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渓流とデスクトップ休眠と格闘マックブック、イタリア

 週末を夫は本当はアドリア海岸の友人宅で過ごし、海水浴も楽しみたいと考えていたのですが、わたしたちが灼熱のペルージャから離れたいと思っていたように、友人たちも、せめて週末は海水浴客と観光客でごった返す海から脱出したいと考えていました。

 それで、前週の週末、夜の森で皆と過ごして、鹿やイノシシも見て、よい経験をしたと考えたフランコは、テッツィオ山に夜テントを張って眠ることを提案したのですが、最近は狼も出る上、他の友人たちに土曜の晩用事があったため、結果的に、日曜日、ペルージャとリミニのほぼ中間地点にあるトスカーナの渓流で落ち合うことになりました。

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Torrente Corsalone, Rimbocchi, Chiusi della Verna (AR) 25/6/2017

わたしは理学療法士からは肩を冷やさぬよう、皮膚科医からは正午前後の数時間は、日に当たるのを避けるように言われていることもあり、出発前からとまどいがありました。ただ、フランコは、川遊びを楽しむと言うよりは、この数年間熱心に取り組み、夫やロージーも体験した、チベット僧が極寒に打ち勝つために修行で学ぶヨガの瞑想、トゥンモ を試したかったようです。

 マントラを唱えるのに、わたしもしばらくはつき合い、夫も、フランコたちが行うのとは別の、自分が知っているヨガのポーズでしばらくはいっしょに儀式のようなものに参加していたのですが、あまり長いので、途中で夫も飽きたようで、わたしが散歩して風景を眺めたり、写真を撮ったり、渓流に足を浸して、オタマジャクシを眺め、心地よいせせらぎや深い緑色の美しい水を楽しんだりしていたら、近くにやって来て、夏とは言え、山は涼しく、水が冷たい渓流の水の深いところに、少しずつ体を慣らして、川に入ろうとしていました。そのうち、瞑想を終えた友人たちもやって来て、川水を浴びました。そして、皆で川魚を眺めたりしたあと、パニーノで昼食を取り、それからは川辺に寝そべってくつろぎました。

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 標高がそれほど高くないところではありますが、空が曇りがちで、冷たい渓流が流れるそばなので、涼しい川辺で、自然の美しさを十分に楽しむことができました。

 デスクトップが相変わらず不調で、今日は起動すらしなくなり、かと言って、使い慣れないマックブックには、カメラから写真をどう取り込んでよいか分からず困っています。ただ、ふと思いついて、だめもとで、ウィンドウズ専用でマックには対応していないはずの外付けハードディスクを、マックブックにつなぐと、ひどくアイコンが小さいために、写真の映像を確認するのに、いちいちクリックして映像が現れるのを待たねばならず時間がかかるものの、とりあえず2枚だけは、すでに外付けハードディスクに取り込んだ写真を、マックブックに保存することに成功しました。

 と言うわけで、2時間かかってもまだ写真を1枚しか選べない状況ではありますが、とりあえずはこんなふうに悪戦苦闘して保存に成功した写真をご紹介します。渓流の滝とヨガのポーズを取る夫たちの姿が映っています。

 マックブック上で写真をざっと確認するのが、あまりにも難しいために、昨日の写真のうち、外付けハードディスクに取り込めたものだけ、すべグーグルフォトに上げてしまおうと考えたのですが、1枚ごとにではなく、すべて一度にグーグルフォトにアップロードする方法が分からず、1枚ずつ3枚だけアップロードしたはずの写真は、どこに行ったのか分からなくなるなど、模索を続け、最終的には、外付けハードディスク中の写真を、1枚だけマックブックの「写真」に保存して、この記事の作成に使いました。仕事でのiBook作成のために、購入の必要に迫られて買い、主にそのときや旅行中に使っただけで、ふだんはまだウィンドウズのデスクトップで作業をしていたため、マックブックで作業をしようとすると、ごく簡単なはずの作業でも方法が分からず、ひどく時間がかかったり、結局どうしていいか分からぬままに終わったりで、困っています。ひょっとしたら、せっかく買ったマックブックの使い方を学びなさいということなのかもしれません。おかげで、マックブックでは作業に無駄に恐ろしい時間がかかりそうなので、いくつか旅行後に仕上げるつもりでいた仕事に、手がつけられずにいるのですが、そろそろ本気で、ウィンドウズからマックへの、わたしの思考や作業のオペレーション・システムも、移行していく時期が来ているのかもしれません。学校の生徒さんがマックの大ファンで、もうウィンドウズには戻れないと言っていたのですが、一方、わたしより1年前に購入された同僚の先生は、まだ様々な機会に、マックブックで大変苦労されています。マックブックに少しずつ慣れていけることも、この夏の大きな課題の一つとしたいと思います。

