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緑生き生きBosco del Sasseto、トッレ・アルフィーナ

 このラッツィオ州の森で驚いたのは、木や石・岩がどれも個性的な形をしていて、わたしたち人間がいないときには、踊りだしたり、互いにおしゃべりをしたりしだすのではないかしらと感じるくらい、生命の躍動がはしばしに感じられたことです。

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Bosco del Sasseto, Acquapendente (VT) 28/1/2017

 この写真でも、右の木が両腕を広げて、左手のドレスの裾広がる恥じらい気味な木の姫君に、いっしょに踊りませんかと、呼びかけているかのようです。

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 この写真では、木がさあ道はこちらですよと、体全体をかしげて、道案内をしてくれているようです。

 ラヴェルナなどで、木が上を向いてまっすぐ伸びているのを見慣れたからか、この森で

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思い思いの方向に枝を伸ばした木々や、

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歳月を経てなおも力強く生きる木を見て、ことさらに感動しました。

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 岩を覆う緑の苔をよく見ると、きれいな小さい赤い葉やキノコが生えていることもあり、森の岩に生える苔自身もまた、さまざまな命が宿る小さな森のようで、興味深かったです。

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Bellissimi gli alberi, le rocce e le pietre del Bosco monumentale del Sasseto, Torre Alfina, Acquapendente (VT) 28/1/2017
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- いつか来た村見たお城、トッレ・アルフィーナ (18/4/2015)
- 美しき森で初ヘレボルス・屋根から手が出る足が出る、トッレ・アルフィーナ (29/1/2017)
- 城みどり散歩楽しいトッレ・アルフィーナ (30/1/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-31 23:59 | Viaggi | Trackback | Comments(6)

城みどり散歩楽しいトッレ・アルフィーナ

イタリアで最も美しい村の一つ、トッレ・アルフィーナの町並みが並ぶ丘のてっぺんには、同名の城、トッレ・アルフィーナ城(Castelo di Torre Alfina)があります。

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Torre Alfina, Acquapendente (VT) 28/1/2017

 先週土曜日は閉まっていて、訪ねることができなかったのですが、2015年に城を訪れたとき、たまたま結婚式の披露宴の準備中で、庭には入れて、庭から城の写真を撮ることができました。興味のある方は下記リンクから、その記事をご覧ください。

 まだ冬の盛りですが、葉のない木の枝に、たくさん芽が育っていて、自然は少しずつ春に備えて準備をしているのだなと、思いました。

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 入り口の門にも風情があります。この左手の壁の下方に、緑の木々と苔むす石・岩の美しい森、Bosco del Sassetoが広がっていて、わたしと夫が村で一番魅かれるのは、この自然の豊かな森です。

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 最近イタリアでは、出かけた先の町で、木製の荷役台、パレットを再利用して、椅子やテーブルなどとして活用しているのをよく見かけます。トッレ・アルフィーナでも、こんなふうに色を塗って、鉢を置いてあり、色遣いがいいなと思いました。

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 昨日ご紹介した屋根から手や足が飛び出す家のほかにも、階段を下りていたら、こんなふうに仲睦まじく寄り添う男女の像があったりして、すてきです。後方の灰色の壁には、この角度からでは分かりにくいのですが、よろい窓の間からのぞく大きな目が描かれています。(2015年の記事参照)

 1月末は閑散期だからか、町はずれのレストランは閉まっていたため、昼食はバールのサンドイッチで済ませました。土曜は、冬は日が短いので、早く森を散歩しようと、町は足早に訪ねたのですが、またいつかお城もゆっくり訪問してみたいです。

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Siamo ancora in inverno, ma ci sono già tante gemme sugli alberi.
Che crescano le gemme di pace e di eguaglianza
nonostante il clima rigido e ostile.
Foto: Castello di Torre Alfina & rami spogli con gemme 28/1/2017
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- いつか来た村見たお城、トッレ・アルフィーナ (18/4/2015)
- 美しき森で初ヘレボルス・屋根から手が出る足が出る、トッレ・アルフィーナ (29/1/2017)
- 緑生き生きBosco del Sasseto、トッレ・アルフィーナ (31/1/2017)

参照リンク / Riferimenti web
- I Borghi più belli d'Italia - Torre Alfina
- Castello di Torre Alfina - HOME

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by milletti_naoko | 2017-01-30 23:59 | Lazio | Trackback | Comments(2)

美しき森で初ヘレボルス・屋根から手が出る足が出る、トッレ・アルフィーナ

 昨日、土曜日は、今年初めて、森の中で自生のヘレボルス(elleboro)に出会いました。

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Fiori di elleboro selvatico, Bosco del Sasseto,
Torre Alfina, Acquapendente (VT) 28/1/2017

 場所は、ウンブリア・トスカーナ・ラッツィオの3州の州境に近い、ラッツィオ州ヴィテルボ県の森です。

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 苔むした緑色の美しい、大小の岩や石(sasso)が多いためでしょう、森の名前は、Bosco del Sassetoで、名前を訳すと、「岩の多い森、石に覆われた森」となります。

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Torre Alfina, Acquapendente (VT) 28/1/2017

