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アブルッツォ海辺で日ざしを避けるには

 イタリアでは日ざしが強く、日なたと日かげの気温がかなり違うことや、夏の日光にじりじりと肌を焼かれているように感じることが、少なくありません。わたしは、肌にシミができやすく、日中の日ざしが最も強い時間帯は太陽の下に出るのを避けるようにと、皮膚科の医師にも言われているのですが、イタリア人の夫と、山や海に行くと、どうしても、そういう時間帯も炎天下にい続けることになりがちです。かと言って、海辺で一箇所にとどまらずに歩き続けることも多いので、ビーチパラソルを持ち運ぶわけにもいきません。

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Spiaggia dei Libertini, Riserva Naturale di Punta Aderci, Vasto (CH) 16/6/2017

 ですから、昨日は、自然保護区でもあるアブルッツォの海辺に、こういう漂着した木でできた小屋のようなものがあり、手軽に暑い日ざしを避けることができて、ありがたかったです。

 景観は美しいものの、大き目の小石の浜で、歩きづらかったのですが、そのおかげ、また、平日であり、駐車場からかなり歩かなければいけないおかげで、皆が口をそろえて、周囲で最も美しい浜辺だと言う場所でありながら、それほどの混雑がありません。皆がそれぞれに海水浴や太陽の日ざしを楽しんでいました。

LINK
- Riserva Naturale Regionale Punta Aderci - HOME
- Riserva Naturale Regionale Punta Aderci - Carta dei Sentieri

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-17 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(4)

アブルッツォ 青い海 金色の花

 アブルッツォの山の町でも、海辺の薬屋でも、海ならここが美しいと、異口同音に勧められた海辺、Punta Aderciで、今日は、わたしにとっては、今年初めての海水浴をしました。

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 水は澄み、海はどこまでも青く、自然保護区なので、車を置いてから、しばらく歩かなければいけないのですが、歩くときに目に映る海も岸辺も、野の花もそれはきれいでした。

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 カレープラント(elicriso)もきれいに咲き、いい香りがしていました。

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by milletti_naoko | 2017-06-16 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(7)

アブルッツォ滝・古城経て山から海へ

 今日6月15日は、涼しく天気のいい山の村、オーピ(Opi)を発って、サングロ川に沿って海へとむかいました。

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Opi (AQ) 15/6/2017

 オーピは、周囲を撮り囲む山々や高原の眺めも、村を彩る花も、それはきれいです。

 
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 そして、イタリアを南北に縦断するアッペンニーニ山脈で、最も大きいというみごとな滝、Cascate del Rio Verdeを、途中、ボレッロ(Borrello)で訪ねました。滝への入り口でもらった観光案内で、美しい古城が、わたし達が通る道沿いにあるのを知り、

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結果的に、かなりの遠回りになりましたが、こちらのみごとな古城、Castello di Roccascalegnaにも行きました。6月は週末しか開いていないので、外から眺めました。

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 こうして、海辺に着いたのが遅くなったため、宿は最初に訪ねた修道院の隣にあるホテルに決めました。部屋にうっすらホコリが積もっているところがあったり、WiFiが使えなかったり、トイレのドアが閉めた拍子に開かなくなってしまう可能性もあったりするのですが、夕食はとてもおいしくて、静かで、こんなふうにわずかながらも、テラスから海が見えるのがうれしいです。

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by milletti_naoko | 2017-06-15 23:32 | Abruzzo | Trackback | Comments(2)

涼を求めて再び山へ、アブルッツォ

 夫は海へ行きたがっていて、今日は道すがら低地にある滝を訪ねたあと、今日または明日のうちに海に向かおうと言っていました。けれども、わたしが、あまりの猛暑と、炎天下の散歩かつ花粉症の悪化に音を上げて、せめて今夜は涼しい山の上で過ごしたいと言い、そのため、涼しそうな場所を求めて、

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Panorama visito da Opi (AQ) 14/6/2017

