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パン祭りで寿司の昼食、セニガッリア

 うれしいことに、そして驚いたことに、日本の方が握るお寿司など、和食が食べられるスタンドがあるではありませんか。

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 パン祭りですから、大半はパンやピザの店でしたし、それが夫の目当てではありましたが、めったにペルージャで出会えないのは、日本の方が作る日本料理です。

 すぐにこれと決めて食べました。おいしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-09-24 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(2)

傑作を花で描いて町彩る、Infiorata di Spello1

 色とりどりの花びらを使い、町の人々が夜どおし協力して、道や広場に、美しい大きな絵画を描いていくスペッロ(Spello)の町の祭り、インフィオラータ(Infiorata)を、今朝初めて訪ねました。

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 花びらで生み出される絵画の予想以上の美しさときめ細やかさに感嘆しました。上の写真では、左手にスペッロの石造りの町並みが描かれ、手前に二つヒナギクの大きな花が見えるのですが、このヒナギクの黄色い部分には、一つひとつのヒナギクの花の真ん中の部分だけをずらりと並べてあります。絵画の中央にはイエス・キリストの顔が大きく見えます。

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 聖家族(Sacra Famiglia)

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アッシジの聖フランチェスコ(San Francesco d’Assisi)とアッシジの町、

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ウンブリア南の町、カッシャ出身の聖リータ(Santa Rita)など、イエス・キリストや聖家族、カトリック教の聖人たちを描いた作品が多いのは、聖体祭(Corpus Domini)と呼ばれるカトリックの祝祭の前夜に、祭り当日ミサのあとの行進で歩く道に、花びらをまき散らしたり、花のじゅうたんを描いたりする慣習がイタリア各地にあり、スペッロのインフィオラータも、この聖体祭の祝いの一環として、行われているからです。

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 今日の祭りのために新たに描いたオリジナルと思われるデザインが多い中、

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こんなふうに巨匠の傑作に、新たな美しい装飾を添えて描き上げた作品もありました。

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 花は、絵画として道や広場を彩るだけではなく、街角や家の壁など、あちこちに飾られていて、中世の町並みに、いっそうの趣を添えています。

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噴水のまわりにも、白とピンクのバラが植わっています。

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 予定では朝8時までに作品を仕上げることとなっていたため、わたしたちが町を歩き始めた7時半過ぎには、ちょうど仕上げの最中だった絵画も、たくさんありました。

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 おかげで、どんな花びらを使って、どんなふうに描いていくのかも見られて、興味深かったです。

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 こんなふうにカトリック教と、直接には関係なさそうに見える作品もあり、愛や人生など、テーマはさまざまでした。

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 タンゴの情熱的な踊りと、祈るような、そして宇宙のリズムと鼓動を同じくするようなスーフィーの踊りが交互に描かれている、こちらの作品が独創性もあってすてきだなと感じました。

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 こちらの作品では、色鮮やかに花びらで描いた大きなギターの上部で、天使たちが音楽を奏でています。

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 「ゆるやかなとき」(Tempo Lento)と題されるこちらの作品は、子どもたちが自ら花を摘み描いたもので、左手の狭い空間にひしめくように並ぶ時計の中から飛び出した時計が、カタツムリの背に乗り、緑豊かで花が彩る広い空間をゆっくりと進んでいきます。時間にしばられ、時間に追われて、人生や生きがいを見失うのではなく、足取りを確かに、ゆっくりと豊かに生きていこうと語りかけているようです。

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 混んでいる場所・時間帯は、ラッシュアワーの東京都内の駅や、チョコレート祭り中の週末のペルージャのようで、人波に押されたり、あらがったりしながら進まざるを得ず、それは大変でしたが、いい思い出になりました。

 花の導きに従っての町めぐりは、まだまだ続きます。写真もご紹介したい作品も多いのですが、とりあえず今日はここまで。

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Infiorata di Spello - parte 1 29/5/2016

