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秋咲きのシクラメン

 9月28日金曜日は、午後ミジャーナの家の改築状況を見に行きました。

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 少しずつ完成に近づく家の前で、オリーブの実も、かなり大きくなってきました。

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 近くを歩くと、自生のシクラメン(ciclamino)が、一面に咲いているところがあります。

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 雨がほとんど降らなかった今年の夏は、夏の盛りに木の葉が枯れてしまっている木を、たくさん見かけました。

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 そのためか、9月末にしては、落ち葉が多いように見える地面から、秋咲きのシクラメンがすっくりと立ち上がり、きれいなピンクの花を咲かせています。


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 柔らかいつぼみが、いくつもいくつも、街灯のように、地面に向かって垂れています。夜になると街灯の明かりがともるように、時が来ると、花びらをいっぱいに開いて、周囲をきれいなピンクで彩るのでしょう。

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 わたしがこうして散歩してシクラメンに出会えたのは、この日は夫が、ノミを打つ作業に長くいそしんでいたからです。

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 昔からあった石の壁はできるだけ生かすようにしているのですが、石の見ばえがよくないところや、電気配線は、左官屋さんがしっくいで覆っていきます。ただ、この石壁としっくいの壁の境界線が、直線過ぎて気になるところが、あちこちにあります。

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 そこで、こんなふうに、境界線が、石の形に沿うようにして、線が単調にならないようにしてほしいと、夫は作業のし直しや今後の在り方を、職人さんに依頼し、自分でも、理想の境界線を作り上げようと、作業に励みました。この部分は、まだしっくいが固まらず、柔らかいので、作業も楽そうでした。

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 夫たちが作業にいそしむ傍らで、レンガの壁も、しっくいに覆われていきます。

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 一方、しっくいがすでに固まってしまっている壁は、ノミを打つと、破片が周囲に飛び散り、かなり力がいる上に、一度は、小さな破片が目に入ったりして、大変そうでした。

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 職人さんたちが、楽々と扱う金づちも、持ち慣れぬ夫の手には、かなり重いのだそうです。その夫も、登山や農作業で、重いものを運ぶのには、慣れている方だと思います。

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 注意深く石壁を見ていたら、一つだけですが、きれいな水晶の鉱石を含んでいる石が、見つかりました。

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 5時過ぎまで、真剣にノミを打つ夫たちの作業を見守ったあと、午後5時過ぎに帰宅しました。大きくはなったものの、オリーブの実はまだ青く、向かいの山の斜面の木々も青々としています。これから11月に向かって、オリーブの実や木々の葉も色づき、家もさらに姿が整っていくことでしょう。

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by milletti_naoko | 2012-09-30 11:35 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(8)

秋色の花市

 今回の花市では、色鮮やかなハートがたくさん実ったこちらの鉢を購入しました。

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 オレンジ色と形がきれいで、一目惚れしたのですが、どうしてもほしくなったのは、やはり日本を懐かしむ気持ちからです。ホオズキというと、すぐに母方の祖父母の家を思い出します。ホオズキが色づく夏は、毎年帰省して、祖父母の家で過ごしたからでしょうか。

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 ホオズキは、毎年、春と秋に催されるリッチョーネ(Riccione)花市、Giardini d’Autoreで購入しました。土曜の晩、パン祭りのあともアドリア海岸に残るため、はるか北方のリミニの友人宅まで行って泊まったのは、この花市を訪ねるためだったのです。

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 この日の朝、フランコはブラックベリー狩りに出かけましたが、マヌエーラはわたしたちと一緒に花市に来ました。花市には、工房、Artigianateの店も出ていました。ロマーニャ伝統のデザインを、17世紀から伝わる技法を用いて、布に施した美しい布製品が並んでいます。

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 盆栽の紅葉も、ほんのりと赤くなっていて、秋らしいいい雰囲気を出しています。70ユーロという値段に驚いたのですが、日本でも、盆栽はこんなに値が張るのでしょうか。

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 今回、特にいいなと思ったのは、果物の若木を売る店の展示です。さまざまな品種のリンゴやブドウ、梨を、こんなふうに名前と共にきれいに飾ってありました。実りの秋だからこそ、できることです。幸水も豊水もあって、日本の梨が恋しいわたしには、うれしかったのですが、残念ながら、市には日本の梨の木は持ってきていませんでした。トスカーナの店(リンクはこちら)には、二十世紀もあるということなので、いつか若木を買いに、店を訪ねようと思っています。

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 昨年、芸術的作品で目を喜ばせてくれたカボチャ友の会は、今年は、展示内容がざっとしていました。それでも、色とりどりで、大きさもさまざまのカボチャたちは、見ごたえがあります。

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 こんなふうに、いろんなおいしいものを売る店もあります。

