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年末年始のコルチャーノ1

12月から1月にかけて、コルチャーノ市では、「Corciano – il presepe, i sapori, l’arte」のテーマのもとに、クリスマスに、市民の絆を深め、観光を促進するさまざまな行事が催されます。

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 テーマは、訳すと、「コルチャーノ ~ プレゼーペ、味、芸術」

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 この時期、祭りの中心となるのは、もちろん、12月25日の幼子イエスの生誕を祝うクリスマス(Natale)です。そのため、やはり「プレゼーペ」(presepe)(記事はこちら)が筆頭を飾っています。

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 白い上着を着た人の左横の看板には、大きく「プレゼーペの始まり」と書かれ、下には、「コルチャーノ教区教会とプレゼーペ友の会からごあいさつ。どうかよい祝祭日をお過ごしください。町の通りを歩いて、わたしたちのプレゼーペをお訪ねください」とあります。

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 看板の前にたたずむ人々の前方には、こうして衣装を身にまとった等身大の人形たちが並んでいます。毎年、この時期、コルチャーノでは、歴史的市街区全体が、大きなプレゼーペとなり、順路に従って歩きながら、人々がプレゼーペを楽しめるようになっているのです。

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 ここでは、道端で焼き栗を売っています。コルチャーノのプレゼーペのもう一つの特徴は、キリスト生誕の主な登場人物を除いては、人々の衣装や職業が、中世のコルチャーノのものである点です。

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 人物だけでなく、動物もたくさん登場します。こちらは鶏を始めとする、農家で飼われていた鳥たちです。

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 豚もいます。ポルケッタ職人の人形がある(記事はこちら)くらいですから、当然のこと。動物たちは、子供たちにとりわけ人気があり、うれしそうに歓声を上げては、立ち止まっている姿が、あちこちで見られました。

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 オリーブの実を収穫している人もいます。木に立てかけたハシゴに、摘んだ実を入れるカゴ、そして、実が地面に落ちないように、地面に広げた布。我が家でのオリーブ収穫(記事はこちら)は、今も、中世から変わらぬ伝統に従っているようです。

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 幼子イエスが生まれた場所を示す彗星(la stella cometa)をかたどるイルミネーションが、教会の上に輝いています。その手前には、泉の水を汲んで、洗濯をし、洗濯物を干す人形が見えます。

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 こちらの広場では、洗濯だけではなく、子供の行水の最中です。

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 こうして、順路に従って、プレゼーペを楽しみながら、石畳の町を歩くうちに、幼子イエス生誕の場面に出会います。

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 聖家族のいる馬小屋の手前には、天使と羊を従えた羊飼いがいます。矢印と共に、「キリストの生誕」(Natività)を示す看板もあります。

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 そして、その向かい側の家には、このように、大勢が食事を楽しむ場所や、ポルケッタ職人などが食事を準備している台所がありました。

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 ほかにも、鍛冶屋(上の写真)や靴屋などが、仕事に励む様子を表す人形もあり、美しい町並みを歩きながら、ちょうど、中世の町を模したプレゼーペの中を歩いているようで、興味深かったです。

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 彗星を目印に、幼子イエスに出会い、貢物を捧げようと、砂漠を旅する東方の三博士一行も、コルチャーノの広場に陣取っていました。1月6日は、イタリアでは、主顕節(Epifania)で祝祭日ですが、三博士がイエスと出会い、貢物を捧げたのは、この日だとされています。この日はイタリアの子供たちにとっては、ベファーナがお菓子をたくさん贈ってくれる、楽しみな日なのですが、それはまた、後日お話したいと思います。待てないという方は、とりあえず、こちらをご覧ください。

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by milletti_naoko | 2010-12-28 17:16 | Feste & eventi | Trackback | Comments(8)

クリスマス・コンサート

 ペルージャ北方にあるコルチャーノ(Corciano)市では、毎年、年末年始にクリスマスを祝う催しが行われ、12月26日の夕方に、クリスマス・コンサートが開かれます。

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 こちらがコンサート会場となる聖マリーア教会(Chiesa di Santa Maria)。日が暮れるのが午後4時40分頃と早いので、コンサートの始まる午後6時には、すっかり暗闇に包まれ、彗星をかたどったイルミネーションが、闇夜を照らします。

