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パリの美術館で妙に安心

 4年前にパリのさまざまな美術館を急ぎ足で訪ねたとき、数多くの名画を我が目で見られてうれしかったのはもちろんのことなのですが、別の意味で、何だか不思議な安心感を覚えました。

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 このルーブル美術館で出会った絵に限らず、印象派の絵にしても、描かれた女性の体の線がふくよかで、おなかや太ももに、豊かに肉がついているものが多かったからです。

 ちなみに、イタリアでも、最近の映画では、腰も足もすらりとして、胸だけが比較的大きいヒロインが多いのですが、1960年代の映画を見ると、これはアメリカ映画にも当てはまる場合があると思いますが、ヒロインが、どっしりした背中に、しっかりしたおしりを持つ女性である場合が多くて、何だかほっとします。

 まだ日本に住んでいた頃、「30代に入ると、女性は下半身に肉がつくものなのよ。」と友人に言われて、特にイタリアに暮らし始めてからはそれを実感しています。テレビや映画で見かける、妙に腰や足の細い女性たちを見て、我が身を思ってため息をついたりもしていたので、こういうふくよかな体つき、どっしりした体格の女性が、かつてはヨーロッパでも美しいと考えられていたのだ、賞賛の目で見られたのだと思うと、ほっとしたのでありました。

 もちろん、健康のためにも食習慣には注意しなければいけませんが、美食・飽食をあおるような映像や広告を流しながら、共に、女性はやせてすらりとしているのが美しいかと思わせるような人材をテレビ・映画の世界で採用し、やれセルライト対策には、ダイエットにはと商品を宣伝し、健康番組で美容整形の安全や人気を語るマスコミには、うさんくさいものを感じます。

 日頃から食生活にも運動にも気をつけていて、それでも年を取ったら、年を経た分、体に肉がついて、顔にしわが刻まれるのは自然なことであって、それをまるでいけないことのように消費者に思わせて、人工的な対策商品を売り込むのはいかがなものか、と。わたし自身も、実はアンチエイジングのクリームを使ったりしていて、ではどこまで線を引くかということなのですが、顔や体に整形手術を施してまで、若々しく、あるいは細く胸が大きく魅力的な外見を保たなければいけないと思う人々が、そうして、その思いのままに、自らの体にメスを入れさせることを躊躇しない女性が、テレビや新聞で見聞きする数字を信じれば、恐ろしいくほどに大勢いるのです。

 平安時代には、髪が黒くつややか、豊かであればあるほど、そうして色白でお歯黒をしているのが美人と考えられていたのです。イタリアでさえ、数十年前には、理想とされる女性の体つきがまったく違っていたのです。流される映像や写真、世間の言うことに惑わされず、気をつけるべきことに気をつけていて、それでも顔にできるシミや刻まれるしわ、体のあちこちについてくるぜい肉については、そうして年を重ねているのであって、それもまた熟す美しさなのであると、皆がそんなふうに考えられるようであればと思うのでありました。

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Una volta la pancetta sulla pancia e sulle cosce
era ammirata, il simbolo della femminilità.
Ora i mass media ci invogliano a mangiare e bere di più e male,
poi ci fanno sembrare vergognoso
un corpo con lineamenti femminili.
Ma noi mangeremo sano e meno,
saremo fiere dei segni del tempo lasciati sul nostro corpo.
Non ci lasceremo ingannare dall'idea
che per le donne dà eccessiva importanza alla bellezza esteriore.
Apprezziamo un autunno bello e maturo del nostro corpo.
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LINK
- it.wikipedia – Concerto campestre
- 健康は食が作る、薬草利用と共に生活改善
- 改築とアルノとモナリザと

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-30 22:02 | Altro | Trackback | Comments(6)

大天使の祝日と聖ミカエルのサークラ、ゆかりの聖地を結ぶ線

 今日は、カトリック教における三大天使、ミカエル、ガブリエル・ラファエルの祝日です。中でも、大天使ミカエルは、昔から各地で人々の信仰が篤く、名高いフランスのモン・サン・ミシェルをはじめ、ヨーロッパ各地に、聖ミカエルを祀る多くの教会が建てられ、中世以来、多くの信者がこうした聖地へと巡礼の旅に出ています。

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Abbazia Sacra di San Michele, Avigliana (TO), Piemonte  1/8/2015

 上の写真は、そうした聖地の一つ、ピエモンテ州の高い山の上に建つサークラ・ディ・サン・ミケーレ修道院で、

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Olio su tela di Antonio Maria Viani @ Sacra di San Michele

この大天使聖ミカエルの絵画は、サークラの祭壇に飾られています。

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 わたしたちが修道院を訪ねたのは、今年8月のピエモンテ旅行の途中です。山の上にある大きな修道院は、高速道路で向かう途中、まだかなり遠い場所からもよく見えて、中世の巡礼者が、はるか彼方に修道院を見つけたときの感慨を思いました。