 この森は、この屋根から両足や手が出る不思議な家のある町、トッレ・アルフィーナの城のすぐ裏手から下方へと広がっています。最近も夫と二人、何かがきっかけでこの町を訪ねて、この森を散歩したことがあるのですが、金曜日の晩に、土曜はどこへ行こうかという話をしていて、ふと夫が「ゴシック式の墓があるラッツィオ州の森を歩きたい」と言い出したのです。なんとそれだけのキーワードでインターネットで検索しても、ちゃんとその森の場所が分かり、昨日は再びこの町と森へと向かいました。実は、わたしたちは、この町をずっと以前、フランコ、サブりーナなど、エミリア・ロマーニャの友人たちとも訪ねたはずで、夕方皆で散歩したときの記憶が、わたしにも夫にもあるのですが、いつどうしてまたこんなところを通りかかったのか、それはなぞです。

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 散歩中、初めて出会ったのが、冒頭の写真の花なのですが、首を垂れて、地面の方を向いて咲くために、花をきれいに撮るのが大変でした。最初はたまにしか見かけなかったのですが、森を通って帰ろうと言う夫の後について行ったら、すっかり道に迷ってしまい、ひどく歩きにくい場所を長い間歩くことになったのですが、そうして迷い始めてからは、かえってかなりたくさんのへレボルスの花に出会いました。ただ、迷う前も迷ってからも、夫がずんずん歩いて行くので、きれいに写真が撮れたのは、ほんの数枚です。

 途中で、もう一人道に迷った女性に出会い、夫がこうだと思う方向へと歩いてみて、ようやくトレッキング・コースに戻れたときには、ほっとしました。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- いつか来た村見たお城、トッレ・アルフィーナ (18/4/2015)
- 城みどり散歩楽しいトッレ・アルフィーナ (30/1/2017)
- 緑生き生きBosco del Sasseto、トッレ・アルフィーナ (31/1/2017)

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Nel bellissimo Bosco del Sasseto di Torre Alfina, abbiamo incontrato i fiori di elleboro selvatico.

A Torre Alfina dal tetto spuntano le gambe e una mano! 28/1/2017
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by milletti_naoko | 2017-01-29 23:16 | Lazio | Trackback | Comments(4)

明日イタリア有力紙で日本特集、アニメ・寿司・北斎など6頁

 イタリアの有力紙、『la Repubblica』の、明日1月29日日曜版の文化を紹介するRobinsonで、『Lezioni giapponesi』と題して、日本文化特集が、6頁掲載されるそうです。


 上記記事の見出しには、「寿司から村上春樹まで」とあり、副見出しを見ると、イタリア人を引きつける日本の美(il bello)と魅力(fascino)を特集してあるようです。

 具体的には日本文化のどういう面を紹介するのだろうと、本文を見ると、次のようにあります。

Dai film d’animazione al cibo, dai manga a Murakami agli haiku, dalle code per la mostra di Hokusai a Milano al boom di turisti italiani sono tanti gli aspetti [...]

 「アニメ映画から料理、漫画から村上春樹、俳句、ミラノの北斎展への行列に、イタリア人の日本観光ブーム」(「 」内は石井訳、一部意訳あり)

 執筆陣も、イタリア人・日本人とも興味深く(「吉本ばななが語る」とあるのは、執筆ではなくインタビュー内容かもしれませんが)、

Per gli amanti dei consigli brevi c’è anche il Giappone spiegato in dieci cose e otto parole.

 「短い助言が好きだという人のために、日本を十のものと八つの言葉で紹介してもいる」(同上)

とのことでもあり、いったいどんなふうに紹介しているのか、気になります。

 と言うわけで、今夜はもう遅いですが、明日は早起きして、新聞を買いに行くつもりでいます。

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Fiori di ciliegio al Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009

 記事を読むと、「花見」についても紹介しているようですので、東大寺で撮影した桜の写真を添えておきます。

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Cultura giapponese, domani 29/1/2017 sei pagine sull'inserto culturale di Repubblica!

"Dai film d’animazione al cibo, dai manga a Murakami agli haiku, dalle code per la mostra di Hokusai a Milano al boom di turisti italiani sono tanti gli aspetti" (Dall'articolo di Repubblica http://bit.ly/2jCzHkD)
Foto: fiori di ciliegio al Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 「花よりだんご」のイタリア人? (9/4/2010)
- 映画、『JAPAN MANGA』 ~ イタリア人旅行者の見た日本 (31/5/2010)
- 日本の魅力、再発見 (6/6/2010)
- 「日本がアジアの覇者に」 ~イタリアのニュース記事から (30/1/2011)
- 「ザッケローニ、日本、おめでとう!」 ~イタリアのニュース記事から2 (1/2/2011)
- 日本特集! 雑誌、『Meridiani』 2月号 (7/2/2011)
- 伊マスコミと地震報道1 (24/3/2011)
- 伊マスコミと地震報道2~日本人のわたしたちからの呼びかけ (25/3/2011)
- 天皇のスピーチ (31/3/2011)
- 伊マスコミと地震報道3~日本人のわたしたちからの呼びかけ2 (31/3/2011)
- 日伊の架け橋、アニメと漫画 (2/6/2011)
- 電車でおしゃべり1 (20/11/2011)
- 奇跡の国、ニッポン (4/3/2012)
- 日本、ワールドカップ一番乗り ~イタリアのオンライン記事から (6/6/2013)
- 日本健闘、惜敗するもイタリアで絶賛 (20/6/2013)
- 日本人観光客は (21/1/2015)
- 21世紀の独裁者 (26/1/2015)
- サムライ特集、Rai歴史番組で今日・明日放映 (8/2/2016)

参照リンク / Riferimento web
- Repubblica.it - Arte e Cultura - Robinson e le lezioni giapponesi, dal sushi a Murakami