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 14世紀に建てられたこの教会の祭壇には、あのラッファエッロが師と仰いだ巨匠、ペルジーノ(Perugino)の祭壇画が飾られています。

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 毎年、12月26日、聖ステーファノの祝日の夕方に、美しいクリスマス・ソングを聞かせてくれるのは、夫が属する合唱団、コラーレ・テティウム(Corale Tetium)です。日の光のもとで見るコルチャーノの町と教会、そして、合唱団に興味のある方はこちらをご覧ください。

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 定番の『Tu scendi dalle Stelle』(詳しくはこちら)や『Adeste fideles』を始めとした、イタリアを中心とする世界の国のクリスマスソングを、美しい合唱で楽しませてくれました。

 『Adeste fideles』はラテン語の歌ですが、ミサでも、イタリア語版の『Venite Fedeli』と同じくらい、よく歌われます。興味のある方は、以下のYouTubeのページで、クリスマスの美しい映像を、アンドレーア・ボチェッリのみごとな歌と共に楽しむことができますので、ぜひどうぞ。

YouTube – Adeste Fideles (Andrea Bocelli)(リンクはこちら

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 クリスマスの時期には、コルチャーノでは、例年、美しい石畳の町のあちこちに、等身大のプレゼーペが飾られます。4枚目の写真は、このプレゼーペの幼子イエス生誕の場面で、一方、直前の写真は、東方の三博士一行を表したものです。

 夫が合唱の練習に参加するため、コンサート開始より、1時間以上も前に、コルチャーノに着いたので、わたしは冷たい風が吹きすさぶ中、プレゼーペを見ながら散歩しました。

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 このプレゼーペの特徴は、主要人物以外の服装や仕事が、中世のコルチャーノの町のものであることです。というわけで、ご覧のように、ポルケッタ(記事はこちら)を作る職人まで、プレゼーペに登場しているのが、興味深かったです。

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by milletti_naoko | 2010-12-27 16:05 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)

クリスマスの1日

 今朝は夫と二人で、9時から、アッシジのサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会(Basilica di Santa Maria degli Angeli)のミサに参列しました。

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 この教会は、聖フランチェスコにゆかりの深い、それは美しい教会です。教会の右手に見える建物には、カトリック教の書籍や土産物が数多く売られています。

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 さらに、今年12月8日から来年1月2日までは、世界各国のプレゼーペ(presepe)(記事はこちら)を見ることができます。同じ「幼子イエス生誕の場面」を表現しながら、素材も像の姿も背景も、さまざまに異なるので、とても興味深いプレゼーペ展を、わたしたちも、ミサのあとに、訪れました。

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 たとえば、こちらのハンガリーのプレゼーペは、なんとトウモロコシの葉(foglia di mais)で作られています。

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 帰宅すると、ちょうど義父母も、教区教会のミサから帰ったところでした。皆で協力して、昼食の準備をします。

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 昼食の支度が整いました。クリスマスプレゼントも、クリスマス・ツリーの下に並べて、準備完了です。

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 午後1時頃到着した姪っ子たちと一緒に、クリスマスの記念写真を撮ってもらいました。

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 プリモは、ペルージャのクリスマス料理の定番、スープ入りのカッペッレッティ(cappelletti in brodo)です。肉を中に包んだこのパスタの名前は、小さい帽子に似ているところから来ています。イタリア語で、帽子はcappello、その縮小形はcappellettoで、この複数形がcappellettiです。ペルージャでクリスマスに食べるカッペッレッティは、鶏の肉・骨を野菜と共に、じっくり煮込んだスープ(brodo)と共にいただきます。

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 セコンドは、七面鳥(tacchino)とホロホロチョウ(faraona)をオーブンで焼いたものです。つけ合わせの野菜は、サラダ、ローストポテトと、ナスの代わりにフダンソウの茎で作ったパルミジャーノです。

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 スプマンテで乾杯したあと、クリスマスのデザートの数々をいただきます。テーブルの中央に見えるのは、パンドーロ(pandoro)。右手には、トッローネ(torrone)。

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 そして、ウンブリアの伝統的なクリスマスのデザートであるセルペントーネ(serpentone)。蛇(serpente)が円を描いた形をした、こちらのお菓子です。ちなみに、serpentoneという単語は、serpenteに、拡大辞の-oneがついたもので、イタリア語で、「大きな蛇」を意味します。店でも売られていますが、このセルペントーネは、義弟マルコのお義母さんの手作りです。

