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おいしい秋、京菓子・照り焼き・栗のケーキ

 個人授業で教えている若者が、9月末から日本で日本語の短期留学をしていました。昨日は、イタリアへの帰国後、初めての授業があり、日本語学校での体験を語ってくれました。さまざまな国籍の仲間と共に、日本語を学ぶのが楽しく、授業内容もよかったと、うれしそうです。クラスではどちらかと言うと、作文や会話、リスニングはできる方だったけれども、漢字については、中国人生徒にはとてもかなわず、先生でさえ、時々、板書中の漢字に自信がなくなって、中国人の生徒たちに、「これでいいですか。」と聞いたりしていたそうです。日本人学生と積極的に交流したり、わたしの授業を受けたりはしていても、もっぱら独学で日本語を勉強してきた若者なので、学校の授業が、収穫が多く、かつ楽しいものでよかったと、わたしもうれしく思いました。約1か月後に迫る日本語能力試験のN2受験に向けて、さらに頑張ろうといういい刺激にもなったことでしょう。おみやげにと贈ってくれた、京都の老舗のお菓子がそれはおいしくて、昨晩夫とありがたくいただきました。

 肩のリハビリ通院の帰りに、買い物をして、さらにケーキ屋さんに寄りました。時々、進行方向に見える太陽があまりにもまぶしくてとまどったのですが、それも関係あるのかどうか、買い物を予定していたスーパーの前では左折すべきところを、うっかり右折してしまい、ケーキ屋もうっかり前を通り過ぎてしまって、どちらについても、一度行き過ぎてから、引き返さなければいけませんでした。近場で立て続けに、二度も道を間違えたのは初めてで、自分でも不思議です。

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 そうやって、店に行くために遠回りして、しかも道を間違えてまで購入したのが、こちらの栗のケーキです。実は、この季節にこうして栗のケーキを買うのは、記憶に間違いがなければ、2年前の秋以来、3度目です。ちょうどその頃、右肩が五十肩、癒着性関節包炎を患い、痛みに夜も眠れぬほどで、何度もかかりつけ医の診療所を訪ねなければいけませんでした。専門医の診療を受けるためにも、専門医が処方した鎮痛消炎剤を購入するにも、まずは、かかりつけ医にその旨を記してもらわなければいけないからです。幸いなことに、かかりつけ医の診療所も、公立病院の診療を予約できる薬局も、同じ建物の同じ階にあります。そうして、その診療所と薬局の間に、ちょうどケーキ屋があり、2年前のあの日は、肩の痛みや何度も診療所や薬局に足を運ばなければいけない煩わしさを慰めようと、診療所と薬局を訪ねたあとに、ケーキ屋に入り、その頃が旬だった栗のケーキを見て、夫の分も購入したのです。その翌年の夏、つまり去年の夏には、幸い右肩は痛みも去って、かなり動くようになったのですが、今度は左肩がひどく痛む上に、動きが制限されるようになり、昨年の秋からは、やはり癒着性関節包炎(凍結肩)を患うと診断された左肩のために、今もカイロプラクティック院に、リハビリに通っています。半年余りでかなり回復した右肩と違って、左肩は肩や腕の動きがはるかに制限され、長い間、エプロンのひもを、背中の後ろで結ぶこともできませんでした。今はそれはできるようになったのですが、いまだに90度、特に横に腕を持ち上げることができないために、通院を続け、理学療法士に施術をしてもらってから、指示されたリハビリ運動をしています。

 おととし、去年とちょうど今の季節に、旬の栗のケーキを買って、とてもおいしかったように覚えていたので、値段が高かったのも覚えてはいたものの、同じ店で購入しました。ところが食べて見て、おいしいのは確かにおいしいのですが、値段の割にいまひとつで、妙に甘すぎるように感じました。楽しみにしすぎていたからかもしれないのですが、来年からは、このケーキそのものを買うのは避けたほうがいいことを覚えておこうと、覚え書きがわりに、写真と共にブログに記録しておきます。おいしかったおみやげの京都のお菓子は、あっという間に食べてしまって、写真がないのが残念です。

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 リハビリからの帰りに寄ったスーパーで、鶏のもも肉を買ったので、新鮮なうちに調理しようと、さっそく今日の夕食に、照り焼き風に料理しました。照り焼きでもすき焼きでも、甘みがありすぎると夫の口に合わないため、砂糖は使わず、酒代わりの白ワインとみりん、しょうゆを、同量ずつ深皿に入れ、細かく刻んだしょうがも加えて、鶏肉とネギを数時間漬けておいてから、調理しました。夫もおいしいと言ってくれて、うれしかったです。ちなみに、先週末からは外食も含めて、夫と食べるときは、ずっとイタリア料理が続いていて、和風の料理は久しぶりでした。漬けこんだ肉の写真だけなのは、料理した肉の写真を撮る時間的余裕がなかったためです。