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by milletti_naoko | 2017-01-28 23:59 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(4)

外国語を話し学ぶのに大切なこと、英語雑誌バックナンバーから

 わたしが肩のリハビリに通うカイロプラクティック院には、以前から、イタリア移民の子供としてベルギーで生まれ育ち、大人になってからイタリアに戻ったので、フランス語とイタリア語のバイリンガルの女性が勤めていたのですが、最近新しく入ったイランの若者も、イギリス・イタリアで大学などに通って理学療法士の資格を取ったので、母語の他に英語やイタリア語が話せます。そういう職場で働くためでしょう。わたしの肩を担当してくれるイタリア人の青年療法士も、時代の先端を行く療法を学ぼうと、英語の論文などを読む機会は日頃からあるようですが、もっと英語の文法の基礎や会話を勉強したいと、先日言っていました。

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4/12/2011

 最近こそ、ディーパク・チョープラの瞑想講座や読書、英日翻訳の仕事を通じて、英語に接する機会が増えてきたわたしも、イタリアに暮らし始めて一度、英語力の低下に、「これではいけない」と思い、英語での読書を心がける一方で、『English Journal』を日本から年間購読して取り寄せたり、英語の授業に通ったりしたことがあります。上級とはあまりなレベルに、通うのをやめた学校で存在を知ったイタリア人向けの英語音声学習雑誌、『SpeakUp』を、発音はゆっくり気味ですが内容が興味深いからと、1年間年間購読したのですが、もう長いこと聞くこともないまま、本棚で眠っていました。音声が1時間ほど吹き込まれたCDも、そのスクリプトが書かれ、イタリア語による語彙の解説がある雑誌も、片づけのために捨ててしまおうと思いつつ、だれかの役に立つかもしれないと、取ってはおいたのですが、お世話になっている療法士さんが、英語を勉強したいと言うのを聞いて、この雑誌が役に立つのではないかと思いました。

 ヒアリングマラソン同様、1か月に1枚のCDを何度も聞いて耳を慣らし、雑誌で聞き取れているかどうか確認し、知らなかった言葉や表現を勉強するのが望ましいと思うので、毎月1か月分、わたしがあげるから勉強してみてはと、勉強法を説明したら、「自分で買ってもいいけれど、くれるというならぜひ。」とのことです。今日うちに帰ってさっそく、一番古い号のCDを、あげてしまう前にと、たまったアイロンがけをしながら、途中まで聞いてみました。

 もう7年近く前の英語学習誌の付録音声CDなので、聞いてみて、覚えがあるところもありますが、初めて聞くかのように、おもしろいなと思いながら、耳を傾ける部分も多くありました。何となくだいたい分かるからと、恥ずかしながら、雑誌で理解できたかどうかの確認に、スクリプトを読むことがほとんどなかったために、忘れてしまっていることが多いのだと思います。

 閑話休題。マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』は、単なる少年向けの物語ではなく、社会的にも大きな意義があったのだとか、名前も覚えていない英国首相の話のほかに、外国語学習について、これはいいなと思う話がいくつかあったので、今日はそれをかいつまんでご紹介します。家事をしながら聞き流しただけで、まだスクリプトを確認していないので、わたしがいいと思った要点のご紹介になります。

 一つは、外国語を話すとき、「文法は間違っていてもいいけれども、相手に失礼になってはいけない」ということです。英語を話すにあたって、礼儀正しく、相手に対して敬意をきちんと示すために大切な言葉として、please、sorry、thank youの三つを取り上げて、説明していました。旅行では、これはわたしが言葉が不自由なフランスで旅するときも、言葉は知っているイタリアで旅するときもそうですが、道の行き方など、何かと現地の人に質問をする機会が多くなります。そういうとき、質問やお願いの前後に、必ずpleaseを添えること、でなければ、命令になってしまって礼を欠くことになるという言葉が印象に残りました。pleaseは中学校で英語を学び始めるときから、すぐに習う表現ですが、それが実際に英語でコミュニケーションをする上で、いかに大切かということを、改めて思いました。フランス語では、英語のpleaseにあたるs'il vous plaîtを必ず使うようにと、よく聞いたのですが、確かにフランス語や英語に限らずイタリア語でも、「どうぞ」を意味する言葉、pregoやper favore、per piacereを添えないと、命令口調で失礼な言い方になってしまいます。

 もう一つ印象に残ったのは、語学学校の先生の話で、「自分が学ぼうと思う言語を話す国や文化に対して、心の壁があり、受け入れたくない気持ちや侮蔑する気持ちがあると、それがフィルターになって、学習してもなかなか身につかない」というようなことを言っていました。その先生が言うほど、その点ばかりが肝心なのではなく、他にも外国語学習でより成果を上げるために必要なこと、学習を妨げてしまうことはあるのですが、こういうこともあるのだと、多くの方に知っていただく必要があるかと思い、ブログの記事にこうして書いておくことにしました。

 次のリハビリ通院の火曜までに、できれば一とおり聞くだけではなく、スクリプトにも目を通しておこうと思うほど、興味深い内容が多いので、驚きました。

 写真は、記事の話題が英語ということで、2011年冬のロンドン旅行の際に、地下鉄の中から撮った駅の写真です。

関連記事へのリンク
- イタリアで英語学習、英語学習者向け月刊誌、『SpeakUp』 (31/3/2011)
- 英伊仏ヒアリングマラソンと注意点 (25/1/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-27 23:59 | ImparareL2 | Trackback | Comments(2)

