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今年の畑の初トマト、オリーブオイルで簡単サラダ

 今年は6月上旬まで、雨がちの涼しい日が続いたためか、例年に比べて、トマトが育つのが遅いようです。今日の昼、お義母さんが、今年の畑の初トマトを二つ収穫し、その一つをわたしたちに分けてくれました。

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 大切な初物、新鮮なおいしいトマト(pomodoro)は、生で味わいたいものです。暑いのであっさりしたものをと、トマトをぶつ切りにして、缶詰のツナ(tonno)を加え、さらに極めて薄く小さく切った生のタマネギ(cipolla)少々を加えて、塩とオリーブオイルで味つけして、よくかき混ぜました。味つけしてしばらくして、タマネギがしんなりし、トマトから果汁がでるようになってからがおいしいので、食べる20分前には、でき上がるように用意します。

 以上は、お義母さんのトマトとツナのサラダのレシピです。ただ、ひょっとしたら酢(aceto)も少々加えてあるかもしれません。お義母さんはまた、夏には、トマトをぶつ切り、キュウリを半月切りにして、オリーブオイル、塩と酢で味つけをしたトマトとキュウリのサラダもよく作ります。夏は畑で、トマトやキュウリがたくさん採れるからでもあるのですが、手軽にできて、新鮮な野菜の旨みが感じられて、おいしいです。

 今日はたまたま、サラダに使って余ったバジル(basilico)の葉とキュウリ(cetriolo)があったので、トマトとツナのサラダに、キュウリとバジルの葉も少々加えてみました。

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 もちろんツナは、海と魚に優しいAsdomarのツナです。(下記リンク参照)

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 そうして、残り半分のトマトで、夫が一番好きな生のトマトの一品を準備しました。輪切りにして、塩とオレガノ(origano)とオリーブオイルを、上から回しかけるだけです。ごくごく簡単にできるのですが、自家製のエクストラヴァージン・オリーブオイルのおかげもあって、おいしいのです。お客さんがいるときなどは、トマトを、やはり薄切りにしたモッツァレッラ・チーズ(mozzarella)と交互に重ねて、オレガノの代わりにバジルの葉を添えたり、ケッパー(capperi)を添えたりするのですが、今日の夕食には、お義母さんが焼いて分けてくれたチーズと卵たっぷりのパンもあったので、トマトだけであっさりと仕上げました。

 今回、かっこ内にイタリア語を付した食材は、キュウリを除けば、ピザの具としてよく使われるものばかりです。イタリア旅行中、地元の人がおいしいという店で食べてみようと思う方は、メニューに英語訳が併記されていない場合もありますので、自分が好きな具のイタリア語名を覚えておきましょう。

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Oggi finalmente abbiamo potuto mangiare
il primo pomodoro raccolto quest'estate nel nostro orto.
Buono! Sapore d'estate Emoticon smile
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 姪も野菜も育つ夏 / Nell’orto d’estate (23/7/2013)
- チーズ・卵たっぷり、復活祭のパン作り / Torta di Pasqua (22/4/2011)
- ツナ缶環境配慮度リスト@2015イタリア/ Classica Rompiscatole Tonno 2015 (16/6/2016)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-07-05 22:47 | Gastronomia | Trackback | Comments(6)

畑の採れたてそら豆ポタージュ

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 最近は畑でたくさんソラマメ(fave、単数形はfava)が採れます。今晩は、そのソラマメと冷蔵庫の野菜を使って、ポタージュを作りました。

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 義父母は、採れたてのソラマメをさやごと食卓に置き、さやからマメを取り出しながら、チーズや生ハム、サラダなどといっしょに食べるのが好きです。わたしも新鮮な生のソラマメは好きなのですが、実は夫は、そういう食べ方は好きではありません。