 ふだんは食事中はテレビを見ないことにしていて、台所にはテレビを置いていないのですが、昨日は、夕食前に居間でテレビを見ていた夫が、わたしたちの好きな推理ドラマ、『ネーロ・ウルフ』が、ちょうど夕食の時間帯に再放送されていることに気づいたので、二人で皿を手に、ソファーに腰を下ろし、夕食を食べながら、ドラマを見ました。その再放送が、今日も午後7時35分から午後9時20分までありました。それを知ってはいて、サラダなどはすでに準備しておいたのですが、漬け込んだ肉を料理し始めたのは、夫が帰宅した午後7時前だったために、さあ料理ができたからと皿に盛り、そのまま皿を持ってテレビの前へと、今日の夕食の始まりは、慌ただしかったのです。主人公をはじめとして、個性的な面々がそろうドラマは見ていて楽しいので、今週金曜まで毎日、ほぼこの時間帯に放映されるようで、楽しみです。ふだんの夕食時間に比べるとかなり早いものの、明日以降は、できるだけ番組前に夕食が終えられるようにしたいと思います。夫が改築作業や友人たちを迎えるための準備を、ミジャーナで終えて、何時頃帰宅するかにもよるのですけれども。

関連記事へのリンク
- 推理ドラマ、『ネーロ・ウルフ』 (2014/4/30)

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by milletti_naoko | 2017-10-31 22:53 | Gastronomia | Trackback | Comments(2)

震度M6.5 大地震から1年後のノルチャ、イタリア ウンブリア

 昨年8月以来、何度も大きな地震の震源となりつつも、犠牲者が出ず、建造物の被害も他地域に比べて、大いに抑えられていたウンブリア州のノルチャを、震度M6.5の地震が襲ったのは、昨年10月30日午前7時41分でした。

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Basilica di San Benedetto, Norcia (PG) 8/7/2017

 ヨーロッパの守護聖人の一人であり、西欧修道院制の基盤を築いた聖ベネデットの生地であるそのノルチャで、その生家の上に築かれた聖ベネデット教会が崩れ落ちるなど、大きな被害がありました。


 今日は、ちょうどその大地震が起こった時刻に、多くの人がノルチャに集い、ノルチャ及びその周辺地域における復興への遠い道のりや、再び冬が近づこうとしているというのに、まだ仮設住宅に暮らせていない人が大勢いたり、被災地への道路が閉ざされていたりする状況を、テレビニュースなどで、放映していました。

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Castelluccio di Norcia, Norcia (PG)

 昨年の夏、イタリア中部地震の被災地を訪ねたとき、カステッルッチョでは、中心街が瓦礫の山で、まだ立入りさえ禁止され、マルケ方面・アブルッツォ方面への道路がなおも閉ざされいたのに対し、ノルチャでは、まだ修復の必要な建造物が多く、崩れ落ちた建物も少なくないものの、すでに営業している店がたくさんあり、観光客の姿も見かけました。

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Ornamento per Halloween nel negozio del centro storico, Norcia (PG)

 崩壊した建物の向かいにある、こちらの店のショーウィンドウのハロウィン飾りが、胸を打ちました。建造物も町の人も、夏以来度重なる地震に耐え、まもなく訪れるハロウィンに向けて、皆の心を明るくしよう、道行く人々を引き止めようと、秋らしい装いに店を飾りつけたのでしょう。外は何ともないように見えても、内部が崩れ落ちたり、壁に亀裂が入ったりして、居住が不可能だという建物も多いのだそうで、幾多の揺れに耐えた店も、10月30日、ハロウィン前日の大地震には持ちこたえられなかったのでしょう。翌年の夏にも、まだそのときの飾りが残っていた店には、今でも、ハロウィン飾りが残っているのでしょうか。

 安全な再建のための試みについても、今日はテレビで報道がありました。安全をより重視した、地震に耐える家屋や建造物の再建や地域の復興が行われ、人々が少しでも早く、以前の暮らしを取り戻すことができるように祈っています。

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Nel luglio 2017 ancora rimaneva l'ornamento per Halloween, crollato un edificio davanti al negozio, Norcia (PG).
Mi è sembrato che il tempo si fermasse qui dai terremoti dell'ottobre 2016, anche se gli abitanti e i turisti erano già tornati nel Centro Storico.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ノルチャ2017、イタリア中部地震の被害と復興の兆し / Norcia 7/2017 (2017/7/8)
- カステッルッチョ2017、イタリア中部地震の爪痕 / Castellucio di Norcia 7/2017 (2017/7/8)
- イタリア中部地震M6.5概況と地震前のノルチャ・カステッルッチョ、JITRA連載第8回 / Il Terremoto Centro Italia (2016/10/30)
- 聖エウティッツィオ修道院・聖ベネデット教会、精神文化の源郷の崩壊 / Crollate l'Abbazia di Sant'Eutizio e le sue grotte abitate dai monaci ed eremiti siriani nel V secolo, Preci (2016/10/31)

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by milletti_naoko | 2017-10-30 23:30 | Umbria | Trackback | Comments(0)

テベレに映る黄葉、イタリアのハロウィンとTIM無料8GBギフト

 栗を扱う農場から、直接購入しようと、今朝は、ウンブリア州の北の端にある村を目指して、北上しました。途中でテベレ川を渡ると、葉が金色に変わりつつある木々が、水面に映って、きれいです。

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Alberi dorati riflessi sul fiume Tevere, Umbria 29/10/2017

 テベレ川の水源は、イタリア半島を南北に縦断するアッペンニーニ山脈のフマイオーロ山にあり、テベレ川は、ウンブリア州を北から南へ貫いて流れ、ローマに向かいます。

 橋を渡るのは一瞬の間で、車からしか眺めることも撮影することもできなかったのが、残念です。

 昨晩、イタリアの電話会社TIMが、リチャージ可能なプリペイド式モバイルプランの利用客を対象に、ハロウィンを祝って、無料で8GB贈るというキャンペーンを、11月1日まで実施しているのに気づきました。ただし、その8GBは、利用開始(attivazione)から、その翌日の23:59までしか利用することができず、また、チャージがゼロではなく残高のある人だけが使えることになっています。

