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今日の収穫

 今日の畑の収穫は、こちらです。

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 朝から雨が降るという予報が出ていたので、その前にと、朝早く畑に出かけました。ズッキーニの花はしぼんでいたので、今日摘んだ花は、すべてカボチャの花です。

 トマトは、雨が続き寒くなり始めると、実が裂けだすと、義母から聞いていたので、トマトもたくさん収穫しました。

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 レモン色の花を咲かせるキュウリも、次々と実がなっています。

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 左の2本くらいの大きさのときに、摘んで食べるのが一番おいしいのですが、うっかり実が育っているのに気づかずに放置すると、右のキュウリのように、大きく育ちすぎてしまいます。今回はカーブを描いたキュウリが少ないのですが、右から2番目のように、J型、あるいはU型をしたキュウリもよくあります。

 イタリアの商店で売られているキュウリは、日本のものに比べて、丈が短く、胴回りの太いものが多いのです。うちの畑で育つキュウリは、ほっそりと長くて、日本のキュウリに似ていて、種が少なくておいしい上に、巻き寿司の具にもしやすいので、うれしいです。

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 今朝は、早くから薄暗い雲が空を多い、ひんやりとした風が吹いていたのですが、待ちに待っていた恵みの雨が降ったのは、11時を過ぎてからでした。1日中降るかと思ったら、昼にはもう空が晴れていましたが、それでも、夫は、今晩の水やりは免れました。

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 今日の昼食には、カボチャの花に衣をつけて油で揚げ、

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 モッツァレッラ・チーズ、トマトとバジルの上から、塩とオリーブオイルを降りかけて、insalata capreseを用意しました。バジルの葉も、やはり今朝畑で摘んだばかりのものです。今朝、畑で採れたての夏の食材を、彩りも楽しみながら、おいしく食べることができました。昼食に帰ってきた夫も喜んでくれて、うれしかったです。

関連記事へのリンク
- カボチャの花 

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by milletti_naoko | 2012-08-31 23:06 | Gastronomia | Trackback | Comments(12)

夏の終わりの一仕事

 日曜日に、義父母が2週間の湯治に出かけてから、毎日慌しく過ごしています。

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 庭のスモモやイチジク、リンゴが実りつつあるのです。無農薬・自然栽培と言えば聞こえはいいものの、ほぼ木を放置している我が家では、梨やリンゴは、完全に実る前に、地面に落ちたり、虫や鳥に食べられたりしてしまいます。

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 傷んだ部分が多い上に、まだ熟れていない実がほとんどで、そのまま食べることもできないので、日曜の晩からリンゴジャム作りに精を出しました。傷んだところを取り除くのですが、外側はきれいに見えても、芯付近が虫、あるいは病気にやられている実が多くて、この作業にかなり時間がかかります。リンゴとレモンの汁、砂糖に加えて、夫の好み・アイデアで、ミントの葉も数枚入れて、しっかり煮詰めました。左の瓶の中に見える緑色は、そのミントの葉です。

 ただ、裏ごしをしても、どうもジャムらしいとろみがありません。最初は、リンゴが熟れていないためかと思ったのですが、インターネットで調べると、青リンゴの方が、ペクチンが豊富に含まれているといことです。ジャムらしくとろりとさせるには、一度煮詰めた状態で、1、2日置いてみるといいという情報も見つけたので、火曜の晩まで置いて様子を見ました。どうも今ひとつということで、再び水を加えて煮詰めたあと、瓶に詰め、昨日の朝、瓶を鍋に入れて煮立て、煮沸消毒をしました。

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 こうして、めだたくリンゴジャムができあがったのですが、実は、まだ他にもリンゴはたくさん残っているのです。そうして、問題は、うちでは義母を中心に、毎年たくさんの自家製のジャムを作るけれども、消費する人や機会が少ないということです。ふだんの朝食では、ジャムは使わない場合がほとんどで、来客時に出したり、タルト(crostata)の上に載せて焼いたりするくらいです。にも関わらず、夫が旅先で、その地域特産の果物のジャムや珍しいジャムを買うことが多いので、お義母さんも、毎年、「果物が傷むのがもったいないと言って、ジャムを作るのはいいけれど、結局誰も食べないで傷んでしまったら、ガスや水、砂糖まで無駄にすることになるのでは。」と、そういぶかりながら、ジャム作りをしています。

 というわけで、残ったリンゴは、時間のあるときに、デザートの材料にしようと思っています。

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 というのも、今日は、昨日始めた、保存用トマト作りの作業が残っているからです。我が家の広大な野菜畑は、ふだんは義父が水やりをしているのですが、義父母の留守中は夫が任されています。次々にできる野菜や果物を、傷まないうちに採るのも、わたしたちの仕事です。幸い日曜日に、久しぶりの雨が降ったので、この日は夫も水やりを免れたのですが、以後は晴れた日が続いているため、夫は仕事から帰り、一休みしてから、日が暮れるまで2時間近く、畑の水やりに追われています。

