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映画のおかげでフランス語再開、歌 『Je vole』1 語彙、仏伊英日対照

 映画館で見て、とても感動したフランス映画、『La Famille Bélier』が、日曜の晩、イタリアのテレビで放映されたのを見て、また感動しました。世間が何と言おうと、その気があればできないことはない。努力をすれば夢がつかめる。耳が聞こえなくても、話すことができなくとも、これまでそのためにできなかったことなどないと言い、市長選にも出馬する父親。そんな父と家族に愛情をたっぷり注ぐ美しい母に育てられた内気な主人公の少女が、その歌の才能に音楽教師が気づいたことを機に、歌の練習に励み、やがてはすばらしい歌で皆を魅了していく。ちなみに、今ならイタリア在住の方は、まだRaiPlayのこちらのリンクからイタリア音声でテレビ放映された、そのすべてを見ることが可能です。最初に短い広告が入ります。映画の著作権の問題もあり、いつまでこのRaiのサイトで視聴が可能かどうかは分かりません。

 映画の物語に引き込まれ、今回は以前に比べて、映画の中で歌われる歌や歌声がすばらしいと、改めて感じました。今日は夫が夕方仕事を終えたあと、そのまま職場の友人と、わたしは敬遠した映画を見に行っていたので、夫の留守を幸いに、家事をする間も、食事中も、ひたすらYouTubeで映画に出てくる歌を聞いて、やっぱりいいなと感動しました。

 すっかり気に入って、何度も聞いてみたい歌が多いのですが、中でも心に響いたのは次の歌、『Je vole』です。ありがたいことに、会話の音声はイタリア語に吹き替えてあっても、歌の部分はフランス語音声のままで、イタリア語字幕つきで放映されました。


 映画の中で主人公がこの歌を歌う場面の映像も、YouTubeには見つかり、その映像にはイタリア語字幕もついているので、歌を理解する助けになってありがたいです。ただ、映画の最も感動的な場面でもあり、内容が先に分かっては映画の楽しみを損なう恐れがありますので、次の映像は、すでに映画を見た方、あるいは映画には興味がないけれども、歌だけ知りたいと言う方だけご覧下さい。


 先の映画の映像を、イタリア語字幕つきで見るためには、

f0234936_7184867.png
https://www.youtube.com/watch?v=PQOosjkBct4
 
YouTube画面の右下に並んだアイコン中、最も左にある赤線が付された字幕アイコンをクリックする必要があります。

 3か月とは言え、親元を離れて、自分の足で飛び立とうという熱い思い、家族に分かってほしいという願いがひしひしと伝わり、心に語りかけるような、自らを奮い立たせるような歌詞も歌声も、心に響きました。この歌に限らず、この映画で音楽教師の指導のもと歌われた歌は、いい歌ばかりで、わたしがこれまで知っていたフランス語の歌に比べて、語りかけるようにゆっくりと歌われるので、聞き取りやすく、歌詞を覚えれば歌いやすいように思います。そこで、まずはフランス語の歌詞と共に、歌が聴ける映像を見つけて、聴いてみました。


 昨夏のフランス旅行前に少し復習したとは言え、フランス語の勉強はこの数年すっかりさぼっているのですが、原書を数冊読み、何度も音声CDを聞いたおかげ、そして、イタリア語と語彙や文法が似ているおかげで、分かる部分が多いので、ありがたいです。ただ、「何となく分かる」では、すっかり忘れているであろう基礎文法の再勉強にならず、フランス語の力がいいかげんなままになって、そのままでは上に積み上げていけませんので、この歌を、基礎がぐらぐらしているフランス語の建て直しに役立てようと、まずは最初の3文、15秒分だけにしぼって、意味はどれも分かってはいたのですが、辞書を引いて、次のような表を作ってみました。

Mes chers parents je pars
Je vous aime mais je pars
Vous n'aurez plus d'enfants ce soir


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 「両親」は、英語でもフランス語でもparentsですが、イタリア語ではgenitoriと言い、イタリア語にもparente(複数形はparenti)と言う単語はありますが、一般に「親戚」の意味で使われ、小学館の『伊和中辞典』では、文語としての用法として、定義の三つ目に初めて、「[複数形で]両親、先祖」という意味が登場します。

 フランス語の言葉に対応するイタリア語・英語・日本語を並べて表にしてみると、フランス語とイタリア語の語彙が似ている場合が多いのが、よく分かります。どちらもロマンス語、俗ラテン語から発展・変容して生まれた言語だからです。

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上の写真は、大学時代のロマンス語文献学・言語学のノートです。右から2列目・3列目をご覧になると、数あるロマンス諸言語の多くで、ラテン語の単語中の短母音aが、そのままaであるのに対し、フランス語ではeに変化しているのが分かります。

 わたしはそのことを、フランス語を勉強する前に学んだのですが、たとえば上の歌の語彙の表で、フランス語とイタリア語の語彙を比べると、voler/volare, cher/caro, aimer/amare, mais/maでは、イタリア語の単語ではaの部分が、相応するフランス語の単語では、表記はどうあれ(この4語ではeまたはai)、発音が閉音あるいは開音のeになっています。

 フランス語学習をすっかりさぼっていて、直説法現在の活用でさえ危ういので、この3文に出てくる動詞だけについて、思い出しながら活用形を考えて書き、それからオンライン辞書で活用形を確認して、訂正しました。最初から丸ごと書き写すよりも、自分の頭で一度考えて書いてから、赤で訂正を加えたほうが、記憶にしっかり残るからです。