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 デザートとコーヒーのあとは、いよいよプレゼントの開封です。

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 姪っ子たちもうれしそうに、次々に包み紙を開けています。わたしたちは、マッダレーナには、腕に抱えているバービーのチョコレート菓子作りセットを、アレッシアには、前に置かれているハローキティのScarabeo(記事はこちら)を贈りました。二人ともまだ、サンタクロースからの贈り物だと信じているようです。

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 食後は片づけのあと、二人一組で、さっそくScarabeoで遊びました。わたしはマッダレーナとペアを組みました。初めてだという人もいたので、まずは点数はつけずに、順に単語を並べていきました。

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 ご覧のように、箱だけではなく、ゲームの説明を書いた小冊子や駒、ゲーム盤にも、ハローキティが描かれ、ピンク色が使われています。毎年いつか贈りたいと思いながら、Scarabeoを店で見ていたのでしたが、ハローキティ版を見つけたのは、今回が初めてでした。

 こうして午後を家族と共に過ごし、トーディ勢を見送ったあとも、親戚や友人の来客が相次ぎ、一段落ついて、自分たちの家に戻ったのは、午後7時頃のことでした。

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by milletti_naoko | 2010-12-25 23:16 | Feste & eventi | Trackback | Comments(15)

聖夜を前に

 わたしたちが毎年クリスマスに準備するプレゼーペ(presepe)(記事はこちら)は、二つあります。まずは義父母宅のプレゼーペを仕上げたあと、自分たち二人のプレゼーペを飾ります。

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 義父母宅のプレゼーペ作りには、姪っ子たちも参加し、ルイージ主導で、作成が進みます。

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 おやおや、ルイージときたら、空き箱を重ねて、一体どうするつもりなのでしょうか。できるかな、できるかな…… 

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 なんと、箱に穴を開け、うまく紙で包みこんで、洞窟を作り上げました。さらに洞窟の手前に、ミニランプの線を通していきます。

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 協力しながら、洞窟の中に、苔を敷きつめ、穴の奥や手前に、人形を飾っていきます。

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 まずは、12月12日日曜日に、姪っ子たちと共に、ここまで仕上げました。

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 仕上げは、わたしとルイージ二人で行いました。夫が洞窟を有する岩山の右手に苔を敷きつめている間、わたしはミニランプの線をツタで覆ったり、人形たちを準備したりしました。

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 今回、洞窟がたくさんある岩山を作ろうと夫が考えたのは、ソラーノ(Sorano)(記事はこちら)を訪れた際に、岩山の洞窟に作られた住居(abitazioni rupestri)を、たくさん見かけたからです。

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 洞窟を利用した住居が、ソラーノの町の全景を見晴らせる近くの岩山には、いくつもありました。

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 池は、わたしが空き袋を使って作ったものです。夫が周囲に小石を敷きつめます。

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 こうして、今年のプレゼーペができあがりました。夫は、カトリック教の神父であった亡き伯父が、教会に飾る大がかりなプレゼーペの制作を、10代の頃から20年以上もの間、毎年担当していました。時には夏から構想を練り、みごとなプレゼーペで、教会を訪れる人々を感嘆させていたそうです。

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 義父母宅のプレゼーペを仕上げたあとは、二人で、わたしたちの家のクリスマス・ツリーを飾りました。プレゼーペは木の下です。こちらのモミの木がクリスマス・ツリーに早変わりするのは、今年で4度目です。

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 こちらが3年前、初めてこのモミの木を飾ったときの写真です。当時に比べて、高さは変わらないものの、枝はかなり伸びて、周囲に広がりました。

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 ついでに、昨年義父母宅に準備したプレゼーペは、こちらです。使う道具や人形たちは同じでも、毎年異なる飾りつけを工夫しています。

 さらに屋内を飾り、掃除をし、そして、皆へのクリスマス・プレゼントを包装して、クリスマスの準備が整いました。

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 クリスマスおめでとうございます。皆さんが、喜びに満ちたすてきなクリスマスを過ごされますように。

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by milletti_naoko | 2010-12-24 22:48 | Feste & eventi | Trackback | Comments(14)