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 一人6ユーロの入場料を払うと、こんなふうに、修道院の説明を記した観光案内を借り受けて、説明を参照しながら、訪ねることができます。日本語もあると聞き、めずらしがって、わたしは日本語の観光案内を借りました。

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 こんなふうに、歴史や見どころの説明があって便利です。

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Scalone di Morti

 ただ、内部に入って最初の見どころである、こちらの「死者の大階段」の説明から、イタリア語版の方がずっと説明が詳しいことが分かったので、結局は、夫の持つイタリア語版を借りては、説明を読むことになりました。

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Panorama dalla Sacra

 10世紀末に、この場所にサークラが築かれた理由には諸説あり、そして、その後の歴史もとても興味深いのですが、いつか別の機会に触れることにして、今回は、この修道院からのすばらしい眺めの写真をご紹介します。


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 と言うのも、今回は、大天使の祝日にちなんで、聖ミカエルを祀った聖地を一直線に結ぶ線について、お話ししたいからです。プーリア州にあるモンテ・サンタンジェロのサン・ミケーレ教会は、大天使ミカエルが姿を現した地に建てられ、中世から多くの信者が参詣し、アッシジの聖フランチェスコもはるばる訪ねたけれども、畏敬の念のあまり中に入らかったとされる聖地です。そうして、このプーリアのモンテ・サンタンジェロ、ピエモンテのサークラ・ディ・サン・ミケーレ、フランスのモン・サン・ミシェルはすべて、地図で、イエルサレムとアイルランドにあるやはり著名な大天使ミカエルの聖地を結ぶ一直線上にあると言うのです。

 イタリア語で、「聖ミケーレの聖なる線」(linea sacra di San Michele)と呼ばれるこの直線上には、こうした名高い聖地以外にも、大天使ミカエルに捧げられた教会が数多くあるということです。そして、この線上には、特別な聖なるエネルギーが流れていると考える人も多くいるようです。No TAVのスローガンのもとに繰り広げられる、スーザ渓谷(Val di Susa)における高速鉄道、TAV(Alta velocità ferroviaria)の建設への反対運動については、ニュースでもたびたび取り上げられるため、ご存じの方が多いと思います。こうしたニュースで主に伝えられる反対理由は、トンネル建造による有害物質の拡散や自然破壊などですが、聖ミケーレの聖なる線を断絶してしまうことを危惧して、反対する人もいるようです。

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Santuairo San Michele Arcangelo, Monte S. Angelo (FG), Puglia 2/5/2014

 プーリアのモンテ・サンタンジェロは、昨年5月に訪ねました。そのとき、ねばりにねばって、現在建つサン・ミケーレ教会の地下に隠れているかつての教会をガイドつきで訪ねたのですが、そうして訪ねた地下教会も、ガイドさんの説明もすばらしくて、感動しました。いつかブログの記事にしたいと考えています。

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Oggi si festeggia San Michele Arcangelo.
Ecco qui le foto ricordo della Sacra di San Michele.
Santuario visitato da molti pellegrini, fedeli dal Medioevo fino a oggi,
atmosfera solenne, panorama mozzafiato.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 天使のおみやげ / Santuario di San Michele, Monte Sant’Angelo (27/4/2012)
- おかえりなさい (23/4/2012)
- 大天使ミカエル祭り / Palio de San Michele @ Bastia Umbra (21/9/2012)

参照リンク / Riferimenti web
- ja.wikipedia – ミカエル
- Sacra di San Michele - HOME
- Santuario San Michele Arcangelo - HOME

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-29 22:05 | Piemonte | Trackback | Comments(4)

多言語使用説明書と紙さんさよなら大作戦

 言語は、外国語にせよ母語にせよ、そうして、学ぶにせよ教えるにせよ、音声面がとても大切です。それは、世界には、話し言葉があっても書き言葉のない言語がいくつもあるけれども、その逆はないこと、そうして、子供が生まれて初めて身につけるのは話し言葉であり、さらに、書き言葉は話し言葉と違って、学校などで教育を受けないと、きちんと使えるようにはならないことからも明らかだと、大学の心理言語学(psicolinguistica)などの授業で学びました。

 それで、以前から何度か記事にしているように、自分が外国語を勉強するときに、いろいろな音声教材を利用した、我流なんちゃってヒアリングマラソンを試みたり、日本語の授業で、歌や映画などの音声教材を活用するように心がけているのですが、そのためには、やはり用途に即したプレーヤーを購入しなければいけないなと、長い間考えていました。CDの音声なら、うちではパソコンや夫が長年愛用しているシステムステレオを使い、学校では音声機器を借りれば、聴くことができます。けれども、それでは、我が家で個人授業で教える際にも、料理をしつつフランス語などの音声CDを聴くにも不便です。と言うのは、ステレオがあるのは居間で、料理中には音も立てるので、かなり音量を上げないと、細部が聞こえず、階下・階上に住む義家族への迷惑も気になったからです。まあ、義父母は耳が遠いので、テレビをかなりの大音量で視聴していますし、階上に住む義弟の奥さんはエクアドルの人なので、掃除をするときには、家がディスコになったかと思うほどの大音響で、にぎやかな音楽が家中に響きわたるのではありますが。