- Stupende le opere disegnate accuratamente
con passione e pazienza con i fiori,
bella città medievale, oggi ancora più bella.
Grazie, Spello e tutte le persone che hanno
contribuito a questa bellissima festa.
[To be continued]
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- スペッロからアッシジへと歩く旅 / Camminare da Spello ad Assisi 1 (20/4/2016)
- ウンブリア電車の旅 / Viaggiare in treno in Umbria (9/172011)
- スペッロでお散歩1 / Passeggiata a Spello 1 (9/1/2011)
- スペッロでお散歩2 / Passeggiata a Spello 2 (9/1/2011)
- バラの祭典@スペッロ / I Giorni delle Rose @ Spello (31/5/2014)
- この野草食用それとも有毒か、ウンブリア野草講座 / Subasio con Gusto. Rassegna delle Erbe Campagnole e dei Sapori Montani @ Spello (17/4/2015)
- スペッロからスバージオ山へ / Passeggiata da Spello alla Madonna della Spella (7/9/2014)

参照リンク / Riferimenti web
- it.wikipedia – Infiorate di Spello
- Infiorate di Spello - HOME
(イタリア語でfioreは「花」、infiorareは「花で飾る」という動詞で、infiorataはこの動詞から派生した名詞で「花で飾ること」の意。infiorateはその複数形です。)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-05-29 23:46 | Umbria | Trackback | Comments(8)

賢信式・初聖体拝領の祝い@リミニ

 夫とわたしは、おじ・おばとして姪たちの成長に伴って、賢信式(cresima)初聖体拝領(prima comunione)に、これまで参加してきました。(詳しくはこちら)今年は、姪のうち妹娘、マッダレーナの聖体拝領の祝いが、9月に控えています。

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1/5/2016

 日曜は、リミニの友人から愛息子の賢信式・初聖体拝領のお祝いに呼ばれて、ミサと祝いの昼食会に参加しました。ふつうは数年隔てて二度に分けて行う式を、今年から友人の息子たちが通う教会では、子供が二つ一度に行えるようになったのです。

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 まだ幼い頃に、だんなさんが亡くなり、ほぼ女手一つで育て上げてきた友人の喜びはひとしおのことと思います。彼がいっしょにいたならどんなにかと思う一方、祝いのときも、そしていつでも、実は二人のそばに寄り添い見守っているのだろうと感じました。

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 ミサで式に参加した子供はなんと60人です。ミサと記念写真撮影のあと、皆で祝いの昼食会場となっているレストランに向かいました。おしゃべりを楽しみながら、一皿ずつゆっくりと運ばれてくる料理を食べていきます。

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 食事のあとは、祝いのカードを読み、贈り物の包みを開いていきます。わたしたち、母の友人一同からは、ギターとお祝い金を贈りました。「がっかりさせて驚かせよう」と考えた友人たちが、わざと粗末な箱に入れて、別の物だと思わせるように話を進めていたので、箱を開けて、ギターだと気づいたときの笑顔が、とびっきりうれしそうでした。

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 祝いのケーキを食べたあとは、近所に住む若者から、さっそくギターの手ほどきを受けて、弾いてみていました。

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 イタリアでこういう祝いごとにお決まりの、アーモンドでできたお菓子、コンフェットを、かわいらしい観葉植物の鉢といっしょに贈ってくれました。

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 久しぶりに出会って話せる友人たちもいます。成長を祝う大切な会に、呼んでもらえて、うれしかったです。

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Tanti Auguri per la Cresima e la Prima Comunione, Elia & Silvia!
Grazie mille per l'invito :-)) 1/5/2016
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-05-02 23:11 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)

Buona Pasqua!

 復活祭(Pasqua)の今日は、階下の義母宅で、皆で祝いのあいさつを交わし、それから祝福を受けたゆで卵や復活祭のパンを食べて、朝食を済ませました。

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Basilica di Santa Maria degli Angeli, Assisi 27/3/2016

 それから、アッシジのサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会のミサに参加しました。朝晩寒いものの、昨日は昼暖かかったからか、道路脇に真っ赤なヒナゲシがいっぱいに咲いているのを、あちこちで見つけて、うれしくなりました。教会の近くにも、桜でしょうか、白い美しい花がきれいに咲いています。

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 教会からさらに少し離れると、散り始めたものの桜色の花の美しい木が並んでいます。

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 カトリック教で、十字架にかけられた主が復活したことを祝う復活祭が、春の陽気が感じられるお彼岸の頃に行われるのは、決して偶然ではなくて、長く厳しい冬が終わり、命が躍動する春を喜び祝う気持ち、そこに何か単なる自然現象を超えたものを感じる気持ちが、洋の東西や宗教・民族のいかんを問わず、存在するからではないかという気がします。