こちら自然公園の高原を見下ろす山の村、オーピにやって来ました。

 町はかわいらしく、幸いいい宿も見つかり、今夜はこの町に宿泊します。携帯電話のインターネットには接続できず、WiFiは弱いため、今夜のあいさつはこれにて失礼いたします。

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by milletti_naoko | 2017-06-14 22:54 | Abruzzo | Trackback | Comments(0)

花美しいアブルッツォ sanpo

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Castello Piccolomini, Celano (AQ) 13/6/2017

 今日は朝チェラーノ郊外の宿を出発し、まずはチェラーノ中心街のお城を訪ねました。

 それから、訪ねる予定のスティッフェの洞窟について、詳しい情報が得られたらと、オヴィンドリで観光案内所を探したのですが、閉まっています。

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 その代わり、ガソリンスタンドで給油をすることができ、さらに先に進むと、野の花がところどころに咲いていて美しい高原があり、予定を変更して、夫と二人でしばらく散歩をしました。

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 ヒナゲシや蘭などがきれいで、うれしかったです。

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by milletti_naoko | 2017-06-13 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(2)

岩間の大冒険、アブルッツォ チェラーノ渓谷

 今日、6月12日月曜日は、スカンノを発ち、見晴らしのすばらしい山の道を通り、

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Panorama visto mentre attraversavamo gli Appennini andando da Scanno verso Celano (AQ)

炎天下、三つの小さな村を訪ねました。あまりの暑さに疲れたために、昼食を食べてから、すぐ今夜宿泊する宿に行って、一休みしました。

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Gole di Celano (AQ)

 そして、午後5時半から8時頃まで、チェラーノ渓谷を歩きました。巨大な岩が向き合う渓谷を進むのですが、初めのうちは、緑の木々が生い茂り、山道をかなり登りました。美しいという恋人の泉まで、夫は歩きたかったようですが、すべて歩けば3時間半かかるという渓谷の、どの辺りにあるか分からない泉には出会えないまま、途中で引き返しました。

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 宿の部屋からは、チェラーノの町と山がよく見えます。夕食後は、チェラーノの町を少し訪ねたいと思ったのですが、駐車場が見つからず、疲れてもいたので、しばらく中心街の近くを車で回ったあと、宿に戻りました。

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Bellissimi panorami & fiori incontrati
sugli Appennini mentre andavamo da Scanno a Celano.
Il 12 giugno era un giorno molto caldo,
ma di sera fresco & rocce imponenti nelle Gole di Celano.
Il nostro alloggio era lontano dalla città di Celano,
ma potevamo ammirare un bel panorama dalla camera.
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by milletti_naoko | 2017-06-12 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(2)

丸太・ラバの行進と山中の湖、アブルッツォ スカンノ

 昨夜から明日まで滞在するアブルッツォの町、スカンノでは、今朝、町の人々が、ラバやトラクターで丸太を運び、教会に献納するまで、町中を行進するという興味深い祭りの行進がありました。

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Scanno (AQ) 11/6/2017

 花を抱えた子供たちや花に彩られたベビーカーを押して赤ちゃんと行進する人々、丸太を引くラバ、丸太を引くトラクター、馬、花で飾られた車などが、次々と行進したのですが、大半はカメラで撮影したため、旅行先から投稿する今は、携帯電話で撮影した、花で飾ったトラクターが丸太を引く写真をご紹介します。

 ありがたいことに、宿の部屋が行進が真っ先に始まる通りに面していたので、部屋から撮影をすることができました。眺めるのも楽しかったです。

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 宿の部屋から行進の最後まで見届けてから、出かける準備を整えて、行列が向かう町の下方の教会まで、美しい町並みも楽しみながら、足早に駆け下りました。

 残念ながら、わたしたちが着いたときには、すでにラバや馬は通り過ぎたあとで、トラクターが丸太を引いているところだけを、かろうじて見ることができました。でも、そのあと、馬を休ませるために移動させる人たちがいたおかげで、町並みを背景に、馬たちの写真を撮ることができました。

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Paese & Lago di Scanno (AQ)