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 上の表中で、赤で記しているのが、間違えてしまった部分です。歌の歌詞にも助けられたからか、思ったよりも間違いが少ないので、ほっとしました。いえ、こんな初歩中の初歩で間違えているようではいけないので、入門書の最初からまた再勉強するか、昨年解き始めたやり直し用のフランス語の参考書を使うか、いずれにせよしっかり文法をおさらいすることが大切です。

 イタリア語と文法も語彙も似ているおかげで、最初の3文の意味は、文字を見ればほぼ分かったのですが、唯一疑問が残ったのが、3文目です。

  Vous n'aurez plus d'enfants ce soir

 イタリア語字幕にも助けられてだいたい意味は分かったのですが、否定文におけるdeの用法は、ぼんやりとそういうものがあったくらいにしか記憶にありません。

 そこで、『新・リュミエール フランス文法参考書』で確認すると、「否定の冠詞 de」の項に、

  不定冠詞や部分冠詞は、「存在」を前提として用いられる冠詞なので、その名詞の存在自体が否定される文脈では、不定冠詞も部分冠詞も用いることができません。この場合に出現するのが否定の冠詞 deと呼ばれるものです。[...] deは次に母音あるいは無音のhではじまる語がくると、母音字省略が生じます。

と書いてあります。歌と映画のおかげで、フランス語を勉強したいという気持ちが再び起こり、わずかですが復習をすることができました。

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Domenica ho rivisto alla tv il film, "La famiglia Belier", mi è piaciuto così tanto di nuovo che volevo capire meglio le canzoni e cantarle. Dunque ho ripreso finalmente lo studio di francese. Mentre cucino, stiro, ascolto le canzoni del film. Sono bellissime.
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関連記事へのリンク
- 感動の仏映画、『La Famille Bélier』イタリア公開中
- 英語からイタリア語、イタリア語からポルトガル語・フランス語・スペイン語

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-10-10 23:48 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(0)

南仏の町の近くにフラミンゴ、エーグ・モルトへドライブ中

 4年前の南仏旅行中に、滞在していた海辺の町、サント・マリー・ド・ラ・メールから、エーグ・モルトの町まで、車で遠出したときのことです。道路を走っていたら、すぐ近くの水辺に、なんとフラミンゴがいるではありませんか。

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Fenicotteri nella laguna, Le Grau-du-Roi 25/9/2013

 幸い道路が広かったので、すぐにアイゴを路肩に停めて、フラミンゴを観察しました。

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 フラミンゴたちがいる岸辺は、車道からは若干離れていたのですが、

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ズームを使うと、 こういう写真も撮影することができました。

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www.google.com

 当時使っていたカメラには、GPSがついていたので、フラミンゴがいた場所も特定できるのですが、ご覧のように、すぐそばにサッカー競技場やプールがあり、町もとても近かったのです。

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 このとき滞在していた町、サント・マリー・ド・ラ・メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)は、カマルグ湿原地帯の自然公園内にある海辺の町なのですが、自然公園内では、フラミンゴは、この教会の屋根に登ったときに、はるか遠方、下方にごく小さく見えただけでした。

f0234936_6275823.png
www.google.com

 それなのに、「ヨーロッパで唯一野生のフラミンゴが生息する場所」と言われるカマルグ湿原地帯(『地球の歩き方 フランス』より引用)、その自然公園からかなり離れた場所で、かなり近くからフラミンゴができて、とてもうれしかったです。

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 ちなみに、エーグ・モルト(Aigues-Mortes)を訪ねたのは、町を取り囲む城壁の上を歩いてみたかったからです。この日は夫や友人たちとは別行動で、わたし一人で車で行ったのですが、眺めがすばらしいので、行ってよかったと思いました。

 最近、イタリア中部のトラジメーノ湖で、フラミンゴを見かけたという記事を書いたときに、ヨーロッパにフラミンゴがいるとは知らなかったというコメントをいくつかいただいたので、フランスのプロヴァンスでも見かけたということをお伝えしようと、この記事を書いてみました。

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Nel 2013 ho visto i fenicotteri rosa
mentre guidavo la macchina in Provenza.
Ho parcheggiato subito e osservato questi bellissimi uccelli.
Andavo da Saintes-Maries-de-la-Mer ad Aigues-Mortes.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
フラミンゴ / Fenicotteri rosa
- 夕焼けの湖を飛ぶフラミンゴ、イタリア トラジメーノ湖 / Fenicotteri rosa sul Lago Trasimeno al tramonto (17/9/2017)
2013年南仏旅行 / Viaggio in Provenza 2013
- 南仏と再会の旅 / Viaggio in Provenza (30/9/2013)
- 南仏キャンプとB1問題集 / Viaggio a Saintes-Maries-de-la-Mer, Provenza (9/2013)

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by milletti_naoko | 2017-09-30 23:57 | Francia & francese | Trackback | Comments(6)

映画、『レ・ミゼラブル』、今夜イタリア 55ch Cine Sonyで放映

 数年前に見たミュージカル映画だと思って楽しみにしていたら、今夜放映されたのは、1998年版の『レ・ミゼラブル』だったので、驚きました。けれども、この映画もよくできていて、夫と二人で最後まで鑑賞しました。


 ミュージカル版とは物語で重点が置かれる場所なども違っていて、ますます原作を読んでみたいという思いに駆られました。

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Immagine presa dal sito https://www.cb01.uno/

 『ああ無情』は、確か小学生高学年の頃に、うちにあった世界文学全集の版画の挿絵つきの分厚い本で読んだのが、小説については最初で最後ではないかと思います。幼い頃に、テレビアニメで放映されたときのBGMだけ、人形の映像と共に、どういうわけか今も覚えています。

