言われたプントが、はるばる海を渡ってわたしのもとに届いたのは、契約書に署名してから半年後の、12月のことでした。イタリアの歌を聞きながら、イタリア車に乗って、イタリアに行きたいとう気持ちを抑えようという気持ちもあったのですが、結局いろいろあって、退職を決め、まだ新しかった車は同僚の生物の先生に買い取っていただいて、イタリアに来ることになりました。当時の愛媛県内子町では、他にイタリア車に乗っている人がいなかったこともあり、同僚たちに、「先生のうちに、今度車を見に行ってもいい?」と聞かれたり、家庭訪問や部活で練習試合に出かける際には、生徒たちが「イタリア車だ!」と喜んで、車に乗り込んできたりしていました。

 そこまでして、日本からイタリア車を購入しておいて、今度はイタリアで、日本から車を買おうというのですから、わたしも少し、あまのじゃくかもしれません。

 イタリアでの車の購入にあたって、まずは、友人たちから話を聞いたり、インターネットで情報を調べたりしました。すぐにいいなと思ったのは、こちらの車です。

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(写真は、トヨタのディーラーでもらった冊子から。次の2枚も同様。)

 そう、トヨタのアイゴです。小さくて、かわいいし、燃費もよくて、小回りも利きそう。そうして、以前のシビックは白、プントは薄緑色だったのですが、どういうわけか、今度は、最初から、赤い色にしようと思いました。赤・白・緑と、イタリア国旗の色をそろえようというわけではないのですが……

 それが、夫と共に、近くのトヨタのディーラーに出かけると、「白いアイゴなら、すでに店が注文しているので6月末に手に入るけれども、赤がほしければ、9月末まで待つことになる上、値段も高くなる恐れがあります。」というのです。しかも、店員さんの、「なんで赤なんかがほしいんですか。」という言い方が気になりました。高いお金を出して車を買うのに、色を選べないのは、どうも…… かと言って、9月末まで待つのでは、夏の間自由に身動きができません。赤と言ってもいろんな色があり、実際に見てみたら、やっぱり白の方がいいということになるかもしれませんが、何となくそこに、ひっかかりを覚えました。

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 同時に、アイゴと並んで展示されていたヤリスも気になりました。以前乗っていた車が4メートル強の長さであったのに対し、アイゴは小さくて、3415mm。夫がぎりぎり車の入る場所に、苦労しながら縦列駐車する様子をよく見ている上、わたしの駐車技術では、やはり小さい方がいいと思いつつ、「高速道路を走るとき、アイゴではやはり車体が不安定に思われる」というコメントを、インターネットのフォーラムで読んで、気になっていたからでもあります。ヤリスでも長さが3785mmで、以前わたしが乗っていた車よりは小さいし、値段もわたしの貯金で少し余裕を持って買えるくらいだし、なにより内装や安全面でアイゴよりかなり充実していて、実際に乗っている人の評価も高いようです。ただ、ディーラーでは、ヤリスも、白ならば7月末に手に入るけれど、他の色がほしければ、9月末まで待つ必要があると言われてしまいました。

 そこで、帰宅してから、アイゴとヤリスについて、実際に乗っている人の感想や意見を、インターネットのフォーラムでいろいろ読んでみました。もともとイタリアで買うことを前提にしている上、日本では売られていない車なので、イタリア語のコメントを中心に、片っ端から情報を見ていきました。

 駐車しやすさや、維持費、燃費ではアイゴがいいけれど、車体の安定感や安全、内装からいうと、やはりヤリスがいい、ということが、いろいろ読んでいくうちに分かり、それではヤリスにしようかと思ったとき、ヤリスの不調・故障や問題点を訴えるコメントが、数多く目に入るようになりました。ただ、これらの問題は、大部分は、トヨタがヨーロッパ市場で売る車のオートマ車に採用しているMMTというシステムによるものです。

