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レンズマメほかほかスープ

 おととい、11月28日木曜日は、レンズマメのスープを作りました。おいしいレンズマメが採れるので有名なカステッルッチョに、小さな別宅を持つ夫の従姉、パオラが、村の農家から生粋のカステッルッチョ産のレンズマメだけを買い取って、届けてくれた貴重なマメです。

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Zuppa di lenticchie

 義母がパオラから教わった、カステッルッチョ伝統のレシピを元に、じっくり弱火で煮込んで作りました。トマト、タマネギ、ニンジン、セロリなどの野菜を、お好みの大きさに切って、洗ったレンズマメ(lenticchie)と共に鍋に入れ、たっぷりの水を加えて、鍋にふたをします。あとは、レンズマメがちょうど食べ頃になるまで、そのまま弱火でじっくりと、煮込んでいくだけです。

 義母は、野菜をすべてミキサーにかけてから、レンズマメと一緒に煮込みます。一方、わたしは、それぞれの野菜の形が目に見えて、それをかんで味わって食べるのが好きなので、野菜をぶつ切りにして、煮込んでいます。もう何年も前に、カステッルッチョの店で食べて、そのおいしさが忘れられないレンズマメのスープには、ぶつ切りの野菜と半分に切ったニンニク、サルシッチャが入っていました。

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 この日は朝から大雨で、畑にセロリ(sedano)を採りに行けなかったので、セロリの代わりに、畑で収穫していたフダンソウ(bietola)カリフラワー(cavolfiore)、それから、畑に自然に生まれ育った、カボチャ(zucca)とズッキーニ(zucchini)の合いの子らしき野菜(写真右)を、少しずつ加えました。

 気温が急激に下がり、カリフラワーの葉は黄色くなったり枯れたりしていたため、畑のあちこちに育っていたフダンソウの葉を採っておいたのです。

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 夫の大好きなサルシッチャ(salsiccia)はぶつ切り、ニンニク(aglio)はみじん切りにして、加えました。お義母さんは丸ごと入れるので、こういう切り方もわたしの好みです。時々灰汁を取り除いて、かき混ぜながら、じっくり煮込んで、おいしいレンズマメのスープができあがりました。

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Castelluccio di Norcia con neve  7/1/2012

 今イタリアでは、続く大雨で、各地で洪水などの被害が相次いでいる上に、気温が急激に下がりつつあり、来週には最低気温が氷点下に達するという予報が出ている町が、ペルージャも含め、多いようです。

 シビッリーニ山の高みのあるカステッルッチョ・ディ・ノルチャ(Castelluccio di Norcia)では、もう雪が降り始めたそうで、今年1月に訪ねた、白雪に包まれた美しいカステッルッチョの風景が、目に浮かびました。この時期にイタリアを旅行する予定のある方は、大雨による洪水や土砂崩れの情報に、十分ご注意ください。また、明日12月1日からは、積雪や路面凍結がなくても、雪用タイヤ装着かチェーン携帯が義務とされる道路が多くなりますし、来週には、雪や凍結の可能性のある地域も多いので、車で出かける方は、雪対策をお忘れなく。

Zuppa di lenticchie, cotta con lenticchie di Castelluccio di Norcia

- Io cucino così, tagliando le verdure e le salsicce a pezzi, mentre mia suocera frulla le verdure prima di mettrle nella pentola e lascia le salsicce intere .
- In questo clima freddo, buona buona una zuppa calda piena di verdure!
- A Castelluccio ha già cominciato a nevicare!

関連記事へのリンク / LINK
- 雪のカステッルッチョ1 / Castelluccio di Norcia con neve – parte1
- イタリア各地で洪水、土砂崩れの恐れ
↑↑ 11月12日の記事で古いのですが、悪天候情報の調べ方や洪水関連のイタリア語を載せていますので、参考までに。
- イタリア主要観光都市の天気予報(6日間)一覧 ←Il meteo.itの最新情報が反映
- 1月の旅難、スト・雪・凍結
↑↑ 作冬から施行されたスノーチェーン・スノータイヤ装着、チェーン携帯の義務について。今年は11月15日から義務となっていた道路も、イタリア各地にあったようです。例年イタリアでは、1月にはストライキ、1月半ばから2月にかけては雪のために、電車やバスの便が多数運休になり、道路が交通止めになり、飛行機の便がキャンセルされることさえあります。1月と2月は、旅行、特に遠距離の移動は、避けた方が無難です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-30 19:26 | Gastronomia | Comments(8)

読書記録と今後の抱負

 もう10年以上も前、クリスマス前後に、北イタリアを訪ねたときの話です。町を歩いていて、陳列窓の、きれいな表紙のノートや住所録に魅かれて、店に入りました。

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 デザインや色だけでなく、用途も、映画鑑賞ノートや旅の覚え書きなど、さまざまだったのですが、いろいろと手に取ってみたあげく、表紙にletture(イタリア語で「読書」、ここでは複数形)と書かれている、こちらの読書記録帳を購入しました。

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 幼い頃から本を読むのが好きで、読んだ本の感想をあちこちに書き留めたり、いいなと思った言葉は、書き写して、何度も読み返したり、生徒に配って共有したりしていました。上の写真は、約20年前に、今治東高校の図書館だよりに、わたしが書いた部分です。自分自身の戒めにもしようと、コピーして、今も大切に持っています。本を読み終わったら、学校の教務手帳の備考欄に、読み終わった日付と書名、筆者、簡単な感想を加え、本の評価を◎○△×など、記号で記したりもしていました。

 それで、この読書記録帳を見たときに、これはいいなと思ったのです。

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 冒頭には、読んだ本の題名と筆者を書く欄があるので、自分がどんな本を読んだのかを、後から楽にふり返って見ることができます。