大決断MacBook選び、お披露目箱入り娘

 仕事上の必要から、Appleのノートパソコン、MacBookを購入する必要に迫られ、主に日本語・イタリア語のインターネット情報を頼りに、Apple専門店でもらった商品案内と首っ引きで、どのノートパソコンを買おうかと調べ、店の人や夫の意見、割引可能な機種などによって、ぐらぐらと希望が揺れ動き、調べ始めて1か月以上経った今週火曜日に、ようやくのことで選んだパソコンを購入しました。

 学校に持って行って作業をする必要があるため、携帯性を考え、また値段の法外な高さもあって、15インチは最初から、選考対象から外しました。近視ながら老眼もどうも入り始めているため、11インチも論外です。店の人の話も聞き、専門店の店頭にある新しい機種の中から三つにしぼり、12インチのMacBook Retina、あるいは、13インチのMacBook Air、あるいはやはり13インチのMacBook Pro Retinaのいずれかを購入することにしました。

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 携帯性に優れるのは、何と言っても920gと軽量で、デザインも美しいMacBook 12" Retinaです。ただ、この小貴公子を選ぶには、性能は他の2機種にとても及ばず、にも関わらず値段が高いことを受け入れなければいけません。12インチでは画面が小さいのではないか、性能から見て作業に支障が出るのではないかという気がかりがあったのですが、2016年に出た新型MacBookは、2015年の製品に比べて性能が向上していると知り、かつ、画面が12インチと小さくても、Retinaディスプレイであるため見やすいと知って、迷った末に、この一寸法師の君を購入することにしました。

 対して、13インチのMacBook Airは、MacBook Proより軽く、ある程度の性能が期待でき、画面が13インチと大きく、しかも値段がこの三つの中では一番安いというのが魅力でした。上の絵には、イタリア語で、「ほっそり機敏なできる忍者」と書き添えています。昨年クリスマス前に初めて店に入ったときに、手に持って重さを比べると、AirはProより軽いとは言え、1.35kgは手にずしりと重く、ずっと軽い12インチのMacBookにしようと、ためらいもなく思いました。けれども、年末年始の間にインターネットで情報をいろいろ調べるうちに、画面の大きさや性能に重きを置くなら、性能と携帯性のバランスが取れているこのAirがいいと、考えが変わりました。それは、初めて店を訪ねたときに、店の人から「MacBook 12"は拡張性に乏しい」と聞き、帰宅後夫から、「目が疲れない15インチにしなよ。」と、より大きいパソコンを勧められたからでもあります。最終的にAirでなくMacBook 12" Retinaを選ぶことにしたのは、ちょうど後者の特売があったので、再度どちらにしようかと迷い始め、迷ったあげくにこれと決めたからで、今は自分の選択に満足しています。

 3台の中で、一番性能が優れていて、画面も大きい上に、Retinaディスプレイで見やすいのは、大きく強いサムライMacBook Pro 13 Retinaです。機能を考えればこの1台なのですが、評価を見ると、やはり重いので、主に自宅で使うのであれば、MacBook Proの13インチか15インチが望ましいけれども、しばしば持ち出す場合には不便だとあります。買うのであればタッチバーがなく、Retinaディスプレーで性能がいいけれど安めのEarly 2015、MF839T/Aだと、店の人に勧められ、わたしも調べてみて、そのとおりだと思ったのですが、これは1.58㎏とさらに重くて、肩を病むわたしが携帯するには不向きだと、早くに購入対象から外しました。

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 こちらがわたしが、1か月近く迷い悩んだ末に購入した12インチのMacBookです。デザインも色もとてもきれいで、気に入っています。

 ただ、昨晩店から「契約書も、教員割引を適用するための証明書として使えます。」という返事をメールで受け取ったのが、なんと夜中の12時過ぎで、今朝は慌ただしく、わたしがそのメールを見たのは、日本語の授業が終わり、午後学校に出向くために食事を早めに終えた後、午後1時頃のことでした。メールを読んですぐに、「ああ、それでは学校に持って行って、すぐ使えるように今から充電をしなければ」と、電源コードを差し込むと、Apple IDを登録するよう、また、言語を選びなさいなどと、次々に質問攻めに遭い、ゆっくり出かけるしたくをするつもりが、出かける直前まで、箱から出したばかりのMacBookに振り回されることになりました。学校では優しい同僚の先生方が、アプリケーションのダウンロードに手こずるわたしに、辛抱強く手を差し伸べて、いろいろ教えてくださったので、幸いどうしても必要なアプリケーションを、まずはダウンロードすることができました。

 帰宅後も家事や他の仕事があって、結局MacBookでの仕事は、あまり先に進んでいないのですが、1日だけ使ってみて、インターネットでの検索結果が出るのは、わたしのWindowsパソコンよりも早くて快適だという印象があり、キーも人によって、使い心地がよかったり悪かったりするようですが、わたしは問題なく快適に使えています。

 少しずつ使い方を勉強して、大いに使って、投資した分を取り戻せるようにしたいと考えています。

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Per lavoro sono stata un po' costretta di acquistare un notebook di Apple da utilizzare sia a scuola che a casa. La scelta era difficilissima:
MacBook 12" - leggero, bello ma meno potente
MacBook Pro - grande e potente come samurai ma pesante
MacBook Air - forte ma snello come ninja.
Dopo un mese finalmente ho deciso e ho comprato il mio MacBook :-)
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関連記事へのリンク
- 僕と新MacBook森で24時間生き延びられるか、イタリア語映像 / Simpatico il filmato, "Io, il nuovo Macbook, 24 ore, un bosco. Sopravvissuti?" (20/1/2017)
- どっちつかずの学校・MacBookと彦根インスタグラム (26/1/2017)