 『風と共に去りぬ』を初めて読んだのは、おそらく高校生か大学生の頃で、そのときは文庫本で翻訳を読んだのですが、主人公の恋物語やスカーレットとメラニーの対照が特に印象に残っていました。社会人になり、英語の再勉強を始め、30歳の頃に久しぶりに原書で読んだときは、けれども、南北戦争の背景など、社会的状況についても詳しく書かれていることに、改めて驚き、そうした歴史的・社会的背景にも興味を持って読むことができました。今、『ああ無情』を読み返せば、また多くの発見があることと思います。『悲しみよこんにちは』のように心理描写に重きが置かれる小説と違って、ジュール・ヴェルヌの作品のように、歳月を追い、次々に行動や状況が細やかに描写されているものは、フランス語で読んでも、イタリア語や英語の知識に助けられて、読みやすかったのですが、数年さぼった後にいきなり読む本としては、『ああ無情』は難しすぎるかもしれません。ただ、新聞の政治の記事など、難しい語彙が多くなると、逆に単語はラテン語やギリシャ語起源で、イタリア語とほぼ同じである場合もあるため、かえって他の本より不思議に読みやすい可能性もあります。

 ところで、今回わたしが放映される映画を勘違いしたのは、テレビで見る番組を選ぶ際に、よく参考にしているサイト、http://www.staseraintv.comの情報が、次のように間違っていたからです。

f0234936_7124826.png
Immagine presa dal sito http://www.staseraintv.com

 ふだんはこのサイトで調べたあとで、始まる正確な時間などを、該当チャンネルのサイトでも確認しています。今日も、念のためにCine Sony Italiaのサイトも見たのですが、この映画の情報は開始時刻と、『I miserabili』という題名だけで、映画の公開年度や監督名は書かれていませんでした。Cine Sonyの番組表では、題名がイタリア語になっているので、そこを気にかけて、テレビ画面に表示される番組情報で、映画の詳細を確認すればよかったのですが、それを怠ってしまい、番組が始まってから勘違いに気づいて、すでに書いたブログの記事をいったん非公開にし、ツイッターとフェイスブックへの投稿は削除しました。

 映画終了後、以上の部分を書き足しました。以下に、勘違いを知る前に書いた記事を添えておきます。

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 劇場公開2012年、イタリアでは公開が2013年1月だったミュージカル映画、『レ・ミゼラブル』(『Les Misérables』)が、今夜イタリアのCine Sony、55チャンネルで、午後9時から放映されます。(*これは勘違いで、実際には上述のように、今晩放映されたのは1998年版の映画でした。)

 とてもいい映画で、感動したことを覚えているのに、どういうわけかブログの記事は書かなかったようです。イタリア語版でも、予告編を見るに、歌は幸い、原語の英語で歌われていたようです。映画館では夫といっしょに見て、夫もよかったと言っていたはずなので、今夜は二人でいっしょにテレビでこの映画を鑑賞できたらと思っています。


 英・米合作の映画で、映画の原語はフランス語ではなく、英語です。「ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作として1980年代にロンドンで上演され、以後、ブロードウェイを含む世界各地でロングランされていた同名のミュージカルの映画化作品である」(日本語版ウィキペディアより引用)ことは、今記事を書くために調べていて、初めて知りました。

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Immagine presa dal sito http://www.musical.it/

 だからこそ、歌も内容も完成度が高くてすばらしく、イタリアでも歌は英語で上映されたのでしょう。当時は、フランス語学習のために、原作の本を読んでみようかとも考えていたのですが、すっかりフランス語学習をさぼっている今、もし今夜映画を見て、再び原書を読みたい気持ちがわいてきたら、勉強再開のいいきっかけになるかもしれません。

 イタリアでは今月上旬から放映が始まったCine Sonyでは、名画の放映がこれからも多いだろうと、楽しみにしています。幸い、11時40分には次の映画の上映が始まるため、夜更かしせずに済みそうで、助かります。

 映画のポスターの上部には、内容を端的に表現する文があることが多いのですが、今回引用したイタリア語版ポスターでは、名詞を四つ並べてあります。la lotta「闘い」、 il sogno「夢」、 la speranza 「希望」、l'amore「愛」。こういう追いつめられた状況ではありませんが、もっと夢や希望の実現に向かって、自分自身が戦う必要を感じています。一番の敵は、つい現状に甘んじがちな自分自身ではないかという気がしています。

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Stasera alla tv, "Les Misérables" dalle 21 su 55ch, Cine Sony.

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LINK
- Cine Sony Italia - HOME
- Cine Sony Italia - Guida TV, Programmazioni

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-09-25 19:23 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(1)

フランス語学習再開、英仏語版ディーパク・チョープラ瞑想講座1日目

 以前は、フランス語学習で、1年間に1000時間の学習を目指すあまり、目標達成が難しく、勉強がなし崩しになったきらいがあると思います。今回は、できるだけ毎日、少しずつでもいいので、息を長く続けていくことにして、まずは、放置していた間にがたがたになっているフランス語力を立て直したいと考えています。

 今日はさっそく30分ほどフランス語に触れました。


 と言っても、本来は月曜日に始まっていたディーパク・チョープラのフランス語版オンライン21日間瞑想講座の1日目を受講し、音声を聞く前に、メールで送られていた「本日の受講内容の概要」を読み、瞑想を終えてから、1日目の瞑想日誌にあったフランス語での問いに、イタリア語で答えただけではありますが。(以前日本語で答えたら、保存の際に文字化けしてしまったことがあるからです。)