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 本の題名や読み終わった日、感想などを書く欄に、きちんと分かれているので、記入もしやすく、後から感想を読んでも、当時のことを思い出しやすいようになっています。各項目は、イタリア語と英語で併記されているのですが、一部間違いがあります。libreria – library、biblioteca – bookstoreとあるのですが、イタリア語のbibliotecaは「図書館、図書室」の意味なので、英語のlibrary に当たります。また、イタリア語のlibreriaには、「本棚、図書館」という意味もあるものの、「本屋、書店」という意味で使われることが、圧倒的に多いので、ここで該当する英語は、bookstoreであるべきです。

 この読書記録帳をつけ始めたときは、本を借りた図書館や買った店、だれに勧められて(suggerito da)読んだかを、わざわざ項目として取り立てて、書く必要があるだろうかといぶかったものです。ただ、今読み返してみると、こうした項目のおかげで、たとえば、わたしが『I Promessi Sposi』を読んだとき、ペルージャ外国人大学の図書館の本を借りて読んだのだということが分かり、外国人大学のイタリア文学の授業でも、たびたび登場したこの作品は、実は、そのずっと前に、ウルバーニアの私立語学学校の校長からも勧められていたことが推測できます。

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 2枚目の写真に並ぶ本は、すでにイタリア留学が始まってから読んだ本なので、すべてイタリア語の本になっていますが、まだ出発前の2000年12月から2002年3月にかけて読んだ本には、日本語や英語の本が混在しています。この頃は、すでにイタリアにかなり心が傾き、イタリア語学習に夢中になっていたので、読んでいる日本語の本も、イタリアや語学関連だったり、日本の小説のイタリア語版を読んで触発されて読んだものだったりします。英語の本も、イタリア語はまだ読解が難しい段階なので、イタリアのペンパルに勧められた文学作品を、まずは英語で読んでいますし、児童文学なら、会話も多く読みやすかろうと、ハリー・ポッターシリーズを、イタリア語で読んだりしています。

 ここに記したのは完全に一冊読み終えた本だけで、最後まで読み切れなかった本や、一部だけ、あるいは数章読んだような本の記録はありません。今読み返してみて、高校教師として忙しく、イタリア語の勉強時間確保に苦労したはずの2001年にも、4月からイタリアに留学して、やはりイタリア語の勉強に追われ、イタリア語の本を読むのが大変だったはずの2002年にも、一冊通して読み終えた本が、年に15、16冊あるのに驚きました。そして、今は、読書量がずっと落ちて、読書に割く時間が少なくなっているのを反省しました。外国人大学で学士課程に通い始めてからは、勉強に忙しくなり、課題とされて読み終えた本の数も多いのですが、こういう本は、たいていの場合、試験前にようやく読了したため、感想を記す時間の余裕もなく、わたしの読書記録は、今のところ、2006年8月で中断しています。

 このブログにも、時々、読んだ本の感想を記してしていますが、特に小説の場合は、これから読もうという方から、読む楽しみを奪わず、興味だけ引けるように注意して書くこともあって、自分が個人で自由に記す読後感とは、やはり違います。そして、最近は、読みかけては中断してしまう本がとても多いのです。大好きだったはずの、本を読む習慣を再び取り戻すために、そして、できるだけ継続して本が読めるようにするために、今読んでいる聖フランチェスコの自伝を読み終えたら、読書記録を、再びこの読書記録帳に書き記すことにしました。読書記録はまた、自分の心の迷いや成長の記録でもあります。今は再び、以前のように、もっと日本語で書かれた良書をたくさん読んでみたいとも思っています。イタリアからだと、日本から取り寄せるのに手数料がひどくかかり、前回はびっくりするほど関税も高かったので、最近は注文を控えていたのですが、少し落ち着いてきたら、読んでみたい本をいろいろ探ってみたいと思います。

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 20年近く前に、図書館便りで高校生たちに呼びかけたその言葉を、今は、自分自身に向けたいと思います。「読書をして、自分の心に響く言葉や、登場人物の生き方に出会ってみてください。これからの自分の、心や人生を豊かにしていくために」

 ちなみに、図書館便りに添えてあるイラストは、昔大好きだった漫画、山口美由紀さんの『プリンセス症候群』から借用したものです。

Il mio quaderno preferito - l'ho comprato più di 10 anni fa a Venezia.

- "Leggete i libri per incontrare le parole e la vita dei personaggi che vi commuovono" - così ho scritto agli studenti nel giornalino della scuola per la quale lavoravo circa 20 anni fa. Tengo ancora la sua fotocopia perché ho trascritto anche molte parole bellissime trovate in diversi libri. Ora devo rivolgere tale invito a me stessa; devo e voglio leggere molto più libri.

- Nelle foto, la lista dei libri che ho letto dal dicembre 2000 al 2006. Fino al 3 marzo 2002 vivevo e studiavo l'italiano in Giappone. Potete vedere alcuni dei primi libri in italiano che io abbia mai letto. Il primo era '"Il piccolo principe" che qui non si trova e nella lista troverete anche la versione italiana di "Harry Potter"; ho optato per leggere il mio libro preferito e i libri per ragazzi, perché sembrava meno difficile per la mia capacità di lettura di quel periodo.

