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写真泥棒とインスタグラム迅速対応

 今日の夕方、わたしが10日前に投稿した写真を、そのまま、他人がインスタグラムに投稿しているのを見つけました。許可もなしに勝手に使って、けれども引用先くらいは書いてあるかと思えば、わたしのアカウントの記載もなく、まるで自分の写真であるかのように、わたしが見かけた10分ほど前に、投稿しているではありませんか。

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 まずは、著作権をよく知らないのだろうかと、「まるで自分の写真であるかのように投稿しているけれども、わたしはあなたに利用許可を与えていないし、わたしのアカウントが記載してあっても、許可するつもりはありません。」と、インスタグラムへの報告前に、とりあえず該当写真へのコメントという形で、英語で記しました。

 ところが、「そろそろわびを入れて、投稿を削除したかしら」と思って、そのアカウントを訪ねると、写真も投稿の文面もそのままで、わたしのコメントだけを削除しています。

 そこで、すぐにインスタグラムに報告しようと、まずは携帯電話のインスタグラムのアプリケーションから試みたのですが、報告する理由の中に、「著作権の侵害」や「自らの写真を勝手に利用された」という項目が見つかりません。そこで、パソコンを使ってインターネットで検索をしてみて、インスタグラムのサイトに、著作権侵害を報告できるページがあることが分かりました。

Instagram 日本語版
- Instagramヘルプセンター - 著作権報告フォーム - このフォームから自分の著作権を侵害していると思われるコンテンツを報告してください。 

Instagram in italiano
- Centro assistenza Instagram - Modulo per la segnalazione di violazioni di diritti d'autore e/o diritti connessi - Usa questo modulo per segnalare contenuti che, a tuo avviso, violano il tuo diritto d'autore

 該当項目を選ぶと、続いて、さらに他の質問や、自分の氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどを記入するべき欄が現れます。自分の作品を利用されたに該当する項目を選ぶと、その裏づけとして、自分の作品を無断で利用した投稿のリンクと、使われている作品が自らのものであることを証明するリンクを記せるようになっています。必要事項をすべて記入して、さらに「送信」(イタリア語版の場合は「Invia])と書かれたアイコンをクリックすると、報告が完成します。



 インスタグラムで自分の写真を勝手に使われた場合にはどうすればいいかについては、パソコン上で、インターネットを利用し、日本語で検索しました。そのため、初めに行き着いた著作権侵害報告フォームは、日本語のものでした。ただ、住所欄には、イタリア語でイタリアの現住所を記さざるを得なかったため、名前もローマ字で記しました。

 すべて記入して、最後に「送信」をクリックしても、困ったことに、インスタグラムの画面上には、「報告を受けつけました」という言葉がまったく現れませんでした。それで、わたしは、日本語版のフォームであるのに、名前を漢字で書かずにアルファベットで書いたのがいけなかったのだろうかと考え、今度は、イタリア語版のフォームに同様に必要事項を記入して、最後に「Invia」を押したのですが、それでも、やはり画面には、「報告を受けました」とか「報告が無事完了しました」といった記述がいっさい現れません。再びわたしの写真を無断で使用したアカウントを見ると、相変わらず、そのまま写真が使われています。

 ちょうど夕食のしたくをするべき時間だったので、そのまま食事のしたくをし、食事を終えました。その後、携帯電話のインスタグラムのアプリケーションを見ても、インスタグラムからは何もメッセージがないようです。そこでふと、著作権侵害報告フォームに、わたしのメールアドレスを記入したことを思い出しました。すぐにそのメールアドレスの受信箱を確認すると、The Instagram Teamからの、著作権侵害報告を受けたというメールが2通来ていました。18ː44に英語で、18ː58にイタリア語で、侵害報告を受けたというメールが来ていますので、少なくとも直後の返事については、日本語版には英語で、イタリア語版ではイタリア語で、インスタグラムから報告を受けたというメールが来るようです。

 報告はあるものの、その結果どう対処するということは、斜め読みしたところでは、はっきり書いていないようだったので、再び例の泥棒アカウントの写真を見に行くと、幸い、もうわたしの写真はありませんでした。ただ、その時点では、無断使用した人自身が、自分で考えて投稿を削除したのか、インスタグラム側が動いたのかが分かりませんでした。

 実は近年になって、Libero Mailでは、受信するメールを、勝手に、「ふつうの受信箱」、「特売」、「ソーシャル」など、4種類に振り分けるようになってしまいました。そのため、大切なメールが、どういうわけか、「特売」や「ソーシャル」などに振り分けられてしまって、受信箱に入っていないので、長い間見過ごしてしまったということが、これまでにも時々ありました。今回もその例で、上述のように、インスタグラムで、無断拝借人が勝手に使った写真投稿が削除されているのを確認したあと、たまたま思いついてメール受信箱の整理を始めると、Instagramチームから、「ご報告いただいたコンテンツは、Instagram利用規約に違反しているため、削除またはアクセスの停止を行いました。Facebookでは、この措置であなたの知的財産権の問題は解決したと判断しております。」というメールが、20ː20に届いているではありませんか。メールが「ソーシャル」に振り分けられていたので、気づかずにいたのです。

 ちなみに、この「削除・アクセス停止」報告のメールは、件名は英語ですが、日本語で書かれています。

 無断で写真を利用され、しかも、相手がコメントを無視したので、嫌な気分になりましたが、アメリカ時間で考えても、土曜日であるにも関わらず、インスタグラムチームが迅速に対応して、報告から2時間以内に、さっそく問題の投稿を削除してくれたことに、感心し、また、安心しました。問題が解決するとしても、週末明けになるだろうとあきらめていたからです。

