タグ:イタリアの諸制度・手続き ( 84 ) タグの人気記事

滞在許可証イタリア法外な発行料撤廃その後、EU市民家族用滞在証&ローマからパリに飛んでも入国審査

 イタリアが滞在許可証発行料と称して、外国人移民に課している80・100・200ユーロは高すぎて不当であると、昨年9月に欧州連合司法裁判所が判断を下し、それを受けて、今年5月には、ラッツィオ州行政裁判所が、2011年の省令で定められたこの発行料金を撤廃するという判決を下したことは、5月の記事でもお知らせしました。その際に、今後は手数料として、収入印紙(marca da bollo)用に16ユーロ、電子情報カード作成に30.46ユーロ、さらに、イタリア郵便局への手数料、30ユーロの合計76.46ユーロを支払えば、申請が受けられるようになったこともお知らせしました。

 残念なのは、料金が値上がりするときには、すぐに新料金での徴収を始めるくせに、値下がりとなると、そのためか行政のただでさえ重い腰がなかなか上がらず、「80~200ユーロの発行料は不要で、手数料は合計でも76.46ユーロで済む」という連絡が、申請キットを受領する郵便局や、実際に滞在許可証を発行する警察署に行きわたらず、結果として、いまだにイタリア各地で、必要と言われて、申請のために不当とされて不要のはずの発行料を、移民が払わざるを得ない状況が続いていることです。その後、さらに、移民が過剰に支払った発行料は返還されることになったというニュースがあったときに、あえて記事にしなかったのも、実際にそうした措置が取られるまでにかかる歳月を思ってのことです。

 判決を無視して、警察署が移民に発行料の支払いを強要し続けたため、移民の苦情を聞いた保護協会や市町村からの問い合わせが相次ぎ、判決から約2か月が過ぎて、


ようやく内務省から、「5月24日の判決を受けて、滞在許可証の発行・更新の申請に際して警察署が利用する情報システムを更新したので、関係各機関が、発行料の振り込みの確認なしに、発行・更新に取りかかれるようになった。」という通達があったとのことです。(詳しくは、上記リンク先の記事参照)ただし、そうやって書いて知らせるでけでは不十分なのであって、上記記事に記者が記しているように、もう80・100・200ユーロの発行料は不要で、計76.46ユーロの手数料のみでいいのだということを、警察を通じて、移民や郵便局に知らせるべく努め、さらに、不当に受け取った発行料を移民に返還するべきでしょう。

 とにもかくにも、亀の歩みではありますが、不当と判決が下され、支払うべきと定めた法がとうに取り消された過剰な発行料を、ようやく移民が支払わずにすむ日が、近づいています。

 ちなみに、EU市民の家族用の滞在証(Carta di soggiorno per familiare di cittadino UE)の発行については、EU法に基づいてできた別の法で定められていて、発行料は無料、ただし身分証明書発行と同程度の手数料は請求できるものとするとなっています。また、家族用滞在証は、郵便局を通さずとも、発行を担当する警察署(Questura)で直接申請することができることになっています。

 ただ、2007年にこう法律が変わってからも、郵便局や警察などで、相変わらず勘違いをして、申請手続きが簡素なEU市民家族用滞在証ではなく、非EU圏出身の家族と共に暮らすための家族用滞在許可証(Permesso di soggiorno per motivi familiari)の申請や、EU市民の家族ではない外国人用の無期限のEU滞在許可証(Permesso di soggiorno UE per soggiornanti di lungo periodo / Carta di soggiorno per cittadini stranieri)の申請に必要な多くの書類や手数料を要求される場合が、いまだに時々あるようですので、皆さん、くれぐれもご注意ください。配偶者がイタリア人であるのに、申請時に収入証明や貯金の残高を示す書類を提出するように言われた場合には、担当官が勘違いをしている可能性が大いにあります。この件についても、関連記事へのリンクを記事末に載せてあります。

f0234936_5105316.jpg
Aéroport de Paris-Charles de Gaulle 11/6/2016

 また、欧州各国に留学していて、まだ申請中で滞在許可証の実物を受け取っていない方には、「シェンゲン協定国間の移動であれば、入国審査はないだろう」と軽く考えて、ヨーロッパの他国への旅行を検討することのないようにおすすめします。(下記リンク参照)テロ事件を受けて、各国とも警備が厳しくなり、わたしたちが今年6月半ばにローマからパリに飛行機で到着した際にも、本来はないはずの入国審査が、わたしに対しても、イタリア人の夫に対してもあったからです。この件に関しても、詳しくは下記リンク先の記事をご覧ください。

*******************************************************
Sorpresa all'Aeroporto di Parigi Charles de Gaulle 11/6/2016

- Siamo arrivati da Roma, da un altro Paese Schengen,
eppure ci attendevano i controlli passaporti e poi...
フランスのどこに行きますか?
Al controllo passaporto, il poliziotto mi ha chiesto in GIAPPONESE
quali città francesi io pensassi di visitare!!!
*******************************************************

参照リンク / Riferimento web
- Stranieriinitalia.it - Tassa sul permesso, le Questure si adeguano: "Non si paga più" (21/7/2016)

関連記事へのリンク
- 撤廃! 80~200ユーロのイタリア滞在許可証発行料
- EU市民家族用滞在証 / Carta di soggiorno per familiare di cittadino UE
- 紙の滞在証でも入国の権利あり
- フィンランド国境警備からの返事、紙でも大丈夫
- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定1
- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定2

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-07-22 22:12 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(6)

ホクロ・シミの皮膚科診療でびっくり@イタリア

 去年、親しい友人が、風邪をこじらせて、かかりつけ医の診療を受けたとき、たまたま放置していたら命にかかわったかもしれないという悪性の黒色腫(melanoma)が見つかり、幸いすぐに手術をして、事なきを得たということがありました。わたしは、幼い頃に日焼け防止対策などいっさいせずに、海や山でいい色に焼けたためもあり、また、イタリアでは日焼けに気をつけているものの、たとえば巡礼中の炎天下や登山中に汗が流れても、いちいち日焼け止めクリームを塗り直すわけにもいかず、50歳に近づきつつあることもあって、近年目立つシミ(macchia)が顔のあちこちにできてきています。

 友人の件をきっかけに、夫がわたしの顔に増えていくシミを気にし出して、皮膚科で診察を受けるようにと、口うるさく言うようになりました。年齢と日焼けによるものだからと、最初は聞き流していたのですが、ひどい近眼のわたしが、眼鏡なしで鏡をのぞいても、シミが目立つようになってきたため、自分でも心配になり、皮膚科で診てもらうことにしました。