 とは言え、木曜には雨が降って、気温がかなり下がるそうなので、そうすれば、デスクトップも眠りから覚めることを祈っています。

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Torrente Corsalone, Rimbocchi, Chiusi della Verna (AR) 25/6/2017

Bellissima giornata in montagna con gli amici, grazie a tutti!
Purtroppo domenica sera il mio desktop si è addormentato mentre caricavo le foto e non si sveglia più... e per questo ho potuto mettere solo due foto su questo articolo.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-26 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(4)

不思議めずらし花の名は、トスカーナ

 朝起きがけに、わたしたちが両腕を伸ばして伸びをするかのような、そういう風情の珍しい野の花に、土曜日山を歩いていて、出会いました。

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 ウンブリアはもとよりトスカーナ、マルケ、ラッツィオと、イタリア中部のさまざまな山を歩きましたが、この花に出会ったのは、土曜日が初めてでした。茎がすらりと長く、茎にはいっさい葉がなくて、赤紫の花びらの下に細長く伸びる緑色の部分は、花びらともがくとも判じかねます。

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 その日、同じ野原で、この花を4、5輪見つけました。こちらの花では、花びらがすべて開ききっています。ただ、よくよく見ると、めしべが黒と黄色の2色で、先に黒い毛のようなものが生えていて、何だか大きな蜘蛛の足のようにも見えます。

 いったいこの花の名は、何でしょう。調べてみても分からなかったので、ブログで問いかけると共に、おととし通った薬草学講座のFBページで、専門家の先生たちに尋ねてみようと考えています。

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Fiori & Santuario della Verna, Chiusi della Verna 20/5/2017

 この花に出会ったのは、先日ご紹介したトスカーナ州アレッツォ県の聖フランチェスコゆかりの聖地、ラヴェルナの修道院が建つ岩山の下に広がる野原です。

 名前が分かりましたら、また答えをお知らせします。読者の方で、ご存じの方がいらっしゃれば、教えていただけるとうれしいです。

*追記(23:18)
 今気づいたらわたしがFBページで質問して30分以内に、専門家が答えてくれていました。2年前講座に通ったときに、野草について質問があれば答えますよと、講座の先生方がおっしゃっていたのですが、なんとわたしの質問から30分以内に、返事をしてくださっています。

 学名、Tragopogon porrifolius。ウィキペディア日本語版によると、日本語名は、バラモンジンで、キク科バラモンジン属の植物だそうです。イタリア語では俗にscorzonera biancaあるいはscorzobiancaと呼ばれるそうで、根が食用に栽培もされている国もあると知って驚きました。生薬としても利用されるとありますから、そのうち薬草学の先生からも、効用について何か教えてもらえるかもしれません。

LINK
- it.wikipedia - Tragopogon porrifolius
- ja.wikipedia - バラモンジン

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-26 21:59 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(4)

野の花彩る初夏の聖地、ラヴェルナ修道院

 今日は久しぶりにラヴェルナ(La Verna)を訪ねました。アッシジの聖フランチェスコが聖痕を受けた岩山の上に築かれた修道院は後世のものですが、ブナの木が茂り、岩がそびえる山は、生前の聖フランチェスコが瞑想や祈りに過ごした頃の面影を今もかなり残しているのではないかと思います。

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Santuario della Verna & prato fiorito
Chiusi della Verna (AR) 20/5/2017 12:08

 ベッチャ(Beccia)に車を置いて、ラヴェルナへの参詣道をしばらく登り、途中で道の左手の門から、聖なる森(Foreste sacre)に向かうと、修道院が建つ岩壁の下に、色とりどりの野の花が咲いていて、それはきれいです。

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 ここからは、ペンナ山(Monte Penna)の岩壁のふもとの森を通り、ラヴェルナの周囲を一周する周遊コース(anello basso del Monte Penna)を歩いて、修道院に向かいました。新緑の優しいブナの森に入ると、小鳥たちのさえずりも楽しめます。