参照リンク / Riferimenti web
- 価格.com - MacBook 1200/12 MLHC2J/A [シルバー]
- 価格.com - Mac ノートの選び方
- alaTest.it - Apple Computer Portatili
- amazon.co.jp - MacBook (12-inch/1.1GHz Dual Core Intel Core m3/256GB/8GB/802.11ac/USB-C/ローズゴールド)
↑↑ わたしが購入したのは、1.2GHzデュアルコアIntel Core m5プロセッサ、512GBストレージのMMGG2T/Aなのですが、まったく同じ機種は見つかりませんでした。
- amazon.it - Apple MacBook 12" Retina Core M5 1.2GHZ 8GB/512GB/HD 515/ROSE GOLD

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by milletti_naoko | 2017-01-26 23:59 | Altro | Trackback | Comments(4)

どっちつかずの学校・MacBookと彦根インスタグラム

 早く購入してしまわない限り、時間さえあれば、いえ、時間がないときでも、ついつい一番いいのはどのノートパソコンだろうかと延々と調べ続けて時間を浪費し続けてしまいそうな気がしたため、昨日は、夕方学校での仕事が終わってすぐに、ペルージャ中心街のMac専門店に突進し、「この割引ならお得」という教員特別価格を提示してもらえたMacBookを買いに行きました。

 学校がたくさんApple製品を買い込んでいるために特別割引ができる・できないと、店の人によって言うことが違ったのは、どうもわたしが昨年初めて店を訪ねたときにいたのが、このチェーン店の営業専門の人だったためらしく、割引金額について合致したのは、この人とのメールのやりとりを通してでした。昨日わたしが店を訪ねたとき、その人はいなかったのですが、「この金額でいいと言ってくれました」と、受け取ったメールを携帯電話で見せたら、その金額で購入できることに、すぐに話が決まりました。

 迷ったのは、一度は自分がうっかり壊しても無料で修理してもらえて、保証期間が3年間になるとは言え、249ユーロという高額の保険料です。もともと同じパソコンを日本で買えば、マック専門店でも日伊往復の飛行機代が浮くほど安くつくことに気づいて、けれども2月末締め切りの大仕事あり、今はどうしても授業を見続ける必要のある生徒さんも数人ありで、日本に帰国する時間的余裕がありません。ただでさえひどく高いパソコンですが、逆に言えば、店の人が言うとおり、ちょうど中古車だって購入できるほどの値段であり、車であれば高い買い物なので保険をつけたいところ…… ひどく高い保険料ですが、3年で249ユーロ、1年あたり81ユーロ、1日あたり22セントと、妙な計算をして観念し、払うことに決めました。

 ただいよいよ購入する段になって、問題が発生しました。勤めている学校では、教員証のようなものは特に発行されていないために、持っていないのですが、店は教員割引をした理由を証明する書類を添えて、Appleに提出しなければならないために、そういう証明書が何かないかと聞かれたのです。カバンには、学校からの呼び出し文書やら、教員用駐車許可証の申し込み書などがあって、そういう書類も見せたのですが、それではだめだとのことです。前回来たときに、たまたま学校関係者が店内に入ってあいさつをしたこともあり、「信用しますので、今日は一応これでお売りしますから、近日中に何らかの証明書を持ってくるか、メールに添付して送付するかしてください。」と言われて、「いえ、そういうことであれば、一度学校から何か証明書類をもらってから、また出直してきます。」と言ったのですが、すでにパソコン本体はもとより、ケースやアダプターなどの付属品も購入することに決めて、すべてがレジの前に置かれていたこともあり、店の人は、「いえいえ、書類は後からでいいです。」と、「今買ってもらった方がありがたい」という顔で言い続けます。いったんお金を払って、後でめんどうなことになっては、つまり、結局は割引ができないことになっては困るという思いもあり、この店で割引を受けて昨年購入した同僚に電話すると、ところが、「あれ、ぼくはそういう証明書が必要とは別に言われませんでしたけど。」とのことです。担当者にもよるのでしょうが、たまたま、教員であるなしに関わらず、一律10%引きのセールのときに購入したために、特に証明書はいらなかったそうです。そもそも割引が利用できると考えたのは、学校の人から聞いたからで、そう伝えたときに店の人も割引ができると言ったからです。学校で教えていますと一筆書くくらい、頼めばすぐにしてもらえるだろうと思い、決して安くはない金額を払ってマックのノートパソコンを購入し、家路を急ぎました。

 そうしてうちに戻ったのが6時過ぎで、昨晩は8時から映画、『君の名は』を見ることになっていたため、帰ってすぐに食事のしたくをして夕食を取り、片づけて映画館に向かい、遅くに帰ったため、新しいパソコンは、結局箱に入ったままとなりました。

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Ryōtan-ji Temple, Hikone, Shiga 31/3/2009

 10時半に帰宅して、インスタグラムに何の写真を載せよう、日本の映画を見たから日本の写真をと、ふと頭に浮かんだこの彦根市の龍潭寺の写真を、古い写真の中から探し出して、投稿しました。この写真を撮った2009年の春には、結婚式にと友人たちが贈ってくれて、初めて持つことになったデジタルカメラを、わたしと夫で共有していたため、夫が撮ったのだかわたしが撮ったのだか分からないのですが、だれとも知れぬこの像の構えや表情、後ろに見える絵馬、だるまや装飾の彩りなどが、妙に気に入り、印象に残っていたのです。