 朝、祝福されたゆで卵を食べたり、卵型のチョコレートを贈ったりするのも、春になって暖かくなると、鶏たちの産む卵の数が一気に増えるためでしょう。チーズと共に、卵をたっぷり使った、ウンブリア伝統の復活祭のパンについても然り。

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 復活祭のお菓子には、鳩の形をしたコロンバ(colomba)もあります。今晩は、会場に住む義弟夫婦宅に招待されているので、金曜に手みやげのコロンバを買いに行きました。購入したのは、チョコ卵もコロンバも、自分たちで手作りしている店で、わたしたちは、チョコレートと洋梨のコロンバを選んで、購入しました。味は今夜のお楽しみなのですが、コロンバの包装に添えた花飾りも、チョコ卵に描かれた絵もきれいで、うちの中を春らしい、祝いらしい気分にしてくれています。

 トーディの義弟一家が、今年は今日からロンドンへの小旅行に旅立ったため、今日の復活祭の昼食は大人だけで食卓を囲みました。子羊肉のローストをセコンドに食べ、デザートはチョコ卵とコロンバなのですが、やはり姪たちがいないと、卵を開ける前のわくわく気分やお祭り気分が違う気がします。

 最後に、去年初めて聞いてびっくりした賛美歌をご紹介します。”Cristo è risorto, alleluia!”「キリストが復活した。ハレルヤ」というこの歌のメロディーは、なんと日本ではまったく違う場面でよく使われる、あの音楽だからです。この映像では、主の復活を描いたさまざまな絵画を見ることもできます。


 この歌曲についての詳細および復活祭のパンについては、下記リンクをご参照ください。

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Buona Pasqua!

@ Basilica di Santa Maria degli Angeli ornata dai fiori :-))) 27/3/2016
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 復活祭のパン、写真つき材料と作り方 / Torta di Pasqua (22/4/2011)
- 復活祭 / Pasqua (4/4/2010)
- うれしいバーチ復活祭チョコ / Uovo di Pasqua di Baci Perugina (5/4/2015)
- びっくり、復活イエス入場の賛美歌 ~この曲は! / Canto, “Cristo è risorto, alleluia” (6/4/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-27 17:00 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)

聖ジュゼッペの日、父の日と伝統の揚げ菓子

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 イタリアで父の日(Festa del papà)を祝うのは3月19日で、それは、この日がカトリック教で、イエスの養父である聖ヨセフ(イタリア語でSan Giuseppe)を記念する祝祭日だからです。大切な聖人のお祭りなので、ウンブリアではこの日に食べる伝統のお菓子があります。

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Fittelle di San Giuseppe 20/3/2016

 米を牛乳で炊いてから、卵や小麦粉などを加えて油で揚げたお菓子で、その名も、聖ジュゼッペのフリッテッラです。写真は、お義母さんが作ったフリッテッラで、今日の大家族での昼食のデザートとして食べました。とてもおいしかったです。

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Festa di Sam Giuseppe, Perugia 19/3/2012

 聖ジュゼッペの日には、イタリア各地に、前夜に大きな篝火を焚いたり、当日の夜、聖人の像を先頭にロウソクを手に聖歌を歌い祈りを唱えながらの行進やミサを行ったりするなど、さまざまな風習があります。(下記リンク参照)

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20/3/2016

 昼食後のおしゃべりと片づけが終わってから、テラスと庭の植物に水をやっていたら、庭にヒナギク(margherita)がたくさん咲いています。カメラを撮りに行って、いい角度を見つけて撮影しようと、しゃがんでカメラを構えていたら、向こうからミミがやって来るではありませんか。

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 お花畑のちょうどいい場所で、止まってポーズなど取ってくれるわけもなく、そのままどんどんどんどん、この写真の位置では止まらずにさらにレンズに近づいてから、どうやら今はかまってもらえないようだと悟ったらしく、すぐにすたすたと向こうに行ってしまいました。

