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バラの祭典

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 今日の午後は、スペッロの町のVilla Fideliaで、今日から6月2日月曜日まで催されているバラの祭典、I Giorni delle Roseを訪ねました。

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 館内や広い庭園に、バラを中心とした花の鉢植えや、バラを描いた陶器、

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 バラの香りの石けん、庭やテラスに置くテーブルや小物など、さまざまなものを売る店が並び、雨上がりで晴れた空の下、美しい花や興味深い商品を見て、楽しむことができました。

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 このあと帰宅してすぐ、義弟の50歳の誕生日を祝う会があり、遅くまでおいしい料理とおしゃべりを楽しみました。というわけで、今夜はもう遅いので、またいずれ詳しくご報告するつもりでいます。

I Gironi delle Rose @ Villa Fidelia, Spello (PG) 31 maggio - 2 giugno 2014

Le Rose ci accolgono con la loro flagranza e bellezza.
Fiori, sapone con profumo di rosa, biscotti fatti dalle suore del convento e non solo
- una delizia per anima e i cinque sensi.

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Gironi delle Rose @ Villa Fidelia, Spello (PG)
31 maggio - 2 giugno 2014
Le Rose ci accolgono con la loro flagranza e bellezza.
Fiori, sapone con profumo di rosa, biscotti fatti dalle suore del convento
- una delizia per anima e i cinque sensi.
********************************************************

LINK
- Eventi di Primavera – I giorni delle rose 31 maggio e 1-2 giugno 2014 Vilal Fidelia, Spello (PG)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-31 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

アマゾン書籍の関税に注意

 ぜひ読みたいと思う日本の本がいろいろあって、配送料も高いしと3冊を厳選し、アマゾン日本で注文しようとしたのですが、注文確定画面に次のように出たので、注文を延期することにしました。

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 と言うのも、イタリアに非EU諸国から輸入する際にかかる関税は、書籍の場合は、税率が「商品の値段+配送料・手数料」(ここでは合計7800円)に対して4パーセントで、312円のはずが、画面上では、21パーセントの1638円が課されているからです。

 イタリアでアマゾン日本の商品を配達する業者が、数年前に、Federal ExpressからDHLに変わって以来、急に本の関税が高くなりました。二度目にこれはおかしいとDHLに問い合わせ、DHLに税関に問い合わせるように言われて、税関の人と電話で話して初めて、それがDHLが小包の内容が書籍であることを記載しなかったためだと分かりました。そのあと、抗議メールを送り、二度分の超過関税をDHLから取り戻すことができました。さらに、アマゾン日本に、こういうことが起こらないように、アマゾンさんの方からも指導をお願いしますとメールを送ったら、その直後に購入した商品では、注文確定時に輸入税等前払い金として、4パーセント相当の関税が画面に現れ、注文受け取り時には、通関手数料をDHLの配達の人に払う必要もなくて、とてもうれしかったのを覚えています。(以上、詳しくは下記リンク参照)

 ですから、今回ほしかった本の注文に当たっても、税として請求されるのは4パーセントだろうと信じていたのです。それなのに、画面には、21パーセントに当たる1638円が記されています。本来の関税は312円であるはずなのにです。

 ほしい本を選びに選んで、注文しようとしたのは、今から2か月前、3月24日のことです。いまだに注文していないのは、なぜ画面に表示され請求される関税が21パーセントなのかを、アマゾン日本にメールで問い合わせ、その返事をずっと待っていたからです。

3/26 わたしからアマゾン日本への問い合わせのメール
3/26 アマゾン日本から、問い合わせを受けつけたというメール
4/4、4/11、5/4
 アマゾン日本から、返事が遅くなって申し訳ありませんが、まだ事情を調査中ですというメール

イタリアの業者や公的機関の返事が遅く、対応が悪いので、日数がかかるのだろうと、それでも、アマゾン日本を信じて、じっと回答を待ちました。

 それなのに、5月12日にようやく届いた回答によると、(以下は、その要約です)

・アマゾンのサイトにおける注文時に、実際の関税とは異なる税率で注文が確定される可能性があることが分かり、原因や正しい税率についての確認作業は続行するけれども、反映が遅れる場合がある。
・誤った税率で請求した場合も、発送から60日後に差額を返金する。

 そして、こうあるのです。以下は、他の皆さんにも役立つ、必要な情報だと思いますので、メールの内容ではありますが、そのまま引用します。

「万一、ご注文検討時に誤った価格にて表示される商品がある場合には、以下の内容を添えて当サイトまでご相談をいただければ幸いです。

・商品名
・表示される輸入税等前払金の見積額
・正しい税率
・税率を確認いただいたサイトのURL等」

 DHLから超過関税を取り戻すために躍起になっていたときは、この最後にある税率を記したサイトもきちんとお気に入りに保存していたのですが、メールを受け取ってすぐに探しても、今も書籍の関税は4パーセントらしきことを記した個人のページは見つかっても、公の情報が見つかりません。その後、何かと慌しくて、結局注文をしないままになっています。