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 いったん森を出て、見晴らしを楽しめるこの場所で、昼食にと購入したパニーノを食べました。最初は日が照っていたのですが、食べ始めてしばらくすると、冷たい北風が吹き始め、寒いほどでした。

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 近くには、自生の蘭(orchidea spontanea)も咲いています。

 今日は夫も珍しく一眼レフのカメラを持ってきていたので、二人ともしばしば立ち止まっては、撮影をしたため、修道院に着いたのは3時過ぎで、教会近くで、聖痕の礼拝堂へと行進をする信者の列に出会いました。境内で、かつて日本に留学し、その後仕事で横浜に2年暮らしたというアメリカの男性に出会いました。修道院の宿は満室だったため、ふもとのキウーシに宿泊し、修道院まで歩いて山を登ったそうです。

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15:18

 雲は多いものの、その間から見える空が、いつになく青く、それはきれいです。夕方雨が降るという予報が出ていたため、今回は修道院では小さな教会だけをさっと訪ね、すぐに山を下りました。

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 帰り道、ラヴェルナとベッチャを結ぶ参詣路を下ると、道沿いのキングサリ(maggiociondolo)が花盛りで、とてもきれいです。

 思いがけず野の花にたくさん出会え、鳥のさえずりと緑の中を歩くことができて、うれしかったです。

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Fiori variopinti, bosco verde & canti di uccelli
oggi sui sentieri per visitare il Santuario della Verna. 20/5/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-20 23:25 | Toscana | Trackback | Comments(4)

藤美しきイタリア庭園、トスカーナ歴史的邸宅

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 広い庭園を通る道を覆う美しい藤のアーチに、

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邸宅の壁一面を覆う藤の花、庭園の壁にもまた藤が牡丹と配されるといった具合に、

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花盛りの藤に彩られた、それは美しい庭園を、今日訪ねました。

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Giardino della Villa La Foce
Chianciano Terme (SI) 15/4/2017

 この歴史的邸宅は、トスカーナ州シエナ県の温泉町、キアンチャーノ・テルメの近くにあり、ウンブリアとの州境に近いため、ペルージャから車で1時間15分ほどのところにあります。

 庭園の訪問はガイド付きでのみ可能で、訪問できる日時は限られており、サイトに記載があります。料金は10ユーロで、土曜日だった今日の朝11時半からの訪問は、説明がイタリア語で行われる訪問が始まった5分後に、英語による案内が始まり、二つのグループが同じ場所で鉢合わせしないように、ガイドさんたちがうまく工夫していました。ちょうど藤が花盛りで、幾何学模様と緑を基調としたイタリア庭園に、庭のいたるところに咲く藤がまさに華を添えていて、それは美しいので、感嘆しました。

La Foce
Strada della Vittoria, 61 - 53042 Chianciano Terme (SI)
tel/fax: +39 0578 69101, +39 0578 69113
email : info@lafoce.com
Sito : http://www.lafoce.com/index.php
Info visite giardino
- La Foce - Giardino - Visite (in italiano)
- La Foce - Garden - Visits (in English)

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Splendid wisteria flower arch, garden of Villa Origo, La Foce,Tuscany, Italy.
Meraviglioso arco di glicine, giardino della Villa La Foce, Chianciano Terme (SI).
藤のアーチ が美しいトスカーナ州シエナ県の歴史的邸宅の庭園、イタリア。
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-15 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(2)

絶壁の里にも春、トスカーナ アルノ渓谷

 まだ2月も半ば、2月19日に、断崖の眺めを楽しみながら小道を歩いていたら、夫が

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Castelfranco di Sopra (AR) 19/2/2017

ひそやかに咲くかわいらしい花を見つけて、教えてくれました。

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 麦畑やブドウ畑の間に伸びるトレッキング・コースを歩いていくと、小川に出会い、それからは道が小川に沿って進んで行きます。

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 小川のそばでは、つぼみが育ったスイセン(narciso)も見つけました。

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 さらに先に進むと、「硫黄水の水源」(sorgente dell'acqua zolfina)という道しるべがあり、傍らの階段を下りて、小川の岸辺に出ると、

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川の向こう側に、硫黄水の水源があります。この水の通り道は、地面や枯れ葉の色が、他の部分と違っています。