 イタリアの公立病院で、検査・診察を受けるには、時間と辛抱が必要で、例によって、まずは診療所の待合室で長い間待ったあと、かかりつけ医(medico di base)に事情を話して、皮膚科での診察が必要というカード(impegnativa)を発行してもらい、それを持って、病院の予約もできる薬局(farmacia)に行きました。数週間後に空きが見つかったので、その日時に予約を入れてもらい、診察料も前払いしておきました。

 そうして、昨日、その予約当日に皮膚科の診察を受けました。医師名は予約時に、すでに紙に印刷されていました。名前を見て女医さんだと安心し、時に突然の担当医変更はあるものの、昨日診療してくれたのは、紙に印刷されていた女性医師でした。

f0234936_235631.jpg
Si trova qui l'Ambulatorio di Dermatologia
Via Enrico Dal Pozzo (Zona Monteluce, padiglione X, 1° piano)

 皮膚科はイタリアで、すでに2、3度、診療を受けたことがあります。ところが、今回はこれまでとは勝手が違い、わたしは確かに顔にもホクロ(neo)が多いのですが、かかりつけ医が、ホクロの診察という指示をしていたためでしょう、診察室でいきなり女医さんから、服を脱ぐように言われてびっくりしました。それで、ビキニを着たことがないわたしが、ちょうどビキニのような出で立ちの下着姿になって、診察台に横たわって、全身のホクロを診てもらうことになったのですが、顔のシミが気になって診てもらいに行ったので、こういうことになろうとは、まったく予測していなかったため、びっくりしました。

 気になるシミやホクロを拡大して見るために、そういう箇所に液体を塗布する必要があるとは、診察のあと尋ねて聞いたのですが、横たわりながら、ひざや腕など、あちこちに、水分が塗りつけられていったので、診察を受けながら驚きました。結果は幸い、ホクロもシミもすべて悪性のものはなく、シミは予想していたとおり、日焼けによるもので、女医さんから、晴れた日の外出時には、SPF50の日焼け止めクリームを塗るようにと、指示がありました。

 数年前、ペルージャ中心街の薬局で、SPF50の日焼け止めを買おうとして、SPF50は肌への負担が大きいので、一番日光が強い時間帯や、長い間戸外にいる場合以外は、SPF30で十分だし、肌に優しいと勧められ、どこかで同趣旨の記事を読んで以来、わたしはそう助言されたとおりの日焼け止め対策をしていました。また、以前は薬草専門店、erboristeriaの気に入った業者の基礎化粧品に、日焼け止め効果がなかったので、夏の特に日ざしの強そうなときに、化粧の前に日焼け止めクリームを塗るだけにしていました。ただ、そうして数年経ってみて、年齢を重ねたためでもあるのですが、最近目立ってシミが増え、大きくなってきたこともあり、それではいけないなと感じていました。

 女医さんに、かつて薬局で聞いた助言について話したのですが、「あなたの肌ではSPF30では日焼け止めには不足で、SPF50でないといけません。」と言われました。そうして、シミを取り、かつ日焼け防止にもなるクリームを処方できるけれども、自然成分だけのクリームが希望なら、処方はしないでおきましょうと、つけ加えたので、「すでに薬草専門店で、自然成分を使った日焼け止めクリームや、シミ対策の基礎化粧品を購入しています。」と、返事をしました。

 ついでに、なんと顔の額の中央に、無色の小さなイボを見つけてくれました。こちらは除去ができるクリームがあるからと処方してくれたのですが、昨日は午後、日本語の授業や新しい生徒さんとなるかもしれない人との面談があって時間が取れず、まだ購入できていません。

 シミが増えているのは残念で、いきなり服を脱ぐように言われてびっくりしたのですが、悪性のシミやホクロが今のところはいっさいないということで、安心しました。定期的な診察が必要だからと、次回は1年後に皮膚科の診察(visita dermatologica)を受けるようにと指示をもらって、診察室を後にしました。

参照リンク
- 女性の美学 - SPF50は肌に負担?検証!日焼け止めはSPF30で十分?

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-06-10 17:10 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(4)

飛蚊症・後部硝子体剥離と旅行@イタリア後編

 金曜の夕方は、月曜の朝一番の眼科診療と眼底検査の予約が取れてほっとしていました。(詳しくはこちら)ところが、夜間うちの照明がついている間も、何となく左目の視界の左下に、時々白いきらめきが見えるような気がしていたのが、夜間電気を消してからもわずかな間隔をあけて見えるようになったので、これはいけないと不安になりました。夜も遅く、風邪を引きかけていた夫がすでに寝入っていたので、他の部屋で電気をつけて、視界がゆがんでいたり狭まっていたりしないことを確認して、翌朝一番にバスを乗り継いでシルヴェストリーニで救急診療を受けることに決めました。

 翌朝は夫が車で病院までつき添ってくれました。眼科の救急診療を受けるための手続きは、3年前と同じです。(詳しくはこちら)眼底検査をしての診療も前回と同じなのですが、違うのは症状と診断で、今回は、後部硝子体剥離(distacco posteriore di vitreo)が起こっていました。困ったのは、確かに急を要したのは左目だけなのですが、左目だけしか検査してくれなかったことで、そのため、結局、救急診療の医師が勧めるように、月曜朝も予約していた朝の8時に、同じ総合病院を、今度はわたし一人でバスで病院を訪ねました。と言うのも、土曜は夫が病院まで同行してくれたのに、結局診療室には、わたし一人しか入ることが許されず、夫は外で待たなければいけなかったからです。

f0234936_58980.jpg

 月曜朝の診療では、左目に後部硝子体剥離以外に異変が起こっていないことを確認してもらい、右目も眼底検査を受けました。日曜から月曜にかけても、相変わらず白い小さなきらめきが見え、しかも見える方向や位置が少しずつ上方かつ顔の近くへと移動していて、不安だったのでほっとしました。右目は幸い、今のところ硝子体が網膜にしっかりくっついているそうです。

