<   2013年 08月 ( 24 )   > この月の画像一覧

ペスト・アッラ・ジェノヴェーゼ

 テラスのバジリコがすくすく育ち、緑の葉がいっぱいになったので、昨日はペスト・ジェノヴェーゼを作りました。

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 摘んだばかりの新鮮なバジリコを使ったので、色もきれいですが香りもよくて、緑にたくさんのエネルギーをもらった気がします。

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 前回は、ウルバーニアのイタリア語学校の料理教室で習ったレシピで作ったのですが、今回は、分量を決めるのに、インターネットを参考にしました。ジェノヴァの伝統の味が再現できそうなサイトと、ふだんから料理の強い味方になってくれているサイトで、ほぼ同じような分量を載せているので、次の二つのページの分量を目安にしました。

- Mangiare in Liguria – La ricetta del Pesto Genovese
- GialloZafferano – Pesto alla Genovese

 バジリコ50g、ニンニク二かけというのは、二つのレシピに共通なのですが、リグーリア料理のページには、たとえばオリーブオイルはコップ1/2杯で、チーズは大さじで数えるというふうに、コップやさじへの盛りかげんで量が変わってきそうなので、分量は、体積や重さできちんと指定してあるGialloZafferanoのページを参考にしました。ちなみに、このレシピで紹介されている材料の分量は以下のとおりです。

材料
ニンニク二かけ、塩一つまみ、エクストラヴァージン・オリーブオイル100ml、バジリコの葉50g、すりおろしたペコリーノ大さじ2杯(約30g)、松の実大さじ1杯(約15g)、すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノ 大さじ6杯(約70g)

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 前回はきちんとすり鉢を使ったのですが、我が家のすり鉢はなぜかコルク製で、松の実もニンニクもあまりよくすりつぶすことができなかったので、今回は、最近買ったばかりのミキサーを使うことにしました。

 上の二つのページにあるのは、すり鉢を使って作る手順です。リグーリア料理のサイトには、最後に、

「何かと慌しい今日では、おいしいペスト・ジェノヴェーゼを作るのに、ミキサーも使いますが、一番いいのは、今も変わらず、「昔ながらの」作り方です!!!」
(Oggi, nell’era della fretta, per fare un buon Pesto Genovese si usa anche il frullatore, ma la migliore soluzione è sempre quella… “all’antica!”!!!)

とあります。料理の先生からも、ミキサーでも作れるけれど、手作りの方がおいしいと聞き、お義母さんは、いつもミキサーにかけて作っています。

 ただ、そう書いてはあっても、ミキサーで作るときの手順は説明がないので、ミキサーでの作り方が詳しくわかるページはないかと探していたら、次の映像を見つけました。

- Pesto alla Genovese nel frullatore



 ミキサーは使っていますが、コメントを見ると、19世紀生まれの、ジェノヴァでトラットリーアを営んでいた女性から教わったレシピだとあります。材料を入れる順番が分かりやすく(イタリア語が理解できなくても、映像を見れば分かるて理解できることが多いはずです)、そうして、少しこってりめに作っておいて、瓶や深皿に移したあと、上をオリーブオイルで覆えば、冷凍庫に入れなくても、長持ちするという教えに、なるほどと思いました。ビデオの最初には、バジリコは、葉がしげり続けるように、花や種ができないように、てっぺんの葉を使うことという説明もあり、この説明に従って、バジリコの葉を摘みました。

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 おかげで、とてもおいしいペスト・ジェノヴェーゼができあがりました。ただ、分量については、「600gのパスタに味つけするための」とはあるものの、パスタの分量は乾燥かゆであがってからのものか、何人分か分からなかったので、結局、ページにあるとおりの分量でそのまま作ったら、とんでもない量のペストができあがりました。そこで、余った分は、ビデオの教えのとおり、二つの瓶に入れて、上をオリーブオイルで覆いました。ちなみに、ここでいうオリーブオイルは、すべてエキストラ・ヴァージンのオリーブオイルのことです。うちでは、我が家で収穫したオリーブを、近所の方と持ち寄って、搾油所で絞って作ったオリーブオイルを使っています。

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 リグーリアや南仏で、ペスト・ジェノヴェーゼを、ラザーニャの具にしたり、ピザやオープンサンド、サラダの上にかけていたりしたことを思い出しつつ、他にもいろいろな料理に使ってみようと思って検索したら、こんなページも見つけることができました。

- greenMe – 12 modi per utilizzare il pesto alla genovese al di là della pasta

 ちなみに、ジェノヴァ風ペスト(pesto alla genovese)ではなく、ペスト・ジェノヴェーゼ(pesto genovese、「ジェノヴァのペスト」)と呼べるペストを作るには、正確に言うと、チーズは、パルミジャーノとペコリーノを使う必要があるのですが、今回は、冷蔵庫にあったグラーナ・パダーナだけを使って作りました。それで、記事の題は、「ペスト・アッラ・ジェノヴェーゼ」となっています。ちなみに、わたしはうっかりして、ミキサーに塩を入れるのを忘れてしまったのですが、それが幸いしました。と言うのは、グラーナに塩気が多いために、塩を加えなくても、ペストに十分な塩味が効いていたからです。

Ho fatto il pesto alla genovese con le foglie del basilico che cresce sulla terrazza.

E' molto buono e ci carica dell'energia del verde!