 いくら2か月後に返金すると言われても、イタリアで配達するDHLが、また通関手続きで書類に記載をし忘れて、税関に21パーセントの関税を要求される恐れもあります。だからと言って、本を買いたいだけなのに、イタリア語のサイトで、関税の率が書かれた公の情報を探すのもめんどうくさい。どなたか、もしご存じの方がいれば、お教えください。今日は、このメールを受け取ってから18日も経つので、税率が4パーセントになっているかと思って、再びアマゾンのサイトで確認したら、まだ21パーセントのままでした。

 皆さん、イタリアで、アマゾン日本から書籍を取り寄せるときには、「輸入税等前払い金」が高すぎないかどうかにご用心ください。そして、もし、注文時には21パーセント払ったけれど、後日差額が戻ってきたという方がいらしたら、教えていただけると幸いです。

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 わたしがこの3冊を手にすることができるのは、いつの日のことでしょうか。その前に、『神秘の島』を読み終えなければ!

Per ordinare i libri dal Giappone in Italia, l'imposta deve essere 4 per cento, invece sul sito di Amazon.con.jp mi dice di pagare 21 per cento.

Ne ho scritto all'azienda e mi risponde dopo 2 mesi: "Ha ragione. E' come dice Lei, possiamo chiederLe solo 4 percento, ma Lei deve indicarci una legge di riferimento."

....!!!

関連記事へのリンク
- 奪回! 超過関税、アマゾン・DHS (2013/11/23)
- 家計簿とアマゾン夢の改善? (2013/12/27)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-30 23:32 | Altro | Trackback | Comments(6)

にわにはにわにわとりがいる

 いえ、うちにいる鶏は、2羽どころではないのでありますが、今日の日本語の授業中に、ホワイトボードに鶏を2羽描き、「にわには2わにわとりがいる」と書いて、早口言葉の練習をしたのです。

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8/4/2014


というのも、教科書(”Corso di lingua giapponese. Volume 1”, Heopli)に

「田中さんの町は、きちじょうじです。きちじょうじには、公園や映画館があります。それから、……」という文章があるので、

「田中さんの町には何がありますか。」という問いに日本語で書いて答える課題を出していたら、生徒さんが、答えの最初に「には」と書いていたからです。これまでにも、場所を表す助詞の「に」と主題を現す助詞の「は」は、それぞれ何度もでてきているのですが、この「に」と「は」が一緒になって登場した「には」が何だか分からず、発音が[niwa]なので、「庭」のことだと思ったのでしょう。

 さらに、生徒さんは、わたしが留守だった先週中に、「~冊」、「~本」、「~枚」、「~人」などなどという助数詞を、他の先生方から教わっていて、覚えるのが難しいと言っていました。イタリア語なら、本・鉛筆・絵はがき・人の数が「2」であれば、due libri/ due matite/ due cartoline/ due personeと、名詞を複数形にして、名詞のいかんに関わらず、数は「2」を表すdueを前置すればすみます。それが日本語の場合は、本なら「2冊」、鉛筆なら「2本」、絵はがきなら「2枚」、人なら「二人」と、名詞によって、助数詞が違ってくる上、「ふたり」のように、読み方が「に」とは違う場合もでてきます。しかも、イタリア語的発想をすると、「2冊の本を買いました。」、「二人の人がいます。」となるのですが、日本語で自然なのは、「本を2冊買いました。」、「人が二人います。」という表現です。日本語の名詞は、一見、性(男性名詞・女性名詞)も数(単数形・複数形)もないので、勉強しやすそうに見えますが、外国の方にとっては、こんなふうにひどく難しい点もあるのです。上の早口言葉には、助詞の組み合わせ「には」も、それと生徒さんが勘違いした「庭」も、助数詞を使った「2羽」も出てきます。それで授業の最後に、鶏の絵を描いて、言葉を説明した上で、早口言葉の練習をしたのでありました。生徒さんも、こういう難しさに出会って、悪戦苦闘の最中ではありますが、「これはおもしろいですね。」と楽しんで、練習してくれたので、うれしかったです。

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 冒頭の鶏の写真を撮ったのは、今年4月なのですが、その頃には、こんなふうに、りんごの花がきれいに咲いていました。

「にわにはにわにわとりがいる」と、わたしたちが聞いてすぐ理解できるのは、早口言葉を知っているということ意外に、イントネーションの変化やわずかな間、アクセントで、どこで言葉が切れるか、同じ[niwa]という発音でも意味が違うことが分かるからです。逆に、習っている最中の外国語がなかなか聞き取れないのは、「語彙が少ないので、言葉を知らない」、「文法が身についていないので、文法構造やそれぞれの語の関連が分からない」、「イントネーションやアクセントから、意図や文の構造を類推できない」といった理由のためだと思います。というわけで、外国語学習は、語彙や文法と共に、音声面からも多様な多量の情報に耳を慣らせていくことが、そしてその際は、とランスクリプトもあった方が望ましいと思います。

最近フランス語をすっかり怠けてしまっていることを反省しつつ、「きちじょうじには」の「には」を「庭」だと思ってしまった生徒さんの勘違いから、そんなことも考えました。

Lo scioglilingua giapponese che ho insegnato oggi durante lezione:

(in hiragana) にわにはにわにわとりがいる。
(pronuncia) /niwaniwaniwaniwatorigairu/
(con kanji) 庭には二羽鶏がいる。
(significato) Nel giardino ci sono due polli.

