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12か国語の外国語学習にも役立つ対訳付き日本語語彙集 『まるごと』 オンライン無料

 英語、中国語、韓国語はもとより、なんとインドネシア語やタイ語、ベトナム語、そして、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ロシア語の対訳・説明がついた日本語のA1レベル、つまりゼロから学習を始める入門者向けの日本語約1000語の語彙集が、日本語の教科書、『まるごと』のサイトから無料でダウンロード可能になっています。

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https://www.marugoto.org/assets/docs/download/starter_a/MarugotoStarterWordbookIT_v2.pdf

 絵や写真がふんだんに用いられ、食べ物、職業、乗り物など、関連語句が一覧になっていますので、日本語学習を始めようという外国の方にはもちろん、対訳があるために、冒頭に記した12か国語を学習しようという日本の方にも、大いに役に立つことと思います。

 日本語の教科書、『まるごと A1』の課が、暮らしのさまざまな場面ごとに構成され、この無料の対訳付き語彙集は、この教科書に出てくる言葉を中心に、重要基本語彙を、各課ごとに収録しています。イラストが豊富で、オンラインで無料でダウンロード、あるいは聞くことができる音声教材も多いため、特に従来の字の多い教科書では、なかなか学習が進まず断念してしまいがち日本語の入門者などにとっては、教科書もいっしょに購入して勉強すると、さらに力がつくと思います。けれども、初級の学習者が絵を頼りに、教科書は買わずとも、ぱらぱらとめくって、絵を参考にして、自分の興味のある言葉が並ぶページを見つけて、そういう言葉を自分の語彙として増やしていくのにも使えると思います。

 ベトナム語やインドネシア語など、まだ日本人学習者が少ないと思われる言語は、教科書を見つけるのも大変で、教材や辞書が高いのではないかと思います。そんなふうに思うのは、わたしがかつて外国語を勉強しようと考えて、辞書や入門書、参考書を探し求めたときに、英語よりもドイツ語、ドイツ語よりもイタリア語の方が、日本で出版される辞書の値段が高く、教材の数が少なかったという記憶があるからです。

 もちろんフランス語やイタリア語など、学習教材が多い言語を学び始めた人にも役立ちますが、タイ語などのアジアの言語やロシア語などを学んでみようという方や、冒頭に書き連ねた言語のどれかが話されている土地に、仕事などの関係で図らずも暮らすことになったという方には、絵も豊富で、そういう言語の基本語彙や生活に必要な語彙を学ぶのに便利だと思います。

 著作権侵害を避けるために、画像で紹介するのは表紙のみにしておきます。教科書、『まるごと』を買わずとも、次のまるごとのページからユーザー登録をすれば、

- まるごと 日本のことばと文化 - ユーザー登録
 以下のサイトの下方にある「サポート教材」中の「ごいちょう」のところに並んでいる、さまざまな言語の対訳が付いた語彙集へのリンクをクリックすれば、PDF版のイラスト入りカラーの日本語基本語句1000語を収めた語彙集を、ダウンロードすることができます。

- まるごと 日本のことばと文化 - 教材ダウンロード - 入門(A1)

 ユーザー登録後は、上のリンク先ページから、望む言語の対訳付きの日本語の語彙集を、無料でダウンロードすることができると思います。ちなみに、イタリア語版は82ページで、どの言語の対訳付きの語彙集も、日本語学習者向けであるために、その言語での訳はかなり小さな字で印刷されていますが、パソコンやスマートフォンなどの画面で、画像を拡大すれば見やすくなるはずです。

 先週から始まった学校の新しい日本語講座のために、まるごとの教材がダウンロードできるページのURLが変わっていないかどうかを確認していたら、リンクが変わっていることと、以前は、英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語の対訳しかなかった語彙集に、今では12か国語の対訳付きの語彙集が出ていることに気づきました。

 どなたかのお役に立てばと、ここに記事にしておきます。教科書、『まるごと』については、以下のリンク先の記事を参考にしてください。

 今晩、明日の授業用のプリントをようやく仕上げて、印刷しようとしたら、黒インクがなくなって、黒が印刷できないのに気づきました。やむなくすでに印刷した最初のページの字が欠けた部分には、手で書き足し、以降のプリントは、文字の色を黒から青に変えて印刷しました。文字を青に変えても、罫線は黒のままだったため、罫線なしで印刷されてしまったのですが、もうこれでよしとすることにします。

 日本語能力試験も近づき、個人授業の生徒さん用に準備するプリント教材も増え、学校でもひらがなやカタカナを教えるために、かなりの枚数を印刷したので、インク切れはやむなしと思うのですが、「残量が少ない」という警告が出てから、実際にインクがなくなるまでがあまりにも早いことに驚き、また、今日中に届くはずだったプリンタ用の黒のインクカートリッジが届かなかったことに、がっかりしています。アマゾンプライムの会員なので、アマゾンイタリアからの商品は、これまでは比較的早く届く上に、画面上で届くと表示されていた日にちよりも、早く届くことの方が多かったのに、今月に入って、到着するはずの日に商品が届かないことが相次ぎました。月曜に注文した生徒さん用の『まるごとA1 かつどう』も、先週金曜までに届くはずだったのに、今日その4日後にようやく届いたのです。イギリスから発送されているので、そのため遅くなったのだと思うのですが、残念です。

 明日は朝は学校で、午後は3時半から二人の生徒の日本語能力試験対策の個人授業があります。明日の昼にはインクカートリッジが届いて、きちんと黒いインクで、個人授業の教材を準備できますように。

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Vocabolario di base di Giapponese scaricabile gratuitamente dal sito dei manuali, Marugoto.

Bisogna registrare qui https://www.marugoto.org/form/regist
Link per il vocabolario giapponese-italiano: https://www.marugoto.org/assets/docs/download/starter_a/MarugotoStarterWordbookIT_v2.pdf
Info sui manuali Marugoto nel mio articolo seguente
→ http://cuoreverde.exblog.jp/23945598/
(↑↑ In fondo le spiegazioni anche in italiano)
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関連記事へのリンク / Link all'articolo correlato
- 『まるごと入門A1』考1、新しい日本語教科書と無料の日英独仏伊基本語彙集 / Manuali innovativi per studiare la lingua giapponese, vocabolario di base scaricabile dal sito (2015/4/26)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-11-21 23:47 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(1)

暮らしの見直し本読み直し、ディーパクが誘なう生き方 〜英語・スペイン語・フランス語学習にも

 最近は、寝る前にそんな本を読むのはどうかという本を、子守歌代わりに寝しなに読んでは、そのまま読みふけったりしていたのですが、今月に入って、瞑想講座を聞き続けるうち、やはり眠りにつく直前に読むべき本ではないと思い直しました。そこで、読み残したページが少なくなったのに、そのまま長いこと読みさしていたこちらのディーパクの本の続きを、11月8日水曜日の晩から、再び読み始めました。

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 この本では、自然を営む法則は、わたしたちの人生にも当てはまるのであって、その法則に従えば、より心豊かに暮らしていけるという説明があり、七つの法則を、一章ごとに一つずつ紹介しています。ずいぶん前から、その最後の章のほとんど最後まで読んでいたのに、その先が読めないままでいたのです。