 ヒナギクの花がよく似合う、かわいい猫です。

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Domenica le Frittelle di San Giuseppe al pranzo
fatte da Giuseppina; il 19 marzo è anche il suo onomastico :-)
Ora il nostro giardino è ornato dalle margherite,
mentre stavo per fotografarle, mi si avvicinava qualcuno...
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 篝火で迎える聖ジュゼッペ / Falò di San Giuseppe (3/2012)
- 聖ジュゼッペの祭りの夜に / Festa di San Giuseppe (3/2012)


参照リンク / Riferimento web

- UmbriaTouring.it – Frittelle di San Giuseppe ricotta della tradizione (19/3/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-20 23:59 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)

チョコ子羊の誘惑

 イタリアでは、復活祭(Pasqua)に、地域や各家庭の伝統による差はあれ、子羊(agnello)の肉が、食卓に上ることが多いことと思います。イタリアに暮らし始めて1年後だったか、マルケの友人家族と、復活祭にレストランで、揚げた子羊の肉を食べた記憶があります。イタリアには、「クリスマスは家族と、復活祭は過ごしたい人と」(Natale con i tuoi e Pasqua con chi vuoi.)ということわざがあり、実際、復活祭休みに友人たちと旅行に出かけるという人も多いのですが、夫が信仰心の篤い家庭に育ったため、うちでは、クリスマスも復活祭もたいていは義父母宅で、大家族が集って食事をします。そうして、復活祭の昼食には、義母が用意した子羊をグリルで焼いた、あるいは衣をつけて揚げた肉料理が、セコンドとして登場するのが常です。

 ですから、復活祭の子羊というと、肉料理がすぐに思い浮かぶのですが、昨日買い物に出かけると、なんと、

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ブラックチョコレートとココナツ入りの、子羊の形をしたケーキが売られているではありませんか。しかもCOOP会員特別価格で2.98ユーロとあります。原材料表記に目を通すと、怪しい合成着色料などの添加物もなさそうです。うちではちょうどトルコロを焼かなければいけない頃だったのですが、昨日は、朝は五十肩のリハビリ、夕方は大きな買い物。その上、木曜が締め切りのパソコン作業の多い仕事を抱えていて、ケーキを作らなければと思いつつ、肩の調子や時間不足が気になっているところでした。

 大好きなチョコレートたっぷりのケーキが安く買えて、うちで作らなくてすんで助かると、すぐに購入を決めました。チョコレートが好きなので、この子羊を目にする前に、製菓用のブラックチョコレートやチョコチップを買おうかどうしようかとためらっていたのですが、その値段を考えても、とてもお得です。

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 そうして買い物袋を車からうちに運び、買い物で疲れたからと一切れ、めんどうなパソコン作業が待っているからと一切れ…… 花粉症で白砂糖は避けた方がいいというのに、そうして、生地が好みよりも若干甘いというのに、チョコレートが上にも中にもたっぷりなのがうれしい上に、最近はうちでトルコロを作る際に、古代小麦全粒粉と黒砂糖を使うものですから、健康にはいいだろうけれども、ケーキとしては素朴で重厚感のありすぎる味に慣れているために、市販のケーキがおいしくて、昨日も今日も、疲れたからと、頑張るからと、ついつい言いわけしては、食べてしまったわたしなのでありました。

 ココナツの粒が、粒と呼ぶには大きめで、切ってそのまま入れてあるため、おいしいというよりは、ほんのりと甘い少々かたいものが時々歯に当たるという感じではあるのですが、このココナツも、じっくり根気よくかんでみると、甘さが感じられます。

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 おいしかったらブログの記事にして、あとで箱の写真も撮ろうと思い、箱を部屋の隅に置いていたら、見つけた夫がすぐにゴミ箱に入れるべく箱をつぶしてしまったため、写真の箱に折れ目があります。

 チョコ子羊に励まされ、甘さに甘えながら、明日締め切りの仕事を終えるべく頑張っています。

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Amo il cioccolato, amo i dolci e ieri al supermercato
non ho potuto non comprare questo agnello
coperto di cioccolato fondente.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-16 23:29 | Gastronomia | Trackback | Comments(8)

謝肉祭の終わり、お菓子と四旬節、肉料理

 今年は今日、2月9日が、懺悔の火曜日(martedì grasso)謝肉祭(carnevale)の最終日になります。お義母さんが、ウンブリアの謝肉祭伝統のお菓子の一つ、ストゥルーフォリ(strufoli pl.を、わたしたちの分も作ってくれました。