 土曜には20~30日後に再び眼底検査を受けに来るようにと言われていたのですが、月曜には期間が短くなり、15~20日後にと言われました。そうして、離れてしまった硝子体が再び網膜に付着することはないけれども、わたしが以前に処方してもらった栄養補助剤に効果があるかと聞くと、1か月おきに飲んだり飲まなかったりを繰り返してみてもいいけれども、確かに効果があるというわけではないとのことです。今も硝子体が少しずつはがれている最中で、網膜を強く引っ張って、網膜剥離を引き起こしてはいけないので、頭を急に下げたり、ひどく重いものを持ったりするのを避けるようにと、指示がありました。Deve stare tranquillaと言われたのが、安静にしなさいということか、それとも単に安心していいということだったのかと、うちに帰ってから気になりました。と言うのも、かかりつけ医には、旅行中には家でほどはふだんの動作に注意を払うことができないから、できれば旅行は、20日後の再検査までは、避けた方がいいと言われたからです。

 ただ、掃除をしたり、花に水をやったりするにも、重いものを動かしたり、頭を下げたりする機会は多いので、最初は旅行は延期しようかと思ったのですが、夫もすでに休暇を取っているし、友人たちと共に旅行する期間もあるため、用心をしながら、旅行をすることに決めました。

 急な動作をしてはいけないというのは、ぎっくり腰の後遺症がつらかった頃、祖国で医者をしていた義弟の奥さんにも聞きました。自分では意識していなかったのですが、急に立ち上がったり、地面に落ちたものを拾おうと、急に上半身を曲げて手を伸ばしたりすることがわたしは多いので、そういう突然の動きに、腰の痛みが誘発されることに、言われて初めて気づきました。先ほどトルコロを焼いて、オーブンの中をガラス窓越しに眺めながら、焼けたかどうかと時々眺めたのですが、気づくとつい、急に頭を下げがちの自分がいます。

 飛蚊症・後部硝子体剥離を防ぐには、とにかく水を毎日十分に飲むことが必要だとのことで、そうして水を1日1.5~2リットル飲むことは、合成化学薬品を使わずに花粉症に対応する療法の一つでもあります。皆さん、毎日水をたくさん飲みましょう。

関連記事へのリンク
- 飛蚊症・後部硝子体剥離と旅行@イタリア前編 (6/6/2016)
- 瞳の煙と眼科救急診療、ペルージャ (12/5/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-06-08 21:54 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(10)

飛蚊症・後部硝子体剥離と旅行@イタリア前編

 イタリアでは、料金の高い私立病院に行かず、公立病院・保健所などで検査や専門診療(visita specialistica)を受けようと思うと、数か月先まで予約がつまっていて、長い間待たなければいけないことも、少なくありません。かかりつけ医(medico di base)に診てもらい、検査が必要なのだということを訴え、説得することができてはじめて、検査の予約ができ、CUP(Centro Unico Prenotazione)と呼ばれる予約センターで予約して、予約当日に超音波検査と相なります。

 先週金曜の朝は、ようやく両肩の超音波検査(ecografia)を受けられることになり、ペルージャ中心街に近い地域保健所(ASL、Azienda Sanitaria Locale)に出かけました。検査が終わると、今度は再び、その結果をかかりつけ医に見てもらい、必要な専門診療が受けられるように、その旨を記した紙、impegnativaを発行してもらわなければいけません。その紙を予約センターに持って行き、予約をしてもらう必要があり、予約は、ASLや俗にSilvestriniと呼ばれるペルージャ郊外にある総合病院のCUPでもできるのですが、わたしの場合は、かかりつけ医の診療所(ambulatorio)がある建物内の薬局でも、予約ができて、近くて便利なので、たいていはこの薬局(farmacia)で、予約の手続きを頼んでいます。病院や保健所で、ようやく自分の番が来たと診療室に入ると、「先に支払いを済ませないと、診療できません」と言われて、階段を駆け下り、番号を取って、列に並んで支払いをしなければならなかったという経験を数度繰り返し、特に大病院では、料金を払うCUPに行くまでに、迷路のような廊下や階段を通り抜ける必要があるため、最近は、薬局で診療や検査を予約する際に、料金も払ってしまうことがほとんどです。

f0234936_7352146.jpg

 閑話休題。検査が終わって車で帰途についた頃か、それとも家で昼食のしたくをしていたときだったか、飛蚊症(miodesopsie、俗称mosche volanti)の症状が急に悪化して、黒いもやのようなものが大きく見える上に、小さい黒いつぶつぶが無数に見えます。見え方に突然変化があったり、特にまぶしい光が見えたり、ゆがんで物が見え出したりした場合には、網膜剥離(distacco della retina)の恐れがあり、その場合はすぐに対処しなければ失明の恐れもあるので、すぐに緊急診療を受けるようにと、初めて診てくれた目医者さん(oculista)が言ってくれたのですが、一度それで、見える黒い点や筋が突然増えたときに緊急診療を受けたら、単に目に動きがあっただけだったということがありました。それで、緊急診療を受ける代わりに、夕方、かかりつけ医の診療所に赴き、肩の専門診療が必要だと書いてもらうと同時に、症状を訴えて、緊急に眼科診療(visita oculistica)眼底検査(esame del fondo oculare)が必要というimpegnativaを書いてもらい、そのおかげで、今週月曜日、つまり朝一番、8時に、シルヴェストリーニでの診療・検査を予約することができました。このペルージャ郊外にある総合病院の正式名称は、Ospedale Santa Maria della Misericordiaなのですが、名前が長いからか、うちの家族や友人・知人はこの病院(ospedale)を皆、Silvestriniと呼びます。病院なのに、名前が「慈悲(misericordia)の聖母マリア」で、何だか教会の名前のようです。(つづく)

✳起こったことだけを単に書いていけば、すぐに終わる話なのですが、イタリア語を添えたり、イタリアの医療システムについて説明したりすれば、いつかどなたかの役に立つかもしれないと、詳しく書いていたら長くなってしまいました。検査の結果、今のところ安静と念のための再検査が必要なものの、特に問題はないとのことです。

*********************************************************
Bisogna bere tanta acqua anche per mantenere gli occhi sani, per evitare le miodesopsie, il distacco del vitreo ed eventualmente il distacco della retina.
*********************************************************

関連記事へのリンク
- 飛蚊症、mosche volanti (13/3/2013)
- 瞳の煙と眼科救急診療、ペルージャ (21/5/2013)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-06-06 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(10)

撤廃! 80~200ユーロのイタリア滞在許可証発行料


 滞在許可証(Permesso di Soggiorno)なしには、イタリアでの合法的な居住を認められずに困る外国人住民の弱みにつけ込んで、2011年の省令で定められた80~200ユーロという発行料金は、法外であって、外国人市民の権利行使の障害となっているという判断を、昨年9月に欧州連合司法裁判所が下したにも関わらず、政府は知らぬふりをして、発行料金を改めようとはしませんでした。