 今朝は久しぶりにうちにいられるからと、まずは洗濯をし、それからすぐに学校に連絡を取りました。電話では返事がないので、メールを書き、すぐに何か証明する旨の文書を送ってくれるだろうと思っていたら、ところが、これまで話したことも会ったこともなさそうな人から電話があり、「学校では教員証は発行していないし、そういう証明書は発行できません。契約書を送ればそれでいいのではありませんか。」と冷たい口調で諭されました。その電話があったのが昼食の準備の最中だったため、昼食後に学校での仕事の契約書を添付して店にメールを送り、「これでもいいかどうかできるだけ早く知らせてください。」と、本文に書いておきました。

 こうなったら、これでもいいという返事があって初めて、新しいパソコンの箱を開けようと考えたのですが、結局営業時間が終わっても返事がありませんでした。まあ、掃除をしたり、明日の日本語の授業の準備をしたり慌ただしくて、新しいノートパソコンを開いて、使い方をあれこれ勉強するひまはなかったのではありますが。

 というわけで、ようやく昨日、意を決してMacBookを購入したものの、割引はそのままでいいのか、契約書でだめなら、知っている人に頼めば、学校がちゃんとした文書を何か作成してくれるのか、何だかはっきり決着がつくまでは、けちがついたようで、ノートブックパソコンは、箱に入ったまま24時間を我が家で過ごしました。明日は午前中うちで日本語の個人授業、午後からは学校で仕事があるので、明日の午前中に店から連絡があることを期待しつつ、もしなければ、午後学校に出向いた際に、また直接書類を作ってもらえるように頼んでみるつもりでいます。そもそも学校も店も杓子定規で、妙に融通の利かないところがあって、学校は学校で、「そういう先例が自分の知る限りではなかったから」と発行をしぶり、店は店で、「ふつうは教員証があるから」と、契約書でもいいかどうかをAppleに問い合わせているのではないかと、そんな気がしています。

 個人的にはどういうわけか魅かれるものがある龍潭寺の写真は、他の写真比べて、あまり反響がなかったのですが、それは、自然の美しい写真を載せる人を好んでフォローしているために、自然以外の写真だとあまり反応しない人が多いからかもしれません。



 今日はインスタグラムに何の写真を載せようか、せっかくだから昨日に引き続き、彦根の写真にしようと、彦根城と桜の写真を選びました。桜の花を期待して行ったのに、残念ながらこの年は3月31日になっても、この桜の木が咲いているくらいで、まだつぼみの桜がほとんどでした。それでも、日本のお城が珍しいからか、侍に詳しくて興味があるからか、桜の花が咲いているからか、この写真には、イタリアやフランスの人の反応が多くて、うれしかったです。

 もう一つ驚いたのは、他の観光地の写真ではあまりないことが起こったことです。写真を載せて、まだ数時間しか経っていないのに、もう地元、滋賀の方二人が、写真を見て「いいね!」を押してくれたのです。滋賀や彦根の写真を見ると、今はかなりの雪に覆われているようで、白雪は美しいものの、交通や日常生活に支障が出るほどの積雪の写真がかなりありました。それだけ寒い現状にあるために、桜が咲いた彦根城の写真に、遠く待ち遠しい春を感じて、喜んでもらえたのかもしれません。ペルージャではまた気温が急下降し、明日の早朝の予想気温は-3度です。厳しい寒さの中でも、桜が花を咲かせる準備を着々と整え、根を伸ばすように、わたしもいろいろなことにくじけずに、自分のつぼみや花、根をしっかりと育てていきたいです。

*追記(1月26日)
 後からこの彦根城と桜の写真が、記念すべき200枚目の写真だったことに気づきました。100枚目のときは意識して桜の写真を選んだのですが、きっかけは『君の名は』の映画とは言え、200枚目も数を意識せず、不思議と日本の桜の写真になっているという不思議。これは、100枚目の区切りは、以後も桜の写真にしていかなくてはという気になんとなくなったのですが、3か月後はそんなこと忘れていそうな気がします。はてさて。 

関連記事へのリンク
- 僕と新MacBook森で24時間生き延びられるか、イタリア語映像 / Simpatico il filmato, "Io, il nuovo Macbook, 24 ore, un bosco. Sapravvissuti?" (20/1/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-25 23:43 | Altro | Trackback | Comments(6)

映画『君の名は』をイタリアで、イタリア語音声明日25日が最終日

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 日本で人気を博したことは知っていて、予告編を映画館とインターネットで見て、イタリアでは1月23・24・25日の3日間限定上映であることもあって、中日の今日、夫と見に行きました。内容については予告編で見たくらいしか知らなかったおかげで、最初は少し拍子抜けしながら見ていたのですが、漢詩の構成さながらの「起承転結」の「転」にあたる突然の話の急展開でびっくりして、それからははらはらしながら夢中で見ました。イタリア人の夫は、地名を知らないためもあってか、話の筋が飲み込めず、今ひとつという印象を受けたようですが、わたしはいい映画だなと感動しました。