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 ハチミツがたっぷりかかっておいしいのと、今日はリハビリに仕事、買い物と出ずっぱりで、甘いものがほしい気分だったので、たてつづけに三つぺろりと平らげてしまいました。

 四旬節(quaresima)に入る明日からは、健康のためにも食生活に気をつけることにします。初日の明日は、灰の水曜日(mercoledì delle ceneri)で、四旬節中だけは今も金曜日は肉食はしない慣習を保つ義母から、この灰の水曜日にも肉を食べてはいけないのだと聞きました。

 わたしはカトリック教徒ではないのですが、もともと夫もわたしも肉は週に一度か二度食べる程度、あるいは食べないのが健康にいいという考えです。今週は、日曜に大家族での昼食で肉を食べ、月曜は余った肉を食べましたので、明日はそうでなくとも肉を料理するつもりはありませんでした。

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 ちなみに、わたしが好きで、レストランで時々頼む肉料理は、このtagliata di manzo con rucola all’aceto balsamico、牛(manzo)の肩ロースを焼き、薄めに切り分けた肉(tagliata)をルーコラ(rucola)に載せ、バルサミコ酢(aceto balsamico)をかけた料理です。

 簡単なように見えて、肉の質と焼き加減次第で、この上なくおいしくなることもあれば、これは残念ということもあり、初めて行った店で頼むと、当たりはずれの多い料理です。昨年、久しぶりにこのタッリャータをおいしく食べられる店を、しかもペルージャ郊外で見つけたと喜んでいたのですが、最近は肉の質も焼き加減も今ひとつです。そうでなければブログで店名を紹介するところなので、残念です。

 数年前に、シエナの教会のミサで、「四旬節中だけは、金曜日には絶対に肉を食べてはいけない」という説教を聞いたことがあります。けれども、特に若い人は、うっかり忘れることもあるようで、シエナ外国人大学の大学院課程の仲間たちと打ち上げに、レストランで夕食会をしたとき、大半がイタリア人かつカトリック教徒であったにも関わらず、全員が肉料理を頼んで食べていて、途中でだれかが「金曜日だ」と気づいて指摘したときに、慌てていました。

 明日からは節制の四旬節とは言え、イタリアの歌の祭典、サンレモ音楽祭は、今夜から始まります。日曜にはバレンタインデーも控えていますが、増えてきた体重に歯止めをかけるためにも、舞い始めた花粉に備えるためにも、食生活には気をつけるつもりでいます。

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Oggi, martedì
grasso torno a casa e
mi aspettano gli strufoli buoni buoni fatti da mia suocera.
Tre subito nello mio stomaco...
Da domani la quaresima e anche la dieta :-)
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 灰の水曜日と四旬節中の肉断ち
- 節制で花粉に負けず減量も

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-02-09 22:45 | Feste & eventi | Trackback | Comments(10)

揚げ菓子おいしい謝肉祭

 さくさくの生地と優しい甘さがおいしくて、一度食べ始めるとなかなか止まりません。

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 ウンブリア州で、謝肉祭(carnevale)に食べる揚げ菓子の一つに、このフラッペ(frappe)があります。今日は謝肉祭の最後の木曜日、giovedì grassoだからと、お義母さんが今朝たくさん作って、わたしたちにも分けてくれました。夫の職場でも、同じ理由で、ストゥルーフォリ(strufoli)という別の謝肉祭の揚げ菓子を、皆で食べたそうです。

 白砂糖も揚げ物も、花粉症の大敵なのではありますが、先週出ていた症状は最近は落ちついたこともあり、何よりもおいしいので、体重がまた増えると気にはしながら、ついまた一つあと一つと、手が伸びてしまいます。

 「でも冬は食べて脂肪をつけないと寒いんだよね」と、先月おいしい店でいっしょに食べた友人が言っていて、猫たちも冬はふっくらしているのではありますが、来週からは四旬節に入る上、花粉飛散量が増える時期も近づいていますので、もっと食事に気をつけようと考えています。イタリアの行事に合わせて、懺悔の火曜日(martedì grasso)までは、はめを外してせっかくの甘いものを楽しもうと思っているわたしなのでありました。

