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ラヴェルナの聖なる森と野の花たち、聖ヨハネの草とユリ

 イタリアの守護聖人の一人であるアッシジの聖フランチェスコが聖痕を受けたラヴェルナ(La Verna)は、後に大きな修道院や教会が築かれ、多くの信者が訪れる聖地で、トスカーナ州アレッツォ県のアッペンニーニ山中にあります。そして、静かに祈りや瞑想に日々を過ごすことや自然を好んで、聖フランチェスコが生前訪れたラヴェルナを取り囲む森林は、今は広大な国立自然公園の一部となっています。

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Tra i faggi sotto la Verna, Foreste casentinesi 25/6/2017

 ブナの木々や苔むす岩の緑が美しく、聖なる森(Foreste Sacre)とも呼ばれるその森を、6月25日日曜日は、友人たちとリンボッキの川原で過ごしたあと、しばらく歩きました。

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 野の花や風情ある岩、静かにどっしりと立つブナの木々を愛でながら歩くのですが、時々こんなふうに、岩が重なり合って自然にできたように見える洞窟があります。洞窟には、野生動物が住んでいる可能性もあり、また、中には、聖フランチェスコがその内部で祈りを捧げたり瞑想にふけったりした洞窟もあるかもしれません。この日の散歩は約2時間かかる岩山一周が目的ではなく、気が向くところまで歩いて引き返そうというのんびりしたものだったので、友人たちや夫が時々穴を見つけては、のぞき込んでいました。

 特に興味深かったのは、この洞窟で、中は暗いものの、かなりの広さと深さがあるようです。そうして、ひどく蒸し暑い日だというのに、この岩穴の前に立つと、冷たいと感じるほどの風が、洞窟の中から強く吹きつけてくるのです、

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 この日は、ベッチャ(Beccia)に車を置き、参詣路を登る途中にある門から森に入り、修道院や教会を頂く岩壁の下の森をしばらく歩いてから、引き返しました。

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 帰り道、ちょうどこの写真に写っているあたりで、

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セイヨウオトギリソウ(iperico)の花が咲いているのを見つけて、うれしかったです。小さな葉を日にかざすと小さな穴がたくさん開いている(perforato)のが見えるのですが、穴があるために、学名をHypericum perforatumというこの植物は、古来薬草としても重宝されています。イタリア語の俗称が直訳すると「聖ジョヴァンニの草」(erba di San Giovanni)であるこの草の花は、ちょうど聖ジョヴァンニを記念する日である6月24日頃に、エネルギーや花の効力が頂点に達すると、薬草学講座で教わりました。夫が数年前に、この花を摘んでオリーブオイルにつけて日にさらし、真っ赤になったセイヨウオトギリソウのオイル(olio d'iperico)を作ったのも、ちょうど夏至の頃だったはずです。やけどに効き、肌にもいい、この使い道が多く、効果の高いオイルを、わたしは今も時々ありがたく使っています。

 イタリアでは夏は夏至の日に、秋・春は秋分・春分の日に、冬は冬至に訪れるととらえている人が多いように思います。今年の夏至は6月22日でした。キリスト教以前から、夏至や冬至の頃に祝う習慣はヨーロッパ各地であったようですが、キリスト教の普及以後は、イタリアでは、冬至の頃の祭りは幼子イエスの誕生を祝うクリスマスに取って代わられ、一方、夏至の頃の祝いは、6月24日が祝祭記念日である洗礼者ヨハネ、イタリア語名、聖ジョヴァンニ(San Giovanni)にちなんだ祭りや慣習に、各地ですりかわったようです。聖ジョヴァンニの日に、ウンブリアでは、花びらを浸し一晩屋外に置いておいた水で顔などを洗う慣習があることは、何度かこのブログの記事でもお話ししています。

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 この日は、川原からラヴェルナに車で移動する途中に、道端に、イタリア語の俗称の直訳が「聖ジョヴァンニのユリ」(giglio di San Giovanni)である、こちらの自生のユリも見かけました。学名は、Lilium bulbiferumです。聖ジョヴァンニの日の翌日に、こうしてあちこちで、その名を持つ野の花が咲いているのを見られて、そんなことが妙にうれしかったりしました。

