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イタリアの地震、日本の地震

 昨年のイタリア中部地震に際する一連の報道では、地震発生以来、「自然が人間の営みや文化を破壊しているわけではない。アッペンニーニ山脈のこの周辺では、昔から繰り返し大きな地震が何度も起こっているのだから、そういう自然の営みを考慮し、そうした地震が起こっても崩れることのない、脅かされることのない町づくり、家づくりが大切なのだ」という言葉が、しばしば繰り返されています。

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Fiori & Monti Sibillini con neve
Castelsantangelo sul Nera (MC) 21/4/2014

 昨年8月末の地震から、ようやく復興に向けて息を吹き返した地域を、10月末にさらに大きな地震が襲い、被災地では今も広範囲にわたって、マグニチュード3以上の余震が続いています。当初から地震や原因となる活断層が広範囲にわたっているため、再び大きな地震が起こる可能性が起こる時期が、最初の地震から半年あるいは1年さえ続くかもしれないとされており、被災地ではようやく復興や再建に向けて動き出しつつあるものの、弱震とは言え、揺れが続く限りは、まだ用心が必要だと思います。

 知り合いの建築士が、1997年のウンブリア・マルケ地震に際して、教会などの耐震性のある再建を、従来の形や景観を損なわず、かつ安全や耐久性を保証できるような形で提案したところ、変更はそれほどではなかったのに、すべて却下されてしまったと言っていました。従来の姿や伝統を守ることも大切ですが、命や建物を守ることも大切であり、市町村の役場のそうした決断のために、今回の地震で被害を拡大させていないだろうかという疑問があります。

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 大切なのは地震の際でも、国の政策でも、何が最も大切かということだと思います。東日本大震災では、原発さえなければ、ここまで被害が拡大し、大地がむしばまれ、人々が大切な自らの命を脅かされることはなかったでしょう。冒頭のイタリアのニュース報道の言葉ではありませんが、そもそも日本も、昔からしばしば大きな地震が起こっている場所があちこちにあるのです。イタリアのニュース報道では、しばしば日本の耐震性のある安全な家づくり、町づくりをたたえています。ただ、地震が起こっても、それに対応し、人間も動物も、そうして大地も健やかに生きていけるためには、地震が多い国で原発を次々に再稼働させたりせず、原発などなくても、暮らしが成り立つような代替エネルギーづくり、あるいは、エネルギーを無駄に消費しない世の中づくりに取り組んでいくことが大切だと思います。

 先日、イタリアで多方面で活躍する作家のアレッサンドロ・バリッコが、テレビで質問に答えて、「本当におそろしいのは、国が建てる物理的な壁よりも、人々が心の中に築き上げる壁だ。」と言っていました。「あの人は…だから」と、宗教や出身国、肌の色や財産、性的指向などによって、人を偏見の目で見て差別するような社会に、ちょうど第二次世界大戦の頃に、欧米ではナチスがユダヤ人迫害を行い、日本では敵国を鬼畜扱いしていた、あの頃に逆戻りしているようで、偏った政治家の発言はもとより、一般の人の声を聞き、書かれた言葉を読んでも、不安を覚えることが増えてきました。人は生まれる国を選ぶことはできません。ミサイルが降り注ぎ、飢えや戦争に苦しむ国に生まれ育ち、あるいは、自国に残れば投獄され、拷問に遭って命を落とすという状況で、自国を離れるという厳しい決断をやむなく迫られた移民も多いはずです。不法移民と一口に言いますが、もともとそうして押し寄せる移民の多くに、亡命者として欧州に暮らす権利があり、ただ、その認定の手続きが遅く、また中には単に、イタリアに来れば楽に生きていると思い、犯罪に生きる移民もいて、そういう移民とひとくくりにされてしまいがちで、扇動的な政治家が、あえて移民問題を声高に訴えて、政治的に利用しているのです。

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 3月11日を振り返るとき、日本でもイタリアでも、そして世界中で、皆がより幸せに安心して暮らしていけるために、原発や心の壁を取り払うことこそ、世の動きが逆行する中、大切なのではないかと思う今日この頃です。

 写真は、昨年以来の一連のイタリア中部地震の震源地が点在するシビッリーニ山脈で、3年前の春に撮影したものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-11 18:11 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(2)

