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イタリア語学習メルマガ第100号発行に寄せて ~原点を振り返り、これからを思う

 思うところあって、2008年12年29日から発行し始めたイタリア語学習メルマガ、「もっと知りたい! イタリアの言葉と文化」の最新号を、先ほど発行したところです。記念すべき第100号を迎え、原点に立ち返りたいと考え、今の思いをそのあとがきに記しました。このブログに関わる内容も多いので、今回は、そのあとがきの言葉を、引用します。

********************************************************************* 発行を楽しみにしてくださる皆さんのおかげで、このイタリア語学習・イタリア情報メルマガも、第100号を発行することができました。ペルージャとシエナ、二つの外国人大学の大学および大学院課程で、5年にわたってみっちりと、外国人へのイタリア語教育を学んで卒業したのに、どちらも満点で賛辞をもらって卒業しても、イタリアでの学校や大学では、日本語を教える仕事は得られても、イタリア語を教える職は得られないというもどかしい状況が、7年前にわたしがこのメルマガを発行しようと思い立った理由です。

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Fiori di Cardi & Farfalle @ Val di Susa, Piemonte 2/8/2015

 二つの大学のさまざまな授業で、現在、日本のイタリア語教育界では知られていない、実践されていないけれども、利用すれば大いに効果が上がるようなイタリア語をはじめとする外国語の教授法、そして、イタリア語の望ましい習得・授業の在り方など、多くのことを学びました。また、両外国人大学での卒業論文執筆にあたって、さらに多くの本や資料を読み込み、「日本人にとってのイタリア語学習の難しさと日本人への望ましいイタリア語教育の在り方」について、考えを深めることができました。そうして学んだことの多くは、わたし自身が日本語を教えたり、外国語を学んだりするときに役に立っています。けれども、せっかく日本のイタリア語学習者の方に役に立ちそうなことをたくさん学んだのだから、それを何らかの形で、学習者の方に伝えていきたいという思いに駆られ、それで、このイタリア語学習メルマガを発行することにしたのです。

 わたし自身が日本でイタリア語を勉強したときに、生の新しいイタリア語の教材を入手するのが難しかったことを思い、また、日本では、英語同様、イタリア語についても、学習書が「文法」か「会話」のどちらかに偏りがちであるという状況に新しい風を吹き込みたいとも考え、メルマガでは、イタリア語のニュースや歌、新聞記事、小説、詩など、さまざまな素材を教材として取り上げてご紹介すると共に、最新の外国語教育・学習研究の結果を踏まえて、こんなふうに学習に取り組んだら効果が上がりますよといった情報も提供してきました。

 語学学習では、その言語が話される国や地域への興味や関心があると、勉強意欲が高まり、学習効率が上がります。ですから、イタリア文化やイタリア旅行に興味を持っていただくために、また、学習効果を上げるために、文字情報の記憶を高める視覚教材、写真も使いたいという理由からも、2010年4月からは、最初は「ペルージャ発 なおこの絵日記」という題で、ブログを始めました。ですから、もともとブログを始めたのは、メルマガには載せられない数多くの写真を載せることができるから、そして、日々のイタリアでの暮らしや旅行の様子を通じて、イタリア語学習者の方のイタリアへの興味が高まり、イタリア語への学習意欲がより高まればと考えたからだったのです。

 ただ、ブログを書き続けるうちに、実はもともと自分が書くことが好きであったこと、さまざまなことに興味を持っていて、伝えたいことは、イタリア語学習やイタリア文化以外にもたくさんあることに気づき、日本語で考えて書き、書き言葉を通じて意思疎通を図る練習ができるほかにも、ブログを書くこと自体が楽しみになってきました。それはそれでとてもうれしいことですし、ブログを通じて、フィレンツェやボローニャでのフォトブロガーの集いに招待されたほか、新聞や旅行関連の記事の執筆や、通訳・翻訳、そして、イタリア語の個人授業の依頼も来るようになりました。語学教育にせよ、通訳・翻訳にせよ、日本とイタリアを結ぶ架け橋の役割が果たせる仕事であって、ブログの執筆と共に、続けていきたいと考えている大切な仕事です。

 けれども、日本の高校で国語を教え、社会人になってから英語を再勉強し、イタリア語を勉強した経験のあと、二つの外国人大学で外国人へのイタリア語教授法を5年間専攻する中で、わたしがイタリア語教育・イタリア語学習について学んだことは、たとえ個人授業の依頼以外には、直接仕事につながらないとしても、ぜひとも社会に還元していきたいことです。ですから、今回第100号を迎えたことも機に、原点に還って、メルマガをもっと定期的に、せめて月に一度は発行すると同時に、ブログの方でも意識的に、週に一度は、イタリア語学習・イタリア語教育、あるいは外国語学習に関する記事を書いていくつもりでいます。