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-29 13:17 | Film, Libri & Musica | Comments(16)

伝統のトルタ・アル・テスト

 11月25日日曜日の昼食は、大家族で食べたのですが、義母を手伝って、食事のしたくをしていたら、夫が急に、ウサギの肉にはトルタが合うから、今から焼こうと言い出しました。

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 パンに代えて、あるいは、パンを切らしたときに、ロマーニャならピアディーナを焼くのでしょうが、ウンブリアでは、家で手早くこちらのトルタ・アル・テスト(torta al testo)を作ります。小麦粉に水を加えて混ぜてこね、丸い浅鍋の上に広げて、両面を焼きます。ふだん、お義母さんはガスコンロの火で焼くのですが、この日は夫が、「この冬初めて暖炉を使おう。」と主張して、薪をくべて火を起こし、炭火でトルタを焼き上げました。ウンブリアに古くから伝わる伝統料理の一つで、名前にal testoとあるのはtestoと呼ばれる浅鍋を使って、その上で焼くからです。今回は、炭火の上で焼くため、火が伝わりやすいように、いつもとは違う道具を、夫が物置から探し出してきました。

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 焼き上がったトルタは、ピザのように、円の中心から、切り分けます。この分厚いトルタは、たいてい、三角形のとがった先端から、厚みの半分あたりにナイフを入れて、間に、青菜やサルシッチャをはさんで食べます。

 イタリア語でトルタ(torta)と言えば、ふつうは甘い生地で作ったケーキを言うのですが、どういうわけか、ウンブリアの伝統料理では、小麦粉を使って焼き上げた、パン代わりになるものをtortaと呼びます。

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 ウンブリアで、復活祭当日に食べる復活祭のパン(torta di Pasqua)も、やはり名がトルタ(torta)です。本来は復活祭用の特別のパンだったのが、今では、年中食べるようになり、復活祭以外の機会に食べるときは、トルタ・アル・フォルマッジョ(torta al formaggio)と呼ばれています。チーズ(formaggio)をたっぷり使ってあるので、こう呼ぶのですが、ここでも、甘くないのに「トルタ」と呼んでいることにご注目ください。

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Lago Trasimeno visto dalla Trattoria Faliero 5/9/2011

 トラジメーノ湖の周囲を走る道路沿いに、このトルタ・アル・テストがとてもおいしく、値段も安く、しかも湖の眺めの美しい店があります。

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 その名は、Trattoria Faliero。湖畔に住む友人は、経営する夫妻を知っていて、「マリアのところで(da Maria)食べよう。」と言うこともあります。

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 トルタに限らず、肉や魚、野菜の料理もおいしいので、近くを通りかかったら、ぜひ立ち寄ってみてください。

Torta al testo - uno dei piatti tipici umbri

- In Romagna si fa la piadina, qui in Umbria al posto del pane facciamo la torta al testo. Chiamata 'torta' ma non è dolce. Così pure la torta di Pasqua...

- La torta della foto è stata impastata da mia suocera, e poi cotta a legna da mio marito domenica 25 novembre.

- Si mangia un'ottima torta al testo nella Trattoria Faliero, potete ammirare anche la vista del Lago Trasimeno.

LINK
- TaccuiniStorici.it - Torta al testo umbra
- 復活祭のパン / Torta di Pasqua (22/4/2011)
↑↑ 義母が復活祭のパンを作る様子をご紹介 / Con le foto illustrato come farla
- Trattoria Faliero - HOME
↑↑ Una torta al testo buonissima – trattoria con vista lago
- Tripadvisor.it – Faliero – la Maria: Recensioni di ristoranti, Magione, Umbria
↑↑ 店で食べられる料理など、店の写真がたくさん / Molte foto dei piatti e del locale

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by milletti_naoko | 2012-11-28 19:38 | Gastronomia | Comments(8)

アッシジでお茶を

 霧の海に浮かぶ幻想的なアッシジ(Assisi)を、森の入り口から徒歩で訪ね、何とか暗くなるまでに車まで戻ったあと、今度は、車でアッシジの中心街まで行きました。

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 先の散歩中気になった場所を、じっくり訪ねたいというのが目的だったのですが、駐車場から歩いて行くと、何ともおいしそうなお菓子たちが、陳列窓に並んでいるお店があります。

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 甘いもの、特に、地域独特のお菓子に目のない夫は、ロッチャータ(rocciata)が気になったようです。アッシジやフォリンニョの有名なデザートですが、ペルージャではあまり見かけないからです。

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 左手のbaci di Assisi(訳すと、「アッシジの口づけ」)の名前がいいなと思いつつ、チョコレートの大好きなわたしは、cappuccio del frate(修道士の頭巾)に魅かれました。

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 壁一面を覆う絵画や天使の壁画もおしゃれです。「日が暮れて、これから寒くなるから、散歩をした帰りに、あとで寄った方がいい。」とは言ったのですが、この店に異議はなく、夫の誘いにつられて、店内に入りました。

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 店内で尋ねると、修道士の頭巾の中に入っているのは、メレンゲだそうです。店内にも、陳列棚に、おいしそうなお菓子がずらりと並んでいました。外部に発注するのではなく、自分たちの店で作っているそうです。bacio(口づけ、キス)という名のついた、アーモンドでできたお菓子が4種類あり、夫が二つ、別々のbacioを選んだので、わたしは、さらに残りの二つのbacioを頼みました。

 店内で写真を撮るのは気が引けたので、これは、店の陳列窓を撮影したものです。左手のカカオがかかったお菓子は、baci di Santa Chiara(聖キアーラの口づけ)という名前で、わたしが食べたのですが、中にチョコレートチップが入っていて、おいしかったです。右手の黄緑色のお菓子は、baci delle suore(修道女たちの口づけ)という名前です。夫が食べたので分かりませんが、色から見て、ピスタチオが入っているのではないかと想像します。