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 それで、うちでは、パスタの具にしたり、ポテトサラダに加えたりと、いろいろ工夫していたのですが、最近はよく雨が降って気温が下がり、今晩は肌寒いほどなので、夫が大好きな野菜のほかほかポタージュを、ソラマメをたくさん使って作ることにしました。

 みそ汁でも野菜スープ、豆スープでも、わたしと義父は、野菜や豆などの具の形が見えて、その歯ごたえを感じながら食べるのが好きなのですが、夫はミキサーにかけ、義母は裏ごし器にかけて、ポタージュ状にするのが好きなのです。

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 とろみをつけるために、ジャガイモを加え、玉ねぎとニンジンも一つずつ一口大に切って鍋に入れました。ニンニクとローズマリーで香りをつけ、味は食材の持ち味と香草の香りを生かして、塩で整えるだけです。外はどしゃぶりの雨だったので、鉢植えのローズマリーの若枝を取ってきました。そうして枝の部分もまだ白く柔らかいので、そのまま野菜といっしょにミキサーにかけました。

 思い描いていたほど、さわやかな薄緑色にならなかったのは、紫玉ねぎを使ったためだと思います。仕上げには、おいしくて健康にいい大麻(canapa)の実をふりかけ、オリーブオイルを回しかけました。夫はコショウもふりかけていましたが、大好きな野菜ポタージュなので、喜んで食べてくれて、うれしかったです。ピザが大好きで、具には辛口サラミやサルシッチャ、ゴルゴンゾーラなど、ひどくこってりした動物性食品を選ぶのに、時々、ヨガ・菜食主義・断食したい気持ちが頭をもたげる、そういう夫のやや気まぐれな嗜好に、野菜ポタージュは合っているのでしょう。

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Crema di Fave fatte con le fave appena raccolte nell'orto
,
aggiunti patata, cipolla, carota e il profumo di aglio & rosmarino.
Buon sapore di maggio, sopra i semi di canapa e olio d'oliva :-)))
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LINK
- 麻の実おいしい、健康と環境に優しい大麻栽培・活用 / Potenza della Canapa - Non solo i tessuti e le corde (21/11/2014)

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by milletti_naoko | 2016-05-19 23:19 | Gastronomia | Trackback | Comments(8)

からりカリカリカルチョーフォ

 金曜の昼は、義父が育てた畑のカルチョーフォ(carciofo)を、揚げて食べました。

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 うまい具合にさくさくカリカリに揚がって、夫も喜んでくれました。

 イタリア語では、数えられるものは二つ以上になると複数形になるため、わたしが題名に最初に書いた言葉は、複数形のcarciofiを片仮名書きにした「カルチョーフィ」だったのですが、「おいおい、日本語には複数形はないから、単数形で書かなければ!」と、オンライン辞書で、日本語では、「アーティチョーク、カルチョーフォ、チョウセンアザミ」ということを確認してから、訂正しました。

 土曜は早朝から遠出して、日曜の晩に帰宅する予定なので、この記事は予約投稿になっています。 

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Buoni buoni i Carciofi Fritti fatti
con carciofi raccolti nel nostro orto :-))
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by milletti_naoko | 2016-04-30 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(6)

柑橘さわやか金柑ケーキ

 冬の間、金色、オレンジ色に実が育つ金柑の鉢植えが、寂しい冬の庭やテラスに、明るい色を添えてくれていました。うれしいことに、今も実がたくさんなっているのですが、少々甘酸っぱいので、生のまま口にする機会はわずかで、かと言って、ジャムにするほどの数もありません。

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 3月末に思いついて、生の摘みたての金柑の実を、ケーキの材料の一つとして、加えてみました。十ほどの金柑の実を、皮ごと小さく細かく、ナイフやハサミで切り分けて、種をのぞき、黒砂糖とレモン果汁少々を加えて混ぜ、しばらく置いておきます。