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 それで、店でいろんな機種を見比べ、インターネットでも情報を集めて、こちらのソニーのプレーヤーを購入したのは、3年前のことです。ラジオも聞けて、録音もできて、CDだけではなくmp3も聴けるので、わたしの外国語学習にも、日本語を教えるときにも大活躍で、購入して本当によかったと思っています。

 ただ、今日本棚を整理していたら、

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このプレーヤーの、7か国語で書かれた7枚の使用説明書が出てきたのです。しかも、その一つひとつが、59cm×63cmという大きな紙を、横に四つ折りした上で、縦に三つ折りしてあるため、かなりかさばります。

 イタリア語版に加えて、英語版の使用説明書も、ひょっとして英語からイタリア語に妙な翻訳がされていた場合に、参照にできるからと置いておこうとは思うのですが、ほかの5か国語の使用説明書を、どうして今まで持っていたのか、自分でも謎です。フランス語やスペイン語の勉強に、こういう使用説明書が使えないとも言えませんが、もっと楽しい生きた教材が、インターネット上にも書店にもたくさんあります。

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 というわけで、写真左手にある英語版・イタリア語版だけ残して、それ以外の使用説明書は処分することにしたのですが、せっかくなので、捨てる前に一度だけブログ記事の内容として活用することにしました。

 こんなふうに、大きく「警告・注意」と書かれた文字と、その下の太字の説明だけ並べてみると、近縁にある言語どうしは、単語の形も下の説明もどこかしら似通ったものがあって興味深いです。ちなみに、英語のwarningが「警告」で、ちょっと心臓をどきりとさせるのに対して、イタリア語のattenzioneは「注意」の呼びかけで、若干ニュアンスが違い、イタリア語でも「警告」はむしろ、他のロマンス言語と似た語形を取って、avvertenzaなのですが、こうやって7言語を並べてみると、それぞれの言語が話される地域で、見つけたら注意・警戒をしなければいけない単語が分かって興味深いです。

 ちなみに右手の単語・言語は、上から、Warnung・ドイツ語、Waarschuwing・オランダ語、advertencia・スペイン語、advertência・ポルトガル語、avertissement・フランス語のようです。

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 実は他にも、こんなふうに、それぞれに22か国語で説明がある紙が5枚あって、うち1枚には、言語名と「警告」という言葉が並んでいるため、どれがどの言語かという見当がつきました。「警告」に別の同義語を使っている場合は、インターネットで、どの言語の言葉かを確認しました。

 おもしろいなと思ったのは、フランス語のavertissementです。この使用説明書を見なかったら、英語のadvertisement「広告」に形が似ているので、「広告」という意味だと見当をつけてしまったのではないかと思います。今、仏和辞典を見ると、語義に、「通知、警告」はあっても、「広告」はありません。でもそう言えば、イタリア語のavvertimentoも、「通告、警告」という意味です。

 最後に、ラルース仏伊辞典のavertissementの項へのリンクを付しておきますので、フランス語・イタリア語で「警戒」を意味する語を聴いて、発音練習するのにお役立てください。フランス語の発音が、想像していたのと違うので驚き、もっとこつこつ勉強しなくてはと反省しました。

- Larousse - Dictionnaire français-italien - avertissement

 ちなみに、左手にあるフランス語の下にイギリスやスペイン・ドイツなどの国旗が描かれたボール型のアイコンをクリックすると、英語・スペイン語・ドイツ語で「警告」を意味する語の発音も聴くことができます。

 こうして、まったく不要な使用説明書に出会ったことを、自らに対する「警告」として、少しずつでも着実に、大量の紙類の整理を進めていくつもりでいます。

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Via nel cestino tanta carta che non serve più!
Oggi nella libreria ho trovato sette fogli delle istruzioni
dello stesso radioregistratore Sony in sette lingue diverse.
Quindi via le istruzioni in tedesco, olandese, spagnolo, portoghese e francese.
Prima di gettarli via, ho imparato come si dice 'avvertenza' in queste lingue;
Warnung, waarschuwing, advertencia, advertência e avertissement.
Ho trovato anche altri cinque fogli, ciascuno con le informazioni scritte
in 22 lingue diverse.
Invece in Giappone, almeno quando ci abitavo io, le istruzioni degli
elettrodomestici erano scritte solo in giapponese...
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参照リンク
- 英伊仏ヒアリングマラソンと注意点
- ラルース仏仏・多言語辞書サイト
- Amazon. co.jp - ソニー Bluetooth対応CDラジオSONY ZS-RS70BT
- Amazon.it - Sony ZS-PS30CP Radioregistratore
↑↑ わたしの持つSony ZS-RS09CPは、日本とイタリアのアマゾンサイトでは現在販売されておらず、今ある中ではこの二つが一番近そうで、よさそうです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-28 17:57 | ImparareL2 | Trackback | Comments(0)