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Dalla pagina web, https://www.tim.it/halloween

 せっかくなので、できるだけ長い間使えるようにと、今朝さっそく無料の8GBの利用を開始しました。そうして、これだけ大量のデータ通信が、明日までしか利用できないのだからと、今日は夫が運転してのドライブ中に、スマートフォンでYouTubeで好きな歌を見つけては、聞いてみました。

 映像の利用にはかなりのデータが必要ではないかと、ふだんは歌はWi-Fi接続の際しか利用しないのですが、道中ずっとカーナビを利用し、20分ほど歌を聞いても、後から確認すると、思ったほど容量を使っていないので、驚きました。

 ちなみに、スマートフォンを購入して、思いがけずよかったことの一つは、懐かしい日本の歌などを、YouTubeで見つけて、好きなだけ聞くことができることです。

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 雲の多かった今日は、灰色だった空が、日が沈む頃オレンジ色になり、ハロウィンの雰囲気に合っているような気がしました。

 日曜日の今日は、義父母宅で、いつものように、トーディに住む義弟の家族ともいっしょに、大家族で昼食を食べました。昼食時に姪に尋ねると、学校ではハロウィンだからと言って、特に何かするわけではないけれども、10月31日、ハロウィンの夜には友人とホラー映画を見る予定だということです。カトリック教会からは認められぬ行事であり、義父母は眉をしかめるものの、とは言え、最近はイタリアでも、この時期になるとハロウィンの装飾を施す店を見かけることが、増えてきました。姪たちも、小・中学生だった頃には、住んでいるアパートのドアを回って、他の住人からお菓子をもらったりしていました。

 一方、イタリアでは、11月2日が亡き人を偲ぶ日(commemorazione dei defunti)とされ、家族の墓にはふだんからお参りし、この頃にも訪ねるのに加えて、この頃には遠方に眠る親戚の墓地へと、墓参りに出かけることもあります。ペルージャで中世以来伝統的に、11月1日からの数日間立つ、大がかりな市が、「死者の市」(Fiera dei Morti)と呼ばれるのは、そのためです。この頃は例年、市が立つミニメトロ終着駅や、ペルージャ市内各地にある墓地の周囲が、大変に混雑するため、わたしたちはその混雑が過ぎた頃に墓参りに行くのですが、11月1日が諸聖人の祝日(Ognisanti)で、イタリアの国民の休日であることもあって、この頃に、遠方の親戚がペルージャにある墓地を訪ね、それから義父母を訪れて、わたしたちと昼食を共にすることも、よくあります。

 死者の市が立つ巨大駐車場に、チョコレート祭りの直前から設置された移動遊園地も、11月12日まで稼働するということで、まだしばらくの間、ペルージャの町ではお祭り騒ぎが続きそうです。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ペルージャ、死者の市 2010 / Fiera dei Morti di Perugia 2010 (2/11/2010)
- 死者のソラマメ、死者の市の由来と歴史 / Fave dei Morti, Fiera dei Morti (31/10/2010)
- 死者の市、ペルージャ2014 / Fiera dei Morti di Perugia 2014 (4/11/2014)
- イタリア語学習メルマガ 第26号「義父母の金婚式、死者の市、Don Matteo 7」 (7/11/2009)

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by milletti_naoko | 2017-10-29 20:07 | Umbria | Trackback | Comments(2)

紅葉、熟すオリーブと冬時間の到来、イタリア ウンブリア

 オリーブ園の向こうに見えるテッツィオ山の森の木々が、赤・オレンジ・黄色と、美しい紅葉を見せてくれています。

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Colori d'autunno, Migiana di Monte Tezio (PG) 28/10/2017

 今日の夕方、改築中の家のあるミジャーナに向かうと、低地でも菩提樹の葉が金色に、ツタが鮮やかな赤に変わっていて、道中も、木々の紅葉が楽しめました。

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 オリーブの実も、黒々と熟してきています。今年は幸い、昨年や2014年と違って、ハエの被害にあった実はないようですが、その代わり、今年の夏があまりにも暑く、ほとんど雨が降らなかったために、オリーブの実がない木々が多く、たとえあっても例年に比べて、かなり実の数が少なくなっています。

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 ミジャーナで、夫はうちの前と後ろにある、芝生の種をまいたところに水をやり、

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わたしは掃除をし、二人で飲むハーブティーを準備しました。そうして、二人でハーブティーを飲み、オリーブ園のある山の斜面をそぞろ歩き、紅葉などの眺めを楽しみました。

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 空の高みに、半月がきれいに見えていました。ちょうど日が沈む頃にミジャーナを発って、ペルージャのうちに向かうと、ピンク色に染まった空が、空一面を覆っていて、とてもきれいでした。

 イタリアでは、イタリア時間の明日、10月29日日曜日に、夏時間(ora legale)から冬時間(ora solare)に変わります。


 午前3時に時計の針を1時間戻し、午前2時にしなければいけないのですが、つまり明日は、ちょうど丑三つ時の頃である午前2時から3時までが2度繰り返されるので、ふだんと同じ時間に寝て同じ時間に起きても、1時間余分に眠れることになり、1日が25時間あります。イタリアと日本の時差も、夏時間の間は7時間だったのが、冬時間に戻ると、8時間になります。