 それから、スカンノの町から3km離れたところにある山中の美しい湖まで、車で出かけて、湖畔をしばらく散歩しました。夫はダムなのではと言っていたのですが、自然の湖だと宿の人から聞いた上、わたしはスカンノの写真を見たときから、湖に行きたいと考えていたのです。

 湖畔でくつろぐ人が多い一方、魚やトンボ、鳥もいて、青空の下、散歩が楽しかったです。湖の周りをしばらく歩いたあと、湖畔の高みにある集落を車で訪ね、さらに山をしばらく登って、上の写真の眺めを楽しみました。湖の左手に見えるのは、わたしたちが昨日から明日まで滞在するスカンノの町です。滞在地として夫が選んだ町ですが、すてきな町で、訪ねられてうれしかったです。

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Muli, vacche, cavalli & trattori, ciascuno trascina un tronco, gira per vicoli del paese e dona il tronco alla chiesa.
Interessante e bella la Festa di Sant'Antonio a Scanno.
Per caso abbiamo potuto assistere alla festa e dal nostro B&B abbiamo potuto vedere la processione degli animali e dei trattori. 11/6/2017
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-11 22:58 | Abruzzo | Trackback | Comments(0)

夜美しいおとぎの町、アブルッツォ スカンノ

 今朝ペルージャを出発し、テルニ・リエーティを通って、アブルッツォの二つの村に寄り、スカンノという夫が選んだ山の町に宿泊する予定でした。ところが、いざカーナビが必要というときになって、カーナビがつかなくなり、携帯電話はと言うと、昨日念のためにインターネットで3G余分に使えるようにしてはいたのですが、山中ではインターネットに接続できず、そうこうするうちにバッテリーをどんどん消耗してしまい、まだ宿を予約していなかったため、携帯電話では後で宿の予約をすることとして、そのために使うのはやめ、地図と途中で会った人の道案内で、目的地を目指しました。

 ところが、親切に教えてくれた人たちが、場所を勘違いしていたり、道案内が白くなりかけていて読めなかったり、山を越えられるはずの普通の道路が、落石のために、ジープでもなければ通れない道になっていたりしたために、予定とはかなり違う道を通り、けれどもそれはそれで、とても興味深いおもしろい場所も訪ねて、ようやく午後8時前に、無事目的地のスカンノに到着しました。

 宿は昨晩、宿泊サイトでよさそうな宿を見つけていて、ただし宿に直接電話した方が安いこともあって、夕方到着前に、別の村から携帯電話で電話をして、無事に予約することができました。MacBookは持ってきたのですが、うっかりカメラから写真を取り込むためのケーブルを持ってくるのを忘れました。また、携帯電話で撮影した写真を、グーグル・フォトに上げて、それをMacBookに保存して、サイズを変更し、ブログの記事に使おうと考えたのですが、まだ使い慣れないため、MacBookでの写真のサイズの修正をどうしていいのかも分かりません。

 と言うわけで、縦長の写真しか携帯電話で撮影しなかった今夜は、写真をそのままブログに載せると縦長でひどく大きいサイズになってしまうため、苦肉の策で、インスタグラムへの投稿を、そのまま引用することにしました。




 夜の町が、あまりにも美しいので、夫と二人で、うっとりしながら歩きました。宿に着いてすぐに夕食に町に繰り出したため、携帯電話は充電が必要なので、充電するために、宿に置いて町を歩いたため、携帯電話での写真は、残念ながら宿の窓から撮影したもので、カーテンが写ってしまっています。

 迷ったり遠回りしたりして、今日は300km近くも移動したため、明日の晩も宿に空きがあるようであれば、同じ町の同じこのすてきな宿に泊まりたいと考えています。宿にWiFiはあるのですが、ちょうど部屋のWiFiが故障中で使えないため、朝食用の広間で、記事を書いています。そういう理由で、皆さんへのコメントやいいね、ブログランキング用クリックのお礼が、遅くなってしまうかもしれません。

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by milletti_naoko | 2017-06-10 23:17 | Abruzzo | Trackback | Comments(2)

優しくなれば世界が変わる、英語瞑想講座11日目ディーパク・チョープラの言葉

 新緑が優しい緑で町や山を覆う季節になりました。

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 緑も湖も、見る人を選んで、姿を変えたりはしません。講座で、今日心の中心において思いを深めるべき言葉、centering thoughtは、

  I meet any situation with loving kindness.

