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ネコと雪のテッツィオ山

 2月初めは、寒さが厳しく、雪が降り続け、ペルージャ郊外の低地にある我が家の周囲も、すっかり雪に覆われました。ペルージャで、こんなに雪が積もったのは久しぶりだと、お義父さんも、感慨深げでした。

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 2月5日日曜日は、朝から天気がよく、何を思ったのか、子猫がブドウの木に登っていました。雪の上を歩くのは足が冷たいからか、小鳥を追い求めてか、一面の銀世界を高みから眺めてみたかったからか……

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 そうして、ブドウの細い枝の上を、歩いたりしていたのでありました。

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Monte Tezio, Perugia 5/2/2012 14.42

 昼食後、雪のテッツィオ山を歩こうと、自然公園に向かいました。近づいて来たテッツィオ山の頂は、すっかり白い雪に覆われています。

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 他のペルージャの住民も、同じことを考えたようで、自然公園まで続く細い坂道は、上り下りする車でひしめき合っています。積もった雪で、道幅がさらに狭くなっているため、ふだんはすぐにたどり着ける公園入り口まで、いつまでたっても近づけません。

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 そこで、公園はあきらめて、山を下り、コンプレッソ(Compresso)の北にある集落、ピエーヴェ・ペトロイア(Pieve Petroia)まで車で行きました。幸い、車も人もごくわずかです。この大きな家の近くの路上に駐車して、登山靴にはきかえ、歩いて山を登りました。

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 オリーブ園も、すっかり雪に覆われ、遠くの畑や山の斜面も白くなっています。

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 白と緑の対照に、目をみはります。

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 山を登れば登るほど、

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雪が深くなります。風が雪を吹き飛ばし、揺り動かして創り上げた模様の美しさ。

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 吹きすさぶ冷たい風の中、しっかりと抱き合っているように見えるオリーブの木も、ありました。

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 こんなにたくさん重たい雪を頭に戴いて、

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それでも、頭をしっかり高く掲げ、どっしりと立っているオリーブたち。

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 柳に雪折れなし。野バラもエニシダも、オリーブも、しなやかな枝を柔らかく折り曲げ、何とか重い雪に耐えています。柔軟でありながら、たくましい木々。初夏には、エニシダは、鮮やかな黄色い花で、野バラは、かわいらしいピンクの花で、いっぱいに飾られることでしょう。

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 頂上はそう遠くないはずなのですが、雪に覆われているためもあって、山を登る道が見当たりません。そこで、このあたりまで歩いてから、山を下り始めました。

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 深く雪の積もったテッツィオ山を、存分に歩いてから、家に戻ると、窓際には、ネコたちが、いつものように陣取っていました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-02-29 15:15 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(6)

ペルージャ、ドライブ情報2

 ペルージャを訪れたあと、車でさらにアッシジを目指すとしましょう。

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Dal punto panoramico di Perugia 11/1/2012

 ペルージャ・アッシジ間は約25kmと近く、ペルージャ(Perugia)の中心街からは、アッシジの町を中腹に抱く山、スバージオ山(Monte Subasio)が、見えます。そして、運がよければ、山の中腹に広がるアッシジ(Assisi)の町も、遠くに小さくですが、見ることができます。(詳しくはこちら)運がよければ、というのは、晴れた日でも、山に霞がかかって、アッシジを隠してしまっていることも、よくあるからです。

 車をピアン・ディ・マッシアーノ(Pian di Massiano)の無料巨大駐車場に駐車した場合には、まずはマドンナ・アルタ(Madonna Alta)から無料高速道路E45に入ります。E45に向かう途中、道路の右手に(イタリアでは車は右側通行です)、TotalErgのガソリンスタンドがあって、この給油所の値段が、ペルージャ周辺では、他に比べると、比較的安くなっています。給油の必要があれば、ここでガソリンを補給しておきましょう。

 E45をしばらく走り、ポンテ・サンジョヴァンニ(Ponte San Giovanni)を過ぎると、コッレストラーダ(Collestrada)の辺りから、ガソリンスタンドが三つ、道路の右側に、互いに比較的近い距離に並んでいます。まずはQ8、次にEsso、そしてQ8の順に並んでいるのですが、一番料金が安いのはEsso、次に安いのが、一つ目のQ8、一番高いのが二つ目のQ8となります。Essoの料金は、給油所がかなり近づかないと見えないように表示されているのですが、わたしたちが時々通りかかるときは、この三つの給油所については、だいたいこんな料金の差があります。

 ただ、「アメリカ資本のEssoとShellが主導権を握るために、イタリアのガソリン料金が高いので、この二つのガソリンスタンドでは給油しないように」というベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)の言葉(詳しくはこちら)に賛同し、最近、うちの夫はこのEssoでは、給油をしたことがありません。