*追記(9月1日
 上のレシピはすべてイタリア語で書かれていますが、すり鉢を使う作り方は、GialloZafferano.itに、たくさんの写真つきの手順説明があり、ミキサーを使う作り方も映像があるため、イタリア語が分からなくても、だいたい手順が分かると思います。ミキサーを使う際には、チーズは、他の材料すべてがだいたい均一に混ぜ合わさったあとで、加えることだけご注意ください。ビデオでそう説明しているのですが、映像だけではチーズだと分かりにくいかもしれませんので、追記として書きました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-31 16:28 | Gastronomia | Comments(8)

壁と水道、伊仏商談

 昨夕は、ミジャーナに出かけて、壁塗りが終わった台所の壁を見、

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 上階の寝室の色を検討しました。夫が、トイレの壁塗りなどの作業で腰をひどく痛めたこともあり、義弟の同僚で、趣味で壁塗りを引き受けているという人に作業を頼むことにしました。先週、改築中の家で、義弟も交えて初の顔合わせをし、色見本から希望の色を選んで告げ、今週月曜日に、彼が準備してきた色の中からよさそうな色を選びました。わたしも夫も、もう少し黄色がかり、オレンジがかった色を想像していたのですが、実際に壁に塗って、乾いたあとの色というのは、どうしても見本や塗りたてとは違ってくるようです。

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 昨日はできれば、このアマチュア職人さんがまだ台所を仕上げている途中に訪ねたかったのですが、仕事から帰った夫と共に駆けつけたときには、もう仕事を終えて、帰宅したあとでした。

 ただ、上階の壁の色を、わたしたちが選べるようにと、濃度の違う2種類の色を塗っておいてくれていました。この2色を見比べるために、夫ははしごを登って上の階へと上ったのですが、高所恐怖症のわたしは、はしごの途中まで登り、そこから見ました。

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 前日に見せてもらったこちらのライラック色は、予想したよりも色が濃かったので、もう少し薄い色を配合して、さらに一度塗りと二度塗りの両方の例を見せてほしいと、夫が頼んでいたのです。

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 夫がフランコとマルモリーノで仕上げた、ターコイズブルーのトイレの壁にも、職人さんが防水加工を施してくれました。夫は色がさらに深くなってしまったと心配しています。西日がさして、壁が光り、わたしは、そのせいかプールの壁を連想しました。

 このあとは、ペルージャ郊外にある水道工事屋さん、ルチャーノの店を訪ねました。水道工事はほぼ仕上がりつつあるので、請求書を受け取るためです。水道に関しては、資金が底をついたために、1階の床をまだ覆わずにいたら、プラスチックの水道管がネズミにかじられているのを、最近夫が発見しました。それで、このネズミ被害を防ぐ方法についても、相談しました。改築中の家についての話が終わったあとで、夫が休暇は取ったのかどうか尋ねると、4日間だけ休んだとの返事が返ってきました。フランスの家具などのチェーン店がペルージャ郊外に進出することになり、10月開店を目指して、プレハブ店舗の配管工事を仕上げてほしいと、依頼してきたのだそうです。依頼や発注がフランス語で来るのを、大昔に学校でフランス語を習っただけで、今はすっかり忘れているというルチャーノが、何とか解読して、配管工事を進めているそうです。

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Provance, France 5/7/2012

 同じウンブリアの企業でも、わたしがこれまで通訳を担当してきた多くの企業には、だれか必ず英語を話せる、英語で交渉ができる人がいました。大学を卒業した社員が多いため、また、世界を相手に取引をしているので、英語ができる人を必ず置いているのでしょう。一方、水道工事の職人さんは、もっぱら主に地元、遠くてもウンブリア近辺の州の企業から仕事を引き受けているので、特に通訳や外国語ができる人の存在を必要としなかったのでしょう。「ぼくらの世代は、学校でフランス語を勉強したので、英語で書かれたらお手上げだけれども、フランス語なら忘れていても、何とかこういうことだろうと理解することはできるんだ。」と言っていました。つい最近まで義弟宅に滞在していた、スペイン在住の親戚とは、わたしも、わたしはイタリア語で、向こうはスペイン語でゆっくり話して、なんとかコミュニケーションを取っていました。フランス語の場合、発音やイントネーションはかなりイタリア語と異なる点があるのですが、書かれた文であれば、特に技術的な、数字の多い文章であれば、イタリア人にも理解できるというのは、想像できます。書かれた言葉では、イタリア語とフランス語に類似点が多いからです。フランス語、スペイン語共に、イタリア語同様、かつて古代ローマの支配下にあった土地で話されていた俗ラテン語から、発展・変容してできた言語なので、何だかんだ言いつつ、互いの類似点・共通点は多いのです。

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Provance, France 6/7/2012

 先日も、新聞で、今はウンブリアではフォリンニョだけにある、スポーツ用品のチェーン店、Decathlonが、ペルージャ郊外のオルモにも店を開くと聞いたばかりで、このニュースで初めて、Decathlonはフランスのメーカーだと聞いて驚いていたところです。イタリアでは不況で閉店・閉業する店や企業が多いのですが、こうして、売れると確信しているフランスの企業が、どんどんイタリアに、ウンブリアに進出しているわけです。海外企業でも、やはり地元の人の就職促進にはなります。また、ルチャーノから、この今回仕事を依頼したフランスの家具メーカーは、品物が独特でしゃれていて、プロヴァンスを思わせるけれども、値段は手が届きやすいと聞いたので、開店が楽しみになりました。昨年7月に南仏を訪ねたとき、短い旅でしたが、ごくふつうの家や建物の色づかいの美しさや、ちょっとした工夫が醸し出す趣に感動したからです。そうして、政治や経済、ユーロについていろいろ問題を抱えていても、ヨーロッパ諸国内は、やはり商品の流通や企業の行き来がしやすく、民間レベルでは一体化が進んでいるのではないかと感じました。

Colore sulla parete della cucina, fra poco' anche su quella della camera sopra.

Impermebializzante per la parete del bagno turchese.

L'idraulico di Ponte Felcino ora lavora per una catena francese di arredamento, "Maisons du Monde" che aprirà un negozio a Corciano ad ottobre.

Mi tornano dei ricordi: come sono carine le case della Provenza...

