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思い出の山と宿は今、イタリア アブルッツォ

 標高がとても高いために、夏でも雪があちこちに残り、蘭やクロッカス、スミレなど、野の花がたくさん咲いていて美しいアブルッツォの高原、カンポ・インペラトーレは、数年前に訪ねて以来、大好きな場所の一つです。

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Spillone alpino & Androsace villosa, Gran Sasso (AQ) 9/7/2016

 初めて訪ねたときは、こんな人里離れたところに、宿などあるのかしらと思いつつ、夫と広大な高原と山の間を午後7時過ぎに車で進んでいたら、山と高原のただ中に、外壁のところどころが崩れ落ちたホテルがあり、あの時間・あの場所に営業している宿が見つかり、しかも空室があり、レストランもあって、料金も妥当なところだったので、まさに砂漠で、温かく迎え入れてくれるみごとな城を見つけたような、そんな気持ちで、泊まりました。

 ペルージャから決して近くはないものの、やはり大好きなピエモンテのイタリアアルプスほどは遠くもない、このカンポ・インペラトーレには、以後何度か足を運び、本当は、今年6月のアブルッツォ旅行でも、2泊できたらと考えていました。昨年までは、平日であれば直前でも空室が見つかったそのホテルに、今年はいつ問い合わせても空きがないので、訪ねるのをあきらめたのです。空室が見つからなかった理由の一つは、経営者が変わって、Booking.comなどのホテル検索サイトに名を連ねるようになったことだと思います。そうして、二つ目の理由は、夫から聞いてどうやらそうらしいとは知っていたのですが、ちょうどわたしたちの6月の旅行中から、改築のために休業になってしまったらしいことです。ホテルそのもののサイトには、改築や休業の案内がいっさい見つからず、メールで問い合わせても返事がなかったのですが、ホテル検索サイトの口コミに、行ったら休業していたとか、2日間の宿泊を以前から予約していたのに、1泊ののちに、突然休業だからと宿を追われたとか、ひどい目に遭った旅行客の口コミが見つかりました。こういう口コミは、うのみにしてはいけない面もあるのですが、先週末、せっかく近くまで来たのだからと、かなりの遠回りにはなるのですが、あの思い出の高原とホテルを訪ねると、宿としては運営しておらず、バールだけが開いていて、観光客・登山客に飲み物などを売っているようでした。

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Campo Imperatore (AQ) 6/8/2017

 標高1500m、2000mともなれば、いくら低地が暑いときでも、まだ咲いている野の花があるのではないかと夫は思っていたようですが、この夏のイタリア中部の雨が降らない酷暑のために、土曜に泊まって山を歩いたカンポ・フェリーチェや周囲の野山には、アザミなど、わずかな花がまれに見つかるだけでした。

 夫がカンポ・インペラトーレに行ってみようかと行ったのは、さらに標高の高いこの高原であれば、日照りと酷暑が続く夏でも、花がたくさん咲いているだろうと考えたからです。わたしは、この例外的、異常な猛暑の連続では、カンポ・インペラトーレでさえ、草花は枯れてしまっているのではないかと考えていました。それでも、最終的に行ってみようと言ったのは、今年の6月の旅行のときに抱いていた訪ねたいという思いが今も強かった上、いったい宿がどういう状況にあるのかを、自分の目で見て確かめたいと考えたからです。

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 結果は、カンポ・インペラトーレでも、この夏の異常な暑さのために、常に雪があちこちに残っていた高い岩山でさえ、その雪がすっかり姿を消すほどで、野の花はごくわずかしか見られませんでした。けれども、かつて夏に歩いたら、まだ雪が残っていた周辺は、地面が水分を蓄えているためか、他のところと違って、昨年までに比べれば、ごくわずかではあるものの、咲いている花もありました。

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 朝、野山を数時間歩いてからカンポ・フェリーチェを出発し、車で1時間半近くドライブして、カンポ・インペラトーレに到着したため、わたしも夫も疲れていたので、山はほんの少しだけ、かつて歩いたことのある野の花が多かった平らなトレッキング・コースを歩いただけです。雄大な山やすばらしい見晴らしは相変わらずで、ホテルが宿としては休業していることを確認し、足を運んでよかったと思いました。