 一つ目のQ8 とEssoは、E45が、北北西に向かうE45とアッシジ方面に向かうSS75に分岐する、その手前にあります。二つ目のQ8は、この分岐点で、左に曲がらず、まっすぐ進んで、SS75 に入ってからしばらくのところにあります。ちなみに、この分岐点の手前には、スピード測定器(Autovelox)があるのですが、ここに限らず、法定速度を守って、安全運転に努めましょう。

 ガソリンの値段は、日々変化するので、一度夫が、給油の必要がありながら、E45に入る前のTotalErgで、「値段が高い」と給油せず、一つ目のQ8では、それより値段が高いので止まらず、Essoは「安いけれど、ここでは給油できない。」と止まらず、値段が高いと知りながら、二つ目のQ8での給油を余儀なくされたことがあります。というのは、ここを通り過ぎてしまったら、長い間、道路沿いにガソリンスタンドがないからです。

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 そうして、そのとき! このQ8の隣に、たびたび直前を通り過ぎながら、それまでまったく存在に気がづかなかったバールがあることを発見しました。ふつうは、無料高速道路(イタリア語ではsuperstradaなのですが、日本語ではこう言うと分かりやすいかと)沿いのバールは、ドライバーの目を引きやすいように、でかでかとBARと、色つきの大きな文字で書き出してあるのですが、このバールと来たら、窓に白い字でBar Ristoranteと書かれているだけです。

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 正面入り口まで歩いてみると、どうもバールは開いているようです。そこで、中に入って、朝食にカップッチーノとクロワッサンを頼みました。

 無料高速道路沿いのバールというと、ふつうは、落ち着いて飲んだり食べたりできるだけのスペースやテーブルがなく、慌しく立ったまますませることが多いのです。それが、このバールはとても広く、テーブルがたくさん並んでいたので、腰を下ろし、ゆっくり落ち着いて、朝食をすませることができました。それに、壁一面に、イタリアにはこんなにたくさん雑誌があったのかと、驚くような数の雑誌が、どれも表紙をきちんと見せて並んでいます。乗馬関係らしき雑誌、『Cavallo』の横に、『Cavalli』という雑誌が並んでいて、笑ってしまいました。cavalloは「馬」を意味するイタリア語で、cavalliはその複数形です。いったい、どちらの雑誌が先に発行されたのでしょう。甘い菓子パンもパニーノもいろいろ売っているのですが、残念なのは、カップッチーノはおいしいものの、菓子パンの味はとりたてて、それほどおいしいわけではないということです。いえ、わたしは別にそれほど差を感じませんが、甘いものにうるさい夫に言わせると、いまひとつとのことです。

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 それでも、わたしは、カップッチーノ休憩には、このバールに寄るのが好きです。人並みをかきわけずに注文できる上、テーブルにつけるというだけではなく、このバールには、地階に、きれいに掃除された無料のトイレがたくさんあるからです。無料高速道路沿いのトイレというと、一つしかなかったり、複数あっても掃除が行き届いていなかったり、掃除中で入れなかったり、あるいは、複数あって、掃除はできているけれど、トイレは店内にはないので、外に出て、建物の横や後ろまで歩かなければならなかったりすることも、多いのです。

 けれども、このバールのトイレは、レストランと共同使用であるためか、造りもきれいで、掃除も行き届いています。ドライブ中の休憩では、ゆっくりくつろぎたいし、トイレを待って長い列に並んだり、トイレが汚かったりしたら、うんざりです。そういうわけで、このバール、宣伝するつもりがないのか、バールの存在が分かりにくく、わたしたちも存在を知らずに、何度も前を通り過ぎたのですが、とても便利だと思います。

 街角の新聞雑誌販売店(edicola)では、雑誌がところせましと積み重ねられ、店頭には飾られていないので、題名を知っていて、店主に頼まないと、中に置いてある雑誌を見せてもらえないような場合も多いのですが、このバールでは、広い壁一面に、どの雑誌も表紙をしっかり見せて並んでいるので、いろんなおもしろい雑誌を発見する楽しみもあります。というわけで、この隠れたすぐれもののバール、機会があれば、利用してみてください。

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Santa Maria degli Angeli, Assisi 17/4/2011

 ちなみに、少々慌しく食べることになっても、おいしい甘いものが食べたいという方は、二つ目のQ8とこのバールを通り過ぎてしばらくしたら、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ(Santa Maria degli Angeli)でSS75から下りてください。下りてすぐ、ラウンドアバウト(rotatoria)があって、この円形交差点の円周のわきに、Bella Napoliというお菓子屋さんがあります。菓子パンは、夫はここのものがおいしいとお気に入りなのですが、人が多くて、注文するのも大変だし、空いたテーブルを見つけるのも難しく、しかも、一つしかないトイレは、鍵をバールのレジ係に頼まなければ、利用できません。ペルージャ・アッシジ間は近いので、特にトイレに行く必要がなければ、夫にはBella Napoliでいいよと言うのですが、わたしは、たとえクロワッサンの味がそこそこでも、Q8脇のバールの方が好きです。