 フランス語は、表記と音声の乖離が甚だしいため、聞き取りが難しいのですが、フランス語訳の前に、ディーパク自身が英語で語る音声が流れるおかげ、そして、フランス語とイタリア語との類似のおかげで、さらに、あらかじめメールで今日の内容を予習しているおかげで、大ざっぱにではありますが、フランス語でも内容を理解することができているような気がします。

 左肩が凍結肩を患っているため、もう半年近く、週に2度、カイロプラクティック院に通って、理学療法士さんに施術をしてもらい、指示された体操をしています。家でするべきメニューもきちんとパソコンで打ってくれて、家でもリハビリのための体操をした方が、回復が早くなると、理学療法士さんも言ってくれているし、自分でもいろいろ研究結果などを調べて、分かっているのですが、この数か月は慌ただしくて、うちではほとんどリハビリのための体操ができていませんでした。個人授業の日本語の生徒さんに、マーク式の日本語能力試験対策の問題集や漢字だけを勉強しても、真の日本語の力はつかないから、毎回テーマを与えて、日本語で作文をしてくるように言うのですが、生徒さんも大学院の卒業論文作成などで忙しく、結局作文をしないまま、やはり数か月が過ぎています。せめて少しだけでも、こつこつと時間をかければ、わたしの肩も早く治り、生徒さんの真の日本語力も育つというのに。

 まずは自分から、瞑想講座をきっかけに、毎日少しでもフランス語に触れ、そして、リハビリをする時間が取れるようにしたいと思いました。「わたしの人生はわたしの望みによって前進していく」~嫌なことから逃げたり、不安なことから顔を背けたりして、消極的に決めていく人生ではなく、自分は何が本当にしたいのか、そういうことを突きつめて考えて、その実現のためにはどうしたらいいのかを教えてくれるのではないかと、今回の瞑想講座にも、期待しています。

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Fiori di ginestra & cisto, Monte Tezio (PG) 28/5/2017

 写真は、日の光にきらきらと美しいエニシダ(ginestra)の黄色い花と、その下に咲くピンクのシスタス(cisto)の花です。日曜の夕方、ミジャーナに行く途中、テッツィオ山を少し登って、きれいな野の花を眺め、撮影しました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-01 23:59 | Francia & francese | Trackback | Comments(0)

フランス語版ディーパク・チョープラ21日間瞑想講座、原語の英語つき5月29日開始・オンライン無料

 5月29日月曜日から、フランス語版のディーパク・チョープラ瞑想講座が始まるということで、今から楽しみにしています。つい最近あった英語版は、なんとか通して受講することができました。毎日や人生をより心穏やかに、より豊かに生きるのに役立つであろう言葉や教えに満ちていて、受講することで少しでも、実践ができるようになっていけたらと考えています。

 フランス語版なのですが、まずはディーパク本人による英語の説明があって、それからフランス語訳が入るという形を取り、英語とフランス語の短い文が交互に流れるため、わたしのようにフランス語はまだ入門と中級の間をうろうろしている状況でも、英語を手がかりにして、フランス語に耳を慣らすよいきっかけにもなるかと思います。

 機会があれば逃さずディーパクのいろいろな教えに触れたいことが、一番の受講動機なのですが、ついでに、すっかりさぼっているフランス語の勉強を再開するための起爆剤にもなってくれたらと考えています。

 上のリンク先のログイン場面から、過去のフランス語版瞑想講座の1日分を例として聞くことも可能ですので、興味があれば、ぜひ聞いてみてください。

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15/5/2017

 写真は昨日夕方撮影した庭のバラです。天気予報では晴天のはずが、突然どしゃべりの雨が降ったのでびっくりしました。大輪の花がきれいに咲いていて、つぼみも多いので、これから毎日楽しみです。



*追記(5月17日)
 今日、フランス語版のディーパク・チョープラ瞑想講座のフェイスブックページに、昨日埋め込んだ投稿よりも、講座内容がより分かり、かつよりフランス語の勉強になりそうな投稿がありました。そこで、昨日投稿した分と、差し替えましたので、ご了承ください。

 通常、ディーパク・チョープラの瞑想講座のフランス語版は、フランス時間のその日の0時頃に瞑想講座の受講が可能となり、日々の瞑想講座(1日目、2日目など)はサイト掲載から5日間のみ、無料での受講が可能です。フランス時間の0時は、イタリアでも0時なのですが、日本時間では、夏時間の現在は午前7時となります。

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Foto: fiori di rosa del nostro giardino 15/5/2017

- Lunedì 29 maggio inizia il corso di meditazione di Deepak Chopra in francese; 21 giorni, on line & gratis.
Ormai il mio francese è arrugginito ma poiché nel corso la traduzione in francese è preceduta dalle parole originali di Deepak in inglese, spero di riuscire a seguirlo senza problemi.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-16 22:44 | Vivere | Trackback | Comments(0)

エトルタびっくりトンネル、ノルマンディー

 どこまでも果てしなく続くエトルタの白い断崖の上を行く遊歩道のうち、わたしたちが歩いたのはごく一部なのですが、途中で他の人たちが皆下へと向かっている地点があり、帰り道にわたしたちも、その方向へと降りてみたら、断崖の下にある海岸に着きました。

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Étretat, Normandie, France 18/6/2016

 海岸は、まるで火山の噴火でできたかのように穴だらけで、ひどくでこぼこの不思議な岩がどこまでも続いています。

 バス停に戻るには、再び急な道を登って、断崖の上まで戻らなければいけないのかと思っていたのですが、

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夫が巨大な岩壁に、穴が開いているのに気づきました。

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 穴の向こうに光が見えるので、中に入って歩いてみました。奥に見える日の光だけが頼りです。