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 この日はさらに、ベッチャからラヴェルナへの参詣路を歩いていたら、アジサイ(ortensia)もきれいに咲いていました。イタリアでは、土壌がアルカリ性の土地が多く、日本ではよく見かけるアジサイや椿、ツツジは、酸性土を好み、アルカリ性土では育たないために、あまり見かけないので、うれしかったです。イタリアでもルッカ県の山村に椿の里があり、ボルセーナの町ではアジサイ祭りをするほど、あちこちでアジサイの花を見かけるのですが、そういう酸性土の土地はまれで、ペルージャは土壌がアルカリ性であるため、鉢植えにしていた間は元気だったツツジや椿が、夫が苦労してそういう植物が育つように工夫して、庭に植え替えてくれたものの、残念ながら枯れてしまったり、花が小さくなったり、病気になりがちだったりします。

 閑話休題。今頃1か月以上前の写真を載せたのは、ようやくマックブックでの写真の利用法が分かってきたからです。ウィンドウズのデスクトップは相変わらず休眠中なのですが、これまでの休眠と違うのは、電源を入れても画面が黒いままというわけではなく、毎回きちんと起動はして、自らハードディスクなどの点検を始めるのですが、その途中で必ず突然に電源が切れてしまうのです。

 もう7月も末だと言うのに、いまだに下のブログランキングのアイコンにアジサイの花があるのも、いつかこのアジサイの花を紹介してから、真夏らしいアイコンに変えようと考えていたからなのです。

 最後に、マックブックでの写真の利用はまだまだ入門の入り口で、写真の明暗や大きさの変更の仕方も分からず、まだまだ道は遠い状況です。光の加減や色などを、ウィンドウズパソコンのときは、自分が実際に目で見た印象に近くなるように、必要とあらば修正していたのですが、最近の携帯電話やマックブックからの投稿では、編集がいっさいできず、そのまま投稿してしまっているので、写真の質が心残りであることが多々あるのです。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 秋のラヴェルナ、岩山の裾野をめぐるトレッキング・コース / L'anello basso della Verna in autunno
- 夏のラヴェルナ / La Verna in estate
↑↑ ベッチャからラヴェルナまでの参詣路の進み方と地図。

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Passeggiata nel bosco della Verna 25/6/2017

Bello il verde del muschio, delle foglie dei faggi,
maestosi gli alberi e le rocce.
Con amici la scoperta di una grotta misteriosa
da cui usciva un'aria gelida nel giorno afoso.
Gioia di trovare i fiori del giglio di San Giovanni e dell'iperico,
dell'erba di San Giovanni all'indomani del giorno del santo.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-30 20:29 | Toscana | Trackback | Comments(4)

香る花・自然の力を浴びる朝、6月24日は聖ヨハネの水

 6月24日は、カトリック教で、洗礼者ヨハネ(Giovanni Battista)を記念する日です。洗礼者ヨハネを守護聖人とする町は、フィレンツェをはじめ、イタリア各地にあり、今日はそうした各地で、聖ヨハネの日(Giorno di San Giovanni)を祝う祭りが行われます。

 また、聖ヨハネの日である6月24日が、ちょうど夏至の頃、太陽の力が最も強い頃にあたるからでしょうか。この日の前夜から朝にかけて、イタリア各地で、草花を浸した水や草花の夜露を体に浴びる習慣があります。ウンブリアでは、前夜から草花を水に浸し、一晩中外に置いておき、花の香りがいっぱいに漂い、またエネルギーに満ちたその水で、顔を洗う慣習があり、夫も幼い頃ずっとそうしていたそうです。また、ロマーニャでは、前夜に草花を濡らす夜露を体に浴びる慣習があると、友人から聞きました。詳しくは、2014年6月(ただしFBでの共有は2015年)の以下の記事をご覧ください。