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 金柑ケーキは、ウンブリア州の伝統のリングケーキ、トルコロ(torcolo)のレシピを少し変更して、作りました。卵三つを割り入れたサラダボウルに、ヨーグルトカップ2杯分の黒砂糖を加えてよく混ぜ、さらに小麦粉をヨーグルトカップ4杯分加え、すり下ろしたレモンの皮とレモン1/2個分の果汁を加えて、さらにかき混ぜます。この後、初めて作ったときは、オレンジ1個分の果汁を、2度目はオレンジの代わりに、ヨーグルトカップ1/2杯分の豆乳を加えました。

 ケーキを作るには、牛乳とバターが必要だと昔は思い込んでいたのですが、オリーブオイルの産地であるウンブリアでは、伝統のケーキ、トルコロにはバターの代わりにオリーブオイルを用います。そして、牛乳も決して不可欠ではなく、単に生地をかき混ぜるに十分なだけの水分を補えばいいのであって、加えるのはオレンジやリンゴ、サクランボなどの果汁、あるいは豆乳でもいいことが、いろいろと自分で試してみて分かりました。トルコロ本来のレシピでは、白砂糖と牛乳を用いるのですが、わたしは花粉症の症状を緩和するため、白砂糖と牛乳・乳製品をできるだけ採らぬように気をつけているので、最近は代わりに、黒砂糖とオレンジ果汁(豆乳)を使っています。

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 ヨーグルトカップ1/2杯分のオリーブオイルを加えたとき、砂糖につけておいた金柑も生地に加えました。十分に混ぜたあと、ふくらし粉を加えて、さらによく混ぜます。それから、リング型に生地を注ぎこみ、180度に熱しておいたオーブンで、40~45分焼けば、できあがりです。金柑もレモンも、オリーブオイルも卵も、新鮮で安全な自家製の食材を使えるのがありがたいです。

 小さく小さく切って砂糖になじませておいた金柑の皮に、甘くさわやかな風味があり、それをかんだときのさわやかな味覚や、生地全体の柑橘の風味がおいしくて、この頃は気に入って、2度立て続けに作りました。

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Torcolo al Kumquat

- Buono buono :-) Tra gli ingrendienti utilizzati,
i limoni e i kumquat sono dei nostri alberi,
le uova sono delle nostre galline e
l'olio d'oliva è fatto dalle olive raccolte da noi stessi.
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関連記事へのリンク
トルコロ
- ウンブリア伝統のリングケーキ、トルコロ
- さくらんぼのトルコロ
- トルコロも栗の香り
- イチゴのミモザケーキ
- トルコロ、カカオ風味
金柑
- ヤマモモ、花の名と、伊和辞典珍用法
イタリア花粉症情報
- 負けるな花粉症~薬草療法&食事療法
- 薬草で花粉退治~イラクサ&アマーロ・スヴェデーゼ、黒スグリの芽の液
- 花粉情報、イタリア&ウンブリア~花粉症を引き起こす植物とその例年の飛散時期・量など

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by milletti_naoko | 2016-04-10 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(7)

イタリア春の味、野生のアスパラガス

 ペルージャもかなり暖かくなり、今日も、ミジャーナに出かけた夫が、収穫した野生のアスパラガスを手みやげに帰宅しました。

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 イタリア中部では春先、暖かくなると、あちこちの野山に、野生のアスパラガス(asparagi selvatici)が顔を出します。筍が竹の芽であるように、この野生のアスパラガスも、丈の低い小さな木の芽で、アスパラス狩りは、春の楽しみの一つです。

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 独特の苦味があるため、卵料理にして食べることがほとんどなのですが、パスタやリゾットの具としても、おいしいイタリアの春の味です。

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Anche oggi mio marito è tornato da Migiana con asparagi.
Stasera frittata per cena, buona buona :-)))
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 野生のアスパラガス / Cucinare & mangiare gli asparagi selvatici (4/2010)
- 野生のアスパラガスの見つけ方 / Come trovare gli asparagi selvatici (6/2010)