アメーリアとプレゼーペ2

 アメーリア(Amelia)(記事はこちら)の町には、古代ローマ時代の貯水槽(Cisterne Romane)があり、地下に造られたこの貯水槽の規模の大きさとみごとさに感嘆しました。

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写真は、http://www.ameliasotterranea.it/cisterneita.htm から借用


 町の地下に、巨大な貯水槽が幾列にも並んで、横たわっているのです。ウェブページLe Cisterne Romane(リンクはこちら)に、詳しい説明と、訪問できる日時の案内があります。

 アメーリア周辺には美しい町がたくさんあるのですが、今回ご紹介する常設のプレゼーペは、ペンナ・イン・テヴェリーナ(Penna in Teverina)の町にあります。

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 こちらが、展示会場の入り口です。

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 このプレゼーペはとても大がかりなもので、歩いて見て回る順路が約30メートル。動作を示す像だけでも、その数が約140もあるということです。

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 幼子イエス生誕の場面を中心として、周囲の野山や町で、日々の生活を営む人々の様子を見ることができます。働く人々だけではなく、木の上の小鳥や庭の鶏までが、頭や体を動かしています。

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 緑や遠景、そして、屋内の細部に至るまで、非常に細密に表現されています。

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 このプレゼーペもまた、照明と音楽を効果的に使って、昼から夜へ、そして再び朝へという時間の流れを表しています。夜の場面では、雪が降る様子まで見ることができました。

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 幼子イエスは、左手の屋根の下に見えます。マリアとヨセフに見守られ、そして、羊たちに囲まれています。

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 フラッシュの明かりのもとでは、小屋の内部が、農具まで、一つひとつていねいに作られていることがよく分かります。

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 夜が訪れ、周囲が暗くなると、ランプの明かりのみに照らされた聖家族が、厳かに浮かび上がります。マリアの右手の壁が、少しずつ上に上がっていきます。

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 なんと、上がった壁の向こうには、貢物を捧げに来た東方の三博士が並んでいる、という巧妙なしかけになっているのです。

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こちらの常設プレゼーペは、ペンナ・イン・テヴェリーナの中央広場から、少し階段を下ったところにあります。1年中見ることができますので、近くにお越しの際は、ぜひ訪ねてみてください。

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 こちらは、美しいイタリア式庭園を有するというオルシーニ宮殿(Palazzo Orsini)の入り口です。実は、わたしたちがペンナを訪れたのは、この庭園を見るためだったのですが、残念ながら、ご覧のように工事中で、入ることができませんでした。

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 入り口の両側にあるこちらの彫刻は、四季(Quattro Stagioni)を表しているとのことです。

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 ペンナ・イン・ティヴェリーナもまた、中世の石造りの町並みがそれは美しい町です。

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町には、石造りの家々の美しさに加えて、こんなふうに、見晴らしのすばらしい場所もあり、思いがけず、すてきな散歩を楽しむことができました。

参考資料・リンク
・"Il Presepe de La Penna. L’arte moderna al servizio della storia e della tradizione”
・"Umbria. AMELIA e il territorio. Pianta della città” (Servizio Turistico Associato dell’Amerino”
・Ameria Sotterranea - Le Cisterne Romane(リンクはこちら

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by milletti_naoko | 2010-12-23 14:46 | Umbria | Trackback | Comments(10)

アメーリアとプレゼーペ1

 アメーリア(Amelia)は、ウンブリアの誇る美しい町のひとつです。

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 緑に囲まれた、なだらかな丘の上に築かれたこの町は、ウンブリア州のほぼ最南端、ペルージャのはるか南方にあります。

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 町の周囲を取り囲む城壁は、紀元前6世紀から4世紀にかけて、建てられたものです。左手に見える門は、レオーネ門(Porta Leone、訳すと「獅子門」)。

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 レオーネ門の内側に広がる町並みも風情があります。アメーリアの町では、古代ローマ時代から、18世紀に至るまでのさまざまな建築様式や芸術作品を見ることができます。

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 アメーリアの町へと入る門として、最も重要なのは、こちらのロマーナ門(Porta Romana、訳すと、「ローマ[の]門」)です。

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 ロマーナ門の右後ろに見えるのは、1287年に建てられた、こちらの聖フランチェスコ教会(Chiesa di San Francesco)です。