 今月に入って、毎日ディーパク・チョープラの瞑想講座を受講していることもあって、自然とまた本に手が伸びたのでしょう。残りがわずかだったので、水曜日には本文を読み終え、木曜の晩は、あとがきをすぐに読了しました。ただ、読み始めたのが昨年の8月で、一気に読まなかったために、全体像がはっきりつかめないままに終わってしまったので、せっかくだから読み直そうと、木曜は、あとがきを読み終えてから、すぐに本の冒頭に戻り、関係各位への謝辞や「はじめに」を読み、金曜は、かかりつけ医の診療所での待ち時間を利用して、再び第1章を読み始めました。


 「宇宙、世の中は、ありとあらゆる可能性に満ちているのだけれども、その可能性を実現していくには、例えば瞑想したり、邪念と雑念を払っての沈黙のときを持ったり、自然に溶け込んで過ごしたりする必要があるのだ。また、あれはいけない、あういうふるまいはいけないなどと、人や行為を裁いていては、今を生きられず、可能性への扉を自ら閉ざしてしまうことになる。」

 待合室ではおしゃべりする人や電話する人も多く、少し気が散ったのですが、そういう中で、読んでいて心に残った部分をまとめると、こうなります。

 この数年何度もさまざまな言語での瞑想講座を受講するうちに、あれこれと聞いて心に残っていたことが、そのパズルの一片一片が、本を読み直すことで、再び心の中で、頭の中で、形を作ってくれそうです。本来この本は、別の本の骨子を抽出したものであるようで、読み直すよりも、そのもととなる本を買ったほうがよかろうか、それとも、すでに購入して積ん読になっている別のディーパクの本を読もうかとも考えたのですが、この本はとても薄く、また内容が簡潔に書かれているため、仕事で忙しくなるであろう来週に備えて、またそういう来週に突入してから読むには、うってつけではないかと考えて、再読することにしました。

 
 かかりつけ医の診療所に行ったのは、火曜に専門医から処方された薬を飲む必要があるかどうかを尋ね、必要とあれば、薬局で購入できるように書類を作成してもらうためです。薬は飲むまいと思っていたのですが、金曜朝のリハビリで、理学療法士から期間が少ないのであれば、服用した方がリハビリの効果が促進すると聞き、考えを改めて、まずはかかりつけ医に聞いてみることにしました。診療時間が始まるよりもかなり前に着き、それでも1時間ほど待って、ようやくわたしの番が来たのですが、おかげで読書が楽しめて、やはりいい本だなと思いました。すでに一度読んでいるおかげで、多少おしゃべりが周囲で交わされていても、読んでいくことができます。

 かかりつけ医からは、この薬はコルチゾンだと言われました。わたし自身は花粉症のことも考えて、コルチゾンは極力避けてきました。火曜の肩へのコルチゾンの注入については、体のごく一部への注入である上に、その効果を知っていたので、必要性も感じていました。一方、この薬は、専門医は火曜には、癒着をできるだけ取り除いていく助けになると言っていたのですが、かかりつけ医は、鎮痛消炎剤として処方したのだろうと言います。せっかく注入もしたその効果を生かし、施術や運動の効果を上げるためには、必要だろうかと考えて、結局書類を作成してもらい、薬を購入はしたのですが、飲むかどうかは、土曜の晩に外出先から帰宅してから、少し調べてみて、検討しようと思います。

 この記事は予約投稿で、前日金曜日の晩に書いたものです。

*追記(11月12日)
 11月20日からは、フランス語版の21日間オンライン瞑想講座が始まります。ディーパク・チョープラの他言語版と同様、1日の講座や約20分間で、受講は無料です。フランス語版は、通例、英語によるディーパクの言葉とフランス語訳が交互に流れる体裁を取っていますので、どちらかの言語が入門レベルでも、もう一方の言語が理解できれば、講座内容が理解できる上に、習得中の言語のいいリスニング教材になるはずです。どの言語の瞑想講座も、登録すると、毎日その日の講座の内容を簡単に紹介するメールが送られてくるため、音声で聴く内容の骨子を、文字を通して目で確認することもできます。今回のフランス語版講座は、わたしが数年前に初めて受講したディーパクの瞑想講座と同じ内容です。そのときはイタリア語版でしたが、とてもよかったのを覚えていますので、興味があれば、ぜひ受講してみてください。



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Venerdì sera finalmente ho finito la lettura di questo libero di Deepak Chopra, ma poiché avevo iniziato di leggerlo nell'agosto 2016 e nel frattempo avevo letto altri libri lasciandolo da parte, ho deciso di rileggerlo da capo. E' un libro molto snello, stavolta sarò concentrata e lo finirò anche entro 10 giorni. Ora mi sembra di essere più pronta ad assorbire le parole e gli insegnamenti di Deepak. Lettura sempre molto piacevole. E' un libro che fa riflettere e che ci aiuta a vivere più pienamente.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 読み始めました 〜 The Seven Spiritual Laws of Success”, Deepak Chopra (8/8/2016)
- オリーブと今このときの大切さ、ディーパク英語版瞑想講座6日目 / Foliage & Meditazione Deepak Day 6, Carpe diem (8/11/2017)

参照リンク / Riferimenti web
amazon.it
- Le Sette Leggi Spirituali del Successo - Copertina flessibile - di Deepak Chopra (Autore),‎ L. Consoli (Traduttore)
- The Seven Spiritual Laws of Success: A Practical Guide to the Fulfillment of Your Dreams (Inglese) - Copertina rigida – di Deepak Chopra (Autore)
amazon.co.jp
- The Seven Spiritual Laws of Success: A Practical Guide to the Fulfillment of Your Dreams (English Edition) Kindle版 - Deepak Chopra (著)
- 富と成功をもたらす7つの法則―願望が自然に叶う実践ガイド 単行本 - ディーパック・チョプラ (著),‎ 渡邉 愛子 (翻訳)
- 富と成功をもたらす7つの法則 (角川文庫) 文庫 - ディーパック・チョプラ (著),‎ 渡邉 愛子 (翻訳)
↑↑ わたしだったら、題名による誤解を避けるために、「心豊かに生きるための七つの法則」という題にしたのではないかと思います。富や成功と聞いて人が一般に想像することがこの本で言われている成功ではなく、また、俗に言う「富と成功」を目指す人を対象とした著書ではないからです。本文の英語は、時に難しい語彙もあるものの、読みやすく、内容は明確なのに、アマゾンのこの本では「難解」と言うコメントが少なくないので、できれば原文の英語で読むことをお勧めします。


Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-11-11 15:36 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(2)

オリーブと今このときの大切さ、ディーパク英語版瞑想講座6日目

 今日は日中、庭のブドウの葉が、太陽の光に金色に輝いて、とてもきれいでした。写真の左下に見えるのは、オリーブを収穫するために、地面に敷かれた網です。

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7/11/2017

 週末にやって来た友人たちは、オリーブの実を摘みたいと言っていたのですが、到着前日や滞在中に雨が降ったため、木の下に網を広げることができず、収穫はできませんでした。今週は月曜も火曜も、夫が昼早くに帰宅して、義父とともにミジャーナに収穫に行きました。2014年と昨年、イタリア中部のオリーブに大きな被害をもたらした蠅の害は、今年は幸いなかったのですが、酷暑と水不足のために、我が家でも、ウンブリア周辺のオリーブ園でも、実がまったくならない木があったり、なってもごくわずかだったりと、収穫できるオリーブの量が、例年に比べて、かなり少なくなっています。今日の午後は夫は仕事で職場に残ったのですが、義父は一人でうちのオリーブを収穫していたようです。