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 店内の装飾もですが、テーブルや椅子も優雅で、とてもすてきです。ただ、お茶とお菓子と一緒に運ばれてきた料金を書いた紙を見て、びっくりしました。約11ユーロ! 東京やイタリアの都市にお住まいの皆さんには、どうということのない値段かと思いますが、ウンブリアは物価が安いので、店にもよりますが、紅茶なら1.5~2ユーロ、大きなおいしいシュークリームなどのデザートなら1ユーロ前後という店も多いからです。

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 紅茶やハーブティーの種類も多く、お菓子もおいしく、寒空の下を歩いて疲れたあとに、優雅なおいしいひとときを過ごすことができたので、うれしかったです。

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 この喫茶店、グラン・カッフェ(Gran Caffè)は、アッシジの目抜き通りにあります。(詳しくはこちら)アッシジの町は大きく、訪ねたい場所も多い上、そのためには、ひたすら歩く必要があります。ちょっと疲れたそんなときに、地元のおいしいお菓子や紅茶、ホットチョコレートを楽しみたいと思ったら、足を運んで、疲れを癒してみてください。料金は高めですが、その分、ふつうのバールと違って、人がせわしなく入れ替わることはなく、テーブルや椅子もたくさんあるので、ゆっくりとくつろぐことができます。わたしたちもうっかりしていたのですが、お菓子の量り売りの単位が、kgではなくetto(100g)になっていますので、その点だけ、ご注意ください。

Baci di Santa Chiara, Cappuccio del frate...

- Dolci con aspetti e nomi invitanti. Baci erano buoni, forse ho mangiato anche un bacio di San Francesco (o era dei frati??)

- Decorazioni eleganti & angeli sulle pareti. Il prezzo è molto caro (tè, infuso e quattro baci 11 euro!) ma l'atmosfera è elegante e rilassante.

LINK
- it.wikipedia - Rocciata
- Tuscia in tavola - Baci
- lonely planet - Assisi Restaurants – Gran Caffè

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 霧のアッシジ / Assisi sopra il mare di nebbia (26/11/2012)
- アッシジを歩く3 / Passeggiata ad Assisi3 (2/5/2011)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-27 18:34 | Gastronomia | Comments(8)

霧のアッシジ

 昨日の午後は、アッシジに散歩に行きました。周囲の平野が、すっかり厚い霧に覆われて、山の中腹にあるアッシジの町が、湖に浮かぶ島のように見えました。

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Assisi nel mare di nebbia 25/11/2012 15.47

 上の写真では、左端の丘の上に要塞、Rocca Maggioreが、右端に聖フランチェスコ大聖堂(Basilica di San Francesco)が見えているのですが、大聖堂の下半分は、すっかり白い霧に包まれています。

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Assisi vista da Rivotorto 17/5/2012

 この写真は、アッシジの町を、リーヴォトルトから撮影したものです。リーヴォトルトには、聖フランチェスコが最初の仲間たちと共に清貧と祈りの日々を過ごした小さな家を記念して、後世に建てられた教会があります。写真の左端に、赤い矢印で示しているのが、聖フランチェスコ大聖堂です。昨日は、ちょうどこの矢印の高さまで、アッシジを取り囲む平野が、すっかり霧に覆われていました。

 最近は、ペルージャでも、朝晩は霧に包まれ、霧が去っても曇り空という天気が続いていたのですが、昨日は久しぶりに晴天でした。それで、大家族での昼食のあと、暖かい日差しの下を散歩しようと出発しました。

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Nebbia! 25/11/2012 15.08

 それが、まだペルージャをそれほど離れぬうちに、前方の景色がすっかり白い霧に包まれているのが見え、すぐに広いひろい霧の中に突入しました。そうして、あとは、時々晴れ間も見えるものの、ひたすら霧の中を進んでいきました。

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Mare di nebbia 25/11/2012 15.38

 散歩をしたかった場所が分からず、間違った道を進んでしまったのですが、おかげで車が山道を登って、霧の層から抜け出すことができました。眼下に白い霧の海が広がって、本当にきれいです。

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 小高いなだらかな丘は、海に向かって伸びる半島に見え、遠くに連なる山並みは、島のようです。アッシジの町と丘の上に立つ要塞も、遠くに小さく見えています。

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Chiesa di Santa Croce, Assisi 25/11/2012 16.02

 その後、再び山道を下って、霧の中に入り、途中で人に道を尋ねて、ようやく目的地に到着することができました。このサンタ・クローチェ教会が、わたしたちが昨日歩こうと考えていた聖フランチェスコの森(Bosco di San Francesco)の入り口になっています。アッシジの聖フランチェスコ大聖堂の山すそに広がる森林を、FAI(イタリア環境財団)が数年にわたって修復し、散歩道を整備して、今年2月から、この聖フランチェスコの森が、一般に公開され、人々が、散歩できるようになりました。

 残念ながら、秋と冬は閉場が早く、わたしたちが着いたときには、もう森には入れませんでした。

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Mulino di Santa Croce

 それでも、教会の前に建つ12世紀の古い水車小屋

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Ponte di Santa Croce 25/11/2012

 教会の前にかかる美しい橋を見ることができました。晴れていれば、この辺りからも見えるはずの聖フランチェスコ大聖堂が、この日は、深い霧で見えませんでした。聖フランチェスコの森の散歩では、アッシジの大聖堂側から、森を通って、この水車小屋やサンタ・クローチェ教会まで歩く人が多いそうです。
 
 閉場時間を過ぎていたため、森の散歩道は歩けなかったのですが、このサンタ・クローチェ橋の上の道は車道になっていて、教会の前を通って、聖フランチェスコ大聖堂まで、続いていると聞きました。そこで、車道を歩いて、大聖堂まで歩くことにしました。