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 水辺に生える葦(canna)を使って、おじさんが作り出す水鳥たちを、子供たちがうれしそうに、手に取って眺めています。自然の生物の形を、木や葦を使って作り上げるというのが、すてきだと思います。

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 庭を居心地のいい、楽しい空間にしてくれる飾りは、他にもたくさんあります。

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 睡蓮などの水生植物を扱うこの店は、毎度のおなじみですが、毎回、花や置き物の色や形、配置を、以前とは違う形で、けれど上手に工夫して、訪ねる人が、見て楽しめるようになっています。

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 テーブルの上には、遠い異国の珍しい果物がたくさん並んでいます。こういう不思議な果実がなる植物を売る店もありました。

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 唐辛子(peperoncino)も、びっくりするほど、いろんな色や形のものが、並んでいます。

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 アイデアがおもしろい、もらおうかなと思ったのは、右手の木にかけられた鏡です。七つの太い筒の底に、鏡を貼って、花の形に並べてあります。

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 白やピンクのコスモスの鉢植えもあって、わたしはピンクのコスモスが買いたかったのですが、「種から簡単に育つんだから、鉢を買うより、春に種をまくように」と、夫から禁止令が出ました。いえ、ダイソンの掃除機タワー型扇風機も、夫に買うなと言われつつ買っています(でも懐をはたいたのはわたしです)から、反対されたからと言って、従わなければいけないというわけでもないのですが、今回はあきらめました。

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 会場には、ロバ(asino)もいて、草をやると、うれしそうに食べていました。花市の会場内では、ピアディーナやライスサラダを買って、食べることができます。わたしたちも、正午過ぎに、花市に店を出していたシモーナと、会場内で昼食をすませました。夫が食べたピアディーナはおいしかったそうですが、わたしたちの食べたライスサラダの味は今ひとつで、シモーナは「こうするとおいしい」と言って、マヨネーズをたっぷりかけ、ごはんと混ぜ合わせて食べていました。

 昼食後は、まだしばらく花市の会場を回って、目をつけておいた鉢を買い、それから、寄り道しながら、ペルージャへと戻りました。

LINK
- Giardini d’Autore. Mostra Mercato di Giardinaggio - HOME
- Vivai Belfiore, specialisti in frutti antichi

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
Giardini d'Autore - Mostra Mercato di Giardinaggio
- リッチョーネの花市 / Giardini d’Autore 9/2010
- 花市で春を先取り / Giardini d’Autore 3/2011
- カボチャも芸術 / Zucche & Arte Giardini d’Autore 9/2011 – Parte 1
- 花の妖精 / Fate dei Fiori Giardini d’Autore 9/2011 – Parte2
- 春の花市2012 / Giardini d’Autore 3/2012
Artigianate - Tele stampate con il metodo tradizionale romagnolo
- ロマーニャ伝統の技とデザイン / Disegni e tecniche tradizionali della Romagna (19/9/2010)
- 新店は森の中 / Artigianate – Nuovo negozio a Riccione (5/2012)

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by milletti_naoko | 2012-09-29 06:42 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(12)

パンの祭典、セニガッリア2

 セニガッリアのパン祭りでは、いろんな地方のパンを買ったり味を見たりできる上に、パンをめぐって、伝統や暮らし、経済を見つめ直し、学べるように、工夫されていました。

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Festa del Pane, Senigallia 22/9/2012

 たとえば、パン売り場のこの掲示には、イタリア語pane「パン」の語幹やpaneという言葉を組み入れてできた言葉が説明されています。

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 パンの語源の説明にも、なるほどと思ったのですが、特にいいなと思ったのは、後半です。compagno「仲間」、 compagnia「つきあい」を意味するイタリア語は、もともとラテン語のcum panis「(同じ)パンで」という表現に由来していて、要するに、「仲間、同志」とは、語源的には、「同じパンを共有できる人」だというのです。

「パンを共有することで、仲間になって、つきあうことになり、一緒にいられるようになる。分かち合われたパンは、友情や保護、たとえ知らない者どうしでも知り合おうという気があることを意味する。パンを分け合うことは、相手を暖かく出迎え、何を必要としているかに気づくことでもある。」(「  」内は石井訳。意訳です。)

 日本語でも、「同じ釜の飯を食った仲」と言いますが、イタリア語では、それが「パン」(pane)なのだなと改めて思いました。companatico「パンと一緒に食べるおかず」という単語には、pan(e)という単語が入っているのが、つづりからも意味の上からもわかりやすいのですが、compagno、compagniaでは、pan(e)がpagn(e)と姿が変わっているし、語彙も「パン」から離れているので、気がづきませんでした。

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 脱穀機やトラクターなど、パン作りには欠かせない小麦の耕作や収穫に必要な農機も、一昔前のものやつい最近のものなどが、いろいろと並んでいます。

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 パン教室も開かれていて、子供たちがプロに作り方を学んでいます。大人用の教室もあって、無料だし参加したいと、夫はずっと言っていたのですが、電話をしたときには、すでに予約が打ち切られていました。