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 ですから、昨日は、わたしが一人で、作業に取りかかりました。トマトソースは作業が一人では難しいし、ホールトマトにすると、調理に時間がかかるので、湯むきをしたトマトをぶつ切りにして、瓶に詰めていきました。(作り方は下記リンク参照)途中から、並行して夕食のしたくを始め、煮沸消毒は、夕食後になりました。

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 こうして、大きな瓶七つ分の保存用トマトができあがりました。明日からは雨の日が続き、気温も下がっていくという天気予報が出ているので、この夏最後かもしれない今日の青い空を背景に、写真を撮りました。

 まだトマトがたくさん残っているので、今日も保存用トマト作りは続きます。幸い、日曜の雨のおかげで、朝晩は涼しくなったのですが、日中はまだ暑いので、アイロンがけや煮沸消毒など、熱の出る作業は、できるだけ朝や晩にするようにしています。

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 日中35度を超える日が続いたときは、元気がなくて、花が少なかった朝顔が、日曜の雨以来、花も暑さをしのぎやすくなったためか、毎日たくさんの花を咲かせ始めました。毎朝、にぎやかに咲いた朝顔を眺めるのが、楽しみです。

関連記事へのリンク
- トマト共同戦線 (保存用のトマトの瓶詰めの作り方)
- 旬の味覚を封じ込め (保存用トマトソースの作り方)

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by milletti_naoko | 2012-08-30 14:26 | Gastronomia | Trackback | Comments(12)

カボチャの花

 つい最近のことです。畑に野菜を採りに行くたび、そばを通りかかっていたこの野菜が、

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実は、カボチャ(zucca)だと知ったのは。

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こちらズッキーニ(zucchina)と、花も葉の形もよく似ているので、すっかりズッキーニだと思い込んでいたのですが、

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 月曜日の朝、久しぶりに野菜畑に行ってみて、この葉の間から、時々大きな大きな実が育っているのを見て、実は、カボチャだったのだと、気づきました。

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 さらに驚いたのは、それまでズッキーニの花だと思って食べていた花の半分は、実は、このカボチャの花だったということです。

 イタリア語では、ズッキーニの花のことを、一般に、fiori di zucchinaとは言わず、fiori di zuccaと言います。ズッキーニの花なのに、カボチャ(zucca)の花と呼ぶのは、ズッキーニがカボチャの親戚だからだという話は、以前から夫にも聞いたし、どこかで読んだこともありました。でも、実の大きさがかなり異なるカボチャとズッキーニの花がこんなに似ていて、食感も味も変わらないとは思いもよらなかったので、びっくりしました。先日、詰め物をしてオーブンで焼いた花(記事はこちら)にも、どうやらカボチャの花が混じっていたようです。最近は、お義母さんが早朝摘んだ花を、分けていただくことが多かったのですが、義母いわく、「特に大きい、みごとな花は、カボチャの花なのよ。」とのことです。

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 今朝は、畑にズッキーニの雄花が少なかったので、たくさん咲いていたカボチャの花を、いくつか摘み取りました。そうして、パスタの具にしました。花はこんなふうに、フライパンの上で他の野菜を十分に炒めたあとで、最後に入れて、軽く炒めます。そうすれば、花の形が崩れてしまわず、きれいな色や形、味をより楽しむことができるからです。

 料理用の花を摘むときには、摘んでもいい雄花(fiore maschile)と、実がなるので摘んではいけない雌花(fiore femminile)を見分けることが大切なのですが、その見分け方を、カボチャの花についても、ズッキーニの花についても説明したイタリア語の映像を見つけました。興味のある方はご覧ください。



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by milletti_naoko | 2012-08-27 23:50 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(16)

ワイン彩画祭り、トルジャーノ

 8月24日金曜日の晩は、ウンブリアのワインの町、トルジャーノに出かけました。

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 トルジャーノ(Torgiano)には、ルンガロッティ社のワイン醸造所があり、ブドウ畑が広がり、ワイン博物館もあります。

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 トルジャーノでは、こちらのお祭りが開催中でした。今年が14回目になるこのVinarelliの祭りでは、画家たちが、水の代わりに、ワインで、絵の具を溶いて、絵を描く様子を見ることができ、また、そうして描かれた絵の展覧会や販売があります。「水彩画」(acquerello、acquarello)では「水」(acqua)を使うところを、ワイン(vino)を使って描くので、vinarello(vinarelliは複数形)と呼んでいるわけですから、日本語にあえて訳すと、「ワイン彩画」と言えるでしょうか。

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 赤ワインだけで描いた味のある絵もいくつかありましたが、そういう絵はまれで、風景や人物などを、さまざまな色を使って描いた絵がたくさんありました。色が水に近い白ワインを使うと、ふつうの水彩画に近い仕上がりになるためでしょうか。