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 わたしたちが歩いていた車道の下方に、森の散歩道が見えました。

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 手前の石の上に、CAI(イタリア山岳クラブ)の赤と白の線、少し先の岩の上には黄色いタウ(tau)の道しるべがありますから、この車道は、CAIのトレッキングコースであり、かつ、聖フランチェスコの足跡を慕って歩く巡礼の道でもあります。道端の木の葉の赤や黄を愛でながら、坂道を上って行きます。

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Basilica di San Francesco sopra la nebbia 25/11/2012 16.18

 ようやく霧の世界の外に出て、霧の上にたたずむ大聖堂を見ることができたのは、歩き始めてから、約20分後のことでした。

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Porta San Giacomo, Assisi 25/11/2012 16.25

 アッシジの城門の一つ、聖ジャコモ(ヤコブ)門から、町の中心街に入ります。この門の名前を見て、またサンティアーゴ・デ・コンポステーラ(サンティアーゴはスペイン語で「聖ヤコブ」)に誘われているような気がしました。

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Basilica di San Francesco, Assisi 25/11/2012 16.34

 聖フランチェスコ大聖堂は、下半分が白い霧に包まれ、その後方には、霧の海が広がっています。夕日に染まるアッシジの町は美しく、初めて歩いた聖ジャコモ門周辺の町並みもすてきでした。

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 名残は惜しかったのですが、もう日が暮れようとしていたため、暗くなる前に、駐車場に戻ろうと、散歩は短めに切り上げて、来た道を引き返しました。再び霧の中に入る前に、夕焼け空の下、山々の間に広がる白い霧を見ることができました。

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Ponte di Santa Croce 25/11/2012 16.59

 再びサンタ・クローチェ橋を渡り、ようやく車まで戻ったのは、午後5時過ぎのことでした。

Isola di ASSISI sul mare di nebbia

- Bellissima la città di Assisi e la pianura umbra coperto dalla nebbia ... dentro la nebbia ci si vede male, ma se si esce dalla nebbia, i paesaggi e i panorami sono spettacolari.

- Suggestiva anche la Basilica di San Francesco sopra un mare immenso di nebbia e sotto il cielo colorato dal tramonto.

- Volevamo visitare il Bosco di San Francesco. Purtroppo, era già chiuso quando ci siamo arrivati ieri dopo pranzo, perciò abbiamo camminato per la strada dall'ingresso del bosco fino alla Basilica.

LINK
- FAI – Bosco di San Francesco
- La Via di Francesco – Riapertura del Bosco di San Francesco ad Assisi (26/1/2012)
- tg1online – Il bosco di San Francesco (13/11/2011)
- FAI – La Chiesa di Santa Croce ad Assisi rinasce. Guarda il servizio del TGR Umbria sulla riapertura dopo i restauri!
- Di qui passò Francesco – significato del simbolo Tau

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- リーヴォトルト、清貧の日々 / Santuario di Rivotorto, Assisi (25/4/2012)
- サンティアーゴが呼んでいる? / Ci chiama Santiago? (26/9/2011)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-26 15:23 | Viaggi in Umbria | Comments(8)

牛で自立と復興支援

 おととい、11月22日木曜日は、夕方、ペルージャの町を取り囲む城壁の門の一つ、サンタンジェロ門(Porta Sant’Angelo)の外に車を置き、

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門を通って、しばらく歩き、サンタンジェロ映画館に行きました。

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 イタリアから戦争被災地に牛を贈って、住民の暮らしと牧畜の復興を支援する、その活動を語ったドキュメンタリー映画の上映があったからです。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中、1995年7月に、無数の男性が絶滅の対象となり、虐殺が行われたスレブニツァ。かつては牧畜がさかんで、各家に数十いた牛や羊も、今はまったくない家も多く、家畜がいても、鶏数羽や、羊や牛が一頭だけ。戦争で、父も夫も息子も失った女性たちが、ようやく戦争の終わった町に帰って来ても、生計の手段にも事欠く上に、牧畜のすべも分かりません。その町の女性たちの暮らしや牧畜の復興を助けるために、当地の気候に順応し、放牧で育つ種の牛を選んで贈り、復興の支援に努める、すばらしい人々が、イタリアにいます。ロベルタさん(Roberta Biagiarelli)とジャンニさん(Gianni Rigoni Stern)。戦争で荒れた野山にはシダが茂っていたのですが、シダが残っていては、牛にとって有害である上に、牛が食べるのに適した牧草が育たたず、牧草地がやがては森になってしまうと、牛を通じての支援は、単に牛の飼育に留まらず、かつての牧草地を荒れ山や荒れ野原にしないためには、どうすればいいかも、住民に示していきます。

 午後6時からの上映は無料だったのですが、希望者は、牛による被災地支援に寄付をすることができました。そこで、ドキュメンタリーを見たあとで、わたしたちも寄付をして、こちらのDVDを受け取りました。



 それまでにも、この被災地に牛が寄付されたことはあったのですが、飼育の指導や寄付後の点検・協力がなく、また、被災地での放牧に適していなかったために、牛が売られてしまって、住民の経済的自立や牧畜の再興にはつながらなかったそうです。ドキュメンタリーを見ると、ロベルタさんとジャンニさんは、「牛を贈っておしまい」ではなく、牛を贈る前にも、飼育指導のために現地を訪ね、牛を受け取れる住民を選び、牛を送り届けたあとも、牛の飼育状況を調べたり、牛を繁殖させたりするために、足繁く、現地に通っています。