です。

 「どんな状況にも愛情深い優しい心で応じる。」

 そういう姿勢は聖人だけではなく、わたしたちにも可能なのであって、ついだれかを批判したくなったとき、腹が立ったときには、「今その人が達している意識(consciousness)でできる範囲内で、精いっぱいのことをしているのだ。」と思えば、批判したり立腹したりせず、穏やかな優しい気持ちで応ずることができるだろうと、ディーパクは言います。

 わたしは視力が悪いので、数メートル先にあるものでもぼんやり見え、すぐ近くにある眼鏡さえ、置き場所を忘れると見つからずに、うろうろと探し回ることがあります。困ったな、嫌だなといっしょにいて思える人も、その人の今の心の目では、そういう行動が取れるのが精いっぱいのところまでしか見えないのだと思えたら、確かに自分ももっと穏やかな心でいられて、相手にも優しくなれそうです。まあ、それも難しいし、たとえば教育的立場では、それではいけないと、感情的にはならずに、あくまで相手の立場に立って、こういう立場に立てばこんなふうにも見えるのだから、それではいけないと言わなければならないこともあるのでしょうが、日常の家族や親しい友人たちとの、特にだれが正しいということもないちょっとしたいさかいなどは、こういう心で臨むのが、だれにとってもいい気がします。


 そう言えば、数か月前、テレビ番組で、だれかが「ぼくら男性は、女性に比べてずっと利己的だ。」と話を進め、「たとえば、ぼくら男性は、車を運転していて渋滞に出会うと、いったいどいつもこいつも車でどこへ出かけようというんだと腹を立てます。」と言って、会場を笑わせていました。うちの夫もたまに、こんなふうに運転中にいらいらしながら言うことがあるので、「あ、ぼくも。」と苦笑いしていましたが、運転に限らず、実は結局は自分も同じようなことをしているのに、気づかずに、他人のことだと、あらが目についてしまって、勝手に内心立腹したり、いらだったりするということが、往々にして、あると思うのです。

 映画を見て涙が出る、そうやって主人公と心を共にするように、目の前にいる人の立場・視点に立って心を共にすれば、empathy(共感、感情移入)という態度が取れれば、優しい思いに自然になり、そういう態度ですべてに臨むことができれば、世界が変わってくる、希望が見えてくるとも、ディーパクは言います。

 見方を変えることで、世界や人が新たな光のもとに見え、自分ももっとおおらかに、落ち着いて、希望を持っていられる、難しいけれども、そういうことを、心にしっかり留めておきたいと思いました。

 そういう心に近づけてくれる今日のマントラは、カルナ・ハム(Karuna Hum)でした。寂聴さんの本で、真言宗の真言とは、サンスクリット語でいうマントラのことで、マントラというのは宇宙に語りかけることができる言葉なのだと読んだように思います。何かに気持ちがざわつくときには、このマントラを心の中で唱えて、今日の瞑想講座での教えを思い出したい気持ちでいます。

 後で後でと先延ばしにしてしまい、ディーパク・チョープラの英語版、オンライン21日間無料英語講座を、ぎりぎりの5日遅れで聞いています。本当にぎりぎりで、イタリアでは、アメリカとの時差の関係で、5日が過ぎ去って講座の1日分がオンラインでは聞けなくなるのが、朝の9時なのですが、イタリアでは国民の祝日でる今日などは、その9時の20分前になってようやく聞き始めた次第です。本当は内省して毎日答えて書くべき質問があるのに、後で書こうとためてしまっていますが、今度こそとりあえずはすべての講座を聞き終えたい、そうして、できれば時間を見つけて、宿題がたまった形になってしまってはいますが、21日間の講座を聞き終えるまでには、この日々の質問への答えも、書いて答えて、講座で学んだ教えが、より自分のものとなるようにしたいと考えています。