 また、ラッツィオ州のコッレパルド、わたしたちが2015年に薬草学講座に通った村では、大きなかがり火がたかれ、音楽が奏でられ、盛大な祭りが催されます。この聖ヨハネの日前夜の祭りは、古くはおそらくヨーロッパ全土で行われ、夏至、1日で最も夜が短いその日の晩に、その年の農業の豊作を祈って、太陽に捧げる祭りであったのだろうと、次のコッレパルドの聖ヨハネ前夜祭を語る映像の中に、説明があります。



 というわけで、昨晩は夫がミジャーナに泊まったため、わたしが花を集めて、聖ヨハネの水(acqua di San Giovanni)を用意しました。

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24/6/2017

 ラベンダー(lavanda)ジャスミン(gelsomino)のように香りのいい花をはじめ、色とりどりの花を一晩浸しておいて、今朝その水で顔を洗うと、それはいい香りがしました。一晩浸して、その鉢を外に置いておくのは、月の光が花の力を引き出してくれるからだそうです。実は昨晩は、新月(luna nuova)だったのですが、月は夜空にあったわけで、同様に効力があることを祈っています。

 この聖ヨハネの水のおかげか、今日はミジャーナから戻った夫と遅くに目的地を決めたにも関わらず、おいしい昼食を食べ、静かで涼しい山を歩き、それは美しい古い教会をたまたま訪ねることができ、さらにトラジメーノ湖の美しい夕焼けを見ることができて、それは充実したうれしい1日になりました。ありがたいことです。帰宅が午後10時と遅くなってしまいましたが、少しずつお返事やお礼をしていくつもりでいます。

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L'Acqua di San Giovanni piena del profumo, dei fiori e dei benefici dall'Umbria al Giappone, al Canada, quindi nel mondo :-)

- Dal 2014 mio marito ha ripreso l'abitudine - la sua famiglia la praticava quando era piccolo - di preparare l'Acqua di San Giovanni nella notte del 23 giugno e di lavarsi il viso la mattina del 24 giugno con l'acqua profumata dei fiori e piena dei loro benefici. Anche questo anno ho preparato l'Acqua di San Giovanni, ne ho scritto sul blog e allora una mia amica, blogger giapponese che vive in Canada l'ha provata e ne ha scritto un articolo e poi gli altri suoi amici giapponesi e anche i miei amici, lettori giapponesi la stanno provando...
- E' bella la diffusione del costume tradizionale così importante e bello :-)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-24 23:48 | Fiori Piante Animali | Comments(6)

丸太・ラバの行進と山中の湖、アブルッツォ スカンノ

 昨夜から明日まで滞在するアブルッツォの町、スカンノでは、今朝、町の人々が、ラバやトラクターで丸太を運び、教会に献納するまで、町中を行進するという興味深い祭りの行進がありました。

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Scanno (AQ) 11/6/2017

 花を抱えた子供たちや花に彩られたベビーカーを押して赤ちゃんと行進する人々、丸太を引くラバ、丸太を引くトラクター、馬、花で飾られた車などが、次々と行進したのですが、大半はカメラで撮影したため、旅行先から投稿する今は、携帯電話で撮影した、花で飾ったトラクターが丸太を引く写真をご紹介します。

 ありがたいことに、宿の部屋が行進が真っ先に始まる通りに面していたので、部屋から撮影をすることができました。眺めるのも楽しかったです。

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 宿の部屋から行進の最後まで見届けてから、出かける準備を整えて、行列が向かう町の下方の教会まで、美しい町並みも楽しみながら、足早に駆け下りました。

 残念ながら、わたしたちが着いたときには、すでにラバや馬は通り過ぎたあとで、トラクターが丸太を引いているところだけを、かろうじて見ることができました。でも、そのあと、馬を休ませるために移動させる人たちがいたおかげで、町並みを背景に、馬たちの写真を撮ることができました。

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Paese & Lago di Scanno (AQ)