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 いいなあと思う絵もいくつかあったのですが、一緒に散歩をした、トルジャーノ在住の友人から、1枚100~150ユーロすると聞いて、思いとどまりました。この友人によると、祭りが始まった当初は、絵の値段は競売で決まっていたそうです。

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Festa dei Vinarelli a Torgiano, Umbria 24/8/2012 21.53

 金曜日の晩は、夕食後にペルージャから、車でトルジャーノに向かいました。中心街が近づくはるかに前から、路上駐車の車が長い列をなしています。幸い駐車する場所を見つけ、歩いて中心街までやって来ました。中心の広場には、テーブルがたくさん並んでいて、午後10時が近いというのに、まだ食事中の人たちが大勢いました。わたしたちの友人も、実はこのとき、まだ夕食の最中でした。

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 食事を終えた友人たちと共に、散歩をしながら、教会や展覧会場に展示されているヴィナレッリの絵を鑑賞しました。そうして、アイスクリームを食べながら、こちらのパブまでやって来ました。

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 何とか椅子を確保し、夫たちはビール、わたしはオレンジジュースを手に、座っておしゃべりをしていたら、ロックバンドのコンサートが始まりました。

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 男性たちは、ノリのいい音楽を楽しんでいたのですが、わたしは、にぎやかな音楽に耳を傾けつつも、沈みゆく半月がそれはきれいなので、ついつい月の方に目が行き、そうして、そのまま月を見つめていました。

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 夫はまだ名残惜しそうだったのですが、ペルージャまで戻るのに、車で30分ほどかかるので、11時半過ぎに、友人たちに別れを告げて、車に向かいました。駐車場から見えたアッシジの町が、夜空を背景に、光る宝石を散りばめたようで、それはきれいでした。


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by milletti_naoko | 2012-08-26 23:52 | Feste & eventi | Trackback | Comments(4)

つめたりあげたり

 木曜日の朝、お義母さんから、たくさんの摘みたてのズッキーニの花をいただきました。ズッキーニの花は、衣をつけて揚げて食べると、一番花をおいしく味わえると思うのですが、夏に揚げ物はおなかに重たいし、ダイエットの敵だし、うちでは花が毎日たくさん採れるので、パスタの具どころか、炒めごはんの具の一つとして使ってしまうことさえあります。具の一つに使うと、花がおいしい上に、料理にきれいな黄色を添えてくれます。

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 夫も、ズッキーニの花は、揚げたものを食べるのが好きです。ただ、この日は、前夜、友人宅でイチジクパーティーをして、真夜中までたくさん食べ続けた上、ひどく暑いので、揚げ物を作る気にも食べる気にもなりませんでした。そこで、おいしそうなレシピを見つけて作ってみました。ジャガイモやツナ、ケッパーなどで作ったポテトサラダを、花の中に詰め込んで、パン粉を上からふりかけ、オーブンで焼くのですが、とてもおいしくできたので、うれしかったです。

 レシピは、こちらのArsindaさんのものです。リンクは、
- クックパッド - ズッキーニの花のオーブン焼き♪ by Arsinda

 夫が、「こうして食べてもおいしいね。」と言ったものの、揚げた花が食べたいと何度も言ったので、翌日の昼食には、ちゃんとズッキーニの花に、衣をつけて揚げました。小麦粉や水の温度を冷やそうと、入れていた氷がとけて、衣が水っぽくなって、あまり花につかず、最初に揚げた花たちには、ふだんよりかなり薄い衣がかろうじてついていたのですが、ふだんどおり揚げた次の花たちよりも、ズッキーニの花自体の味や歯ごたえがしっかり感じられて、かえっておいしいということを発見しました。揚げては食べて、慌しく料理をしたり、食べたりしていたため、残念ながら、揚げた花の写真を撮る暇はありませんでした。

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 ちなみに、イチジクパーティーは今回が2回目です。おいしいイチジクの実が、毎年たくさんたくさんなる友人宅があって、そのイチジクを生ハムと食べて味わい、さらに各自がそれぞれ食べ物や飲み物を持ち寄ろうという会です。わたしが準備したのは、こちらの巻き寿司たち。9人がそれぞれ持ち寄った、おいしい趣向を凝らした料理や、珍しいチーズなどがたくさんで、わたしはすっかり食べすぎて、ようやくイチジクが食卓に登場したときには、もうおなかいっぱいになっていました。イチジクは食べなかったのに、デザートのアイスクリームをたくさん食べてしまったのは、わたしです。
 
 9人分にしては、巻き寿司が少ないではないかと思った方がいるかもしれません。本当は全員で7人のはずだったのですが、イタリアでは、友人を招くと、友達が友達を連れてきて……と、実際には、予定していたよりも多くの人が集まってしまうということが、時々あります。

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by milletti_naoko | 2012-08-25 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(4)