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-29 16:51 | Altro | Comments(4)

雨の湖、雨の罪

 日本のことわざでは「女心(男心)に秋の空」と言いますが、最近は、まだ夏のはずのイタリアで天気が崩れやすく、晴れていたかと思うと、いきなり空がかき曇り、稲妻が光り、どしゃぶりの雨が降るという日が続いています。

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Lago Trasimeno, Tuoro 25/8/2013 18.09

 土曜の夕方から、天気予報ではウンブリアはどこも雨と出ていたため、日曜は朝、夫と二人で保存用トマトソース作りに励んだのですが、夕方は、「せっかくの日曜だし」との夫の誘いに、トラジメーノ湖に出かけました。天気がもてば、ローマ軍がハンニバルに敗れる一因となった狭い湖畔の道、マルパッソ(Malpasso)を訪ねたいと考えていたのですが、トゥオーロに着いてみると、大きな黒雲が湖を覆っています。

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Lago Trasimeno, Tuoro 25/8/2013 18.08

 ご覧のように、帆船が並ぶ桟橋付近の上空、東の空には晴れ間が見えているのに、

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Lago Trasimeno, Tuoro 25/8/2013 18.10

西の空には暗雲が立ち込めています。冒頭の写真は、雲と青空が押し合いへし合いをしているところです。

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 駐車場に車を置いたときには、すでに強風が吹いてきて、「これは雨になるぞ」と夫は言うのですが、雨が降る前に湖を見ようと、桟橋をしばらく歩きました。このとき途中から、1分ほどおきに、一つぶ二つぶと小さな雨つぶが肌に落ちるのを感じました。ゴロゴロと雷鳴がとどろき、遠くには稲妻が光り、「少しくらい濡れても」と言う夫に、「こういう天気のときは、すぐにどしゃぶりになるから、戻りましょう」と答えて、急ぎ足で車へと戻りました。天気の変わる気配を察して、港に着いたばかりのフェリーから降りた乗客も皆小走りに駐車場へと向かいます。

 そして、10メートルも歩かないうちに、雨が勢いよく降り始めました。幸い、傘は持っていたのですが、傘をさしても足元が濡れるほどです。

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Lago Trasimeno, Tuoro 25/8/2013 18.20

 車に戻って、やれやれと思っていたら、夫は自然が猛威を振るう、大雨の湖が見たかったようで、車を帆船が並ぶ岸辺近くまで走らせます。つい先ほどまで晴れていた帆船の周辺も(2枚目の写真)激しい雨が降っています。

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 窓ガラスが雨に濡れて、写真では分かりにくいのですが、風が吹きすさび、湖には荒波が立っていました。

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 雨がやむだろうかとしばらく待ちながら、嵐の中の湖を眺めていたのですが、どうにもやみそうにないので、散歩はあきらめて帰途につきました。思いついて湖畔のサイクリングコースを車で進むと、今度歩いて訪ねてみたいと思うような場所を発見し、またパッシンニャーノに近づくと、以前歩いたこともある道を行くことになりました。

 イタリアでは、天気に気分どころか体調まで左右される人が多いと、ニュースで聞いたことがあるし、身近でも何人か、天気が崩れやすい季節の変わり目には体調を崩す人を知っています。今は雨で気温が下がっても、なんとかまた気温も盛り返してくれることでしょう。作物にも雨が必要で、実際、この2週間は、義父母が海に出かけているため、雨がたくさん降ると、夫が広い畑に、義父に代わって水をやる作業が楽になります。雨が降ると、暑い盛りは下がる一方だったトラジメーノ湖の水位も上がります。雨のおかげで、夫の出かけたい症にも歯どめがかかり、アイロンがけや料理も楽になりました。巡礼や登山、仕事に向かう途中に雨が降ることもあるけれども、備えさえあればいいわけで、わたしは雨が降ったからと言って、特に動じる方ではないのですが、けれど、

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 今日の夕方、郵便箱からはみ出して、下半分がすっかり雨に濡れてしまった『Bien-dire』の最新号を見たときは、悲しくなりました。今日は何度か雨が大降りになったために、写真で灰色に見える部分は濡れていて、ページとページがくっつしてしまっています。夕食のしたくをしていた手を慌てて止めて、とりあえず各ページに、ざっとドライヤーで温風を送り、少しでもと乾かしました。

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Jardins de Versailles 9/6/2012

 乾かすためにページをめくっていたら、ヴェルサイユ宮殿の庭園を手がけた造園家、アンドレ・ル・ノートルを取り上げている記事があり、昨年6月に訪ねた美しい庭園を思い出してうれしくなりました。

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 今、写真を選ぶために、ヴェルサイユ庭園の写真を見ていて、そう言えば、パリに留学していたときも、ホームステイ先の家族が「本来なら天気が一番いいはず」という6月に、雨がちで寒い日が続いていたのを思い出しました。

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 ヴェルサイユ宮殿とその庭園も、いつか記事にしたいなと思いつつ、もう1年以上経ってしまいました。

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 この夏も、わたしはフランス語を勉強していることだし、南仏かコルシカ島に行きたいとずっと思っているのですが、7月は夫や友人たちと南チロルを訪ねました。9月は、夫は南の島に行きたがり、友人たちは、フランスのル・ピュイからサンティアーゴを目指す道の最初の数日分を歩こうと言います。1週間を予定している9月の旅行も、どうやら、友人たちと共に歩くことになりそうです。

Lago Trasimeno in tempesta & Giardini di Versaille

- Si avanzano le nuvole nere e d'improvviso tuona e piove!

- Grazie alla pioggia, le piante crescono e pure il lago, ma oggi la pioggia ha bagnato il nuovo numero della rivista, "Bien-dire"!! L'ho cercato di asciugarla un po' con fon, girando le pagine. Un articolo parla del giardiniere che ha creato i giardini di Versaille. Dopo tanto tempo ho guardato le foto dei giardini; anche allora il tempo era instabile, le nuvole coprivano il cielo, ma nonostante ciò i giardini erano bellissimi.

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-27 23:34 | Viaggi in Umbria | Comments(2)

ムッシュウ

 去年途中まで終えていた入門書、『Francese. Corso completo』を再び手に取り、さて今度はどう勉強しようかと考えました。第1課から勉強し直すにしても、以前のように、会話文や対訳のイタリア語をすべて書き移す必要はなさそうです。

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 思いついて、各課の導入会話を、音声CDで聴いて、ノートに書き取り、きちんと聞き取りと書き取りができているかを確認するという形で勉強することにしました。

 第1課の会話では、イタリアはミラノ出身のロッシ氏が、パリのホテルにチェックインをするのですが、意外ときちんと聞き取りができ、つづりもあまり間違わずに書けていたので、うれしかったです。

 間違えた箇所については、たとえば、次の会話で、本来は、

  Voyons. Oui, voilà votre réservation. Malheureusement nous n’avons plus de chambre à un lit, on vous a réservé une chambre à deux lits avec salle de bains, naturellement.