 今回のこの写真泥棒は、わたしが今日の夕方6時に投稿した、次の平安神宮の桜の写真に、イイネを押し、続いて、計8枚ほどの写真にもイイネを押したあと、そこでイイネを押したグラス入りの藤の花入りの写真を、無断借用して投稿しています。そのために、イイネを返そうと、アカウントを見に行って、写真泥棒だと発覚したわけです。驚くほど著作権に関する意識やマナーが欠如しているとも言え、かえって、困ったものではあるのですが、悪いということを知らなかったのではないかという気さえします。



 実際には、残念ながら、写真にイイネなど押して、わたしに知られるのを避けて、インスタグラムやツイッター、あるいはブログにわたしが投稿した写真を、知らぬふりして勝手に使っている輩が、いるのではないかと心配しています。写真に名前やアカウント名、ブログ名やリンクを記入するのも、写真を損なうし、そこだけ修正して利用される可能性は残るので、できれば写真は現在のように特に名前をつけずに利用していけたらと思うのです。

 夫は今日の昼、無事にミジャーナから戻ってきたのですが、今夜もまた、泥棒による被害を防ぐために、ミジャーナに泊まりに行きました。残念ながら、ペルージャの空き家のない住宅街に住んでいてさえ、家族全員が家を留守にするときは、用心のために、庭に車を1台置いて行って、中に人がいるように見せかけたり、近所に住む親戚に、留守番を頼んだりしなければいけない状況なのです。困ったものです。

LINK
Instagram 日本語版
- Instagramヘルプセンター - 著作権報告フォーム - このフォームから自分の著作権を侵害していると思われるコンテンツを報告してください。 
Instagram in italiano
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Un tizio ha usato una mia foto senza autorizzazione e senza citarne la fonte su Instagram; meno male Instagram ha eliminato il post solo due ore dopo la mia segnalazione della violazione del diritto d'autore.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-30 23:51 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(6)

天気と泥棒被害、ペルージャ

 今日は久しぶりに朝から天気がよかったので、夫は朝からミジャーナに改築作業に出かけ、わたしは掃除・洗濯に励みました。

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 とは言え、この数日激しい北風が吹き続けたために、ペルージャでは再び気温が急降下して、昼は温かいものの、今日も明日も最低予想気温が3~4度となっています。イタリアではたとえ気温が低くとも、太陽の日ざしが強くて、日がさすと、すぐに暖かくなる気がします。庭のヒナゲシ(papavero)も、日光が降り注ぐ下では、風の強さで花びらが飛んでしまうことはあっても、なんだかうれしそうです。

 イタリアでは5月1日のメーデーが、労働の日(Festa del Lavoro)と呼ばれ、国民の休日になっています。せっかくの連休なので、朝夫がうちを出る前に、午後はどこかへ出かけようかという話をしていたのですが、昼食時をかなり過ぎた頃、夫が重い表情をして戻ってきました。

 この数年、ペルージャでは市内でも郊外でも、家や教会などに侵入しての盗難が続発しています。郊外にある我が家の近所でも、たとえば結婚式などの祝いで、だれもいないときをねらって、泥棒が侵入したということが、一昨年だったかありましたし、夫の亡き伯父が教区司祭を務めていた教会さえ、盗難に遭っています。わたしたちの改築中の家のあるミジャーナでは、わたしたちの家と隣の2軒は、3軒だけ互いに隣接しているものの、他の住居からは離れた場所にあり、公道からはよく見えません。さらに、これまでは定住していた隣家の家族が2軒とも、よそに居を移してしまい、週末などにミジャーナに来るものの、今年に入ってから、3軒にだれ一人泊まる人がいないという日が増えてきました。そうして、そういう状況を利用して、数か月前から、3軒ともが盗難の被害に遭ってきました。それも、妙な犯行で、我が家では、物置き場の錠がこじ開けられて、中にあるトラクター内の軽油が抜き取られ、隣の2軒では、チェーンソーや圧縮機が盗まれ、うち1軒では盗むために、ドアや窓などが壊されるという被害もあったというのです。、

 うちでは、夫はしばしば仕事のあと、ミジャーナに畑や果樹の世話や、改築作業に赴いています。また、今月は、以前から業者に頼んでした窓やガラス張りのドアの前につける鉄格子がようやく完成し、その取りつけが3日間かけて行われた上、また、大量の土を運び込んで庭の体裁を整える業者も、数日作業を行ったため、わたしは学校などの授業があって行けなかったのですが、夫は有給休暇を取って、作業に立ち会いました。この1か月ほどは、盗難に遭った隣家の一人が、ミジャーナに戻って生活していたおかげか、泥棒が影を潜めていたのですが、つい最近、その隣人が多くの荷物を引き払って、別の家に戻ったためか、今日は夫がミジャーナに着いてすぐに、うちの木製の扉をこじ開けようとした跡があるのに気づきました。

 うちには、新しいものの運搬に苦労するであろうベッドやマットレスがあるほかは、ピザ窯や台所は、作りつけで、盗むことはできず、家具やストーブは夫の祖父の代から使われていた、あるいは、親戚が使っていた古いもので、運ぶのが大変な上に、盗むほどの価値はありません。ただ、木製の扉は、職人さんに注文して、改築中の家に合わせて作ってもらったので、かなりの費用がかかっていますし、いったん危険を冒して苦労して入った泥棒が、盗むものが見つからずに、あるいは探そうとして、何もかも壊してしまうのではないかと、夫は心配して、今夜は一人で、ミジャーナに泊まりに行きました。屋内がかなり寒かったのが、薪ストーブをつけたら少しずつ暖かくなってきたと、今夜夫が電話でそう言っていました。