シクラメンと弓遊び

 自生のシクラメンは、ミジャーナのうちの近くにも、たくさんきれいに咲いていました。2週間前、友人たちと過ごした週末に、一面に咲くシクラメンを見つけて、

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Ciclamini selvatici, Migiana di Monte Tezio 12/9/2015

うれしくなって、さっそくカメラで撮影を始めたのですが、すぐに男性陣に追い払われてしまいました。

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 と言うのも、シクラメンが咲いているところは、夫や友人たちが弓矢で遊んでいるところから、わたしには離れているように見えたのですが、友人たちによると、弓が飛んで来る可能性が高くて危険だとのことだったからです。写真の左手に見える椅子2脚は、いったいこんなところで何をしているかと言うと、

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壊れてもう使えない椅子たちが、標的として使われることになったからです。

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 それで、皆が弓遊びをやめてから、シクラメンの眺めと撮影を、じっくり楽しみました。

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 バラもきれいに咲いています。

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 この日は、最初は二人で来るはずだった友人たちが、結局総勢5名となったため、急遽、ずいぶん長い間使われていなかったマットレスを利用することになりました。はたいてもはたいても、ホコリがたくさん出るので、しまいには夫が、マットレスの上で跳びはねた方が早いと考えて、さっそく行動に移します。それを見て、おもしろそうだと考えて、友人の子もマットレスの上に飛び乗り、しばらく二人で、ぴょんぴょんと楽しそうに跳ねていました。

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 散歩に出かけて、ブラックベリーや野バラの実に出会ったのは、このすぐあとのことです。

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Bellissimo un tappeto di ciclamini selvatici.
Le due sedie vecchie si trasformano in bersagli,
i ragazzi giocano con l'arco e poi sul materasso;
emette così tanta polvere che infine
salgono, saltano sul materasso per cacciare la polvere.
Tutto diventa gioco a Migiana di Monte Tezio. 12/9/2015
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- いざパン祭り、花市へ / Pranzo con amici a Migiana di Monte Tezio (12/9/2015)
- 秋色のテッツィオ山 / Monte Tezio in colori d’autunno (12/9/2015)
- シクラメン咲く山歩く日曜日 / Passeggiata a Migiana di Monte Tezio (13/9/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-27 22:39 | Umbria | Trackback | Comments(2)

月がさやかに

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  その昔、中世に
  ローマを目指して歩く巡礼者たちが
  サン・ピエートロのとんがり屋根の鐘楼を見て
  ペルージャに着いたと胸をなで下ろしたであろう道を
  1859年、教皇庁の圧政から独立しようと
  反旗を翻した多くのペルージャ市民が
  命を落とし、今はその記念碑が建つ広場を
  今夜は月がさやかに照らしていました。
  友と映画を見ての帰り道
  美しい月が心も照らしてくれました。

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Sulla strada frequentata nel Medioevo
dai pellegrini diretti a Roma,
sopra il monumento costruito
per commemorare la liberazione di Perugia dal Papato,
sorge bianca la luna,
illumina il cielo e il cuore di noi
che torniamo dal cinema stasera con amici. 26/9/2015
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 藤の花降る古の道 / Nel medioevo i pellegrini, ora i glicini (29/4/2014)
- ペルージャ花めぐり1 / Glicini a Perugia, Basilica di San Pietro (13/4/2014)
- 祝打倒! 憎き教皇庁 / Viva Perugia liberata dal Papato (2/5/2014)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-26 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(2)

真に危険な狂者はだれか、シモーネ・クリスティッキ@文通まつり

 「おまえたちの手紙だけを楽しみにしているのに、どうして手紙が来ないのだろう。父さんのことを忘れたのか。

 「不正を告発したら、ここに送られ、人生が監視され、もうここから出ることができず、自分の声はどこにも届かない。」

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Festival delle Corrispondenze, Monte del Lago 13/9/2015

  「精神病院からの手紙」 ~ Lettere dal Manicomio ~

 19世紀から1970年代にかけて、精神病院に閉じ込められた患者たちが、思いのたけを、心をつづった手紙は、検閲を受けて相手に届くことがなく、外部からは手紙も物も受け取ることが禁じられていました。9月13日日曜日、モンテ・デル・ラーゴの文通まつり(Festival delle Corrispondenze)で、評価が高く人気もあるシンガー・ソングライター、シモーネ・クリスティッキ(Simone Cristicchi)が、「精神病院からの手紙」とう題のもとに、他の役者たちと共に、この読まれることがなかった手紙の言葉を、わたしたち聴衆に伝えてくれました。

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 患者たちが問題を告発できぬのをいいことに、病院は、乏しく貧しい食事とも言えない食べ物しか提供せず、文句を言えば、患者を虐待する。

 不正を告発した精神にまったく異常のない人が、自分たちに都合の悪い真実を世間から隠そうとする輩によって、精神病院に幽閉され、人生と言葉を奪われてしまう。

 科学・研究の名のもとに、患者に実験的治療を繰り返し、昏睡状態に、死へと追いやっていく医師たち。

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 人間らしい感情や繊細さを持っていたのは、実は、患者たちの方ではないのか。その苦しみや不平の声が届かないのをいいことに、その心や体、命を虐待し、苦しめ続け、良心の呵責さえ感じなかったかもしれない医師や医療関係者こそ、精神を病んだ、恐ろしい、危険な存在だったのではないか。