 それから、スカンノの町から3km離れたところにある山中の美しい湖まで、車で出かけて、湖畔をしばらく散歩しました。夫はダムなのではと言っていたのですが、自然の湖だと宿の人から聞いた上、わたしはスカンノの写真を見たときから、湖に行きたいと考えていたのです。

 湖畔でくつろぐ人が多い一方、魚やトンボ、鳥もいて、青空の下、散歩が楽しかったです。湖の周りをしばらく歩いたあと、湖畔の高みにある集落を車で訪ね、さらに山をしばらく登って、上の写真の眺めを楽しみました。湖の左手に見えるのは、わたしたちが昨日から明日まで滞在するスカンノの町です。滞在地として夫が選んだ町ですが、すてきな町で、訪ねられてうれしかったです。

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Muli, vacche, cavalli & trattori, ciascuno trascina un tronco, gira per vicoli del paese e dona il tronco alla chiesa.
Interessante e bella la Festa di Sant'Antonio a Scanno.
Per caso abbiamo potuto assistere alla festa e dal nostro B&B abbiamo potuto vedere la processione degli animali e dei trattori. 11/6/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-11 22:58 | Abruzzo | Trackback | Comments(0)

蝶の館、スペッロ バラ祭り

 夫のおかげで、イタリアに来てから野山を歩く機会が増え、花に群がる蝶を見ることも少なくないのですが、たいていの場合は、わたしが近づいたり、カメラを構えたりしている間に、蝶が逃げてしまいます。そのため、昨日のバラ祭りの会場で、まぢかに蝶たちを観察・撮影することができて、うれしかったです。

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Mostra, Farfalle di sogno
I Giardini delle Rose, Spello (PG) 3/6/2017

 わたしが一番きれいだなと思ったのは、こちらの黒と青を基調とした大きな蝶です。残念ながら、羽を閉じているところしか撮れませんでしたが、その美しい模様が垣間見えるのも、かえって風情があるかと思い、載せてみました。
 
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 毛虫がやがてさなぎとなり、蝶になることを、知識としては知っていても、自分の目で見たことがなかったので、昨日は、さなぎが蝶になるところを見ることができて、興味深かったです。

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 「蝶がいるところ」ということが推測できるように、「蝶の館」という題名にしましたが、この蝶たちやさなぎは、極彩色の大きなテントの中にいました。 

 わたしたちがテントに入った12時半には、日がさんさんと降り注ぎ、テントの中は蒸し暑いほどでしたが、それも、熱帯から来た蝶たちが本来棲むべき環境に合わせてのことかと思います。

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 多くの蝶たちは、まだ蝶になったばかりで羽が乾かず、飛ぶことができないのではないかと、夫が言っていましたが、確かに蝶のほとんどは、この蝶のように地面の近く、花の鉢の近くなどにじっとしていて、飛ぶことがありませんでした。

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 この蝶は、葉の下にいて見えなかったのを、夫が見つけて、わたしが撮影する間、その下に蝶が隠れていた葉を押さえてくれました。

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 ふだんは見られないような角度から、さまざまに美しい蝶を観察できて、いい経験になりました。

LINK
- 花の町スペッロのバラ祭り、ウンブリア / I Giorni delle Rose, Spello 2-4 giugno 2017 (2/6/2017)
- I Giorni delle Rose - Spello, 2-3-4 giugno 2017
- I Giorni delle Rose - Mostre - Farfalle di sogno
- Comune di Spello - Turismo - I giorni delle rose 2017

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-03 21:26 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

シクラメン・蘭の花咲く春の山、イタリア

 イタリア中部の山を歩くと、秋には桜色、春にはピンクの色が濃い自生のシクラメン(ciclamino)に出会えることがあります。今日はマルケ州の山で、きれいなシクラメンがいっぱいに咲く山道を歩くことができて、うれしかったです。

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Sentiero da Fondarca a Pieia, Pieia (PU) 17/4/2017