 ようやく形ができてきたと思っていたところに、この泥棒騒ぎです。どうかこれ以上被害がありませんように。夫が無事過ごして、元気で帰ってきてくれますように。

*追記(5月1日)
 運ぶのは難しいものの、よく考えたら、冷蔵庫やタンスをはじめ、近年、新しく買ったばかりのものが、他にもありました。苦労して手をかけ、あるいは一つひとつそろえて行っているものを、自らの利益のためにさっと盗んでしまえる、恐ろしい人たちがいるものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-29 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(7)

夜のペルージャ、村上春樹とイタリア村上マニアの火つけ人

 日中は暗雲がたれこみ、風が吹き荒れ雨も降ったペルージャも、今夜は風がはたりとやみ、雲の間から星が輝くのが見えました。今夜は、イタリアにおける村上春樹ブームの火つけ人とも言える、多くの作品を訳し、イタリアに紹介したジョルジョ・アミトラーノ氏が村上作品とその魅力を語る講演が、午後9時からペルージャの中心街で、ありました。日本で人気を巻き起こしていた頃に、『ノルウェイの森』を読み、落胆して以来、村上作品を読んでいなかったわたしは、イタリアを去る日本の友人が残してくれた本の中に、最近の著作を見つけ、彼女が読んでくれるくらいであれば、おもしろいのだろうと思って読んでみて、意外といいなと、昨年思っていたところでした。

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"I mondi di Murakami Haruki". Giorgio Amitrano a Palazzo della Penna
Perugia Circolo Del Lettori 28/4/2017

 上代から太宰治くらいまでの文学史は、日本の高校で国語を教えていた頃に授業で教え、鴎外や漱石などの明治の文豪や、芥川・太宰・中島敦・志賀直哉などの作品は、現代文の教科書や問題集にあったので、何度も繰り返し読み、教えたのですが、上述のような理由で、たとえば吉本ばななも含めて、現代の売れっ子作家を読むよりも、むしろ近現代の評価が確立した作家の作品を読もうと思うようになったため、村上春樹については、本を昨年読んだほか、時々インターネットで発言や書かれた言葉を読んで、意外と共鳴することが多いのに驚いてはいたものの、村上春樹がいったいどんな作品を書いてきたのか、現在日本や世界の文学界でどういう位置を占めているのかについては、ほとんど知らずにいました。かつて一度興味・関心の蓋を閉めてしまった上に、イタリアに住んでいるために、日本で人気を博す本などの情報に触れる機会が少ないためでもあるかと思います。

 それで、イタリアでこんなにも人気がある作家である村上春樹の作品について、アミトラーノ氏が、どんな魅力を感じているのか、そうして、翻訳を通して深く作品に関わった氏の口から、イタリアの知識人としての視点で、村上春樹の作品をどんなふうにとらえているのかに興味があり、また、村上作品について知りたいと思えば、最も的確な教えが得られるだろうと考えて、今夜の講演に参加しました。講演はとても興味深く、また楽しかったのですが、写真を選んだり考えて書いたりしていると遅くなってしまうので、今夜はここで筆を置きます。

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Fontana Maggiore & Duomo, Perugia 28/4/2017 23:19

 ペルージャ中心街の写真は、講演後、駐車場に戻る途中に見かけた大噴水と大聖堂です。冬は凍結防止のためか流れていない水が、まだ寒いものの春になって噴水から湧き出ていて、やはり噴水は水があった方がずっと美しいと思いました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-28 23:59 | Umbria | Trackback | Comments(4)

ミツバチぶんぶん、ハチミツも自家製

 今日は朝から空が曇って風が吹き荒れ、雨も時々降るという悪天候でしたが、つい最近までは、比較的いい天気が続いていました。そういう日は、花壇でヒナゲシを撮影しようとしたら、あちらの花にもこちらの花にもミツバチがいて、にぎやかに飛び回って、働いていることが多いです。写真を撮ろうと、カメラを撮って戻ってきたら、物騒な黒づくめの大きなスズメバチまで、ヒナゲシのまわりを飛んでいたので、台所に逃げ込んだこともあります。そうでなくとも、最近は風が強く、ミツバチが花びらに隠れたり、姿がぶれたりしてしまうので、花とミツバチのよい写真は、残念ながら、まだ撮影できていません。

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25/4/2017

 おとといの昼など、畑に設置した養蜂箱の前を、ミツバチ(ape)の群れがにぎやかに飛び交っていました。同じハチが同じ場所でいつまでもぶんぶんいっているように見えるけれども、実は、素早く箱の中に入ったり出たり、行ったり来たりしているんだよと、夫が言います。

 数年前に、うちの片隅に置かれていた古いワイン樽に、気づいたらミツバチが住みついていました。樽の中に住みついたミツバチたちの作るハチミツ(miele)を取るのは不可能なのですが、その後、何とかミツバチを養蜂箱に引っ越しさせ、春に女王蜂と共に去ろうとする働き蜂たちの群れを、大きな音を立て、別の養蜂箱に誘導したり、またある春は、どこかからまた別のミツバチたちが宿を求めてさまよっているのを見つけて、我が家にいつくように、人を呼び、養蜂箱を準備して成功したりと、そういうことを繰り返すうちに、

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どんどんミツバチと養蜂箱の数が増え、昨年からは、おいしい自家製のハチミツを、利用できるようになりました。

 専ら義父が担当してくれるミツバチの世話はなかなか大変なようなのですが、ありがたいことです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-27 23:23 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

中は中田、墓ではなくて箱の中、イタリアで学ぶ日本語

 先週から、 「…は ~の うえ/した/よこ/なか です。」という場所表現の学習に入りました。教科書、『まるごと 入門 A1』では、初出の第8課では学ぶべき場所表現を必要最低限に抑えてあって、他の教科書では、いっしょに登場する「まえ/うしろ/みぎ/ひだり」などの表現は、後で学習することになっています。