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 この近くで見かけたのがこちらのプレゼーペ(presepe)(記事はこちら)です。

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 照明によって、場面が昼から夜に切り替わると、暗闇の中に聖家族が浮かび上がり、より厳かな雰囲気があります。

 わたしたちがアメーリアの町を訪れたのは、今年の1月29日から31日にかけてです。ふつうは、各家庭でも教会でも、1月6日の主顕節(Epifania)(詳しくはこちら)を過ぎると、プレゼーペは片づけるのですが、こんなふうに、1年中、プレゼーペを設置している場所も、時々あります。

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 こちらが、先の聖フランチェスコ教会の回廊(chiostro)です。この回廊の一角には、考古学博物館(Museo Archeologico)があります。

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 博物館には、とても興味深い展示が数多くあったのですが、その目玉はこちら、ジェルマーニコのブロンズ像(la statua bronzea di Germanico)です。この人物や像をめぐっては、とても興味深い話がありますので、また後日ご紹介できたらと思います。早く知りたいという方は、イタリア語で詳しく説明したページがこちらにあります。

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 こちらは、マルコーニ広場(Piazza Marconi)。町の中心に、中世の面影が残る一角です。正面に見える建物は、Loggia del Banditore(訳は「布告役人の開廊」)。かつては、ここから、市民を前に通知を読み上げていました。

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 町の高みには、大聖堂(Cattedrale)とTorre Civica(訳すと、「市の塔」)が並んでいます。大聖堂は大きくて全体は写真に納まらず、塔の後ろに辛うじて、その先端が顔を出しています。十二角形で高さが30メートルを超えるこちらの塔は、12世紀に都市の自由の象徴として建てられたものです。

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アメーリアの町の城壁を囲むように、流れる川、Rio Grande沿いは、環境を守る自然公園であると共に、すてきな散歩コースになっています。川を遡ると、中世に築かれたダム、La Para(上の写真)を見ることができます。

 さて、アメーリア周辺には、みごとな常設のプレゼーペ(il presepe permanente)を見られる場所が二つあります。

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 その一つは、アメーリア郊外にあるお告げの聖母修道院(Il Convento della S.S. Annunziata)。

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 こちらのプレゼーペでは、生まれたばかりの幼子イエスに、東方の三博士が貢物を捧げています。

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 砂漠を旅し、砂漠に宿る三博士の一行を描いた場面もあります。

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 こちらでは、ようやく三博士が聖家族の宿る場所までたどり着き、面会を目前にした様子が再現されています。制作者はスペイン人のJuan Marì Oliva。様々な素材を巧みに使って、東方の三博士の旅や、幼子イエスとの出会いを、美しく独創的に描き上げています。

参考資料・リンク / Riferimenti bibliografici & Web
- "Umbria. AMELIA e il territorio. Pianta della città” (Servizio Turistico Associato dell’Amerino”
- "Umbria. CARTINA REGIONALE 1:200.000 e guida turistica con 12 piante di città” (Touring Club Italiano)
- Soprintendenza per i Beni Archeologici dell’Umbria – La statua di Germanico

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-12-22 01:04 | Umbria | Trackback | Comments(12)

イタリアのクリスマス ~ プレゼーペとクリスマスソング

 クリスマス(Natale)が近づいてきました。イタリアのクリスマスで特徴的なのは、人形や風景の模型を並べてキリスト誕生の場面をあしらったプレゼーペ(presepe)が、教会や家庭に飾られることかと思います。プレゼーペは、アッシジの聖フランチェスコが、グレッチョ(Greccio)という地で、本物の人物や動物を使って、キリスト誕生の場面を再現したのが最初だと言われています。そこで、今回から、近年見かけたさまざまなプレゼーペをご紹介していきます。

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 こちらは、今年1月3日に、ペルージャ郊外にあるモンテマルベの修道院(サイトはこちら)で撮影したプレゼーペです。

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 この修道院では、教会内祭壇前のプレゼーペ(上の写真)に加えて、敷地内の別の場所にも大がかりなプレゼーペが飾られていました。

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 右にキリスト誕生の場面、中央には砂漠があり、砂漠の奥には海と空が見えます。照明や音楽を効果的に使って、1日の流れも表しています。空は、やがて赤く染まったあと、徐々に青く、そして暗くなります。