さらば行列イタリア郵便局、スマホアプリで時間予約

 スマートフォンがあれば、イタリア郵便局、Poste Italianeで、郵便局に足を運ぶ前に、窓口での受付の時間予約ができることを、水曜日に発見しました。郵便局のアプリケーションで、行くつもりだったペルージャ駅前郵便局を選び、郵便が送りたかったので、Pを選びます。

 初めての予約を試みたのは、午前11時半頃で、うちからペルージャ駅前郵便局までは、車と徒歩で約20分かかるため、正午、12:00の予約がしたかったのですが、そのとき予約可能なのは12:10以降、10分おきの時間帯だったため、12:10に予約を入れました。

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 すると、こんな予約票画面が、現れました。

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 イタリア郵便局では、入り口近くの自動受付機の画面の説明を参考にして、郵便関係ならP、貯金や支払いならFなど、目的に応じてボタンを押すと、該当の受付番号が記された、受付票が発行されます。スマホで予約する際にも、予約時間を選ぶ前に、郵便局で何がしたいかを、こんなふうに選ぶ必要がありました。

 そうして、スマホから予約をした場合には、画面に現れた予約票中のQRコードを、自動受付機の該当箇所に近づければよいという説明が、予約前後に、画面上に現れました。

 この後うちを出て、郵便局に到着したのが、予約5分前の12時5分でした。すぐにスマホ画面のQRコードを、自動受付機の該当箇所に向けると、受付機の画面に、「確かに予約を受け付けました」というような言葉が現れたように覚えているのですが、あっという間のことでしたので、記憶は定かではありません。コードを受付機に向けたら、紙の予約票が出てくるかと思っていたのに、何も出てこなかったので、QRコードを計3度、受付機に向けてかざしてみたのですが、2度は「受け付けました」という言葉が現れたものの、紙の予約票が発行される気配はなく、3度目は、「受け付けました」という表示さえ出ませんでした。この間、他の人が数人、印刷された受付票を受け取っていましたから、紙がなかったりインクが切れていたりしたわけではありません。

 紙の受付票がなくても大丈夫だろうか、きちんと予約時間の12時10分にわたしの番が回ってくるかしらと、心配しながら待っていたら、なんとちょうど12時10分に、わたしの予約(appuntamento)番号(numero)、MP31が電光掲示板に表示されました。

 さっそく窓口に行って、スマホの予約票画面を見せながら、「紙の予約票が出るかと思ったら、出なかったのですが。」と言うと、「画面を見せていただけたら、それで構いませんよ。」とのことです。そこでさっそく、日本への郵便物の発送を頼みました。

 2、30分の待ち時間は覚悟しなければならないのが常のイタリアの郵便局で、入ってから12分後にはもう、用事が済んで、外に出ることができました。待ち時間が5分、日本への手紙発送と貯金残高の確認・引き下ろしに7分で、計12分です。時間に正確で、サービスが迅速なのに驚き、そうして、うれしかったです。

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 ちなみに、このスマートフォンによる時間予約を、わたしは、イタリア郵便局の携帯電話サービス、Postemobileを利用しているので、そのアプリの表紙から、「Prenota Ticket」(受付票を予約する」というアイコンを選んで、行ったのですが、

そういった郵便局のサービスを利用していない方の場合には、Google Playの以下のリンクから、Ufficio Postale(郵便局)のアプリをダウンロードすれば、同様に、受付票の予約が可能です。

- Google Play - Ufficio Postale

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Immagine presa dal sito di Google Play

 利用者の意見・感想を見ると、予約したのに順番が飛ばされて、別に予約票を取らなければならなかったなど、最悪という印象を持つ人の意見が目立つのですが、わたし自身は、少なくとも初めての利用では、簡単に予約ができた上に、待つ必要もなく、すぐに用事が終わって、とても便利でした。また、マイナス評価をつける人も多い一方、その倍近くの人が、5ないしは4の評価を与えています。

 と言うわけで、どの郵便局に行くか、どの局員に当たるかなど、運に左右される可能性もありますが、わたしはもし郵便局に行く必要があって、スマートフォンを持っているのであれば、一応予約してみて、実際に郵便局に入ったときに、自動受付機で念のために、自分がしたいことの受付票ももらっておけば、たとえスマホ予約が功を奏さずとも、あまり憤慨せずに待つことができ、予約が時間どおりに受け付けられれば、よかったということになるのではないかと思います。

 すでにご存じの方が多いかもしれないのですが、わたし自身は、スマートフォンというものを初めて持ったのが昨年の夏でもあり、今回知って、「もっと早く知っていれば」と思ったので、記事にしました。