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 穴を抜けると、陸から海に向かって突き出している岩壁の反対側に出ました。
 
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 青い海が広がり、ここでは浜は岩ではなく、小さな小石がたくさん集まって浜を形成しています。

 人の後について断崖を下りたときも、トンネルを通ったときも、思いもしなかった景色が目前に広がり、思いもよらない場所に出たので、びっくりしました。

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Avventura ad Étretat, Normandia, Francia 18/6/2016

- Seguendo altri turisti, siamo scesi verso il mare per una scala assai ripida sulla parete della scogliera. Sotto i nostri piedi si estendeva una roccia piena di buchi piccoli e grandi, poi mio marito ha trovato un buco sulla parete, ci siamo entrati e dopo aver camminato nella galleria stretta, eravamo di nuovo sulla spiaggia di sassolini, in fronto al bellissimo panorama.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- エトルタの白い断崖青い海、ノルマンディー / Étretat e le sue Scogliere
- エトルタと仏映画、『愛しき人生のつくりかた』 / Étretat & film, “Les Souvenirs”
-映画、『わたし、クロード・モネ』とモネの絵・映画に見えるノルマンディーの風景 / Film, "Io, Claude Monet" & paesaggi della Normandia

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-17 23:59 | Francia & francese | Trackback | Comments(4)

映画、『わたし、クロード・モネ』、イタリアで今日明日上映

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Stagno delle ninfee, casa e giardini di Claude Monet, Giverny 16/6/2016

 印象派の大家、モネの人生を描くドキュメンタリー映画が、今年イタリアで2月14日・15日の2日のみ上映されます。初日の今日、さっそく見に行ってきました。イタリア語版の題名は、『Io, Claude Monet』で、日本語に直訳すると、「わたし、クロード・モネ」です。

 画面には、モネの作品およびその作品を描いたであろう場所の映像が流れ、モネが若い頃から晩年まで、友人・知人などに書いて送った手紙を読み上げることを通じて、手紙ですから当然「わたし、モネ」が、その時々にどんな精神的・経済的状況に置かれていたか、芸術や家族、自然に対してどんな思いを抱いていたかが、語られていきます。


 もともと印象派やモネの絵が好きである上に、昨年、ノルマンディーでモネの家と庭園をはじめ、モネゆかりのさまざまな場所を訪ねたばかりなので、夫もわたしも興味深く見ました。

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Étretat, Normandie, France 18/6/2016

 エトルタの海に切り立つ美しい白い断崖も、モネのさまざまな絵画と共に紹介されました。

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 夕日が沈む頃の空と海の美しい色を見て、いつかまた夕日の頃までじっくり滞在を楽しめたらと思いました。

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Honfleur, Normandie, France 18/6/2016

 オンフルール(Honfleur)は、夫が旅行ガイドを見て、風景や町並みに魅かれて行ってみたいと言うので訪ねたのですが、ここもやはりモネが訪ねていて、しかも風景に心を動かされ、絵心を刺激されていたらしいと知って、驚きました。

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Le Havre, Normandie, France 18/6/2016

 旅行中にル・アーヴルを訪ねたのは、そもそもはわたしの希望でエトルタを、夫の希望でオンフルールに行くことにしたものの、公共の交通機関を使っての旅でもあり、毎日宿を変えるより、どちらにも便利のいい場所に宿を取って、そこからバスで行こうと決めたからです。映画ではモネが印象、日の出の絵を描いたと思われる海辺の風景と、絵そのものの映像が流れました。残念ながらわたしたちがこの場所を訪ねたときは、どしゃぶりの雨でした。(詳しくはこちら

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Rouen, France 15/6/2016

 モネが何度描いても思うように絵が仕上がらず苦しんでいると書簡で告げたルアンの大聖堂も、訪ねました。映画では、モネが描いた大聖堂のさまざまな絵が紹介されましたが、この写真は、ルアンの美術館にあった作品を撮影したものです。

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16/6/2016

 ノルマンディーで旅行中、モネが何度も描いたルアンの大聖堂に、モネの睡蓮の絵をモチーフにした映像が映し出され、それはきれいだったので、感動しました。

 冒頭の写真に写る睡蓮の池があるモネの家と庭園を、わたしたちはルアン滞在中に、ルアンから電車で日帰りで訪ねました。

 そもそもわたしたちが昨年6月ノルマンディーに出かけたのは、信仰心のそれは厚い友人たちに、モンサンミシェルとシャルトルへの旅に誘われたことがきっかけでした。テロの危険もあり、肩は痛み、目にも問題を抱えていたわたしは、医者から行かない方がいいと言われたのですが、モンサンミシェルにもともと興味があった上に、5月下旬に、映画でモネの庭園の映像を見て(詳しくはこちら)、どうしてもすぐにジヴェルニーのモネの庭を見たいという思いが募ったためです。

 今晩の映画は、その映画、『モネからマティスまで。近現代庭園を描く芸術』に比べると、モネが自らの生活苦や芸術家としての不安などを語ることが多いがために、重く暗く単調にはなりがちでした。モネの絵画が美しく、自分たちが訪ねた場所や見た絵、モネの人生・心に触れられて、わたしたちには興味深かったのですが、モネ自らの手紙の言葉と絵・風景を通して、モネの人生を語ろうという手法が終始一貫して取られているために、何かドラマのようなものを期待して見てしまうと、がっかりされるかもしれません。今はこれだけ世界中で愛される画家、モネでさえ、若い頃こんなに評価を受けられず、貧困に苦しみ、また、将来の不安に襲われていたのだと驚きましたが、だからこそ、彼の絵には深みがあり、繊細な感受性を持つからこそ、絵があんなにも美しいのだろうと感じました。