Potete dirlo velocemente?

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-29 23:23 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(9)

ピザが先か湖が先か

 昨日は、午後7時過ぎに帰宅した夫がこう言いました。
「今夜は何をしようか。」
「ピザを食べに行きたいんでしょう。」
「どうして分かったの?」
「昨日帰るなりそう言ってたじゃないの。」
「どこで食べようか。」
「サンシストのロマンティカに行きましょうよ。」
「でもトラジメーノ湖も見に行きたいんだ。」

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@La Romantica, San Sisto, Perugia 27/5/2014 19.57

 けれども、湖の近くのピザ屋は、最近どこも味が今ひとつだという結論に至ります。夫はそれでも、トラジメーノ湖を訪ねてから、湖の近くでピザを食べようと言います。

 一方、わたしは、ロマンティカのピザなら、夫がいつもおいしいと言って食べるのを知っていました。そこで、日の入りは午後7時39分とあるから、すぐにピザを食べに行けば、夕食後に湖に行っても、まだ湖で夕焼けが見られるはずよと言いました。というわけで、結局ピザを先に食べることになり、

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20.39

 食事は8時半頃には終わっていたのですが、フランコから電話があって、夫が話していたら、5分ほど経ってしまいました。夕日と競争しながら、トラジメーノ湖に向かいます。湖に向けて、西へと車を走らせると、雲の多い空が、オレンジ色からピンク色になっていく美しい光景を楽しむことができました。

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Passignano sul Trasimeno 27/5/2014 20.59

 湖が近づくに従い、空の色が紫がかってきたのですが、パッシンニャーノに到着すると、西の空にはまだ明るい光が見えています。

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21.00

 冷たい風が吹きすさび、波が高くなっています。そのため、水位計を見ても、湖の水位が20cmと30cmの間を行ったり来たりしています。「もっと水位が高くなったと思ったら、まだ25cmくらいだね。」と夫が言います。

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21.01

 北の空、東の空は、もうたそがれています。

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21.03

 寒かったので、去年見つけた場所に、白鳥の親子がいないことだけ確認して、車に戻りました。

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29/5/2013 17.48

 あの白鳥の親子は、いったいどこに行ったのでしょう。どうか元気に暮らしていてくれますように。

Buona la pizza, bello il Lago Trasimeno.
Dopo il tramonto tirava un vento freddo.
Dove saranno andati i cigni?

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 白鳥がトラジメーノ湖に! / Cigni sul Lago Trasimeno! (26/5/2013)
- 白鳥よ、いずこ / Non c’è più la famiglia di cigni! (7/6/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-28 22:56 | Umbria | Trackback | Comments(8)

花が出迎え

 日曜日に、1週間の旅を終えて、家に戻ると、出発前には二輪だった庭のバラが、きれいにたくさん咲いていました。

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25/5/2014

 花がわたしたちを出迎えてくれたようで、とてもうれしかったです。

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 枯れてしまっているのは、きっと真っ先に花開いて、目を楽しませてくれたバラでしょう。

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 テラスの鉢植えのジャスミンたちも、

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留守の間に、一気に花が増えました。

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 花壇には、こんな変わった花も咲いています。

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 西向きのベランダでは、例年なら、この時期に新しく買いかえなければいけない鉢の花たちが、

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今年は暖冬のおかげで、昨年の花の根から育って、花を咲かせています。

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 いちごタワーにも、白い花たちと共に、真っ赤に熟れた実が見つかりました。

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13/4/2014

 3月半ばから咲き始めた始めたピンクのラベンダーは、元気いっぱいのかわいらしい花を次々に咲かせて、テラスと心を彩ってくれていたのですが、新しく開く花もいくつかあるものの、枯れてきています。長い間うれしい花をありがとう。また、来年会いましょう。

Rose, gelsomini, parigine.
Quando siamo tornati da una settimana di trekking,
abbiamo trovato molto più fiori a casa e
sembrava che fiorissero così per accoglierci.
Per questo anno la lavanda sta per lasciarci.
Grazie per bei fiori, ci vedremo l'anno prossimo.

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- Via degli Dei ~歩いてボローニャからフィレンツェへ / Trekking da Bologna a Firenze (25/5/2014)
- 青空とバラと花粉の再来 / Fiori fiori fiori (16/5/2014)
- いちごタワー / Torre di fragole (9/5/2014)
- 春です / Primavera (21/3/2014)
- 今年はピンクのラベンダー / Fiori della terrazza (22/4/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-27 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(8)

ボローニャ出発、Via degli Dei1日目

 Via degli Deiの出発地はボローニャです。わたしたちは、朝5時半過ぎにペルージャのうちを出て、電車でボローニャ駅に到着し、8時40分頃、ボローニャ駅前で、友人たちに合流しました。あいさつを交わし、すぐに歩き始めます。

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Piazza Maggiore, Bologna 19/5/2014 9.14