 原点に立ち返ろうという、そういう思いを忘れぬためにも、そうして、現在わたしが一番時間をかけて取り組み、また収入源となっているのが日本語教師としての仕事であることも考えて、これまで「イタリア情報」、「イタリア」にしぼっていたブログランキングのカテゴリも、うち20パーセントずつを、「イタリア語」学習・教育、そして、「日本語教育」、「シンプルライフ」のカテゴリに割り振ることにしました。自由にさまざまな自分の思いやできごとを語るという今のブログの在り方は、基本的に保ちつつも、ライフワークとしての「イタリア語教育」と「日本語教育」を大切にする姿勢、自分が一番してみたいことを常に自らに問いかけて生きていく「シンプルライフ」を、わたし自身が自らに言い聞かせるため、思い出すためです。わたしは、イタリア語学習者の皆さんが学習においてどんなところに難しさを感じているか、どんなことに関心を持たれているかを知るためにも、にほんブログ村・人気ブログランキングの二つのランキングの「イタリア語」のアイコンを、ブログ表紙の右側に置いています。イタリア語学習で壁に行き当たったり、仲間がほしいと感じたりしたときに、皆さんも、他の学習者がどんなことに悩み、どんな勉強をしているかを知って励みにするために、このアイコンをクリックしてみてください。わたし自身、ブログを通じて知り合ったフランス語を学習する仲間とのコメントでの交流や、そうした同志のブログの記事を読むことで、ほかにも勉強仲間がいるのだと励まされ、わたしも頑張らなければと刺激を受けています。

 そうそう、ブログを始めたおかげで、イタリア語学習について新たに学んだことの一つは、たまたま出会って夫となった人がイタリア人であったために、イタリアで暮らし始め、イタリア語を学習する必要に駆られた日本の方も大勢いるということです。そういう方が必死でイタリア語を習得しようとする姿に教わりながら、外国人大学で学んだことなどを還元して、少しでも、イタリア語の習得の役に立てたらとも考えるようになりました。実は、両大学で学んだことの中には、事前にまったくイタリア語を学習せずに、イタリアに暮らしながら、働きながらイタリア語を身につけた移民の、その自然な習得順序もあるのです。そうやって自然に学んだ語彙や時制の順序こそ、学校や本で勉強する人にとっても、脳が最も習得しやすい順序であると考えられ、近年イタリアで発行されたイタリア語の教科書の中には、その自然の習得順序の研究結果を反映した構成になっているものもあるのですが、残念ながらそういう新しいイタリア語教授法を学んだ人が、イタリアでイタリア語教師を得るのは難しいのが現状であり、また、日本でイタリア語を教えたり、日本でのイタリア語教育に反映させたりする可能性も、残念ながら低いのではないかと思います。そんなふうに、いろんな意味で、常々考えていた新風を、イタリア語教育・イタリア語学習の世界に吹き込んでいくためにも、第100号を機に、改めて、自分の人生におけるイタリア語教育の大切さをしっかり心に刻み、今後のメルマガ発行やブログ記事の執筆に反映させていくつもりでいます。

 皆さん、これからもよろしくお願い申し上げます。
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 写真は、この夏、ピエモンテ州スーザ渓谷の山を歩いていて、出会ったアザミの花と蝶です。

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"Volere è potere. / A chi vuole nulla è impossibile."
Con questi proverbi inizia l'ultimo numero della mia newsletter per i giapponesi interessati alla lingua e cultura italiana.
E' il numero 100, da commemorare. Ecco perché volevo ribadire la forza della volontà e degli sforzi. Quanto alla grammatica, diversi usi del verbo servile, 'potere'. Sulla cultura, ricetta del pesto alla genovese & Gran Sasso.
Qui in Italia mi sono laureata e specializzata con lodi in Insegnamento della Lingua e Cultura Italiana a Stranieri ma posso insegnare l'italiano solo per lezioni private. Tuttavia, sono convinta che soprattutto per i discenti giapponesi ci siano molte cose che solo io posso offrire. Dunque, mi rendo utile, continuando a pubblicare la newsletter con i materiali didattici e le informazioni i quali possono aiutare l'apprendimento dell'italiano.
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LINK
- イタリア語学習メルマガ 第100号 「望めばかなう、便利な補助動詞potere、ペストのレシピほか」 / Il numero 100 della mia Newsletter, "Per conoscere di più la Lingua e Cultura Italiana"
- メルマガ 「もっと知りたい! イタリアの言葉と文化」最新号・登録ページ
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-31 23:59 | Lingua Italiana | Comments(9)

みんなでお祝い

 先週金曜日は義母の誕生日だったのですが、義父母はアドリア海岸の温泉町、リッチョーネに、湯治と海での休暇を兼ねて、2週間滞在している最中です。それでリミニの友人たちが、ロマーニャに住む友人やその両親を集めて、久しぶりの再会と義母の誕生日を祝おうと企画してくれました。

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Auguri! @ Igea Marina (RN) 28/8/2015