 写真は、日曜に山を歩く途中で、昼食休憩を取った小川の下流の風景です。上の記事は、今朝瞑想講座を聞き終えたあとに、すぐに書いていたのですが、夜になって、記事に添える写真を選んだのはいいものの、写真の川と場所の名前が分からず、インターネットで調べていたら、いたずらに時間を費やしてしまいました。渓流の名前は、Torrente Bidente di Pietrapazza、場所は、日曜に選んだ山を一周するコースの本来の出発地点がある村と同じで、Ca' di Veroliであるようです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-25 23:17 | Vivere | Trackback | Comments(4)

屋根崩れツタ満つ教会・蘭・マロニエ、イタリア月面登山1

 山中にあって、交通が不便であったためでしょう、長い間無人で、屋根が崩れ落ちてしまった石造りの建造物を、昨日の山歩き中に、いくつも見かけました。こちらの聖ビアージョ教会(Chiesa di San Biagio)も、そうした建築物の一つです。

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Chiesa di San Biagio, Rio Petroso
Bagno di Romagna (FC) 23/4/2017 11:52

 1960年代末以来、住む人がないというリオ・ペトローゾの集落の、屋根が崩れ落ちた教会には、まだわずかにかつての壁の装飾が残り、壁や屋根をツタが覆っていました。「崩落の危険あり、要注意」と案内があるにも関わらず、夫や友人たちがどんどん入って行って、長い間見入っているので、わたしも中に入ってみました。

 国破れて山河在り 城春にして草木深し
 夏草や兵どもが夢の跡

 戦のためではなく、戦後経済や交通網が発展してから、車が通れる道のないこうした山中では不便だという理由で、住民たちがよそに移り住んだと思われるので、かつて杜甫や芭蕉が詩や俳句に詠んだ状況とは異なりますが、それでも、人が築いた家や教会が無残に崩れ、緑のツタや木々だけが、力強く生きている様子を見ると、こうした詩を思い起こさずにはいられませんでした。

 昨日、わたしたちは、ロマーニャのアッペンニーニ山脈を一周するトレッキング・コースを歩いたのですが、登山ガイドでは、このコースのほぼ中間地点で、この教会を訪ねることになっています。

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11:14

 ところが、わたしたちは、この古い教会に近い村のバールで、友人たちと落ち合ったため、話し合って、この教会がある集落を起点として、一周することにしました。バールの主人が、その集落への道は溝や穴が多いひどい道なので、ジープででもないと行けないと警告してくれたのですが、夫もフランコも、アルプスでもウンブリアでも、かなりひどい山道を車で行くのに慣れているので、大丈夫だろうと言うので、皆で夫の車に乗り込み、どうしても進めなくなれば、そこに車を置いて、そこから歩こうということになりました。

 その夫たちでさえ青くなるようなとんでもない道を、それでも夫は突っ走ったのですが、やはり途中で車を置くことになり、まずはなだらかな道を、奥に見える緑の中を進んで、歩いて行きました。最初は皆、元気いっぱい、笑顔もいっぱいです。

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11:39

 車を置いた場所から、本来の周遊コースへと歩く途中で、スイカズラ(caprifoglio)の花が咲き始めているのを、夫が見つけて教えてくれました。

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 さらにしばらく歩くと、珍しい自生の蘭も咲いていました。一つひとつの小さい花から細い手足がひょろりと伸びるorchidea scimmia、おサルの蘭は、ウンブリアでもよく見かけるのですが、これまで見たのは、かぶった帽子が白く、若干赤紫の模様が入った花(詳しくはこちら)ばかりで、こんなふうに、深いピンク色の帽子に白い筋が入った花は、初めて見たように思います。

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 この白い蘭(orchidea)も、まれにしか見かけないのですが、昨日は2輪か3輪、出会うことができました。