 そのため移民のためにと、IncaとCgilが発行料の廃止や不当に受け取った過剰な発行料金の移民への返還を求めて、法的手段に訴えてきたのですが、昨日、5月24日に、ラッツィオ州行政裁判所が、欧州連合司法裁判所の判断を受けて、2011年の法で定められた80~200ユーロの滞在許可証発行料金を撤廃するという判決を下しました。

 ただし、収入印紙(marca da bollo)用に16ユーロ、電子情報カード作成に30.46ユーロ、さらに、イタリア郵便局への手数料、30ユーロという費用は、移民が払うべき料金として残るとのことです。

(2017年6月9日、残念ながら、発行料が復活しました。料金はかつての半額となり、イタリア語での名称は変わっています。詳しくは記事末の追記をご覧ください。)

 問題は、この判決を受けて、政府が警察に変更を求め、警察が実際に然るべき料金のみを、外国人住民に知らせ、請求するようになるまでに、どれだけ日数がかかるかということです。上記の記事には、「現段階では、滞在許可証を申請・更新する人から、今回廃止となった80~200ユーロの法外な発行料金を、要求してはならない」ことが、判決で明らかとあるものの、

f0234936_891460.jpg
Dal sito, http://www.poliziadistato.it

警察のサイトにはいまだに、発行・申請料金として、24日に撤廃が決まった発行料金が記載されています。
  
 不当に移民から受け取った法外な発行料金の返還についても、訴訟が続いているようですが、まずは、昨日の判決で決まった料金の廃止が、早く警察や郵便局に通達され、滞在許可証の申請・更新をする人が、80~200ユーロを払わずに済むのが当たり前となる日が、早く来ることを願っています。

*追記(2017年2月21日)
 2017年2月現在は、この違法とされる高額の発行料は撤廃となり、法的には、イタリアで滞在許可証を申請する際に支払いが必要なのは、収入印紙(marca da bollo)用に16ユーロ、電子情報カード作成に30.46ユーロ、さらに、イタリア郵便局への手数料、30ユーロの合計76.46ユーロのみとなっています。

 ただ、上記の昨年5月の判決のあと、9月にイタリア政府が財政困難のため発行料撤廃を求めて国務院に訴え、幸い10月に国務院がこの訴えを取り下げたという後日談があり、そのためにいまだに発行料を請求する郵便局や警察署があるかもしれません。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

- 滞在許可証手数料70.46€のみで発行料撤廃~政府負け道理が通ったイタリア (13/12/2016)

*********************************************************
Abolita la tassa di 80-200 euro sul Permesso di soggiorno

- 2/9/2015 Corte di giustizia UE: 'sproporzionato', 'ostacolo
per i diritti dei cittadini stranieri', 'contrasto con le norme europee.'
- 24/5/2016 La sentenza del Tar del Lazio annulla gli articoli
riguardanti del DM 6 ottobre 2011, recanti "Contributo per il rilascio
ed il rinnovo del permesso di soggiorno"
.
Finalmente!
*********************************************************

LINK
- Polizia di Stato – Il rilascio del permesso di soggiorno
- StranieriInItalia.it – Stop alla tassa sul permesso di soggiorno, non si paga più (25/5/2016)
- Il sole 24 ore.com – Il Tar boccia il costo dei permessi di soggiorno: 80 euro sono troppi (25/5/2016)

*追記(2017年6月29日)
 理不尽なことに、2017年6月9日以降、この発行料が、イタリア語での名称は変更となったものの、かつての半額、滞在許可証の有効期間に応じて40・50・100ユーロではありますが、復活しました。申請を6月9日より前に終えている申請者についても、まだ発行を受けていない場合には、新たに定められた発行料を払わなければいけないことになっています。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
- 非道理が通るイタリア、裁判で撤廃となった滞在許可証発行料が6月9日以降半額ながら復活 (28/6/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-05-25 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(12)

EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定2

 オランダ留学中、申請している滞在許可証が発行されないうちに、フィンランド航空で日本に一時帰国した方が、オランダに戻る途上、フィンランドのヘルシンキで、入国・搭乗拒否に遭われたという話の続きです。

 詳しくは、こちらの記事をお読みください。

- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定1 (5/5/2016)

f0234936_6553983.jpg
Panorama visto dall’Aereo, Air France Parigi – Roma 16/6/2012

 入国拒否に遭われた方から、賠償金を受け取ることが可能か、どんな対応策が考えられるかという質問があり、わたしはとりあえず、「オランダが発行する滞在許可証申請中の証は、オランダでのみ有効で、フィンランドなど、シェンゲン協定に加盟する他の欧州諸国では無効なのではないでしょうか」と、イタリアの事情から推察して説明し、「他国でも有効かどうか、オランダ以外の欧州空港の出入りが可能かを問い合わせてみては」と返事をしました。この返事を受けて、ご本人が在蘭フィンランド大使館およびオランダ入国管理局に質問をされ、その結果、返ってきた回答は、やはり、「オランダで実物の滞在許可証が得られる前にもらえる、申請中だという証は、発行国でのみ有効で、他のシェンゲン国に入国することはできない」というものでした。

 すべてのシェンゲン加盟国に共通する、分かりやすい法の説明があればと思ったのですが、見つかる法律も、他の法律への言及が多くて分かりにくい上、原則的には共通の基盤があっても、「出入国管理は、基本的には、依然として各EU加盟国の権限に属している」(EU MAG 2014年6月号より引用、下記リンク参照)とのことですし、滞在許可証の目的や期限切れの古い滞在許可証の有無など、人によって事情も違ってくることでしょう。ヨーロッパ、シェンゲン協定加盟国で滞在許可証の申請中は出国を避けどうしても出国・再入国の必要がある場合は、お住まいの国の関係機関に問い合わせてみてください。万一、よいという返事があった場合でも、他の欧州諸国を中継しない、直行の航空会社の便を選ぶのが無難だと思います。テロ事件のために国境警備がさらに厳重になっているからです。

関連記事へのリンク
- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定1 – イタリアだけではなかった! 滞在許可証申請中の出入国規制 – イタリアの場合、中継地点での入国・搭乗拒否の例 (5/5/2016)
- EU市民の家族用滞在証 / Carta di soggiorno per famiriare di cittadino UE (27/6/2012)
- EU市民の家族とシェンゲン協定2 (23/6/2014)