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 パン祭りとは言っても、会場では、他にも、ハチミツ、オリーブオイル、チョコレート、ジャムなど、さまざまな店が並んでいます。夫は、のどが渇いたと言って、ビールを飲みに行きました。ビールもハチミツも、買ったあとで、他にも販売している店があることに気づきました。

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 油を加えなくても、塩と少しのワインを加えるだけで、あとは火にかけておけば、豚がおいしく料理できるという不思議ななべも販売されていました。豚の脂は取り除いて、オリーブオイルを使った方が体にいいのではないかと思ったので、購入しなかったのですが、豚を料理するなべが、豚の形をしていて、あいきょうがあります。

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 次から次へとパンが作られ、焼かれている様子も見ることができます。午後5時頃になると、かなり人が増えてきました。

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 午後5時半頃から、パンに関する講演を二つ聴きました。このジャーナリストからは、最近、イタリアの大手スーパーマーケットやバールで売られたり、学校や企業の食堂で使われたりするパンが、ローマニアからイタリアに運び込まれたものであることが多いという話がありました。ローマニアで作ったパンを冷凍して、大量にイタリアに運び込み、原材料も生産国も生産者も記載せず、そういう状態で、イタリアで店先や食卓に並んでいるというのです。ナポリ付近で、健康への被害が深刻と思われるような釜を使って焼いたパンが大量に作られ、それが学校の食堂で児童に配られていたという恐ろしいニュースも聞きました。

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 次の語り手は、ウルビーノの農家の方です。広くはない畑でも、年中、小麦を始めとしたさまざまな農作物を育て、自分たちが育てた麦からできた小麦粉で、パンも作って、売っているという方で、どんなふうに、どこで育てられたかが分かる食物を食べること、そして、農業、環境の大切さを、ご自身の経験も踏まえて、分かりやすく語ってくれました。

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 わたしも夫も、この語り手の生き方や農業にすっかり魅せられて、このあと、この方が家族と経営するLa Fattoria dei Cantoriのスタンドで、話に聞いていたパンなどをたくさん購入しました。

 ペルージャからセニガッリアだけでも車で2時間半かかるので、朝夫に、セニガッリア周辺で宿を見つけようと言っていたのですが、安い宿が見つかりません。結局、リミニのフランコ宅に電話をし、午後8時から高速道路で90kmを北上し、途中、フランコ宅近くのピザ屋で4人分のピザを買って、午後9時過ぎに着いたフランコ宅で、皆で夕食にピザを食べることになりました。ひどく慌しい1日になりましたが、改築中の家についての懸案事項について、フランコにいろいろ相談もできて、結局はよかったかなと思いました。

LINK
- Pane Nostrum – Festa internazionale del Pane a Senigallia
- La Fattoria dei Cantori - HOME

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 美味、魚のパニーノ / Squisito il panino Anikò, salumeria ittica
- パンの祭典、セニガッリア1 / Festa del Pane, Senigallia – Parte 1

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by milletti_naoko | 2012-09-27 11:31 | Gastronomia | Trackback | Comments(10)

パンの祭典、セニガッリア1

 9月22日土曜日は、9月22日土曜日は、アドリア海岸の町、セニガッリア(Senigallia)で催されていたパン祭り、Festa Internazionale del Pane, “Pane Nostrum”を訪ねました

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 町の中心街に、パンを始め、地元の特産品を売るスタンドが並び、パンやピザ作りを学んだり、小麦・パンを作る農家の方の話が聞けたりして、興味深かったです。

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 とびきりおいしいパニーノで昼食を済ませたあとは、せっかく海が近くにあるので、海まで行って、素足で浜辺を散歩しました。

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 突端の先まで歩くと、ペネロペ(Penelope)の像があり、彫刻のある岩は、愛の誓いの南京錠でいっぱいでした。

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 海辺を歩いたあとは、再び中心街に戻って、パン祭りの会場を目指します。

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Palazzo Comunale, Senigallia 22/9/2012 15.43

 町並みがきれいで、気になる建築物や教会も多いので、時々寄り道しながら、進んで行きます。

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 いよいよパン祭りの会場に到着して、最初に目に飛び込んできたのは、こちらの大聖堂です。

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 説明を読むと、近隣の村が、自分たちの村祭りのために、麦の穂だけを使って作り上げた大作だと分かります。この村では、村人たちが協力して、毎年異なる聖堂や教会をつくりあげているのですが、わたしは、この作品が、リエーティの大聖堂であることを知って、うれしくなりました。

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Cattedrale di Santa Maria Assunta, Rieti 15/10/2011

 というのも、この大聖堂前の聖フランチェスコの像こそ、昨年10月に、リエーティからローマまで巡礼の旅をしたときの出発地点だったからです。

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 聖フランチェスコ像は、大聖堂の左手にあります。

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Prima della partenza del pellegrinaggio Rieti-Roma 16/10/2011