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 気分次第で、オートマとしても、マニュアルとしても運転できる上、燃費が悪くないというのが、このMMTの売りのようですが、イタリア語のフォーラムでのコメントを読むと、坂道で発進できなかった、後戻りした、道路のただ中で、システムがまったく使えなくなり立ち往生した、などという困った事態を繰り返し経験し、ディーラーにもその都度駆け込んだのに解決しなかったという人の意見が、いくつもいくつも並んでいます。ヤリスのマニュアル車を運転する人は、車を絶賛する人が多いのに対し、オートマ車については、「少し癖があるけれども、癖を覚えれば何とかなる」と車を肯定的に評価する人はごくわずかで、大多数の人が、MMTの深刻な不調や故障を訴えています。

 もちろん、自分の車が気に入っている人よりも、問題があると思う人のほうがフォーラムなどに意見を書き込む率が高いでしょうから、ここでの車に対する評価が、実際にMMTを採用したヤリスに乗った人すべての評価を、そのまま反映しているとは思いません。それにしても、「こんなにオートマ車が問題ばかり起こすようなら、いっそ自動車学校にでも通って、ヤリスのマニュアル車を購入しようか、それとも、いっそ他社のマニュアル車を購入しようか」と迷い始めました。

 日本でわたしが9年間運転した車は、常にオートマ車でした。イタリアに暮らし始めてからの9年間は一切運転をしていない上、イタリアでは、車が右側通行で、運転席の場所も違います。長いブランクのあとで、運転を再開するには、やはりオートマ車がいい、とこれも最初から心に決めてはいたのですが……

 週末にトヨタのディーラーから電話があり、「MMTが問題を起こすのは、ヤリスだけであって、アイゴでは問題がない」と言われました。それで、再び、アイゴのMMTに関するコメントを読んでみると、確かに、アイゴの場合には、同じMMTでも、ヤリスで起こるような深刻な問題は起こっていないようです。CVTなど、他のオートマのシステムに比べると、使い勝手が悪いようではあるものの。(ちなみに記事の最後に、日本の皆さんにも分かりやすいように、日本語でこの2車について説明してある他の方のブログ記事へのリンクを貼ってあります。)

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Honda Jazz ~写真は、http://www.autotrader.co.uk/から

 一方、ヤリスタイプでかつ問題なく使用できるオートマ車が見つからないかと、まずは日本車で、それから他の国の車でもいろいろ調べてみました。大きさや形も、これはと思えるのは、ホンダのジャズやスズキのスウィフト。

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Suzuki Swift ~写真は、http://www.suzuki.it/から

 これらの車は、オートマも性能がよく、車の評価も高いのですが、ただ、車体がかなり大きくなり、値段や燃費、維持費が高くなり、駐車は難しくなります。イタリア人が、「アイゴやヤリスがオートマにCVTを採用していたら、少々高くなっても必ず買うのに」と書き込みをしているのをいくつか見かけたのですが、わたしも同感です。

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Honda Brio ~写真は、http://www.risparmioauto.it/から

 ホンダが、躍進国で売りに出すBrioという車は、長さ3.61m、ドアが五つに、オートマのシステムはCVT(記事はこちら)で、これがイタリアでも現在販売されていたら、ぜひこの1台と決めたいところですが、たとえヨーロッパ市場で売りに出されるとしても、まだまだ先の話になりそうです。

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Toyota Verso-S ~写真は、http://www.toyota.it/から

 他の車も、大きさすぎたり、形が今ひとつだったり、

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Renault Twingo ~写真は、http://www.smcrenault.co.ukから

 ドアが三つしかないことが気になったりして、今のところ、オートマのアイゴに心が傾いています。わたしは、なぜか土曜日から熱が下がらず、それでも今朝は授業があって、学校に行ったのに、生徒さんも具合が悪くて欠席。結局家にトンボ帰りすることになったのですが、バスやミニメトロを乗り継いで、通勤する途中に、道行く車や駐車してある車を、よくよく観察しました。どういうわけか今日は4台ほどアイゴを見かけ、しかもそのうち4台が赤い色をしていました。赤もやっぱりいいなあ、でも9月末まで待つのは、……体調も悪いので、今日はディーラーには出かけませんが、そろそろ気持ちが固まりつつあります。