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by milletti_naoko | 2016-04-01 22:00 | Gastronomia | Trackback | Comments(6)

古代小麦育ててパンとピザ作り

 我が家の庭のキンセンカ(calendula)の花たちとヒナゲシ(papavero)のつぼみの向こうで、すくすくと育っているこの緑は何でしょう。

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20/3/2016

 実は、古代小麦(grano antico)なのです。

 テベレ川の水力を利用し、今も石で麦を挽く粉挽き場で、夫が、挽かれる前の有機栽培の古代小麦の粒たちを購入したのは、数か月前のことです。この冬は、時々、家でその小麦を挽いては、ふるいにかけ、そうしてできた全粒小麦粉(farina integrale)と天然酵母を使っての、パンやピザ作りに情熱を注いでいました。現代の小麦が産業用のパスタやパン作りで利用しやすいようにと、グルテンを多く含む栄養価値の低いものとなってしまったのに対して、古代小麦はグルテンの含有率が低く、栄養に富んでいます。

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30/1/2016

 古代小麦でしかも全粒なので、生地を伸ばすのが難しく、天然酵母を使うので、ふくらみにくく、最近ではたまに、他の粉も混ぜて、その割合や生地を寝かせる時間を変えることもあります。

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 この頃は成功することも多くなり、そういうときには、こんなふうに写真の撮影も許可してくれて、顔がそれはほこらしそうで、食事の際にパンを切るときも、それは幸せそうです。

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 この3枚は1月30日の写真です。この日は、パンがおいしく焼けた上に、夫が思いついて、ごま入りのグリッシーニもたくさん作りました。少々塩からくはあったのですが、ごまの風味が香ばしく、カリッとしていて、とてもおいしかったです。

 夫が畑で自ら育てたトウモロコシを、うちで挽き、その粉でポレンタを作ったのは昨年だったでしょうか。いずれは、今庭に育ちつつある古代小麦を収穫し、その小麦を挽いた粉で、ピザやパンを作りたいと、夫は楽しみにしています。根元が黄色くなりかけた小麦もいくつかあるので、心配しているのですが、どうか元気に育っていってくれますように。 

LINK
- 自家製ポレンタ、ルーマニア風 / Polenta fatta con il mais coltivato da mio marito (11/12/2015)

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Nel nostro giardino dietro le calendule e i papaveri
cresce il grano antico.
Mio marito vuole fare pane e pizza,
utilizzando la farina ottenuta
dai chicchi di queste piante medesime.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-24 23:59 | Gastronomia | Trackback | Comments(2)

聖ジュゼッペの日、父の日と伝統の揚げ菓子

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 イタリアで父の日(Festa del papà)を祝うのは3月19日で、それは、この日がカトリック教で、イエスの養父である聖ヨセフ(イタリア語でSan Giuseppe)を記念する祝祭日だからです。大切な聖人のお祭りなので、ウンブリアではこの日に食べる伝統のお菓子があります。

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Fittelle di San Giuseppe 20/3/2016

 米を牛乳で炊いてから、卵や小麦粉などを加えて油で揚げたお菓子で、その名も、聖ジュゼッペのフリッテッラです。写真は、お義母さんが作ったフリッテッラで、今日の大家族での昼食のデザートとして食べました。とてもおいしかったです。

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Festa di Sam Giuseppe, Perugia 19/3/2012

 聖ジュゼッペの日には、イタリア各地に、前夜に大きな篝火を焚いたり、当日の夜、聖人の像を先頭にロウソクを手に聖歌を歌い祈りを唱えながらの行進やミサを行ったりするなど、さまざまな風習があります。(下記リンク参照)

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20/3/2016

 昼食後のおしゃべりと片づけが終わってから、テラスと庭の植物に水をやっていたら、庭にヒナギク(margherita)がたくさん咲いています。カメラを撮りに行って、いい角度を見つけて撮影しようと、しゃがんでカメラを構えていたら、向こうからミミがやって来るではありませんか。