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 そして、前方に見える焚き火の明かりや左手に見える町の屋内の照明が際立つようになります。暗くなった空には、やがて聖母と受胎を告知する天使の姿が浮き上がり、彗星が走ります。

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 砂漠の左手では羊飼いたちが羊の番をし、そのさらに左には町があって、家の中でさまざまな職業に営む人々の動きを見ることができます。

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 鍛冶屋は鉄を打ち、牛を使って穀物を挽く人がいれば、布を織り上げる女性もいる、といった具合で、さまざまな職人をかたどった人形は、巧妙な仕掛けによって、仕事をするのに関わる体の部分や仕事の道具が動くようになっています。

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 聖フランチェスコは、「人々が、イエス・キリストが生まれてきた際の寒さと貧困、素朴さを実感し、神の人間への愛を感じとれるように」と考えて、プレゼーペを考案したそうです。

 イタリアで愛されるクリスマス・ソング、『Tu scendi dalle stelle』(題を訳すと、「あなたは空から降りて来る」)の中でも、神の御子が凍りつく寒さの中、衣服や火に不足する貧しさの中に生まれてきた様子が、歌われています。歌詞と共に、メロディーも美しく、わたしも大好きな歌です。

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ウンブリア州アメーリア(Amelia)の大聖堂のプレゼーペ  2010/1/30

 この歌を子供たちが歌う美しいYouTubeの映像(詳しくはこちら)を見つけました。クリスマス飾りに彩られたの街や家庭の映像も、それは美しく、心が温まりますので、ぜひご覧ください。画面には、イタリア語歌詞の下に英訳も添えてあります。また、1番と2番の歌詞については、日本語の全訳とイタリア語の解説を、メルマガ第29号(リンクはこちら)に載せてあります。

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クリスマス当日の昼食      2009/12/25


 イタリアのクリスマスと年末年始の行事について、より詳しく知りたいという方は、メルマガ第60号(リンクはこちら)に、バックナンバーの関連記事へのリンクをまとめてありますので、参考にしてください。

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by milletti_naoko | 2010-12-20 15:39 | Feste & eventi | Trackback | Comments(12)

聖母無原罪の御宿リを祝うミサ、ペルージャ

 12月8日は、カトリック教会で、聖母マリアの無原罪の御宿り(Immacolata Concezione)、聖母が原罪のけがれなしに母アンナの胎内に宿されたことを祝う祭日で、イタリアでは祝日です。

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 この日は、夕方6時半から、ペルージャ中心街にある聖フィリッポ・ネーリ教会(Chiesa di San Filippo Neri)で、ペルージャの大司教(arcivescovo)が執り行うミサに参加しました。上の写真は、ミサが始まる前に、大司教があいさつを述べている様子です。

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 祭壇の背後に見える絵画も、やはり聖母受胎(Immacolata Concezione)を描いたものです。ピエートロ・ダ・コルトーナ(Pietro da Cortona)による1662年の作品。17世紀に建てられた、バロック様式のこの教会が、聖母受胎に捧げられたものだからです。

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 ミサで読まれた聖書の章句は、アダムとイブが原罪を犯し、楽園を追放される場面と聖母マリアが受胎告知を受ける場面です。

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 この二つの章句を受け、説教では、大司教が、二つの場面における神との180度異なる向き合い方に触れ、聖母マリアの範に倣って生きましょう、と語りかけます。受胎告知のみならず、我が子の死にあたってまで、つねに神の御心に従って生きようとした聖母マリアの、その苦しみがいかばかりであったかも、聴き入る聴衆に思い起こさせながら。

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 昨夕、この教会のミサに参加したのは、夫と弟パオロが属する合唱団、コラーレ・テティウム(Corale Tetium)が、この日のミサで歌ったからです。

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 合唱の練習のためにと到着した午後5時頃には、天井の照明が暗かったため、見えなかった美しい絵画の数々が、ミサが始まる午後6時半前には、明るい光に照らされて、よく見えるようになりました。

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 ミサのあとは、大司教と合唱団の皆にあいさつしてから、来たときと同じように、雨に降られながら、イルミネーションで飾られた通りを、駐車場まで歩いて戻りました。(実は最後の写真は、教会に向かう途中に撮影したもので、左手奥に、聖フィリッポ・ネーリ教会が一部見えています。)