LINK
- JEM - レンタカー車種紹介(TOYOTA AYGO)
- JEM - レンタカーのTOYOTA YARISのご紹介
- OmniAuto.it – Toyota Aygo
- OmniAuto.it – Toyota Yaris ‘10
- AutoTrader – Toyota AYGO hatchback (2005-) expert review
- AutoTrader – Your top 10 favourite city cars. 06/3/2011
- AutoTrader – Toyota Verso-S MPV (2011-) expert review
- AutoTrader – Honda Jazz 1.4 car review. 24/9/2009

*追記(5月28日)
 結局どの車に決めたかは、こちらの記事をご覧ください。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-05-24 22:45 | Altro | Comments(13)

なぜか人気の日本刀

 5月14日土曜日は、グッビオで、鐘楼に上がった人が数人がかりで鐘を鳴らすのを見届けた(記事はこちら)あと、帰途についたのですが、

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途中で、こちらの店に立ち寄りました。

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 翌日、5月15日は、グッビオ(Gubbio)のロウソク祭り(Festa dei Ceri)であると同時に、夫の伯父の誕生日でもあるため、何か祭りにゆかりの誕生日プレゼントを、と考えたからです。ご覧のように、一般的なおみやげに加えて、中世の武器らしきものも、たくさん店頭に並んでいます。

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 店内には、美しい陶器やさまざまな聖人や天使の像があり、カトリック教徒で高齢の伯父に喜んでもらえずはずと、贈り物としては、まずこうした像の一つを選びました。

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 こうして贈り物を選んでいる間に、わたしが気づいて驚いたのは、どういうわけか、イタリアの町グッビオの土産物屋の奥に、日本刀の模造品がたくさん置かれていることです。日本でよく見かけたプラスチック製のおもちゃの刀ではなく、鞘から刀身を抜くと、切れはしないものの、一見本物の刀に見えるように、しっかり作ってあります。

 店主に尋ねると、人気があってよく売れるので、他の武具と並べて、置いているのだということでした。それもどういうわけか、国籍を問わず、男性や子供ではなくて、女性が購入する場合が圧倒的に多いそうです。イタリアの歴史ある町の土産物屋で、模造の日本刀を売っていることにも驚いたのですが、実際に、ここで模造刀を買う女性が多いと聞いて、さらにびっくりしました。

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 伯父への贈り物には、やはり誕生日の5月15日にちなんで、ということで、5月15日(15 maggio)の日づけ入りで、ロウソク祭りの様子が描かれたこちらのスカーフも贈ることにしました。

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 こうして無事、贈り物を購入したあとは、翌日にロウソク祭りを控えて、熱気に満ちたグッビオの町を、町並みを楽しみながら歩き、車を置いていた場所まで、しばらく歩きました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-05-23 17:30 | Viaggi in Umbria | Comments(10)

グッビオに鐘響く

 5月15日には、毎年、ウンブリア州の歴史ある町の一つ、グッビオ(Gubbio)で、町民が心待ちにするロウソク祭り(Festa dei Ceri)が、盛大に行われます。

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 わたしたちはその前日、5月14日土曜日の晩に、ロウソク祭りを直前に控えたグッビオを訪れました。上の写真に見えるPalazzo dei Consoliの鐘を、祭りの前日には、人が鐘楼まで登り、数人がかりで鳴らすので、それを一緒に見に行こうと、夫が誘ってくれました。

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 グッビオの町に近づくかなり前から、家々の壁や窓に、色とりどりの旗が目立つようになりました。ふだん駐車している古代ローマ劇場(Teatro Romano)前の無料駐車場は車がいっぱいだったので、町から少し離れた道沿いに車を置いて、中心街まで30分ほど歩きました。城門をくぐると、祭りに備えて、どの建物も色やデザインがさまざまな旗に飾られています。