 まずは、中心街のマッジョーレ広場を目指し、時に歴史的建造物を見やりながら、建物の脇にはりめぐらされた柱廊を進みました。

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Basilica di San Petronio, Bologna 19/5/2014 9.32

 イタリアで最も大きい教会の一つであるというサン・ペトローニオ聖堂を訪ね、旅の無事を祈ります。今回の旅で歩いた「神々の道」(Via degli Dei)は、名前に「神」(Dio)とあっても、Deiと複数形になっています。こう呼ばれるのは、古代ローマがまだ多神教だった時代に崇めていた神々の名を持つ山をいくつか通るからではないかと言われています。時に古代ローマ人が築いた道や、中世に人々が行きかった道を通り、アッペンニーに山脈の自然の中を歩くトレッキング・コースであって、聖地をめぐることが目的の巡礼ではありません。それでわたしは、今回は巡礼証を持参しなかったのですが、サンティアーゴ巡礼も数度経験した友人たちが、サン・ペトローニオ聖堂で、巡礼証に印を押してもらっていたので、わたしもメモ帳に、印をもらいました。

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Portale d’ingresso del Santuario di San Luca, Bologna 19/5/2014 10.01

 Via degli Deiの本が勧める基本コースは、フィレンツェまでの道のりが126.6kmで、理想は7日間とあるのですが、諸事情で、わたしたちは、月曜から土曜までの6日間で、フィレンツェまで歩くことになりました。さらに、初日は、ボローニャ郊外のサン・ルーカ聖堂も訪ねる、少し遠回りをするコースを選んだため、なんと道のりが35kmになりました。そこで、初日だけは、できるところでバスや電車も利用することにしました。

 バスを利用して、サン・ルーカ聖堂の世界一長い柱廊の門の前に到着し、柱廊を上って行きます。

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Portico del Santuario di San Luca, Bologna 19/5/2014 10.37

 アーチが666、長さ3796mという柱廊は、階段や坂をいくら上っても終わりがないように見えました。

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Santuario della Madonna di San Luca, Bologna 19/5/2014 11.10

 ようやく聖堂にたどり着いてからは、教会を訪ね、風景を眺めたりしながら、一休みし、記念撮影をして(昨日の記事)、再び出発しました。

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11.21

 聖堂前の道路をしばらく下って、この門の脇から中に入ると、一面が緑で驚きました。

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Chiesa di San Martino a Casalecchio di Reno 19/5/2014 11.40

 緑の山を下って、カザレッキオ・ディ・レーノの町にたどり着き、昼食にピザやパニーノを買いました。カザレッキオからサッソ・マルコーニまでは、レーノ川沿いの道を歩く代わりに、電車で移動しました。

 サッソ・マルコーニ駅で昼食を終え、しばらく休んで出発しようとしたのは、午後1時前のことではないかと思います。このとき、サブリの登山靴の底が突然ぼろぼろになるという事態が発生しました。近くの人に頼んで店の場所を聞き、スピーディがつきそって、登山靴を探しに行く間、わたしたちは駅で約2時間待ちました。ようやく二人が戻ったのは3時前のことで、登山靴を売る店が開くのはこれからと聞いて、靴を買うために残る二人を後にして、4人で出発しました。

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Fiume Reno, Sasso Marconi 19/5/2014 14.56

 122と、CAIのトレッキング・コース番号が記された橋を通って、レーノ川を渡ります。

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Riserva Naturale Contrafforte Pliocenico 19/5/2014 15.07

自然保護地域に入り、森の中を歩きます。

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15.27

 森を抜け、草に覆われた山のなだらかな頂に出ました。きれいな蘭の花が咲いています。森の中にはホタルブクロやキンポウゲ、森を出ると、エニシダや野バラの花が、あちこちに咲いていました。

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 しばらく歩くと、それは見晴らしのいい場所があります。緑の木々の向こうにレーノ川が、右手奥の横に長い丘の上には、サン・ルーカ聖堂が見えています。

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18.19

 途中、本来のコースはひどく回り道をしているから、近道をしようという提案があって、122番ではなく110番トレッキング・コースを進んだのですが、ひどい急傾斜を何度も上り下りしなければならず、大変でした。この晩宿泊した宿の主人も、本来のコースの方が楽に歩けたはずだと言っていました。急がば回れ、であると同時に、地図では単に距離だけではなく、標高差もよく見なければいけないと痛感しました。登るのが苦手なわたしは、ふだんは標高差には注意を払うのですが、この日はまだ地図もガイドも入手することができておらず、疲れていたので、地図を広げて話し合う皆の話を、地図も水にただ傍らで聞くだけでした。

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Monte del Frate 19/5/2014 18.19

 上り下りを繰り返し、山を越え、町を越えて、ようやく見晴らしのいいなだらかな山の頂に到着しました。この辺りは、表示がなかったり、分かりにくかったりして、この道でいいのかと不安に思いながら歩いたことが、何度かありました。奥の方には、翌日登ったアドーネ山(Monte Adone)の頂が見えています。

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Agriturismo Piccola Raieda 19/5/2014 19.20