 出発前に、ここで記念写真を撮りました。
 
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 さて、話をパン祭りに戻して、会場では、イタリア各地、そして、フランスやドイツのさまざまなパンが売られていました。(つづく)

LINK
- Pane Nostrum – Festa internazionale del Pane a Senigallia
- Festa del Covo di Campocavallo, frazione di Osimo (AN) - HOME

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 美味、魚のパニーノ / Squisito Panino d'Anikò, salumeria ittica (22/9/2012)
- パンの祭典、セニガッリア2 / Festa del Pane, Senigallia – Parte 2
↑↑ 今回の記事の続きです。 / E' il seguito di questo articolo
- ローマ目指して1、秋色の道 / Cammino da Rieti a Roma 1 (16/10/2011)

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by milletti_naoko | 2012-09-26 08:48 | Marche | Trackback | Comments(4)

美味、魚のパニーノ

 パンよりごはんが好きなわたしが、心底おいしいと思えるパニーノは、これまではポルケッタのパニーノだけだったのですが、土曜日に、極上のパニーノにめぐり会いました。

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 9月22日土曜日に、セニガッリア(Senigallia)パン祭り(Festa del Pane)を訪ねたとき、着いたのが昼食時だったので、祭りに参加しているこのパニーノ店、Anikòで食べました。値段は、「え、パニーノが?」とびっくりするほど高かったのですが、値段に納得できる味とサービスでした。

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 パニーノを待つ間にどうぞと、数切れのパンとアマトリーチェ風魚のトマトソース('matriciana di pesce)を運んでくれたのですが、このソースがおいしいのです。

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 わたしが食べたのは、こちらの鮭のパニーノ(Panino con salmone)です。鮭のマリネとパンがおいしい上に、モッツァレッラチーズやトマトとの相性も抜群でした。値段は10ユーロ。

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 一方、夫が食べたのは、マグロの燻製入りのピアディーナ(Piadina con San Daniele di Tonno)で、

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 中には、青菜や卵も入っています。7ユーロで3枚重ねのこのピアディーナも、一口味見したのですが、とてもおいしかったです。

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 パニーノと言うと、サラミやチーズと決まりがちなイタリアで、思いがけず魚の、それはおいしいパニーノが食べられて、うれしかったです。パンを口にしながら、極上のお寿司を食べたような気分になれました。

 このお店は、パン祭り開催中だけではなく、いつもセニガッリアの街角にあるそうです。一味違う、おいしいパニーノやピアディーナを食べてみたいという方は、ぜひ足を運んでみてください。

Anikò
Piazza Saffi, 10 – 60019 Senigallia (AN)
tel. 071 7931228
Sito - Moreno Cedroni – Anikò Salumeria ittica, Senigallia

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- パンの祭典、セニガッリア1 / Festa del Pane, Senigallia – Parte 1
- パンの祭典、セニガッリア2 / Festa del Pane, Senigallia – Parte 2

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by milletti_naoko | 2012-09-24 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(8)

楽しおいしいOfficina

楽しい時間は、あっという間に過ぎていく
気づいたら、もう夜11時

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縦列駐車の車がずらりと右に並び
車道をゆく車の前に、のんびりと歩行者が飛び出しては
道を渡る午後7時半のコルソ・カヴール

たそがれの空の下、近視で運転未熟の身には難しいと
運転を避けていた道に挑み
サン・ピエートロ教会前に、無事駐車場を発見

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待ち合わせの店に入り

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雰囲気や装飾を楽しむうちに
3人そろって、楽しいおしゃべりと
おいしい夕食の始まり

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車で来ていたので、味見程度に楽しんだワイン
最初の白ワインの、何とも言えずおいしいこと

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卵の白みを泡立てたらしいこの一皿には
見かけも味も、すりおろした山芋を思い

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鮭のとびきりおいしいこの一皿に
帆をかかげて湖面をゆく帆船を思う

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こんなに楽しくて、気がつくと3時間も経っていた
という経験は、本当に久しぶり

長い間いっしょに日本語を教えて
苦楽を共にし、気心も知れているりえさん
そのりえさんの親しいお友達で
去年の夏はじめてお会いしたきしえさん

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お店に顔の利くきしえさんのおかげで
目にも舌にも心にもうれしいおまかせ料理が
一皿一皿テーブルに運ばれてくる

このニョッキもおいしいのだけれど
なぜか日本のお茶菓子が頭に浮かぶのは
厨房でおいしい料理を手がけてくれる中に
日本の方が二人いるからでしょう

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りえさんと二人で話していても
楽しくて時はどんどん過ぎていくのだけれど
今回、特に時を忘れて
おしゃべりがはずんだのは
お二人が言うように
わたしのこのブログや
きしえさんのブログを通じて
お互いの近況や人柄を
よく知っているように感じていたということに加えて