 おとといは仕事、昨日は通院で、ほぼ1日うちを空けていたわたしも、今日はうちにいたのですが、申しわけないと思いつつ、うちで仕事と家事に励みました。オリーブを摘むために左腕を上に上げれば、いいリハビリ運動にもなりそうではありますが、もう少し回復してからでないと、前年のように後からひどく痛む恐れがあるからです。

 今日夕方になって聞いた瞑想講座では、再び、「今を生きることの大切さ」について、語っていました。

 過去にとらわれて、後悔したり、恨んだり、悲しんだりしていては、今を楽しむことができず、先のこと、未来を不安に感じたり、恐れたりしていても、同様に今このときを享受することができない。

 要約すると、そんなふうに言っていたのですが、そのとおりだと思います。遠い昔に読んだデール・カーネギーの著書にも、確か、「若いときには、卒業すれば、仕事が得られればと思い、仕事が得られれば、退職できればと思い、退職すれば、若かったらと思う」人間の性(さが)に言及していました。


 先のことや過去のことばかり考えていは、大切な今このときを生きられない。ジョルジョ・チェルクエッティも、講演で言っていました。「健康によい唯一のpassatoは、野菜のpassatoだけだ。」イタリア語の「passato」という言葉には、「過去」という意味と「裏ごしして作ったスープ、ポタージュ」という意味があることを巧みに利用した言葉で、要するに、健康のためには、過去を引きずっていてはいけないということです。

 まさに、「言うは易く行うは難し」で、瞑想では、雑念がいっさいなくなって、想念と想念の間に空白ができるとき、その無になれるときが大切なのだと、本で読み、瞑想講座で聞きもして、雑念を払おうと試みるのですが、気がつくと、瞑想に集中するべきときに、仕事などで、「ああ、ああすればよかったのに。」と後悔したり、今後の予定について、「そう言えば、あれはどうしなければいけないのかな。」などと考えたり、ついまったく関係のないに思いを馳せている自分がいます。わずか10分程度の間、音楽や導入の教えがあり、マントラを唱えていても、集中ができないことが残念で、まだまだ道は遠いのでありました。


 「今を生きて、今このときを、あまりにもすばらしいがために、思い出すに値するものにしなさい。」

 そういう心持ちで、生きられるように努めたい。そのことを忘れないためにも、6日目の講座案内メールに引用されていたこの言葉を、こちらの記事にも引用しておきます。

 ディーパクの瞑想講座では、しばしば、「存在するのは現在だけで、過去は記憶の中に、未来は意識の中にあるに過ぎない」と言った教えが繰り返されます。英語、イタリア語で、「現在」を意味する名詞、それぞれpresent、presenteが、「存在する」という意味の形容詞としても使われることが興味深いのですが、むしろ逆に、「現在」という名詞が、そもそもは形容詞から派生したのでしょう。「過去」は、日本語でもイタリア語でも、「過ぎ去ったもの」の意味で(イタリア語では「passato」)、「未来」は「いまだ来ぬ」ものであり、今はまだ存在しないのですから。

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 日中は晴れたのですが、今朝、丘は深い霧に覆われていました。湿度が高く、夕方には空が曇ったため、洗濯物が乾かずじまいです。この先は、こういう日が、しばらく続きそうです。

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Con i raggi di sole brillano le foglie dorate di vite :-)
Di mattina la nebbia copre la piana,
ma di giorno trionfa il sole.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-11-08 21:35 | Umbria | Trackback | Comments(4)

映画、『レ・ミゼラブル』、今夜イタリア 55ch Cine Sonyで放映

 数年前に見たミュージカル映画だと思って楽しみにしていたら、今夜放映されたのは、1998年版の『レ・ミゼラブル』だったので、驚きました。けれども、この映画もよくできていて、夫と二人で最後まで鑑賞しました。


 ミュージカル版とは物語で重点が置かれる場所なども違っていて、ますます原作を読んでみたいという思いに駆られました。

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Immagine presa dal sito https://www.cb01.uno/

 『ああ無情』は、確か小学生高学年の頃に、うちにあった世界文学全集の版画の挿絵つきの分厚い本で読んだのが、小説については最初で最後ではないかと思います。幼い頃に、テレビアニメで放映されたときのBGMだけ、人形の映像と共に、どういうわけか今も覚えています。

 『風と共に去りぬ』を初めて読んだのは、おそらく高校生か大学生の頃で、そのときは文庫本で翻訳を読んだのですが、主人公の恋物語やスカーレットとメラニーの対照が特に印象に残っていました。社会人になり、英語の再勉強を始め、30歳の頃に久しぶりに原書で読んだときは、けれども、南北戦争の背景など、社会的状況についても詳しく書かれていることに、改めて驚き、そうした歴史的・社会的背景にも興味を持って読むことができました。今、『ああ無情』を読み返せば、また多くの発見があることと思います。『悲しみよこんにちは』のように心理描写に重きが置かれる小説と違って、ジュール・ヴェルヌの作品のように、歳月を追い、次々に行動や状況が細やかに描写されているものは、フランス語で読んでも、イタリア語や英語の知識に助けられて、読みやすかったのですが、数年さぼった後にいきなり読む本としては、『ああ無情』は難しすぎるかもしれません。ただ、新聞の政治の記事など、難しい語彙が多くなると、逆に単語はラテン語やギリシャ語起源で、イタリア語とほぼ同じである場合もあるため、かえって他の本より不思議に読みやすい可能性もあります。

 ところで、今回わたしが放映される映画を勘違いしたのは、テレビで見る番組を選ぶ際に、よく参考にしているサイト、http://www.staseraintv.comの情報が、次のように間違っていたからです。

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Immagine presa dal sito http://www.staseraintv.com

 ふだんはこのサイトで調べたあとで、始まる正確な時間などを、該当チャンネルのサイトでも確認しています。今日も、念のためにCine Sony Italiaのサイトも見たのですが、この映画の情報は開始時刻と、『I miserabili』という題名だけで、映画の公開年度や監督名は書かれていませんでした。Cine Sonyの番組表では、題名がイタリア語になっているので、そこを気にかけて、テレビ画面に表示される番組情報で、映画の詳細を確認すればよかったのですが、それを怠ってしまい、番組が始まってから勘違いに気づいて、すでに書いたブログの記事をいったん非公開にし、ツイッターとフェイスブックへの投稿は削除しました。

 映画終了後、以上の部分を書き足しました。以下に、勘違いを知る前に書いた記事を添えておきます。

*******

 劇場公開2012年、イタリアでは公開が2013年1月だったミュージカル映画、『レ・ミゼラブル』(『Les Misérables』)が、今夜イタリアのCine Sony、55チャンネルで、午後9時から放映されます。(*これは勘違いで、実際には上述のように、今晩放映されたのは1998年版の映画でした。)

 とてもいい映画で、感動したことを覚えているのに、どういうわけかブログの記事は書かなかったようです。イタリア語版でも、予告編を見るに、歌は幸い、原語の英語で歌われていたようです。映画館では夫といっしょに見て、夫もよかったと言っていたはずなので、今夜は二人でいっしょにテレビでこの映画を鑑賞できたらと思っています。