 先に水源に着いた夫が、「煮えたぎるようで熱いよ。90度くらいあるんじゃないかな。ちょっとだけ触ってみたら。」と言うので、そんなに熱いなら触る気はないと答えると、「ほんのわずかの間なら何も起きないよ。」と夫が返します。そこで、さっと手を出して硫黄水に触れ、すぐに手を引っ込めたのですが、ちっとも熱くありませんでした。例によって、夫の冗談だったのです。

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 硫黄水は、水源から出てすぐに、この小川に流れ込みます。写真の右手に、土手から岸辺に下りる階段の木の手すりが写っています。

 実は、本来のトレッキング・コースでは、この階段を通って、硫黄水の水源へと下りるようになっているのですが、せっかちな夫はその少々手前に、土手が低くなっている場所を見つけて、川原に下り、そのまま小川に沿ってここまで歩きました。わたしもうっかり夫について川岸を歩いたら、川はきれいなのですが、歩きにくくて大変でした。

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 この日は、イタリアで最も美しい村の一つであるトスカーナのカステルフランコ・ディ・ソープラの中心街を訪ねたのですが、観光客の少ない2月の日曜日は、多くの店が閉まり、寂しい風情でした。中心街のバールで、中にいた人に尋ねたら、「独特だから、ぜひ訪ねてみるといい」と教えてくれたのが、このアルノ渓谷の断崖(Balze del Valdarno)です。

 こうして断崖が見え始めてきた場所に車を置き、散歩を始めました。駐車した車の前方、上の写真の右手には、ブドウ畑が広がっています。

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 トレッキング・コースのうち、わたしたちは、上の地図の写真にピンクの矢印で示した場所から、ピンクの四角で囲んだ硫黄水の水源まで歩いて、再び出発地点まで引き返しました。

 思いがけず、不思議な断崖の眺めを楽しみながら、緑の中を歩くことができて、うれしかったです。

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I piccoli fiori e boccioli sui rami,
i boccioli di narciso lungo un ruscello,
sta arrivando la primavera anche nella pianura
tra le balze del Valdarno. 19/2/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-03-04 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(3)

アルノ渓谷の絶壁、トスカーナ sanpo

 西部劇で荒野の間に並んでいそうな奇妙な形の岩山が、トスカーナ州の麦畑やブドウ畑のすぐ近くに、あちこちにそびえている、そんな不思議な場所を、日曜日に訪ねました。

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Balze, Castelfranco di Sopra (AR) 19/2/2017

 こういう岩山が、トスカーナ州アレッツォ県のフィレンツェ県との州境に近いカステルフランコ・ディ・ソープラという村のはずれのあちこちで、木々や畑の間から顔を出しています。

 
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 いつだったか、週末に出かけようと候補地を探したとき、おもしろそうなイタリアで最も美しい村を探していて、夫が見つけた村の一つが、この村でした。確かそのときは、夫はミジャーナで作業が、わたしは仕事があって、結局はどこにも行かないことにしたような気がするのですが、日曜日は、夫がこの村を訪ねる候補に挙げた理由が思い出せない状況で、行ってみました。2月半でしかもちょうど昼休みの時間帯だったからか、村の中心街では、多くの店が閉まっていて、外を歩く人がほとんどいません。バールで観光情報を尋ねたら、ぜひここを歩いてみたらと村の人に勧められて、やって来たのが、この珍しい断崖が並ぶ場所です。

 地形が独特である上に、のどかな田園風景との取り合わせも妙で、散歩が楽しかったです。今、記事を書く前にざっと調べたら、この地形が生まれた事情が何だかとてもおもしろそうなので、また今度時間があるときに、ゆっくりご紹介できたらと思います。

 昨日、月曜の夕方から、ロマーニャの女友達二人が、ミジャーナに泊りがけで遊びに来ています。と言っても、わたしたちは仕事があるので、友人たちはミジャーナに滞在していますが、わたしたち二人はペルージャで寝起きしています。今日は夫は有給休暇を取って、二人とラッツィオ州などに遠出しました。わたしは昨日も今日も、午後どうしても抜けられない仕事があったので、まだ友人たちには会っていません。昨年の報酬をまだ払ってくれない業者二つに、再度請求書を送らなければと思いつつ、この春の観光などの通訳の見積もり依頼をいくつかいただき、そのためにメールを交わしたり、現在教えている生徒さんはもとより、将来教えることになるかもしれない生徒さんとのメールのやりとりもあったりして、その請求メールの送付が後回しになってしまっています。本来は復活祭前に行われるはずの教区司祭代理を務める修道士さんの各家庭を回っての祝福が、明日の午後うちである予定ですので、明日の朝は掃除に励み、そのあと、すぐにでもこの請求メールを書いて送付したいと考えています。