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Film, "Io, Claude Monet" fino a domani, 15 febbraio al cinema

- Pensieri, sofferenze e passione per lavoro dell'artista straordinario attraverso le sue parole nelle lettere, le sue opere e le immagini dei luoghi da lui dipinti.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- エトルタの白い断崖青い海、ノルマンディー / Étretat e le sue Scogliere (18/6/2016)
- 仏映画、『愛しき人生のつくりかた』 / Film, “Les Souvenirs” (13/7/2016)
- 幻想美、夜のルーアンと大聖堂/ Cathédrale de lumière à Rouen (16/6/2016)
- モネの庭、ジヴェルニーに記念日に / Anniversario nel giardino di Monet a Giverny (16/6/2016)
- 印象派の電車、ノルマンディー2016 / Treno dell'Impressionismo, Normandia 2016 (6/2016)
- モネと睡蓮、近現代絵画と花・庭園@明日までイタリア映画館で上映 / La Grande Arte al Cinema "DA MONET A MATISSE. L'arte di dipingere il giardino moderno"

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by milletti_naoko | 2017-02-14 23:59 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(4)

リハビリ外国語、伝わればいいからどう伝えるかへ

 今日も英語の授業をしに遠出しました。小学校で文法らしきものを教わらず、話すことや書くことを覚えた中学生の少女は、聴解力や読解力はある上、言わんとすることも分かるものの、There is two pen.などという文が口から出てしまうように、数に応じて、名詞の語形が変わり、動詞の活用形も変わるという、ごくごく初歩的な文法事項に、自分では気づけず、間違いを繰り返しつつも、それがなぜだか分からずにいたのです。

 数によって名詞の語形や動詞の活用形が変わるのは、イタリア語も同じで、

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たとえば皆さんご存じのカップッチーノも、1杯ならun cappuccinoですが、2杯であれば複数形を用いるため、due cappucciniになり、たとえばバールで二人連れの両方がカップッチーノを注文すると、店の人が「つまり、お二人合計でカップッチーノ2杯ということですね。」という意味で、"Due cappuccini?"と確認してくることが、たまにあります。ピザも1枚なら単数形のpizzaを用いますが、2枚以上あれば複数形になるため、たとえば3枚のピザは、tre pizzeとなります。

 母語であるイタリア語にも、名詞に単数形・複数形があるおかげで、少しずつ決まりを説明し、そのたびごとに該当文法事項について練習をさせていくと、新しい教え子は、授業が終わる1時間半後には、間違えずに言ったり書けたりするようになっていました。

 数年前、サンティアーゴ巡礼直前に、にわか勉強したわたしの「なんちゃってスペイン語」は、言わんとすることはレストランの人に伝わっても、語彙の選択や文法がおかしかったらしく、友人たちがはたでにやにや笑っておもしろがっていました。日本語の生徒のうち、独学で学んだあと、わたしが個人授業で教えることになり、今は中級の力がある大学生は、アニメや漫画、日本の友人との会話やメール交換など、大量のインプットやコミュニケーションが学習の基盤にあって、並行して日本語の文法を、主に独学で本で勉強していたために、聴解力・読解力に優れ、かなり難しいことでも言わんとすることを伝えることができるのですが、彼の作文や話し言葉を文法的な観点から見ると、大学や学校で初級日本語を教えた学生・生徒でも間違えないような初歩的な間違いが、今でもまだあります。

 第二言語学習・教育研究でよく言われるように、文法の知識なしに第二外国語(lingua seconda、L2)の世界にぽんと放り込まれると、最初は言わんとすることを伝えよう、主旨を理解しようと、些末な文法的事項には注意を払う余裕がなく、内容・意味・コミュニケーションによって目的を果たしたり問題を解決したりすることに重点が置かれ、そうして、その言語で生き延びられるだけの力がついてはじめて、きちんと文法などに注意を払い、形も重視して意思疎通を図ろうとするようになるからです。

 衣食足りて礼節を知ると言いますが、言語も、その言語が使われるのではない土地で、学校や独学で学ぶ言語、外国語(lingua straniera)と違って、その言語が話される土地で暮らしながら、学校などに長期間通うこともなく身につける場合、第二外国語として学ぶ場合には、最初は形にこだわる余裕がなく、まずは実を取り、言うことが分かる、相手に思いが伝わることに全力を注ぐ傾向があるからです。中学生の少女の場合は、英語をイタリア語で第二外国語として勉強してはいても、文法をまともに教わらぬまま、話すこと、書くこと、会話することを余儀なくされたために、なんちゃって英語が身についてしまったのではないかと思います。

 問題は、学習者がそうやって必死でサバイバル外国語を身につけるべき努力し、ようやくそこまでは到達したとき、そのpragmatic modeからsyntactic modeに、つまり内容だけではなく、きちんとした表現で伝えられるよう文法にも留意して伝えていこうという姿勢に、切り替えていけるかということです。間違いだらけでも相手に伝わりさえすれば、相手の言うことが分かりさえすればよいと、そこで安住してしまうと外国語の化石化(fossilizzazione)が起こり(過去記事、「イタリア語の化石化」参照)、以後はどんなにその言語の中で暮らし、聞いたり読んだり話したりしても、外国語力の向上にはいっさいつながらなくなってしまうからです。中学生の教え子は、中学校で文法をしっかり押さえる先生に教わるようになったことをきっかけに、日本語の生徒さんは、わたしが宿題に出した作文の添削を通して、自らの間違いや弱点に気づくことを通して、このままではいけないと、いろいろ勉強方法を工夫し、syntactic modeに移行していっています。わたしは、スペイン語は今のところは「なんちゃって」でもいいけれども、フランス語については、せっかく勉強したのにこのままさぼっていては、フランス語力が「なんちゃって」以下になりかねないので、語学検定を受ける、問題集や参考書に取り組むなど、具体的な目標を早く設定して、頑張らなければと考えています。