としなければいけないところを、Malheureusementのhを落とし、n’avons plus de chambreのdeをuneとし、à deux litsの-sを落とし、salleをsaleと、ここでも語間のlを一つ落としてしまっていました。heureux(幸せな)、heureusement(幸せにも)の語頭のhなら、たぶん忘れずに書いたと思うのですが、その対義語なので語頭にmal-がついて、それぞれmalheureux(不幸な)、malheureusement(残念ながら)になると言うのに、このときは、音に注意を払いすぎて、発音されないhを忘れてしまいました。à deux litsも、lit(ベッド)の発音しない語尾の-tは覚えていたのですが、ここではベッドが二つ(deux)だから複数形で-sがいることをすっかり失念していました。

 Nous n’avons plus de chambreについては、もちろんune chambreと聞こえたわけではないのですが、「わたしの耳には聞き取れなくてもたぶんこう言っているのだろう」と思って書いてみました。この間違いのおかげで、否定文では、直接目的語となる名詞の前の不定冠詞(un, une, des)はdeに変わるということを思い出しました。

 会話がとても長いので、間違いは他にもいくつかあるのですが、自分で一番ショックだったのが、英語のMr.、イタリア語のSignoreにあたる「~氏」という敬称を正しく書けなかったことです。去年の5月に単語が書けるかどうか確認したときには正しく書けていたのが、今、フランス語の発音や書き方に自信がついたあとでは、ムッシュウをmonsieurと書くべきところを、恥ずかしながら、間違ってしまいました。

 フランス語を勉強し始めたばかりの頃は、どの単語も、つづりをしっかり覚えようと躍起になっていたのですが、今は、フランス語の発音とつづりの関係が大体頭に入ったために、かえって一語一語のつづりの確認がおろそかになっていたのでしょう。旅行をしているわけではないので、発音することこそないものの、この単語は、これまで読んだ本の中にも、今読んでいる本の中にも、何度も何度もでてきているのです。にも関わらず、いざ書いてみると書けないことにあ然とし、書き取りをしてみてよかったと思いました。唯一救いなのは、monsieurは、フランス語の数少ない例外的な発音の一つだということです。

 『フランス語ハンドブック』のp.432~p.433には、こうした「例外的な発音の基本語100語」の一覧があって、参考になります。本を読みながら、どういう発音かなと気になっていた単語も、中にいくつかあります。aspect やrespectの-ctやsculptureのp、condamnerのmが発音されないとは思いもしなかったので、驚きました。

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 『異邦人』は結末が悲しいと分かってから、一気に読み終え、気分直しにと、読み終えたその日、8月16日には、もう次の本を読み始めました。今回注文していたジュール・ヴェルヌの本は2冊あったのですが(下記リンク参照)、『L'île mystérieuse』を読むことにしたのは、つい最近、気球に乗ったばかりなので、気球が表紙のこの本に誘われているような気がしたからです。『八十日間世界一周』は、校訂や注・解説が詳細で、一応それをすべて読んだところ、確か「ジュール・ヴェルヌの編集者は、ハッピー・エンドでないと承知しなかった」といったことが書かれていたため、ジュール・ヴェルヌの本なら、悲しい終わり方はしないだろうという思いもありました。『悲しみよこんにちは』は題からして悲しい内容かもしれないので、一度ヴェルヌの作品を読んで、気を取り直したあとで読むことにしました。

 イタリアでは最近天気が崩れ、気温も下がって、涼しくなりました。家の外で風がうなりを上げていたとき、この本の中でも暴風が吹き荒れて、気球に乗った5人が悪戦苦闘していました。昨晩はちょうど、気球と乗客が、題名にもなっている「神秘の島」にたどり着いて、探検を始めたところまで読みました。続きが楽しみです。

 9月は英語の通訳の仕事が、確実な依頼の他にも、いくつか打診があります。どれもあまり専門的・高度な内容ではないということなので、必要はないとは思うものの、せっかくなので機会をとらえて英語もブラッシュアップするべく、読んだり聴いたりする時間を取り入れていきたいと思っています。

"Francese completo" - questo manuale è talmente difficile per i principianti che l'anno scorso ne ho studiato solo qualche unità. Ma ora che ho finito due manuali in giapponese, lo stesso manuale sembra meno difficile. Per studiare le unità che avevo già studiato, ho deciso di fare il dettato ascoltando i dialoghi del CD. Ieri, il dettato dell'unità 1; sono riuscita a capire e scrivere bene, ma ... non ho potuto scrivere 'MONSIEUR' correttamente, nonostante io abbia letto questa parola parecchie volte nei libri!! Ora non dimenticherò più come si scrive MONSIEUR!!!

Appena finito "L'étranger", ho cominciato a leggere "L'île mystérieuse" di Jules Verne. Nei giorni scorsi c'è stata una tempesta sia fuori della casa nostra sia nel romanzo che sto leggendo. Ora i passeggeri sono finalmente atterrati sull'isola. Finora è molto interessante come speravo.

A settembre devo lavorare come interprete inglese-giapponese. So I have to brush up my English instead of studying only French.