 それでも、今日の授業中、練習として、絵やカードを使って、あるいは教室内にある実物の本や水の入ったペットボトル、ペンなどを、机の中やいすの上、棚の中などに移動して、「どこですか。」と、生徒さんに尋ねてみると、いくつかうろ覚えの語彙があり、場所表現の中では、特に「なか」を覚えるのに、苦労していていました。

 「はこ の なか です」が、「はこ の はか です」になったり、「はか の なか です」になったりしてしまうのは、イタリア語では、文字としてはhを表記に用いても無音であって、hという子音が存在しないために、hが入ると記憶の定着が難しくなるからであり、また、「はこ」と「なか」という2語は、いずれも母音aと子音kを含むため、単語が混乱しやすいからではないかと思います。

 「はこはscatolaだけれども、はかはtombaのことで、はかのなかと言ってしまうと、dentro la tombaという意味なので、意味がまったく違うから気をつけましょう。」と言い、ホワイトボードに箱とお墓の絵をかいて、横にそれぞれ「はこ」、「はか」と文字を添えてみたのですが、それでも、「はこ・なか・はか」の混乱が続きます。空き箱の絵と日本の典型的な墓石の絵をかいたのですが、「形がよく似ていますよ。」と言われて、確かにどちらも立法形なので、形は似ているなと、わたしも思いました。

 そのときふと、イタリア人もよく知っているサッカーの中田選手のことを思い出しました。漢字の「田」と「中」については、以前、漢字がどういうものかを説明したときに、漢字の成り立ちの例として、意味と共に紹介したことがあります。

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 そこで、「ナカタというのは、漢字で書くとこうなって、dentroを表す中と、risaiaを表す田という漢字から成り立っているんですよ。」と、言ってみました。

 すると、生徒さんは、ローマ在住かつサッカーファンで、中田のローマ所属時の活躍ぶりをよく覚えていたこともあり、この一言で、「中はナカタのナカ、意味はdentro」と、驚くほどすぐに完璧に記憶してしまいました。ナカタの絵をかいてくださいと言われたのですが、サッカーにあまり興味のないわたしは、正確に絵をかけるほどは中田選手の顔を覚えていないため、上に見えるような絵をさっとかきました。目が少女漫画のきらきらお目々になっているのは、生徒さんから、「日本の漫画やアニメによくある大きい目にしてはどうですか。」と言われたからです。

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 そのとき、「いいですか。」と手を挙げた生徒さんが立ち上がり、ホワイトボードに自らさらさらと描いたのが、こちらの中田の絵です。わたしが下方に書いた文字を見ながら、絵の横に、「中田」、「なかた」と、漢字とひらがなで添えたのも、生徒さんです。ちなみに、サッカーコートの絵は、わたしが休み時間に板書の写真を撮っていたら、生徒さんがかき加えたものです。

 本人も悦に入っていましたが、中田もサッカーコートも、本当にうまくかけています。「中田」、「なかた」も自らの手で板書したため、これは記憶にしっかりと残ることでしょう。

 実際、このあと、「どこですか。」と尋ねて、さらに練習を続けると、「はか」と「はこ」の間違いこそ時々あったものの、「なか」は完全に覚えることができていました。

 ちなみに、板書に「よびこう」という言葉と、「浪人」という言葉と絵があるのは、「日本の大学入試がそんなに難しいなら、受験に合格できなかった生徒はそのあと、1年間どう過ごすんですか。」という質問があったからです。roninは、映画を通して、イタリア人にも「使える主君のない侍」(samurai senza padrone)のことだと知っている人が多いので、まずは、浪人の絵をさっとかき、生徒さんが侍としての「浪人」を知っていることを確認した上で、「大学受験に合格できなかった人のことも、浪人と言って……」と、説明を続けました。

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 学習用プリントには、つい最近、家庭教師で英語を教えている中学生用に作った絵を応用しました。教科書には、「うえ」と「なか」を使った会話は出てくるのですが、「した」と「よこ」は、続く練習問題で突然出てきます。わたしの方から、「こういう意味です。」と意味を教えるのではなく、絵と文から、「した」と「よこ」の意味を推測させようと考えて、プリントで、こんなふうに取り上げました。学習は何でも、与えられたものをただ暗記するよりも、まずは自分の頭を働かせて、何だろうと考えた方が、記憶が定着しやすいからですし、学習が受け身にならないからです。

 英語のおさらい用に作ったプリントには、「なか」が出てこなかったので、箱入りの人形の絵も、つけ足しました。おかげで、ねらいどおり、絵の助けを得て、文や表現の意味を、生徒さんがきちんとつかむことができました。「リンゴは ピザの よこ です。」という最後の文を、Le ciliegie...と訳すので、「リンゴはciliegia(サクランボ、ciliegieは複数形)ではなくて、melaのことですよ。」と言うと、わたしの描いた絵が、リンゴではなくて、サクランボに見えたからそう言ったのだそうです。確かに、へたの部分が、リンゴというには長すぎるような気もします。

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 授業では、こんなふうに、まずは絵を見ながら文の意味を考えてもらったあとで、上のような構文の用法を、自ら発見してもらいました。

 ちなみに時々、「どこ」を生徒さんが「どく」と発音してしまうので、「どくはvelenoのことですよ。」と言っています。箱が墓になったり、どこが毒になったり、何だか言葉がホラーやスリラー向きの言葉と混同されがちなのも、おもしろいです。ただ、これも、かつての生徒さんたちがやはり、「おくさん」と「おこさん」を混同していた例もあり、日本語のウの音が、イタリア語のuともoとも違うけれど、どちらにも通じるところがある音なので、そのために取り違えやすいのだろうかと考えています。

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NAKA E' NAKA DI NAKATA.