 復活祭(Pasqua)の翌日は、イタリアでは、暦の上では天使の月曜(lunedì del'Angelo)という国民の祝日なのですが、俗にパスクエッタ(Pasquetta)と呼ばれ、この日は、多くの人が、野山に散歩やピクニックに繰り出します。わたしたちは、リミニの友人たちと、マルケ州ペーザロ・ウルビーノ県の山中の村で落ち合って、いっしょに山歩きを楽しみました。

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 今日は、今年初めて、自生の蘭にも出会いました。イタリア語では俗名でorchidea scimmia「サルの蘭」と呼ばれる花で、小さいおサルさんがたくさん手足を伸ばしているかのような、かわいらしい花が咲きます。

 めずらしい風景やすばらしいパノラマにもたくさん出会えたのですが、帰りが遅くなったため、その写真はまた後日にご紹介するつもりでいます。

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Tappeto di ciclamini primaverili di color rosa vivace,
un orchidea scimmia sul sentiero da Fondarca a Pieia.
Gioia, bellezza e primavera trovate
durante la passeggiata nel giorno di Pasquetta. 18/4/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-17 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(6)

復活祭食の祝福・チョコ卵と極寒天気予報

 復活祭の朝だけは、同じ二世代住宅の下階に暮らす義父母たちと、復活祭(Pasqua)用の特別な朝食を共にします。

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 卵とチーズをふんだんに使い、今年は夫も手伝って義母が焼き上げた復活祭のパン(torta di Pasqua)、ゆで卵、甘口ワインのヴィンサントや赤ワインが、朝食のテーブルに並びます。写真は7年前の復活祭のときのものですが(詳しくはこちら)、この日の朝食は毎年変わりません。復活祭のパンやゆで卵、赤ワインは、今日の祝いの昼食の席でも、食卓に上りました。

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 この祝いに欠かせない飲食物を、今年は夫とわたしが、昨日教区教会に持って行って、列に並んで祝福してもらいました。ですから、ゆで卵も、単なる卵ではなく、祝福を受けた卵(uovo benedetto)と呼び、今日は、この祝福を受けた大切な卵の殻を、鶏にエサとしてやるのだと、夫たちが言っていました。

 昨日の午後は、教区教会では15分ごとに、復活祭用の飲食物の祝福が行われ、午後5時半前にわたしたちが教会に到着すると、祭壇は色とりどりの花に飾られ、多くの人たちが、祝福してもらう飲食物を大きなカゴに入れて、椅子に座っていました。カゴの中にチョコレートの巨大卵を入れている人さえ、何人か見かけました。写真は5時半からの祝福が終わり、人々が教会を去ってから撮影したものです。

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 学校は復活祭休みなのですが、最近は、復活祭の準備に、東奔西走していました。姪たちに贈るチョコレート卵や義父母に贈る職人が作った鳩の形のケーキ、コロンバを購入しに行き、今日は義父母が他の親戚も昼食に招待していたこともあって、教会に飲食物の祝福をもらいに出かけるほか、かなり前から、あれこれと準備を手伝ってきました。

 今朝は思いがけず、夫がわたしにもチョコレート卵を贈ってくれてうれしかったです。平和のために活動を行うアッシジの慈善団体が販売しているものです。

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 祝いの昼食の前菜には、復活祭のパンを切って、カーポコッロと呼ばれるサラミを載せ、祝福卵を添えました。パスタの後のセコンドには、復活祭ということで、子羊の肉も並びます。デザートにはチョコレート卵やコロンバを食べ、食後は片づけのあと、いろいろとおしゃべりをしました。

 畑に散歩に出かけて、鶏小屋に近づくと、「ひょっとしたらエサがもらえるかもしれない」と考えたであろう鶏たちが、近づいてきました。今年の干支の鶏はまた、復活祭のパンやゆで卵の卵を提供し、今日の祝いのために大活躍をしてくれました。そこで、畑で、フダンソウ(bietola)のわたしたち人間が食べるにはかたすぎる外葉を、たくさん摘み取って、鶏たちにやりました。最初の1羽は、恐る恐る近づいて、ついばんで食べていたですが、その様子を見て、やって来て食べ始める鶏の数が増え、最後には遠方から飛ぶように他の鶏たちも駆けてきて、夢中で青葉をついばんでいます。