関連記事へのリンク
- フランス語で読む夏2
- 『L’étranger』
- おおシャンゼリゼ
↑↑ イタリア人向け入門書、『Francese Corso Completo』について説明あり。

LINK
- Amazon.it - J. Verne, "L'île mystérieuse", Folio classique
- Amazon.fr - J. Verne, "L'île mystérieuse", Folio classique

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-26 17:55 | Francia & francese | Comments(5)

トラジメーノ湖の夕暮れ

 昨日は久しぶりに、トラジメーノ湖にくりだしたのですが、夫が湖は見たいけれど、疲れているので歩きたくはないというので、

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Lago Trasimeno 23/8/2013 19.23

 湖の周囲を、時計回りにドライブしました。

 傾きかけた日が湖面に投げかける金色の光がきれいだったのですが、道路からでは、湖が見えたかと思えば木々の後ろに隠れ、道が湖から遠ざかったりして、近くにあるのに見えないので、もどかしい思いもしました。

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Lago Trasimeno, Passignano 23/8/2013 20.18

 周囲をぐるりと回り、夕食にはピザを食べようと、パッシンニャーノで高速道路を降りました。日はカスティッリョーネ・デル・ラーゴ付近を走っている頃に沈んでしまいましたが、まだ夕焼け空がきれいなので、一目湖を見てから、ピザ屋に入りました。

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 食後は、夫も元気を取り戻したので、しばらく町を散歩してから、駐車場に戻りました。城壁前に設置された記念碑に、トラジメーノ湖が彫りこまれているのに夫が気づきました。

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 駐車場に近づくと、今度は、東の空に昇った月が、湖面に光を投げかけています。

 パッシンニャーノからペルージャへの道は、西から東に向かうため、道中ほぼずっと、きれいな月が車内から見えるのがうれしかったです。少し欠け始めた月は、まだ明るく大きく、優しい金色の光を放っていました。

Giro del Lago Trasimeno in senso orario in macchina 24/8/2013

- Visto dalla strada, purtroppo, il Trasimeno si nascende spesso, ma era bellissimo il lago dorato dalla luce del sole.

- Prima di entrare in pizzeria, un salutino al Lago ora in color rosa.

- Il Lago Trasimeno anche nel monumento del paese!

- Dopo cena era la luna che illuminava il lago. Bella la strada di ritorono da Passigano a Perugia; dirigendoci ad est, potevamo ammirare quasi sempre la luna bella e luminosa.

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-25 00:12 | Viaggi in Umbria | Comments(2)

思わぬ副効果

 ステロイドを使っていては、花粉症はいつまでも治らず、リバウンドがひどくなると知り、今年は花粉症を、ステロイドなどの化学合成薬品に頼らず、食事療法・薬草療法で乗り切ろうと考えて、実行に移しました。

 日本語やイタリア語で書かれた、さまざまな本やサイトを参考にして、アレルギーや花粉症の症状を誘発しないために、白砂糖・アルコール・乳製品・ひき肉を腸詰めにしたもの(サルシッチャ、モルタデッラ、サラミなど)、揚げ物を避け、水分を多く取り、朝はできるだけ、正午までは固形物を取らないように心がけました。(下記リンク参照)

 夫が、年中機会があれば、ジェラートを食べる人なので、以前はついつい、夏でないので特に食べたいと思わないときでも、つられて食べていたのですが、症状が出ている間は、ジェラートは乳製品と白砂糖のダブルパンチだからと、夫が食べていても、わたしは我慢しました。トンカツやてんぷらを作ったり、外食でワインを飲んだりするのも(と言っても、わたしの限界はワイン1杯なのですが)できるだけ避けました。コーヒーも、バールでは、カップッチーノは避けて、マッキアートを頼み、家では加える牛乳の量を減らしました。こんなふうにして、上述の食品を避け続けることができたのは、花粉症の症状がひどいときにはつらかっただけではなく、体を酸性にするなど、健康に害を及ぼすと読んだり聞いたりしたものが多かったからでもあります。

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 5月に聖べネデット巡礼の道を歩いたときも、朝食時に皆がカプチーノを飲み、クロワッサンを食べる中、わたしはオレンジジュースや黒砂糖入りの紅茶ですませました。7月上旬に訪ねた南チロルでも、まだ花粉症の症状が出ることに気づいてからは、おいしいという地元のチーズをいっさい食べずに過ごしました。

 夏に入って、花粉症の症状がほぼ姿を消してからは、ジェラートも食べ、ズッキーニの花も揚げるし、ゴルゴンゾーラとサルシッチャの載ったお気に入りのピザを頼んだりもしますが、一度そういうことをしたあとは、以後の数日は自粛するようになりました。

 そうやって、花粉症対策の食事療法を始めたのが3月の初めで、それから約半年経ちました。この食事療法とハーブ療法のおかげで、幸い今年は、十数年ぶりに、化学合成薬品をいっさい使わずに、花粉の時期を乗り切ることができました。

 それだけではありません。40代の半ばという年齢もあり、さらにイタリアではどうしても、日本に比べて食事がこってりしていることもあって、体重が増えて困っていたのですが、この食事療法のおかげで、3月から8月にかけて、少しずつ少しずつ体重が落ちて、4kgやせることができました。4年前、2009年に、食事と運動を併用してダイエットを心がけたときでさえ、年の初めから5月末にかけて、ようやく4kg落とせたのに、後は年末にかけて体重が戻ってしまっています。今回は、たまの山登りは別にして、毎日きちんと体操や運動の時間を取っているわけでもないのに、この食事療法のおかげで体重が落ち、しかもそれを8月末の今まで維持できているので、感激しています。もう2度と着られないのではないかと思っていた、ずっと昔の服も着られるようになりました。

 朝食を飲み物だけですませるのが、初めのうちはつらかったのですが、最近はそれにも慣れ、その方が体が軽く、頭もよく働くような気がします。おとといの夕食会ではワインを飲み、セミフレッドを食べ、今日も夫と食べたピザにはモッツァレッラが載っているなど、時々療法から逸脱することはありますが、せっかくなので、こういう食事をできるだけ続けて、今の体重を維持できたらと思っています。

Questo anno sono riuscita a passare il periodo di pollinazione senza ricorrere ai medicinali chimici e sintetici.

Mi hanno aiutato la potenza delle erbe e la dieta senza zucchero bianco, insaccati, latticini, alcol, fritti ecc. Grazie a questa dieta sono anche dimagrita e ora posso portare i vestiti in cui temevo di non poter entrare mai più.