扇風機ばんざい

 昨日の朝、急に、「これは扇風機を買わなければ体がもたない」と、購入を決心し、昼頃に注文したタワー型の扇風機(昨日の記事を参照)は、

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サイトに書かれていたとおり、翌日の今日、昼頃に届きました。配達状況をオンラインで確認すると、今朝7時前には、もう隣町のコルチャーノまで来ていました。コルチャーノから我が家までは、車で約30分かかります。ただ、うちに宅配便の配達があるのは、いつも午後1時から2時の間なので、届くのは昼過ぎだろうなと、予想していました。そうして、予想どおり、午後1時25分に、いつもの親切な宅配の紳士が、扇風機を届けてくれました。

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 4kgと軽くて、移動しやすいのも、この扇風機を選んだ理由の一つです。届いたのがちょうど昼食のしたく中だったので、昼食後に、扇風機を組み立てました。と言っても、ご覧のように、二つの半円を組み合わせて土台となる円盤を作り、扇風機の本体にネジで取りつけるだけですから、わたし一人でも、すぐ簡単にできました。実は、最初に円盤を設置したときに、前後を間違え、扇風機の正面下からコードが出るように取りつけてしまったのですが、すぐに気づいて取り外し、向きを変えて、取りつけ直しました。

 風の音がしないわけではないのですが、それほど気になりません。3段階に風量調節ができる上に、風量が自動で強くなったり弱くなったりを繰り返すようにセットすることもできます。従来の扇風機には及びませんが、風量も、左右に自動で回転する角度も、わたしにはこれで十分と、満足しました。何より、室温が30度以上あっても、扇風機が一つあるだけで、こんなに涼しく快適に過ごせることに、改めて驚きました。リモコンもあるのですが、電池は別に買わなければいけないので、まだ使っていません。

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 ご覧のように、風の吹く位置が低いので、机上の書類が飛んだり、髪の毛が目に入るという心配もありません。ただ、一人で使う分にはまったく申し分ないのですが、夫と二人で、この部屋で使うのは難しいことに、今になって気づきました。そうです。わたしの机と夫の机は向かい合わせに置いてあって、しかも机は二つとも、両側が木に覆われているので、机の横にこの扇風機を置いて、左右に振らせても、座っている人が、風の恩恵を受けることができないのです。従来の扇風機であれば、夫も言うように、「風量も大きい」し、二人のどちらにも風が当たるでしょうに。

 解決策として、わたしが考えたのは、最初の写真に写っている小さいソファーを机の横に置き、その上に扇風機を載せることです。そうすれば、位置が高くなるので、二人の上半身に風が当たることでしょう。夕方、夫が帰宅したとき、わたしは扇風機を、椅子の斜め後ろに置いていました。向かいに座った夫は、それでも、「机の下を通って、脚に風が当たって快適だからいいよ。」と言ってくれました。

 こんなふうに、扇風機が無事に届いて、涼しく過ごせるようになりましたということだけ、とりあえずご報告します。扇風機1台で、こんなに快適になるんですね! 暑い夏を乗り切るための強い味方ができて、うれしくて仕方のないわたしです。

関連記事へのリンク
- 今さらながら
↑↑ 今頃になって扇風機を買うに至った理由
- Amazon.it – Rowenta Ventilatore A Colonna Vu6555 Eole Crystal
↑↑ 今回購入したサイトと扇風機。わたしが注文した昨日より、4ユーロ安いのはなぜ? 株価じゃあるまいに……

*追記(8月25日14:37)
 ちなみに、このタワー型扇風機の価格は、わたしがおとといの昼頃注文したときには、税込み80.66ユーロ(税抜き66.66ユーロ)で、これが送料込みの値段であることを考えると、他のオンラインショップが提供している価格よりもひどく安かったのです。それが、同じ日の晩から昨日にかけては76.93ユーロと、1日もしないうちに4ユーロも値段が下がっていたので、少し損したような気分でいたら、今確認すると、料金は98.27~112.20ユーロと上がっていて、しかも他業者が販売する品をアマゾンイタリアが紹介・仲介しているだけであって、アマゾン自体が販売・発送をするわけではありません。値段が最も安かったおとといの晩や昨日中に注文しなかったのは残念だけれど、今日まで悩んだり待ったりしていたら、値段が跳ね上がっていたわけで、あのとき買ってよかったとつくづく思いました。

 昨年、ダイソンの掃除機を買ったときも、元値が600ユーロするものを、送料込みで394.25ユーロのアマゾンイタリアで購入したら、その数時間後に、391.63ユーロに値段が下がっていたので、悲しかったのを覚えています。しかも、8日後には359ユーロと、45ユーロも安くなったりしていて…… わたしが買ったとき、他のイタリアのオンラインショップの値段と比べると、アマゾンより1、2ユーロほど安い店が一つだけあったものの、やはり使い慣れた業者が安心だと、アマゾンイタリアで注文していました。イタリアのオンラインの電気製品の値段は、数社の競合や売れ行きで、頻繁に値段がひどく上下することもあるようで、何だか本当に株価のようです。イタリアだけではなくて、日本でも同じことなのでしょうか?