参照リンク
シェンゲン協定・査証と出入国管理
- 「EU内の自由移動と査証について教えてください」(駐日欧州連合代表部の公式ウェブマガジン EU MAG 2014年6月号 質問コーナー)
- Your Europe – Documents you need for travl in Europe
- European Commission – Europe without borders. The Schengen area (PDF)
滞在許可証申請中の出入国
イタリア
- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定1 – イタリアの場合 (5/5/2016)
フランス
- フランス/パリ滞在質問箱 - 滞在許可申請中、更新中の一時帰国、フランス政府公報(SERVICE PUBLIC)より (3/5/2013)
- La Vie Simple en Provence 南仏暮らしと日々のこと - Récépisée での一時帰国 (29/9/2015)
フィンランド
- The Finnish Border Guard – FAQ about travel – Crossing the external Schengen border
関連EU法
- EUR – Lex - Regulation (EU) 2016/399 of the European Parliament and of the Council of 9 March 2016 on a Union Code on the rules governing the movement of persons across borders (Schengen Borders Code) (9/3/2016)
↑↑ Article 6 – Entry conditions for third-country nationals

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-05-18 23:57 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(2)

EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定1

イタリアだけではなかった! 滞在許可証申請中の出入国規制

イタリアの場合
 非EU圏である日本の国籍を持つ人が、イタリアでの長期滞在に際して、初めて申請する滞在許可証を取得するまでは、帰国やイタリア国外への旅行を避けた方がいいこと、イタリア国外に出ると、イタリアやEU圏内に入れない可能性があるということは、以前から、知っていました。ただし、配偶者がEU市民である場合には、該当する法律や権利が違ってくるので、今回の記事は、そういう方を除いての話とします。若干の例外はありますが、この件については、イタリア警察のサイトに書かれています。(詳しくは こちら)また、このページによると、滞在許可証の初回申請ではなく、更新を申請中の場合についても、イタリアからの一時的な出入りができるのは、就労や家族と合流するための滞在許可証所持者のみですから、留学生などは対象外となっています。さらに、出入りできる滞在許可証所持者の場合であっても、他のシェンゲン協定国での乗り換え中継なしにイタリアに入国するなどの条件が課せられています。

 上記ページの説明は日付が2014年4月7日と、2年前になっています。今は新しい法律が出て事情が変わった可能性もありますので、詳しくは関係当局に直接お問い合わせください。

f0234936_8294982.jpg
Dal sito http://europa.eu

中継地点での入国・搭乗拒否の事例
 留学中のオランダから日本に一時帰国して、フィンランド航空でオランダに戻ろうとしたら、滞在許可証の申請中だと証明するシールでは入国は認められないと、ヘルシンキで入国と搭乗を拒否されたという方から、数日前に相談がありました。

 わたしは2年前に、フィンランド国境警備に対して、イタリア人配偶者を持つ日本人の紙製EU市民の配偶者用滞在証も、入国資格をりっぱに証明する書類であることを認め、フィンエアー搭乗拒否や入国拒否をやめるように求めたことがあります。その結果、フィンランド国境警備から、「紙の滞在証でも大丈夫」という返事を得、ほかの方からの関係者各位への働きかけもあって、それまで行われていた理不尽な搭乗・入国拒否がその後はなくなりました(と解釈しているのですが、もしまだ問題ありという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください)。

- 紙の滞在証でも入国の権利あり (3/6/2014)
- フィンランド国境警備からの返事、紙でも大丈夫 (25/6/2014)

 相談された方は、オランダが発行する「滞在許可証を申請中であるという証」は、わたしが 「紙でも入国の権利がある」と書いた、その「紙の滞在証と同様のものと推察」して、金銭的賠償が可能かどうか、そして対応策があるかと、わたしに質問をされたのです。(つづく)

*追記
 記事の続きはこちらです。関連法・記事などへのリンク多数あり。
- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定2

********************************************************
All'aeroporto di Helsinki ad un mio connazionale che studia nei Paesi Bassi è stato vietato l'ingresso nell'Area Shengen; aveva richiesto il permesso di soggiorno ma ancora aveva (e tuttora ha) solo la cedola attestante la richiesta e la guardia di frontiera finlandese non l'ha riconosciuta come un documento valido. Ciò può accadere anche alle persone extracomunitarie che studiano in Italia e partono dall'Italia prima di ottenere il permesso di soggiorno. Attenzione!
Cfr. Polizia di stato.it - In attesa del permesso di soggiorno
- http://www.poliziadistato.it/articolo/213/
********************************************************

LINK
- Your Europe – Travel documents for non-EU nationals – Passport/Visa requirements

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-05-05 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(7)

ありがとうナポリへ腕利き療法士

 11月5日から、五十肩の療養に通っているペルージャ郊外のカイロプラクティック院では、これまで写真左手の理学療法士、アレッサンドロが、肩の可動域を増やすべく、腕や肩を回してくれるなどの20分ほど施術をしてくれたあと、指示に従って、ボールやろく木(ぼく)、ダンベルなどでの体操を40分ほど行い、リハビリに励んできました。

f0234936_711012.jpg
29/4/2016

 肩の施術と体操、約1時間で20ユーロというのは、特に長い間週に2度通うとなると、決して安くない金額です。けれども、通ってアレッサンドロに肩や腕を動かしてもらうと、そのときは少々痛んでも、確実に動かせる範囲が増えていき、楽になっていくのが実感できました。それに、カイロプラクティック院には、うちでは道具がないのでできない運動や、肩に負担をかけずに腕を動かせる滑車もあります。癒着性関節包炎(凍結肩)について、いろいろ調べた結果、半年は通院して施術をしてもらった方が、回復も早く、より可動域を取り戻せる可能性が高いと判断したので通院を続けたのですが、それも、アレッサンドロの腕が頼りになったからです。

 このカイロプラクティック院は、ちょうど日本の歯医者と似て、複数の人がいっしょに寝台に横たわって、施術を受けたり、寝台やろく木、あるいは床のマットの上で、指示に従って、リハビリのための体操をしたりしています。通院する患者には高齢者が多いのですが、「葬式みたいにむっつりして療法士が働く施設もある中、ここは皆笑顔で感じがいい」と、高齢者の方が言うのを時々聞くことがあります。実際、写真の右に写っているアリアンナはじめ、院で働くスタッフが皆、親切でかつ朗らかなので、わたしも通院は、肩は痛むし時間もお金もかかるのではありますが、行って皆に出会ってあいさつするのが何だか楽しみにもなりました。