 次々に読み上げられる手紙や演技を通して、患者たちの寂しさや切なさ、苦しみに触れ、そういう思いが胸に迫ってきました。

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 次のYouTubeの映像で、この舞台、「精神病院からの手紙」をすべて通して見ることができます。最初に紹介があり、舞台が実際に始まるのは2分52秒目からです。


 舞台の最後に、シモーネ・クリスティッキが、2007年にサンレモ音楽祭で優勝した歌、『Ti regalerò una rosa』を歌います。歌が始まるのは、上の映像では、35分27秒目からですが、下のビデオの方が、映像が歌の内容に即しているため、歌を理解しやすいと思います。舞台の最後に歌われたために、以前から美しくも悲しい切ない歌だと感じていたその歌の心と哀しみが、さらに心に響きました。



  “[…] perché ho paura
    Per la società dei sani siamo sempre stati spazzatura”

   (Dalla canzone di Simone Cristicchi, "Ti regalerò una rosa")

  「いつも恐れおののいている。
   健常者の社会では、わたしたちは常にごみくず扱いだった。」
                 (「 」内は石井訳。以下同様。)

  “Ti regalerò una rosa
   una rosa bianca come fossi la mia sposa
   Una rosa bianca che ti serva per dimenticare
   Ogni piccolo dolore”
(Idem)

  「君にバラを贈ろう。白いバラを、あたかも君がぼくの花嫁であるかのように。
   君がどんな小さな悲しみをも忘れるのに役立つ、白いバラの花を一輪。」

 患者たちの手紙が披露された直後だったので、以前から美しくも悲しい切ない歌だと感じていたその歌の心と哀しみが、さらに心に響きました。歌は、最後に、語り手が愛しいマルゲリータにあてて書いた手紙であると分かります。「君にこの手紙を残すよ。ぼくは行かなければならない。」と告げる語り手の最後の言葉に、「ぼく、アントニオは空を飛べるのだから」とあるのは、命を絶とうと屋根の上にいて(”sto sul tetto”)、今にも飛び降りようとしているからです。舞台はこの歌のあとに、クリスティッキが背を聴衆に向けて、椅子に上り、今から飛ぼうとするかのように両腕を広げたところで終わります。

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 研究のため、医療の進歩のためにと、命を冒瀆する医療関係者と、命と自由、尊厳を奪われた精神病院の患者たち。二度とこうしたことが繰り返されませんように。表現の自由、命の尊厳、真の意味で生きる権利を、皆に保証してはじめて、皆が幸せに生きられる社会が来るのだと思うのですが、最近では、日本でもイタリアでも、そうして社会全体で、それとは反対の方向に物事が向かって進んでいるようで、空恐ろしい気がします。社会的に弱い立場にある人が、差別や偏見を受けず、幸せに暮らせる社会こそが、だれもにとって幸せな社会なのだと、かつて日本の高校で人権教育を生徒と共に学びながら教わったのですが、今もそれは真実だと考えています。

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"Lettere dal Manicomio" - Simone Cristicchi 13/9/2015
@ Festival delle corrispondenze​, Monte del Lago

Follia, crudeltà e pericolo erano dei
medici, infermieri che infliggevano dolori, esperimenti, morte
nei manicomi ai pazienti dalle lettere dei quali
si rivelano affettuosi, sensibili, umani e piuttosto lucidi
nei confronti dei loro persecutori che dovevano curarli.
Uno spettacolo molto bello, i messaggi sono ancora attuali.
Ringraziamento e complimenti per tutte le persone che hanno contribuito
alla realizzazione dello spettacolo.
****************************************************************

参照リンク / Riferimenti web
Simone Cristicchi
- Simone Cristicchi – Disografia – Dall’altra parte del cancello
↑↑ CDにある歌は、右手にある歌の題をクリックすると聴くことができます。
- Simone Cristicchi – Disografia – Dall’altra parte del cancello – Ti regalerò una rosa
↑↑ 上にもリンクを貼った歌の映像が視聴できる上に、歌詞もすべて書かれています。
- Amazon.it – Simone Cristicchi, “Dall'Altra Parte Del Cancello” [Audio CD]
Festival delle Corrispondenze
- Facebook – Festival delle Corrispondenze
- Festival delle Corrispondenze - HOME

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 湖畔の村の文通まつり / Festival delle Corrispondenze 2015 – Parte 1 (12/9/2015)
- 七色の湖で文通まつり / Festival delle Corrispondenze @ Monte del Lago (13/9/2014)
- TI AMO ~いつも恋文ヤーコポ・フォー / Eleonora Albanese & Jacopo Fo @Festival delle Corrispondenze, Monte del Lago (12/9/2014)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-25 18:50 | Feste & eventi | Trackback | Comments(2)