 夫が有給休暇を取り、わたしたちも、ケーキやリキュールなどを携えて、ペルージャからお祝いに駆けつけました。

 皆の両親もそろっての集いは、なんと11年ぶりだそうです。友人の兄も前日が誕生日で、義母といっしょにケーキのロウソクを吹き消したのですが、皆でこうやって楽しく過ごすことができて、義父母もうれしそうでした。

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 この日は解散し、片づけを終えたあと、日が傾き始めた海で泳ぎ、4人並んでヨガ体操もどきをしながら、沈む夕日を見送りました。この写真は、夕食後、海辺を歩いて中心街へと向かう途中に撮影したものです。満月は翌晩でしたが、この日の月もとてもきれいでした。

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Mare & Spiaggia di Igea Marina 29/8/2015 9.40

 翌朝、海辺のバールで朝食を済ませたあと、砂浜を通って友人宅に戻ると、朝は海の水が透きとおり、日の光にきらきら光って、とてもきれいでした。

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 まだ10時前だというのに、日の光が肌に焼きつけるように暑く、また、いつもはるばるウンブリアまで改築作業を手伝いに来てくれるフランコが、自宅での作業に忙しかったため、わたしたちは友人宅に残り、夫はフランコの作業を手伝い、わたしは昼食のしたくをしました。何だかカレーが食べたい気分だったので、夏野菜カレーを作りました。ルウなしで、タマネギ・ショウガ・ニンニクのみじん切りを炒めるところから始め、とろみは小麦粉やコーンスターチでつけます。友人宅のカレー粉が、わたしたちが日頃買い置きしているものに比べると、数倍辛かったため、とっても辛いカレーになってしまったのですが、友人たちは皆辛いもの好きで、喜んでくれました。わたし自身は、あまりの辛さに舌が味を感じないほどだったのですが、フランコはちっとも辛くないと言い、夫やほかの友人は、ピリッと辛いのがいいと言っていました。同じものでも人によって、感じ方が違うのがおもしろかったです。

 フランコたちが用意したニンニクたっぷりのトマト入り炒り卵もおいしかったです。

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 今回は、いつもの仲間に加えて、フェッラーラの友人の従姉妹もいっしょでした。彼女がまだ幼い頃に、両親が移民としてスウェーデンに移住し、ずっとスウェーデンで暮らしているのですが、昔から時々両親と共に、親戚と生まれ故郷を訪ねに、たびたびイタリアに来ているとのことです。

 そういう彼女においしい郷土料理を楽しんでもらおうという友人たちの意向で、土曜の晩は、ロマーニャの地元料理がおいしい店で夕食を食べました。

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 高台にあるため、見晴らしがよく、遠くの街灯りが宝石のように輝いて見えて、とてもきれいです。この写真は、真夜中を過ぎて、人が少なくなってから撮影したものです。

 日曜日の今日も、皆でわいわいにぎやかに過ごして、ペルージャには今晩戻りました。

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Auguri, Amici, Luna & Mare @ Igea Marini (RN)

- Grazie mille a tutti per un bellissimo fine settimana!
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-30 21:44 | Emilia-Romagna | Comments(6)

キュウリとごあいさつ

 予約投稿で、28日の午前1時過ぎに書いています。金曜の早朝からリミニの友人宅に向かい、土日は山で過ごす予定です。

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 写真は、木曜の朝に畑で見た、まだまだ小さいキュウリ(cetriolo)です。イタリアの店で見かけるキュウリは、日本のキュウリと違って、背が低めて太っていて、中の種が熟しすぎているように思えるのですが、うちの畑で育つキュウリは、細身の長身で、日本のキュウリのようにおいしく食べられるのがありがたいです。ただ、どういうわけか、時々えびぞりをしたように、Cの形に育ってしまうことがあります。

 日曜の帰宅はおそらく夜遅くなるため、再びキュウリを見られるのは、来週月曜の朝になります。どうかその頃には十分に育っていて、おいしく食べることができますように。

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I Cetrioli Italiani
sono spesso molto più corti e robusti di
quelli giapponesi. Ma nel nostro orto, per fortuna no; sono lunghi
e magri come i cetrioli che sono abituati a mangiare nella patria.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-29 23:59 | Fiori Piante Animali | Comments(2)

湖に夕日も月もうつくしき

 8月15日を過ぎると、日が暮れるのがいっきに早くなるんだと、夫が教えてくれましたが、いつの間にか、太陽が午後8時前に沈むようになりました。今日は、買い物のあとトラジメーノ湖に向かい、

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Tramonto al Lago Trasimeno @ Spiaggia Giramondo 27/8/2015 19:46

すべりこみで、美しい夕焼けと日の入りを見ることができました。

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Luna 27/8/2015 20:44

 日が沈む頃には、まだ明るい東の空で、淡い光を放っていた月が、1時間後には空高く登り、白く美しく輝いていました。

 しばらくは晴天が続き、夜、心地よい風を楽しみながら、散歩ができそうです。

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Il sole ci lascia ardendo il cielo e il lago,
ora sopra di noi la luna con la luce limpida e calma.
Foto: Tramonto al Lago Trasimeno, Spiaggia Giramondo 27/8/2015
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by milletti_naoko | 2015-08-28 01:13 | Umbria | Comments(4)