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Balze, Castelfranco di Sopra (AR), Toscana

Sembra un paesaggio da film western,
pure queste balze spuntano tra i campi di grano e le vigne
del Valdarno Superiore. Meraviglia della natura.
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参照リンク
- it.wikipedia.org - Balze del Valdarno
- it.wikipedia.org - Lago pliocenico del Valdarno Superiore

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-21 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(0)

ざわつく心、瞑想と美しい村、ローロ・チュッフェンナ sanpo

 「障害物競走では、走るときに障害物ではなくて、障害物の先を見て、飛び越えて進まなければいけないのであって、だから人生においても、日々いろいろ突き当たる問題よりも、その先、自分が目指したいものの方に視線を向けて生きる必要があるんですよ。」

 というようなことを、だれかの言葉を引用しながら、昨晩プージャ・クリスティーナが説明していたのが印象に残りました。最近のディーパク・チョープラの瞑想講座では、よく「集中」、「注意」、「意識」する必要とその大切さが語られます。おかげでしばしば、昨年だったかペルージャで聴いた仏僧の教えを思い出します。

 「1ユーロと百万ユーロでは、できることに大きな違いがあるように、集中力も、気が散っている状態と、十分に集中できている状態とでは、成果がかなり違ってきます。」

 ばたばた過ごし、真夜中前に慌てて5日遅れの瞑想講座を受講し、昨晩など、教えだけ聴いて瞑想部分と日記での内省を割愛し、さらにプージャの話は、インターネットで他の作業をしながら聴いてしまっていたわたしは、これではいけないと反省しています。今日は午後10時頃、聴くことに専念したのですが、それでもディーパクの心を聴きながら、そして瞑想というか心を無にしなければいけない時間に、ついあれこれと関係のないことを考えてしまって困ったものです。何かやりかけのことや、しなければいけないことがあることを気にしていたり、過ぎたことを悔やんだりして、そうやって気が散ってしまうのであり、集中、そして、一つひとつのことをするときに、注意を払って、意識することの大切さを思います。

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Torrente Ciuffenna, Loro Ciuffenna (AR), Toscana 19/2/2017

 写真は今日訪ねたトスカーナ州アレッツォ県のローロ・チュッフェンナという村です。イタリアで最も美しい村の一つです。写真はチュッフェンナ川で、この川はこの先、ローロ・チュッフェンナの中心街を通って、その後まもなくアルノ川に注ぎ込みます。

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 川辺の大きな石の上に立ち、上流である右手を見ると、こんなふうに勢いよく、耳に心地よい音を立てて、川が流れてくるのですが、ほぼ同じ位置から左手を見ると、川幅が広くなっているためか、水の流れは穏やかで、空の雲や木々の影が、水面にきれいに映っています。

 心がざわざわしていては、瞑想も集中もできないので、もっと心を落ち着けなければいけないし、そのためには、仕事でも家事でも、心の問題でも、一つひとつきちんと片をつけていく習慣をつけなければいけないと感じています。

 実は今日は、以前から気にかかっていた不良品を、購入した店で、ようやく別の新しい商品と交換してもらい、そのために、出発が遅くなりました。それなのに、かなりの確実で、この村に着いて車から降りたときに、うっかりその小さい商品が箱ごと車から落ちてしまい、おそらくは道路上あるいは道端に転がったような状態のまま散歩を終えて村を発ち、どこか車の中にあるのではないかと、ドライブ中およびペルージャに戻ってから探したのですが、どうしても見つかりませんでした。実は村の道の傍らに駐車して、車を降りたときに、その小箱が車から道路に落ちるのが目に見えたような気がして、大きな音がしたのに、音のする方を見たら、目に入ったのはケースに入ったカメラで、さっと見ると周囲には小箱はなく、それでカメラだけ拾って、小箱のことは車内にあるのだろうくらいに思って、気にせずにいたのです。虫の知らせか、散歩を終えて車に乗り込んだときにも小箱を探したのに、どういうわけか、そのときはひょっとしたら交換をした店に置き忘れたか車内にあるかのどちらかだろうと思い、まだ駐車していた車の周囲をよく探すということを怠ってしまいました。金額は19ユーロの商品なのですが、夫はそのために旅の出発が遅れたことを気に病んでいたこともあって、それなのになくしたということが気にかかるようです。もっと注意をしていれば落とすこともなく、見つかったかもしれないのにと、わたしも残念です。