 最近すっかり夜更かしになって、眠るのが午前1時頃になってしまっているわたしは、この冬時間への変更をうまく利用して、今後は、真夜中前に就寝するように心がけたいと考えています。

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by milletti_naoko | 2017-10-28 22:25 | Umbria | Trackback | Comments(4)

肥料、アリの大群と燃えるトラジメーノ湖、イタリア ウンブリア

 冬が来る前に、ミジャーナの改築中のうちの前に植える芝生の種をまく必要があり、芝がきちんと育つように肥料も買わなければいけないということで、先週木曜日、19日の夕方、夫と二人でマジョーネに、肥料を買いに行きました。そうして、店の若者の助言を聞いて、購入した肥料を車に積み込み、やはりマジョーネ市にある湖畔の村、モンテ・デル・ラーゴに向かいました。

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Lago Trasimeno, Monte del Lago, Maigione (PG) 19/10/2017 18:08

 いつになく波もなく穏やかで、湖面が空や山を、鏡のように映し出しています。

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18:12

 早めに到着したので、高みにある展望台に、まだだれもいないうちに着くことができました。西の空は霧や雲が立ち込めているのか、地平線近くが白く霞んで見えます。

 太陽が、その白い層の中へと沈んでいき、湖に映って、まるで夕日が二つあるかのようです。

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18:17

 ぼんやりと見えていた太陽が、雲の層の間に入ったとたんに、燃え上がる炎のように、赤く明るい光を周囲に投げかけたので、驚きました。白いベールに覆われたような空が、まさかこんなにも美しい夕焼けを演出してくれるとは。

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18:40

  しばらく展望台で移り変わる空の色を眺めてから、階段を下りて、桟橋に向かいました。展望台に行く前に通りかかったときには大勢いた釣り人が、今はわずかに数人残るばかりでした。

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18:39

 不思議なことに、羽を広げて旅立とうとする大きな鳥のような雲が、ポルヴェーセ島(Isola Polvese)の向こうに、いくつか見えています。

 このあと夕食にピザを食べようかと、夫は提案したのですが、夕食にはまだ早く、そうして、車にいくつも積み込まれた肥料の袋のにおいを、夕食後にかぐのもいかがなものかということで、そのままペルージャのうちに向かいました。翌日の金曜日には、仕事と昼食のあと、ミジャーナに出かけた夫が、肥料をすべて積み下ろしたのですが、それでも、先週の週末、ラヴェルナに出かけたときには、車の中に肥料のにおいがかなり残っていました。

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29/9 /2017

 今週夫は、仕事から戻ってはミジャーナに出かけて、うちの前の地面を耕し、芝生の種をまく準備を整えていました。昨日、26日木曜日に業者が来て、種まきの作業を手伝ってくれることになっていたからです。最近はわたしは仕事で何かと慌ただしいので、夫がミジャーナに出かける間も、仕事や家事をして、帰りを待っていたのですが、昨日種まきを終えた夫は、帰宅時に、満足そうな顔をしていました。

 ところが今晩ミジャーナから戻った夫に話を聞くと、なんとどこからともなく大群のアリが押し寄せて、せっかくまいた種を運ぼうとしていると言うのです。しかも、そういう話を夫もどこかで聞いていて、何かアリ対策が必要かもしれないと考えて、昨日業者に言ったものの、一笑に付されてしまったそうです。義父がアリ対策ならうちにも何かあるはずだと言うので、明日には早急に問題が解決することを祈っています。夫は、地面にふんだんに水をやって地面が湿った状態であればアリが来ないと聞いたからと、今日もかなりの水をまいたそうです。

 写真は、9月末に撮影したものです。芝生にはアリの難の次には、また足踏みの難の恐れがあって、心配しています。業者には、15日間は種をまいた地面の上を歩かないようにと言われたのに、電気技師が作業をしに訪れることになっている上に、11月最初の週末に、ロマーニャからちょうど大勢の友人たちが訪ねに来る予定になっているからです。種をまいてすぐに雨が降るのが望ましいと言うのに、近日中に降るはずだった雨は、現在の予定では、1週間以上待たなければいけないようです。どうか芝が無事に育ってくれますように。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-10-27 23:57 | Umbria | Trackback | Comments(2)

合体カレーとスペッツァティーノ、夕食は和伊混合

 わたしたちは、3階建ての二世代住宅に暮らしていて、階下には義父母が、階上には義弟夫婦が住んでいます。かなり急な斜面に家が建っているため、わたしたちの住む階は、東側こそ地面と同じ高さにあり、台所の東向きの窓から、歩いて庭に出られるものの、西・南・北の3面は2階になっていて、わたしたちの家と地面の間に、義父母宅が住む階があります。

 時々、義父母が多めにおかずを作って、わたしたちにも分けてくれることがあり、わたしもたまに、義父母の口にも合う日本料理を作ったり、ケーキを焼いたりしたときは、階下の二人にもどうぞと、持って行くことがあります。今までの経験から言うと、巻き寿司や肉じゃが、みそ汁、てんぷらはおいしいと言ってくれたのですが、カレーは口と好みに合わないようでした。今日はお義母さんが昼食前に、「スペッツァティーノを作ったんだけど、昼食にどうかしら。」と尋ねてくれました。