 英・米合作の映画で、映画の原語はフランス語ではなく、英語です。「ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作として1980年代にロンドンで上演され、以後、ブロードウェイを含む世界各地でロングランされていた同名のミュージカルの映画化作品である」(日本語版ウィキペディアより引用)ことは、今記事を書くために調べていて、初めて知りました。

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Immagine presa dal sito http://www.musical.it/

 だからこそ、歌も内容も完成度が高くてすばらしく、イタリアでも歌は英語で上映されたのでしょう。当時は、フランス語学習のために、原作の本を読んでみようかとも考えていたのですが、すっかりフランス語学習をさぼっている今、もし今夜映画を見て、再び原書を読みたい気持ちがわいてきたら、勉強再開のいいきっかけになるかもしれません。

 イタリアでは今月上旬から放映が始まったCine Sonyでは、名画の放映がこれからも多いだろうと、楽しみにしています。幸い、11時40分には次の映画の上映が始まるため、夜更かしせずに済みそうで、助かります。

 映画のポスターの上部には、内容を端的に表現する文があることが多いのですが、今回引用したイタリア語版ポスターでは、名詞を四つ並べてあります。la lotta「闘い」、 il sogno「夢」、 la speranza 「希望」、l'amore「愛」。こういう追いつめられた状況ではありませんが、もっと夢や希望の実現に向かって、自分自身が戦う必要を感じています。一番の敵は、つい現状に甘んじがちな自分自身ではないかという気がしています。

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Stasera alla tv, "Les Misérables" dalle 21 su 55ch, Cine Sony.

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LINK
- Cine Sony Italia - HOME
- Cine Sony Italia - Guida TV, Programmazioni

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-09-25 19:23 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(1)

映画『サウンド・オブ・ミュージック』をイタリアのテレビで見ています

 大好きな映画で、社会人になってから英語を再勉強したときの教材としても活用し、映画は何度も見ましたし、サントラのCDはどの歌もほぼ覚えるほど繰り返し聞き、主人公マリアの自伝まで、原書を購入して読みました。


 イタリアでも一度数年前に、夫と二人でイタリア語版を見たことがあるのですが、今夜の放映はパラマウント・チャンネルとあって、英語でも視聴ができるようであれば、久しぶりに再び見たいと考えていました。幸い、イタリア語・英語の2か国語音声で、今懐かしさと新たな発見、感動に喜びながら、9時15分から放映されている映画を見ているところです。


 一番よく歌を聞き、映画を何度も見たのは、二十代後半の頃だったでしょうか。

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Monte Cevedale & Rododendoli, Val Martello (BZ) 11/7/2013

 日本の高校に勤めていた当時と違って、今はイタリアやヨーロッパ各地の教会や修道院を訪ねることも多く、修道女の暮らしや修道会の戒律、オーストラリアの町並みやアルプスの緑や雪の山の美しさを知っているので、また違った視点からも見ることができて、興味深いです。

 映画の合間のコマーシャルを利用して、記事を書いています。先ほど、コマーシャルに入る直前に、マリアたちの結婚式が挙げられ、放映が終わるのは午前零時半の予定です。最後まで楽しみに見るつもりでいます。

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Film musical, "Tutti insieme appassionatamente" (The Sound of Music) ieri sera alla tv.

L'ho rivisto dopo tanto tempo, sempre molto bello e ora penso di poter apprezzarlo ancora di più perché conosco molto di più le alpi, i conventi, la vita delle suore ecc.
Bellissime anche le canzoni.
Foto: Monte Cevedale & Rododendoli, Val Martello (BZ) 11/7/2013
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関連記事へのリンク
- 南チロル、イタリアアルプスへ (17/7/2013)

参照リンク
- サウンド・オブ・ミュージック 製作50周年記念版 DVD(2枚組)
- amazon.co.jp - 「サウンド・オブ・ミュージック」オリジナル・サウンドトラック
- サウンド・オブ・ミュージック―名作映画完全セリフ集 (スクリーンプレイ・シリーズ) 単行本
- The Story of the Trapp Family Singers (英語) ペーパーバック
- サウンド・オブ・ミュージック (Modern Classic Selection) 単行本 – 1997/11/1
マリア・フォン・トラップ (著), Maria Augusta Trapp (原著), 谷口 由美子 (翻訳)

- サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection) 単行本 – 1998/12/1
マリア・フォン・トラップ (著), Maria Augusta Trapp (原著), 谷口 由美子 (翻訳)


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by milletti_naoko | 2017-09-23 23:59 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(2)

凍結肩も語学もコツは継続力、日々こつこつに勝るものなし

 右肩に癒着性関節包炎(capsulite adesiva)を患い始めてから、もう約2年が経とうとしています。右肩にようやく回復の兆しが見え始めた頃、今度は左肩にも患い、今もペルージャ郊外のカイロプラクティック院に、週に2度、リハビリに通っています。リハビリの際には、理学療法士の施術のあと、指示された運動や体操をいろいろとこなします。運動のメニューは、回復するに従って、少しずつ変わっていくのですが、昨秋、左肩の療養のために、再度この院に通い始めて以来、ずっと続けている運動もいくつかあります。

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 その一つが、こちらの壁に貼られた紙に描かれた線を、病んだ肩がある手の指でなぞる運動です。以前右肩の療養に通っていた頃には、別のベテランの理学療法士に診てもらっていたのですが、この運動はしていませんでした。研修・勉強熱心な、今左肩に施術をしてくれている理学療法士が、自分で描いて、壁に貼ったのではないかと思います。

 昨秋に通い始めた頃は、左腕が上がらず、一番下の赤い線をたどるのさえ、ひどく苦労するほどでした。週に2度通い始めて、半年以上が経った今では、幸い左腕が以前に比べれば、かなり上がるようになり、下から2番目の紙に描かれた赤い線を、痛みを我慢し、苦労しながらではありますが、指でたどることができるようになってきました。先月、ふと思いついて、右手の指ではどこまで届くか、試してみました。癒着性関節包炎を、最初に患った右肩は、おととしの夏から痛み始め、秋のオリーブ収穫の頃、痛みが頂点に達し、激痛で夜も眠れないようになりました。それで、専門医の診療を受け、医師の指導で、すぐにリハビリに通い始め、その頃、3度のコルチゾン注射を受けました。

 癒着性関節包炎、別名、凍結肩(spalla congelata)は、放置しておいても、1、2年すると自然に痛みが去り、肩も再び動くようになる病なのですが、リハビリや施術、運動をせずに放置すると、自然治癒のあとに、腕や肩の可動域が制限されてしまう可能性があると知りました。右肩に患った頃は、日本語・英語・イタリア語で、さまざまな本やインターネット上の情報を調べたのですが、そのときに、少なくとも腕が90度横に上がるようになるまでは、リハビリに通って施術を受け、うちでもできるだけリハビリのための運動をした方がいいという結論に達し、右肩がそこまで回復するまで、半年あまり通院を続けました。