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 お花畑のちょうどいい場所で、止まってポーズなど取ってくれるわけもなく、そのままどんどんどんどん、この写真の位置では止まらずにさらにレンズに近づいてから、どうやら今はかまってもらえないようだと悟ったらしく、すぐにすたすたと向こうに行ってしまいました。

 ヒナギクの花がよく似合う、かわいい猫です。

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Domenica le Frittelle di San Giuseppe al pranzo
fatte da Giuseppina; il 19 marzo è anche il suo onomastico :-)
Ora il nostro giardino è ornato dalle margherite,
mentre stavo per fotografarle, mi si avvicinava qualcuno...
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 篝火で迎える聖ジュゼッペ / Falò di San Giuseppe (3/2012)
- 聖ジュゼッペの祭りの夜に / Festa di San Giuseppe (3/2012)


参照リンク / Riferimento web

- UmbriaTouring.it – Frittelle di San Giuseppe ricotta della tradizione (19/3/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-20 23:59 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)

チョコ子羊の誘惑

 イタリアでは、復活祭(Pasqua)に、地域や各家庭の伝統による差はあれ、子羊(agnello)の肉が、食卓に上ることが多いことと思います。イタリアに暮らし始めて1年後だったか、マルケの友人家族と、復活祭にレストランで、揚げた子羊の肉を食べた記憶があります。イタリアには、「クリスマスは家族と、復活祭は過ごしたい人と」(Natale con i tuoi e Pasqua con chi vuoi.)ということわざがあり、実際、復活祭休みに友人たちと旅行に出かけるという人も多いのですが、夫が信仰心の篤い家庭に育ったため、うちでは、クリスマスも復活祭もたいていは義父母宅で、大家族が集って食事をします。そうして、復活祭の昼食には、義母が用意した子羊をグリルで焼いた、あるいは衣をつけて揚げた肉料理が、セコンドとして登場するのが常です。

 ですから、復活祭の子羊というと、肉料理がすぐに思い浮かぶのですが、昨日買い物に出かけると、なんと、

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ブラックチョコレートとココナツ入りの、子羊の形をしたケーキが売られているではありませんか。しかもCOOP会員特別価格で2.98ユーロとあります。原材料表記に目を通すと、怪しい合成着色料などの添加物もなさそうです。うちではちょうどトルコロを焼かなければいけない頃だったのですが、昨日は、朝は五十肩のリハビリ、夕方は大きな買い物。その上、木曜が締め切りのパソコン作業の多い仕事を抱えていて、ケーキを作らなければと思いつつ、肩の調子や時間不足が気になっているところでした。

 大好きなチョコレートたっぷりのケーキが安く買えて、うちで作らなくてすんで助かると、すぐに購入を決めました。チョコレートが好きなので、この子羊を目にする前に、製菓用のブラックチョコレートやチョコチップを買おうかどうしようかとためらっていたのですが、その値段を考えても、とてもお得です。

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 そうして買い物袋を車からうちに運び、買い物で疲れたからと一切れ、めんどうなパソコン作業が待っているからと一切れ…… 花粉症で白砂糖は避けた方がいいというのに、そうして、生地が好みよりも若干甘いというのに、チョコレートが上にも中にもたっぷりなのがうれしい上に、最近はうちでトルコロを作る際に、古代小麦全粒粉と黒砂糖を使うものですから、健康にはいいだろうけれども、ケーキとしては素朴で重厚感のありすぎる味に慣れているために、市販のケーキがおいしくて、昨日も今日も、疲れたからと、頑張るからと、ついつい言いわけしては、食べてしまったわたしなのでありました。

 ココナツの粒が、粒と呼ぶには大きめで、切ってそのまま入れてあるため、おいしいというよりは、ほんのりと甘い少々かたいものが時々歯に当たるという感じではあるのですが、このココナツも、じっくり根気よくかんでみると、甘さが感じられます。