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Assisi 17/4/2011

 もちろん、わたしたちのように、カステッルッチョ(Castelluccio di Norcia)スポレート(Spoleto)などの遠方を目指すのでなく、アッシジ(Assisi)サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ(Santa Maria degli Angeli)を訪ねるのが目的であるなら、道路わきのバールで満足しなくても、訪ねたい町にあるバールで、落ち着くことができるのではありますが。

 このQ8とバールが、道の右手に現れるのは、ちょうど道路の左前方に、スバージオ山とアッシジの町並みが見え始める頃でもあります。もしこのバールに寄ろうとお考えの場合は、アッシジの町並みに気を取られずに、まずは注意深く右手を見て、二つ目のQ8探しに集中してください。

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 ちなみに、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリから、ペルージャ方面に向けて、SS75に上ろうと道路を進むと、その上り口の直前、左手に、お寿司のおいしいレストランがあります。イタリア、ヨーロッパ在住で、日本料理やお寿司が恋しいという方には、おすすめです。(記事はこちら

*追記(2012年3月11日)
 昨日、3月10日、このガソリンスタンドのあたりを通りかかると、一番安いのは一つ目のQ8、次が二つ目のQ8で、一番高いのが、Essoと、上の記事に書いたのとは、安い順序が違っていました。無料高速道路の右手にあるガソリンスタンドは、一度通り過ぎてしまうと、引き返して給油するのは難しいので、「ああ、今回はここは高かった」と後悔することになるかもしれませんが、早めに給油した方がいいかもしれません。ちなみに、昨日の朝、夫はマドンナ・アルタで高速に上る前に、TotalErgで給油しようとしたのですが、どこがセルフでどこがセルフではないか、そして、料金差が分かりにくい上に、たまたま出会った店員の態度が非常に悪かったので(分かりにくい、というよりは、間違った掲示を掲げているのに、夫が質問すると、とても失礼な返事をする……)、結局このTotalが、最初に掲げた三つよりも安かったのですが、ここでは給油をしませんでした。

 さらに、先週、3月3日土曜日の夜、友人たちと待ち合わせて、Le Cirqueで日本料理やピザを食べようとしたら、店が閉まっていて、閉店と言うよりは、休業・閉業という様子に見えました。いったい、どうなってしまったのかは、インターネット上には情報が見つからないのですが、また分かり次第、お知らせします。もしご存じの方がいらっしゃったら、お教えくださると幸いです。

*追記(2012年12月23日)
 最近、このお気に入りのバールの前のガソリンスタンドが、Q8から、あまり見かけない会社の経営に変わりました。そうして、日本料理のおいしかった店が閉業になり、その店の後に、別の店が入っていることを最近発見しました。

関連記事へのリンク
- ペルージャ、ドライブ情報1
- ペルージャ、ドライブ情報3

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by milletti_naoko | 2012-02-28 14:55 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(10)

ペルージャ、ドライブ情報1

 ペルージャ中心街は、交通規制があって、中心街に住居や店を持つ人でなければ、車で入ることはできません。

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Festa del Cioccolato, Perugia 14/10/2011

 中心街周辺には、多数の駐車場がありますが、そのほとんどが有料となっています。

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 せっかく中心街を訪れるのであれば、ゆっくり散歩を楽しんだり、バールで一息ついたり、食事を楽しんだりもしたいところですが、駐車場に長時間車を置くと、料金もかなり高くなります。

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 しかも、駐車場は、得てして丘のふもとにあり、エスカレータやエレベータを使ったり、歩いたりして、中心街のある丘の上までたどり着くには、時間もかかります。さらに、ペルージャの鉄道駅や中心街の周辺は、一方通行も渋滞も多いため、運転技術にまだ自信のないわたしは、面倒でも、中心街に用事があるときは、バスやミニメトロを利用しています。

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 かなり前から、観光大型バスは、ペルージャ郊外、サッカー競技場に近いピアン・ディ・マッシアーノ(Pian di Massiano)に駐車し、観光客は、それから、ミニメトロ(il Minimetrò)で中心街を訪れなければいけないことになっています。この広大な駐車場は、今のところ無料ですし、

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ミニメトロを利用すれば、ピアン・ディ・マッシアーノからは、鉄道駅まで約10分、中心街まで約15分で行けます。70分間有効のバス・ミニメトロ共通券は、1枚1.5ユーロです。(詳しいミニメトロ情報は、下記リンク参照)

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 こんなふうに、車内からペルージャ郊外、中心街の町並みを、見晴らすこともできます。15分とは時間がかかりすぎと思われるかもしれませんが、中心街周辺の大駐車場に車を置き、そこから中心街まで歩いても、結局そのくらいは時間がかかってしまいます。ちなみに、中心街に最寄のミニメトロ駅、ピンチェット駅からは、エスカレータやエレベータで、楽に中心街まで行くことができます。エレベータは、本当は「身体の不自由な方や高齢者のみの利用」のはずなのですが、早く着ける上に、ガラス張りの壁越しに見える眺めがきれいなので、健康にはまったく問題なさそうに見える観光客やペルージャの人が、利用しているのもよく見かけます。