Ora ogni tanto mangio anche il gelato (latticini+zucchero bianco!) e bevo il vino, ma cerco di stare attenta per mantenere il peso.

関連記事へのリンク
- 負けるな花粉症 (25/3/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-24 00:26 | Altro | Comments(12)

月夜の宴、井戸の月

 二世代住宅の2階に暮らすわたしたちの下の階には義父母が、上の階には義弟夫婦が住んでいます。

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 義弟の奥さんはエクアドル人。五姉妹のうち、現在、故国に住むのは一人だけで、彼女を含む四人はイタリアに、そして一人はスペインに暮らしています。8月初めから、このスペインに暮らす妹の家族が義弟夫婦宅に滞在していたのですが、今日の昼の飛行機で帰国したため、昨夜は、義家族およびエクアドルの四姉妹とその家族を含む計16名で、夕食を共にしました。

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 4台の車が並んで家を出発すると、道中、地平線の上に姿を現したばかりの満月が、それは大きく、そしてきれいに見えたので、うれしくなりました。

 ペルージャ郊外にあるピザ屋兼レストランに到着すると、月は上に昇り、小さくなっています。

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 スペインからの来客の、「ぜひイタリアでピザを食べたい」との希望で、この店を選んだこともあり、ほとんどの人がピザを頼んでいました。わたしは最近、花粉症のためかどうかは分かりませんが、時々目や鼻のかゆみに襲われるため、乳製品であるチーズが載っているピザは避けて、前菜の鮭のカルパッチョ(carpaccio di salmone)を食べたのですが、鮭がおいしく、トマトや野菜などの野菜もたっぷり添えてあって、うれしかったです。

 店は、Ristorante Pizzeria La Luna nel Pozzo

 店名を訳すと、「井戸の月」で、井戸の水に映る月を連想させて、何だか俳句のような風情があり、月夜の宴にぴったりです。ペルージャの行きつけのピザ屋がこの日は休みだったので、やむなく夫が選んだ店でしたが、スペイン勢はもちろん、ピザにはうるさい夫と義弟も、ピザがおいしいと喜んでいました。カメラの調子が悪いので(下記リンク参照)、写真を撮るのは控えたのですが、最後に頼んだデザートの盛りつけが、あまりきれいなので、これは撮影しなければと、カメラを取り出しました。メニューにはなく、口頭で聞いて注文したのですが、ピスタチオのセミフレッド(semifreddo di pistacchio)にイチゴのソースを添えたものなのですが、口いっぱいにイチゴの味と香りが広がって、とてもおいしかったです。

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 食事中は、イタリア語とスペイン語がにぎやかに飛び交い、おいしい料理と一緒に過ごせるひとときを、楽しく過ごすことができました。イタリア語とスペイン語でも、お互いにゆっくり話すと何とか意志の疎通ができる上、イタリアに住む姉妹や、昔アルゼンチン旅行でスペイン語をかじった夫が通訳をしてくれるので、話がはずみました。

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 食事を終えて外に出たときには、もう11時20分を過ぎていました。すでに空高く昇った月が、別れを惜しむわたしたちを、優しく照らしていました。

Cena in una grande famiglia multinazionale
@ La Luna nel Pozzo, Perugia 21/8/2013

- Sotto la luna piena, riunione della grande famiglia del mondo; parliamo lingue diverse, proveniamo da diversi Paesi (Italia, Ecuador, Giappone), pure ci capiamo e ci vogliamo bene.

- Squisito il semifreddo di pistacchio con salsa di fragole. Ottimi anche altri piatti, ma purtroppo ho fatto poche foto perché la mia macchina fotografica si blocca troppo spesso, dicendo "Errore obiettivo"...

LINK
- Ristorante Pizzeria La Luna nel Pozzo - HOME

関連記事へのリンク
- 我が家は多国籍家族 (12/19/2010)
- 夕日とカメラと箱庭と (15/8/2013)

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by milletti_naoko | 2013-08-22 16:03 | Famiglia | Comments(2)

500時間達成と3冊目終了

 日曜日までの累計学習時間を出してみたら、507時間31分です。ようやく、今年の目標であるフランス語学習1000時間の半分に到達することができました。2013年も残すところ4か月あまり。できるだけ目標に近づけるように頑張ります。

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 昨日は久しぶりに、長い間放り出していたフランス語の文法練習問題集に取り組みました。そうして、今朝も、仕事が思いがけず早く終わったので、1時間ほど問題を解き、わたしにとっては3冊目のフランス語の学習書であるこの本を、終えることができました。

 実は、7月26日に、あと残り3ページだけというところまで仕上げていたのですが、この最後の3ページは、動詞の叙法や時制の総復習になっていたため、問題を解く前に復習も必要で、後回しにしていたのです。

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 イタリア語では接続法の動詞を用いるのに、フランス語では直説法や条件法を使う場合というのがいくつかあります。イタリア語話者向けの問題集だけあって、そういう二言語の違いに着目し、フランス語の動詞をうっかりイタリア語風に活用させないよう訓練するための練習問題が並んでいました。

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 どういうときに接続法・条件法を使うのかを、。『新・リュミエール フランス文法参考書』でおさらいし、イタリア語とフランス語で、使用する叙法が違う例については、右手の『Impara rapidamente francese. Grammatica facile』(『フランス語速習、易しい文法』と訳しておきます)で確認しました。

 この『フランス語速習』の文法のまとめは、フランス語学習を始めたばかりのときに、最初から勉強しようとすると、第1課の子音の発音から、すぐにたくさんの語彙が並ぶ文章が出てきて、これは使えないと思いました。実際、本文の最初のページに、4月19日づけで、次のような書きこみをしています。

  「4/19(木) 発音も文法も分からないのに一気にせつめいされても… あとで見直す。最初はトバス。Unità2も同じ」

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 そうやって「使えない」と脇に置いていた文法書が、2冊のフランス語入門書をひととおり終えた今では、うまく要点がまとめてある上、イタリア語との違いに焦点を当てながら、フランス語の文法を説明しているので、分かりやすい上に使いやすく、とても重宝しています。