 ただ、驚いたのは、これまで見たことがないほどの数の車が、広大な駐車場に入りきらず、道路沿いにまで何十台も駐車されていたことです。野の花が咲いて美しい頃のウンブリア州のカステッルッチョも、例年、あちこちから訪れる大勢の観光客で、駐車場も散歩もとんでもない混雑ぶりで、夫が辟易して、人が多い花がとりわけ美しい場所は敬遠しがちなのですが、日曜のカンポ・インペラトーレは、それに輪をかけた混雑ぶりでした。

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 あまりの暑さに、わたしたち同様に涼を求めて、イタリア各地から大勢の人々が訪れたのでしょう。ホテルが休業であれば、8月の日曜でも人が少ないかもしれないと考えていたのですが、予想を上回る混雑ぶりでした。今後再び訪ねるとすれば、カンポ・インペラトーレのトレッキングを十分に楽しむには、6月・7月の野の花がたくさん咲いていて美しいとき、まだ朝晩は寒いほどで、観光客・登山客が少ない頃の平日を選ばなければいけないなと、つくづく思いました。

 第二次世界大戦中に、ムッソリーニが幽閉され、ドイツ軍の助けを借りて脱出した部屋が、このホテルにはあり、一度滞在中に、解説つきでその部屋を他の宿泊客と共に訪ねたこともあるのですが、ムッソリーニが眠ったベッドや使った机がそのままになっているその部屋も、何か改築で影響を受けるのだろうかと、そんなことも胸をよぎりました。

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Spillone alpino & Androsace villosa, Gran Sasso (AQ) 9/7/2016

Un immenso altopiano e le montagne ornati da tanti fiori spontanei
e i panorami bellissimi - così mi ricordo di Campo Imperatore e le montagne intorno.
Invece, il 6 agosto dopo tante giornate calde e secche ci
si trovavano pochissimi fiori, mentre i turisti, i passeggiatori e le loro macchine erano incredibilmente numerosi.
Poi il nostro caro albergo era e sarà chiuso per molto tempo.
Da visitare nei giorni feriali di giugno o luglio.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-08-08 23:41 | Abruzzo | Trackback | Comments(4)

桜色の夕空に昇る丸い月、イタリア

  今夜9時頃、無事ペルージャの我が家に戻りました。アブルッツォの高い山も、日中炎天下は暑いものの、朝夕は肌寒いほどのときもありました。
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Luna nel cielo rosa sopra le montagne, Piano di Campo Felice (AQ) 5/8/2017 20:29

 昨日は、山を下って駐車していたアイゴにたどり着いたのが、ちょうど午後8時半頃だったのですが、その15分ほど前から、東の空には昇ったばかりの月が、西の空には沈もうとする夕日が見えて、うれしかったです。今日のアブルッツォからペルージャへの帰り道も、ちょうどテルニからペルージャへと無料高速道路を北上している頃に、夕日が沈み、月が昇ったので、西の空の色が移りゆく、それは美しい空や雲の色と、東の空で時々雲に隠れながら昇る月を愛でながら、うちへと向かうことができました。

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Una bellissima luna nel cielo rosa sopra le montagne.

Nell'altopiano il sole era già calato dietro i monti,
abbiamo camminato ammirando la luna.
@ Piano di Campo Felice (AQ) 5/8/2017 20:29
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by milletti_naoko | 2017-08-06 22:45 | Abruzzo | Trackback | Comments(0)

週末は涼を求めてアブルッツォの山に sanpo

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Rifugio Alantino, Campo Felice (AQ) 5/8/2017

 ペルージャがあまりにも暑いので、週末だけでも凉しいところへと、アブルッツォの標高1550mにある山の宿にやって来ました。

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Punta dell'Azzocchio (1992m)

 今日の午後は、宿のある高原から1992mある山まで歩いて登り、

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すばらしい眺めを楽しみました。

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 森を抜けて、山の高みに出ると、わたしたちの宿がある高原も、見渡すことができます。

 夜は凉しいので、ありがたいです。ペルージャには明日戻ります。 

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Alle montagne abruzzese per fuggire dal caldo di Perugia.