 完全に回復したわけではないけれども、右肩のための通院をやめた昨年の初夏以来、うちでのリハビリはさぼりがちだったものの、昨秋以後、今度は左肩に患って、通院を始めると、リハビリのための運動の中には、両肩・両腕を使うものも少なくありません。そのおかげもあるのでしょう。壁に貼られた紙を見て、右手の指はどこまで届くだろうと、試しに右腕を上げて見たら、なんと上から2枚目の紙に緑で描かれた線も、若干は苦労しながらですが、指でなぞることができました。一方、今の段階では、左手では、下から2枚目の紙の上の端まで腕を持ち上げるのさえ、できはするものの、苦労する状況です。

 こうして、かつて苦労しながら指でなぞっていた一番下の紙、現在必死で腕を上げてなぞっている下から二番目の紙、そして、右手でちょっと頑張ればなぞることができる下から3枚目の紙が、全て目の前に並んで貼ってあるために、この半年での左肩の回復が目に見えて分かり、右肩が今はここまで届くまでに回復したのだから、いずれは左手でもここまで届くようになるのだと、励みにもなります。

 ただ、左肩については、特に学校の授業があった間は、ただでさえ慌ただしい、そういうときに限ってほかの複数の仕事が重なったことが多く、右肩のときに比べると、うちでの運動をすっかりさぼってしまっています。右肩に比べて回復が遅いのは、コルチゾン注射をしなかったほかにも、このうちで自分でできる運動をしていないためでもあるかと思います。熱心な理学療法士が、「少しでもいいから、うちで毎日、いや、2日に1度でも運動のメニューをこなすようになれば、回復がずっと早くなるから。」と、たびたび言ってくれているので、もっと時間の使い方をうまく工夫して、少なくとも2日に一度は、優先的にリハビリのための運動をするようにしなければと反省しています。

 理学療法士の言葉は、また、わたしがかつて高校で教えていた頃に、高校生に繰り返し言っていた言葉であり、今も、学校の授業や個人授業で、日本語や英語を教える生徒に、何度も言っていることでもあります。

 高校生の試験勉強でも、日本語能力試験のための勉強でも、あるいは再びすっかりわたしがさぼっているフランス語の勉強でも、一夜漬けとは言わぬまでも、だらだらさぼったあとに、集中して何日も何時間でも勉強するよりも、少しずつでもいいので、週にできるだけ、多く勉強に取り組める日を作り出して、こつこつと勉強を重ねた方が、ずっと学習内容が定着しやすいのです。

 これは、わたし自身が、かつて英語やイタリア語など、さまざまな外国語を勉強した経験からも言えます。じっくり長い間勉強した英語やフランス語は、長い間勉強をさぼっていても、本を読んだり会話をしていたりすれば、少しずつその世界に入り込めるようになります。一方、旅行前に1か月だけ、つめ込みで勉強して入門書を1冊終えたポルトガル語やギリシャ語、最初の数課までしか進めなかったスペイン語は、ぼんやりいくつかあいさつの言葉を覚えているくらいで、あとは、ほとんど記憶に残っていません。

 わたしの個人的経験だけではなく、心理言語学における研究でも、週に同じだけの時間外国語を勉強するのであれば、週に一度まとまった時間を取り、たくさん勉強するよりも、1日の勉強時間は少なくなっても、できるだけ多くの日に分散した方が、学習の記憶の定着率がずっとよいという研究結果が出ています。

 50年近く生きてきて、すべて本当に大切なものやことというのは、確実に自分のものにするためには、時間とエネルギー、継続する努力が必要なのだということが、分かってきました。英語が、売り上げが、ダイエットがと、何でも簡単にすぐにできることを売り言葉にした講座や商品が多いのを目にして、継続の努力をせずに、楽にすぐに結果を得たいという人の心につけ込んだ、ひどい人がいるものだと、ため息をつくことが少なくありません。

 英語でもイタリア語でも、旅行中に、あるいはまず暮らしていく中で、生き延びるのに困らない程度の理解する力、発信する力をつけようとすれば、そういう力の習得に焦点を当てた講座や授業であれば、確かに単語の暗記や文法・作文と、従来の英語教育における偏りがちな学習法に比べれば、習得は効率的で、早くなります。

 けれども、ネイティブのように聞いて理解し、話すことができるようになるためには、時間と努力が必要です。わたしは英語の小説を何冊も読み、英検対策や英日翻訳の通信講座の勉強をし、ヒアリングマラソンも並行して受講し、英語の音楽やドラマなど、英語に触れる時間を継続的に取るということを重ねました。4年間勤務した野村高校の1年目に、夏に英語を教える友人とのカナダ旅行を計画したことをきっかけに、英語の再勉強を始め、英検1級に合格したのは、確か1996年12月ですから、4、5年間真剣に勉強を重ねてはじめて、実用英検1級に合格し、様々な英語の小説や映画、ドラマを言語で楽しみ、ネイティブスピーカーといろいろな話ができ、英会話学校で、環境問題や政治問題など、様々な事柄について討論できるようになったのです。

 イタリア語もまた、1999年8月のアイルランドへの2週間の語学留学で、知り合ったイタリア人生徒たちとの交流のおかげで、イタリア文化に興味を持って勉強を始め、2002年3月に退職して、4月にイタリアに留学するまでには、主に文法・作文・翻訳だけの通信講座ではありましたが、イタリア語の初級・中級・上級を終え、入門書や問題集も並行して、数冊終えることができました。音声はもっぱら英語話者用のイタリア語の音声教材を活用していたのですが、1日3時間聞くことを自らに課していたように覚えています。2002年4月に通い始めたマルケの私立語学学校でも、9月に入学したペルージャ外国人大学のイタリア語・イタリア文化講座でも、そのおかげで、まだまだ話す力・書く力はおぼつかなかったものの、最初から最も上級のクラスに通うことができました。こうして計1年半、ウルバーニアとペルージャで、イタリア語・イタリア語文化を学び、さらに2003年10月にペルージャ外国人大学の外国人へのイタリア語・イタリア語文化教育を専攻とする3年の学士取得課程の2年生に編入し、2005年10月、卒業とともに、同大学で、以後5年間、日本語・日本文学の授業を、契約講師として担当することとなり、その間、2006年から2009年の間に、並行して、シエナ外国人大学の外国語としてのイタリア語教授法を専攻とする大学院課程に通い、卒業しました。イタリアの大学や大学院では、かなりの数のイタリア語・英語の専門書を読み、またかなりの数のイタリア語や英語でのレポートを書くことを要求されます。大学で日本文学を教えるにもまた、イタリア語で書かれた日本文学の文献をいろいろと調べる必要がありました。ですから、今はもっぱら日本語を教えたり、伊日・英日の通訳・翻訳をしたりすることを仕事としていて、イタリア語の勉強、きちんとしたイタリア語を、多く書いたり話したり読んだりする機会が少なくなっているため、わたしのイタリア語の力が、最も頂点にあったのは、2009年、ちょうどイタリア語を学習し始めてから、10年後だったのではないかと思います。

 もちろん、イタリア語や英語を勉強するのに、別にネイティブと同じように話したり、書けたりすることを目標にする必要はありません。ポルトガル語やスペイン語、ギリシャ語を勉強したときは、旅行で最低限に必要な会話ができること、旅行で出くわす様々な状況を、何とかその言語で乗り切ることができることだけを目標としていました。英語やイタリア語について、真剣に勉強しようと考えたのは、きっとわたしが国語の教師だったからです。