わたしもきしえさんも
別々の場面、別々の関わりを通して
それぞれよく知っている
りえさんという触媒のおかげ

3人ともずっと前からお互いに知り合っていたような
そんな気軽さと親しさと屈託のなさで
ひたすら、おしゃべりおしゃべり

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時々運ばれてくるおいしいびっくり料理に
嘆声を上げて盛り上がり、うれしくなって
おかげで、話題もつきない

この魚料理は、さわやかなキュウリのソースと
添えてあるナスの濃い味わいのコンビが抜群

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ケーキにはバナナ、アイスクリームには大好きなイチゴの味が
たっぷりで、おいしかったこちらのデザート

こんなに日本語で、くつろいで楽しく話せたのは久しぶり
お二人とも、すてきな時間を本当にどうもありがとうございました

店を出たのは、11時過ぎ
りえさんと、そして、
たまたま駐車場で出会った軍語学学校の先生たちに助けられて
なんとか駐車場から車を脱出させ
街灯に照らされた夜道を運転して
帰宅したのは、真夜中を過ぎた頃でした

おいしいな、オッフィチーナ(Officina)

Ristorante Culturale L’Officina
Borgo XX giugno, 56 – Perugia
tel. 0755721699
sito - Ristorante Culturale L’Officina - HOME

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by milletti_naoko | 2012-09-23 23:31 | Gastronomia | Trackback | Comments(12)

大天使ミカエル祭り

 昨日、9月20日木曜日の晩は、バスティーア・ウンブラ(Bastia Umbra)大天使ミカエル祭り(Palio de San Michele)に行きました。

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 リミニの友人たちが、旅行でアッシジに来ていたので、夕食をこの祭りで食べようということになったからです。

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 ちょうど7時頃に、高速道路でペルージャ(Perugia)の傍らを通り過ぎると、中心街が、茜色に染まって、それはきれいに見えました。

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 皆より一足先に着いたので、バスティーアの町を少し散歩しました。歴史はある町なのですが、ウンブリアの他の町に比べると、新しい建築物が目立つ中に、こういう古い教会も残っています。

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 わたしたちが着いた頃には、教会の扉がまだ開いていて、中に入ると、過去の祭りの写真や旗らしきものが並んでいました。

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 町の守護聖人である大天使ミカエルが、さまざまに描かれています。イタリア語では、San Michele Arcangeloと呼ばれ、名前はミケーレになります。

 最初の写真は、大天使ミカエル祭りの開会式を撮影したものです。左の大きい教会の前に、バスティーアの四つの地区(rione)の四色の旗が並び、教会正面には、この四色の大きな円が映し出されています。そして、柱廊の中央には、聖ミケーレ(大天使ミカエル)の像が、小さく小さく見えます。

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 わたしたちが到着した7時半頃には、聖ミケーレ像は、まだ大きな教会の中に置かれていました。夫は、今年4月にプッリャのサン・ミケーレ教会まで巡礼(記事はこちら)をした仲間たちと共に、大天使の像を感慨深そうに眺めていました。

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 四つの地区が、それぞれ天幕を張って、食事場所を設け、地元の料理が食べられるようになっているのですが、町の人たちが、「サンタンジェロ地区の食事が、一番おいしいからぜひ」と勧めてくれたので、迷わず、そのサンタンジェロ地区の店で食べました。Sant’Angeloは、日本語に訳すと「聖天使」ですが、バスティーアではもちろん、聖ミケールのことでしょう。昼間は暖かかったのに、日が暮れると、冷たい風も吹いて、夕食前からもう寒いくらいだったので、びっくりしました。

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 値段の割りに、安くておいしい料理をたくさん食べることができました。こちらは前菜です。列に並び、レジで食べたい料理を告げ、席に着いてから、料理が運ばれて来るまでは、しばらく時間がかかったのですが、その間にテーブルの様子を見に来た給仕の成人男性が、もう遅いとは言え、お勧めのメニューを教えてくれました。豚の骨付き肉(stinco di maiale)が、とにかくおいしいとのことです。残念ながら、わたしたちと夫は、別の料理を頼んでいました。

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 ボリュームもたっぷり。少し前に、給仕の成人男性と書いたのは、給仕の大半は、小学生中・高学年と思われる子供たちだったからです。食事を運び、すでに運んだ品を、ペンで注文票から削除し、食事が終わったら、皿やコップは片づけてと、子供たちが元気よく、てきぱきと働いていたので、感心しました。

 食事のあとは話がはずみ、午後10時過ぎに中心街の教会まで戻ったときには、開会式が終わろうとしているところでした。そこで、友人たちにあいさつをして、車でペルージャに戻りました。

LINK
- Palio de San Michele – Bastia Umbra

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by milletti_naoko | 2012-09-21 15:57 | Umbria | Trackback | Comments(8)