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 昨日は久しぶりに雨が降り、今朝は庭のヒナゲシたちがまだ雨にしっとりと濡れていました。激しい風に散った花も多いのですが、また新たな花が咲き、最近は毎朝20輪ほどの花が咲いています。

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Dal sito ilmeteo.it

 この1週間は日中暖かい日が続いていたのですが、天気予報によると、ペルージャでは今週火曜日に雨が降ったあと急激に気温が下がっていき、最低気温が水曜は3度、木・金曜は1度、土曜はなんと-2度になるということです。確実な予報は、33時間前にならないとできないとは言うものの、週末にひどく冷え込むという予報がかなり前から出ているため、心配しています。寒いとつらいのはもちろんですが、暖かい日が続いたために、温室から出して、つぼみができているレモンの木や、すでに畑に植えたトマトやレタスの苗が、寒さで打撃を受ける可能性が大きいからです。

 今週半ば以降、イタリアを旅行される方は、天気予報に十分ご注意ください。イタリアの詳しい天気予報の調べ方およびイタリア主要観光都市の天気予報は、こちらのページに記載があります。ちなみに、このイタリアの天気予報ページへのリンクは、このブログ表紙の右欄にもあり、便利なので、わたしも時々利用しています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-16 22:22 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)

祝い、夕日うっかりと新たな始まり

 カトリック教の聖人は多いので、カレンダーを見ると、毎日たいてい、記念して祝うべき聖人が数人います。3月19日の今日は、聖母マリアの夫、聖ヨセフを記念して祝う日です。イタリアでは聖ジュゼッペ(San Giuseppe)と呼ばれる聖ヨセフが、イエスの養父であることから、イタリアでは、この3月19日を父の日(Festa del Papà)として祝います。我が家では、義母の名もこのジュゼッペの女性名であるため、今年も3月19日には、義父は父の日、義母は聖名の祝日(onomastico)と、二人ともにささやかな贈り物を用意して、祝いました。

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Tramonto al Lago Trasimeno, Torricella, Magione (PG) 19/3/2017

 今日も夕方、日が沈む頃にトラジメーノ湖畔の村に出向いたのですが、わたしとしたことが、カメラをうっかりうちに忘れてしまいました。今日はさらに雲が多く、太陽が雲の中へと沈んでいったのですが、湖面に映る空がそれはきれいでした。スマートフォンで撮った写真で、少しでもその独特の美しさが伝わればいいのですが。

 明日から、今年度の学校の授業が始まります。先ほど、最初の授業の準備を済ませたところで、新しい生徒さんとの出会いが楽しみです。わたしが授業を担当するのは9時からなのですが、8時から会があるので、早起きをして、7時半には学校に着いておきたいと思います。と言うのも、教員向けには6台分しかない駐車場に車を置けるのは早い者がちで、置けないとなると授業時間が長いので、駐車料金がひどく高くなってしまい、かと言ってバスで行くと、午後帰って昼食を準備し食べてから、夕方の英語の授業に生徒さんのうちに行くのに、バスの待ち時間にひどく時間を取られて、昼食の時間がなくなってしまうからです。

 万一駐車場が見つからなかった場合は、ミニメトロ終着駅の無料駐車場まで車で引き返し、近くのバス停から、バスで学校に戻る予定です。明日は早起きして、駐車場に空きがある早いうちに、学校に到着できますように。

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Anche oggi molto nuvoloso il cielo
ma bellissimo il riflesso sul lago.
Purtroppo ho dimenticato la macchina fotografica a casa
e mi sono arrangiata con lo smartphone.
- Torricella, Magione (PG) 19/3/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-19 23:16 | Umbria | Trackback | Comments(8)

ミモザパスタと女性の日

 今日は女性の日、以前にミモザケーキを作ったこともあり、イチゴも生クリームも買ってきて、材料は準備したのですが、天気がよく、風が強いためか、花粉症の症状がひどいので、こういう状況で、乳製品である生クリームと白砂糖で、さらに症状を悪化させてはいけないと、ケーキを作るのは断念しました。