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Prenotare il turno delle poste dallo smartphone

- L'ho scoperto per caso mercoledì; ho prenotato il mio turno con l'app Ufficio Postale, sono arrivata alle poste 5 minuti prima dell'appuntamento e nell'ora precisa è comparso il numero del mio turno sulla bacheca elettronica! E' molto comodo.
- Forse molti di voi lo già sapevate, invece io non lo sapevo; ho avuto il mio primo smartphone l'estate scorsa.
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LINK
- Google Play - Ufficio Postale
- MelaRumors.com - Ufficio Postale: l'app per saltare la fila in Posta. Come Usarla? (Di Jader Liberatore) (6/8/2015)
↑↑ この記事が出た2年前には、まだごく一部の町や郵便局でしか、スマホでの予約ができなかったようで、現在どれだけの郵便局での利用が可能かは分からないのですが、今はペルージャの町でも、そして、少なくとも駅前郵便局ではスマホ予約が可能になっています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-10 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(4)

ヒヤシンス咲きました

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 庭のヒヤシンスが、今それはきれいに咲いています。

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 どの花もきれいですが、お気に入りはピンクの花です。

 4年前の春、季節が過ぎようとしているヒヤシンスの球根を、花市で安く購入し、すぐに植えました。春になってから植えても咲くものだろうか、球根が傷んでいたのではないだろうか。そんな心配もしていたのですが、球根はその年の春から今まで、毎年春になると、こうしてきれいな花を咲かせています。

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 夫がうちやミジャーナの周囲にある石などを集めて囲った、なんちゃってヒヤシンス花壇です。放っておいても、春になるとちゃんと花を咲かせる、花はえらいな、すばらしいなと思います。

 今週は日曜から火曜まで雨の日が続き、昨日は晴れたものの、ひどく激しい風が吹き、ミモザの枝も、ヒヤシンスも風に揺れ、花粉も大量に舞って、撮影できませんでした。以前参加した1日写真ワークショップで、朝11時頃までの日ざしが柔らかい頃に撮るといいという助言を、よく覚えているのですが、晴れて風も落ち着いた今日の朝は、日本語の授業があって、ヒヤシンスを撮る余裕がありませんでした。夕方に撮影したため、本当はきれいなピンク色の花が、藤色っぽく見えてしまっています。顔を近づけると、ヒヤシンスのいい香りがしました。

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Giacinti in piena fioritura. 9/3/2017
Sta arrivando la primavera anche nel nostro giardino :-)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-09 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

ミモザパスタと女性の日

 今日は女性の日、以前にミモザケーキを作ったこともあり、イチゴも生クリームも買ってきて、材料は準備したのですが、天気がよく、風が強いためか、花粉症の症状がひどいので、こういう状況で、乳製品である生クリームと白砂糖で、さらに症状を悪化させてはいけないと、ケーキを作るのは断念しました。

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 代わりに、我が家の鶏たちが産んだ新鮮な卵と、畑で元気に育っているルーコラを使って、昼食にミモザパスタを作りました。数年前に作ったことがあるミモザサラダのレシピを応用して、ゆで卵三つをフォークで押しつぶし、細かく刻んだルーコラの葉とすりおろしたニンニク一かけ、オリーブオイル適量、塩を加えて、十分に混ぜて、ゆでたパスタの上に載せ、ミモザであれば枝葉がある部分に、その枝葉に見立てて、大きめに切ったルーコラの葉を置いてみました。畑の新鮮な春の幸を、おいしく食べることができました。夫も喜んでくれて、うれしかったです。

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 夫は特に贈り物を用意してくれたわけではありませんが、夕食のあと、女性の日だからと皿洗いを引き受けてくれました。仕事から帰り、その後さらにミジャーナで改築作業をして疲れていたでしょうから、その方が、贈り物としては大きいような気がします。庭のミモザは、今も満開で、日を浴びて金色に美しい花を、今日も窓から楽しむことができました。

 今日は風がひどく強く、枝が風に揺れて、撮影が難しかったため、ミモザの花の写真は、3月1日に撮ったものです。

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Pasta mimosa a pranzo
con le uova sode e rucola condite con sale, olio d'olivo e aglio.
Le uova delle nostre galline e la rucola dell'orto di casa,
primavera fresca a tavola!
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-08 23:59 | Feste & eventi | Trackback | Comments(8)