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 スペッツァティーノはイタリアの家庭料理で、家庭や地方によって、材料や作り方が若干違ってくるようなのですが、うちの義母が作るスペッツァティーノは、イタリア風肉じゃがと言ってもいいのではないかと思います。

 ぶつ切りにされた(spezzato)肉や野菜の小片を、最初に炒めてから、じっくり煮込んだ料理なので、この過去分詞からできた形容詞、spezzatoに縮小辞-inoをつけて、spezzatinoという料理名になっています。『伊和中辞典』には、「ぶつ切りにした牛肉の煮込み」という説明があるのですが、イタリアの百科事典サイト、Treccani.it(リンクはこちら)によると、ワインや、イタリアで野菜のブロードを取るのに使われる野菜、トマトやセロリ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモなどの野菜も、味をつける塩やコショウ、香草などと共に、煮込んで作ることが多く、羊の肉で作ることもあるそうです。義母は必ずトマトを入れて作るのですが、百科事典の定義によると、トマトなしに作る場合もあるようです。

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 昼食には、昨晩作ったカレーライスを食べる予定だったので、すでに準備ができていると言うと、「あなたたちの分も多めに作ったので、じゃあ夕食にでも。」とのことです。

 たっぷり作ったカレーは、昼食に食べても、さらに少し残っていたのですが、それを見た夫が、義母が作ったスペッツァティーノの話を聞いて、こう言いました。「夕食には、カレーとスペッツァティーノを混ぜて食べようよ。」

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 と言うわけで、夕食のおかずの一つは、上述の2品を混ぜた「イタリア風肉じゃがカレー風味」となりました。せっかくのカレーが惜しいような気がわたしはしたのですが、もう2度も食べたので、よしと言うことにしておきます。カレーの辛味がほんのり効いたこのおかずは、不思議に2品の本来の味も残っていて、おいしかったです。

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26/10/2017 18:25

 今日は、日が沈む前の空が灰色がかっていたので、夕焼けには期待していなかったのですが、夕日が沈んでしばらくした頃から、まさに燃え上がるようにみごとな夕焼けと月が見えて、びっくりしました。

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Dopo pranzo mi è avanzato ancora il curry che avevo fatto ieri sera.
Per cena mia suocera mi ha dato un po' di spezzatino.
Proposta di mio marito: "Li mescolerai e così li mangeremo insieme."
Risultato: un piatto abbastanza buono :-)
Bellissimo anche oggi il rosso di sera visto dalla nostra finestra,
brillava anche la luna.
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関連記事へのリンク
- 燃える夕空とカレー、トンカツ (25/10/2017)

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by milletti_naoko | 2017-10-26 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(6)

燃える夕空とカレー、トンカツ

 今日はうちの窓から見える夕焼けがそれはきれいなので、夕食のしたく中に、よろい戸を閉めに行ったら、そのまましばらく空に見とれて、カメラを片手に撮影していました。

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25/10/2017 18:54

 今日のペルージャでの日の入りは午後6時12分だったそうなのですが、日の入りから40分以上経ったこの頃が、空の色が最も色づいていたのではないかと思います。

 畑で収穫したレタスも、ナメクジがかなり奥まで入り込んでいたので、予想していたよりも、洗うのに時間がかかってしまいました。そうして、レタスを洗った水でテラスの鉢に水をやったり、あら空がきれいと、また西の窓辺にたたずんでいたりしたら、食事のしたくが遅くなり、野菜をあれこれ切って、ルウなしのカレーができたときには、8時を少し過ぎてしまっていました。我が家では、夫が職場から昼食にうちに戻るときは、その時刻が午後2時頃であることもあって、夕食を食べ始めるのは、たいていの場合、おそらくイタリアにおける平均的夕食の時間帯ではないかと思われる午後8時頃です。

 実は昨日は、昼はパスタでしたが、夕食はトンカツでした。夕食に日本の食卓の味が続いていますが、トンカツとカレーライスは、夫も喜んで食べてくれます。トンカツはミラノ風カツレツに似ていると夫は言い、カレーは、夫が若い頃に友人たちとインド旅行をしたときにインド料理が気に入ったそうで、たまに作ると、おいしいと食べてくれるので、助かります。

 実は、先日ローマに在外投票に出かけて、昼食を日本料理店で食べたとき、ランチメニューの中から選ぶ参考にと、カツ丼の説明をしたら、夫は、「君が作るあのトンカツがごはんの上に載っているの?」と言って、カツ丼セットを頼んだのです。最近、海に石拾いに行ったときも、海の季節が終わって休業するレストランが多い中、ようやく開いている一軒を見つけて、昼食を食べたときに、夫が頼んだのは、ミラノ風カツレツでした。そんなに好きなら、近々作ろうと、そのときに思って、ようやくトンカツを作ったのが昨日だったのです。

 そう言えば、わたし自身が、幼い頃からトンカツが好きだったことを、そういう夫の姿を見て、最近思い出しました。

 トンカツもカレーも、夕食時は慌ただしくて撮影しなかったのですが、明日の昼ごはんも、カレーになりますので、明日の昼撮影したら、写真を追加するつもりでいます。

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*追記(10月27日)
 昨日の昼食のあとも、まだ若干残っていたカレーは、義母がくれたイタリアの家庭料理、スペッツァティーノと混ぜてはどうかという夫の提案で、そうやって食べることとなりました。興味のある方は、次の記事をどうぞ。昨夕も夕焼けがきれいでした。

- 合体カレーとスペッツァティーノ、夕食は和伊混合 (26/10/2017)

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ローマめぐり歩き、初めての在外公館投票・北斎展・テベレ川散策 / Elezione, Hokusai, pranzo giapponese & passeggiata sul lungotevere a Roma (12/10/2017)
- FilixBusでペルージャからローマへ、初利用の感想と車窓の風景 / Da Perugia a Roma con FlixBus (23/10/2017)

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Arde il cielo, bellissimo anche dopo 40 minuti dal tramonto.