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Molto buone le Frappe fatte da mia suocera.
Giovedì grasso la gola vince sulla ragione!
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 誘惑が多い睦月のウンブリア (25/1/2015)
- 謝肉祭から四旬節へ (5/3/2014)
- 食べよ太れよgiovedì grasso (12/2/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-02-04 23:59 | Feste & eventi | Trackback | Comments(11)

主顕節、ベファーナと休みの終わり

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 今朝はうちにも、ベファーナおばあさんがやって来ました。我が家の小さなプレゼーペでは、物語中では出会えなかったという幼子イエスの、すぐそばにいます。クリスマスを祝う期間が終わり、明日にはプレゼーペをしまうので、今夜は一晩、ベファーナもいっしょに飾っておくつもりです。

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Presepe della Palestina @ Porziuncola, Assisi 25/12/2015

 1月6日の今日は、主顕節(Epifania)東方の三博士(tre Re Magi)が、生まれたばかりの幼子イエス(Gesù bambino)を拝んで、贈り物を捧げた日とされ、カトリック教会の祝祭日であると同時に、イタリアでは国民の休日でもあります。

 東方の賢者たちが、星の光に導かれ、長旅を続けてエルサレムまで来て、まずはヘロデ王に、次に、幼子イエスに出会い、ヘロデに会わずに、それぞれの国に帰っていく。

 今朝のミサでは、新約聖書のこの章について、朗読と説教がありました。「何かあったときの人間の反応には3種類あります。」というミサの話が興味深かったです。ユダヤ人の王となる人物がたった今生まれたと知り、博士たちは、その王を探しだして拝もうと積極的に行動し、ヘロデ王が呼び寄せた祭司長や学者たちはそうと知っても何もせず、ヘロデは、自らの地位を脅かしかねない幼子を今のうちに殺してしまおうと考える。攻撃的な態度に出るヘロデももちろん悪いけれども、十分に知識を持ちながら、その知識を生かせず、無関心なままで行動しない、そういう無関心な態度こそ、一番問題なのですと、説教では訴えていました。

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Presepe del Portogallo

 閑話休題。ベファーナおばあさんは、旅の途上にある東方の三博士に出会い、いっしょに幼子に会いに行こうと誘われたにも関わらず、同行を断り、お菓子いっぱいのカゴを腕に、後日出発して、三博士の行方を探したものの見つけらません。それで、幼子イエスに贈るつもりで、すべての子供たちの家を訪ねて、毎年お菓子を贈るようになったのだと言われています。

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Presepe con la Pasta

 姪たちも今では14歳、12歳となり、サンタクロースもベファーナも信じなくなってしまってから、数年経ちます。もう大きいから、お菓子入りの靴下やベファーナ人形を贈ろうかどうしようかと考えあぐねた末、義弟夫婦と共に、贈ることに決めました。贈り物というのはうれしいもので、姪っ子たちははしゃぎながら、大きな靴下から、チョコレート中心のお菓子を引き出しては、眺めていました。

 1月6日は、姪たち二人にとって、そういう楽しみな祝日ですが、12月23日から始まったクリスマス休みが終わってしまい、明日からは学校が始まるという日でもあります。夏休み最終日なのに宿題が終わらず、泣きながら猛勉強するのび太のように、マッダレーナは昼食後、嫌いな数学の宿題と、長い間格闘していました。

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Stamattina è arrivata la Befana anche a casa nostra :-)

Il 6 giorno è un giorno lieto ma anche triste per i bambini.
E' bello ricevere i regali, ma da domani ricomincia la scuola.
Altre foto: Presepe della Palestina, Presepe del Portogallo
& Presepe con la Pasta @ Porziuncola, Assisi
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 荘厳な砂のプレゼーペと主顕節、ベファーナのお話 / Presepe di Sabbia di Bellaria Igea Marina (5/1/2016)
- 贈り主いまむかし (20/1/2011)

参照リンク / Riferimento web
- Chiesa Cattolica Italiana – Liturgia del giorno – Mercoledì 6 Gennaio 2016 EPIFANIA DEL SIGNORE
- Treccani.it – Vocabolario - magi

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-01-06 23:03 | Feste & eventi | Trackback | Comments(4)