 山を下り、ようやく宿に到着したのは、午後7時20分のことでした。

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21.57

 しばらくすると、登山靴を探しに行った二人も、いい登山靴を見つけて購入し、宿に到着しました。道のりが長い上に、出発が遅れたので、途中でバスを利用したかと思ったら、なんとサッソ・マルコーニ駅から、全行程を歩いたとのことです。

 山あり谷あり、ハプニングもあり、道に迷いながら、今回の旅で一番長い道のりを歩き通して、疲れてはいましたが、目的地にたどり着けたという喜びや達成感と共に、アグリトゥリズモのおいしい夕食を楽しみました。

VIA DEGLI DEI 1°giorno lunedì 19/5/2014

Bologna - Santuario di San Luca - Casalecchio di Reno - Sasso Marconi - Badolo - Monte del Frate - Piccola Raieda

- Bellissimi il Santuario di San Luca & panorami dalle cime di colline coperte dalle ginestre.

- !!! A Sasso Marconi d'improvviso si sono sgretolate le suole dei scarponi di una nostra amica. Grazie alle informazioni data da gentili cittadini, dopo tanti giri di negozi, per fortuna è riuscita ad acquistare ottimi scarponi.

- Per chi parte dalla stazione di Sasso Marconi, per arrivare al Monte del Frate nel bivio è meglio prendere il sentiero 122 e non seguire il sentiero 110-VD che passa per il paese di Badolo, perché facendo quest'ultimo abbiamo dovuto affrontare alcuni saliscendi davvero pazzeschi (ad es. pareti rocciose estremamente ripide).

- Intorno alla cima del Monte del Frate c'erano alcuni bivi dove non abbiamo trovato nessuna indicazioni.

- Cena squisita @ Agriturismo Piccola Raieda

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- Via degli Dei ~歩いてボローニャからフィレンツェへ / Trekking da Bologna a Firenze (25/5/2014)
- アドーネ山と熱い男たち、Via degli Dei2日目 / 2° giorno Piccola Raieda - Monte Adone – Madonna dei Fornelli (20/5/2014)

Riferimenti web & bibliografici
- it.wikipedia – Via degli Dei
- ”Il sentiero degli dei. Da Bologna a Firenze”, Paolo Cervigni (Outodoor Editions)
”La via degli dei. Da Bologna a Firenze sull'antica strada romana e per sentieri di montagna” (Tamari Montagne)
- Madonna di San Luca – il suo Santuario in Bologna – HOME
- Agriturismo Piccola Raieda – Via Brento, Sasso Marconi, Bologna

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-26 23:59 | Via degli Dei(BO-FI) | Trackback | Comments(8)

Via degli Dei ~歩いてボローニャからフィレンツェへ

 5月19日月曜日から今日5月25日日曜日にかけて、夫や友人たちと、アッペンニーニ山脈を越えて、ボローニャからフィレンツェへと進む道、Via degli Dei(Sentiero degli Dei)を歩きました。

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Monte Adone, Sasso Marconi, Bologna 20/5/2014 10.49

 初日から、途中で友人の登山靴の底がぼろぼろに崩れるというハプニングがあり、諸事情で一人は途中で帰宅したのですが、人や風景、緑との思い出に残る出会いがあり、時にはけんかしながらも、毎日20km近くの道のりを、共に歩くことによって、友情を深めることができました。

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Santuario di San Luca, Bologna 19/5/2014 11.03

 5月19日月曜日は、朝5時半過ぎにペルージャを発ち、8時半過ぎに、ボローニャ中央駅で友人たちと落ち合いました。長いながい柱廊の階段を上って、ようやくたどり着いたサン・ルーカ聖堂の前で記念撮影をし、

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Verso Raieda di Sopra 19/5/2014 15.48

町を越え、野を越え、山を越えて、ライエーダ・ディ・ソープラまで歩き、アグリトゥリズモに宿泊しました。

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Brento, Monzuno, Bologna 20/5/2014 11.54

 5月20日火曜日は、野の花とすばらしい風景に励まされながら、アドーネ山(Monte Adone、冒頭の写真)を登り、山を下ってからは、長い間アスファルトの道路を歩き、

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Verso Madonna dei Fornelli, San Benedetto Val di Sambro, Bologna 20/5/2014 20.33

道を間違えたためもあり、日が沈む頃に、ようやくマドンナ・デイ・フォルネッリのホテルに到着しました。

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Verso I Casoni 21/5/2014 13.09

 5月21日水曜日は、野の花が咲き乱れる野原や見晴らしを楽しみながら、山を登り下りし、ボローニャ県からフィレンツェ県、エミリア・ロマーナ州からトスカーナ州へと、県境・州境を越えました。

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Flaminia Militare (187 a.C.), Poggio Castelluccio ‘XXXVII Miglia da Bononia’
21/5/2014 16.22

 この日は、美しいブナの森を歩くことも多く、また、古代ローマ人が紀元前187年に、軍事目的で、ボローニャ・トスカーナ間に石を敷きつめて築いた道(Flaminia Militare)が、まだきれいに残っているところも、いくつか通りました。フータ峠(Passo della Futa)を下り、疲れ切って、モンテ・ディ・フォー(Monte di Fo)の宿に着いたのは、午後7時半のことでした。