証拠の品

 いえ、別にだれにも「証拠を見せろ」と言われたわけではないのですが、あんまり皆さんから、「ルパンが好きだとは意外」というコメントをたくさんいただいたので、いくつか証拠の品をご紹介します。

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 ルパン三世と言っても、わたしが大好きだったのは、主に、俗に言う新ルパンシリーズ(赤いジャケットのルパン)と映画、『カリオストロの城』のルパンです。もちろん今でも好きですが、夢中だったのは中学校・高校生の頃で、大人になってからは、それほどでもありません。でも、よく考えてみたら、30歳を過ぎてから、スーツケース一つ持ってイタリアに渡ろうというとき、その限られた荷物の中に、こんな古い古いルパンの下敷きを、大切に持って来たのでありました。

 よくよくご覧になると、下敷きが平らではなく、微妙にあちこちゆがんでいるのが、お分かりかと思います。高校生か大学生の頃、帰省した先の祖母の家で、火鉢の近くに置いていたら、その熱でゆがんでしまったのです。

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 こちらのプラスチックケースも、年季が入ったもので、端の方が折れたり、欠けたりしています。

 新ルパンよりもカリ城の方が、販売されていた商品が多いので、手持ちのものはカリ城ですが、中学生(高校生?)の頃、うれしそうに使っていた下敷きは、新ルパンのものでした。カリ城の下敷きは、もう一枚、フランス語のセリフ入りのものを持っていたのですが、イタリアまでは持ってこなかったようです。

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 ちなみに、下敷きは、赤毛のアンやナウシカのものも、持って来ています。昔はもったいなくて、使えなかった下敷きですが、イタリアでは下敷きが売っていないので、今は下敷きとしても活躍しています。

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 もう何年も前に、新聞・雑誌販売店の店頭で、安く売られていた、このカリ城のDVDは、日伊の2か国語で見られることだけを確認して、すぐに迷わず購入しました。

 大学の日本語の2年生の授業で、て形(「見て、話して、走って」など)や希望の助動詞、「~たい」を教えたときは、時間があれば、「炎のたからもの」を、学習教材に使いたいと思って、準備をしていたのですが、授業時間が足りそうにないので、あきらめました。



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 ちなみに、ルパンのプラスチックケースには、本を読んでいて、心に留めておきたいと思った文を書き写したものや、そういうページのコピーがいろいろとはさんでありました。かつていいと思った言葉は、やはりいいなと思いつつ、そのとき学んだはずのことが、いまだにできていないという反省もあるのですが、それについては、また次の機会にお話しするつもりです。

LINK
- Amazon.it – Lupin III – Il Castello di Cagliostro Solo in italiano
↑↑ アマゾンイタリアのページの記載を見ると、このDVDはイタリア語でしか見られないようです。
- Amazon.it – Lupin III – Il Castello di Cagliostro In italiano & giapponese
↑↑ 日本語でも見られるので、イタリア語の勉強にはなりますが、値段がひどく高くなります。ブルーレイなら日本語入りも安いのに。

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by milletti_naoko | 2012-09-20 11:53 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(6)

にょきにょきサラダと血液検査

 今日は早朝から空が曇り、予報でも雨が降るということなので、その前にと、野菜畑に出かけました。

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 サラダ菜に隠れてよく見えないのですが、カボチャの花やナス、プチトマトも収穫しました。

 さて、ここで問題です。このカゴの中には、サラダ菜がいくつあるでしょうか? 

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 答えは一つです。この夏は、畑に行くと、こんなふうに、サラダ菜が上に向かって、どんどん伸びていき、サラダ菜というよりは、「サラダの木」のように見えました。義父母によると、暑すぎる日が続いたり、水分が足りなかったりすると、こんな不思議な育ち方をするそうです。ここまで育ってしまうと、下の葉は固くなりがちですが、上の方の小さい葉は、柔らかくておいしく食べられることも多いのです。

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 9月17日月曜日の朝は、かかりつけの医師の診療所を訪ねました。必要だった健康証明書を発行してもらうためだったのですが、ついでに血液検査と皮膚科の診療ができるように、手続きをしてもらいました。

 イタリアの医療制度では、風邪やインフルエンザなどで、具合が悪いときは、かかりつけの医師に無料で見てもらえるので便利なのですが、公立病院や地域保健所での検査や診療、いつもの薬が必要な場合でも、いちいちこのかかりつけの医師を訪ねて、上の写真に見える赤で印刷された用紙に、必要な薬や検査・診療の内容などを書いてもらわなければいけないのが、めんどうです。まずは、かかりつけの医師の診療所の待合室で順番を待ち、医師にこの用紙を発行してもらい、それを持って、薬が必要なら薬局へ、検査や診療・治療が必要なら、保健所や公立病院内にある予約センター(CUP)に出向き、ここでも列に並んで、検査などが受けられる日を予約します。わたしの場合は、ありがたいことに、かかりつけの医師の診療所の階下にある薬局にCUPの受付窓口があるので、医師から用紙を受け取り次第、すぐに病院の予約を入れることができます。