 もし店で何か別の商品も買っていたら、きれいな紙袋か何かをもらっていっしょに入れていただろうから、こんなふうに落とすことはなかっただろうに、など思い、結局今晩も瞑想講座を聴きながらついこんなことを考えてしまいました。

 のんびり読み続けているディーパクの本にも、未来は変えることができるし、未来に対して希望を持つのはいいけれども、現在置かれている状況はすでにそうなってしまっているのだから、それを嘆いても仕方がないと書かれていて、本当にそのとおりです。日々の一つひとつのささいなことにも、もっと注意を払いなさいという教え、もっと心を落ち着かせなさいという教えをもらったのだと、思うことにします。

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 かつて栗の実を挽いて粉にしていたというこの古い水車小屋が、いくつもの滝を経て、村の下方の岩の間を流れる川と共に、ローロ・チュッフェンナの観光名所です。

 日なたと影の明暗の差が大きいために、写真では村や川の魅力を伝えるのが難しいのですが、右手に見えるかつての水車小屋の流れ落ちる水の上に、

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きれいな七色の虹が見えてうれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-18 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(5)

ラヴェルナ修道院参詣、聖フランチェスコゆかりの地で聖母の無原罪の御やどりを祝うミサ・山歩き sanpo

 今日12月8日は、聖母の無原罪の御やどり(Immacolata Concezione)、イエス・キリストの母マリアが、その母アンナの胎内に宿ったときから原罪を免れていたことを祝うカトリック教の祝祭日で、イタリアでは国民の休日でもありました。天気がいいので、久しぶりに

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Santuario della Verna, Chiusi della Verna (AR) 8/12/2016

ラヴェルナを訪ねました。聖フランチェスコが聖痕を受けたという聖地は、ペンナ山の切り立つ断崖の上にあります。イタリアでは伝統的には、12月8日の聖母の無原罪の御やどりが、クリスマス(Natale)を祝う時期の始まりとされていました。かつては教会や家庭、町のクリスマス祝いの飾りつけも、12月8日以降に行われ、クリスマスの祝祭時期が終わる1月6日、東方の三博士が長い旅の末、幼子イエスに面会したことを祝う主顕節(Epifania)まで、キリスト生誕場面を模したプレゼーペ(presepe)やクリスマスツリー(albero di Natale)、イルミネーションが飾られ続けます。

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 着いてすぐに、教会のミサに参加してから、

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教会近くからペンナ山を登っていくと、

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葉を落としたブナ(faggio)の木々が凛としていて美しく、途中からわたしは頂上を目指して登り、夫は木々の間を歩いての瞑想を楽しみました。

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Panorama dalla cima del Monte Penna (1283 m s.l.m.)

 覚えていたよりも長く、上り下りのある道を登って、ようやくたどり着いたペンナ山の頂上からは、空が晴れわたっているおかげで、これまでにないほど、遠くの山々までくっきりときれいに見えました。

 下山中に夫と電話で連絡を取って、ラヴェルナ修道院の境内にあるバールで落ち合い、パニーノを買って、いっしょに食べ、それから土産物屋で、自分たち用のものやクリスマスの贈り物を、じっくり選んで購入しました。

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 そして、教会前の広場から、夕日が沈むのを見届けたあと、ラヴェルナから車を置いてあったベッチャまで歩いて戻り、ペルージャへと帰途につきました。

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Messa & Passeggiata alla Verna 8/12/2016