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Stazione di Pincetto, Perugia 14/10/2011

 ちなみに、ミニメトロのピンチェット駅内には、改札口から入って少し歩いた右側に、無料のトイレがあり、このトイレは、いつ入っても、きれいに掃除されています。

 2、3分ごとに次々新しい便がやって来るミニメトロは、いろんな意味で便利なのですが、平日の朝8時と午後1時の前後は、通学の生徒たちでひどく混雑しますので、その時間帯は避けた方が、ゆっくりミニメトロの乗車を楽しむことができると思います。また、特別な行事がある期間を除いては、平日には午後9時5分、日曜・祝日には午後8時15分の便が最終便となり、夜間は運転が停止しますので、気をつけてください。(運行時間帯はこちら

*これはドライブ情報ではなくて、駐車場情報ではないかと思ったあなた、そのとおりでございます……

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- ペルージャ、ドライブ情報2
- ペルージャ、ドライブ情報3
- ペルージャ、チョコレート祭り / Festa del Cioccolato a Perugia 1 (19/10/2010)
- チョコレート祭り、番外編 / Festa del Cioccolato a Perugia 2 (19/10/2010)
- ミニメトロでペルージャ満喫 (12/5/2010)
- 気分は宇宙旅行 ~アルトゥーロ旋風(1) (14/5/2010) 子供も大好き、ミニメトロ
- 気分は宇宙旅行 ~アルトゥーロ旋風(2) (14/5/2010) やんちゃ坊主と中心街をゆけば


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by milletti_naoko | 2012-02-27 12:21 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(11)

雪山と夕日と湖と

 2月24日金曜日は、久しぶりにテッツィオ山(Monte Tezio、961m)の山頂に登りました。

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 山頂から、沈む夕日を眺めたいと思ったからです。

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 自然公園の入り口から登り始めたときには、ごくたまにしか雪を見かけなかったのですが、山頂に近くなると、道や斜面が白雪に覆われた場所が、たくさんありました。

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 上の写真の位置から、夫が眺めているのは、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)と、その向こうに沈みゆこうとしている夕日です。

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 このあたりの雪が、思いがけず深いので驚きました。夕日が白雪をオレンジ色に染め、不思議なことに、影が深い空色をしていました。

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 吹きつける風が、雪の上に描き出した模様の美しいこと。

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 フタコブラクダの背中のような形をしたテッツィオ山の、コブとコブの間を結ぶ尾根道を歩き始めたところで、後ろを振り返りました。右前方に暗く見える低い山は、修道院のあるマルベ山(Monte Malbe)です。

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 南北に長く伸びるテッツィオ山の、西の斜面を登ってきたのですが、頂上付近まで来ると、山の東側のパノラマが見えてきます。空気が澄んでいるので、白雪を戴いたアッペンニーニ山脈の高峰が、夕日を浴びて、茜色に染まっている様子が、遠くからでもはっきり見えます。

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 夕日がかなり地平線に近くなりました。沈む夕日を、夫と一緒に見送りたいと思うのに、急ぎ足で歩いても、先を進んでいた夫の影が見当たりません。

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 そこで、「ずっと先にある三つ目の十字架(la Terza Croce)まで行って、そこでわたしを待っているに違いない。」と思って、十字架に向かって、急ぎました。

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 驚いたことに、夫はそこにいなかったのですが、夕日が空と湖を赤々と染めながら、厚い雲の向こうに隠れ、やがては沈んでいく様子を、十字架のふもとから、見ることができました。

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 そうして、日が沈んだ途端に、不思議に美しい情景が、目前に浮かびました。少し前には、青空の下、高峰の山頂付近だけが桜色の光に包まれていたのに、今度はその色合いが逆転して、

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 夕焼け空の下、アッペンニーニ山脈(gli Appennini)の山頂付近だけが、空色を帯びているではありませんか。

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 写真を撮るのに夢中になっていたら、夫の声がします。「早く山を下らないと、真っ暗になってしまうよ。」そこで、急ぎ足で、来た道を共に引き返しました。茜色に染まった空や湖に、時々目をやって、その色の変化と美しさを、心に留めながら。


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 ある程度山を下ると、小道の両側が高い木々に覆われるため、暗くなって、足元も行く手も、あまりよく見えない中を歩くことになりました。公園入り口の駐車場にようやく戻った午後6時半には、もうすっかり暗くなっていました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-02-26 22:26 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(4)

凍れるトラジメーノ湖3

 2月14日、一面に凍ったトラジメーノ湖を見に訪ねた村、モンテ・デル・ラーゴは、

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Lago Trasimeno, Monte del Lago 14/2/2012