 ちなみに、血液・尿検査は9月28日、皮膚科の診療は11月2日に予約しました。11月2日より前には、空きがなかったからです。緊急ではない場合、イタリアでは希望してから実際の診療までに、2、3か月、あるいはそれ以上待たなければいけないこともあります。血液検査の方は、9月22日土曜日なら空きがあると言われたのですが、急がないので、週末を空けておくために、28日金曜の朝にしました。

 諸事情で血液検査をしたことは、最近も何度かあったのですが、いわゆる健康診断のための血液検査をするのは、2006年9月以来です。そろそろ検査の必要があったとは言え、今回、検査を思い立ったのは、前回の検査時の数値に、実は問題があったことが、最近になって分かったからです。

 前回の血液・尿検査の結果を、友人でもあるかかりつけの医師に見てもらったら、「健康にまったく問題なし」と言いながら、彼が注目した項目があります。それは、俗に善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールの数値です。イタリアでは100ml中40mg以上であればよいと、正常値に上限がないのですが、私の場合はこの数値が104mgで、「こんなにHDLコレステロールが高いのは、これまで見たことがない。」と、驚いていました。このときは、「値が高すぎるからと言って問題はまったくないから。」と言われ、安心していました。

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 それが、8月半ばのことです。ローマの友人たちがトスカーナで改築中の家を訪ね、友人夫婦は2階に、わたしたちは1階にテントを張って寝泊まりしたのですが、そのときに、何かの拍子にコレステロールの話題が出ました。わたしが、自分のべらぼうに高いHDLコレステロールの話をすると、この友人が、「あ、それは日本人独特なんだと聞いたことがあるよ。」と言うではありませんか。それが気になって、ペルージャに戻ってからインターネットで調べてみると、次のようなことが分かりました。

1.日本ではHDLコレステロールの標準値にも上限があること。
2.100mg/dl以上は、高HDL血症と呼ばれ、日本でも千人に一人。
3.従来は、長寿症候群と考えられていたが、最近になって、CETP欠損症ゆえの高HDL血症である場合もあることが分かってきた。コレステロールエステル転送蛋白(CETP)の遺伝的な欠損異常で、肝臓がHDLからコレステロールを回収できないために、血中にHDLがあふれるのだが、こういう例は、特に日本で多く見られる。また、その場合は、冠動脈疾患になりやすく、動脈硬化が進む可能性がある。

 余分なコレステロールを肝臓に運んでくれるHDLが多いと安心していたのに、実は、それが、CETP欠損症によるもので、肝臓がHDLの運ぶコレステロールをはねつけるからかもしれない、それを知って、恐くなったのです。一人で食べるときは、できるだけごはんや和食にしようとしているものの、イタリアでの食生活は、日本に比べると、コレステロールが高くなりがちです。ただ、CETPの検査手段も高血圧症の治療法も、まだ確立していないので、結局は、「年に1度は血液検査をして、悪玉のLDLコレステロールの数値を見て、もしそれが標準値であれば、問題なかろう」とのことなので、安心しました。

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 というわけで、甘いものやこってりしたものは、とりあえず検査の結果を見るまでは避けなければと思いつつ、今朝もカボチャの花(記事はこちら)を摘んだので、これはやっぱり衣をつけて揚げるのがおいしいかなと、心が揺れるわたしであります。

*(追記)
 2枚目の写真は、友人宅の隣家の2階のベランダに居並ぶ子猫たちを撮影したものです。そして、皮膚科の診療は、わたしの大きめのほくろを夫が心配して、悪性でないことを確かめるようにと言うからです。

参照リンク
高HDL血症
- 検査のことならベストメディテク – HDLコレステロール– HDLコレステロールの概要
- 脂質異常症情報館 - 長寿症候群(高HDL血症):脂質異常症の診断
- 内海内科クリニック - 高脂血症教室 - 高脂血症Q&A集
↑↑ 二つ目のQ&Aが、高HDL血症に関わるものです。
- 教えて!goo - HDLコレステロールが117。これってどういうこと?
- ドクターおおばの医療相談 - 高HDL血症について
- 生活習慣病の予防 - 高HDL血症
コレステロール
- コレステロールの怖い話 - コレステロールの平均値 - 成人男性、成人女性
- 保険管理センター - 総コレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪

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by milletti_naoko | 2012-09-19 13:08 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

ひみつの散歩道

 9月16日日曜日の夕方は、せっかく天気がいいからどこかに行こうという話になって、わたしはテッツィオ山の散歩かカンナーラのタマネギ祭りはどうかと提案したのですが、

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Lago Trasimeno Isola Maggiore, Tuoro 16/9/2012 18.21