Panorami bellissimi dalla Punta dell'Azzocchio,
fresco di sera e di mattina nel fine settimana.
Foto: panorama visto durante la passeggiata dal Piano di Campo Felice
alla Punta dell'Azzocchio (1992m) 5/8/2017
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by milletti_naoko | 2017-08-05 23:33 | Abruzzo | Trackback | Comments(2)

牛が草食むカトリア山、母馬探す置き去り仔馬

 先週の土曜日は、マルケとウンブリアの州境にそびえるカトリア山(Monte Catria) に登りました。カトリア山は標高1701mで、山頂はマルケ州にあります。フォンテ・アヴェッラーナ修道院の上から山頂を目指すと、見晴らしがすばらしいと、先日ペルージャに来たマルケ在住のいとこから聞いて、夫はそのトレッキング・コース、Sentiero dei Carbonaiを歩こうと考えていたのですが、標高差が登り680m、下り740mとかなりある上、地図を見ると、登り道の傾斜がかなり急です。ペルージャ及びイタリア中部に雨が降って、気温が下がったのは、この翌日の月曜日のことで、この日はまだかなり暑かったため、そんなにも急な登り道が立て続けに続く道は厳しいと、わたしが提案して、

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Panorama dalla cima del Monte Catria (1701m) 22/7/2017

 代わりに、上の写真で、夫が頂上に立つカトリア山の下方に白く見える三つの道路が交わるところにあるMadonna degli Scout (1370m)に車を置き、そこからなだらかな傾斜が多い道を登って、山頂を目指しました。夫が眺める前方、写真では左手にそびえる山は、アクート山(Monte Acuto)で、標高は1668mです。アクート山のリフト乗り場にある山小屋で、地図とパニーノを買ったのですが、サラミやプロッシュットの量も少なく、サラミの皮さえ取り除いていないのに、一つ4ユーロと値段がひどく高かったので、ふもとの町で買うべきだったと後悔しました。

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 カトリア山の頂には、この大きな十字架が建っています。山頂からは、晴れた日には、アドリア海どころか、バチカンのサン・ピエートロ大聖堂のクーポラさえ見えると主張する人もいるそうなのですが(詳しくはこちら)、この日は雲や霞のために、それほど遠くないはずの海も見えませんでした。

 けれども、青空の下に広がる山や畑、平野の眺めを楽しむことができました。山頂付近は、暴風とも言えるほどの激しい風が吹いていたため、トレッキング・コースではなく、風があまり当たらない斜面を選んで、山を下り、昼食にパニーノを食べました。

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 わたしたちが山頂から少し下って、パニーノが食べられる見晴らしのいい場所を探していたとき、右手遠くに牛と馬の群れがいたのですが、ちょうどその頃に、馬たちが移動して、わたしたちの下方にある道を通って、左手へと向かいました。

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 問題は、そのとき、視力のいい夫が気づいたのですが、一頭の仔馬が、皆が移動するのを知らずにぐっすり眠ってしまっていたのに、他の馬たちが、それに気づかなかったのか、そのまま置き去りにして、行ってしまったことです。しばらくして目覚めた仔馬が、親馬たちがどこにも見当たらず、周囲には牛しかいないので不安になって、周囲を駆け回ったり、いなないたりしたのですが、親馬たちには聞こえないようです。

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 そのうち私たちの左手に見える高みに、先ほど出発した馬たちが登っているのが見えたのですが、置き去りにされた仔馬は、まだ親馬たちを探して歩き回っています。そこで、パニーノを食べ終えた夫が、仔馬の近くまで行って、仔馬を仲間の馬たちがいる方へと移動させようとしました。けれども、夫に警戒したからか、仔馬は反対方向に行こうとします。

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 それで夫もあきらめて、わたしたちが再び山を下ろうと、リュックを背負った頃、ようやく母馬が仔馬がいないのに気づいたらしく、元の道へと引き返しつついななきました。そのうち、そのいななきが仔馬の耳にも入り、仔馬も、母馬や同様に引き返してくる他の馬たちに気づいて、そちらの方へと駆けて行きました。。

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 ようやく仔馬が母馬と再会し、続いて他の馬たちがやって来たときには、ほっとしました。ただ、この後も、夫はやはり置き去りにされた子牛たち2頭が鳴いているのを見たそうで、親たちがうっかりと、子供を忘れて自分たちだけで遠ざかってしまうことが、たまにあるようです。夫が心配したのは、仔馬一頭だけでは、狼にねらわれやすいためで、ですから、他の馬たちと合流できたのを見届けて、わたしも安心しました。