一件落着、うっかりと夕焼け

 年末から取りかかっていた、MacBookを要する大きな仕事が、ようやく終わりました。よくよく見直しをして、訂正を加えてから、今日の午後、学校に提出しに行きました。締め切りは今週末、金曜日ですが、提出をしない限り、いつまでも校正を続けてしまいそうな気もしたので、提出してしまうことにしました。

 提出して、はい終わりのつもりが、担当の方が一つひとつかなりていねいに、わたしといっしょに内容を再確認してくださったので、ありがたかったです。あと5分で、駐車料金が1.5ユーロから3.4ユーロになるというときに作業が終わったので、大急ぎで駐車場に向かいました。途中、公園の前で、公園に放し飼いの犬が数匹いて、しかもうち1匹は道の中央にはだかって吠えていたので、公園に入るのをためらっていたら、親切な方が、「大丈夫、あんたたちなんて気にしないという態度で歩いて行けばいいのよ」と、いっしょに歩いて行って、犬の相手をしてくださいました。公園の前で立ちすくんだせいもあって、駐車料金を払うのは、料金が増える1分前とぎりぎりになりましたが、料金が1.5ユーロで済んで助かりました。

 ただひどく慌てていたため、料金を払い、釣り銭を受け取り、駐車していた車に向かい始めたのですが、ふとどこに駐車カードがあるのか分からなくなり、ひどく焦りました。自動精算機に5ユーロ紙幣を挿入したときに、カードより先に釣り銭を取り出すようにという指示があったのは覚えているのですが、慌てていたために、駐車カードを取った記憶としまった記憶がないのです。急いで精算機の前に戻ったもののカードが見当たらず、バッグの中やコートのポケットをよくよく確認したら、財布のさまざまなカード類に交じって、かなり探したあとで、ようやく駐車カードが見つかったので、ほっとしました。

 慌てて注意が散漫になり、行動が記憶に残らないということは、どうしても起こりがちなので、今回は仕方ない点もあるのですが、これから気をつけなければいけないなと思いました。慌てて記憶に残らず困ると言えば、外国や見知らぬ店でトイレに入るとき、入るときは急いでいて、無意識に扉を閉めてしまい、後からどう閉めたかが思い出せず、そのために開け方が分からず、ひどく困る場合がたまにあるので、これも用心が必要です。作る業者が妙にデザインにこだわるからでしょう、どう開けていいか分からない扉や、どうやって水を出していいか分からない蛇口やシャワーに、出会うことが時々あるからです。

 閑話休題。今日提出した仕事が終わってからと、先延ばしにしていたことが、仕事も私事も含めていろいろありますので、明日からはそうしたことに取りかかりたいと思います。まずは、去年の通訳の報酬を、まだ払ってくれていない業者が二つあるので、その催促をしなければなりません。 

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 写真は、日曜の夕方、サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会の境内から見た夕焼けです。今にも沈もうとする日の光と、その光に色づく雲がそれはきれいでした。この後、教会から出たときには、空が昨日の記事でご紹介したように、深い青色になっていたのです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-07 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(4)

紫キャベツにご用心

 紫キャベツはおいしいし体にもいいのですが、いっしょに料理するものに気をつけないと、「あらまあ」と、驚きとまどう結果になることが、たまにあります。先週、義父が育てた畑の紫キャベツを収穫し、その日の晩に、卵といっしょに料理したのですが、そのときも、フライパンの中を見て、「しまった!」と思いました。

 紫キャベツは卵といっしょに料理すると、食品の色にはどうしても見えないような濃い青色になってしまうのです。実は去年も、野菜の具だくさんのみそ汁に、思いついて卵を落としたとき、キャベツと卵が互いに接した部分だけ青色になって、驚いたことがあったのです。夫が、「毒じゃないならまあいいけど」と言うので、味見をするのですが、変な味はしません。

 食後、卵には確か硫黄が含まれているはずだし、硫酸銅は青いけれど、まさかそんな危険なものではありませんようにと調べてみたら、単に色が変わるだけで、健康に害はないと知って、ほっとしました。

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 アジサイの花の色が土壌によって変わる、その原因となる色素、アントシアニンが、紫キャベツにも含まれていて、アントシアニンは中性のときは紫色でも、アルカリ性では青、酸性では赤に変わるためなのだそうです。そう言えば、いつだったかサラダの味つけをしたときに、いつもより多めに酢を入れたためか、キャベツがびっくりするほどきれいな桃色になったことがありました。