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 映画の前にも後にも、この支援活動の中心となって活躍しているジャンニさん自身による説明がありました。牛を寄付する援助金を出したのはトレンティーノ県ですが、ドキュメンタリー映画を見て、この二人の献身的な活動と、それに助けられ、熱意を持って、牛の飼育に当たる被災地の住民の姿を見て、感動しました。ジャンニさんたちが牛を購入したトレンティーノの農家では、牛を我が子のように、愛情をたっぷり注いで育てていて、その豊かな愛情と勤勉な仕事ぶりにも、感銘を受けました。上のYouTube映像は3時間と長いのですが、わたしたちが一昨日に見たドキュメンタリーは、上映時間が1時間半ほどだったので、あちこちカットされていたのではないかと思います。

 先週見た映画、『Venuto al mondo』(リンクはこちら)も、やはりこのボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を描いていて、だからこそよけいに、改めて、戦争が都市でも牧畜地域でも、多くの命と人の尊厳を奪い、残酷な深い爪跡を残していることを、恐ろしく思いました。どこまでもどこまでも続く、10代で亡くなった少年の墓標も多い広大な墓地。その戦争が今も世界で行われていることを思うと、本当にやりきれない気持ちがします。

"La Transumanza della Pace" di Roberta Biagiarell

- Un film documentario bellissimo che narra le attività di Gianni e Roberta i quali, oltre ad aver ottenuto le donazioni delle mucche alle vedove e giovani bosniaci, gli insegnano come allevarle, preparare le erbe, sistemare i prati e tornano spesso in Bosnia per insegnare, controllare. Così la gente che ha sofferto tanto durante la guerra atroce diventa più autonoma e i campi non saranno più abbandonati.

- Quanti affetti dà la coppia trentina a ciascun vitello che nasce, cresce e parte dalla loro stalla! Vi consiglio di vedere questo film documentario su YouTube; tre ore sono lunghe, ma potete vederlo anche un po' alla volta. Ne vale davvero la pena. Dolori, ma anche molte risate e commozioni.

関連記事へのリンク
- Wikipedia日本語版 - ボスニア・ヘルツェゴビナ戦争

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-24 23:30 | Film, Libri & Musica | Comments(6)

イタリア語VSフランス語

 人に何か聞かれて、知らないと答えるときに、ごくうちとけた会話で、親しい相手であれば、イタリア語では、"Non lo so.”という文の代わりに、たった一音節で表現することができます。"Boh”あるいは"Bo”。これは間投詞で、イタリア語ではhの文字は発音されないので、この二つは、つづりが違うだけで、発音はまったく同じです。

 イタリア語では、このbo(h)が、発音記号で表した発音も/bo(:)/で、発音と表記が一致しているので、聞き取りやすく書きやすいのですが、まったく同じ発音が、フランス語では、beauと書いて「美しい」という意味になったり、botと書いて「(手や足が)湾曲した」という意味になったりします。発音は/o/なのに、eauと母音を三つ並べたり、発音されないtを書いたり、こういう具合なので、つづりを見て、正しく発音するのも、音声では分かる単語を間違いなくつづるのも、フランス語では、イタリア語に比べて、かなり難しくなります。

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 最近、入門書の最初から、おさらいをしているのですが、そうすると、『新リュミエール フランス文法参考書』に、こんな例文が出てきました。

  C’est un animal.
  Ce sont des animaux.
  C’est une cigarette.
  Ce sont des cigarettes.

 復習なので、最初に勉強したときに比べると、表面を流していたこともあって、そのあと、次のような文にあたって、はっとしました。

  C’est une bouteille. Il y a de l’huile dans la bouteille.

 何にはっとしたかと言うと、イタリア語の癖で、最初の四つの文を、間違って解釈していたことに気づいたのです。

 イタリア語では、"C’è … / Ci sono …"という構文が、それぞれ、「(単数/複数の人・ものなど)がある」という意味なので、それぞれイタリア語風に、漠然と、「動物がいます。」、「タバコがあります。」と捉えて、そのまま読み流していたのですが、"Il y a …”が出てきて初めて、フランス語では、主語の単複に関わらず、この"Il y a …”で、「…がある」と表現することを、思い出しました。ではいったい、フランス語では、"C’est…”、”Ce sont…”はどういう意味かと、前のページをめくって、それぞれ、「これ(それ・あれ)は…だ」、「これら(それら・あれら)は…だ」だという意味だったと、思い出しました。例文は、「これ(ら)は動物です。」、「これ(ら)はタバコです。」という意味だったのです。イタリア語とフランス語で、形はよく似ているのに、意味が違うこういう表現には、気をつけなければと、つくづく思いました。

 イタリア語とフランス語で、似ているから助かるけれども、逆にイタリア語に引きずられて、間違いやすいものには、他にも単語のつづりや名詞の性があります。たとえば、上の例文でも、フランス語のanimal、cigarette、bouteille、huileは、イタリア語のanimale、sigaretta、bottiglia、olioに、つづりが似ていたり、共通部分があったりするので、単語を知らなくても、何となく意味が想像できますし、覚えるのも楽です。この四つの単語に関しては、bouteilleを除けば、英単語の知識にも、同じように助けられることでしょう。ただ、やたらつづりが似ていて、発音が同じだけに、フランス語ではcigaretteの語頭が、イタリア語とは違って(英語と同じで)、sではなくcだということに気をつけなければいけません。

 同様に、名詞の性についても、フランス語のanimal、cigarette、bouteilleとイタリア語のanimale、sigaretta、bottigliaについては、どちらも、最初の1語だけが男性名詞で、あと二つは女性名詞と、同じになっています。まだ勉強したてなのですが、基本的には、イタリア語とフランス語で、似たような単語は、性も同じ場合が多い気がするのに、時々、huile「油、オイル」のように、フランス語では女性名詞だけれど、イタリア語では、対する単語、olioが男性名詞だという場合もあるので、これは気をつけなければと思っています。