Oggi un allievo non riusciva a ricordare la parola, NAKA che significa 'dentro' in lingua giapponese; dopo alcuni tentativi non riusciti mi è venuta l'idea e gli ho spiegato che questa parola NAKA (中) si trova anche nel nome di Nakata (中田), ex calciatore giapponese.
Si è illuminato il viso dell'allievo, è venuto alla lavagna spontaneamente e ha dipinto Nakata e aggiunto il nome del calciatore in kanji e hiragana imitando il nome che avevo già scritto sulla lavagna. Dopodiché ha memorizzato perfettamente la parola e ha potuto usarla sempre in modo corretto.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-26 18:55 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)

優しくなれば世界が変わる、英語瞑想講座11日目ディーパク・チョープラの言葉

 新緑が優しい緑で町や山を覆う季節になりました。

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 緑も湖も、見る人を選んで、姿を変えたりはしません。講座で、今日心の中心において思いを深めるべき言葉、centering thoughtは、

  I meet any situation with loving kindness.

です。

 「どんな状況にも愛情深い優しい心で応じる。」

 そういう姿勢は聖人だけではなく、わたしたちにも可能なのであって、ついだれかを批判したくなったとき、腹が立ったときには、「今その人が達している意識(consciousness)でできる範囲内で、精いっぱいのことをしているのだ。」と思えば、批判したり立腹したりせず、穏やかな優しい気持ちで応ずることができるだろうと、ディーパクは言います。

 わたしは視力が悪いので、数メートル先にあるものでもぼんやり見え、すぐ近くにある眼鏡さえ、置き場所を忘れると見つからずに、うろうろと探し回ることがあります。困ったな、嫌だなといっしょにいて思える人も、その人の今の心の目では、そういう行動が取れるのが精いっぱいのところまでしか見えないのだと思えたら、確かに自分ももっと穏やかな心でいられて、相手にも優しくなれそうです。まあ、それも難しいし、たとえば教育的立場では、それではいけないと、感情的にはならずに、あくまで相手の立場に立って、こういう立場に立てばこんなふうにも見えるのだから、それではいけないと言わなければならないこともあるのでしょうが、日常の家族や親しい友人たちとの、特にだれが正しいということもないちょっとしたいさかいなどは、こういう心で臨むのが、だれにとってもいい気がします。


 そう言えば、数か月前、テレビ番組で、だれかが「ぼくら男性は、女性に比べてずっと利己的だ。」と話を進め、「たとえば、ぼくら男性は、車を運転していて渋滞に出会うと、いったいどいつもこいつも車でどこへ出かけようというんだと腹を立てます。」と言って、会場を笑わせていました。うちの夫もたまに、こんなふうに運転中にいらいらしながら言うことがあるので、「あ、ぼくも。」と苦笑いしていましたが、運転に限らず、実は結局は自分も同じようなことをしているのに、気づかずに、他人のことだと、あらが目についてしまって、勝手に内心立腹したり、いらだったりするということが、往々にして、あると思うのです。

 映画を見て涙が出る、そうやって主人公と心を共にするように、目の前にいる人の立場・視点に立って心を共にすれば、empathy(共感、感情移入)という態度が取れれば、優しい思いに自然になり、そういう態度ですべてに臨むことができれば、世界が変わってくる、希望が見えてくるとも、ディーパクは言います。

 見方を変えることで、世界や人が新たな光のもとに見え、自分ももっとおおらかに、落ち着いて、希望を持っていられる、難しいけれども、そういうことを、心にしっかり留めておきたいと思いました。

 そういう心に近づけてくれる今日のマントラは、カルナ・ハム(Karuna Hum)でした。寂聴さんの本で、真言宗の真言とは、サンスクリット語でいうマントラのことで、マントラというのは宇宙に語りかけることができる言葉なのだと読んだように思います。何かに気持ちがざわつくときには、このマントラを心の中で唱えて、今日の瞑想講座での教えを思い出したい気持ちでいます。

 後で後でと先延ばしにしてしまい、ディーパク・チョープラの英語版、オンライン21日間無料英語講座を、ぎりぎりの5日遅れで聞いています。本当にぎりぎりで、イタリアでは、アメリカとの時差の関係で、5日が過ぎ去って講座の1日分がオンラインでは聞けなくなるのが、朝の9時なのですが、イタリアでは国民の祝日でる今日などは、その9時の20分前になってようやく聞き始めた次第です。本当は内省して毎日答えて書くべき質問があるのに、後で書こうとためてしまっていますが、今度こそとりあえずはすべての講座を聞き終えたい、そうして、できれば時間を見つけて、宿題がたまった形になってしまってはいますが、21日間の講座を聞き終えるまでには、この日々の質問への答えも、書いて答えて、講座で学んだ教えが、より自分のものとなるようにしたいと考えています。

 写真は、日曜に山を歩く途中で、昼食休憩を取った小川の下流の風景です。上の記事は、今朝瞑想講座を聞き終えたあとに、すぐに書いていたのですが、夜になって、記事に添える写真を選んだのはいいものの、写真の川と場所の名前が分からず、インターネットで調べていたら、いたずらに時間を費やしてしまいました。渓流の名前は、Torrente Bidente di Pietrapazza、場所は、日曜に選んだ山を一周するコースの本来の出発地点がある村と同じで、Ca' di Veroliであるようです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-25 23:17 | Vivere | Trackback | Comments(4)

屋根崩れツタ満つ教会・蘭・マロニエ、イタリア月面登山1

 山中にあって、交通が不便であったためでしょう、長い間無人で、屋根が崩れ落ちてしまった石造りの建造物を、昨日の山歩き中に、いくつも見かけました。こちらの聖ビアージョ教会(Chiesa di San Biagio)も、そうした建築物の一つです。

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Chiesa di San Biagio, Rio Petroso
Bagno di Romagna (FC) 23/4/2017 11:52