 アレッサンドロは奥さんともどもナポリの人で、いつか二人の親も暮らすナポリに戻りたいとは以前から聞いていたのですが、今回、奥さんの転勤をきっかけに、アレッサンドロもさっそく仕事を見つけて、一家でナポリに引っ越すことが決まりました。もともと6月いっぱいで通院を終えるつもりだったとは言え、最後までアレッサンドロに診てもらえないのは残念ですが、来週から代わって仕事をする若者も決まり、先週は来て引き継ぎのためにもいろいろ教わっていて、やる気もあるし、やはり感じのいい青年です。

 一度、アレッサンドロの小さい息子さんが高熱を出して、「妻もすでに患い、病休を取ったあとで、子供一人を家には置いておけないから」と、院に連れてきたことがありました。イタリアの小さい子供は、人見知りもあって、初めて会う大人があいさつしても、もじもじしたりして黙っていて、返事がないことがよくあります。わたしは見るからに外国人なので、なおさらです。それが、アレッサンドロの息子とまだ知らずに廊下で出会った子供に、おはようとあいさつすると、ちゃんと元気におはようとあいさつが返ってきたので、びっくりしました。そのあと、彼の息子だと分かって、そのことをほめたら、「あいさつはするようにしつけているので、あいさつができる子に育ったようでうれしい」と言っていました。カイロプラクティック院に通う患者は、皆痛みや苦しみを抱えています。中には愚痴ばかり言ったり、不機嫌そうだったりする患者さんもいます。どんな人にも分け隔てなく、患者のことを思って、声をかけ、調子を尋ね、施術をするアレッサンドロを半年見てきて、他の同僚の皆の話も聞いて、理学療法士としての腕も、人間性も、とてもすばらしい、信頼できる好青年だということが、分かりました。イタリアで放映された未来少年コナンやうる星やつら、キャプテン翼などが好きだそうで、日本にも親しみを感じています。

 というわけで、もしナポリで、腕のいい理学療法士に、リハビリやマッサージを頼みたいけれど、腕や人柄が信頼できるだろうか、安心できるだろうか不安だという方がいらしたら、ぜひご連絡ください。別にわたしがお金をもらうわけでも何でもないのですが、旅行者にせよ在住の方にせよ、英語も話せ誠実で仕事もできる理学療法士さんがいると分かれば、心強いこともあるでしょう。アレッサンドロも、今は当座の仕事を見つけようと、すぐに始められる施設に勤めることを決めたのですが、曜日が決まっていて、時間には余裕があり、できれば他にも仕事があればということなので、わたしの肩がここまで回復するまでに、施術はもちろん精神的にもいろいろ助けてくれて、お世話になった恩返しが何かできたらと感じているのです。

 金曜日はアレッサンドロがこのカイロプラクティック院で働く最後の日であり、かつ、アリアンナが実習期間を終える日でもあったので、こうして3人で記念撮影をしたのでありました。

 カイロプラクティック院は、保健サービスが利用できれば、わたしの場合、今は1回20ユーロの療養が、10回36.15ユーロと安くすみます。20ユーロは安いのですが、その代わり、療法士がずっと自分の施術だけに専念してくれるわけではなく、患者が多い場合には、他の患者の体操の指示をしながら、質問に答えながらということもありますし、予定の時間よりも施術の開始が遅くなるということもあります。お金に余裕がある方、時間はないという方は、もっと高いけれど、集中して自分だけ診てもらえる施設に通われた方がいいかと思いますが、価格が安くて、かつ感じのいいスタッフのいるところがいいという方には、この施設はおすすめです。 

Centro Chiroterapico Umbro s.r.l.
Via Cristoforo Colombo 21/A, 06127, Ferro di Cavallo, Perugia
Tel : 0755054346, Fax: 0755054346
Sito : http://www.centrochiroterapicoumbro.net/
Email: centrochiroterapicoumbro@gmail.com
Orari : Lun-Ven 8.00-13.00 / 15.00-20.00, Sab 8.00-13.00

********************************************************
Bravissimo Alessandro, da fisioterapista mi ha aiutato molto
a recuperare la mobilità della mia spalla congelata.
Come Arianna e Alessandro, tutti gentili, cordiali e sorridenti
@ Centro Chiroterapico Umbro di Ferro di Cavallo, Perugia.
Foto insieme venerdì 29 aprile, l'ultimo giorno di lavoro al centro
per i due, perché Alessandro torna alla sua patria, Napoli
e Arianna ha finito il tirocinio.
Grazie mille e tanti auguri ad entrambi i ragazzi bravi e simpatici.
Sembra in gamba e simpatico anche un nuovo fisioterapista
che mi aiuterà il recupero della mobilità della spalla da questa settimana.
********************************************************

関連記事へのリンク
- 財布にも痛い五十肩@イタリア (23/3/2016)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-05-01 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(4)

歯欠けて歯医者へ

 昨日、夕食時に、キビ(miglio)をリゾット風に料理したものを食べていたら、突然、小石か何かが歯の中に食い込んだような感触がありました。食後、舌で異変があったあたりをつついてみると、どうも歯の一部が欠けているようです。詰め物が取れてしまったのではないかと思い、夫に見てもらうと、「虫歯じゃないかなあ。」と言います。痛みはまったくなかったのですが、歯が欠けているのは明らかで、夫の言葉を聞いて、虫歯ができて、詰め物が取れてしまったのかと思いました。

f0234936_4402359.jpg

 イタリアでは4月25日が解放記念日(Anniversario della Liberazione)で、国民の休日であるため、明日土曜から月曜日まで、三連休になります。どうか連休前の今日、金曜のうちに診てもらえますようにと、今朝さっそく歯医者に電話をすると、幸い夕方に診療を受けられることになりました。

 詰め物が取れただけかしら、それとも、虫歯が原因で取れたのかしらと思いながら診てもらうと、なんと歯医者さんが、虫歯はまったくない歯が摩耗して折れたと言うのです。そんなに歯がもろくなっているのかしらと驚いて、さらに聞くと、かつて虫歯の部分を削って詰め物をしたために、薄い表層部だけ残った歯が、長年の間に摩耗して折れた(砕けた、si è rotto)とのことです。