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 代わりに、我が家の鶏たちが産んだ新鮮な卵と、畑で元気に育っているルーコラを使って、昼食にミモザパスタを作りました。数年前に作ったことがあるミモザサラダのレシピを応用して、ゆで卵三つをフォークで押しつぶし、細かく刻んだルーコラの葉とすりおろしたニンニク一かけ、オリーブオイル適量、塩を加えて、十分に混ぜて、ゆでたパスタの上に載せ、ミモザであれば枝葉がある部分に、その枝葉に見立てて、大きめに切ったルーコラの葉を置いてみました。畑の新鮮な春の幸を、おいしく食べることができました。夫も喜んでくれて、うれしかったです。

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 夫は特に贈り物を用意してくれたわけではありませんが、夕食のあと、女性の日だからと皿洗いを引き受けてくれました。仕事から帰り、その後さらにミジャーナで改築作業をして疲れていたでしょうから、その方が、贈り物としては大きいような気がします。庭のミモザは、今も満開で、日を浴びて金色に美しい花を、今日も窓から楽しむことができました。

 今日は風がひどく強く、枝が風に揺れて、撮影が難しかったため、ミモザの花の写真は、3月1日に撮ったものです。

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Pasta mimosa a pranzo
con le uova sode e rucola condite con sale, olio d'olivo e aglio.
Le uova delle nostre galline e la rucola dell'orto di casa,
primavera fresca a tavola!
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-08 23:59 | Feste & eventi | Trackback | Comments(8)

花粉症、ミモザ、四旬節と身体の浄化

 今のところ、例年に比べるとかなり症状が穏やかなのですが、先月から、花粉症の症状が、目や鼻に現れてきています。ペルージャの我が家の近所には、庭木のある家が多いのですが、イタリアでこの時期飛散して、花粉症の症状を引き起こすのは、ハシバミ(nocciolo)やイトスギ(cipresso)で、近所に木があり、今日は天気がよく風が強いため、花粉も大気中にたくさんあったようです。(詳しくはこちら

 友人や同僚、わたしが英語を教える中学生の少女のお母さんが、ずいぶん前から花粉症の症状に苦しんでいると聞きましたので、ひょっとしたらずっと続けてきた薬草療法や食事療法(詳しくは)が、ようやく功を奏してきたのかもしれません。

 とは言え、薬草療法については、本来花粉症の時期の2、3か月前から服用しなければいけないクロスグリの芽の液(gemmoderivato di ribes nero)を、今年は症状が出始めた先月になってようやく服用し始めました。それでも、免疫力を高めるというイラクサのハーブティーやアマーロ・ズヴェデーゼを、肩の痛みを緩和するためにとしばしば摂取していたので、それがよかったのかもしれません。

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 昨日は、空がどんよりと曇り、1日中激しい風が吹き荒れ、夜中にかなり雨が降りました。そのおかげか、今日は風こそ強いものの、朝から空が晴れ上がり、庭のミモザの花も、日の光を浴びて、いっそうきれいに見えました。

 イタリアでは、昨日火曜日が謝肉祭(carnevale)の最終日、懺悔の火曜日(martedì grasso)で、今日、灰の水曜日(mercoledì delle ceneri)から四旬節(quaresima)が始まります。(詳しくはこちら

 キリスト復活を祝う復活祭前の約40日間、節制を保つべき四旬節中の金曜日および灰の水曜日だけは、断じて肉を食すべからずという説教を、以前に教会で聞いたことがありますし、義父母もかたく守っているため、うちもそれに倣っています。

 花粉症対策のためにと、花粉症の季節以外にも、できるだけアルコールや乳製品、白砂糖、サラミ・サルシッチャなどのひき肉を腸詰めにした加工食品を避けているのですが、この週末は、友人たちが来ていたこともあり、ピザに、ゴルゴンゾーラやサルシッチャを使った料理、さらにはバールで生クリームとイチゴのシュークリームまで食べてしまい、花粉症の症状が目立ってきたのは、そのためかもしれませんし、体重が増えてしまったのは、まさしくそのためでしょう。