レタス洗い暮らしの知恵、すべて無駄なく大切に

 おとといの朝、畑にサラダ菜を採りに行くと、前日まで雨の日が続いたため、いつもより外葉が泥に汚れています。

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 さて、収穫後、真っ先に何をするかと言うと、

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育ちすぎてかたくなった外葉を、鶏たちにやりに行きます。最初は、大きい葉を、一枚ずつそのままメンドリたちに向かって放り投げていました。

 ところが、レタスやフダンソウ、キャベツなどの葉をこよなく愛する鶏たちは、我こそ先にと争奪戦を行うのです。うまくくちばしにしとめた数羽だけが、タタタと少し仲間たちから離れた場所に行って食べたり、あるいは、せっかく一枚うまくつかんだ鶏の、その口に加えた葉を横からほかの鶏がつついたり、奪ったりもするのです。

 そこで最近は、皆が少しずつ食べられるように、レタスの外葉を少しずつちぎって、鶏たちにやるようにしています。

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 そうやって、外葉を鶏にやったあとは、台所の流しにたらいを置いて、一枚ずつはがしたサラダ菜の葉を、たらいの中に入れていきます。

 今回のようにひどく汚れている場合には、そのあとすぐに水道水を注ぎ、たらいにためた水を使って、まずは土汚れを落とすように洗います。二度目は水を入れかえたあと、レタスについた土や砂が取れてしまうように、10~20分ほど浸しておいて、そのあと再び、レタスをきれいに洗い、三度目は、洗うのに使った水の代わりに、すぐに新たに水を注ぎ、最後の仕上げとしてていねいに洗い、それから水気を切って、食べやすい大きさにちぎりながら、野菜水切り器に入れていきます。

 そうして、この間洗うために使ったタライ3杯分の水は、すべてバケツに注いでおいて、花たちに水やりをしたいとき、ジョウロに移し替えて使うのです。

 外葉は鶏にやり、洗うのに使った水は、水やりに活かす。義父母や夫に教えてもらった方法ですが、世代・地域に伝わる暮らしの知恵でしょう、野菜も水も使えるだけ大切に使って無駄にしない、そういう工夫がすばらしいと思います。

 ちなみに、わたしは最初は一枚一枚はがしては水道水に流して水洗いしていたのですが、今回ご紹介した方法の方が、隅々まできれいに土や泥が取れることに気づいてから、洗い方を改めました。

 それに不思議と、サラダ菜をこうやって、すぐに洗ってちぎって容器に入れてから、冷蔵庫で保存した方が、収穫したサラダ菜をまるごとビニール袋に入れて、冷蔵庫に入れるよりも、ずっと鮮度が長持ちするのです。何度か試してそうと悟ったので、最近は、レタスなどのサラダ菜を収穫したら、すぐに水洗いをするようにしています。

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Raccolgo un'insalata nell'orto,
vado subito dalle galline
e do loro le foglie esterne dure.
Le galline le amano e subito inizia una lotta.
Chi ne prende una va via in fretta,
perché se no altre galline cercano di rubarla dal suo becco.
Per questo, in questi giorni ho cominciato a spezzare
le foglie di insalata prima di buttarle verso le galline.
Poi lavo l'insalata. Utilizzo tre secchi di acqua
prima per lavare l'insalata, poi li riutilizzo per innaffiare le piante.
Non sprecare nessuna foglia e riciclare l'acqua di lavaggio,
belle le abitudine che ho imparato da mio marito e dai suoceri.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-27 23:59 | Altro | Comments(4)

日焼け、日本語・イタリア語

 日本と違って、イタリアでは日に当たること、日焼けすることを好む人が多く、日に焼けた肌こそ健康的だと考える人が多いということは、先日の記事でお話しました。

 実は言語においても、日本語とイタリア語では、昔の人が褐色の肌を何に似ているととらえたか、その違いが、それぞれの言語で使われる日焼けに関する表現に反映されています。

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 日本では一般に「日焼けする」と言い、「焼け」という言葉が、じりじりした太陽の暑さを思わせますが、イタリア語では、「日に焼けて肌が褐色になる」ことを、abbronzarsi (al sole)と言います。そうして、この表現の中には、「青銅、ブロンズ」を意味するbronzoが隠れています。イタリア語学習の強い味方、伊伊辞典、『Lo Zingarelli』には、次のような語源の説明や語義、用例が並んでいます。

abbronzàre [comp. di a- (2) e bronzo; 1340 ca.]
A v. tr. (io abbronzo) – Dare il colore del bronzo: a. i metalli / (est.) rendere bruna la pelle: il sole abbronza la pelle / Anche nella forma pron. (con valore intens.): ti sei abbronzata le braccia.
B abbronzàrsi v. intr. pron. – Assumere la tinta del bronzo / (est.) Divenire scuro di pelle esponendosi al sole o alla lampada a raggi UVA.