シクラメン咲く山歩く日曜日

 9月13日日曜日は、リミニの友人たちと共に、ミジャーナの改築中の家の周囲を散歩しました。近くの私有狩猟場が、早朝からイノシシ狩りで騒がしかったため、家の前のテントで眠っていたフランコたちが早起きしたので、わたしたちも起き出して、朝食後、皆で散歩に繰り出したのです。

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Passeggiata a Migiana di Monte Tezio con amici 13/9/2015

 朝は青空が晴れわたり、遠くの山もきれいに見えました。右手に見える建物は、今は療養施設となっていますが、昔は教会と教会付属の家屋でした。教会は夫の亡き伯父が長く教区司祭として勤めた教会であり、この大きな家に、夫は生まれてから19歳まで、伯父や家族と共に暮らしていました。かつて500人の住民がいた村は過疎化が進み、伯父の教区が変わったために、夫が家族と共にペルージャ郊外に移り住んだときには、村には夫たち以外に、もう一つの家族が残るだけだったそうです。

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 夫の幼なじみのフランコが、子供の頃からミジャーナに来ては行っていた場所に行こうと歩き始めたのですが、今は狩猟犬の訓練所になって、徒歩でも通れなくなってしまっています。あきらめて引き返すと、城がきれいに見えました。

 以前は、自由に水が飲めた給水場のあるフォンテ・ヌオーヴォまで歩くと、その給水場も柵に囲まれ、中では獰猛な犬たちが、吠えながら走り回っています。

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 さて、これからどうするかと考えていたら、夫の従兄が現れたので、しばらくおしゃべりをしました。従兄によると、帰りは少し山を登れば、回り道をせずに家まで戻れる細い道があるとのことです。それで、まずは道を探しに、山を登り始めました。

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 最初は道を間違えて、ひどく登りにくく、足元が滑りやすい急斜面を、枝を押し分けながら登りました。けれども、そのおかげで、秋咲きのシクラメンたちに

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 出会うことができました。この後、再び道を間違えて、城の近くまで行くと、周囲が柵で覆われていて通ることができず、そんなふうに道に迷いながらも、うちに無事到着しました。夫もフランコも、幼い頃から自由に通れていた道が、柵に覆われたり藪になったりして通れなくなっていることを、残念がっていました。

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 うちに戻ってすぐに、皆で昼食のしたくを始めました。わたしたちがペルージャの二世代住宅で共に暮らす義父母や義弟夫婦も招待したので、昼食は11人分用意します。突然降り出した雨にも負けず、男性陣が肉をおいしく炭火で焼いてくれました。この写真は、パスタを食べたあと、肉や野菜を皆で取り分けているところです。

 食事やおしゃべりを楽しみ、家族と友人たちを見送ったのは、夕方になってからです。皆のおかげで、楽しい週末を過ごすことができました。

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Cielo, Ciclamini & Sorrisi
Passeggiata & pranzo con amici e famiglia
a Migiana di Monte Tezio 13/9/2015
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- いざパン祭り、花市へ / Pranzo con amici a Migiana di Monte Tezio (12/9/2015)
- 秋色のテッツィオ山 / Monte Tezio in colori d’autunno (13/9/2015)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-24 19:16 | Umbria | Trackback | Comments(4)

自動車保険とブラックボックス

 昨年9月に、自動車保険を更新したとき、「走行距離が短いのですが、それでさらに割引になるということはありませんか」と尋ねたら、保険会社の人に勧められたのが、車にブラックボックスを搭載することで保険料が割引になるという保険でした。

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Col de l’Iseran, altitude 2770m 3/8/2015

 1年前の話なので、記憶に不確かなところもありますが、「前年までの契約を更新するだけなら、年間保険料が640ユーロとなるところ、ブラックボックスを搭載すれば、同じ補償内容で、560ユーロで済む」とのことです。そして、これまでと同じ保険なら、走行距離がどんなに短くても、1万キロ未満は割引率が変わらないのに対して、ブラックボックスを搭載すれば、走行距離が1万キロ未満の場合にも、3千キロ未満、3800キロ未満など、走行が少なければ少ないほど、割引率が高くなると言います。

 ふだんから制限速度にも気をつけて運転しているわたしは、後ろめたいところもなく、すぐにこのブラックボックスつきの保険に切り替えることに決めました。調べてみると、最近では日本でも導入されつつあり、「テレマティクス保険」と呼ばれているようです。

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 さて、その日仕事から帰った夫にその話をしたら、すでに契約は済ませていたものの、夫は反対でした。どこにどんな速度を出して行ったか、スピード違反が記録されていき、個人情報も漏れてしまうと言うのです。と言うのも、わたしの車は、特に遠出する場合には、夫と交代で運転することが多いからです。夫はむやみに車を飛ばす人では決してないのですが、見晴らしのいい直線道路なのに、どういうわけか制限速度が時速50キロという郊外の道が時々あって、そういう道路では、皆にならって、いけないのですが、夫もスピードを出して運転することがあるからです。確かに、そういう道路で、わたしが10キロ上乗せして時速60キロで走ると、どんどん後ろの車に追い抜かれ、対向車線に車があると、後ろに列ができてしまうのではありますが。