 1960年代末以来、住む人がないというリオ・ペトローゾの集落の、屋根が崩れ落ちた教会には、まだわずかにかつての壁の装飾が残り、壁や屋根をツタが覆っていました。「崩落の危険あり、要注意」と案内があるにも関わらず、夫や友人たちがどんどん入って行って、長い間見入っているので、わたしも中に入ってみました。

 国破れて山河在り 城春にして草木深し
 夏草や兵どもが夢の跡

 戦のためではなく、戦後経済や交通網が発展してから、車が通れる道のないこうした山中では不便だという理由で、住民たちがよそに移り住んだと思われるので、かつて杜甫や芭蕉が詩や俳句に詠んだ状況とは異なりますが、それでも、人が築いた家や教会が無残に崩れ、緑のツタや木々だけが、力強く生きている様子を見ると、こうした詩を思い起こさずにはいられませんでした。

 昨日、わたしたちは、ロマーニャのアッペンニーニ山脈を一周するトレッキング・コースを歩いたのですが、登山ガイドでは、このコースのほぼ中間地点で、この教会を訪ねることになっています。

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11:14

 ところが、わたしたちは、この古い教会に近い村のバールで、友人たちと落ち合ったため、話し合って、この教会がある集落を起点として、一周することにしました。バールの主人が、その集落への道は溝や穴が多いひどい道なので、ジープででもないと行けないと警告してくれたのですが、夫もフランコも、アルプスでもウンブリアでも、かなりひどい山道を車で行くのに慣れているので、大丈夫だろうと言うので、皆で夫の車に乗り込み、どうしても進めなくなれば、そこに車を置いて、そこから歩こうということになりました。

 その夫たちでさえ青くなるようなとんでもない道を、それでも夫は突っ走ったのですが、やはり途中で車を置くことになり、まずはなだらかな道を、奥に見える緑の中を進んで、歩いて行きました。最初は皆、元気いっぱい、笑顔もいっぱいです。

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11:39

 車を置いた場所から、本来の周遊コースへと歩く途中で、スイカズラ(caprifoglio)の花が咲き始めているのを、夫が見つけて教えてくれました。

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 さらにしばらく歩くと、珍しい自生の蘭も咲いていました。一つひとつの小さい花から細い手足がひょろりと伸びるorchidea scimmia、おサルの蘭は、ウンブリアでもよく見かけるのですが、これまで見たのは、かぶった帽子が白く、若干赤紫の模様が入った花(詳しくはこちら)ばかりで、こんなふうに、深いピンク色の帽子に白い筋が入った花は、初めて見たように思います。

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 この白い蘭(orchidea)も、まれにしか見かけないのですが、昨日は2輪か3輪、出会うことができました。

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 一方、この赤紫の帽子から水玉模様の手足が伸びる自生の蘭は、一般の白い帽子のおサルの蘭同様、ウンブリアではよく見かける花で、昨日もあちこちで見かけました。

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11:41

 一周コース目指して、道を下っていきます。前方に、このときはまだ知らなかったのですが、後で尾根を歩くことになるはげ山が見えています。夕方コースを一周したあと、車を目指して戻るときは、疲れた足でこの坂道を上らなければならず、大変でした。

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Rio Petroso, Bagno di Romagna (FC) 11:46

 ようやく目指していた一周トレッキング・コースに到着したのは、歩き始めてから約30分後のことでした。一周コースなので、ここから鉄柵の前を通るCAIの203番トレッキング・コースを通って、時計回りに一周することもできるし、柵から入り、目前の集落の前を通るCAI217番トレッキング・コースを進んで、反時計回りに一周することもできます。目の前に見える古い家が気になって、わたしたちは、反時計周りに進むことにしました。

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 1枚前の写真で、右手の緑の木々の間に見えているマロニエ(ippocastano)の大きな木が、花に覆われていて、それはきれいです。

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 冒頭でご紹介した教会は、この集落にあり、崩れ落ちた屋根と、入り口を緑の木が覆っています。

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 テッツィオ山の森の木をはじめ、イタリアの森では、セイヨウキヅタ(edera)が木のまわりに巻きついて大きく育ち、木を弱らせたり、枯らせてしまったりする場合が多々あります。この古い教会では、壁やアーチにからみつくように育って大きくなったツタの生命力の強さと、人間が築き上げた建造物のもろさを、思わずにはいられませんでした。

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Chiesa di San Biagio, Rio Petroso
Bagno di Romagna (FC) 11:50

 聖ビアージョ・教会の前に咲くセイヨウサンザシ(biancospino)の花が満開で、きれいでした。この日、サンザシは、集落の近くだけではなく、森や野原でも見かけました。

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12:12

 さらにしばらく歩くと、いつの間にか足元にも前方にも、月面のように、草も生えない灰色の地面が広がっていました。

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Crinale presso Rio Petroso
Bagno di Romagna (FC) 12:20

 尾根を歩いている途中に、今朝フランスへと車で出発した友人から、国境を越えて無事フランスに到着したという電話があり、これを幸いと、一休みしました。

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 下方をのぞき込むとこんな感じで、すぐ近くの山々が緑の木々に囲まれているのに、この辺りだけは、草も生えない灰色の地面が続いているので、不思議な気がしました。

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Chiesa di San Biagio e molte case con il tetto crollato
sparse in montagna.
Erano abbandonate alla fine degli anni sessanta,
ora sono coperte dall'edera fitta e vigorosa.
I sentieri dove passavano gli abitanti in passato
ora sono ornati dai fiori di orchidea, biancospino e ippocastano.
*Trek 17 - Anello Rio Petroso - Ca' di Veroli, Romagna parte 1
23/4/2017 11:14-12:20
*****************************************************