 そもそも、この動詞は、「青銅色になる、青銅の色を帯びる」という意味だったのが、人が、「日焼けして肌が褐色になる」ことも指すようになったのです。現代イタリア語では、少なくとも日常生活では、abbronzarsiはもっぱら「日焼けする」という意味で使われている気がします。

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Statua del Grande Buddha, Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009

 日本でもイタリアでも、焼けた肌の色は似たような褐色なのに、日本語では「小麦色の肌」と言い、イタリア語では、「青銅・ブロンズ」の色と表現するのが、おもしろいです。青銅は銅の合金なので、含まれる他の金属の種類やその含有率によって、青みのある色になったり、茶色になったりと、色が変わるそうです。奈良の大仏や10円硬貨も、青銅でできているので、イタリア語でabbronzarsiと言うとき、bronzo(青銅)は、褐色または茶色ととらえられているのでしょう。

 イタリア語には、こんなふうに、名詞の語根(radice)に、接頭辞a-と接尾辞-are/-arsiがついて、動詞が派生する例が数多くあります。参考までに、日常生活でよく使われるものを、いつくか挙げておきます。a-+bronzoなのに、どうしてbが二つあるのかというと、イタリア語のもととなった俗ラテン語では、このa-はad-だったので、次に子音が続くときは、このイタリア語では表面的には姿を消しているdが、後続子音であるbに同化し、bとなるからです。こういう現象をイタリア語でassimilazione regressivaと言います。

braccio 腕  → abbracciare 抱きしめる、包含する、 abbracciarsi 抱き合う
prezzo 値段、価値 → apprezzare 尊重する、価値を認める
profitto 利益  → approfittare(di) 利用する、 approfittarsi 悪用する
rabbia 怒り  → arrabbiare 怒る、 arrabbiarsi 怒る
via 道、行程  → avviare 向かわせる、始める、avviarsi 向かう、動き出す

 こんなふうに、イタリア語でどんなふうに言葉が派生するか知っておくと、知らない言葉に出会ったときも、既存の知識と文脈から、どういう意味かが類推できるようになるので、便利です。

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Daibutsu-den (Atrio del Grande Buddha), Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009

 イタリアでは再び太陽が勢力を取り戻しつつあり、天気予報によると、ペルージャを含むイタリア中部では、明日から土曜までは晴天が続くそうです。皆さん、猛暑と紫外線には、十分にご注意ください。

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Il Colore della Pelle Abbronzata
in giapponese
si chiama komughi-iro (小麦色) , cioè 'il colore del GRANO",
mentre in italiano esso è associato al colore del BRONZO.
La fotografia è della Statua del Grande Buddha di Nara, costruita in bronzo
circa 1300 anni fa.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- Japan-Experience.it – Todaiji 東大寺
- 日焼け、日本・イタリア / Le ragazze giapponesi evitano il sole perché...
- 猛暑を乗り切る黄金律十箇条
- イタリア各地の天気予報 ~ iL Meteo.itの更新を随時反映
イタリア語の語の派生やsi+動詞を説明するメルマガの記事
- 第33号 「Tabaccheria、店・職業を表すイタリア語」
- 第49号 「語構成を学んで、語彙増強 ~動詞と名詞から生まれた名詞(1)」
- 第50号 「語構成を学んで、語彙増強 ~動詞と名詞から生まれた名詞(2) 」
- 第51号 「語彙増強とイタリアの爪楊枝」
- 第96号 「物語を読む4、si+動詞の用法いろいろ、健康とピザと野菜スープ、カッシャのサフラン祭り」

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-26 18:06 | Giappone - Italia | Comments(6)

ピザ風豆腐料理、麻婆もどき

 イタリアのスーパーで売られている、木綿豆腐よりもさらにかたい豆腐は、その上、料理中に、なかなか味が染み込みません。豆腐が恋しいわたしは、それでも喜んで食べるのですが、ある程度年を取って、食事の好みが保守的傾向に入ったイタリア人の夫は、そういうかたい豆腐を、食べるのを嫌がります。

 夫はピザに目がなくて、ニンニクや塩漬けのケッパーも大好きです。そこで、今日は思いついて、夫も喜んで食べそうな豆腐料理を作ってみました。

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 ニンニク、ケッパー、トマトソースの好きな人にはもってこいの、とても簡単にできる一品です。

材料
トマトソース 250g(トマト300g)、(木綿)豆腐 250g、塩漬けのケッパー 小さじ 2杯、ニンニク 2かけ、オリーブオイル、塩、こしょう

1.水洗いして塩を取り除いたケッパーとニンニクをみじん切りにして、オリーブオイルを熱しておいた鍋で、ニンニクに色がつかないけれども、香りが出る程度に炒めます。

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2. 鍋にトマトソース250g、あるいは皮と種を取り除いてぶつ切りにしたトマトを加え、さらに10分ほど煮込みます。