湖の東岸の中間地点にあり、

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Da “Umbria – cartina regionale” (Touring Club Italiano)

岸が岬のように、わずかだけ湖に突き出したところにあります。

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 そのため、村の北側からは、湖の北岸に近いマッジョーレ島(Isola Maggiore)ミノーレ島(Isola Minore)が見えるのですが、同じ岸辺を少し南に向かって歩き、桟橋(最初の写真)まで来ると、湖の南にあるポルヴェーセ島も、すぐ近くに見えるのです。

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 今回、おもしろいなと思ったのは、同じモンテ・デル・ラーゴの村でも、北の岸周辺では、湖面がすっかり氷に覆われ、しかもその氷がかなり厚そうであるのに対して、

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 同じ場所から、南の方を望むと、すっかり趣が異なり、氷が極めて薄かったり、日の光で氷が解けてしまったりしていることです。

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 そこで、南に向かってしばらく歩き、桟橋まで歩いてみました。写真で、桟橋の向こうに見えている島は、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)です。とても薄い氷の層が、かろうじて湖面を覆っているものの、

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氷が解けて、水が湖面に顔を出しているところもあります。

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 この桟橋からも、北を眺めると、マッジョーレ島とミノーレ島が、遠くに見えます。

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 わたしたちが、つい先ほどまでいた北岸周辺では、氷の層が厚いのですが、桟橋周辺では、氷が極めて薄く、

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広範囲にわたって、氷が解けてしまっている場所もあります。

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 坂道を上って、駐車場に向かう、その途中にも、

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夕日がポルヴェーセ島とトラジメーノ湖を、桜色に、

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そして、茜色に染めていく様子を、見ることができました。

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Lago Trasimeno & Isola Polvese, San Feliciano 14/2/2012

 南に向かって、車で湖畔を走ると、モンテ・デル・ラーゴでは、ポルヴェーセ島の右手に見えていた夕日が、島の後ろに見え隠れし、やがて、島の左手に姿を現しました。サン・フェリチャーノ村湖畔の駐車場に車を停め、岸辺まで歩きます。

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 空と湖を、桜色に染め上げながら、太陽が遠い山の向こうに沈んでいく様子を、こんなにも美しい眺めを楽しませてくれた自然に、今日の1日に、そして太陽に、感謝しながら見送りました。

関連記事へのリンク / Link per gli articoli correlati
- 凍れるトラジメーノ湖1 / Lago Trasimeno gelato 1 (10/2/2012)
- 凍れるトラジメーノ湖2 / Lago Trasimeno gelato 2 (10/2/2012)
- 初夏のポルヴェーセ島1 / Isola Polvese a maggio 1 (7/5/2011)
- 初夏のポルヴェーセ島2 / Isola Polvese a maggio 2 (7/5/2011)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-02-25 18:45 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(6)

凍れるトラジメーノ湖2

 2月10日から再びイタリア全土を襲った厳寒が、ペルージャで頂点に達したのは、2月14日の晩から翌朝にかけてです。寒さが増すにつれて、さらに凍ったであろうトラジメーノ湖を、バレンタインデーに見たいと、口にしていたわたしに、夫は生返事。

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Lago Trasimeno gelato, Monte del Lago 14/2/2012

 その14日火曜日のこと、職場から午後6時過ぎに戻るだろうと思っていた夫が、午後4時過ぎに帰宅し、「湖を見に行こう」と言うではありませんか。

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Da “Umbria – cartina regionale” (Touring Club Italiano)

「今回は、湖畔からではなく、山の高みから湖を眺めよう」と、夫がまず向かった先は、丘の上にある村、モンテコロンニョラ(Montecolognola)でした。

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 丘を登り、凍った湖が見えたところで、車を停めて、外に出ました。青く晴れわたった空の下に、湖畔の一部を残して、すっかり氷に覆われたトラジメーノ湖が見えて、感動しました。中央付近に小さく見える二つの島は、

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Isola Maggiore & Isola Minore, Lago Trasimeno 14/2/2012

 左がマッジョーレ島、右がミノーレ島です。湖の北岸近くにある2島の周囲も、一面が凍っているように見えました。

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 傾きつつある太陽と競争しながら、丘を下り、すぐ近くの湖畔の村、モンテ・デル・ラーゴに向かいます。

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Monte del Lago 14/2/2012

 丘の上の駐車場に車を置き、雪が凍りかけた階段を、足を滑らさないように気をつけながら、下りていきます。

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トラジメーノ湖が見えてきました。

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 湖は、一面が氷に覆われています。

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 マッジョーレ島とミノーレ島が見える浜辺を目指して、坂道をさらに下ります。

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 岸辺では、大きくうねった幾重もの波が、

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そのまま凍りつき、

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その向こうには、ガラスのように透きとおった氷が、自然が生み出した彫刻のように、平らな湖面を取り囲んでいます。