Spettacolo ammirato oggi dalla nostra finestra.
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by milletti_naoko | 2017-10-25 23:57 | Altro | Trackback | Comments(4)

たそがれの月・湖とイタリアの靴

 今日は夕方、夫に付き添ってもらって、夫の行きつけの靴屋で、靴を2足購入しました。立て続けに石の浜を歩いたり、石の浜まで山道を下ったりしていたら、革靴がすっかり傷んでしまったのです。買ってから2、3年はまったく履かずにいて、履き出したのはこの2、3年なのですが、年数が経ったからか、石の浜を歩くべきではなかったのか、気づいたら、靴底に割れ目が入りかけてさえいました。

 日本では足が入る靴を見つけるのに困ったことがないのですが、どういうわけかイタリアでは、わたしの足は、長さの割に幅が広すぎるために、合う靴を見つけるのが、とても難しいのです。長さがちょうどいい靴は、幅が狭すぎて入らず、幅がちょうどいいときには、つま先部分が余りすぎる場合が多いのです。遠い昔に、大学時代の友人が、セールがあったときに、わたしにも合うサンダルをと、いろいろな店を見て、いっしょに回ってくれたのですが、わたしの足に合ったのは、履き心地はいいけれども、デザイン的にはどうもというビルケンシュトックのサンダルだけでした。その後、一度夫や義父母の行きつけの店にいっしょに行ったとき、義母も足の幅が広いため、そういう靴を希望すると、店の人がいろいろ出してきてくれるのを見て、わたしも頼んでみると、わたしの足にも合う靴がいろいろと見つかったため、最近では、登山靴やトレッキングシューズは専門店で買うことが多いのですが、それ以外の靴は、たいていこの店で買っています。まずは足が入ってサイズが合う中から選ぶので、選択肢は少ないのですが、おかげで迷うことも少なくてすみます。

 それでも、今日は先客がいたために店を出るのが遅くなり、湖に着いたときには、夕日が地平線近くの雲の中に隠れてしまっていました。

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Luna & Lago Trasimeno, Torricella, Magione (PG) 24/10/2017 18:33

 日が沈んだ後、まずは黄色、オレンジ色に、そしてピンク色にと染まっていく空や湖の色を、夫と二人でしばらく見守りました。桟橋に釣り人が二人いたためか、カモメなどの水鳥が、いつになく落ち着かぬ様子で、鳴きながら飛び回っていました。

 こうして空と湖を見守る間に、着いた頃には高みにあった月が、わずかながら地平線に近づいていきます。気温が低い上に、北風が吹いて寒いからと、まだ夕景の美しい湖を、名残を惜しみながら後にしました。靴屋が開いている間に行けるようにと、仕事を早めに切り上げて帰ってくれた夫に感謝しています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-10-24 23:55 | Umbria | Trackback | Comments(8)

FilixBusでペルージャからローマへ、初利用の感想と車窓の風景

 10月12日、在外投票でローマに行くために、初めてFlixBusを利用しました。実際に乗った二人の人から、時間に正確で旅も快適で便利と聞いていたので、安心して切符を買ったのですが、その後思いついて、インターネットで利用者の感想を見ると、ドイツを中心とするイタリア国外での路線で、英語やドイツ語の不満の多いコメントが少なからず見つかって、不安になりました。

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FlixBus in partenza da Perugia a Roma, Piazzale Umbria Jazz 12/10/2017 7:26

 12日に実際に、FilixBusでペルージャ・ローマ間を往復してみて、利用してよかったと思いました。1週間前に、片道一人分7.90ユーロという安い値段で、切符を購入することができました。行きも帰りも、バスの出発と到着は、5分ほど遅れましたが、ペルージャからの出発に関しては、バスの遅れは、バスが定刻に出発して駐車場内を走っている途中に、遅れて来た乗客がいて、まずはその一人を乗せるために停まり、バスが駐車場を出る間際に、さらにもう一人走って来た客を乗せたためです。乗車の際、わたしたちは、印刷してあったPDF版の切符(下の画像はその一部です)を提示したのですが、スマホ画面の切符を、運転手に見せている客も大勢いました。

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 バスの中では充電やインターネットの無料Wi-Fi接続が可能になっていて、それもとても便利です。ただ、そういうサービスができるという音声案内は、ローマからペルージャへと出発した際には、イタリア語と英語であったのですが、ペルージャから出発したときには、一切ありませんでした。けれども、電源コンセントが使いやすい位置にあり、スマホの画面を見て、FlixBusのWi-Fiが利用できることが分かったので、わたしは行きの便でも充電やインターネット接続を行いました。