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3. 煮つまってきたソースに、さいの目切りにした豆腐を加えて、混ぜながら汁気がなくなるまでさらに煮つめ、味は塩・こしょうで最後に整えます。

 イタリアの豆腐には味が染み込みにくいため、豆腐をできるだけ小さく、1辺7ミリくらいに切っておくと、周囲にソースがたっぷりついて、よりおいしく食べられると思います。

 料理の本にあった「ピザ風牛肉料理(manzo alla pizzaiola)」が夫の気に入って、時々作っていたのですが、今日は思いついて、牛肉の代わりに、さいの目切りにした豆腐を入れてみたのです。ニンニクとケッパー両方の味が、みじん切りにすることで、トマトソースにも具にもたっぷりと染み込んで、簡単においしくできます。ニンニク大好きの夫のお気に入りソースなので、少なめに作って、パスタに和えることも時々あります。

 ニンニクの味には癖がありますし、後から匂いは気になりますが、ニンニク(aglio)薬草、薬用植物(erba medicinale)の一つで、病気を追い払い、健康に役立ってくれます。興味のある方は、びっくりするほど手軽にできますので、ぜひお試しください。ニンニクやケッパー、トマトソースの量は、ご自分の好みに応じて、変えてみるといいと思います。

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Tofu alla Pizzaiola

- Soffriggete aglio e capperi tritati con olio d'oliva in padella, aggiungete la passata o i pezzetti di pomodoro e dopo 10-15 minuti aggiungete il tofu tagliato a cubetti e continuate a cuocere tutto fino a quando si stringe il sugo. Poi regolate il gusto con sale.
- E' facile, veloce e buono anche con il tofu duro che si trova in Italia per chi ama l'aglio e i capperi.
- In fondo all'articolo i link per altre tre ricette inventate di Tofu con la traduzione in italiano.
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そのほか手早くできる豆腐料理 / Altre ricette inventate con il Tofu
- 豆腐の香り揚げイタリア風 / Croccantini di Tofu alle Erbe Mediterranee
- 夏野菜豆腐で作る三色旗 / Tofu al Tricolore Italiano
- 特急煮込みごはんカレー風味 / Riso con Tofu al Curry in 20 minuti!
- ズッキーニ、カレー風味
- ルウ・牛乳・肉なし トマトソースと豆腐でつくるカレーライス

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ケッパーとその花 / Capperi & i suoi fiori, boccioli
- トマトソースづくり爆発注意 / Operazione Conserva di Pomodoro

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-25 23:31 | Gastronomia | Comments(4)

空き瓶・暮らし・人生をすっきり

 昨日は、次回のトマト収穫に向けて、保存用トマトを作るのに使えそうな空き瓶を探し、きれいに洗いました。我が家では、トマトソースを作ったり、ジャムを作ったり、果ては、薬草として使える花や葉を乾燥させたり、オイルに漬けたりするのに、ジャムやマヨネーズなどが入っていた空き瓶が大活躍しています。

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 そのため、そういう目的に使える、手頃な大きさの瓶は、入っていた食品を使い終わった後、洗っておいて、いつか使うときのためにと、取っていました。数年前には、あまりにも瓶の数が多くなり、そのままでは収納しづらくなったので、わたしがいくつかの箱に整理して入れ、そのまま家具の奥の方に置いて、使いたいときに出せればいいと、そう考えました。

 ところがところが、ジャムやチョコレートクリーム、ハチミツなどの空き瓶は、その後もどんどん増えていきます。この1、2年は、特に夫が自分で採集した薬草を入れたいときには、こういう新しい瓶だけを使っていました。奥の方に入れた箱は、前にオリーブオイルやリキュールなどの瓶が置かれて、取り出しにくくなっていたのです。

 ジャムや保存用トマトをつくるとき、きちんと煮沸殺菌するためには、古いふたではなく、瓶用の新しいふたを購入して、それを洗って使う必要があります。ただし、実際には、人によってさまざまで、保存用食品づくりのために、新しく瓶とふたを購入する人も入れば、瓶もふたも再利用する人もいます。うちの場合は、ちょうど両者の中間で、新しく瓶を買うこともありますが、何かの瓶を再利用することの方が多く、ただし、ふたについては、煮沸消毒する場合には、必ず新しいふたを購入して使っています。

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 空き瓶は、瓶もふたも、大きさや形がまちまちです。昨日いくつもの箱から引っ張りだした空き瓶の中には、たとえばCOOPマヨネーズの小瓶のように、瓶に合う同じサイズのふたが、市販されていないものもあります。昨日は、そういう瓶とふたを、すべて処分しました。そうして、一度見えない奥にしまい込むと、結局は目に入らず使わなくなるということで、今すぐには使い道のない空き瓶は、二つの木箱に入れて、外に見えるように置くことにしました。