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 登り道でも、帰りの下り道でも、トレッキング・コースのこの位置から、急な斜面のはるか下方に、フォンテ・アヴェッラーナ修道院(Abbazia di Fonte Avellana)が小さく見えました。修道院までの傾斜を見て、別のコースを登ってよかったと、つくづく思いました。

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 このカトリア山を歩いている間には、放牧された牛の群れにしばしば出会いました。初夏にマッジョ山を登ったとき、気づいたら雄牛たちがわたしたちを追ってきて、すぐ後ろにいて恐い思いをしたことがあるので、わたしはできるだけ牛の群れを避けて歩こうとしたのですが、今回は雄牛がいないようで、後をついてくる牛もなく、ゆっくり山歩きを楽しむことができました。

 今年の6月以降、イタリア中部ではひどく暑い日が多いため、最近は週末の山登りには、かなり標高が高いところまで車で登れる山を選んでいました。ただ、そういう山は、スキー場がある場合が多く、アミアータ山では、頂上付近にあまりにも車が多くて、駐車場が見つからないので、山の中腹を歩きました。また、カルペンニャ山では、最初は頂上までの道のりが、歩くには長すぎる場所に行ってしまい、その後、頂上まで行けるリフトの乗り場を見つけたものの、料金がひどく高く時間が遅かったため、結局、車で周囲を回っただけで、少ししか歩けませんでした。今回は久しぶりに山を歩くことができて、うれしかったです。

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Panorama dalla cima del Monte Catria (1701m) 22/7/2017

Tanti cavalli e mucche li abbiamo visti mentre camminavamo sul monte. Un cavallino si addormentava ed è rimastoera solo, quando altri cavalli sono andati in un'altra parte; svegliato, il cavallino era agitato, cercava gli altri ma non li vedeva. Mio marito tentava di farlo andare nel posto dove stavano gli altri cavalli, ma il piccolino si spaventava e scappava. Dopo un po' la cavalla mamma si è accorta finalmente dell'assenza del suo piccolo, tornava indietro nitrendo. Il cavallino ha sentito i suoi nitriti, corre. Corre anche la cavalla mamma e finalmente di nuovo insieme con il suo piccolo. Meno male.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-27 23:59 | Marche | Trackback | Comments(6)

地震の被害は美しい水の里にも、イタリア マルケ

 昨年のイタリア中部地震では、シビッリーニ山脈のマルケ州側のふもとの町、ヴィッソやカステルサンタンジェロ・スル・ネーラも、数度の大きな地震の震源となりました。ネーラ川は、カステルサンタンジェロに水源があり、ヴィッソでウッシタ川と合流し、ウンブリア州の南を流れ、やがてはテベレ川に注ぎ込みます。

 ウッシタ川もネーラ川も、水が清らかに澄み、豊かに勢いよく流れる美しい川で、その二つが合流するヴィッソもまた、それは美しい町なのですが、地震以来、ウンブリアからヴィッソへと向かう道は、山のふもとを進むノルチャ・ヴィッソ間を結ぶ道路も、また、シビッリーニ山脈の高原の村、カステッルッチョから、マルケ側のカステルサンタンジェロやヴィッソへと下る道も、いまだに未通です。マルケ在住の夫のいとこが、先日その道路の地震後の写真を見せてくれたのですが、道路にひどく深い亀裂が入り、復旧には、まだ時間がかかりそうです。

 ヴィッソに思いを馳せつつ、先週の日曜日は、マルケ州のもう一つの美しい水の里、ピオーラコ(Pioraco)を訪ねました。

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16/7/2017

 ピオーラコは、すでに何度か訪ねたことがあるのですが、こちらのみごとな滝を見て、訪ねてみたいと思ったからです。本来は、この手前の滝の下を通るトレッキング・コースがあって、間近に滝や川を見られるはずだったのですが、

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残念ながら、ピオーラコも、昨年の地震の被災地であり、トレッキング・コースは、崩れ落ちた岩や石があって危険であるため、今も通行禁止となっていました。

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 震源から距離があるピオーラコでも、こんなふうに町のところどころに、

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外壁に補強が施され、内部などの再建を待っているらしい住宅があり、改めて、イタリア中部地震の被害の大きさと被災した地域の多さを思いました。