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Monte Gazzaro (1125m) 22/5/2014 11.17

 5月22日木曜日の朝は、モンテ・ディ・フォー(767m)からガッザロ山(1125m)の頂へと、ひたすら登り、下りがまた、足元が滑るほどの急傾斜で、時々おそろしい思いもしながら、気をつけながら下山しました。

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Via di Gabbiano, Scarperia, Firenze 22/5/2014 17.49

 午後5時過ぎからは、アスファルトの道路を通って、麦畑や牧草地の間を歩き続け、約2時間半歩いて、ようやく宿泊地、サン・ピエーロ・ア・シエーヴェに到着しました。

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Colazione @ B&B La Pieve, San Piero a Pieve, Firenze 23/5/2014 7.58

 重いリュックを背負って長く歩く日が続き、疲れ果てていたわたしたちも、サン・ピエーロの町のレストランやB&Bの温かいもてなしや、おいしい夕食・朝食に、翌朝歩く元気を取り戻しました。旅の途中で出会った同じ道を行く仲間と、食事や宿、山歩きを共にしました。

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Convento di Monte Senario, Vaglia, Firenze 23/5/2014 16.24

 5月23日金曜日は、雨に打たれながら、山を登ったり下りたりを繰り返し、泥だらけの山道を苦労しながら、時に滑りながら、苦労して歩きました。けれども、そうして到着したモンテ・セナーリオ修道院は、建築が美しい上に、出迎えてくれた修道士の方たちが温かく、祈りの会に参加して、意見を問われたり、言葉を交わしたりした上に、思いがけず、夕食に誘ってくれて、修道士たちと共に、食事をすることができました。巡礼などで、修道院を訪ね、宿泊し、祈りの会やミサに参加したことは、これまでにも何度かありましたが、修道士と共に食べたのは初めてで、歓待がうれしかったです。

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Terrazza panoramica del Convento di San Francesco, Fiesole, Firenze 24/5/2014 17.22

 5月24日土曜日は、朝7時から修道院のミサに参加し、修道士の方たちと朝食を共にし、前日の雨のおかげか晴れた空の下を出発しました。アスファルトの道路に続いて、花いっぱいの野原を進み、後ろを振り返ると、モンテ・セナーリオ修道院が、前方には美しいフィレンツェの町並みが見えることに、励まされながら、歩きました。途中で、登山者に付き添うガイドであるウンベルトさんに出会い、おしゃべりするうちに、この日は、これまで歩いたことのないトレッキング・コースなので、位置や所要時間、道しるべなどを確認するために、歩いているのだと分かりました。ガイドとして案内するときのことを考えると、グループと歩いた方が時間の目安も分かりやすいからと、フィエーゾレまで一緒に歩き、遠くに見える山などの名前や、フィレンツェでわたしたちが宿泊するユースホステルまで行くための見晴らしい道を、教えてくれました。

 フィエーゾレでは思いがけず、フィレンツェからファエンツァへと、自らの足や自転車で向かう集団と行き違い、びっくりしました。

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Cena @ Trattoria la Madia, Firenze 24/5/2014 21.57

 夜は、研修でフィレンツェに来ていた友人と、駅の近くで落ち合い、夜遅い上に、わたしたちも疲れていたため、駅の近くで夕食によさそうな店を探しました。スピーディの勘で入ったこの店、トラットリーア・ラ・マーディアでは、給仕に当たってくれたロベルトさんが、仕事を愛するもてなし心のある方で、食事もとてもおいしくて、うれしかったです。Via degli Deiの目的地であるシニョリーア広場も近く、フィレンツェ到着と、翌日の旅の締めくくりを祝って乾杯しました。

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25/5/2014 9.20

 今日、5月25日日曜日は、前夜、夕食のあと、友人を中心街のホテルまで送ってからバスでユースホステルに戻ったのが午前2時頃と遅かったため、朝はゆっくり起き出して、シニョリーア広場へと向かいました。

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Piazza della Signoria, Firenze 25/5/2014 11.45

 まっすぐ到達地点に向かうのではなくて、途中で気になる教会や館を訪ねるために寄り道もしたため、欧州議会選挙の投票などで急いでいたスピーディは先に帰ってしまいました。ルチャーノも金曜日に帰途についたため、ボローニャからは6人で出発したのですが、最後の記念写真は4人でとなりました。今日はこのあと、しばらくフィレンツェの町を観光したのですが、暑いのと、リュックが重たいのとで、夕方にはペルージャに戻りました。

 また一つ、思い出に残るすてきな旅ができました。

 留守中は、記事を予約投稿にしていたのですが、コメントや応援クリックをくださった皆さん、ありがとうございます。できるだけ早いうちにコメント返しをいたしますので、申しわけありませんが、今しばらくお待ちください。

VIA DEGLI DEI (Sentiero degli Dei)

Da lunedì a domenica abbiamo camminato da Bologna a Firenze. Paesaggi, natura, incontri bellissimi :-)

Grazie mille per l'invito, la compagnia, il sostegno e la pazienza.