 たとえば、今回、上記の文法問題集を解くにあたっては、この文法書の第15課にある直説法と接続法の使用(Uso dell’indicativo e del congiuntivo)の一覧などがとても役に立ちました。フランス語で直説法を使う場合、接続法を使う場合について、それぞれの用法で、イタリア語ではどの叙法を用いるかが書き添えられ、フランス語の例文の下にイタリア語訳があるため、二言語の叙法の使い方の違いが、分かりやすいからです。わたしのように、すでに身につけたイタリア語の知識をもとにして、フランス語を学ぶ場合には、こんなふうに違いが明確に述べてあると、イタリア語の復習をしながら、フランス語を違いに気をつけながら学ぶことができて、とても便利です。

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 上の2冊の参考書を読んだけでは解けない場合や、実際に解いてみて、正解を見て疑問が残る場合には、『現代フランス広文典』『フランス語ハンドブック』で調べました。

 最近は、もう1か月近くも、もっぱら本を読んだりCDをながら聞きしたりで、こうやって机に向かって勉強するということがなかったのですが、机上の学習がないと、やっぱり自分にどれだけ力がついたかを確認することも、細部に気を配りながら勉強することも難しいと気づきました。

 たとえば仏作文の問題で、イタリア語の

  Mi sembra che Paul sia partito. Sai qualcosa di lui? Pare che sia andato in Inghilterra.

をフランス語にするのに、正解は、

  Il me semble que Paul est parti. Sais-tu quelque chose de lui? Il paraît qu’il est allé en Angleterre.

です。

 「~ようだ、~らしい」という非人称構文では、イタリア語なら、主節の動詞に関わらず、従属節内の動詞は接続法なのですが、フランス語では、
・主節の動詞がêtre possible, se pouvoir, semblerなら接続法、
・主節の動詞がêtre probable, paraître, me (te, lui) semblerなら直説法を用いる(以上、『新・リュミエール』、p.300から)という違いがあります。

 それでフランス語にする際に、従属節内の動詞の叙法に注意していたら、「~ようだ、~らしい」という非人称構文では、フランス語の場合には、非人称主語のilが必要なのに、それを忘れて、最後の文の冒頭のIlを落としてしまいました。こういうイタリア語からの負の転移や、つづりをきちんと覚えているかの確認は、やはり、ていねいな学習作業を通してでなければできません。上の写真でもsaisと書いたつもりが、発音しない語尾のsを落として、saiとだけ書いてしまったりしていますが、こうやって、自分の手で書いて、間違いを目で見て確認し、さらに正しいつづりを書いてみることは、とても大切だと思います。

 この問題集には、いくつかの問題について、文章を録音した音声CDがついています。問題を解いて答え合わせをしたあとで、どの文章も3回ずつ、後について発音練習をしました。これは精聴にもなり、たとえばアンシェヌマン、リエゾン、エリジオンも具体的な例をいくつも聴き、発音練習することができます。同じように語が並んでいても、発音する人によってリエゾンになったりならなかったりという例も多数出てくるので興味深かったです。

 6月中に終えたいと考えていた練習問題をようやく終えることができました。これからは、フランス語での読書を続け、『Bien-dire』のCDを、精読もできるだけ交えて聞きながら、イタリア語話者向けのフランス語の学習書3冊(上記の文法書と入門書、会話集各1冊)を仕上げたいと考えています。

Oggi ho finalmente finito il terzo manuale del francese!

Dal 26 luglio rimanevano solo tre pagine, ma l'ho finito solo ora perché gli esercizi erano assai impegnativi, essendo il ripasso finale per l'uso dei modi e dei tempi.

関連記事へのリンク
わたしが使っているフランス語の学習書について
- おおシャンゼリゼ
- 仏語学習中間報告
- 両極端なフランス語学習

LINK
- Amazon.it – “Impara rapidamente Francese. Esercizi pratici” con CD Audio
- Amazon.it – “Francese. Grammatica facile”
- Amazon.it – “Francese. Corso completo” con CD Audio
- Amazon.it - ”Corso di lingua. Francese intensivo” con 4 CD Audio

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-21 16:52 | Francia & francese | Comments(2)

ローマ軍対ハンニバル、トラジメーノ湖畔の戦い

 トラジメーノ湖畔のトゥオーロは、わたしと夫にとっては、

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Tuoro sul Trasimeno 9/8/2013

マッジョーレ島(Isola Maggiore)行きのフェリーが発着する港があり、湖の眺めが美しく、行きつけのピザ屋がある町なのですが、

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歴史的には、紀元前217年に、古代ローマ軍が、ハンニバル率いるカルタゴ軍と戦って、大敗を喫した場所です。そこで、トゥオーロには、この戦いの跡をたどる歴史探訪コースがあるのですが(詳しくは下記リンク参照)、さらに最近、資料館もできたと聞いていました。

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 8月9日金曜日、わたしたちは、このトゥオーロで、友人たちと気球に乗り、近くのキャンプ場に一泊したのですが、この日の夕方、よさそうなキャンプ場を探して、ドライブしていたら、この歴史探訪コースの案内看板があったので、車を停めました。

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Tuoro sul Trasimeno 10/8/2013

 翌朝は、トゥオーロの中心街のバールで、コーヒーを飲みました。

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 町はちょうど祭りの最中で、四つの地区(rioni)の四色の旗で飾られています。

 白い旗を持つ地区は、Malpasso。ローマ軍が、トラジメーノ湖畔を進む際、一度には少人数しか通れない狭い道、Malpassoがあり、ローマ軍の敗因の一つとなったのですが、この地名が地区名になっています。

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 この日は街角に、二頭立て二輪馬車(biga)が置かれていました。

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 翌週に行われた地区対抗競技で使われることになっていたからでしょう。記念写真を撮っていたら、地元の方が、その競技がどんなふうに行われるかを教えてくれました。

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 帰途につく友人たちと別れを告げたあとは、町はずれにあるトラジメーノ湖畔の戦いとハンニバルの資料センター(Centro di documentazione sulla Battaglia del Trasimeno e Annibale)を訪ねました。