 FilixBusでは、今インターネットで探してみても、それぞれのバスの便が、何時にどこを出発して、どこに停車し、最終目的地がどこであるかを記した一覧表が、見つかりません。12日も、バスに乗ってみて初めて、ペルージャ発ローマ行きのわたしたちが乗ったバスが、途中でトーディにも停まり、ローマのあと、さらに、ナポリやポンペイに行き、最終目的地がサレルノであることが、分かりました。FlixBusのサイトで、出発地と目的地と日時を入力すれば、該当する便がすべて出てくるので、確かに乗りたい便を探すには、それでいいとも言えますが、時刻表を見ながら、あそこにも行けるのかなどと、旅行の予定を立てるには不便です。

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Dalla finestra dell'autobus, Todi fra le nuvole 8:10

 一方、ペルージャのバス会社で他の都市とウンブリア間を結ぶ路線を運行するスルガ社のサイトには、すべての路線のそれぞれの出発・到着時刻と料金が載った一覧表が載っています。けれども、出発地・目的地を入力して、自分の希望に沿う便を探すページもあるのですが、今いくつかの路線を試してみると、うまく機能しません。

 以上の点に限らず、あらゆる意味で、FlixBus(サイトはこちら)はデジタルで革新的、Autolinee Sulga(サイトはこちら)はアナログで伝統的で、対照的であり、それぞれの長所と短所があると言えると思います。

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Roma Tiburtina, stazione autobus 9:52

 FlixBusは、格安旅行会社の航空券の料金同様、切符を早めに購入し、希望する便を予約する他の乗客が少なければ、かなり安い料金で利用できますが、その代わり、ぎりぎりになって購入すると、法外な料金になってしまう場合もあります。それに、予約・購入ともオンラインでのみ可能で、バスの社内での購入はできません。(この点に関しては、訂正があります。追記をごらんください。)わたしたちがローマへと出発した朝、ナポリかサレルノに行くのに、バスの運転手に、切符を車内で買えるかと尋ねる若者がいたのですが、運転手は、「FlixBusのサイトでしか購入できません。」と答えていました。若者はすぐに、バスの傍ららで、スマホとクレジットカードで購入しようと試みたのですが、43ユーロという法外な料金が提示されたようで、「この値段でしか買えないんですか。」と、運転手に尋ねていました。そうして、そのとき運転手は、パルティジャーノ広場から8時半に出るバスに乗った方がいいのではないかと勧め、若者もその方がいいと判断したようでした。

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Dalla finestra dell'autobus di ritorno per Perugia 18:43

 ペルージャのパルティジャーノ広場から出る予定だったそのバスは、スルガ社のものか他のバス会社のものか分かりませんが、スルガ社では、バスの切符をいつ購入しようと、切符の値段は変わりません。1か月前でも直前でも、たとえばローマ・ペルージャ間であれば、片道16ユーロ、往復27ユーロです。また、バスの車内で運転手から購入することが可能です。FlixBusについては、スーツケースなど大きい荷物については重量や大きさの制限があり、それを超えると追加料金が加算されるのですが、スルガ社ではこれまで、スーツケースの数・重量の制限や、そのための追加料金があるとは聞いたことがありません。

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19:00

 また、FlixBusのサイトは、日本語こそないものの、イタリア語のほか、英語・ドイツ語・フランス語など、様々な言語で利用することができ、オンラインで切符が購入できるため、外国からの旅行者にとってはとても便利だと思います。ただし、ドイツ路線での利用者の感想にあるように、バスがひどく遅れて来た場合などは、その国の言語が分からないと、対応が難しいかと思います。一方、スルガ社のサイトにはイタリア語でしか説明がありません。確かに、ペルージャからローマ、フィウミチーノ空港行きのバス(時刻表はこちら)やローマ、フィウミチーノ空港からペルージャへのバスの便(時刻表はこちら)などの時刻表は、地名と数字を見れば、イタリア語が分からなくとも利用できるのですが、サイトの説明がイタリア語のみでは、たとえば前日に電話予約が必要なバス停(時刻表中、*が記されたバス停と時刻です)があっても、それが外国人観光客には分からず、不親切です。

 目的地に応じて、電車やスルガ社、FlixBusなどのバスをうまく選んで、利用していきたいなと考えています。2枚目の写真は、ローマに向かうバスの中から見えたトーディの町です。トーディの停留所は、写真に見えるトーディの中心街ではなく、中心街からは離れた郊外にありました。

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Pullman arrivato a Perugia 19:49

 FlixBusもスルガ社のバスも、ローマではティブルティーナのバスターミナル、トーディでは郊外にバス停があるのですが、ペルージャに関しては、FlixBusのバス停がミニメトロ終着駅、ピアン・ディ・マッシアーノの近くであるのに対し、スルガ社のバスは、中心街に近いパルティジャーノ広場に発着し、便によっては中心街のイタリア広場やペルージャ鉄道駅に停まるものもあります。(ペルージャ発の場合は、鉄道駅から乗るには、前日に電話で予約が必要。)利用するバスを決める際には、そういう点にも、ご注意ください。

*追記(10月24日11:17)
 今調べてみると、FlixBusの車内では切符が購入できなくても、イタリア及びヨーロッパ各地にある旅行会社やバスターミナルの切符売り場では、購入が可能とのことで、以下のリンク先から、購入可能な店を見つけることが可能です。ちなみに、リンク先のページにはバスの車内でも購入できるように書いてあるのですが、12日朝のペルージャ発のバスは、どうもスルガ社の運転手とバスによって運行されていたようだったので、そのために切符が販売できなかっただけかもしれません。