*追記その2(8月27日)
 今朝、確認すると、再び、アマゾンイタリアが直接販売・発送して、76.93ユーロという料金が表示され、他の業者が提供するかなり高い料金と一緒に並んでいました。買うタイミングによって、こんなに同じページの料金が違っていいのかしら? ここまで変動が激しいと、株価のように、ページにその日・週・月の推移も載せないと、ひどく高いときに買った人が、あとで不公平に思うような気がするのですが……

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by milletti_naoko | 2012-08-24 23:59 | Altro | Trackback | Comments(12)

今さらながら

 ニュースや天気予報で、「まもなく雨が降り、気温が下がる」と聞いては、それに期待していたのですが、今年、ペルージャでは、日中の気温が35~40度まで上がる日が、もう何日も続いています。しかも、天気予報では、最高気温が32度くらいだからと安心していたら、実際には38度などということもよくあるのです。

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Lago Trasimeno, Passignano 19/8/2012 20.49

 猛暑から身を守るために、可能な限り、こういう日は12~16時、できれば18時までは外出しないように心がけているのですが(下記リンク先の「黄金律」参照)、必要に迫られて外出した先で、あまりの暑さに気分が悪くなることも、よくあります。

 冷房のない我が家では、例年こういう暑い日には、深夜と早朝に屋内に涼しい空気を取り込み、あとは、日光があたる場所では、窓もよろい戸も閉めきって、涼しく過せるように工夫をしてはいます。それでも、こう暑い日が続くと、壁が吸収した太陽の熱がいつまでもこもりつづけ、こうして今記事を書いている部屋は、今の時点ですでに気温が30度です。この部屋は南西向きで、午後1時頃から午後7時まで、ずっと日が当たり続けるので、これから夕方にかけて、さらに室温が上がるはずです。

 朝の涼しいうちに、花に水をやり、家事をすませようとはするのですが、調理もアイロンがけも掃除機を使っての洗濯も、室温を上げることにつながり、午後はぐったりしてしまいます。

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 というわけで、今さらと言えば、本当に今さらなのですが…… もう夏の猛暑も終わろうとしていると、ニュースが呼びかける中、今日になって、扇風機を注文してしまいました。現時点での天気予報によると、ペルージャでは、土曜までひどく暑い日が続くものの、日曜日の昼頃から雨が降り、以後は最高気温が高くても31度程度であるとのことです。(詳しくはこちら

 ダイソンの掃除機(記事はこちら)に、フランス語の学習教材にと、Amazon.it のサイトを利用して、使いやすさと商品が届く速さに満足していたわたしは、このサイトで、評価の高い扇風機を選び、注文することにしました。今回、注文したのは、タワー型の扇風機(リンクはこちら)です。意見を書いた5人全員が、高く評価しているのが、このタワー型扇風機と同じ会社の従来の扇風機(リンクはこちら)で、このどちらを選ぼうかとしばらく迷いました。ふだんは、英語や日本語の商品比較サイトも参考にするのですが、このRowenta社の扇風機は、英語圏や日本では販売されていないのか、商品に関する口コミは、イタリア語のサイトにしか見つかりませんでした。タワー型は、一般に音がうるさい、風力が弱いという意見を、日本のサイトで見かけたのですが、Amazon.itでの商品評価によると、この商品は、「音がとても静か」だそうです。そうして、これまで扇風機を買わなかったのは、夫の家族が、「夏は暑いものだから、冷房を買う必要はない」という信条を持っている上に、強い風で、机上の書類が飛んだり、髪の毛が目や顔にかかったりするのは厄介だと思っていたからでもあります。タワー型の風は控えめで優しいようで、だったら逆に、書類や髪が風に飛ばされたり、なびいたりするのを、心配する必要も少ないでしょう。というわけで、しばらく考えたあとで、タワー型扇風機を買うことに決めました。

 天気予報によると、日曜日には気温が下がるということでもあるので、届くまでに数日かかるようなら注文はやめようと思っていたのですが、サイトに必要情報を入力して確認すると、なんと明日、8月24日中には我が家に届く予定となっているではありませんか。というわけで、まだ円高で、1ユーロが百円以下であることも確認してから、注文を確定しました。どうか予定どおり、明日には到着しますように。天気予報では来週から気温が下がることになってはいても、来週も最高気温が30度を超える日が多いとある上、「気温が下がる下がる」と言いながら、結局猛暑が続くということが、この夏何度もあったので、思い切って購入することにしました。

 エアコンだと、外気に熱風を吐き出す上、電気代も工事費用もかさむので、夫は賛成しないでしょうが、扇風機なら、そういう問題もないし、わたしが払うのだからということで、買ってしまいました。早く来い来い扇風機♪