- Belli gli alberi di faggio spogli e dignitosi, fantastico il panorama
dalla cima del Monte Penna (1283m) sotto il cielo limpido.
- Abbiamo slautato il sole dalla piazza davanti alla basilica del
Santuario della Verna.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ラヴェルナ、聖フランチェスコが聖痕を受けた聖地 / Visita al Santuario della Verna con i suoceri (31/7/2016)
↑↑ 記事末に、ベッチャからの参詣路やペンナ山の登山など、ラヴェルナについての過去記事の中から主なものをいくつか紹介しています。
- 聖母無原罪の御宿リを祝うミサ、ペルージャ / Immacolata concezione, messa della Chiesa di San Filippo dei Neri con canti della Corale Tetium (8/12/2010)
- イタリア語学習メルマガ第60号「12月のイタリア、外国語学習成功の要因、スカルペッタ」 (4/12/2010)
↑↑ イタリアのクリスマスと年末年始の行事について書いた記事へのリンク一覧あり。
- クリスマスの1日 / Natale 2010 (25/12/2010)
- 贈り主いまむかし、イタリア各地で従来クリスマスの頃に子供に贈り物を運ぶと考えられていたのはだれだったか (20/1/2011)
- 1月6日はベファーナと主顕節

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-12-08 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(6)

秋色のキウーシ湖、トスカーナ

 2週間前の友人たちとの週末温泉旅行では、行きがけにトスカーナ州の小さな湖を訪ねました。

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Lago di Chiusi, Chiusi (SI) 22/10/2016

 穏やかな湖面が金色の葉や青空を映し出していて、とてもきれいです。

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 釣り人に水鳥たち、フランスからの巡礼者まで見かけたのですが、水辺のボートは、どういうわけか、もう長い間放置されているものが多いようで、中に水がたまっている舟も、少なくありませんでした。

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 雲の間で輝く太陽も、湖に映っていました。

 このキウーシ湖もトラジメーノ湖も、トスカーナ州とウンブリア州の州境にありますが、キウーシ湖はトスカーナ、トラジメーノ湖はウンブリアの湖です。古い伝説では、晴れた夜には、美しい天の女神が、キウーシ湖に瞑想に来ると伝えられていたそうで、そのため古くは村人から、Lago Chiaro di Luna(日本語に訳すと「月明かりの湖、月光湖」)と呼ばれていたそうです。

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Azzurro il cielo, dorate le foglie
Bello l'autunno al Lago di Chiusi
22/10/2016
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- turismo.intoscana.it - Il lago di Chiusi. Specchio d'acqua al "Chiaro di Luna"

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-11-06 23:18 | Toscana | Trackback | Comments(2)

巡礼の村とパン窯・ピザ窯、ラディコーファニ

 昨日の昼食は、中世以来ローマを目指す巡礼者たちが通った巡礼の村、トスカーナ州シエナ県ラディコーファニのレストランで食べました。

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Panificio di Radicofani (SI) 23/10/2016

 食後に村の中心街を散歩すると、家や店は、こんなふうに黒っぽい石とレンガを使って建てられています。巡礼村ということで、このパン屋のように、店頭に巡礼者を描いた札を掲げている店があちこちにありました。かつてこの村を巡礼者として訪ねたフランコによると、この札は巡礼の道しるべではないので、巡礼者を店に呼び込むためのものではないかとのことです。

 forno a legnaと大きい字で書いてありますから、この店では、売り物のパン(pane)ピザ(pizza)お菓子(dolci)が、いずれも薪(legna)を火にくべて炭にして焼く窯(forno)を利用して作られている(cotto a forno a legna)ことこそを、まずはお客に知ってほしいと考えているのでしょう。一昔前のようにこうして焼いたパンは、1週間、いや、10日でも長持ちして、カビさえ生えないようにすれば、少々かたくなってもおいしく食べられると、夫や義父、セニガッリアのパン祭りで話をしていた講師も言っています。ピザ屋で食べるなら石窯で焼いたピザでないとと、一見よさそう、おいしそうなピザ屋があっても、電気釜ではなく、きちんとした石窯があることを外からのぞいて確かめなければ、夫は入りたがりません。

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 この店では、「窯に火をくべてパンやピザを作っているんですよ。」ということを、そうやって言葉で記すだけではなく、木の看板の左端に、こんなふうに素人っぽい、木彫りかつ炎の赤い色つきの絵で示しているのが、味があっていいなと思いました。

 ミジャーナのうちのピザ窯が完成するのは、いつのことでしょう。先週の帰りの車の中で、今週末にもフランコたちが手伝いに来てくれるらしいことに決まったため、今週も夫は、仕事から帰るとミジャーナでそのための準備作業と、ひどく忙しくなりそうです。

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Bellino il paese di Radicofani, tappa della Via Francigena.

Carina l'insegna di panificio con il disegno di forno a legna.
@Radicofani (SI), Toscana 23/10/2016
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-10-24 23:59 | Toscana | Trackback | Comments(6)