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 そうして、沈みゆく日の光が、その湖を、

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さまざまな色に染め上げていきます。

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- 凍れるトラジメーノ湖1 / Lago Trasimeno gelato 1 (10/2/2012)
- 凍れるトラジメーノ湖3 / Lago Trasimeno gelato 3 (14/2/2012)
- 湖とマッジョーレ島1 / Isola Maggiore sul Trasimeno 1 (4/2/2011)
- 湖とマッジョーレ島2 / Isola Maggiore sul Trasimeno 2 (4/2/2011) 
- 夏のマッジョーレ島 / Isola Maggiore in estate (29/6/2009)
- 夕焼けのトラジメーノ湖 / Trasimeno al tramonto - San Feliciano, Monte del Lago (18/10/2009)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-02-24 15:32 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(10)

凍れるトラジメーノ湖1

 まだ朝晩寒いとは言え、ペルージャでは最低気温が氷点下から脱し、天気のいい日が続いています。今月は上旬から中旬にかけて、約30年ぶりと言われる寒波がイタリアを襲いました。

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Lago Trasimeno gelato, Castiglione del Lago 10/2/2012

 そのため、今年は、トラジメーノ湖も、1985年以来、久しぶりに凍ったと聞いて、2月10日金曜日の午後、トラジメーノ湖を訪ねました。

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Da “Umbria – cartina regionale” (Touring Club Italiano)

 まずは、ペルージャから無料高速道路で湖を目指しました。

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 マジョーネで高速を下り、湖に向かって進むと、やがて下り坂の先に、トラジメーノ湖が見えてきました。湖がどれほど凍っているかに半信半疑だった夫が、「湖のこちら側は凍っていないけれど、対岸付近は凍っているよ!」と声を上げます。

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Lago Trasimeno, San Feliciano 10/2/2012

 それでも、水が凍っていないとは予想しつつ、まずは近くにあるサン・フェリチャーノに向かいました。この村には、ポルヴェーセ島行きフェリーの港があります。

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 ボート置き場の水は凍っているものの、

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 湖は凍っておらず、ごくたまに薄い氷が少しずつ張り始めた箇所が見える程度です。

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Trasimeno gelato, riva sud1 10/2/2012

 サン・フェリチャーノを後にしたわたしたちは、湖の凍っている対岸、カスティッリョーネの町を目指して、時計回りに湖を周回しました。湖の南岸には、車を置いて、見晴らしや散歩を楽しむことができる場所がいくつかあります。その一つで車から降りると、高台から、湖が一面に凍っているのが見えました。

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 波や風によるものか、凍った湖面に描かれた模様も美しく、大好きなトラジメーノ湖が凍っているのを初めて見て、夫もわたしも感動しました。

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Trasimeno parzialmente gelato, riva sud2 10/2/2012

 さらにしばらく車を西に進めて、他の展望台から眺めると、一面に氷が張った湖の中に、一箇所だけ大きくぽっかりと穴を開けたように、まだ水の凍っていない部分が広がっているのが見えました。

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 冷たい北風が頬に雪を吹きつける中、それでも、同じように車を停めて、凍った湖を眺めている人が、他にもいました。

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Trasimeno gelato, Castiglione del Lago 10/2/2012

 さらに車を進め、カスティッリョーネ・デル・ラーゴの傍らを通り過ぎて、再び湖が見えてきたところで車を停めました。湖の一面が、穏やかな波を立てている最中に、そのまま時が止まったかのように、凍りついて、静止しています。

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 さざ波を立てた形のまま、凍りついた湖のそこかしこに白い雪が降り積もっています。

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 夫は氷の上に足をのせ、氷はまだそれほど厚くないよと言いました。

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 寒空の下、冬に凍った様子もまた美しい湖の眺めを楽しんでから、帰途につきました。本当は、北岸のトゥオーロでも下りて、湖を見る予定だったのですが、降り始めた雪が道路に積もり始め、凍結の恐れもあったため、そのままペルージャに向かいました。

⇒ 記事、「凍れるトラジメーノ湖2」につづく。
⇒ Continua all'articolo, "Lago Trasimeno gelato 2" (Trasimeno 14/2/2012).

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by milletti_naoko | 2012-02-23 13:06 | Viaggi in Umbria | Trackback | Comments(4)

灰の水曜日と四旬節中の肉断ち

 昨日の懺悔の火曜日をもって、謝肉祭の期間も終わり、今日、2月22日から、四旬節(Quaresima)に入ります。四旬節の初日である今日は、灰の水曜日(Mercoledì delle Ceneri)。以後、復活祭までは、心身を共に清め、精進に努める期間となります。

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Santuario della Verna 26/2/2011

 40日間にわたるイエス・キリストの受難を分かち合うために、この期間だけは、カトリック教徒には、金曜日に肉を食べるのはご法度だ(詳しくは下記リンク参照)とは覚えていたのですが、「四旬節初日の灰の水曜日、つまり今日も、肉を食べてはいけない」ということは、昨晩お義母さんに聞くまで忘れていました。