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 こちらは、16世紀に建てられた噴水、Fontana dei Matti(訳すと、「狂人の噴水」!)です。この噴水の周りを3周すると、Patente da matto(「狂人だという証明書」とでも訳しておきます)をもらえるという慣習があるのですが、これは、古来グッビオが、住民たちの行動の予測がつかないことから、「狂人の町」(la città dei matti)と呼ばれてきたことによるそうです。

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 急ぎ足で歩いて、町の高みにあるこちらのPalazzo dei Consoli(訳すと、「行政長官の館」)前の広場までやって来ました。

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 祭り前とあって、広場の中央にも、大きな赤い旗が据えられていました。この広場の向かいある建物は、神父のドン・マッテーオが事件を解決してゆく推理ドラマ、『Don Matteo』(記事はこちら)では、警察署という設定になっています。

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 ちなみに、こちらは、以前グッビオの観光案内所で、ドン・マッテーオゆかりの場所について尋ねたときにもらった、ドラマのシーンの写真入りのグッビオの観光案内です。

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 鐘を鳴らすのは、午後6時からかと思って、急いで来たのに、実は、午後7時からだということが分かりました。そこで、まずは、広場からの美しい眺めを楽しんだり、

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 広場から少し坂を下ったところにある、こちらのアイスクリーム屋(gelateria)で、それはおいしいアイスクリームを食べたりしたのですが、

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まだ時間があったので、町を散歩することにしました。

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長い階段を登ると、町のより高い場所から、美しい町並みや眺めを楽しむことができました。

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大聖堂(Cattedrale)の中に入ると、祭壇はフレスコ画で飾られ、左手には、町の守護聖人である聖ウバルド(Sant’Ubaldo)の像が祀られていました。

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 午後7時が近づいてきたので、再び急ぎ足で、町の中央の広場へと向かいました。

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広場はすでに人でいっぱいで、皆が鐘楼に注目していました。

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午後7時になり、鐘が響き始め、皆が手足を使って鐘を鳴らす人々に注目しています。

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とても見えにくいのですが、鐘を鳴らしているところを拡大すると、このようになります。次のYouTubeの映像では、鐘の鳴らし方がよく分かる上、鐘(campanone)の音を聞くこともできますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。

- YouTube – “Il Campanone di Gubbio” (PG) di Eclectic696

LINK
- YouTube – “Il Campanone di Gubbio” (PG) di Eclectic696
- YouTube - Geo & Geo: La festa di Gubbio (5:12)
- Il sito ufficiale della Festa dei Ceri
- Wikipedia - Gubbio
- Comune di Gubbio – Turismo e Cultura – Teatro Romano
- イタリア語学習メルマガ、『もっと知りたい! イタリアの言葉と文化』第26号、「義父母の金婚式、死者の市、Don Matteo 7」

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-05-22 16:15 | Viaggi in Umbria | Comments(4)

初夏のポルヴェーセ島2 sanpo

 こうしてポルヴェーセ島(Isola Polvese)の北の端まで来ると、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の他の二つの島が、遠くに小さく見えます。

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 左手に見えているのは、マッジョーレ島(Isola Maggiore)。小さな中世の町並みや博物館、おいしいレストランがあり、うさぎとキジがたくさん住んでいます。(記事はこちら)右に見えるミノーレ島(Isola Minore)は個人所有なので、訪ねることができません。

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 昼食の時間帯になったため、西岸沿いの小道を通って、ポルヴェーセ島の南、港近くにあるレストランに向かいました。道沿いには、背の高いアカシア(acacia)の木が立ち並び、白く美しい花をたくさん咲かせています。そうして、アカシアの木の下を通ると、忙しく働くミツバチの羽音が、にぎやかに聞こえてきます。

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 この写真は、島の北の端の階段を下りる手前にある見晴らしのいい場所から、撮影したものです。右の方に見えるのは、石造りの町並みと湖の眺めの美しいモンテ・デル・ラーゴ(Monte del Lago)の村です。(記事はこちら