 今日は、最近、フランス語を勉強しながら、ふと思ったことを、自分の覚え書きも兼ねて、書いてみました。フランス語の例文に、「これは動物です。」とあることですし、11月21日の朝、庭のブドウ棚の上で、日なたぼっこをしていた、我が家の子猫の写真を載せてみました。子猫はこのあと、ブドウ棚の上を歩いて、忍者ごっこをしていました。

*追記(11月24日)
 今、今度からは間違えないぞと、正しい意味と共に、例文を読み返していて気づいたのですが、イタリア語に影響されて間違えたのは、わたしも悪いけれど、ひょっとしたら、この例文自体にも問題があると言えるかもしれません。動物もタバコも、たいていの動物や銘柄のものは、いちいち人に言われなくても、説明しなくても、動物やタバコだと分かりますよね。昔よく批判された中学校の英語の教科書の最初の一文、"This is a pen."と同じで、そんなことをわざわざ言う必要のある状況というのが、そもそも存在しない、しにくいような気がしたわたしです。

Le somiglianze tra l'italiano e il francese mi aiutano spesso, ma a volte mi fanno sbagliare...

- Per esempio, "C'est un animal." non vuol dire che c'è un animale, ma che questo è un animale. Poi l'olio è un nome maschile in italiano, ma la parola equivalente in francese, huile è femminile. Dopo qualche mese di abbandono, finalmente ho ripreso lo studio del francese, ma sto ripassando da capo e ci vuole tempo per arrivare fino a dove sono arrivata a giugno.

- La foto? Questo è un animale, un nostro gattino ninja!

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-23 23:59 | Francia & francese | Comments(3)

両極端なフランス語学習

 とあるリミニの友人は、高校生時代、厳しいシスターからフランス語をみっちり学んだそうなのですが、先日、その教育法を知って、びっくりしました。最初の数年は、発音を一切教わらずに、ひたすら文法と書き言葉だけを教わったというのです。発音を教わったのは、最後の1年間だけで、「だから、発音とつづりがどんなにかけ離れた言葉でも、今でも間違えずに、ちゃんと書くことができるのよ。」と、彼女は言います。

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Tour Eiffel, Paris 15/6/2012

 一方、とある知人は、同僚にも上司にも、常々英語を勉強したいと言っていたにも関わらず、職場から、3か月間、フランスで語学学校に通って、フランス語を学ぶように命を受け、仕方がないからフランスには赴いたものの、学校にはほとんど通わず、フランス人とおしゃべりし通して、フランス語を身につけたそうです。そのあとで、試験を受けてみたら、話し言葉は、仕事の専門分野でも、間違えることなくコミュニケーションができる最高のレベルに達していたものの、読み書きについては、身近で必要なことであれば、間違いだらけの短文を連ねて、かろうじて意思を伝えることができる程度の、一番低いレベルにとどまっていたそうです。

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 言語を使えるためのメカニズムとしての文法、その訓練をしやすい書き言葉(練習問題・和訳・作文)と、コミュニケーション手段としての言語の筆頭に立つ話し言葉。外国語教育・学習の傾向は、長年の間、この二つの間を、ふりこのように行ったり来たりしていると言われています。本来、この二つは、車の両輪のようなものなので、どちらかだけでは、学習がうまく前に進まず、変な方向に進んだり、不意に止まってしまったりします。

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 わたしが、フランス語の学習用に使っている主な教材は、日本の入門書は、文法寄りで、イタリア人向けの入門書は、第1課から内容がてんこもりすぎの会話が中心に構成されていました。第1課の会話で、主人公がホテルに行って、「部屋を予約してあるんですが。」と言えば、「ああ、シングルルームには空きがなかったので、ツインルームにしたんですが、それでよろしいですか。」と答えが返ってくるような具合で、決まりきった会話ではないので、勉強していておもしろいものの、新出語彙や文法項目が多すぎて、1課を終えるのも、音声CDを聞いて理解するのも大変です。逆に、日本の入門書のCDは、単語や文脈のないばらばらの短い例文を読み上げて吹き込んであるし、速度もゆっくりなので、ふだん聞くには退屈です。

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 それが、おととい、書店で、9.9ユーロで売られている、CD4枚入りのフランス語の学習キット(リンクはこちら)を見つけて、安い上に、内容もよさそうなので、さっそく買ってみました。昨日から今日にかけて、家事をしながら、うち2枚を聞いてみると、ちょうど、場面ごとのフランス語会話集や用例集、練習問題の答えらしきものが吹き込まれています。名前を聞かれて答えたり、道を聞かれて答えたりする適度な長さの会話ばかりなので、聞き取りやすいし、4枚もありますし、聞いていて退屈することもなさそうです。妙に饒舌で難しいイタリアの入門書のCDと日本の文法書の内容を読み上げるだけの、流し聞くには退屈なCDの、ちょうど間に立つ、いい教材が安く見つかったと、今のところは大喜びのわたしです。7月以降はすっかりさぼっていて、最近はCDを聞くだけになっていたフランス語の勉強を、11月に入ってから、ようやく、ゆっくりゆっくりとですが、再開しました。

 今年の2月から6月にかけて、3冊の入門書をほぼ半分終えるところまで学習し、6月上旬に、2週間、パリの語学学校に通いました。授業では会話に重点が置かれていたのですが、文法は、複合過去を中心に学習しました。6月までにせっかく学んだことを、かなり忘れているので、今は地道に、以前に勉強したところまで、入門書のおさらいをしているところです。

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 写真は、6月にパリを訪ねた際、エッフェル塔を訪ねたときの写真です。塔の前には、長いながい列ができ、空も曇っていたし、時間もそれほどなかったので、今回は塔にはのぼりませんでした。それでも、塔のまわりが、緑に覆われた市民の憩いの場になっていて、花がきれいに咲いていることに、感動しました。

Tour Eiffel 15/6/2012

- Non sono salita, perché c'era una fila interminabile e il cielo era nuvoloso, ma ho passeggiatao intorno e il luogo è bellissimo, circondato da bellissimi fiori e dal prato verde.