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 今回の記事に添えた写真は、日曜の晩に、トゥオーロでピザを食べたあと、パッシンニャーノに寄って、トラジメーノ湖畔を散歩したときのものです。パッシンニャーノには、マッジョーレ湖行きのフェリーが出る港があって、上の写真は、その切符の販売所なのですが、赤い矢印で記した柱を見ると、トラジメーノ湖の水位が、本来あるべき水位にくらべて、どのくらい高いか、低いかが分かるようになっています。

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 長い間雨が降らず、晴天で猛暑の日が続く上、多発する火事の消火作業に、湖の水が使われるため、ふだんから低かった水位がさらに下がって、あるべき水位から140cmも低くなっています。野山の緑も、畑の野菜も、猛暑にくたびれた人々も、そうして、トラジメーノ湖も、日曜日には降るという雨を、今か今かと待っているのでありました。

関連記事へのリンク
- イタリアの猛暑から身を守るための黄金律10か条

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by milletti_naoko | 2012-08-23 16:53 | Umbria | Trackback | Comments(6)

夏のトラジメーノ湖

 トラジメーノ湖湖畔から、湖の二つの島、ポルヴェーセ島とマッジョーレ島に行くためのフェリーは、ふだんは最終便が午後7時過ぎなのですが、真夏の観光客の多い時期だけは、夜間も運航されています。ただし、いつでも真夜中まで便があるわけではなく、期間が限定されている上に、運航は週末や祝祭日の前日に限られています。

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Lago Trasimeno, San Feliciano 11/8/2012 18.50

 夜の船便を利用して、夕日をポルヴェーセ島で見送ろうと、8月11日土曜日は、夕方に港のあるサン・フェリチャーノの村を訪ねました。

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 ウンブリア州では、もう長い間雨らしい雨が降らず、猛暑が続いていることもあって、各地で火災が頻発しています。新聞の地方版を読むと、同時期に多数の火事が野山を襲っていることが分かります。トーディに住む義弟の家族からは、町の近くで大規模な火災が発生し、数日間野山が燃え続けたと聞いていますし、わたしたちが、グッビオ付近を通りかかったときや、この日、湖に向かう途中にも、山のあちこちから、煙が立ち上るのを目にしました。数週間前にテッツィオ山に登ったときには、飛行機のプロペラの音が絶えず響いていました。2機のプロペラ機が、消火のために、トラジメーノ湖で水を汲んで、火事現場に向かっては、新たに水を汲みに湖へと向かうということを繰り返していたからです。

 この日、わたしたちが港でフェリーの出発を待つ間にも、こうして消火のために、湖で水を補給しては旅立ち、再び戻ってくるプロペラ機が、二つありました。

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 カモメたちは、観光客に煩わされない場所をうまく見つけて、思い思いにくつろいでいます。

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 駐車場から港へと、短い距離を歩くだけでも、湖の水位がひどく下がっているのが分かります。もう長い間雨が降らない上、消火作業のために、水が持ち運ばれるからです。

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 さて、ようやくフェリーが出発しました。船は、太陽が明るく照らし出す湖面を、進んで行きます。わたしたちがポルヴェーセ島(Isola Polvese)がとりわけ好きなのは、自然が豊かで、観光客の数も限られ、静かに散歩を楽しめるからです。

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 ところがこの日は、ダンス合宿らしきものがあって、港付近で、老若男女がにぎやかな音楽と共に、講師にならって、踊っていました。そこで、港から離れて、湖の周囲を歩くことにしました。夏の島の魅力の一つ、色とりどりに美しいキョウチクトウの並木が、夕日を浴びています。

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夕焼けに染まりゆく空の下、ちょこんと並んでいるマッジョーレ島(Isola Maggiore)ミノーレ島(Isola Minore)を見やると、この冬、27年ぶりに凍りついたトラジメーノ湖の上に、2島がやはり同じように仲よく並んでいた様子を思い出して、何だか感慨深くなりました。

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 急ぎ足で歩いて、まずは、こちらの展望台までたどり着きました。

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 そうして、その近くにあるこちらの石の椅子に座って、夕日が沈むのを見守ることにしました。

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 家を出る前に、天気予報サイトで、この日の日没は午後8時20分頃と確認していたのですが、それより早く薄暗くなったので、夫は、もう日が沈んだのかと、心配していました。暗くなったのは、太陽がしばらく雲の間に隠れていたからで、再び雲から顔を出した夕日は、空も湖も、きれいに染めていきました。

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 今日の日と、すばらしい眺めに感謝しながら、沈んでいく太陽を見送りました。

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 さて、次のフェリーが島を発つのは、日没後約20分の8時40分です。日没後30分ほどで、周囲が暗くなってしまうため、何とかこの便に乗ろうと、二人で、急いで港へと向かいました。

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 この日は行き当たりばったりに、人の多そうな場所を避けて、反時計回りに島の周囲を歩きました。地図もないので、どう港に戻れば早いのかが分からず、とりあえず反時計回りの散歩を続け、つまり来たときとは別の道を通って、港に向かいました。