 ただ、こういう状況は、何も空き瓶に限ったことではなく、衣類やパンフレット・書類などの紙、本などについても、同じことが言えます。こんまりさんの本はまだ読書を中断したままなのですが、いろんな方のブログを拝見しつつ、少しずつこういう、言わば押入れの奥にしまい込んだまま、それで安心しているけれど、あっても使わない、必要なときにどこにあるのか分からないものたちを、きちんと整理しなければと、つくづく感じています。

 物がありすぎると、結局必要なものが必要なときに出てこないために、探すのに無駄な時間を浪費してしまうことにつながることは分かっていましたが、最近、セミアさんのブログ(下記リンク参照)に出会って、物が多いと、自分自身が本当にしたいことが分かりにくくなり、それ以外の雑用や一見大切に見えそうなことに振り回されてしまうのだと、改めて気づきました。セミアさんのブログが心に響いたのは、「本当にやりたいことだけを選別し、それ以外はすべて排除してゆくシンプルライフを目指してゆきます」と言うセミアさんが、単なる片づけを目標に置かず、その延長上に、より楽しい、充実した暮らしを思い描かれているからだと思います。「ときめき」を説くこんまりさんも、同様のことを語られているのですが、セミアさんの言葉に、わたしも頑張らねばと、今度こそ奮い立てる気がするのは、さまざまな経験を重ねられた人生の先輩だからかもしれません。

 というわけで、本当にしたいことに打ち込める自分でいられるようになるためにもと、昨日から、にほんブログ村の「イタリア情報」に加えて、「シンプルライフ」のカテゴリーにも、参加しています。シンプルライフのアイコンは、ブログ表紙の右欄に設置しました。時々、わたし自身がアイコンを押してみて、シンプルライフを実現するために、他の方がどういう工夫や努力をされているかを学ぶためです。ブログ表紙に「シンプルライフ」という言葉と四つ葉のクローバーを置き、そういう暮らしを目指せよ、目指さなければという自分の意識や無意識深層への呼びかけにします。

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 つぼみが花を咲かせるときです。しなければと思うだけではなく、実行に移し始めるときです。写真は、おとといの記事でご紹介した紅のつぼみが開きかけているところです。

*追記(8月27日)
 思うところあって、「シンプルライフ」のカテゴリーへの参加は、にほんブログ村ではなく、人気ブログランキングの方ですることに変更しました。シンプルライフを目指す思いは変わりません。けれども、今は当初に比べると、ブログを書く理由や内容にかなり変化が生じたものの、そもそもわたしがブログを始めた理由は、イタリア語学習者の皆さんに情報を提供したかったからです。最近では他にもたくさん書きたいことがあって、イタリア語情報はその一部ですし、たいていの場合は、記事末にイタリア語でも要約めいたものを添えていますが、時には初心を思い出して、意図的にイタリア語に関する記事を書こうと自らに言い聞かせるため、そして、イタリア語学習者の皆さんがどんなことを考え、悩んでいらっしゃるのか知るために、にほんブログ村では、「イタリア情報」に加えて、「イタリア語」のカテゴリーに参加することにしました。

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Ieri ho sistemato e lavato i barattoli e le bottiglie.
Prima contenevano miele, marmellata, tonno, cose varie.
Ora si trasformeranno in contenitori di pomodori.
Tuona, piove e la temperatura scende.
Forza, pomodori. Crescete! L'estate non è ancora finita.
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参照リンク
- 50歳からのMYシンプリシティー – 自己紹介 (セミアさんのブログ)

関連記事へのリンク
掃除・片づけ
- 片づけの呪文もスキトキメキトス (2014/1/21)
- そう来たか ~悟りも健康も掃除から (2014/11/30)
- イタリア語でいざなう片づけ・人生変革 (2014/12/3)
↑↑ 関連記事を探し、斜め読みしていたら、わたしは実は、感動して「片づけをしなければ」と思い立つものの、決行に至らないというか、決行してもすぐ挫折する常習犯だと気づきました。今度こそは! この過去記事も読み直し、気合いを入れ直さなければ。
バラの花たち
- 秋の足音 (2015/8/22) ← 紅のつぼみだった頃のバラの写真があります。
保存用トマトソース・ジャムづくり
- トマト共同戦線 (2010/9/3)
- ジャム・トマトソースづくり (2010/10/16)
- トマトでおえかきソースづくり (2015/8/13)
- トマトソースづくり爆発注意 (2015/8/18)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-24 18:53 | Vivere | Comments(8)

日焼け、日本・イタリア

 イタリアでは従来、日に当たることは健康によいと考えられてきたため、日焼けした肌の色を健康的とみなす人が大勢います。日光を浴びることで、ビタミンDが生成されて、骨が強化されるのですから、そういう意味では、確かに日に当たることは大切です。ただ、日本では従来考えられ、イタリアでも最近マスメディアが伝え始めたように、日光はお肌の大敵でもあります。

 というわけで、わたしが夏に旅行先で帽子をかぶっていると、村のおばあさんたちから、「まあ、今日に当たらないで、いつ当たるの」と、驚かれるというか、忠告をしてもらうことがあります。