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ボローニャ出発、Via degli Dei1日目 / 1°giorno – Partenza da Bologna (19/5/2014)
- アドーネ山と熱い男たち、Via degli Dei2日目 / 2° giorno Piccola Raieda - Monte Adone – Madonna dei Fornelli (20/5/2014)

Riferimenti web & bibliografici
- it.wikipedia – Via degli Dei
- ”Il sentiero degli dei. Da Bologna a Firenze”, Paolo Cervigni (Outodoor Editions)
”La via degli dei. Da Bologna a Firenze sull'antica strada romana e per sentieri di montagna” (Tamari Montagne)
- it.wikipedia – Via Flaminia militare
- Bed & Breakfast La Pieve – San Piero a Sieve - Firenze
- it.wikipedia – Santuario di Monte Senario
- Trattoria, Ristorante La Madia - HOME

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-05-25 23:59 | Via degli Dei(BO-FI) | Trackback | Comments(10)

マシタ・デスネ

 数年前、夫と日本に帰国して、テレビのニュースを見ていたら、夫にこう聞かれました。
 「何度もマシタ、マシタって言ってるけど、マシタって何だい?」

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 日本語はあいさつや数字くらいしか分からない夫でも、文末で繰り返される言葉は、次の文の前に、間があるので、聞き取ることができるのでしょう。ニュースは過去のできごとを語ることが多い上に、敬体が使われるので、言われてみれば、確かに、文の大半が「…ました」で終わるのでしょう。これは日本語の文がSOV型で、動詞で終わるからでもあります。イタリア語の英語と同じで、SVO型の言語なので、例外はありますが、動詞はたいてい主語の直後に来て、こんなに文末に並んで脚韻を踏むということはありません。

 ただ、わたしも文を書くときは、過去のできごとを記すと、どうしても文末に「…ました」・「…でした」が続きがちなので、意識的に現在形の文を挿入するなどして、文末の単調な繰り返しを避けるようにしています。

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 今、軍外国語学校で教えている日本語の授業は、外国人大学時代からチームを組んでお世話になっている先生方と、3人で共同して教えています。それで、ほぼ毎日頻繁に、電話やメールで、授業がどこまで進んだとか、こういう質問がありましたとか連絡を取り合っています。夫がうちにいるときに、こうやって電話で日本語で話す機会も時々あるのですが、電話が長いこともあり、ある日、連絡が終わると、夫からこう聞かれました。

 「デスネ、デスネって何度も言っているけれど、デスネって何?」

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彦根 龍澤寺 Ryotan-ji, Hikone    2009/3/31


 夫に返事をしたあと、言われてみれば、確かに会話中、頻繁にあいづちを取っているのだなと、改めて思いました。夫からの質問も、わたし自身は意識していないことに気づかせてくれることがあって、なかなか興味深いです。

 写真はすべて、5年前に彦根の龍澤寺を訪ねたときのものです。庭の美しいこのお寺の写真は、次の記事にもありますので、よろしければご覧ください。

関連記事へのリンク
- イタリアの方言と日本語特訓の成果その3 (16/11/2014)

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by milletti_naoko | 2014-05-24 23:59 | Giappone | Trackback | Comments(2)

とVS e, et, and

 イタリア語のeやフランス語のet、英語のandはとても便利な接続詞です。uomini e donne / hommes et femmes / men and womenというふうに、日本語の「と」と同様に、「男女」と、二つの名詞を列挙する際に使えるだけではありません。

 onesto e gentile / honnête et gentil / honest and gentle、「誠実で優しい」と、形容詞を並べるときにも使うことができますし、二つ以上の動詞や句、節、はては、文を並べるときにさえ、この接続詞が活躍します。

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 たとえば、『Le Petit Prence』の原書、フランス語版ので、探してみると、次のような例が見つかります。

- J'aurais dû la juger sur les actes et non sur les mots.(句の並列)Elle m’embaumait et m’éclairait.(動詞の並列)[Chapitre VIII].

- Tu reviendras me dire adieu, et je te ferai cadeau d’un secret. (文の並列)[Chapitre XXI].

 今、日本語を教えている生徒さんは、イタリア人で、フランス語と英語を知っています。すでに知識があるどの言語でも、文の要素や文を並べるときには、接続詞一つ、e/et/andを間に入れればよかったので、日本語で話していても、ついつい

・パンを食べます、コーヒーを飲みます
・ローマは有名ですきれいです

といった具合に、動詞や形容詞、文まで「と」でつないでしまうので、「日本語の『と』は、イタリア語のeや英語のandと違って、名詞や代名詞しか並列できません。」と、注意を促しています。どちらの文も、「そして、それから」のような接続詞を使っても、言い換えることができるのですが、生徒さんが文を区切らずに、「食べ(て)、コーヒーを飲みます」、「有名で、きれいです」といった表現も、難なく言えるようになるのは、こういう表現を学んだ1か月後のことになるでしょう。

 冠詞も名詞の性・数も、動詞の主語の人称による変化もなく、そういう面では文法的に楽に見える日本語ですが、こんなふうに、ロマンス諸言語や英語とはメカニズムが違っていて、同じ手段が適用できないことも多いので、やっかいです。