 昨日歯医者の待合室で読んだ雑誌に、イタリアでは大きな地震の後、居住不可能となった我が家に戻れるまでには10〜15年かかる場合も少なくない上、今回の被災地には子供や若者が少なく、高齢者が多いと、書かれていました。安全を重視した、早期の被災地の復興を願ってやみません。1997年の地震に比べて、行政手続きが煩雑になっているがために、当時ならすでにできていたであろうに、現在は費用がないばかりにできないことがあるという被災地の市長の言葉も記事にはありましたが、こうした被災地の声に、行政が耳を傾け、一刻も早く再建に向けて動く必要を、痛切に感じています。

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Pioraco, bel paesino con torrenti e cascate tra i monti.
Anche qui i danni dei terremoti nelle case e nei sentieri.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- ノルチャ2017、イタリア中部地震の被害と復興の兆し / Norcia 7/2017 (8/7/2017)
- カステッルッチョ2017、イタリア中部地震の爪痕 / Castellucio di Norcia 7/2017 (8/7/2017)
- イタリア中部地震から3週間、現況とこれから (15/9/2016)
- JAPAN-ITALY Travel On-line 緑満ち心に響くウンブリア 第8回 「イタリア中部地震状況とウンブリアの被害 / Il Terremoto Centro Italia e i Danni in Umbria」 (15/9/2016)
- 速報:イタリア中部で再びM5.4、M5.9の地震、震源は8月よりやや北のマルケの町・ウンブリアとの州境 (2016/10/26)
- イタリア中部地震M6.5概況と地震前のノルチャ・カステッルッチョ、JITRA連載第8回 (30/10/2016)

 
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-21 23:59 | Marche | Trackback | Comments(2)

カリオストロの城、サンレオとデスクトップ不調

 7月1日土曜日は、リミニの友人たちとの海辺の砂浜での持ち寄り夕食会に参加するために、ペルージャからリミニに向かったのですが、その前にカルペンニャ山(Monte Carpegna)を訪ねました。高い山を下ってから、リミニを目指したため、ふだんはふもとを車で通り過ぎるサンレオの町と断崖の上に建つサンレオ城塞(Forte di San Leo)、別名カリオストロの城(Castello di Cagliostro)を、周囲を取り巻く平野と後方にそびえる山々と共に、高みから見下ろすことができました。

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Paese & Forte di San Leio (Castello di Cagliostro)
San Leo (RN) 1/7/2017

 18世紀に生きた実在の人物、カリオストロが、囚人としてとらわれていた城が、まさに絶壁の上に建っていることを、改めて実感し、眺めのすばらしさに感動しました。

 数年前に、マレッキア渓谷の市町村がいくつか一斉に、マルケ州のペーザロ・ウルビーノ県からエミリア・ロマーニャ州のリミニ県に移りました。地元住民の希望によるもので、渓谷の山中の町に住む友人からは、「地域の文化や方言は、ロマーニャのもので、皆、ロマーニャ出身と感じていたから」、または、「ペーザロとウルビーノは、県の中心が二つあるため、行政機関などが、ペーザロとウルビーノという二つの町に分かれていて、いろいろな手続きをするのがめんどうだったから」、住民が州と県の変更を希望したのだと聞いていました。一方、わたしがこの日、サンレオのバールに入ったときに、客がバールの人に、以前と今とどちらがいいかなどを尋ねていたのですが、そのときの答えの中に、「ペーザロ・ウルビーノ県では、サンレオの観光を呼びかけようという姿勢がほとんどないのが、不満だった。」という言葉がありました。ただ、では今は満足しているかと言うと、リミニ県の方が、地域の観光の宣伝にはずっと力を入れてくれているけれども、以前に比べて、ひどく税金が高いので、苦労しているため、どちらがいいとは一概に言えないと感じているとのことでした。そして、このバールの女性も、サンレオも、文化的・歴史的にはロマーニャに属していると言っていました。

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1/1/2013

 参考までに、2013年の元旦にサンレオと城塞を訪ねたときの写真も、ご紹介します。この写真では、教会や家々の奥に見える高みに、城塞が建っています。

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 こちらの門から城塞の内部に入ることができます。

 今年9月3日までは、毎日朝9時半から午後6時45分まで開場、ただし、入場は午後6時で締め切られるとのことです。入場は、一般料金は9ユーロとなっています。団体料金、児童・生徒・高齢者用の料金などは、次のリンク先のページをご覧ください。
- Comune di San Leo - Orario dei Musei, , tariffe e orari navette