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Il Sole & il Lago Trasimeno, Sant’Arcangelo 20/8/2015

 そういう日伊の違いのために、困るのが、ファンデーション(fondotinta)フェイスパウダー(cipria)を購入するときです。わたしは、この数年、いつも薬草専門店(erboristeria)で買っているのですが、店の人にこちらの要望をしっかり伝えておかないと、わたしの肌よりもかなり濃い色や、日焼けしたってここまで褐色にはなるまいと思うような色を、本人たちは善意のつもりで勧めてくれることが多いからです。そうして、試しにつけてみるのはたいてい手なのですが、よく山歩きをしたり車で遠出をしたりするわたしの手は、顔よりもずっと日焼けしているため、要領をつかむまでは、後から家で顔につけてみて、あまりにも色が違いすぎるために、これは使えないというファンデーションやフェイスパウダーを買ってしまったことが、幾度かありました。

 イタリアでは、日焼けしていない肌を、青白い、顔色が悪いととらえる傾向があります。ですから、イタリアの店員さんは、よく焼けた色の方が健康的に見えるからと、こんなふうに、茶色っぽい色のフェイスパウダーを勧めてくれるのです。特に夏は、これから先、どんどん日に焼けて肌の色が変わるだろうと見込んで、商品を選んでくれるのです。けれども、特に山歩きの場合は汗をかくので無駄な抵抗と知りつつ、日焼け止めクリームを塗り、お日さまの下では帽子をかぶるわたしは、日焼けはもちろんしますが、店員さんたちが勧めてくれる化粧品の色になるほどまでは、日焼けしません。

 最近では、行きつけの店ができて、店員さんも、「あなたの好みがそうなら、仕方ないわね」と、わたしの好みにそったフェイスパウダーを勧めてくれるようになりました。おかげで、フェイスパウダーを買ったあとで、これは使えないとがっかりすることは、最近ではなくなりました。

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I Raggi del Sole
Noi giapponesi
li evitiamo con il cappello e la protezione solare,
perché i raggi ultravioletti invecchiano la pelle e tradizionalmente
in Giappone la bellezza femminile è associata alla pelle bianca.
Voi in Italia tendete ad amate il sole,
la bella abbronzatura piace a molti di voi,
è segno di una buona salute e sì il sole rafforza le ossa.
Dunque, in estate devo stare molto attenta nell'acquisto dei cosmetici. In Italia le commesse con una buona intenzione tendono a consigliarmi e portarmi i fondotinta e le ciprie di colore troppo scuro per i miei gusti e per la mia pelle.
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LINK
- 日焼け、日本語・イタリア語 / Colore della pelle abbronzata - Giapponese vs. Italiano
- 骨粗しょう症コラム - 第77回 骨を強くする三原則② (2013/9/20)
↑↑ ページの下方に「紫外線に当たることでビタミンDをつくることができる」ことを説明し、日光を浴びることを勧めています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-23 22:25 | Giappone - Italia | Comments(6)

秋の足音

 今日の夕方、庭で水をやっていると、なんと椿や野イチゴなどを植えた花壇に、シクラメンの花が咲いているではありませんか。この小さいかわいらしい花は、イタリアの野山で春や秋に見かける自生のシクラメンで、これまでうちの庭では見たことがありません。悪天候のあと気温が下がったとは言え、まだ夏らしい晴天が続いているのに、もう秋咲きのシクラメンが花を咲かせるとは。

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Fiori di Ciclamino selvatico 22/8/2015

 帰宅した夫に尋ねて謎が解けました。ミジャーナの改築中の家の前に、たくさん咲いている自生のシクラメンの球根を、花壇に植えていたのだそうです。

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 少しずつ提灯がふくらみ、鮮やかなオレンジ色へと変わっていくホオズキ(alkekengi)も、秋の近づきを教えてくれます。

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 時々雨が降り、涼しくなったおかげで、バラ(rosa)もきれいに咲いています。

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 つぼみも二つあり、一つは花と同じ淡い色なのですが、もう一つのつぼみは、こんなふうに色が鮮やかなので、どんな色の花が咲くのだろうと、今から楽しみです。

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 というのも、この花を含めて、4枚の写真はどれも同じバラの木に咲いた花とつぼみだからです。

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 以前から、咲く段階に応じて、オレンジ色からピンクへと色が変わっていたバラは、今は同じようにきれいに花が咲いた状態でも、どの花も微妙に色が違っているのです。

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 サルスベリ(mirto crespo)も、少しずつ花が開き始めています。

 夏が過ぎ行くのを惜しみつつも、庭が色づき、暑さも日ざしもやわらいで過ごしやすい秋の訪れが楽しみでもある今日この頃です。

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Nel giardino ho trovato un piccolo autunno
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fiori di ciclamino selvatico,
lampioni di alkekengi sempre più arancioni.
In questi giorni fioriscono anche le rose e il mirto crespo.
Una bella orchestra dei colori.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-22 21:06 | Fiori Piante Animali | Comments(4)