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 おいしかったらブログの記事にして、あとで箱の写真も撮ろうと思い、箱を部屋の隅に置いていたら、見つけた夫がすぐにゴミ箱に入れるべく箱をつぶしてしまったため、写真の箱に折れ目があります。

 チョコ子羊に励まされ、甘さに甘えながら、明日締め切りの仕事を終えるべく頑張っています。

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Amo il cioccolato, amo i dolci e ieri al supermercato
non ho potuto non comprare questo agnello
coperto di cioccolato fondente.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-03-16 23:29 | Gastronomia | Trackback | Comments(8)

菓子づくり楽しドラマに魅せられて

 月曜・火曜にイタリアで放映された、ルイーザ・スパニョーリの人生を語るドラマでは、ルイーザがバーチをはじめとする、後に人気を博するさまざまなお菓子を、工夫を凝らして創り出す様子が、描かれていました。

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 さまざまな食材や調味料をテーブルの上に並べて、ああでもない、こうでもないと、いろんなお菓子を思いつく主人公の姿に啓発されて、火曜はわたしも、一味違うトルコロを作ってみました。

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 バナナチョコレートを考案して商売敵をあっと言わせたという場面があり、夫から、昔は本当にバナナが使われていておいしかったと聞いたので、ふだんの材料に、チョコチップ(gocce di cioccolato)とバナナを加えました。

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 そうして、うちにあったクルミ(noce)も割って加えました。

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 黒砂糖を使っているため、もう少し甘さがほしいという感じはしますが、なかなかおいしくできて、夫も喜んでくれたので、うれしかったです。

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L'entusiasmo e la creatività sono contagiosi;
dopo aver visto la prima puntata di Luisa Spagnoli,
mi è venuta voglia di fare un torcolo un po' più fantasioso
e l'ho fatto con noci, gocce di cioccolato e banana. Buono :-)))
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- バーチ・アンゴラの母、ルイーザ・スパニョーリ~テレビドラマ今日・明日放映 / Luisa Spagnoli alla tv! (1/2/2016)
- トルコロは母の味 (30/10/2016)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-02-05 23:44 | Gastronomia | Trackback | Comments(5)

揚げ菓子おいしい謝肉祭

 さくさくの生地と優しい甘さがおいしくて、一度食べ始めるとなかなか止まりません。

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 ウンブリア州で、謝肉祭(carnevale)に食べる揚げ菓子の一つに、このフラッペ(frappe)があります。今日は謝肉祭の最後の木曜日、giovedì grassoだからと、お義母さんが今朝たくさん作って、わたしたちにも分けてくれました。夫の職場でも、同じ理由で、ストゥルーフォリ(strufoli)という別の謝肉祭の揚げ菓子を、皆で食べたそうです。

 白砂糖も揚げ物も、花粉症の大敵なのではありますが、先週出ていた症状は最近は落ちついたこともあり、何よりもおいしいので、体重がまた増えると気にはしながら、ついまた一つあと一つと、手が伸びてしまいます。

 「でも冬は食べて脂肪をつけないと寒いんだよね」と、先月おいしい店でいっしょに食べた友人が言っていて、猫たちも冬はふっくらしているのではありますが、来週からは四旬節に入る上、花粉飛散量が増える時期も近づいていますので、もっと食事に気をつけようと考えています。イタリアの行事に合わせて、懺悔の火曜日(martedì grasso)までは、はめを外してせっかくの甘いものを楽しもうと思っているわたしなのでありました。

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Molto buone le Frappe fatte da mia suocera.
Giovedì grasso la gola vince sulla ragione!
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 誘惑が多い睦月のウンブリア (25/1/2015)
- 謝肉祭から四旬節へ (5/3/2014)
- 食べよ太れよgiovedì grasso (12/2/2015)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-02-04 23:59 | Feste & eventi | Trackback | Comments(11)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

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Naoko Ishii
Insegnante di
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