 昨夜夫に話すと、「そうだよ。四旬節は、金曜日だけでなく、初日も肉は食べてはいけないんだ。」とのことです。それだけならいいのですが、「でも卵やチーズは食べていいのだろう」と思っていたら、なんと「卵や魚、チーズも、動物からできたものは避けなけばいけないんだよ。」と言うではありませんか。そうとも知らず、代わりにタンパク質源となってくれるレンズマメは、月曜の夜に料理したばかりで、豆腐は切らしてしまっているわたしは、どうしようかと焦りました。

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La Verna 26/2/2011

 ひどく心配そうな顔をするわたしに、「明日、母さんに聞いてみれば。」と夫が言ったので、今朝さっそくお義母さんに尋ねてみました。返ってきた答えが、「戦争中は、肉だけではなくて、魚や卵、チーズなど、動物に由来する食品はすべて食べてはいけないと言われていたけれど、今は食べてはいけないと言われているのは鳥や獣の肉だけで、魚も卵もチーズも、食べていいのよ。」だったので、安心しました。

 ペルージャでは、この数日気温が上がり、積もっていた雪を、雨や太陽がすっかり解かしてしまいました。今日は晴れているものの、雪から地面に浸透した水分が抜けないため、野菜畑は泥だらけで、寒さに傷んだ野菜も多く、野菜の収穫は期待できないと、お義母さんから聞いています。

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  というわけで、今夜の夕食は、タラとポテトの香り焼き(レシピは下記リンク参照)に決定しました。

 今日、灰の水曜日には、教会でミサがあり、信者が一人ひとり司祭の前に並び、灰を頭に受ける灰の式が行われます。(詳しくは下記リンク参照)水曜日は平日で、仕事のためにミサに参加できない人も多いため、灰の式は、四旬節の最初の日曜日のミサでも行われます。我が家では例年、義父母は灰の水曜日当日に、夫とわたしは四旬節最初の日曜日に、ミサで灰の式に参加しています。わたしはカトリック教徒ではないので、聖体拝領の列には並ばないのですが、カトリック教の神父を伯父に持っていた夫が、信者でなくても、灰の式には参加できるのだと言うものですから……

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 わたしは、枕元に本を置いて、就寝前に少しずつ読むようにしています。2月15日水曜日の晩に、この本、『Nostro fratello di Assisi』を読み始めました。うちにはもともと、聖フランチェスコの自伝は何冊もあったのですが、この1冊は、アッシジで修道士を務める友人が、「聖人の魂に触れるなら、この1冊」と勧めてくれたものです。昨年4月に、リミニの友人たちとスペッロからアッシジまで歩いた翌日、この友人がサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会で、聖フランチェスコの人生について語ってくれたのですが、その話がそれは感動的だったので(詳しくは下記リンク参照)、他の友人が、「聖人の数ある自伝の中で、これはといい1冊を勧めてほしい。」と尋ねたときに、「ならばこの本」と、教えてくれたのが、この1冊です。

 買ったのはわたしですが、読むのは夫に先を越されました。まだ最初の30ページほどを読んだばかりですが、まずは当時の歴史背景から入り、次に、聖フランチェスコ自身が残した言葉や規則から、母親が聖人に与えた影響と愛の深さを洞察しています。これまで読んだ伝記とは、切り口の角度もその深さも違うので、新鮮で興味深いです。

関連記事へのリンク / Link per gli articoli correlati
- メルマガ第37号 「お祭り騒ぎから精進の日々へ」(四旬節中の金曜日の肉断ちについて)
- 祈りを日本に(灰の水曜日、灰の式について)
- タラとポテトの香り焼き、イタリア風(レシピの紹介)
- アッシジを歩く1 ~ポルツィウンコラ / Passeggiata ad Assisi1 – Porziuncola (anche in italiano)
↑↑ 修道士の友人が語ってくれた、聖フランチェスコの人生
- Amazon.it - Ignacio Larranaga, "Nostro fratello di Assisi"
↑↑ 修道士の友人が勧めてくれた聖人の伝記、私からもおすすめ!/ Biografia di San Francesco, bellissima
- 雪のラヴェルナ1 / La Verna con neve 1 (26/2/2011)
- 雪のラヴェルナ2 / La Verna con neve 2 (26/2/2011)

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by milletti_naoko | 2012-02-22 12:53 | Feste & eventi | Trackback | Comments(8)

謝肉祭のお菓子、ウンブリア

 今日、2月21日火曜日は、懺悔の火曜日(martedì grasso)で、謝肉祭(カーニバル、carnevale)の最終日。

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Carnevale medievale, Todi  19/2/2012

 イタリア各地でにぎやかに繰り広げられたお祭り騒ぎも、今日で終わりを告げ、明日から四旬節(quaresima)に入ります。(詳しくは下記リンク参照)今日は、謝肉祭の期間中に、ウンブリアの家庭で作られ、また、店でも売られるお菓子をご紹介します。