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 ちなみに、Immacolata Concezioneは直訳すると、「けがれなき受胎」。macchia「染み、汚れ」という単語は、イタリアで生活する方やcaffè macchiato「ミルクを少量加え(てミルク色を染ませ)たコーヒー」が好きな方には、なじみの多い言葉だと思いますが、このmacchiaはもともと俗ラテン語のmacula という言葉の母音uが欠け(* macla)、母音に挟まれたclがcchiと変化して生まれた言葉です。形容詞immacolatoの起源となる俗ラテン語、immaculatu(m)にも、この同じmaculaが含まれていて、immacolatoは否定を表す接頭辞in- が、macchiato「けがれのある」を意味するmaculatusについて、できた言葉です。難しくて耳慣れない言葉のように見えて、実は毎日の生活の中で使っている言葉と、とても関連が深いのです。

参考にした資料・サイト
・Antonio Santantoni Menichelli, “Le Madonne che vide il Perugino”, 1999, Quattroemme
・Nicola Zingarelli, “lo Zingarelli. Vocabolario della lingua italiana”, 2002, Zanichelli
Wikipediaイタリア語版 – Immacolaza Concezione
Wikipedia日本語版 – 無原罪の御宿り
Perugia online – Perugia Arte e religione – Chiesa di San Filippo Neri
Umbria e Arte – Le Chiese di Perugia

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-12-10 17:00 | Feste & eventi | Trackback | Comments(16)

子どもの絵と個性のゆくえ

 先日、「見る人によって」という記事を読んで、心を打たれました。著者の紘野さんの許可を得て、今回は、この記事へのリンクと、わたしが書いたコメントを、ご紹介します。

・紘野涼の雑記帳、「見る人によって」(リンクはこちら

 教育者の方やお子さんを持つ方に、ぜひ読んで、考えていただきたい文章で、とてもすてきな先生の思い出が語られています。

 ~以下が、わたしの書いたコメントです。~

 本当にすてきな先生にめぐりあわれましたね。絵の描き方にしても、文の書き方にしても、環境の中で育っていくうちに、その文化の物の見方、捉え方に、しばられてくると思うのです。今イタリアで幼い姪っ子たちが描く絵を見て、その独創性に驚かされ、また、日本で一般に思い浮かべるのとは違ったイメージを見て、特にそう思います。

 「象と言えば、横から立った姿」ではなく、座った姿を描こうとした紘野さんの、周囲の描くイメージにしばられない自由な描き方も、その独創性を評価できた先生も、そして、その先生のすばらしさを今も思い出される紘野さんも、すばらしいと思います。開口健が『裸の王様』という小説で、ふんどしをまきチョンマゲのある裸の王様を描いた子供に、驚かされたというくだりを思わず思い出しました。『星の王子さま』冒頭で、幼い頃の語り手が、「蛇が象を飲み込んだ図」を描こうとしたのに、大人たちに「帽子にしか見えない」と言われて、絵を描くことをやめてしまったくだりも、思い出しました。

 画一社会と呼ばれがちな日本社会ですが、この先生のような方が増えて、子供たちが自信を持って自分の絵を描き、自分の人生を生きていけるような学校や家庭が増え、社会になっていくよう願わずにはいられません。


*おまけ*


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 こちらは、今年の復活祭、4月4日の昼食後に撮った写真です。イタリアでは、復活祭に、華やかな包み紙に包まれた、卵形のチョコレートを贈ります。(記事はこちら

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 姪たちを、きらびやかな包み紙と共に撮影しました。上の写真でポーズを取るのは、妹娘のマッダレーナです。

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 そして、こちらの巨大な折鶴は、11月21日日曜日に、姪っ子たちに頼まれて、3人で協力して、復活祭の包み紙で折り上げたものです。こんなに大きな鶴を折ったのは初めだし、折ろうと考えたこともありませんでした。

 なんと、背の部分を手に持って、鶴を上下に動かすと、羽が本当の鳥の羽のように、上下に動くのです。にぎやかな模様がある方を表にして折ろうとすると、姪たちから、銀色の裏面で折ったほうがきれいだと、もっともな提案がありました。

 この折鶴を折った後、わたしはマッダレーナを描きました。

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 見ていたマッダレーナは、「今度はわたしが描く!」とペンを手にし、