LINK
- 月面みたいな尾根歩き、イタリア / Camminare sul crinale presso Rio Petroso, Bagno di Romagna
- Parks.it - Parco Nazionale delle Foreste Casentinesi, Monte Falterona, Campigna - Trek 17 - Rio Petroso: non solo foreste - Ca' di Veroli - Quadalto - Rio Petroso - Ca' Morelli - Ca' di Veroli

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-24 23:59 | Emilia-Romagna | Trackback | Comments(4)

月面みたいな尾根歩き、イタリア

 今日はエミリア・ロマーニャの友人たちと、ロマーニャのアッペンニーニ山脈を歩きました。緑が豊かで、自生の蘭の花やクチナシも咲き、滝や清流にも出会えたのですが、一番印象に残ったのは、まるで他の惑星や月面を歩いているのではないかという気がした、こちらの山の尾根です。

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Crinale presso Rio Petroso, Bagno di Romagna (FC) 23/4/2017

 泥灰土(marna)が雨風に浸食されて、こうい不思議な地形になってしまったようです。

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 後ろを振り返ると、これまで進んできた尾根も、意外に細い道だったことが分かります。

 このリオ・ペトローゾ(Rio Petroso)は、温泉町として名高いバーニョ・ディ・ロマーニャ市に属しています。途中で、大きな石造りの家が、長い間無人となったために、屋根や壁が崩れ落ち、中に木が育ち、壁にツタがはっているような集落に、いくつも出会いました。

 下のリンク先ページには、トレッキング・コースの標高差500m、距離が9kmで、所要時間は5時間とあるのですが、わたしたちは、別の出発地点に車を置いて、さらに長く、また登り下りの激しい道を歩いたため、11時15分頃に出発し、計1時間ほどの昼食休憩・カフェ休憩を取って、歩き続け、再び車まで戻れたのは、約午後7時半、8時間以上後のことでした。こんなに歩いたのは久しぶりなので、山歩きは楽しかったのですが、皆で夕食を共にしたあと、ペルージャのうちに戻ったのが夜11時前になってしまったこともあり、詳しくは、またの機会にご紹介するつもりでいます。

*追記(4月25日)
 記事の続きは、次のリンク先からご覧ください。/ Ecco qui sotto il link per l'articolo più dettagliato su questo trekking.
- 屋根崩れツタ満つ教会・蘭・マロニエ、イタリア月面登山1 / Fiori di orchidee, biancospino, Calanchi & Chiesa di San Biagio con il tetto crollato e l'edera, Trek 17 Anello Rio Petroso - Ca' di Veroli
 
LINK
- Parks.it - Parco Nazionale delle Foreste Casentinesi, Monte Falterona, Campigna - Trek 17 - Rio Petroso: non solo foreste - Ca' di Veroli - Quadalto - Rio Petroso - Ca' Morelli - Ca' di Veroli

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-23 23:59 | Emilia-Romagna | Trackback | Comments(6)

衣脱ぎ咲くよヒナゲシ寒い朝

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23/4/2017

 今朝は、ヒナゲシ(papavero)のつぼみが少しずつ、つぼみ全体を覆っている殻を脱いで、花を開き咲いていく様子を、庭で見ることができて、とても興味深かったです。ペルージャでは早朝の気温が、零度あるいは-1度まで冷え込むと言われていたため、よろい窓と窓を開けたのは、午前9時頃でした。寒さのために、咲く準備がいつもに比べて、2時間ほど遅れたようです。人にもせっかちな人とのんびりな人がいるように、そのとき、まだようやく衣を脱ぎ始めたつぼみもあれば、その真っ最中のつぼみもあり、あるいは、ほぼすべて脱ぎ終わって今にも咲こうという花があり、思いがけず、ヒナゲシがどんなふうにつぼみから花となるのかを、知ることができました。

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 咲くヒナゲシの花は、背筋をまっすぐに伸ばして、天に向かって開いているのですが、ご覧のように、つぼみの間は、緑色の殻をかぶり、首を垂れています。そうして、このうつむいたつぼみの状態が、かなり長い間続きます。

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 つぼみが花になろうというときは、まずはこの地面を向いていたつぼみの先端が、背筋を伸ばして、空に向かいます。そうして、ほんの少しだけ殻が開いて、深紅の花びらがわずかに見えます。

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 つぼみが殻を上へ上へと押し上げていきます。

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 このつぼみでは、殻が上のつぼみに比べて、幾分上まで上がっていました。風に揺れぬようにと手で茎を押さえたら、そのわずかな振動で、殻のもう半分が下に落ちてしまいました。

 この状態から、さらにつぼみが少しずつ花びらを開いて、冒頭の写真に見えるように、殻が花の下方へと移動していきます。この後、殻が落ちて、さらにつぼみが開き、

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こんなふうに花を咲かせるのでしょう。殻から抜け出たばかりのヒナゲシは、まだ花びらにしわが寄っているのですが、その分、独特のあでやかさがあるように思います。

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 同じ花壇に咲いて、花びらが同じように赤くても、柱頭の色やおしべの色・数などが違っています。

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 4枚目の写真に見える、殻の半分だけをかぶり、下部が黒いつぼみからは、こちらの花が咲きました。

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 この数日、早朝の気温が零度に近い日が続いたために、元気がなく花の数も少なかった庭のヒナゲシも、今日は早朝こそ寒かったものの、日中は天気がよく、気温も上がったためか、花がまだ元気を取り戻したように見えます。

 出かけるときにも、町や道路、麦畑沿いに、ヒナゲシを見かけることが多くなり、そのたびにうれしくなる今日この頃です。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-22 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