 ピンクならまだいいのですが、料理が青くなると、何だか食欲がそがれてしまうため、気をつけなければいけません。今日も、野菜たっぷりのみそ汁を作ったのですが、紫キャベツが豆腐やみそと反応して、おかしな色になりませんようにと、半ばひやひやしながら、紫キャベツも入れてみました。幸い、豆腐を入れてもみそを入れても、色が変わらなかったので、ほっとしました。

 写真は昨日の夕べ、アッシジ郊外のサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会を出たときの空の深い青と半月がきれいなので、撮影したものです。青ということで、こちらの写真を採用しました。

参照リンク
- Coop Kyushu - 食品検査だより - 野菜に含まれる色素が料理の色を変えることがあります
- スタディサプリ 進路 - 土にヒミツあり! 日本のアジサイが青くなる理由
- 愛媛総合化学博物館 - きれい!おいしい サイエンスでカラフルクッキング

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-06 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(2)

スミレ美し行きずりの町、マルケ

 昨日土曜日は、夫の車で遠出をしました。出発前に行き方を調べ、地図にもしるしをつけていたのですが、無料高速道路から下りる予定だった出口が工事中で、進入禁止になっています。そのため、グーグルマップのカーナビ機能を利用したのですが、要所に道案内の標示がなかったこともあり、道に迷い、遠回りをして、目的地から少し離れたサッソフェッラートというマルケの町に通りかかりました。

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4/3/2017

 せっかくだから訪ねてみようと夫が言い、駐車場に車を置いて町を歩くと、白いスミレや、赤みがさしたサボテンが、とてもきれいな広場があります。

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Sassoferrato (AN), Marche

 丘の上の中心街は、中世の街並みが残っていて風情があります。幸い今回の地震の被害はなかったとのことなのですが、過疎化のためか住民は少なく、中心街の教会はすべて閉まっていて、ボランティアの人に電話して頼まないと、訪ねることができないとのことです。

 町を散歩したあと、観光案内所の人に勧められて、町はずれの修道院を訪れたものの、残念ながら閉まっています。そのあとは、再び道に迷いながら、本来の目的地に向かいました。

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Violette bainche e cactus che sembrano fiori,
i segni di primavera trovati
a Sassoferrato, bel paesino delle Marche. 4/3/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-05 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(2)

絶壁の里にも春、トスカーナ アルノ渓谷

 まだ2月も半ば、2月19日に、断崖の眺めを楽しみながら小道を歩いていたら、夫が

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Castelfranco di Sopra (AR) 19/2/2017

ひそやかに咲くかわいらしい花を見つけて、教えてくれました。

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 麦畑やブドウ畑の間に伸びるトレッキング・コースを歩いていくと、小川に出会い、それからは道が小川に沿って進んで行きます。

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 小川のそばでは、つぼみが育ったスイセン(narciso)も見つけました。

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 さらに先に進むと、「硫黄水の水源」(sorgente dell'acqua zolfina)という道しるべがあり、傍らの階段を下りて、小川の岸辺に出ると、

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川の向こう側に、硫黄水の水源があります。この水の通り道は、地面や枯れ葉の色が、他の部分と違っています。

 先に水源に着いた夫が、「煮えたぎるようで熱いよ。90度くらいあるんじゃないかな。ちょっとだけ触ってみたら。」と言うので、そんなに熱いなら触る気はないと答えると、「ほんのわずかの間なら何も起きないよ。」と夫が返します。そこで、さっと手を出して硫黄水に触れ、すぐに手を引っ込めたのですが、ちっとも熱くありませんでした。例によって、夫の冗談だったのです。

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 硫黄水は、水源から出てすぐに、この小川に流れ込みます。写真の右手に、土手から岸辺に下りる階段の木の手すりが写っています。

 実は、本来のトレッキング・コースでは、この階段を通って、硫黄水の水源へと下りるようになっているのですが、せっかちな夫はその少々手前に、土手が低くなっている場所を見つけて、川原に下り、そのまま小川に沿ってここまで歩きました。わたしもうっかり夫について川岸を歩いたら、川はきれいなのですが、歩きにくくて大変でした。