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 まずは、わたし、

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 次にルイージ、

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 そして、最後におじいちゃん(nonno)を描きました。わたしは「めがね」、夫は「口ひげ」、義父は「セーターの襟元」が、特徴をとらえて、よくかけています。

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by milletti_naoko | 2010-11-25 23:21 | Feste & eventi | Trackback | Comments(10)

椿まつりでお茶を

 トスカーナ州、ルッカ県には、椿の里とも呼ぶべき美しい村があります。そして、この村の付近には、椿あふれる見事な庭園を持つ館が、たくさんあります。

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 こちらが、椿の里、Sant’Andrea di Compito。毎年3月に、隣村のPieve di Compitoと共に、椿まつりの会場となる村です。数年前も訪れたこの椿の里を、今春は椿まつり開催中の、3月6日、7日に訪れました。

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 村の中心を流れる川を遡ると、川岸に椿が並ぶ散歩道に出ます。

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 橋の左手に咲くこの椿の名は、Bonomiana。同じ木に咲く花の色も模様も、さまざまで美しく、夫は今回の椿まつりで、この椿の鉢を購入しました。
 
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 やはり小川沿いに咲いているこの椿の名は、Mrs.Tingley。

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 こうした看板が椿の近くにあるので、一つひとつの椿の品種やその歴史が分かります。

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 川に沿って歩いて行くと、やがて左手に、広大な椿園が現れます。

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花の色も模様もさまざまな300種以上の椿が並ぶこの椿園では、700以上の品種を集めようと、 少しずつ拡大作業が行われています。

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 わたしは知らなかったのですが、椿はお茶の木の仲間であり、そのため、椿まつりでは、お茶に関する展示や催しもありました。上の写真は、Sant’Andrea di Compito村にあるVilla Orsiという館で催されたお茶会の様子です。有料ですが、世界の3種類のお茶を、数々のお菓子と共に、説明を聞きながら、おいしく味わうことができました。中には、紅茶や抹茶を使って作られたお菓子もありました。お茶をおいしく入れる方法も詳しく教えてもらいました。

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 お茶会の会場は、この見事な椿並木に囲まれていました。わたしたちはお茶会の後、桜の花入りの緑茶とお茶会で飲んで気に入ったモーリタニアの紅茶を購入しました。

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 一方、こちらが椿まつりの中央会場です。「Antiche Camelie della Lucchesia」(訳すと「ルッカ地方の歴史ある椿」)と書かれた大きな看板のすぐ下には、村の催し物会場や散歩コース、椿園の場所などが、地図に示されています。一方、一番下の看板には、会場となる二村を含むCapannori市の地図があり、椿の美しい庭園を持つ数々の館が図示されています。

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 展示会場には、さまざまな品種の椿が並んでいます。椿の花や村と椿の関わりを説明した展示や、お茶の販売コーナーもありました。奥に見える、椅子の並ぶテント内では講演が行われ、わたしたちも、世界の茶の歴史や千利休の人生についての講演を、興味深く聴きました。

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 カパンノリ市内の椿の美しい館も、いくつか訪ねました。こちらは、Tenuta dello Scompiglioの庭園に生える見事な椿です。有料で、庭園を案内してもらいました。

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 ブドウ園の向こうに広がる風景の美しさ、そして、遠くに見える山々の荘厳さに息を飲みました。

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 庭園訪問の料金には、おいしい世界のお茶をお菓子と共に楽しむ料金も含まれていました。本当は1種類だけ味わえるところを、3種類のお茶を少量ずつ味見させてくれました。

 実は、カパンノリには、他に、本当に美しい見事な庭園がいくつもあるのですが、すでに数年前に訪ねているため、今年は行きませんでした。

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 椿まつりでは、数々の美しい椿の鉢植えも販売しており、今回は、夫とわたしがそれぞれ自分の好きな椿を、一鉢ずつ購入しました。今、我が家のテラスでは、この椿たちのつぼみが少しずつ膨らんできています。きっと来春も、今年の春のように、美しい花で目と心を楽しませてくれるであろうと、今から楽しみです。(我が家の椿が美しく花開く様子はこちら

関連記事
・「トスカーナ小村の椿まつり」(メルマガ第40号、リンクはこちら

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by milletti_naoko | 2010-11-23 23:15 | Feste & eventi | Trackback | Comments(15)


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