 問題は、このブラックボックスが、わたし自身では取りつけが難しく、業者に頼まなければいけなかったことです。これは幸い、修理後にまだ問題があったアイゴを、修理会社に再び運んだついでに取りつけを頼んだら、無料で設置してくれました。

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 そうして、1年が経ち、昨日再び保険料を納めに行きました。今度は夫が同行してくれたので、「家族割引の10%」も確実にしてくれ、やはりブラックボックスを搭載しての年間保険料は、519ユーロでした。今昨年の契約書を見ると、夫同伴でなかったためか、わたしが言い忘れたためか、家族割引が忘れられていたようです。ただ、もし昨年夫がいっしょにいたら、テレマティクス保険にはしていなかったかもしれません。今回の継続更新の際は、店の人から話を直接聞いて安心したからか、夫も特に反対はしませんでした。代理店の人が夫の質問に答えて、「事故が起こった場合にだけ、具体的情報の連絡がある上、ブラックボックスで分かるのは、速度ではなくて、走行距離と事故時に車が受けた衝撃です。」と言った上、ブラックボックスを搭載した方が、料金がずっと安くなることが、夫にも分かったからです。ちなみに、ブラックボックスでは、単に走行距離と受けた衝撃の強さ以外の情報が、本当は分かるのではないかと、さまざまなオンライン記事を読んで、わたしは感じました。

 ただし、わたしの場合は、ブラックボックスがはじき出した年間走行距離が5370キロと短いために、保険料が2割引になる上、最初の保険契約時に、同居している家族である夫の等級を利用できたものの、過去の自動車運転経歴が不詳ということで、比較的高い保険料を払っているために、ブラックボックス搭載による割引の恩恵が受けられるのかもしれません。

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Di nuovo @ Colle dell’Iseran con l’Aygo 4/8/2015

 と言うのも、インターネット上で見かける新聞記事や読者・利用者のコメントを見る限り、テレマティクス保険に懐疑的な意見や、まったく安くならなかったというものが多いからです。事故に際しては、ブラックボックスを搭載している側だけの速度違反が明らかになり、ブラックボックスをつけたために不利になりかねないと書いた記事さえあります。

 イタリアでは今年に入って、「保険会社はブラックボックスを車に搭載する顧客には、保険料金を割引する義務があり、その義務を怠った場合には、業者に対して罰金が課されることになった」ようです。そうして、政府がそう定めた背景には、ヨーロッパの他国に比べてイタリアの自動車保険料金がひどく高いという事情があるようです。(下記リンク参照) それで、わたしは何となくこうも勘ぐるのです。ひょっとして、こういうインターネット上のテレマティクス保険に対する反対意見は、「顧客が皆ブラックボックスを搭載し始めて、保険料金が下がること」を恐れる保険会社側が書かせたものではないかと。実際、わたしと夫が契約している代理店は、一昨年まで、そうして昨年も、わたしが走行距離が少ないことに触れなければ、「ブラックボックスをつければ保険料金が安くなる」ことは、まったく口にしなかったからです。果たして真実はどこにあるのか、そうして、わたしが搭載しているブラックボックスでは、実際にどんな情報が分かるのかは謎なのですが、今のところ、わたしとしては、保険料金が2年連続でずっと安くなったこともあり、搭載してよかったと思っています。

 写真は、アルプスで最も標高の高い峠、イズラン峠です。今年の8月、2日間だけフランス・アルプスに足を伸ばしたとき、行きと帰りに訪ねました。ピエモンテ側から山を登り始めたときは、ひどく暑かったのに、標高2770mのこの峠まで来ると、吹く風が冷たくて、寒いほどでした。行きは空が晴れわたり、見晴らしがすばらしかったです。帰りに撮影した最後の写真には、アイゴも写っています。

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2770m slm! Sul passo più alto d'Europa, sul Colle dell'Iseran
con l'Aygo. Panorami stupendi! @ Alpi francesi agosto 2015
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関連記事へのリンク
オリコン日本顧客満足度ランキング本格導入スタート! 「テレマティクス保険」メリット&デメリット
- 国土交通省 - テレマティクス等を活用した安全運転促進保険等による道路交通の安全 (PDF)
- ヨーロッパ・アルプス山岳道路峠Top100+α 標高順(No.1~9位+α)

Riferimenti web
- iL Fatto Quotidiano.it – Ddl Concorrenza, che cosa cambia per gli automobilisti: sconti RCA e scatola nera (21/2/2015)
- Today.it – Rc auto, “ecco perché la scatola near a bordo non conviene” (15/2/2015)
- Corriere della Sera.it – Rc Auto, come funziona la scatola nera (9/4/2015)
- Automoto.it – Assicurazioni, scatola near: è davvero vantaggiosa? De Vita: «Coraggioso autolesionismo» (28/11/2014)
- fr.wikipedia – Col de l’Iseran