 古城に近づくと、こちらのみごとなキョウチクトウの並木が見えました。ポルヴェーセ島には、花ざかりに美しいキョウチクトウの並木が二つあります。一つは、先にご紹介した、サッカー場近くにある並木。そうして、もう一つはこちら、古城へと向かう道の両側に続く並木です。数年前、花ざかりにこの道を通って感動したわたしたちは、次の年に、無残にも根元近くまで剪定され、花の咲かないキョウチクトウの並木を見て、なんとむごいことをしたのだろうと思いました。この日、その並木が、再びみごとな花を咲かせているのを見たときは、本当にうれしかったです。

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 古城まで来れば、港まではあと一息。フェリーの時刻には十分間に合います。ところが夫は、船が予定時刻より早く出ては大変と、ひとり駆け足で港に向かいました。

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 船が港を出発したのは、8時45分のことでした。夕焼けの中、少しずつ遠ざかるポルヴェーセ島を見やりながら、サン・フェリチャーノの港に向かいました。

LINK
- Ubria Mobilità – Navigazione Lago Trasimeno – Orari estivi dal 1 luglio al 26 agosto 2012 (湖のフェリーの夏季時刻表)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-08-22 15:53 | Umbria | Trackback | Comments(8)

人生にほほえめば

  ほほえみなさい、たとえそのわけが見つからなくとも
  愛しなさい、まるで子供であるかのように
  ほほえみなさい、たとえ誰が何と言おうとも
  世間の言うことに耳を傾けないで
  なぜって、そうあることで、人生はすばらしいものとなるのだから

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Concerto di Noa e la Filarmonica Arturo Toscanini 14/8/2012

 8月14日火曜日の晩、リミニの友人たちと、ミラノ・マリッティマ(Milano Marittima)で催された、イスラエル人女性歌手、ノアのコンサートに行きました。

 ノアの愛する二つの国、イスラエルとイタリアの歌を始め、オーケストラの美しい演奏とみごとに調和した、さまざまな彼女の歌を楽しんだのですが、観客のアンコールに応えて、ノアが最後に歌ったのがこの歌でした。

 コンサートでは英語と、そしてヘブライ語らしき言語の2か国語を交互に使って歌われたのですが、インターネットで英語の歌詞を見つけて、わたしなりに訳してみました。言葉の響きや伝えんとすることの明確さを重視して、意訳になっているところもあります。



 ロベルト・ベニンニの名作で、『ライフ・イズ・ビューティフル』(詳しくはこちら)、イタリア語の原題を『La vita è bella』(リンクはこちら)というこの映画はわたしも大好きで、イタリア語の勉強も兼ねて、何度も見ました。

 コンサートの最後に、この映画の聞き覚えのあるメロディーが流れ、やがてノアが歌い出したその歌詞の美しさに打たれました。つらいときほど、ほほえむ強さが必要で、笑顔がやがて幸せを運んでくると、そういう詩やことわざ、歌は多いのですが、このベニンニの映画のメロディーを通して、どんなに逆境に陥っても、笑顔を忘れず、息子に人生は美しいと伝え続けた主人公の姿が、歌詞の言葉に重なって、歌のメッセージが二重に胸に迫ってきました。歌詞のすべてに、映画の場面が重なって、強く心に響いてきます。ぜひ皆さんも下のリンクの英語の歌詞や上のYouTube映像のイタリア語字幕も頼りにしながら、歌を何度も聴いてみてください。

 歌の初めに、Smile(ほほえみなさい)と語りかけるところが、意識してかどうか、もう一つのわたしがとても好きな歌と共通しています。



 やはり映画に関わりの深いこの歌については、以前のブログ記事(リンクはこちら)で、歌詞へのリンクや歌の映像、和訳をご紹介していますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。今この記事を書くにあたって、この過去記事に目をざっと通していたら、この『Smile』の歌も、今回ご紹介した歌、『Life is beautiful that way』と同じで、映画で使われた曲に、あとから歌詞が添えられたものであること、コンサートで聴いて感動したことが分かって、何だかひどく共通点が多いのが興味深かったです。

LINK
- YouTube - Noa – Beautiful That Way – La Vita è Bella (イタリア語字幕つき)
- Leonardo.it – Testo, Beautiful That Way - Noa

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-08-20 22:50 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(10)

アルプスの松の森

 重いリュックを背に山を登ってまで、この山小屋に泊まったのは、料理がとびきりおいしいと知っていたからではなく、宿の近くにあるアレヴェの森(Bosco dell’Alevè)を、散歩するためです。

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 標高の高いアルプスの山は、冬は雪に覆われ、長い厳寒の時期が続くのですが、このアレヴェの森は、そうした厳しい環境に耐え、しかも樹齢の長い高山松(学名Pinus cembra、イタリア語pino cembro)の森なのです。アルプスで最も広大なこ高山松の森には、たとえば上の写真のように、樹齢600年を超える高山松も、多いそうで、ただし、本当に樹齢の長い木は、知っている人と森の奥に分け入らないと見つけるのが難しいということです。(下記リンク参照)