 四旬節は、もともとは冬の間、寒さを乗り切るために脂肪分の多いものを取りがちであるため、春に向けて体を浄化しようという暮らしの知恵と重なっていたようです。そう言えば、2年前、マルケの薬草学講座で、春に向けて浄化を促す食生活について、かなり詳しく教わりました。(詳しくはこちら)今夜はもう遅いので、明日仕事の山が片づいてから、じっくり読んで、体の浄化に役立てたいと考えています。花粉症と減量にも役立つでしょうから、一石三鳥です。

関連記事へのリンク
- 花粉情報、イタリア&ウンブリア
- 花粉症、薬草療法と食事療法
- 花粉症、今なら間に合う薬草療法
- 謝肉祭の終わり、お菓子と四旬節、肉料理
- 春に向け浄化促す食生活

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-01 23:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(5)

バレンタイン

 イタリアのバレンタインは、女性が男性にチョコレートを贈る日ではなく、両思いの恋人同士や夫婦が、いっしょにいられる喜びを二人で祝う日です。主に男性から女性に何か贈り物をしたり、いっしょに特別な食事をしたりする、そういう日です。そのため、特に2月に入ってから、いろんな温泉施設やレストランから、バレンタインデー用のスパ・サービスや夕食の案内が 来ていました。

 夫は、以前から訪ねたかったラッツィオ州の邸宅の庭園を訪問できるのが平日だけだと知って、今年のバレンタインには、有給休暇を取り、1泊2日でその庭園を訪ねたいと考えていました。バレンタインだからと特に何か祝うことが、近年はなかったので、その気持ちはうれしかったのです。ただ、火曜はわたしが朝は肩のリハビリ、午後は学校の仕事がある上、2月末が締め切りの仕事の日々のノルマも多く、さらに、肩の痛みで長距離ドライブや自宅以外のベッドで眠るのはつらいからと、庭園を訪ねるのは花も美しかろう春以降にして、バレンタインデーはペルージャで過ごすことに決めました。

 そうして、二人とも興味があったモネのドキュメンタリー映画が、2月14日・15日の2日間のみ上映だと知って、確実に見るために、14日に見に行こうと、わたしが提案しました。14日、朝カイロプラクティック院に療養に通うと、若い理学療法士さんが、施術の最中に、バレンタインに何をする予定かと尋ねます。彼自身は、彼女に花を買ったそうで、「今夜の夕食も予約したいけれど、今から間に合うかどうか心配で」と言っていました。

 わたしは月曜の夕方、英語の授業から帰ってすぐに、こっそりケーキを焼くつもりだったのですが、わたしの帰宅後、夫もすぐに帰ってきたために、焼くひまがなく、火曜は朝はリハビリに行き、昼食の後はすぐ学校の仕事で、帰宅後は身じたくして夫と映画館に直行したため、贈り物を準備しそびれてしまいました。映画館に行く直前、

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夫がこちらのかわいらしいリンツのチョコレートを贈ってくれて、とてもうれしかったです。わたしも夫も、リンツのミルクチョコレートが大好きなのです。ピンクはわたしの好きな色で、形がハートなのもうれしかったです。

 花を切ったり摘んだりするのはかわいそうだという思いもあるので、花よりチョコレートの方がうれしいことを、夫も知ってくれているのでしょう。五つ入っていたチョコレートは、わたしが三つ、夫が二つ、仲よく二人で分けて食べました。昨晩、映画が終わったのはちょうど夕食の頃だったのですが、バレンタインでどこも店がいっぱいなのではなかろうかと、わたしたちはうちでふつうに夕食を済ませました。

 バレンタインだからと言うのではなく、いつも何かにつけていっしょに湖やどこかの町を訪ねたり、外に食べに行けたりする、そういう日々が過ごせることがありがたいと感じています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-16 22:39 | Feste & eventi | Trackback | Comments(4)


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