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-09-23 17:33 | Francia & francese | Trackback | Comments(6)

桜花咲く秋の夕空

 今日、雲の中に沈む夕日を見送ったあと、桟橋を去り、最後に一目とトラジメーノ湖を振り返ると、空も雲も、満開の桜の木のような美しいピンク色をしていました。

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Tramonto Rosa al Lago Trasimeno, Monte del Lago 22/9/2015

 地平線の向こうに沈んだ日が、下から上空の雲を彩り始めたからでしょう。

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 駐車した車のそばからは、さらに深い桜色に染まる空と湖が見えます。

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 上空に茜色の雲が広がっているところと、雲のないところでは、湖の色も、はっきり分かれています。

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 西の空では、白い月が、雲の合間に見えています。

 北風が吹いて寒かったのですが、桜色の空と湖がそれはきれいなので、二人でいつまでもカメラを構えたり、風景を眺めたりしていました。例年、秋分の日が近い今の季節に、こういう桜色の、ことに美しい夕焼けが見られるように感じています。

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Un grande ciliegio in piena fioritura
così mi è sembrato il tramonto rosa di oggi
al Lago Trasimeno.
Monte del Lago, 22/9/2015
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 湖とマッジョーレ島1 / Isola Maggiore del Lago Trasimeno (4/2/2011)
- 湖に秋の足音 / Ciclamini @ Isola Polvese (3/9/2012)
- トラジメーノ湖に行こう、JITRA連載第2回 / Andiamo al Lago Trasimeno (4/6/2015)

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by milletti_naoko | 2015-09-22 22:57 | Umbria | Trackback | Comments(2)

びっくりベーコンエッグ、ラズベリー風味

 パン祭り開催中のセニガッリアに着いてすぐ、わたしたちが目指したのは、3年前に食べておいしかったパニーノ屋です。今回は、思いがけない取り合わせに興味を持って、こちらのハムエッグ入りパニーノを食べました。

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 ベーコンエッグと言っても、ベーコンとは燻製マグロのことです。そうして、この鮮やかなピンクは、ショウガ風味のラズベリーのソースなのです。

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 甘い物でもないのにラズベリー(lampone)を使い、しかもショウガ(zenzero)入りとはいったいどんな味がするのだろうと思って注文したのですが、ラズベリーの甘さとぴりっとしたショウガ、そうして、燻製マグロ(tonno affumicato)の塩気がうまく調和して、おいしかったです。

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 ただ、ご覧のように料金がひどく高い上、空いている席ばかりだったのに、「これからほかに客が来ると思うから」と、日光が気になるクッションのない席に通され、しかも、後から来た客たちは、わたしたち同様二人連れだったのに、自分たちで、6人がけ、4人がけの席に座って、何も言われていなかったので、何だかなと思いながら食べました。

 途中で東洋風の顔立ちをした男女もやって来て、わたしたちの前を通って、6人がけの席に座っていたのですが、こういうときは、少し気まずい思いをします。日本の方だったらあいさつをしたいけれども、中国や台湾、韓国の方かもしれないからです。その二人が席についてから、携帯電話を通じて、祖国の家族と日本語で話しているのを聞いて、「ああ、日本の方だ」と分かったのですが、わたしたちが店を去るときも、まだ電話を通じての会話中で、あいさつはできませんでした。まあ、海外ではあまり日本人と話をしたくないという日本の方もいるようなので、それでよかったのかもしれません。わたしのように長くイタリアで暮らすとまた、思いがけないところで日本の方に出会えると、うれしいのではありますが。

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 飲み物には、夫もわたしも、しぼったショウガ入りのライムジュースを頼みました。今回は突き出しに、鮭が載ったパンの小片とマグロが出てきました。ジュースも突き出しも、おいしかったです。

 この昼食が、わたしには十分な量だったのですが、夫には物足りなかったようです。このあと訪ねたパン祭りの会場には、食事ができる店や、お菓子やパン、ピザなどを食べられる露店がたくさんあり、夫はものめずらしさに引かれもして、あれこれいろんなものを買っては、味見をしていました。というわけで、来年以降は、食べ過ぎを避けるためにも、祭りそのものを十分に楽しむためにも、パン祭りの会場で食べることになると思います。

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Panino sfizioso & buono @ Senigallia
19/9/2015
condito con salsa di lamponi e zenzero!
Altri ingredienti: tonno affumicato, uovo, insalata & pane.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 美味、魚のパニーノ / Panino squisito @ Senigallia (9/2012)
- パンの祭典、セニガッリア1 / Festa del Pane a Senigallia 2012 – Parte 1 (9/2012)
- パンの祭典、セニガッリア2 / Festa del Pane a Senigallia 2012 – Parte 2 (9/2012)
- イタリア語学習メルマガ第80号「パンがはぐくむ友情、セニガッリアのパン祭り」 (9/2012)

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by milletti_naoko | 2015-09-21 19:19 | Gastronomia | Trackback | Comments(4)


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