関連記事へのリンク
- 覚えるために繰り返す (1512/2013)
- おおシャンゼリゼ (16/5/2012)
- イタリア語学習メルマガ第25号 「Il Piccolo Principe」
↑↑ 『星の王子さま』イタリア語版の一節を、イタリア語学習の聴き取り、かつ読解の教材として取り上げています。YouTubeの朗読音声へのリンクつき。

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by milletti_naoko | 2014-05-23 23:59 | ImparareL2 | Trackback | Comments(0)

同業者敵対よりも譲り合い

 トヨタのディーラーの整備士が、他の整備工場の人に対して、敵愾心を燃やすかと思ったら、それは友好的で、親しそうに話し合っていて、情報提供もしてくれたので驚いたという話をフランコにすると、そういうことは、水道工事店の間でもあるとのことです。

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 リミニに住む、夫の親友のフランコは、バリスタ、木製家具職人とさまざまな職業を経験し、10年ほど前には、自らの家を、時に友人や専門の職人の助けも借りながら、数年かけて、自らの手で建てた人で、好奇心旺盛で、これはと思った知識や技術はうまく身につけてしまう器用な人です。リミニの自宅から、約3000kmの道のりを歩いてサン・ティアーゴ、そしてフィニステレまで歩いたこともある巡礼の達人でもあるフランコは、現在は、水道工事職人として働いています。

 心優しいフランコは、昨年、家の基本構造の上階の改築が終わった頃から、時々週末にはるばるリミニから駆けつけて、改築作業を手伝ってくれています。トイレも、シャワーの床に敷く石はわたしたちが川原で拾い、設置するシャワーなどを選びましたが、夫がトイレの壁を塗る際に手伝ってくれた上、配管の設置もしてくれました。余談になりますが、2週間前に初めてここでシャワーを浴びたときは、床の上の石の足触りもよく、川原で滝水を浴びているようで、とても心地よかったです。

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 それはさておき、フランコによると、水道工事店どうしでも、特に仕事が立て込んで、自分たちでは仕事が引き受けられないときに、知人の店を紹介するなど、仕事を譲り合うことがあるそうです。時には、見積もりが頼まれた仕事を、さまざまな事情で自店では引き受けたくない、引き受けられないというときに、わざと他店にその店が出した金額を聞き、わざとそれよりも高い金額を請求して、仕事がその業者に行くようにすることもあるそうです。水道工事職人どうしで、そんなに仲がよくて、互いに料金を知らせ合うようでは、「できるだけ安く仕上げるために、いろいろな業者に見積もりを頼もう」とする客が、料金を高く取られることになるのではないかと、話を聞いて、驚きながら心配もしました。ただ、これはリミニのことで、それに、フランコの雇用主がかなりのお人よしで、すでにした仕事の料金の催促ができないばかりに、借金を抱えて困ることさえあったとのことなので、特別な例かもしれません。

 わたしたちがミジャーナの家の改築に際して、水道工事の見積もりを依頼した業者は三つあり、最初に頼んだ業者は、料金も高かったのですが、その後、執拗に電話攻撃がありました。遠いから難しいだろうと、わたしたちは言ったのに、フランコがうちの店でも見積もりだけは出すと言うので、リミニの水道工事店にも見積もりを頼むと、こちらの方がかなり安くさえありました。最終的には、だれかに紹介してもらった、ポンテパットリの業者に頼むことにしたのは、料金も一番安かったのですが、本来難しいはずの専門的なことも、わたしたちに分かるように、ていねいに説明してくれて、いろいろと希望も受け入れてくれ、信頼がおける人だなという印象を受けたからです。フランコとフランコが勤める店も、もちろん信頼はしているのですが、リミニはペルージャから片道2時間半はかかるため、往復が大変である上に、たとえば電気やガス、左官職人などと、話し合いをしながら、あるいは一緒に作業をしなければいけないときに、遠距離だとそれも難しいために、地元のこの業者に頼むことにしました。

 ミジャーナの改築については、建築士は義弟の知人に頼み、左官職人は見積もりの金額を比較して、一番安かった業者に頼んだのですが、どちらも仕事はひどくいいかげんな点が多く、料金だけは水増しして請求をされて非常に困っていて、仕事を頼んでよかったと、心から思える業者は、この水道工事店だけです。やはり大切な仕事は、人の紹介でも料金でもなく、実際に仕事に当たる人に接してから決めなければいかなかったと、後になってからですが、つくづく思いました。

関連記事へのリンク
- 同業者敵対よりも助け合い (21/5/2014)
- 改築と蘭とカレーの三連休 (27/4/2014)
- 春近し育つよ花と台所 (10/3/2014)
- 染まりゆく壁整うトイレ (9/9/2013)
- 暑い中お疲れさま (4/8/2013)
- トイレの壁を仕上げ中 (21/7/2013)
- 桜と小石とアスパラガス (12/4/2013)

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by milletti_naoko | 2014-05-22 23:59 | Altro | Trackback | Comments(4)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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Naoko Ishii
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