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Rifugio Grongios Martre (1736m) 1/8/2012 9.44

 わたしたちがピエモンテのアルプスに滞在した8月初めには、朝は晴れ渡った空が、昼頃から霧や雲に覆われる日が続きました。この日、8月1日火曜日も、朝はいい天気で、下方に広がるカステッロ湖(Lago di Castello)が、宿の前から、きれいに見えました。

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 朝、9時40分過ぎに宿を出発し、まずは急な山道をひたすら登って、渓谷、Vallone dei Ducを目指しました。

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 この森には、ところどころに、おもしろい現代美術作品が置かれています。写真では、エリーアが、作品をテレビの枠に見立てて、自分の想像した自由なニュースを伝えています。

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 あちこちに、色とりどり、形もさまざまなナデシコ(garofanino) が、元気に花を咲かせています。

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 登っていくうちに、目にする木のほとんどが、高山松となり、道の傍らを、水が流れるようになりました。この辺りにはブルーベリーの茂みがあり、おいしく熟した実も多かったのですが、蚊もひどく多いので大変でした。

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Lago Bagnour & Rifugio Bagnour (2015m) 1/8/2012 11.23

 渓谷への途中にあるバニュール湖に到着したのは、出発してから約2時半後、午後11時10分過ぎのことでした。休憩も兼ねて、しばらく湖のまわりを散策します。湖畔の山小屋にレストランがあり、営業時間を尋ねると、午後1時までとのことです。そこで、目指す渓谷を午後1時半まで歩いてから、山を下り、このレストランで昼食を取ることにしました。

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 冒頭にも写真を載せた、樹齢600年以上の高山松は、この湖のほとりにありました。

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 渓谷、Vallone dei Ducはみごとな高山松に覆われています。登っていく途中で、木の洞から水が湧き出る、それは趣のある泉に出会いました。

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 ブルーベリー(mirtillo)の茂みがところどころにあるので、時々実を摘んでほおばりながら、山道を登っていきます。

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Vallone dei Duc 1/8/2012 12.27

 この辺りに着いた頃、もう午後1時半に近かった上、

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それまで山を覆っていた高山松に代わって、岩が目立つようになってきたため、しばらく休んでから、山を下り始めました。そうして山を下り始めた頃、渓谷の間に積み重なった石と岩の間から、夫がわたしたちに呼びかける声が聞こえてきました。夫は一人、行動を別にして、森の奥に分け入り、樹齢の長い高山松を探していたのです。「レストランには午後1時までに戻らないと思うので、自分のことは気にせず、先に食べてほしい。」と言っていたようだと、フランコが言います。

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 森の中には、高山松の特徴のある松ぼっくりが、あちこちに見つかりました。

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 山を下る途中で、高山松の巨木を取材しに来た新聞記者の一行に出会いました。ひとしきりしおしゃべりしてから、「この先、登って行ったら、やはり巨木を探して歩いているうちの夫に会われるかもしれませんね。」と言ったら、夫の名前を聞かれました。

 さて、わたしたちは無事に午後1時前に、山小屋のレストランにすべり込み、昼食を取りました。おいしいと聞くポレンタはすでになく、パスタを頼んで食べていたら、そのうち夫も姿を現し、パスタの注文も、ちゃんと受けつけてもらえました。途中で、例の二人連れに出会ったとき、「ルイージ!」と呼ばれたので、一瞬、「あれ、どこかでこの二人に会ったことがあるっけ。」と慌てたそうです。

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Lago Secco (1890m) 1/8/2012 15.30

 昼食後、宿へ戻るときには、来たときとは違う道を通り、写真の湖、セッコ湖を訪ねました。乾いた(secco)という何も関わらず、水をたたえ、蛙もいる静かな湖に 出会えたのがうれしくて、しばらく湖のほとりで寝そべって、休みました。だんだん雲が低くたれ込め、冷たい風が吹き始めた頃に、再び山を下り始め、ようやく宿にたどり着いたのは、午後5時半頃のことでした。

関連記事へのリンク / Link agli articoli precedenti
- 夏のアルプス山歩き1 / Valle Varaita & Alpi Piemontesi – Parte1
- 夏のアルプス山歩き2 / Valle Varaita & Alpi Piemontesi – Parte2
- おとぎの村、キアナーレ / Chianale, paesino da favola
- 試練のあとに / Rifugio Grongios Martre
参照リンク / Riferimenti web
- it.wikipedia - Bosco dell'Alevè
- 針葉樹のデータベース - ヨーロッパハイマツ(コウザンマツ、高山松、スイスマツ) Pinus cembra
- it.wikipedia – Pinus cembra (Pino cembro)
- Rifugio Grongios Martre - HOME
- Valle Varaita – Lago Bagnour m2012 e Lago Secco m1890

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-08-19 22:39 | Piemonte | Trackback


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