関連記事へのリンク
使っているフランス語の学習教材
- やがて悲しきなだれからな (2012/2/13)
- おおシャンゼリゼ (2012/5/16)
- Amazon.it - Corso di lingua Francese intensivo con 4 CD (Giunti)
パリの語学学校
- パリでフランス語を学ぶ (2012/6/5)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-22 23:59 | Francia & francese | Comments(6)

今夜はピザ

 今夜はピザを焼きました。何だか変わった具が載っているなあと思う方も多いことでしょう。

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 そうです。

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 畑で採れたカリフラワーは、花の部分だけではなく、葉も太い筋だけ取り除いて、ゆでて食べるのですが、

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今夜は、すでにゆでてあったこのカリフラワーの葉も、スモークサーモンやモッツァレッラと一緒に、ピザの上に飾ってみました。

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 土曜に有機市場でcipolle frescheを買っていたので、その青々とした葉も、タマネギと一緒に刻んで炒め、ピザの具にしました。ピザの上のタマネギは、香りもいいし、味も大好きです。

と、ここまでは、わたしの好きなもの、冷蔵庫にあったものを、盛りつけてみたのですが、

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やっぱりピザらしい具も必要と言うことで、トマトとモッツァレッラの上に、ケッパーとアンチョビを載せてみました。

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 夫はピザが大好きで、そのため、我が家では外食というと、たいていはピザ屋です。ピザやパンを自分で作りたいと腕をふるうことも、たまにあって、わたしはたいていピザ作りは夫に任せているのですが、最近は、仕事でも家の改築でも、何かと大変そうなので、好きなものを作ってあげようと、今夜は、わたしがピザを焼いてみました。

 家でわたし一人でピザを焼くのは、まだこれで2回目です。夫がヨガ教室に出かけている間に、うまくできますようにと念じながら作ったので、きちんと焼き上がって、うれしかったです。夫もおいしいおいしいと、喜んでくれました。カリフラワーの葉のすぐ下の部分だけ、具が厚くなりすぎて、生地が十分に焼けていなかったので、次回からは、もう少し量を控えるつもりです。ふっくらおいしくできたのですが、夫が、もう少しカリッと焼けた方がいいと、さらに少し焼いたら、今度は底がちょっとカリカリになりすぎたかもしれません。

Stasera ho fatto la pizza!

- Gli ingrendienti sono un po' alternative, ma era abbastanza buona. Insieme al salmone stanno le foglie di cavolfiore, non sono le alghe...

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2012-11-21 22:54 | Gastronomia | Comments(10)

新オイルでブルスケッタ2012

 我が家では、今年のオリーブの収穫も終わり、今日は、義父が搾油所に、絞りたてのオリーブオイルを引き取りに行きました。

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 きれいな深い緑色をしています。

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bruschetta con l’olio nuovo

 さっそく、オーブンでパンの両面を焼き、ニンニクをすりつけ、塩をかけ、新オイルをたっぷりふりかけて、ブルスケッタにして、食べました。

 新オイルには、独特の辛味があるのですが、ニンニクのせいで、その辛味が分かりづらかったので、3枚目は、ニンニクなしに、塩と新オイルだけで食べてみました。そうすると、新オイルのピリッとした辛さを、よく感じることができました。

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 ごくわずかながら、わたしたちも収穫に貢献したので、そうでなくてもおいしい新オイルとブルスケッタが、いっそうおいしく感じられました。

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2008/6/26

 今日は夕方、夫の従姉、パオラが義父母を訪ねて来ました。パオラと夫のチェーザレは、カステッルッチョに小さなかわいい別宅を持っていて、今年カステッルッチョでできたレンズマメを、我が家に運んでくれたのです。チェーザレによると、村の農家で収穫できたレンズマメに、よそで採れたマメを混ぜて売る店も多いそうで、義父母は毎年、パオラ夫妻に頼んで、知り合いの農家が作ったというカステッルッチョ生粋のレンズマメを、購入しているのです。

 昔むかし、難病に苦しんでいた子供を、薬草を使って治した人の話、戦争のため、兵士としてアフリカに出かけて、8年後にようやく帰宅した親戚の話、料理がうまかったおかげで、フェッラーラの将校たちのコックとして重宝され、戦地に赴かずにすんだ伯父の話、幼い義父が半ズボンのまま、高く積もった雪の中を歩いて、両足が真っ赤になった話など、義父母と従姉の間で、遠い昔の、3人にとってはなつかしい、夫とわたしにとっては興味深い思い出話が、いつまでもいつまでも続きました。

Bruschetta con l'olio nuovo 2012

- Bello il colore smeraldo e naturalmente anche buono!!

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 新オイルでブルスケッタ / Bruschetta con l’olio nuovo 2010 (23/11/2010)
- オリーブ収穫 / Raccolta delle olive (10/11/2012)
- 雪のカステッルッチョ1 / Castelluccio con neve – parte1 (7/1/2012)


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by milletti_naoko | 2012-11-20 22:38 | Gastronomia | Comments(13)