 夫が、「今日はトラジメーノ湖に行きたい気分なんだ。」と言うので、島に行くフェリーの時刻表を調べました。余裕を持って家を出たはずが、ちょうどサッカーの試合が終わったところで、ひどい渋滞に巻き込まれ、トゥオーロの港に着いたときには、すでにフェリーは港を発っていました。

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 でも、そのおかげで、これまで歩いたことのない、トゥオーロの砂浜を散歩することができました。

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 浜辺には、こちらのCiao Ciaoというお店があります。いつも、バールとして利用しているのですが、昔むかし、夫が友人たちと、夜、このディスコに踊りに来ていた頃には、真夜中にくじの抽選会があって、1等の景品は、まるごとの生ハムだったそうです。

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 わたしの記事には、お気に入りのピザ屋や船の発つ港がある村としてばかり登場しがちなトゥオーロですが、実は、自然や教会、博物館を訪ねる観光コースに加えて、歴史探訪コースもあります。

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Immagine presa dal depliant qui sopra

 と言うのも、かつてここでは、歴史に残る戦いが繰り広げられたからです。紀元前217年、ハンニバル率いるカルタゴ軍は、トラジメーノ湖畔の、このトゥオーロで、地形をたくみに利用して兵を配し、濃霧にも助けらて、フラミニウス率いるローマ軍に圧勝します。

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Immagine presa dal depliant

 そこで、トゥオーロには、この戦いの足跡をたどれる観光コースがあるのです。上の地図には、この歴史探訪コース、Percorso Storico-Archeologico della Battaglia del Trasimenoが、赤い線と赤い数字で記されています。たとえば、地図中2は、「ハンニバルの罠」(La trappola di Annibale)、6は、「(ローマ)執政官、フラミニウスの死」(La morte del console Flaminio)など、上に写真でご紹介したパンフレットにも、トラジメーノ湖畔に立つ観光案内看板にも、それぞれの場所に関する説明が、伊英仏独の4か国語で、ごく簡単にですが記されています。市では最近、この古代の湖畔の戦闘に関わる歴史資料を集めた、史料センターも設立しました。

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 一方、この日、わたしたちが歩いたのは、上の地図に、ピンクで記した道です。アステリスクの位置に車を停めて、湖に向かって歩いて行きました。

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 道は、ポプラ並木の傍らを、そして、浅くて広い池の傍らを、湖に向かって進んで行きます。近くの木に、ここに完成する予定の公園の工事計画概要が書かれています。計画には、今年5月完成とありますが、草がぼうぼうに生えていて、公園ができあがるには、まだ時間がかかりそうです。

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 右手には、姿を消そうとする夕日が見え、

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左手では、池が、暮れなずむ空と木々を、きれいに映し出しています。

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左前方の木々の後ろには、マッジョーレ島が見えています。

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 岬の端まで歩くと、夕焼け色の空と湖の間に、マッジョーレ島(Isola Maggiore)ミノーレ島(Isola Minore)が見えました。

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 右手の草を分け入って、別の砂浜に行くと、湖の西にあるカスティッリョーネ・デル・ラーゴ(Castiglione del Lago)が、きれいなピンク色に染まって見えました。

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 まだ外灯がまったくないこともあり、空と足元が暗くなる前にと、来た道を引き返します。

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 夫の車が見えてきました。このあとは、お気に入りのピザ屋で、夕食にピザを食べました。夏の間は、生地が乾燥しすぎて今ひとつだったのですが、もう涼しくなったからか、この日のピザはおいしかったです。

 地図中に黄色で記されたところまでは、散歩やサイクリングのコースで、よく整備されているので、通る人も多いと思うのですが、今回わたしたちが歩いた道は、まだ整備中です。それでも、地元の人は何人か散歩をしていました。公園ができたら、にぎやかな道になってしまうかもしれないのですが、この日はほとんど人影もなく、空と湖が夕焼けにきれいに染まっていく中で、散歩を楽しむことができました。

LINK
- ローマ軍対ハンニバル、トラジメーノ湖畔の戦い / Battaglia del Trasimeno, l’esercito romano vs Annibale, Tuoro sul Trasimeno (19/8/2014)
- Wikipedia日本語版トラシメヌス湖畔(現トラジメーノ湖)の戦い
- 不思議館~古代の不思議~ ポエニ戦争~宿敵ローマを打ち破った名勝ハンニバルの足跡~
- Comune di Tuoro sul Trasimeno – Battaglia del Trasimeno
- Comune di Tuoro sul Trasimeno – Battaglia del Trasimeno – Percorso Storico Archeologico

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by milletti_naoko | 2012-09-18 12:27 | Umbria | Trackback | Comments(6)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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Naoko Ishii
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日本語・イタリア語教師、
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同行通訳、翻訳、イタリア
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