 かなり話が横にそれましたが、わたしが言わんとすることの一つは、語学の学習には、まずは自分の目標が何かを明確にし、その達成には何が必要かを考え、1年後までに、あるいは1か月にと、短期・長期の具体的な学習目標を立てて、こつこつと学習を重ねることが大切だということです。そうして、目標がわたしのポルトガル語のように「旅行サバイバル会話」であったとしても、夏休みの旅行前の1ヶ月、毎日数時間入門書に取り組んで、一冊終えているのですが、そんなふうにこつこつと継続して学習することが、語学における習得には不可欠だということです。それでも、1か月で勉強したようなことは、忘れてしまうのもすぐです。また、スペイン語は結局入門書の最初の方しか終えられず、フランス語は、再勉強しようと、昨年だったか購入した問題集が、途中までしたままで、また検定対策問題集や読もうと買った原書の数々も読みかけたままです。

 イタリア語も、ここまで一生懸命、教えることができるまでにみっちり学んだのだから、教えられる機会を作りたいと思いつつ、他の仕事が忙しいとは言え、イタリア語学習メルマガの発行を、情けないほどさぼってしまっています。

 実は早急に終えなければいけない仕事があって、それを終えてからと思っているのに、デスクトップの休眠で、マックブックでは10倍時間がかかりそうで、それが終わらないので、フランス語やイタリア語学習メルマガにも取りかかれないという事情もあるのですが。

 閑話休題。リハビリで壁に貼られた紙を見ながら、積み重ねのおかげで、肩が回復していることを実感すると同時に、すっかり放置しているために、上を向かないフランス語学習や、さぼっているイタリア語学習メルマガを思ったのでありました。かつて頑張ったこと、頑張れたことを、あの頃の気持ちを思い返して、頑張ります。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-30 23:59 | Altro | Trackback | Comments(10)

日本語は楽しいです、英語・イタリア語・日本語における数の易しさ・難しさ

 最近の学校の授業では、形容詞に助数詞と、難しい学習事項が増えてきました。 今週に入ってから晴天の日が続き、教室の大きな窓ガラスから、午後西日がさんさんと降り注ぐため、教室が暑くて、まるで温室の中のようです。

 そこで、形容詞の定着を図りかつ楽しく授業をと、

「日本語は楽しいです。日本語はおもしろいです。」と、授業の前に、そうして、朝起きて鏡に向かったときに言いましょう、あら、そんな深刻な顔で言ってはいけません。ほら、自己暗示・自己催眠効果が出て、脳に「ああ、日本語は楽しい。だから、どんどん頑張れるぞ。覚えられるぞ。」と思い込ませるためには、もっと笑顔で、うれしそうに言わなくては

と、たきつけたりしています。

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 数については、英語やイタリア語には英語やイタリア語の、日本語には日本語の難しさがあって、たとえばペンや本が二つあるという場合に、英語・イタリア語では、

英語
There is a pen. → There are two pens.
There is a book → There are two books.

イタリア語
C'è una penna. → Ci sono due penne.
C'è un libro. 、→ Ci sono due libri.

となり、存在する物の数が一つか二つか、つまり単数か複数かによって、その物を表す名詞の語形が変わるのみならず、それに伴って動詞も変化します。

 一方、日本語の場合は、

ペンが1本あります。 → ペンが2本あります。
本が1冊あります。  → 本が2冊あります。

といった具合に、「ペン」・「本」という名詞および動詞、「あります」は、ペン・本がいくつあろうと変わりません。

 その点だければ、日本語の方が一見簡単に見えます。けれども、英語やイタリア語の場合には、物が何であろうと、その物を表す数字の前に、「2」を表す数字、英語ならtwo、イタリア語ならdueをそのままつければ、それでいいのに、日本語の場合は、ペンなら2本、本なら2冊、はがきなら2枚といった具合に、物によって数え方が違ってきます。しかも、日本語では、同じ内容を述べた文でも、文の構成や表現法が、英語やイタリア語とはまったく違います。

 と言うわけで、我慢大会的暑さの中で、習得が難しい助数詞を、何とか楽しく学んでもらおうと、昨日は、上のようなプリントを、夜中に用意しました。テーブルの上のリンゴの絵を、覚えている方がおいででしょうか。そうです。中学生の女の子向けの英語の授業のために作ったプリントの絵を、再利用しています。

 明日も朝早いので、今晩はできるだけ早く就寝するつもりなのですが、今の状況では、午前1時前に寝られたら恩の字です。

 「日本語を教えるのは楽しいです。日本語を教えるのはおもしろいです。」

 無理に唱えずとも、これは心からそう感じているので、そういう仕事ができることが、ありがたいです。

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In lingua giapponese non esistono le categirie grammaticali né del numero né del genere.
Quindi la parola giapponese, 'tomodachi' può indicare un amico ma anche un'amica, amici e amiche e non esiste l'opposizione singolare/plurale. Dunque, normalmente in giapponese non c'è il bisogno di cambiare la forma dei nomi, dei verbi e degli aggettivi a seconda del numero e del genere dei nomi, perché i nomi non vengono grammaticalmente marcati né dal numero né dal genere perché essi non esistono.
Sembra troppo facile? - Invece, in giapponese lo stesso numero può essere indicato in modi svariati a seconda di oggetti/persone/animali a cui si riferisce, mentre in italiano e in inglese il numero 2 viene indicato quasi sempre con le stesse parole, DUE e TWO.
In giapponese, 2 si dice generalmente NI quando si conta fino a dieci, ma si può contare anche usando la parola, FUTATSU.
Per contare gli oggetti lunghi, il numero 2 viene indicato con la parola NIHON, i libri - NISATSU, i piatti - NIMAI, le macchine - NIDAI, gli uccelli - NIWA, i cani - NIHIKI, le persone - FUTARI, i giorni - FUTSUKA e non finisce qui.
Dunque, durante lezioni sentendo il bisogno di sollevare l'animo dell'allievo, gli dico spesso di ripetere con un bel sorriso convincente le parole magiche, "NIHONGO WA TANOSHIIDESU." (Il giapponese è piacevole) e "NIHONGO WA OMOSHIROIDESU." (Il giapponese è interessante.) per l'autosuggestione.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-05-17 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(4)

中は中田、墓ではなくて箱の中、イタリアで学ぶ日本語

 先週から、 「…は ~の うえ/した/よこ/なか です。」という場所表現の学習に入りました。教科書、『まるごと 入門 A1』では、初出の第8課では学ぶべき場所表現を必要最低限に抑えてあって、他の教科書では、いっしょに登場する「まえ/うしろ/みぎ/ひだり」などの表現は、後で学習することになっています。

 それでも、今日の授業中、練習として、絵やカードを使って、あるいは教室内にある実物の本や水の入ったペットボトル、ペンなどを、机の中やいすの上、棚の中などに移動して、「どこですか。」と、生徒さんに尋ねてみると、いくつかうろ覚えの語彙があり、場所表現の中では、特に「なか」を覚えるのに、苦労していていました。

 「はこ の なか です」が、「はこ の はか です」になったり、「はか の なか です」になったりしてしまうのは、イタリア語では、文字としてはhを表記に用いても無音であって、hという子音が存在しないために、hが入ると記憶の定着が難しくなるからであり、また、「はこ」と「なか」という2語は、いずれも母音aと子音kを含むため、単語が混乱しやすいからではないかと思います。