 城塞の内部も訪ねたのですが、ここに囚われていたカリオストロがそれは謎の多い人物で、どう記事を書こうかと考えあぐねるうちに、月日が流れ、まだ城の詳細をご紹介できていません。

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サンレオは素朴な町並みや教会、眺めの美しい村です。すぐ近くにあるサンマリノ共和国も美しいのですが、道の両脇に土産物屋が並び、すっかり観光地化してしまっているため、個人的には、サンレオの方がずっと好きです。

 村を歩けば、こういう角度からも城塞の眺めを楽しむことができます。機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。

 一昨日だったか、デスクトップのWindows 10の更新にひどく長い時間がかかり、ようやく済んだと思ったら、Adobe Photoshop Elementsが開かず、パソコンの動作がひどく遅くなったので、困っていました。さらに、昨日からは、パソコンを画面上でシャットダウンすると、モニターの画面は暗くなるのに、電源が消えない状況が繰り返され、そのたびに、電源を長く押して強制終了をしていたら、今度は、デスクトップが起動しなくなりました。いえ、起動はするのですが、ハードディスクのコントロールを自主的に行い、その作業の途中で画面が暗くなるのに、電源は落ちず、本体が妙に音を立てるということが2、3度続きました。

 デスクトップが使えないため、最近撮った写真が利用できないので、今日も昨日も、すでにグーグル・フォトにアップロードされている過去の写真や、パソコン画面に表示された画像をいったんそのままマックブックのデスクトップに保存したものを利用して、記事を書きました。そういう事情で、書ける記事が限定されるという状況であることを、ここにお伝えしておきます。

関連記事へのリンク
- 宮崎映画で学ぶ日本語・イタリア語とサンレーオのカリオストロの城
- アドリア海友と浜辺で夕食会、リミニ /

参照リンク / Riferimento web
- Comune di San Leo - Orario dei Musei, , tariffe e orari navette

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Paese & Forte di San Leo, San Leo (RN) 1/7/2017

Arrivando dal Monte Carpegna,
li abbiamo visti da un'angolatura diversa.
Un panorama bellissimo!
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-19 23:59 | Emilia-Romagna | Trackback | Comments(4)

欲求と運命、英語版ディーパク・チョープラ瞑想講座オンライン無料21日間開始と夜中のケーキ

 わたしが、毎回楽しみにしているディーパク・チョープラの21日間オンライン無料瞑想講座が、7月17日月曜日に始まります。オープラの短い導入のあと、ディーパクがゆっくりと人生について語る言葉は、英語としては比較的聞き取りやすいと思います。昨日のわたしの「タオルを何も考えずに四つ折りにしていたけれど、三つ折りにしたら棚に収まった」という記事ではありませんが、それに限らず、わたしたちは生きていくうちにいつの間にか、「~は…だ」とか「~は…でなければいけない」と、疑いもせずに思い込んでいることが多いように思います。そうした思い込みは、教育や育った環境、親や友人の言葉などを通して、あるいは自分が育った文化圏の人生や仕事、人間関係はこういうものという考え方に影響を受けて、形成されていくのですが、そういう思い込みが、気づかぬうちに自らを縛っていないか、自分も他人も息苦しくしていないかなど、新たな視点・発想の転換を与えてくれることが、ディーパクの講座ではしばしばあります。宗教や国を越えた、よりよく、より楽しく、より充実した毎日や人生を生きる気づきを与えてくれるディーパクの講座が、わたしはとても好きで、これまでも何度も受講しています。今回も楽しみにしています。


 講座に登録すると、毎朝その日分の講座の内容を簡単に説明したメールが送られてきますので、英語の聞き取りは苦手という方も、まずはそのメールを読んで理解してから瞑想講座の音声を聞くと、理解できることが増えるかと思います。

 今回の瞑想講座の主題、「Desire and Destiny」は、「欲求と運命」と訳せるのではないかと思います。それぞれいろいろな訳し方ができる言葉ですが、これまでのディーパクの講座や著書の内容から察して、和訳してみました。ちなみに、desire、destinyに該当するイタリア語は、それぞれdesiderio、destinoです。