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Ricostruzione tattica della Battaglia del Trasimeno

 小さいセンターで、展示を見るだけなら、1時間もあれば十分です。こんなふうに、ローマ軍とカルタゴ軍がどんなふうに対峙していたかを模型で示したものもあって、興味深かったです。三つの展示室のうち、最初の一つは説明がイタリア語のみなのですが、あと二つには英語での説明も併記されています。

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 展示を見たあとは、トラジメーノ湖畔の戦いを説明した映画を見ました。約1時間ほどの長さだというこの映画を、別の訪問者が見始めたばかりだったので、途中から見たのですが、この戦いに至るまでのローマとカルタゴの関係や、ハンニバル率いるカルタゴ軍の動きも解説され、戦争を再現する映像もあって、興味深かったです。唯一気になったのは、ローマの敗北は、ハンニバルが条約を守らず、戦いのルールを守らずに、あざとくも奇襲をかけたからであるというふうに語り、歴史の解説が完全にローマ寄りであるということです。下記にリンクを挙げてある、二つの日本語のサイトの説明とは異なり、勝ったハンニバルは残虐で、公正に戦をしないならず者、正義のローマが悪人ハンニバルに欺かれて、やむなく敗北を遂げたという説明がされているのです。

 映像と死者や負傷者の具体的な数字を聞いて、それまでは、漠然と歴史上の事実と知っていた戦いが、いかに規模が大きく、膨大な死者と負傷者を出した戦いであったかが分かり、呆然としました。今は、緑と湖の美しいこの平野が、こんな悲惨な戦いの戦場となり、2万人近くもの人が命を落としたとは。

  夏草や兵どもが夢の跡

という芭蕉の俳句が頭に浮かび、芭蕉が平泉で抱いたであろう感慨を、初めて実感として理解できたような気がしました。

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 センターは、まだ開いたばかりで整備中だからか、幸いこの日の入場料は、一人1ユーロでした。入場料を払った部屋には、ウンブリアやトゥオーロの観光案内と共に、ハンニバルやトラジメーノ湖畔の戦いに関する資料も置かれていました。写真の右手、ウンブリアの大きなポスターの下に2冊並んでいる赤い表紙の本は、トラジメーノ湖畔の戦いを漫画化したものです。刊行はつい最近のことで、それを地元のニュースで知ったので、ぜひ買いたいと思っていたのですが、特に映画を見たあとでは、血なまぐさい戦場での描写の多い漫画を見るのに抵抗があり、結局買わないことに決めました。

 いつか、もう少し日ざしが優しくなってから、この戦いの足跡をめぐるコースを歩いてみたいと考えています。

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 トゥオーロの行きつけのピザ屋では、現在のハウスワインが、Annibale(ハンニバルのイタリア語名。発音は「アンニーバレ」)です。この町でハンニバル・ワインを飲みたいという歴史好きの方は、ぜひこのワインを味わってみてください。(下記リンク参照)

Tuoro sul Trasimeno 9-10 agosto 2013

- Paese in festa; bandiere dei rioni & biga.
- Battaglia del Trasimeno, l'esercito romano vs Annibale; Centro di documentaizone & Percorso storico archeologico.

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 気球に乗りました / In Mongolfiera a Tuoro sul Trasimeno (9/8/2013)
- 湖畔でキャンプ / Campeggio al Lago Trasimeno (12/8/2013)
- 湖とマッジョーレ島1 / Da Tuoro all’Isola Maggiore (12/8/2013)
↑↑ トゥオーロからフェリーに乗り、トラジメーノ湖に浮かぶマッジョーレ島へ。
- ひみつの散歩道 / Tuoro e Annibale (18/9/2012)
↑↑ ハンニバルとローマ軍の戦いの足跡をたどれる歴史探訪コース(Percorso Storico-Archeologico della Battaglia del Trasimeno)について、コースの写真やリンクつきで説明しています。
- ハンニバル・ワインとピザ / Vino Annibale & Pizza a Tuoro (6/2/2013)

LINK
- Associazione Turistica Pro Loco Tuoro – I Rioni

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-08-19 23:59 | Viaggi in Umbria | Comments(8)

夏らしい週末

 土曜日は、朝から夫がパンナコッタ作りに専心し、冷蔵庫でようやく固まった午後4時頃に、携帯用冷蔵庫に移し変え、

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山を越えて、リミニに向かいました。友人宅に着いたのは、ようやく午後7時前だったのですが、せっかくなので海で泳ぎたいという夫と3人で、すぐに浜辺に足を運びました。夕日が傾きかけたおかげで、朝にはびっしりだったという砂浜も、ほとんど人がいません。海に入って、しばらく泳いだあとは、すぐに友人の家に引き返しました。砂浜には日なたがなく、吹く風が冷たかったからです。

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 夕食は、友人宅での盛夏を祝うパーティーです。食前酒、前菜からデザートまで、皆で持ち寄った食事と、久しぶりに会った友人たちとのおしゃべりを楽しみます。

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 今朝は、夫はせっかくなので海水浴を楽しみたかったようですが、フェッラゴスト直後の日曜で人の多い海を離れようと言う友人たちと、山あいを流れる川を訪ねることになりました。

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 川の水があまりにも冷たいのでびっくりしたのですが、勇気を出して、水に入り、少しだけですが、泳ぎました。緑に囲まれた岩間の、澄んだ水の流れる天然のプール。とても気持ちがよかったです。日に当たっていたら、次から次へと人が押し寄せて、ずいぶんにぎやかになってしまったので、

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 まずは、落ち着いて静かに食事ができる岸辺を求めて、川辺をしばらく歩き、ピクニックの昼食のあとは、さらに奥に進んで、横になって休める場所を探しました。

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 木々が投げかける優しい影の下で、川のせせらぎを聞きながらゆっくり休んだあと、また一泳ぎしようという友人たちをしばらく待ってから、川を後にしました。

Estate - mare, festa, fiume!
Bellissimo il fiume della gola.

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by milletti_naoko | 2013-08-18 22:27 | Viaggi | Comments(4)