 虫歯がないのに安心しつつ、それでも歯が折れたことに愕然として、そのまま治療を受けました。治療は、ふつうの虫歯同様、周囲を削って薬を詰め、1週間後に詰め物を入れるとのことです。虫歯がないのに削られるのは不本意でしたが、自分の目では見られず、医者が確信しているようなので、今のままではさらに欠ける可能性があるか、詰め物を新たに加えるのが難しいのだろうと思いました。

 麻酔の注射を受けたので、歯を削っている間は痛まなかったのですが、治療が終わって口をゆすいだり、夕食のしたくをしていたりしたら、歯がどんどん痛んできました。夫によると、歯医者が歯に詰めた薬には、消毒・鎮痛効果があるとのことなので、そのうち痛みが収まりますように。

 歯医者に行ったので、歯科診療に役立つイタリア語・日本語の表現をまとめてみました。転んでもただでは起きないわたしです。イタリア語学習、あるいはイタリアでの歯痛緊急時にお役立てください。

********************************************************
Dal dentista il/la paziente deve essere molto, molto paziente.

- Ieri mi si è spezzato uno strato di dente per usura;
secondo il dentista il dente non era cariato ma molto fino e fragile
perché anni fa era stato assottigliato per la cura di carie...
********************************************************

関連記事へのリンク
- 歯医者でびっくり、日伊の違い (2010/9/13)
- イタリアの歯医者と保険その2 (2010/9/18)
- 歯医者その3と脱税、差別 (2010/9/30)
- 歯医者に愛車で (2012/4/16)
- 今日は力尽きますよ (2012/4/24)
- 虫がここにもあそこにも (2012/6/29)
- 歯医者と神父とクリスマス (17/1/2013)
- 一つあると (20/10/2013)
- 行きたくないけど (2015/2/25)
- 季節の災難と甘い誘惑 (24/10/2013)
- 歯医者と虫歯と夏休み (1/9/2014)
- 歯医者は痛いよ (13/3/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-04-22 21:42 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(6)

郵便局口座開設@イタリア1

 迷い悩んで考えたあげく、ようやく心が決まり、昨日の朝、ペルージャ鉄道駅近くの郵便局で、貯金口座を開きました。

f0234936_65498.jpg

 1か月4ユーロの手数料はかかりますが、これで、学校からの給料が出るたびに、会計係の人と打ち合わせをして、小切手を取りに行き、現金に変えるために、郵便局で長い間順番を待つ必要がなくなります。近年は他州の企業などから仕事をいただくことも多くなり、ウンブリア州内のように、直接企業に出向いて、現金や銀行小切手で報酬を受け取るのが難しいため、郵便為替を自宅に郵送してもらっていました。

 ところが、昨年7月に、立て続けに遠方の名の知れた企業二つから翻訳の依頼があり、わたしの方はすぐに翻訳を仕上げて納品したものの、そのどちらの企業からも、いつまで経っても報酬が届かず、最初はちょうど夏休みに入る時期だからかとしばらく待ち、夏が終われば、ひょっとしたら2社はすでに郵便為替を送る手続きをしたのに、郵便が届くまでに日にちがかかっているのかもしれないと思い、名のある業者なのだから、まさか払わぬことはあるまいと思っていたら10月になり、これはおかしいと両社に、電話ではこちらからの連絡の証拠が残らぬからと、メールで問い合わせると、一社からは「もうしばらくお待ちください」と返事があったものの、もう一社からはなしのつぶてです。幸い、メールの返事があった業者からの郵便為替は、11月に届きました。返事がないもう一社の方には、メールや電話で再度催促をしなければと思いつつ、催促ができずにいました。日本でもイタリアでも、教員としては基本的に、公の教育機関から職員あるいは準職員として給料をもらい、翻訳・通訳などの仕事でも、これまで長い間、どのお客さんも、報酬を事前に、あるいは直後にくださる方ばかりだったので、未払い報酬を取り立てた経験がなく、気が引けたのです。

 と言っても、約10年前、通訳の仕事の当日に、約束の時間を30分過ぎてから、依頼主の「体調が悪いから」と、2日間の通訳の仕事がキャンセルされたことがあり、そのときはキャンセル料など契約内容になかったので、仲介会社の方から、「以後はキャンセル料を契約書に盛り込みますから」と話があったものの、このときは、いっさいの支払いなしに仕事はすべてキャンセルとなってしまいました。まあ、いい勉強をさせてもらったとも言えますし、このドタキャン企業からは翌年やはり同じ仲介会社を通して、同内容の通訳の依頼があり、そのときは契約書にキャンセル時の料金も記載して、実際に通訳の仕事を、2日間遂行しています。

 閑話休題。そういうふうに、仕事をすれば、すぐにきちんと報酬をくれる教育機関や業者などとばかり仕事をしていたこともあり、報酬が受け取れないのがわだかまりになり、それでも、「払ってください」と催促するのが何だか気が引けて、イタリアでも日本でも有名な大企業だからまさか払い逃げするわけはあるまいと思いつつ、「もし電話をかけて、払わないなどと言われたら」と弱気になり、意を決して直接電話をかけて、翻訳をわたしに依頼した人と話したいと告げたのは、なんと今年の2月末になってからでした。

 すると、7月にわたしの見積もりにOKを出し、仕事を依頼し、わたしが翻訳を納品した担当者は、「あら、その報酬ならもうとっくに支払っているはずだけれど……ちょっと待ってくださいね。折り返し電話しますから。」と言います。まもなく折り返し電話があり、非常に申しわけなさそうな声で、「わたしは会計担当が支払うようにとっくに手続きをしていたのに、支払いが行われていないみたいなの。あなたが10月に書いたメールも、わたしは知らなかったの。」と言います。その後、会計担当者と電話で話すと、「郵便為替よりも、だんなさんに銀行口座があるなら、そちらに入金するので、口座の情報を教えてください。」とのことです。何はともあれ、そのときは、夫の口座を通じて、ようやく報酬を受け取ることができました。

 7月から2月までの7か月間、ずっと早く連絡しなければ、どうして支払いや連絡がないのだろうと、何だか嫌な思いをずっと抱えていたので、そのときは心が軽くなりました。同時に、支払う学校や企業も、口座送金の方が手間がかからずに済むし、わたし自身が、企業が郵便為替を送っていないのか、郵便が届くのが遅いのかといつまでも待つ必要もないので、口座を開設したほうがいいと、腹を決めました。学校の給料も、口座に直接受け取れるので、打ち合わせや移動、郵便局での待ち時間を考えると、月に4ユーロ払っても、時間的、精神的にお得に思えます。