- FlixBus - Prenota tramite agenzia viaggi o presso la biglietteria dell'autostazione

 さらに、時刻表は見つからないものの、どの都市がFlixBusのバス路線で結ばれているかを示す地図は見つかりましたので、そのリンクと、FlixBusアプリで明日まで購入可能な秋の格安切符案内のツイートも付しておきます。

- FlixBus - Prenotazioni. Rete dei collegamenti Ottobre 2017



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Il 12 ottobre a Roma per la prima volta con FlixBus.
Economico (corsa semplice 7.90€!), puntuale e comodo :-)
Il prezzo di FlixBus è un po' come quello del volo economico. Se prenoti molto prima, il biglietto è molto economico, ma se si avvicina il giorno o ci sono già tanti passeggeri che hanno prenotato.
***********************************************************************************

関連記事へのリンク
- 初FlixBusでローマ行き、大使館で在外投票 来週木曜日 (2017/10/3)
- ペルージャ・ローマ間はスルガ社のバスが便利 (2011/9/1)
- Sulgaのバスで 夜明けのペルージャからローマへ (2016/5/7)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-10-23 23:59 | Viaggi | Trackback | Comments(4)

木彫りの妖精会える森、トスカーナ 妖精の小道

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 昨日ご紹介した秋色の美しい聖なる森は、広大なカゼンティーノ自然国立公園の一部です。最近は山を歩くと、暴風などで倒れてしまった木々を見かけることが多くあります。そういう木を利用したのでしょう。

 国立公園の観光案内所の周囲で、木でできた妖精たちの像に、出会いました。

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 たとえば、こちらの像は、Guardiano della foresta 「森の番人」だという説明が、近くに添えてあります。

il Guardiano della foresta scolpito in legno di castagno è colui che tutto osserva e ascolta. 

 栗の木でできたこの森の番人は、すべてを観察し、耳を傾けるのだそうです。

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 この木の像たちは、カゼンティーノの森林で拾い集めた木材を使って、ルチャーノ・ピエラッツウォーリ(Luciano Pierazzuoli)という芸術家が彫り上げた森の妖精たちです。本来木材が内に秘めていたものを、芸術家が蘇らせた個性的な像に出会えるこの小道は、Sentiero delle Fate、「妖精たちの小道」と名づけられています。

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 いつもはラヴェルナの周囲を歩くときは、車をベッチャに駐車して、修道院への参詣路から森に入るのですが、昨日は、紅葉を見たかったわたしが、木の種類の多い、キウーシ・デッラ・ヴェルナの観光案内所付近から森を歩いて行こうと提案したのです。結果的には、石畳の参詣路を歩いていても、紅葉は楽しめたことが分かったのですが、観光案内所から出発したおかげで、こんなふうに新たにできた散歩道を発見することができました。

 岩山の周囲もめぐり、かなり歩く予定だったわたしたちは、妖精の小道をすべて歩くのではなく、近くを通りかかった像だけ訪ねました。いろいろな木の像の容姿や表情、書かれている説明が興味深かったです。

f0234936_7225412.jpg

 皆さんに、特にご紹介したいのは、こちらの妖精です。

f0234936_7255589.jpg

 と言うのも、ナナカマドの木(sorbo)でできたこちらの妖精、ピュメッタは、友情と、わたしたちの夢がすべて実現するのを見られる可能性を、象徴しているとのことだからです。

 皆さんの夢が、そうして、わたしの夢が、かないますように。

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Sentiero delle Fate, Chiusi della Verna (AR) 21/10/2017

Molto carino il sentiero, simpatiche le fate, "Opere realizzate da Luciano Pierazzuoli con legni raccolti nelle foreste Casentinesi" (parole citate dalla bacheca illustrativa del sentiero).
Deliziose le sculture, trovo suggestivo il fatto che queste fate sono state ricavate dai legni trovati nelle foreste. Sono molto carine anche le parole che accompagnano le opere.
Andateci a trovare le fate, la bellezza della natura e la pace :-)
***************************************************************************************

参照リンク / Riferimenti web
- Arezzo Notizie - Chiusi della Verna, ecco il “Parco delle Fate”, un angolo fiabesco nel centro del paese (14/8/2016)
- Parco Nazionale Foreste Casentinesi Monte Falterona e Campigna - HOME

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 秋色の聖なる森をラヴェルナへ、イタリア トスカーナ / Colori d'autunno nelle Foreste Sacre, dal centro di Chiusi della Verna verso il Santuario della Verna (21/10/2017)
- ラヴェルナ、聖フランチェスコが聖痕を受けた聖地 / Santuario della Verna (31/7/2016)
- 夏のラヴェルナ、ベッチャからラヴェルナへの参詣路 / La Verna in estate, Beccia – La Verna (20/7/2011)
- ラヴェルナの秋、キウーシからラヴェルナへ / La Verna in autunno, Chiusi della Verna – La Verna (17/10/2010)
- 秋のラヴェルナ / Colori d'autunno nelle Foreste Sacre, Anello basso del Monte Penna (14/10/2012)
- ラヴェルナの小さい秋/ Ricerca dei colori d’autunno alla Verna (13/10/2013)
- 秋色のラヴェルナ / La Verna in autunno (11/10/2014)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-10-22 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(4)


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