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 この日は、イタリアで最も美しい村の一つであるトスカーナのカステルフランコ・ディ・ソープラの中心街を訪ねたのですが、観光客の少ない2月の日曜日は、多くの店が閉まり、寂しい風情でした。中心街のバールで、中にいた人に尋ねたら、「独特だから、ぜひ訪ねてみるといい」と教えてくれたのが、このアルノ渓谷の断崖(Balze del Valdarno)です。

 こうして断崖が見え始めてきた場所に車を置き、散歩を始めました。駐車した車の前方、上の写真の右手には、ブドウ畑が広がっています。

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 トレッキング・コースのうち、わたしたちは、上の地図の写真にピンクの矢印で示した場所から、ピンクの四角で囲んだ硫黄水の水源まで歩いて、再び出発地点まで引き返しました。

 思いがけず、不思議な断崖の眺めを楽しみながら、緑の中を歩くことができて、うれしかったです。

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I piccoli fiori e boccioli sui rami,
i boccioli di narciso lungo un ruscello,
sta arrivando la primavera anche nella pianura
tra le balze del Valdarno. 19/2/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-04 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(3)

ヒヤシンスとミミ

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 今日は庭の片隅で、ヒヤシンスの小さな花が、一つ咲いているのを発見しました。

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 4年前、2013年3月に植えた球根は、すっかり放任しているというのに、毎年冬の間から少しずつ準備を整え、春にはきれいな花を咲かせてくれます。これから次々に花が咲くのだろうと思うと、今からとても楽しみです。

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 日ざしが暖かくなって、ミミもうれしそうです。その変な黒いものを、わたしに向けるのはやめて、早くいっしょに遊びましょうと、目で語っているような、そんな風情です。

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Il primo fiore dei giacinti del nostro giardino

cresciuti dai bulbi da noi piantati nel marzo 2013.
Questo anno ci sono meno boccioli,
ma i nostri giacinti fioriscono ogni primavera
e ci rallegrano. 3/3/2017
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関連記事へのリンク
- 花咲け花咲け春の庭 / Viva la primavera! (24/3/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-03 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(0)

美しい月と花粉症その後

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1/3/2017

 昨夕は、うちの窓から、夕焼け色がまだほんのり残るたそがれの空にかかる、

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それは美しい月が見えました。

 よろい窓を閉めた頃には、さらに西に傾いた月の近くに、金星が輝いていて、それはきれいでした。紺碧の空にきらめく月と金星があまりにも美しいので、写真に撮ろうとしたのですが、わたしの腕とカメラでは、ほっそりとした月が太ってしまい、金星のきらめきも、その放つ細やかな光の筋がとらえられないので、あきらめて、目と心に収めました。

 昨晩の記事で、今年は花粉症の症状が軽いようだなどと書いたら、今日は朝から目がかゆく、くしゃみ・鼻水などの症状もさらに悪化して大変でした。例年に比べると、それでもまだ軽いのですが、今日はうちと学校で過ごし、外にいたのはその往復の間だけで、この状況です。しばらくまじめに食事療養と薬草療法を続けるつもりでいます。

 幸いというか何と言うか、他の先生方も先月末の期限にはとても間に合わない状況の人が多かったおかげで、学校側が締め切りを来週の末まで延期してくれました。わたしも、早めに提出できるようにと、日々のノルマを決めて取り組んではいたのですが、プリンターの故障に、家庭の事情、先週は友人たちがミジャーナに遊びに来て、せめて週末くらいはといっしょに過ごし、この数日は、睡眠時間を削り、時に食事の時間も後ろにずれ込み、瞑想講座も聞かずに、仕事に集中したのですが、2月末には間に合いませんでした。

 まあ、締め切りの延長を、学校側が早くから教えてくれていたおかげで、週末はミジャーナに行くことに決め、ブログの記事やインスタグラムの写真1日一つのノルマは何とかこなし、洗濯や掃除も必要に駆られてしているのではあります。ただ、昨年分の翻訳の報酬をまだ払ってくれていない企業などに、また請求のためにメールを書かなければならず、すっかり発行が滞っているイタリア語学習メルマガやさぼっているフランス語学習に着手しなければいけないのに、年明けから、この学校の大仕事の片がついてからと、先延ばしにしている状態ですので、学校が延長してくれた締め切りを待たず、遅くとも来週火曜日には提出できるように、頑張るつもりでいます。今晩も11時半過ぎまでは、新しいMacBookで仕事をしていたのですが、ようやくMacBookやiBook Authorにも慣れ、ペースが上がってきました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-02 23:59 | Altro | Trackback | Comments(2)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

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