 シネマコンプレックスの比較的小さい会場で、それでも200は優にあった座席が、映画が終わって見回すと、満席になっていたようです。夜8時からという時間帯ではありましたが、中学生・高校生・大学生が多く、社会人もいましたが若い人が多くて、中では夫が最年長だったかもしれません。周囲で見たイタリアの若者たちは、よかったと言いながら、他に自分たちが感動した日本のアニメ映画を互いに勧め合っていたので、まあ自発的に見に来るほどの日本のアニメファンが多かったのではありましょうが、いい映画だと感じた若者が多いという印象を受けました。

 イタリアでは例によって、イタリア語に吹き替えて上映されています。YouTubeで見つけた英語字幕つき日本語の予告映像と重なる場面が多いので、この二つを互いに参考にしながら見れば、英語字幕つき日本語予告編は日本語の学習に(イタリア人で英語はあまり分からない人でも、イタリア語音声字幕が理解の助けに、イタリア語音声の予告編は、日本の方などのイタリア語学習に、リスニング教材として使えると思いますので、両方へのリンクを埋め込んでおきます。



1:28  「あなたは だれ?」
1:30 「おまえは だれだ?」




1:26 "Ma tu chi sei?"
1:28 "Si può sapere chi sei?"

 イタリア語では、「あなたはだれ?」も「おまえはだれだ?」も、"(Tu) chi sei?"だけでもいいのですが、それでは2(3)音節で、6音節・7音節の日本語のセリフに対して短すぎることもあって、長さを原語に合わせるために、「でも、それにしても」と、maという逆接の接続詞を冒頭に加えたり、"Si può sapere chi sei?" 「おまえがだれかを知ることができるだろうか」と、「おまえはだれだ」([tu]chi sei)の部分をふつうの疑問文から間接疑問文に変え、さらに長い文の一部としてしまっているのでしょう。

 ちなみに文学的書き言葉を母体とする標準イタリア語では、文法的には厳密に言うと、間接疑問文内の動詞は接続法でなければいけないために、"Si può sapere chi tu sia?"と、疑問文では直説法現在の動詞seiが接続法現在のsiaになります。さらに、seiは、英語のbe動詞にあたるイタリア語の動詞esereの2人称親称単数形のtuの単数形に対してのみ使われる形なので、seiを使えば主語のtuはあえて明示しなくても分かるので、特に強調するのでなければ、明記しないのがふつうですが、 接続法現在では、動詞essereは、主語が1人称単数(io)、2人称親称単数(tu)、3人称単数(lui/lei)、2人称敬称(Lei)のいずれの場合にもsiaと同じ形を取るため、動詞だけでは主語が特定できないので、接続法現在のsiaを用いる場合は、前後の文脈からよほど自明でない限りは、主語のtuを明記する必要が出てきます。ただし、話し言葉では、こんなふうに間接疑問文内の動詞が接続法にならず直説法のままということも、特に親しい人の間どうしのくだけた会話ではよくあります。

 おそらくは長さを原語に合わせるために、イタリア語訳ではよけいな装飾がついているものの、イタリア語なら"(Tu) chi sei?"と同じ言葉ですむのに、日本語だと「あなたはだれ?」、「おまえはだれだ?」、あるいは、「君はだれだい?」などと、話す人や会話の相手、話し相手との関係によって、表現が変わってくるため、そういうところが日本語で、話すにも聞いて理解するにも、難しい点かと思います。日本語の初級の授業では、敬体を使って、「あなたはだれですか?」を最初に教え、徐々に口語的表現も導入するのですが、日本に留学して、若者が友人どうしの間で交わす言葉に接して、教科書や大学で学んだ表現との違いにとまどうイタリア人大学生も少なくありません。

 イタリアを旅行中、イタリアで留学中の方は、イタリア語の勉強も兼ねて、イタリアで長く暮らされている方は、日本に興味のあるイタリアのお友達やご家族に、日本を知ってもらうために、興味があれば、ぜひ誘ってごいっしょに、見に行ってみてください。 

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-24 23:59 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(2)

ペルジーナ見学チョコ試食、甘い幸せとさぼったつけ

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 1月4日に久しぶりに会った旧友とその家族と共に、ペルージャ郊外にあるペルジーナを初めて訪ねました。まずはチョコレート博物館で、チョコレートやペルジーナについて興味深い歴史や逸話をいろいろ興味深く聞いたあと、いよいよチョコレート工場を見学するというその前に、

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チョコレートの試食がありました。訪問料金に9ユーロを払っていて、その元を取ろうと言うわけではないのでしょうが、人数が多いのに、チョコレートに近づける場所は限られているためもあって、皆かなり必死に、次から次へとチョコレートを味見していました。ちなみに、このときはチョコレートを、「右へ行くほどカカオの含有量が低く、甘くて口に優しくなる」ように並べているので、「左から食べ始めて、右に移動するのがお勧めです。」と、案内役の女性が説明していました。

 わたしもせっかくだから、そうして早く食べて、次の人に場所を譲らなければと、次々に口に放り込んだのですが、人数が多すぎるためもあって、そうやって慌ただしく食べたので、一つひとつをじっくり味わえなかったのが残念です。ペルジーナのチョコレート工場に勤める義弟によると、訪問客の数には波があって、わたしたちが訪ねたときのように3、40人ほどいることもあれば、ほんの数人しかいないこともあるそうです。この日はちょうど、大学も学校も冬休み中だったため、平日にも関わらず、午後は見学する人が多かったのでしょう。

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 見学には予約が必要で、友人たちにペルージャの中心街を案内していたら、友人の娘さんが「チョコレート工場を訪ねたい」と言ったのが午後2時で、今からでも今日の訪問の予約できるだろうかと思ったのですが、幸いすでに申し込んだ人がいたからでしょう、当日3時半からの見学を予約することができました。