*追記(1月18日16:56)
 以下の記事は、昨晩寝る前に懸命に書き上げたのに、最後になって画面が凍結し、2時間以上いろいろ試みても凍結したままだったので、投稿をあきらめたものです。夜遅いので、記憶に頼りつつ、その内容を要約して投稿したのが、今回のこの記事です。ところが、この記事を投稿後、ふと気づくと、書き込み不能だった記事が、いつのまにか再び書き込みができるようになっていました。今さらなので、この記事も残したまま、もともと最初に書いた記事もご紹介します。前記事の内容に興味を持たれて、より詳しい情報を得たいという方は、以下の記事もぜひご覧ください。

- リハビリ外国語、伝わればからどう伝えるかへ(初校・詳細版)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-17 23:59 | ImparareL2 | Trackback | Comments(0)

印象派の電車、ノルマンディー2016

 昨年6月のノルマンディー旅行では、前半はわたしと夫二人で、電車やバスなどの公共の交通機関を使って旅をしました。当時ちょうど、ノルマンディーの印象派ゆかりのさまざまな土地で、印象派の展覧会が開催されていたのですが、6月16日にヴェルノン・ジヴェルニ駅でルアン行きの電車を待っていたら、

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Train de L'Impressionnisme, Gare de Vernon-Giverny, Vernon 16/6/2016

 向かいのホームの前に、絵が描かれた電車がやって来ました。

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 印象派の電車(Le Train de L'Impressionnisme)です!

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 窓の日よけ(写真左手)にまで、印象派の絵が印刷されているようです。

 この印象派の電車が走ったのは昨年4月16日から9月25日までの週末で、内部にも印象派を説明する案内があったらしいのですが(下記リンク参照)、残念ながらわたしたちは、時々こうして駅で見かけたり、自分たちの乗る電車の向こうから印象派の電車が来て、猛烈な勢いですれ違うのを見たりしただけです。ただ、こうして外からゆっくり写真を撮れるのは、自分たちが乗る電車ではなかったおかげです。

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La maison et les jardins de Claude Monet, Giverny

 この日はモネの家と庭園を訪ねるために、ルアンから日帰りでジヴェルニーに行きました。

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 皆さん、フランスやイタリアで、座席指定のない電車やバスを利用する際は、乗車前に切符の刻印をお忘れなく。刻印を忘れ、無賃乗車を疑われて罰金を取られることなく、旅を楽しめるようにしましょう。



 旅行中、乗っている電車の走行中に、印象派の電車とすれ違うこともありましたが、高速で別方向に走るので、カメラを取り出すひまもありませんでした。

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 6月20日は、わたしたちより一足遅れて、友人たちがイタリアを出発し、飛行機でボローニャからパリへ、レンタカーでパリからシャルトルへ移動し、夕方にシャルトルの宿で会うことになっていました。

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Gare du Havre, Le Havre 20/6/2016

 このときも、ル・アーヴル駅で、印象派の電車を発見しました。しかも、電車に描かれたのは、モネの印象、日の出(Impression, soleil levant)の絵で、

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Le Havre

わたしたちはこの日の朝、ル・アーヴルを出発する前に、モネがこの絵を描いたと思われる場所を、雨の中訪ねたばかりです。

 そもそも、とても信仰心の篤い友人たちに、シャルトルとモン・サン・ミシェルに行こうと誘われて決まったノルマンディー旅行でした。ヨーロッパ各地でのテロ事件が相次ぎ、わたしは昨年は海外旅行や名高い観光地への旅は避けるつもりでいましたし、肩の痛みや目の病から、医者にも反対されていました。けれども、以前から訪ねたいと思っていたモン・サン・ミシェルを訪ね、行く先々で印象派の絵や美しい風景、おいしいものに出会うことができて、とても思い出深い旅になりました。誘いには乗ってみるもの、旅には出てみるものです。

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Il Treno dell'Impressionismo
, ne ho incontrato alcuni mentre viaggiavamo in Normandia nel giugno 2016.
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LINK
- Normandie Tourisme - Le Traine de L'Impressionnisme en 2016

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-16 23:59 | Francia & francese | Trackback | Comments(8)

モン・サン・ミシェル撮影・眺望とっておきの場所を求めて

 まさか去り際にこんなにも美しいモン・サン・ミシェルを見ることができると思わず、わたしだけではなく夫とマヌーも出発後最初のバス停で飛び降りて、橋の上を走り、そうして撮影したのがこの写真です。

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Mont Saint-Michel al crepuscolo, Francia 22/6/2016 22:37

 たそがれの空を背景に、夜明かりに照らし出されたモン・サン・ミシェルの姿に、ディズニー映画上映前に現れる画面の映像が重なりました。

 同じ場所の写真でもどこでどう撮るのが一番美しいかは、撮る人や見る人の感性、時間帯や天候、カメラの性能など、さまざまな要素によって決まります。ですから、一概には言えないのですが、