荘厳な砂のプレゼーペと主顕節、ベファーナのお話

 青い光が照らしだす町並みが美しいのは、リミニ県ベッラーリア・イジェアマリーナの、砂で築かれたプレゼーペです。わたしたちは元旦の夕方に訪ねました。

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Presepe di Sabbia di Bellaria Igea Marina 1/1/2016

 光で夜の町やその静けさを巧みに表し、建築物を、細部までていねいに仕上げています。

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Immagine presa da www.travelemiliaromagna.it

 エミリア・ロマーニャ州のアドリア海岸の砂浜では、例年、地図に記された7か所で、砂でつくったプレゼーペが展示されます。(下記リンク参照)昨日お話ししたトッレ・ペドレーラをピンクで下線で示しています。ベッラーリア・イジェアマリーナは、その少し北方にあります。

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 プレゼーペの中心となる幼子イエスの生誕場面では、育ての父となる聖ヨセフ(イタリア語ではジュゼッペ)の表情が優しく、両手を差し伸べる様子にも、愛情深さが感じられます。イタリア語でaureolaと呼ぶ、円形をした後光が、幼子イエスだけではなく、左右で見守る二人の頭の上にもあるのが興味深いです。

 天使の像も、聖家族の上方に置かれることが多いのに、ここでは、聖母マリアの耳元で、ふざけて笛を吹いているように見えるのですが、それはわたしの気のせいでしょうか。

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 吐く息で幼子を温めていたという牛とロバの人形を、我が家ではいつも横たわるイエスの枕元に置くのですが、このプレゼーペでは、場所があることもあってか、牛とロバを離して、それぞれ左手、右手に配していました。牛の左下では、ウサギがのんびり葉を食べ、すぐ近くにかわいい子猫もいます。

f0234936_918799.jpg

 幼子の生誕を祝おうと、星の光に導かれて長い旅を続ける東方の三博士は、明日、1月6日に、ようやくイエスに出会い、贈り物を捧げることができたと言われています。そのため、1月6日主顕節(Epifania)と呼ばれ、イタリアでは、このカトリック教の祝祭日が国民の祝日でもあり、12月8日から始まったクリスマスを祝う期間の最終日でもあります。

 3年前に、ここでこうして砂でプレゼーペをつくる様子を撮影した映像を見かけました。4分28分と長いのですが、どんな過程を経てつくられるか、どれほど大変かがよく分かりますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。


 さて、1月6日の前夜である今晩は、よい子には、ベファーナおばあさんが靴下いっぱいのお菓子を贈ってくれることになっています。ベファーナ(Befana)という名前と主顕節を意味するEpifaniaという語は、よく似通っていますが、それもそのはず、どちらもギリシア語の単語、epiphaneiaを起源としているのです。そして、ベファーナは、東方の三博士との出会いをきっかけに、子供たちにお菓子を贈ることになったのです。

 詳しくは、次のリンク先の記事から、お好きなものを選んで、お読みください。

*****************************************************
Molto bello anche il Presepe di Sabbia di Bellaria Igea Marina.

Affettuoso il viso di San Giuseppe,
mi sembra un po' birichino
l'angelo che suona vicino all'orecchio della Madonna
ma forse mi sbaglio... (nella terza immagine dell'articolo)
*****************************************************

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 『ベファーナ物語』 前編
- 『ベファーナ物語』後編
- LA VERA STORIA DELLA BEFANA
- イタリア語学習メルマガ第35号「L'Epifania e Befana(2)~なぜベファーナが子供たちにお菓子を贈ることになったのか」
- イタリア語学習メルマガ第72号「歌、『La Befana Trullalla』~ベファーナが来る」
- ほほえましい砂の芸術、リミニの浜のプレゼーペ / Presepe di Sabbia di Torre Pedrera, Rimini

参照リンク / Riferimenti web
- Travel Emlia Romagna – Itinerario tra I Presepi in Riviera
- Presepi in Riviera – Presepe di Sabbia e Presepi nei Tini di Bellaria Igea Marina
↑↑ Periodo di apertura: 6/12/2015 – 10/12/2016
   展示は2015年12月日から2016年1月10日までです。
- Presepi in Riviera – Presepe di Sabbia di Torre Pedrera
- Presepi in Riviera - Presepi

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-01-05 23:59 | Emilia-Romagna | Trackback | Comments(8)


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