薔薇の名前に探る中世後期、イタリア明日土曜21:15 Rai 3 『ULISSE』

 ウンベルト・エーコの小説、『薔薇の名前』と映画を手がかりに、中世後期という興味深い時代について、重要な役割を担った修道士会の活動や当時の世相を知り、また、文化・風習などを読み解いていこうというのが、イタリア時間で明日、午後9時15分からRai 3で放映される教養番組、『Ulisse il piacere della scoperta』の内容であるようです。


 明日放映分の題名は、『Viaggio nel Nome della Rosa』、訳すと「薔薇の名前の旅」なのですが、番組を制作するRai 3のサイトにおける説明(下記リンク参照)と、上にご紹介したビデオ映像による予告から、冒頭に記したような内容であることが分かりました。

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Rocca Calascio, Calascio (AQ) 19/7/2014

 上の予告映像にしばしば登場する美しい古城と風景は、アブルッツォ州の古城、ロッカ・カラッショ(Rocca Calascio)と、周囲を取り囲むグラン・サッソの山々です。2014年7月に訪ねて、風景のすばらしさと要塞の美しさ、山を彩る野の花に感嘆しました。映画、『薔薇の名前』の撮影が、ここでも行われたために、明日の『Ulisse』でも、このロッカ・カラッショが撮影に利用されているようで、今から放映が楽しみです。

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 『薔薇の名前』に、修道士たちが書籍を書写する場面があるからでしょう、番組ではまた、そういう修道士たちの活動が後世に古代文化などを伝えるために、大いに貢献したことも、語られるようです。大学のイタリア文献学などの授業で、どうやって羊皮紙を作ったか、書写生の手になる写本に散見する間違いはどのようなものかなどを学んだことがあり、また、イタリア各地の修道院や教会で、そうして書き写された美しい写本や、書写が行われた作業場や作業台を見かける機会があったため、この修道士たちの書写についての説明にも、興味があります。

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Monastero di San Benedetto, Subiaco (RM) 7/12/2009

 明日はまた、ローマ県スビアーコにある聖ベネデット修道院と、その内部にある、ベネディクト修道会の創立者である聖ベネデット(San Benedetto)が最初の3年間祈りを捧げて過ごした岩間、Sacro Speco(聖なる洞窟)も紹介されるようです。この修道院は内部のフレスコ画やつくりがそれは美しく、写真撮影が禁止されていたので、わたしは写真は撮らなかったのですが、番組内では、この修道会内部の美しい壁画も見ることができるようです。と言うのも、上の番組予告では、この修道院内部でスタッフが撮影する様子も紹介されているからです。

 スビアーコの修道院を、わたしと夫はこの後再び、2013年に、聖ベネデットの足跡を追って、モンテカッシーノを目指す巡礼に参加したときに、巡礼の出発地として、巡礼仲間の友人たちと共に、訪ねたことがあります。

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Abbazia di Montecassino、Cassino (FR) 10/5/2013

 サイトの番組紹介には巡礼についての記述もあるので、わたしたちが歩いて訪ねた場所も出てくるかもしれないと、それも楽しみです。イタリア在住の方で、中世の歴史や美しい自然、修道院などに興味のある方は、ぜひ明日の晩、『Ulisse』をご覧ください。

 『薔薇の名前』については、わたしは上述の大学の授業やイタリア語の授業で、作品の一部を読み、紹介も聞き、以前から興味を持っていました。それが、数年前に、夫が本を持っているのを知って読もうと試みたものの、前書き・冒頭に、フランス語で書かれた部分が多く、まだフランス語の勉強を始める前だった上に、眠る前に読むものだから眠気に負けてしまって、読み進めぬままに終わっていました。昨年だったかテレビで放映されていた映画を初めて見て、感動したというよりは、ひどく衝撃を受けたのを覚えています。

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Favolosa Rocca Calascio & panorami (foto 19/7/2014),
bellissimo Monastero di San Benedetto a Subiaco,
attività dei monaci amanuensi,
tutto sarà domani su Rai 3 dalle 21,15 in Ulisse,
"Viaggio nel Nome della Rosa".
Inoltre, secondo il sito di Rai si ripercorreranno anche "le ultime tappe del pellegrinaggio degli innumerevoli fedeli che si spinsero fra queste valli per visitare i luoghi dove San Benedetto iniziò la sua predicazione", quindi forse potremmo rivedere anche i luoghi che abbiamo visto camminando da Subiaco a Montecassino.
*******************************************************************

参照リンク / Riferimenti web
- Rai - Ulisse - Viaggio nel Nome della Rosa
- YouTube - Rai - Viaggio nel Nome della Rosa - Aspettando Ulisse 05/04/2017
amazon.co.jp
- 『薔薇の名前〈上〉』 単行本 ウンベルト エーコ (著), 河島 英昭 (翻訳)
- 『薔薇の名前〈下〉』 単行本 – ウンベルト エーコ (著), 河島 英昭 (翻訳)
- 『「バラの名前」便覧』 単行本 – アデル・J. ハフト (著), ロバート・J. ホワイト (著), & 2 その他
- 『薔薇の名前 特別版』 [DVD] ショーン・コネリー (出演)
- 『薔薇の名前』 特別版 [DVD] ショーン・コネリー (出演)
amazon.it
- Libro - "Il nome della rosa" Copertina flessibile – 17 nov 2014 di Umberto Eco
- Film - "Il Nome Della Rosa" (Special Edition) (2 Dvd)

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 美しい古城は映画の舞台、グラン・サッソの古城 Rocca Calascio
- もっと知りたい! イタリアの言葉と文化 第32号 「小旅行 その2(Subiaco)、クリスマス」
- モンテッカッシーノ巡礼、聖ベネデットの足跡を追って / Cammino di San Benedetto da Subiaco a Montecassino, 5-10 maggio 2013

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-21 23:59 | Viaggi | Trackback | Comments(4)


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