 手数料がかかっても、利子はいっさいつかない口座ではありますが、便利と時間を買うのだと思うことにしました。まもなく支払わなければいけない自動車税も、オンラインで支払えるそうで、おかげでいろんな点で、時間や手間が省けそうです。

*********************************************************
Martedì ho finalmente aperto il conto corrente
; in Italia una volta avevo un conto corrente bancario, ma poiché in Giappone le poste e le banche non prendono nessuna commissione da chi deposita i soldi anzi gli regala qualcosina, non mi andava giù l'idea di dover pagare la commissione quando essi guadagnano usufruendo i nostri risparmi, ho chiuso il conto e preferito il risparmio soci Coop. Tuttavia, ora ho deciso di avere il conto corrente per non far perdere tempo sia a me che ai datori di lavoro; a scuola ogni volta mettevo d'accordo con il responsabile della cassa, andavo a prendere l'assegno postale e poi mi mettevo in una lunga fila alla posta per cambiarlo in contanti. La maggior parte dei clienti mi pagano o prima o subito dopo i lavoro di traduzione/interprete, tuttavia l'anno scorso due aziende note sia in Italia che in Giappone mi hanno affidato la traduzione, ho consegnato subito i lavori ad entrambi ma i compensi sono stati pagati con molto ritardo; una mi ha pagato a novembre, l'altra addirittura a febbraio di questo anno. Avevo chiesto il pagamento via vaglia postale e non ero sicura se i ritardi degli assegni fossero dovuti ai committenti o alla posta. Invece, d'ora in poi potrò sollecitare il pagamento senza esitazioni, controllando il conto on line. Comunque spero che i clienti mi paghino subito senza bisogno di sollecitazioni. Insomma, l'idea è quella di acquistare il tempo e la comodità con la commissione mensile di quattro euro.
*********************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
  

by milletti_naoko | 2016-04-20 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(10)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

プロフィールを見る
画像一覧

Chi scrive

Naoko Ishii
Insegnante di
Giapponese & Italiano
Interprete Traduttrice
IT-JP-EN Fotoblogger
Pellegrina @ Perugia
Umbria, Italy

Per Lezioni, Servizi di
Interpretariato,
Traduzioni, contattate
via email.

- CV e contatti
- Twitter
- Facebook
- Instagram

I miei articoli su Japan-Italy Travel On-line↓↓
Perugia Lago Trasimeno Assisi Montefalco Oli d’Oliva & Trevi Gubbio Piediluco Terremoto Centro Italia

Mio articolo su
Huffingtonpost.jp
- Tre settimane dal Terremoto Centro Italia   

*Giù in basso
Categorie in italiano


Copyright©2010-16
Fotoblog da Perugia
All rights reserved

イタリア、ペルージャ在住。
日本語・イタリア語教師、
通訳、翻訳、ライター。

イタリア語・日本語の授業、
産業・会議通訳、観光の
同行通訳、翻訳、イタリア
旅行・文化・イタリア語に
ついての記事執筆など
承ります。メール
お問い合わせください。

- 履歴・連絡先
- ツイッター
- フェイスブック
- インスタグラム
- イタリア語・イタリア文化情報サイト
- イタリア語学習メルマガ
- 多言語オンライン辞典
- イタリア天気予報
JAPAN-ITALY Travel On-lineメルマガに執筆↓↓
- 連載魅力のウンブリア



画像一覧

最新の記事

地震の被害は美しい水の里にも..
at 2017-07-21 23:59
打倒チェーザレ・ボルジア、密..
at 2017-07-20 23:59
カリオストロの城、サンレオと..
at 2017-07-19 23:59
ペルージャ発 なおこの絵日記..
at 2017-07-18 23:59
畑の彩り夏野菜とアーティチョ..
at 2017-07-17 23:59

記事ランキング

タグ

(565)
(499)
(308)
(266)
(207)
(185)
(158)
(153)
(144)
(130)
(128)
(114)
(109)
(93)
(88)
(86)
(84)
(68)
(51)
(33)

検索

以前の記事

2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
more...

カテゴリ

Famiglia
Feste & eventi
Film, Libri & Musica
Fiori Piante Animali
Francia & francese
Giappone
Gastronomia
Giappone - Italia
ImparareL2
Insegnare Giapponese
Inteprete Traduzioni
Lingua Italiana
Notizie & Curiosita
Poesia, Letteratura
Regno Unito - UK
Ricordi
Sistemi & procedure
Viaggi
Abruzzo
Emilia-Romagna
Lazio
Liguria
Marche
Piemonte
Puglia
Toscana
Trentino-Alto Adige
Umbria
Valle d'Aosta
Veneto
Via di Roma (RI-RM)
Cammino S.Benedetto
Via degli Dei(BO-FI)
Cammino di Santiago
Vivere
Altro

ブログジャンル

日々の出来事
語学

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

最新のコメント

なおこさん、昨年のイタリ..
by ayayay0003 at 14:40
fukusukesanさ..
by milletti_naoko at 19:52
アリスさん、カッリョスト..
by milletti_naoko at 19:34
鍵コメントの方へ、こちら..
by milletti_naoko at 18:53
fukusukesanさ..
by milletti_naoko at 18:48

お気に入りブログ

A piece of P...
フィレンツェ田舎生活便り2
彩風便り 
花が教えてくれたこと
イタリア・絵に描ける珠玉...
Facciamo una...
VINO! VINO! ...
SOL LUCET OM...
文殊の綴り絵
カッラーラ日記 大理石の...
黒い森の白いくまさん
イタリアの風:Chigu...
dezire_photo...
梨の木日記
PASQUARELLIの...
フィレンツェのガイド な...
ローマより愛をこめて
日々是呼吸
田園都市生活
英国発!美は一日にしてならず
Mrs.Piggle-W...
ひっそりと生きる
Osteria TiaL...
リカのPARIS日記♪
イタリアちゅうねん
トンボロレースと日々のこと
コントリ!(コントラバス...
IL PARADISO ...
アリスのトリップ
毎日の楽しいを集めてハッ...
ボローニャとシチリアのあ...
カマクラ ときどき イタリア
トスカーナの海より リボルノ編
ととやふくろう
40代の悪あがき日記
ミセス サファイア 静け...
小さな窓から

外部リンク