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 一方、この赤紫の帽子から水玉模様の手足が伸びる自生の蘭は、一般の白い帽子のおサルの蘭同様、ウンブリアではよく見かける花で、昨日もあちこちで見かけました。

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11:41

 一周コース目指して、道を下っていきます。前方に、このときはまだ知らなかったのですが、後で尾根を歩くことになるはげ山が見えています。夕方コースを一周したあと、車を目指して戻るときは、疲れた足でこの坂道を上らなければならず、大変でした。

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Rio Petroso, Bagno di Romagna (FC) 11:46

 ようやく目指していた一周トレッキング・コースに到着したのは、歩き始めてから約30分後のことでした。一周コースなので、ここから鉄柵の前を通るCAIの203番トレッキング・コースを通って、時計回りに一周することもできるし、柵から入り、目前の集落の前を通るCAI217番トレッキング・コースを進んで、反時計回りに一周することもできます。目の前に見える古い家が気になって、わたしたちは、反時計周りに進むことにしました。

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 1枚前の写真で、右手の緑の木々の間に見えているマロニエ(ippocastano)の大きな木が、花に覆われていて、それはきれいです。

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 冒頭でご紹介した教会は、この集落にあり、崩れ落ちた屋根と、入り口を緑の木が覆っています。

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 テッツィオ山の森の木をはじめ、イタリアの森では、セイヨウキヅタ(edera)が木のまわりに巻きついて大きく育ち、木を弱らせたり、枯らせてしまったりする場合が多々あります。この古い教会では、壁やアーチにからみつくように育って大きくなったツタの生命力の強さと、人間が築き上げた建造物のもろさを、思わずにはいられませんでした。

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Chiesa di San Biagio, Rio Petroso
Bagno di Romagna (FC) 11:50

 聖ビアージョ・教会の前に咲くセイヨウサンザシ(biancospino)の花が満開で、きれいでした。この日、サンザシは、集落の近くだけではなく、森や野原でも見かけました。

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12:12

 さらにしばらく歩くと、いつの間にか足元にも前方にも、月面のように、草も生えない灰色の地面が広がっていました。

f0234936_8411838.jpg
Crinale presso Rio Petroso
Bagno di Romagna (FC) 12:20

 尾根を歩いている途中に、今朝フランスへと車で出発した友人から、国境を越えて無事フランスに到着したという電話があり、これを幸いと、一休みしました。

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 下方をのぞき込むとこんな感じで、すぐ近くの山々が緑の木々に囲まれているのに、この辺りだけは、草も生えない灰色の地面が続いているので、不思議な気がしました。

*****************************************************
Chiesa di San Biagio e molte case con il tetto crollato
sparse in montagna.
Erano abbandonate alla fine degli anni sessanta,
ora sono coperte dall'edera fitta e vigorosa.
I sentieri dove passavano gli abitanti in passato
ora sono ornati dai fiori di orchidea, biancospino e ippocastano.
*Trek 17 - Anello Rio Petroso - Ca' di Veroli, Romagna parte 1
23/4/2017 11:14-12:20
*****************************************************

LINK
- 月面みたいな尾根歩き、イタリア / Camminare sul crinale presso Rio Petroso, Bagno di Romagna
- Parks.it - Parco Nazionale delle Foreste Casentinesi, Monte Falterona, Campigna - Trek 17 - Rio Petroso: non solo foreste - Ca' di Veroli - Quadalto - Rio Petroso - Ca' Morelli - Ca' di Veroli

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-04-24 23:59 | Emilia-Romagna | Trackback | Comments(4)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

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Chi scrive

Naoko Ishii
Insegnante di
Giapponese & Italiano
Interprete Traduttrice
IT-JP-EN Fotoblogger
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Per Lezioni, Servizi di
Interpretariato,
Traduzioni, contattate
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イタリア、ペルージャ在住。
日本語・イタリア語教師、
通訳、翻訳、ライター。

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産業・会議通訳、観光の
同行通訳、翻訳、イタリア
旅行・文化・イタリア語に
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