 「はこはscatolaだけれども、はかはtombaのことで、はかのなかと言ってしまうと、dentro la tombaという意味なので、意味がまったく違うから気をつけましょう。」と言い、ホワイトボードに箱とお墓の絵をかいて、横にそれぞれ「はこ」、「はか」と文字を添えてみたのですが、それでも、「はこ・なか・はか」の混乱が続きます。空き箱の絵と日本の典型的な墓石の絵をかいたのですが、「形がよく似ていますよ。」と言われて、確かにどちらも立法形なので、形は似ているなと、わたしも思いました。

 そのときふと、イタリア人もよく知っているサッカーの中田選手のことを思い出しました。漢字の「田」と「中」については、以前、漢字がどういうものかを説明したときに、漢字の成り立ちの例として、意味と共に紹介したことがあります。

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 そこで、「ナカタというのは、漢字で書くとこうなって、dentroを表す中と、risaiaを表す田という漢字から成り立っているんですよ。」と、言ってみました。

 すると、生徒さんは、ローマ在住かつサッカーファンで、中田のローマ所属時の活躍ぶりをよく覚えていたこともあり、この一言で、「中はナカタのナカ、意味はdentro」と、驚くほどすぐに完璧に記憶してしまいました。ナカタの絵をかいてくださいと言われたのですが、サッカーにあまり興味のないわたしは、正確に絵をかけるほどは中田選手の顔を覚えていないため、上に見えるような絵をさっとかきました。目が少女漫画のきらきらお目々になっているのは、生徒さんから、「日本の漫画やアニメによくある大きい目にしてはどうですか。」と言われたからです。

f0234936_1184351.jpg

 そのとき、「いいですか。」と手を挙げた生徒さんが立ち上がり、ホワイトボードに自らさらさらと描いたのが、こちらの中田の絵です。わたしが下方に書いた文字を見ながら、絵の横に、「中田」、「なかた」と、漢字とひらがなで添えたのも、生徒さんです。ちなみに、サッカーコートの絵は、わたしが休み時間に板書の写真を撮っていたら、生徒さんがかき加えたものです。

 本人も悦に入っていましたが、中田もサッカーコートも、本当にうまくかけています。「中田」、「なかた」も自らの手で板書したため、これは記憶にしっかりと残ることでしょう。

 実際、このあと、「どこですか。」と尋ねて、さらに練習を続けると、「はか」と「はこ」の間違いこそ時々あったものの、「なか」は完全に覚えることができていました。

 ちなみに、板書に「よびこう」という言葉と、「浪人」という言葉と絵があるのは、「日本の大学入試がそんなに難しいなら、受験に合格できなかった生徒はそのあと、1年間どう過ごすんですか。」という質問があったからです。roninは、映画を通して、イタリア人にも「使える主君のない侍」(samurai senza padrone)のことだと知っている人が多いので、まずは、浪人の絵をさっとかき、生徒さんが侍としての「浪人」を知っていることを確認した上で、「大学受験に合格できなかった人のことも、浪人と言って……」と、説明を続けました。

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 学習用プリントには、つい最近、家庭教師で英語を教えている中学生用に作った絵を応用しました。教科書には、「うえ」と「なか」を使った会話は出てくるのですが、「した」と「よこ」は、続く練習問題で突然出てきます。わたしの方から、「こういう意味です。」と意味を教えるのではなく、絵と文から、「した」と「よこ」の意味を推測させようと考えて、プリントで、こんなふうに取り上げました。学習は何でも、与えられたものをただ暗記するよりも、まずは自分の頭を働かせて、何だろうと考えた方が、記憶が定着しやすいからですし、学習が受け身にならないからです。

 英語のおさらい用に作ったプリントには、「なか」が出てこなかったので、箱入りの人形の絵も、つけ足しました。おかげで、ねらいどおり、絵の助けを得て、文や表現の意味を、生徒さんがきちんとつかむことができました。「リンゴは ピザの よこ です。」という最後の文を、Le ciliegie...と訳すので、「リンゴはciliegia(サクランボ、ciliegieは複数形)ではなくて、melaのことですよ。」と言うと、わたしの描いた絵が、リンゴではなくて、サクランボに見えたからそう言ったのだそうです。確かに、へたの部分が、リンゴというには長すぎるような気もします。

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 授業では、こんなふうに、まずは絵を見ながら文の意味を考えてもらったあとで、上のような構文の用法を、自ら発見してもらいました。

 ちなみに時々、「どこ」を生徒さんが「どく」と発音してしまうので、「どくはvelenoのことですよ。」と言っています。箱が墓になったり、どこが毒になったり、何だか言葉がホラーやスリラー向きの言葉と混同されがちなのも、おもしろいです。ただ、これも、かつての生徒さんたちがやはり、「おくさん」と「おこさん」を混同していた例もあり、日本語のウの音が、イタリア語のuともoとも違うけれど、どちらにも通じるところがある音なので、そのために取り違えやすいのだろうかと考えています。

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NAKA E' NAKA DI NAKATA.

Oggi un allievo non riusciva a ricordare la parola, NAKA che significa 'dentro' in lingua giapponese; dopo alcuni tentativi non riusciti mi è venuta l'idea e gli ho spiegato che questa parola NAKA (中) si trova anche nel nome di Nakata (中田), ex calciatore giapponese.
Si è illuminato il viso dell'allievo, è venuto alla lavagna spontaneamente e ha dipinto Nakata e aggiunto il nome del calciatore in kanji e hiragana imitando il nome che avevo già scritto sulla lavagna. Dopodiché ha memorizzato perfettamente la parola e ha potuto usarla sempre in modo corretto.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-26 18:55 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(2)

不確かな世に希望を、英語版ディーパク・チョープラ瞑想講座明日開始

 日々を自らの心と向き合い、ていねいに生きていけるように、自分にも他人にも、甘んじず、けれども優しくあれるように、世の中に少しでも、希望の芽を増やしていけるように。

 明日、4月10日から始まる21日間のディーパク・チョープラ瞑想講座は、そういう生き方・在り方に、少しでも近づけるように、教えてくれるのではないかと、確信しています。



 いつもと同様、今回の講座も、オンライン21日間無料で、1日約20分の瞑想講座は、その日の内容を、冒頭でオープラが簡単に紹介したあと、ディーパクの言葉が続き、最後に15分ほどの瞑想時間があるという形が取られることと思います。

 今年早々にあったイタリア語版の瞑想講座は、英語とイタリア語の二本立てであるのに加えて、さらにプージャ・クリスティーナの解説が入り、それはありがたいのですが、時間が倍かかってしまう上に、同じことを二度繰り返して聞くうちに、ついつい集中力が欠けてしまったり、聞く時間が取れぬままに日が過ぎてしまって、結局途中までしか聞くことができませんでした。

 2017年に入って、はや3か月が過ぎてしまい、春が来て、4月に入りました。日本で新学年が始まり、桜が美しく咲きほこっているであろうこの時期に、気を引きしめるべく、あるべき方向を模索するべく、今度の今度こそ、ていねいに21日間の瞑想講座を聞き終えることができるように、頑張ります。今回はずいぶん前から、予習・瞑想講座中・講座後に内省し、よりよい学びを得ることができるようにと、ダウンロードできる別冊の副教材があって、そこには、日々かみしめたいと思う言葉が並んでいます。