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 こちらは、ストゥルーフォリ(strufoli)。イタリア語版のウィキペディアには、ナポリのstruffoliと混同しないようにとの注があります。卵や小麦粉、砂糖などをよくこねて、こぶしより小さ目の玉を作り、油で揚げたものの上に、ハチミツやケルメスをかけて、食べます。(下記にイタリア語でのレシピへのリンクあり)

 写真のストゥルーフォリは、お義母さんが作ったもので、ハチミツがかかっています。カロリーたっぷりですが、ほんのりと甘いお菓子とハチミツの組み合わせが、とてもおいしいです。一度、夫がお土産に、職場に近いお菓子屋さんで買ってきてくれたことがあり、そのストゥルーフォリもおいしかったのですが、大きさが、義母が作るものの倍だったので、びっくりしました。

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 こちらは、フラッペ(frappe)。練りパイの生地(pasta frolla)を、小さく短冊状に切って、油で揚げ、粉砂糖をふりかけたものです。このフラッペもお義母さんの手作りで、さくさくしておいしいので、カロリーが高いと知りつつ、食べ始めると手が止まりません……

 謝肉祭も今日で最終日になりましたが、ストゥルーフォリやフラッペは、謝肉祭の期間中、ウンブリアでは、お菓子屋さんだけではなく、バールの店頭でも、よく売られています。記事が遅くなりましたが、ウンブリアに今ちょうど居合わせているのに、まだこのお菓子の味を見たことがないという方は、機会があれば、ぜひ食べてみてください。おいしいですよ。

追記(2月21日12:30)
 今、階下に下りたら、お義母さんが、ケルメス風味のストゥルーフォリをくださったので、写真を追加しておきます。

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LINK
- ブログ記事、「中世の謝肉祭、トーディ」 / “Carnevale medievali di Todi”
- メルマガ第37号 「お祭り騒ぎから精進の日々へ」 (謝肉祭と四旬節について)
- Tipicamente Umbria - Strufoli di Carnevale: la ricetta
- it.wikipedia – Cucina umbra

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by milletti_naoko | 2012-02-21 09:30 | Gastronomia | Trackback | Comments(4)

中世の謝肉祭、トーディ

 2月19日日曜日は、昼食後、トーディ(Todi)の町で前日から催されている中世の謝肉祭(Carnevale medievale)を見に行きました。

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 町の城門の外の駐車場に車を置いて、坂を登って中心街に向かう途中にも、あちこちで、中世の衣装をまとった人たちを見かけました。

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 中世の催しが繰り広げられる会場となったのは、町の中心の広場、Piazza del Popoloです。わたしたちが到着した午後3時半過ぎには、ちょうど旗の舞い(sbandierata)が行われている最中でした。大人が旗を振っているときは、人だかりで旗しか見えなかったのですが、少年たちが舞い始めたときには、何とか人ごみをかき分けて、曲芸を見ることができました。

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 こんなふうに階段の上に登っていれば、よく見えたことと思います。

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 広場の中心には、中世の市(mercato medievale)が立ち、中世のお菓子やお酒を売る店が並び、

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中世のゲーム盤らしきものも、見ることができました。

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 やがて、それぞれの装束に身を包んだ人々が、太鼓のリズムに乗って行進を始め、

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一同が、大聖堂(Duomo)の前に勢ぞろい。

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 そのあとも、広場では、催しが盛りだくさんで、喜劇を見て笑ったり、

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中世の音楽と踊り(danze e musiche medievali)を楽しんだり、

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チャンバラを見たりすることができました。

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 そうこうするうちに、少しずつ日が傾き始め、トーディに住む義弟の家族とおしゃべりしたり、バールでホットチョコレートを飲んで一息ついたりしているうちに、

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再びロウソクを片手に行進が始まり、

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サン・フォルトゥナート教会(Chiesa di San Fortunato)へと移動します。ここで、皆の罪・過ち(peccati)を燃やすための大きな炎がたかれ、やはり中世の衣装を身にまとった市長からのあいさつと感謝の言葉と共に、この中世の謝肉祭は、終わりを告げました。

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 駐車場からは、先ほど炎がたかれていたサン・フォルトゥナート教会の鐘楼(中央よりやや右、上方)とサンタ・マリーア・デッラ・コンソラッツィオーネ教会(Tempio di Santa Maria della Consolazione、写真左手、記事はこちらが、照明に浮かび上がって、美しく見えました。1月末にアルヴィアーノ湖(記事はこちら)に出かけて以来、雪と凍結のために冬ごもりしていたアイゴを、久しぶりに、わたしが運転して行きました。帰りは暗くなったし、夫が、自分で運転した方が、気が楽そうだったので、運転を代わってもらいました。

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by milletti_naoko | 2012-02-20 09:07 | Feste & eventi | Trackback | Comments(2)