 クリスマス前から、いろいろな会合やお呼ばれ、祭りの食事で、量をふんだんに、そうして甘いものも食べる日が続き、それはそれでうれしいのですが、ある日ふと歯の痛みに気づき、治まらないので、歯医者に通うことになりました。今朝は今年3度目の通院でした。甘いものは避けようと思うのに、夕方英語の授業を終えて帰ろうとしたら、生徒のかわいい女の子から勧められて、ついつい彼女手作りのクッキーとバーチチョコレートをまた食べてしまいました。実はクリスマス前の最後の授業のときに、日本語の生徒さんからクリスマスの贈り物にと、町の一番おいしい店が作ったというトッローネをもらったのですが、その頃は夫が歯医者に通っている最中なので、食べるのを延期し、夫の歯が治ったら今度はわたしの歯に問題発生となって、もう祝いの時期を過ぎたのに、いまだに食べ損ねています。ちなみに治療すべき2本の歯のうち一つは、虫歯があったわけではないけれども、何かの拍子に欠けてしまったのだそうです。

 この数年義弟夫婦からは毎年ペルジーナのチョコレートの詰め合わせをクリスマスにもらうので、今夜もついそのチョコレートに手が伸びてしまいました。大切なのは食べ過ぎず、そうして食べ終わったらきちんと歯を磨くことです。最近は妙に慌ただしくて、つい歯磨きも掃除も手を抜きがちなのですが、時間を見つけてきちんとしていかなければ、後からのつけが大きく、痛い思いをして、時間もお金もかかると、反省しています。

LINK
- ペルージャ中心街・チョコレート工場を遠来の友と、マルケ州イタリア語学校の同級生と14年ぶりに再会
- Perugina - La Casa del Cioccolato

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-23 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(4)

宿題基礎の腕試し、英語・日本語・イタリア語

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 わたしが最近英語を教え始めた女子中学生の学校で、明日月曜に簡単な英語のテストがあるとは聞いていたのですが、金曜の昼頃その母君から「できれば週末に学習課題を出してやってほしい」というメールが届いていたのに、わたしが気づいたのは夕食後です。昨日は遠方に葬儀に出かけて、帰りが遅くなったのですが、出発前そして帰ってから、机とパソコンに向かって、何とか3ページ分のおさらいプリントを作成し、昨日中にメールに添付して送付しました。

 せっかくなので、そのプリントの絵を利用して、英語・日本語・イタリア語の勉強ができるツイートを三つしてみました。


 「~がある・いる」という表現が英語の試験に出るということであり、また、最初の授業で、単数・複数に応じて、動詞の活用形や名詞の語形がどう変わるかを、きちんと理解できずに苦労していたので、その苦手な点がきちんと克服できたかどうかを、問いかけてみました。ツイートには140文字の制限があるため、プリントに載せた問題のごく一部しか、ここには挙げていません。


 日本語の「...の上/下/前/後ろ/正面/中/そばに」という位置を表す表現や、「あります・います」という存在表現は、外国人の日本語学習者にとって難しい文法事項です。英語やイタリア語では、存在するのが人・動物であろうと無生物であろうと動詞が変わらないのに、日本語では、主語が生物か無生物かによって、「います」になったり「あります」になったりと動詞が変わるために、特に、きちんと使いこなすのが難しいのです。

 英語やイタリア語であれば、物の数を表すのに、"There are three apples. / Ci sono tre mele."と、物を表す名詞を複数形にして、数詞をその直前にそのまま添えればいいだけなのに、日本語の場合には、リンゴであれば「三つ、3個」、猫であれば「1匹」と、名詞によって数え方も変わってきます。そうしてこの助数詞を覚えるのに、母語で習慣がほとんどないこともあって、皆本当に苦労をしています。


 場所や存在を表す表現は、イタリア語学習でもつまずきやすいところです。ある・いるものが単数なら「C'è...」、複数であれば「Ci sono...」となるので、本当はその両者を正しく使い分けることができるかも問いたかったのですが、語彙数を(   )の数に反映させるというこの問い方では、(   )の数だけでどちらか分かってしまうので、断念しました。「…の前に/正面に」は、イタリア語では「di fronte a (davanti a)」であり、英語の「in front of」に似ているものの、前後に来る前置詞はまったく違うので、ご注意ください。

 suのuの音は、これはこの単語に限らずイタリア語のu全般に言えることですが、唇を丸めて前に突き出し、舌を口の中で後方に引いて、はっきり発音する音であって、日本語の「う」やウ行の母音とはかなり異なる音になります。ちなみにイタリア語で「上に」を表す前置詞、suは、フランス語で「下に」を表す前置詞sousと、発音は同じなのに、つづりと意味がまったく異なるのがおもしろいです。a + la = alla、su + la = sullaと、前置詞が後に来る定冠詞と融合して、形が変わることにも注意しましょう。

 以上の練習問題の正解が気になる方は、以下のツイートをご覧ください。

- https://twitter.com/naoko_perugia/status/823134797648330752
- https://twitter.com/naoko_perugia/status/823138230317023232
- https://twitter.com/naoko_perugia/status/823139436179443712

 今年は仕事として、教えることに重点を置いていきたいと考えていますので、ブログやツイートにも、そういう志をできるだけ反映させていくつもりでいます。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-22 23:59 | ImparareL2 | Trackback | Comments(6)