 ところで、写真の手前に見える白っぽい木が何だかお分かりになりますか。綿帽子に載せて、種を四方に飛ばす準備の整ったポプラ(pioppo)の木です。

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 モンテ・デル・ラーゴの町は、島の東に見えたのですが、綿帽子でいっぱいのポプラの木は、島の西岸にもたくさん生えています。そこで、ポプラの木の下を歩くと、綿帽子が雪のように敷きつめられていました。

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 道はやがて森を出て、イトスギ(cipressi)キョウチクトウ(oleandro)が交互に並ぶ中を進んで行きます。夏になって、白やピンク、赤のキョウチクトウの花がいっせいに咲くときに、この通りを歩くのは、本当にすてきです。ただ、今回は、昨年剪定しすぎたために、枯れかけている木もいくつか見かけました。

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 左に見えるのは、聖ジュリアーノ教会(Chiesa di San Giuliano)。右手には、中世の城塞(Fortezza medievale)があります。城塞のある角を曲がると、道は湖の南岸を進むことになります。

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 こちらの黄色い建物に、わたしたちが到着後すぐに予約をしておいたレストラン、Ristorante Isola Polvese(その名も「ポルヴェーセ島」!)があります。

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 ポルヴェーセ島では、パンを始めとする食材を売る店がないこともあり、メニューは、肉料理が中心の大地のコース(Menu di Terra)とトラジメーノ湖で摂れる魚料理を中心にしたトラジメーノ湖のコース(Menu Trasimeno)の二つの中から、どちらかを選んで食べることになります。いずれも飲み物代抜きで、一人分18ユーロです。

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 こちらは前菜。コイ、carpa reginaの卵の載ったブルスケッタ。なかなかおいしかったです。

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 プリモは、魚入りのトマトソースであえた、ストリンゴッツィ(stringozzi)というパスタです。

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 とにかくおいしいのが、こちらのセコンド。コイ、carpa reginaに香草をたっぷりつめこみ、ポルケッタ風にオーブンで焼いたものです。料理名も、そのまま、Carpa regina in porchetta。わたしの大好きな料理の一つで、湖周辺の他の店でも食べたことがあるのですが、このポルヴェーセ島のレストランのものが、味がしっかりきいていて、一番おいしいような気がします。

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 おいしい食事と共に、湖の美しい眺めも楽しみながら、食事をしました。

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 食後は、レストランから島の東岸まで散歩をしました。島の南東には、サッカーなどの競技ができる広いグランドがあります。湖岸まで行くと砂浜があり、まだ5月だというのに、砂浜や草原に寝そべって、日光浴をしている人もいました。

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 港を発つフェリーから撮影したポルヴェーセ島とその港です。今回は写真に収められませんでしたが、自然が豊かなポルヴェーセ島には、さまざまな鳥や動物たちが住んでいます。森の中では、リスに似たしっぽの長い動物も見かけました。

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 今度は、キョウチクトウの花が咲きほこる頃に訪ねたいなと思い、名残を惜しみながら、ポルヴェーセ島を後にしました。

関連記事へのリンク・LINK per gli articoli correlati
- トラジメーノ湖、ポルヴェーセ島の散歩 / Passeggiata all’Isola Polvese – 3/4/2010
- 夕焼けのトラジメーノ湖 / Tramonto sul Lago Trasimeno (San Feliciano, Monte del Lago) – 18/10/2009
- ヨットで周遊、トラジメーノ湖 / Gita in barca sul Trasimeno – 25/10/2010
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- 湖とマッジョーレ島1 / Passeggiata all’Isola Maggiore Parte1 – 4/2/2011
- 湖とマッジョーレ島2 / Passeggiata all’Isola Maggiore Parte2 – 4/2/2011
- 夏のマッジョーレ島 / Isola Maggiore in estate – 28/6/2009
- 初夏のポルヴェーセ島1 / Isola Polvese a Maggio Parte1 - 7/5/2011

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2011-05-20 15:54 | Viaggi in Umbria | Comments(6)