 数週間前に講座に登録したら、今日は受講開始直前だからでしょうか、「あなたが世界に希望を広げることができる七つの方法」という冊子も、ダウンロードすることができました。まだざっと目を通しただけですが、ちょうど今、ずいぶん前から立ち止まったり、読み返したりしつつ、読み進めているディーパクの本、『The Seven Spiritual Laws of Success』のまとめのようで、これまで読んだところの復習、これから読む部分の予習にもなります。

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Isola Polvese & Lago Trasimeno al tramonto
visto dal traghetto, #Umbria 8/4/2017

 心にしみこむように、ゆっくりと落ち着いた口調で話すディーパクの英語は聴き取りやすいと、瞑想講座をやはり楽しみにしてくださるようになったブログのお友達から、聞いています。登録すると、毎日その日の講座の内容を簡潔に紹介する文章が、メールで送られてきますので、そういうメールの言葉を先に読んでおけば、聴解を助けてくれる上に、後からきちんと理解できていたかを確認する役にも立つかと思います。わたしは、内容が好きで、この数年ディーパクの講座を受講し続けているのですが(完全にすべてきちんと聴けたことは、恥ずかしながらまだないような気がします)、英語学習の教材としても、活用できることと思います。

 写真は、昨日の夕方、夕焼けに美しい空とトラジメーノ湖を、ポルヴェーセ島を去るフェリーの後部から、撮影したものです。朝早起きして、ゆったり落ち着いた心で受講し、そうして1日を始めるのが望ましいので、これからは、早寝早起きも心がけるつもりでいます。

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Hope in uncertain times (Speranza nei tempi incerti) è il titolo di un nuovo corso di meditazione di Deepak Chopra in inglese che inizia il 10 aprile.

Stavolta si possono scaricare due libretti, "Companion workbook" e "7 ways you can spread hope in the world."
Il corso sarà come sempre on line, gratuito per 21 giorni e mi darrà tanti insegnamenti preziosi :-)
Foto: Isola Polvese & Lago Trasimeno al tramonto visti dal traghetto, Umbria 8/4/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-09 23:48 | Vivere | Trackback | Comments(3)

真の日本語・外国語の力をつけるには

 大学入試の国語の問題でいくら高得点が取れるように勉強しても、それでは日本語の力はつかないということを、おもしろおかしく短編小説の形で書いた清水義範の『国語入試問題必勝法』を、先輩の先生に借りて読んだのは、ちょうど初任の高校で、国語を教え始めた年だったように覚えています。

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 日本語能力試験もまた、センター試験同様に、選択肢の中から正解を選んで、日本語の力を知ろうとするのですが、そのためわたしが日本語を教える生徒さんも、どうしても語彙・漢字・聴解・文法など、日本語という言語のさまざまな側面を文脈なしに取り出して、さらに選択肢の中から選んで答えるような問題集を購入して、次々に解いて、今年12月の試験に向かって学習しています。

 けれども、サッカーで強くなるのに、速く走れるために走る練習や、筋力を鍛えるための訓練をするだけではだめで、サッカーの練習試合が必要であるように、言語も、ばらばらにした部分だけを勉強しても、実際に生きるためにその言語を話したり、読んだり、書いたり、聴いて理解したりする力が育ちません。理想的な形で、日本語の力をつけていくには、まずは読解を重ねて、長い文章を自分で書いてみることだと、宿題をずいぶん前から出しているのですが、つい楽な方、すぐ手がつく問題集の方に、生徒さんが走ってしまい、作文を書かぬまま2か月経ってしまったので、わたし自身も反省しつつ、今日は少々お説教をしました。

 ただ忙しい中時間を見つけ、お金がかかっても個人授業で学ぼうという熱心な生徒さんに、見習わなければいけないなとは、つくづく感じています。本当はわたしも、フランス語の再勉強をしたいし、わたし独特の弱点に気づいて、効果的な方法で指導をしてくれるいい先生につく必要があると感じて、同僚のフランス語の先生に、もうずいぶん前から個人授業をお願いしているのですが、忙しくて時間が取れないとのことなのですが、それも言いわけに、すっかりフランス語の勉強をさぼってしまっています。

 レストランでも、食べたいものや払ってよしとする金額が人によって違い、また、何か特別なお祝いのためか、それともただ空腹がしのげればいいのかなど、目的によっても選ぶ店が違ってきます。語学学校の授業をグループで受けるのは、確かに割安なのですが、ちょうどレストランで、観光客が食べたいものを適度な値段でさっと食べられるように用意した観光客メニューを頼むようなもので、そこそこに学ぶことはあり、そこそこに満足はできるけれども、どこかレベルが合わなかったり、自分には分かっていることや興味がないこと、簡単すぎることを、他のクラスメートが興味があったり必要としているがために、長い間聞かなければいけなかったり、あるいは逆に、難しすぎてついていけなかったりということもあるでしょう。

 一度、ペルージャの語学学校で英語の授業に通い、上級というにはあまりのレベルにあきれて、1か月ほどでやめたことがあるのですが、そういう経験があるために、フランス語の授業は、たとえお金がかかっても、自分が信頼できる先生に、個人的に教えてもらおうと考えていますし、自分が日本語や英語、イタリア語を個人授業で教えるときも、個人授業だからこその長所を生かして、生徒さんの苦手なこと、興味があることや、好きな勉強法などをうまくつかみ、それぞれの生徒さんの学習目標が達成できるように、工夫しています。

 「今日は、今日までに卒業論文を35ページ書いてくるように担当教官に言われていて、日本語で書く時間がなかったんです。」と言う生徒さんは、また、昨晩はそのために、午前2時半まで起きていたそうです。それに、つい最近までは、次々に大学の試験の勉強をし、試験を受けていたので、そのための勉強で大変でした。そうなのですが、せっかくやる気はあるのだし、漢字の練習や問題集は、時間を取って少しずつ解いていっているのだから、文章もきちんと少しずつ書く習慣をつけるように、宿題の出し方を工夫するつもりでいます。読解については、わたしがすでに入手した問題集がよさそうなので、生徒さんもそれを購入して、勉強するつもりだと言い、また、好きだという村上春樹の短編小説集を渡して、うちで少しずつ読んでみるように勧め、今日の授業中に最初の1ページをいっしょに読んでみました。漢字を読むには苦労するものの、字面を追って内容はだいたいつかめるのですから、たいしたものです。

 おととしは日本語能力試験のN4、昨年はN3を受験して、いずれも着々と合格した生徒さんは、今年はN2を目指して勉強しています。試験に合格できることはもちろん、それだけではなく、総合的な確たる日本語の運用能力がつくように、授業をしていけたらと考えています。

 写真は2009年3月に京都の渉成園で見かけた馬酔木の花です。日本庭園にあるイタリアの国旗の三色が美しい木ということで、この記事に使ってみました。

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Albero di pieris japonica in tricolore della bandiera italiana
nel giardino Shosei-en, Kyoto, Giappone 29/3/2009
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-02-23 23:59 | Insegnare Giapponese | Trackback | Comments(4)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


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Naoko Ishii
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イタリア、ペルージャ在住。
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