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22/6/2016 17:48

一般にはあまり被写体から離れすぎず、全体像がうまく収まり、その周囲の風景もいくばくかは入る程度の距離からが、最もきれいに撮りやすいのではないかと思います。

 ただ、これはシャトルバスで着いてすぐに夫や他の観光客がモン・サン・ミシェルを撮影しているところなのですが、現在は満潮でも濡れない高さに橋がかかり、その橋の横幅がかなり広いため、この角度から撮影しようとすると、どう撮影してもどうしても橋がかなり映ってしまいます。しかも、このときのように干潮でほとんど水がないと、それはそれで潮が満ちたときと比較すれば興味深いのですが、写真の美しさを考えると今ひとつです。

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22:15

 橋のもう一方の端から撮影すると、きれいな海を取り込むことができますが、モン・サン・ミシェルの前に橋が来てしまいます。

 この写真で、橋の奥の方かつ左手に、海水に覆われていない地面が見えます。その部分からだと、

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21:42

茜色に染まる空や海藻を岸辺に残して引いていく海は、きれいに撮れるのですが、

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21:54

モン・サン・ミシェルが一望できるところまで後ろに下がると、そもそもそこで立って歩けるのは、そこまでは海水が届かないからであって、モン・サン・ミシェルの前に、濡れた地面が続いています。では、橋から下りてすぐ撮ればいいのではないかと言うと、

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21:47

橋から下りた人が、足を海水で濡らさずにモン・サン・ミシェルに入れるように、橋の先端から入り口までは、地面が他に比べて高くなっているため、その部分までは海が届きません。

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21:15

 それは、海岸まで下りる前に、高みから撮影したこちらの写真を見れば、分かりやすいかと思います。ですから、橋の先端から撮ろうとすると、モン・サン・ミシェルの前方に、地面がかなり映ってしまいます。

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22:12

 それで、空は曇っているし、潮も引き始めているので、夕焼けと海がきれいなのだから、橋が入るのと、地面が見えるのはあきらめなければいけないなと、夫や友人たちと駐車場行きのシャトルバスに乗り込みました。

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22:28

 幸いバスでは、最後部の、離れていくモン・サン・ミシェルが見える位置を確保することができ、バスの中から名残惜しく見送っていたら、空がなんとも言えなく美しい色になり、さらに明かりが次々にともされていきます。

 けれども、視界とモン・サン・ミシェルの間には緑の草や沼地が広がっているため、あまりきれいな写真にはならないだろうと、自分に慰めを言い、車内から撮影しつつ、眺めていたら、

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22:40

今度は再び、たそがれの空が映る美しい水面が、走るバスのすぐ右手に広がり始めたではありませんか。(この写真は、バスを下りてこれだという写真が撮影できた場所まで行き、再びバス停近くに戻ってから、拡大ズームを使って撮影したものです。)

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23/6/2016 17:37

 この翌日撮影した観光案内所の模型から分かるように、橋を渡ってモン・サン・ミシェルを離れた道路は、最初はかなり内陸部に入るために、バスから海が見えにくいのですが、しばらく進むと道路が河口ダムの岸辺に沿って走るようになるのです。

 そうしてバスが岸辺に近づいた頃に、ちょうど停留所があって、バスが停まり、停留所の傍らに水面を横切る橋が見えました。この橋の中央まで走れば、モン・サン・ミッシャルをたそがれの空を映す水面と共に写すことができるはずと、バスに残る仲間には、「次のバスで追いつくから」と一言告げてバスから降り、3人で早足というよりは駆け足に近い勢いで、橋の中央に向かいました。

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22/6/2016 22:38

 モン・サン・ミッシェルからはかなり離れたために、冒頭の写真と同じ場所から、ズームなしで撮影すると、こんなふうに見えました。雲が水面にきれいに映っています。

 わたしのコンパクト・デジタルカメラは、夜でもできるだけきれいに撮れる機種を選んだものの、光学ズームは4.2倍までなので、冒頭の写真はその4.2倍に拡大して撮影したものではないかと思います。他の友人たちを待たせている上、夜遅くなってしまったため、何とも言えず美しい眺めを、わずかな時間に心に焼きつけるように、そうして写真に残せるようにと、眺め撮影してから、バス停に駆け戻りました。

 と言うわけで、たまたまバスの後部に乗り込んだので気づいたことなのですが、現状ではモン・サン・ミシェルは潮の満ち具合に関わらず、このダムにかかる橋からの方が、拡大ズームできれいに撮れるカメラをお持ちであれば、美しい写真が撮りやすいのではないかと思います。眺めもとびきり美しいので、おすすめです。

 ただし、写真撮影や観光には、天候や着いたときのめぐり合わせもあり、

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23/6/2016 10:49

わたしたちがこの翌朝、前日に訪ねられなかった修道院に行こうと再訪したときは、こんなふうに深い霧がかかっている上に、雨もよく降って眺めが悪く、

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17:12

途中で雨足も激しくなったので、夕焼けやたそがれの眺めはあきらめて、早々に宿に戻りました。

 そのおかげで、その晩はゆっくり休むことができましたし、前の晩に、疲れていても訪ねておいて本当によかったと思いました。

関連記事へのリンク
- モン・サン・ミシェルのたそがれ / Mont Saint-Michel al tramonto, Normandia, Francia

******************************************************************
Contrariamente a ciò che sembrerebbe, possono fare delle foto belle del Mont Saint-Michel allontanandosi un po' fino al ponte sulla diga, perché così davanti al Mont Saint-Michel si estendono le acque che lo rispecchiano, mentre nelle vicinanze è difficile scattare le foto zenza l'immagine del ponte e della terra. Potete accertarlo in questo articolo che contiene le foto del Mont Saint-Michel fatte da diverse angolature.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-15 23:59 | Francia & francese | Trackback | Comments(2)


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