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Acero rosso & fiori di lavanda, Pioraco (MC) 16/7/2017

 写真は、今日訪ねたマルケ州、ピオーラコの町で見た美しい紅葉と、その奥に見えるラべンダーです。

 帰宅してから、リハビリ体操をしたり食事のしたくをしていたら、時間がなくなったので、今夜は夫が就寝してから、夫が明日の朝食べられるように、夜中にこっそりケーキを焼きました。作ろうとして、材料を取り出していて、ベーキングパウダーがないのに気づいたのですが、なしでもできるレシピを検索し、複数のアイデアを参考にしたら、多少はふくらみ、おいしく焼けたように見えるので、ほっとしました。

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Acero rosso & fiori di lavanda, Pioraco (MC)

Lunedì 17 luglio inizia il corso di meditazione di Deepak Chopra in inglese, "Desire and Destiny". Il corso è on line, per 21 giorni ed è gratuito. Mi piace molto seguirlo. E' anche un buon materiale per chi studia l'inglese, Deepak parla con calma in modo pacato, ogni mattina arriva via email il riassunto della meditazione del giorno e la lettura del riassunto aiterà a comprendere meglio l'ascolto.
Per registrazione: bit.ly/2s25Bei
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-07-16 23:59 | Vivere | Trackback | Comments(0)

非道理が通るイタリア、裁判で撤廃となった滞在許可証発行料が6月9日以降半額ながら復活

 2017年6月9日から、昨年、裁判所の判決によって撤廃となった滞在許可証の発行料が、かつての半額ではありますが、復活しました。



 今回の記事は、上のリンク先の記事および以下のリンク先の記事を参照にして書いています。

- ASGI - Stabiliti i nuovi contributi per il rilascio e il rinnovo dei permessi di soggiorno (14/6/2017)

 2017年6月9日に有効となった内務省の通達(原文へのリンクはこちら)で定められた発行料は、
a) 有効期間が3か月以上1年以内であれば、40ユーロ、
b) 1年を超え2年以内であれば、50ユーロ、
c) 非EU圏からの移民用の長期滞在許可証、経営者・専門職用の滞在許可証については、100ユーロ
となっています。

 なお、6月9日以降は、この通達が有効となる2017年6月9日より前に、すでに申請を終えている場合でも、まだ滞在許可証の発行を受けていない場合には、上記の申請料を払わなければならないこととなっています。
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 そうして、この通達には、倫理的、また法の実施において、大きな問題があり、いずれも上のASGI (Associazione per gli Studi Giuridici sull'Immigrazione)の記事に書かれています。

 一つは、そもそもかつての法外な発行料は、裁判所の判決によって、外国人市民の人権行使を妨げるものとみなされて、撤廃となり、この通達が出る以前の手数料合計70.46ユーロでさえ、まだ高すぎるとされていたのに、今回の通達によって、その70.46ユーロ(内訳は、収入印紙16ユーロ、電子情報カード作成料30.46ユーロ、イタリア郵便局への手数料30ユーロ)に加えて、有効期間に応じて、40・50・100ユーロをさらに払わなければいけなくなったことです。

 もう一つは、6月9日までに申請を終えた移民の中には、かつての高すぎる発行料(80・100・200ユーロ)を支払い、その返還要求資格がある人もいれば、発行料が無料のときに申請したために、受け取りが6月9日以降であれば、新たに40・50・100ユーロを支払わなければいけない人もいるため、支払うべき料金について、混乱が生じる可能性があるということです。と言うのも、2016年5月24日の判決で、発行料が撤廃となったあとも、かつての発行料をしばらくの間徴収し続けた警察署があり、実際に徴収が廃止された日にちが地域・警察署によって異なる上に、イタリア政府が昨年9月16日に財政難を理由に「発行料撤廃判決の差し止め」を要求し、国務院がその要求を却下した10月26日までの間は、80・100・200ユーロの発行料が徴収されたため、現在滞在許可証の受け取りを待っている移民の中には、すでに過剰に支払った発行料金の半額を請求する資格のある人もいれば、手数料の70.46ユーロのみしか払っていないために、新たに40・50・100ユーロを支払わないといけない人もいるのですが、イタリアの警察署の窓口の担当者が、それぞれの移民が、いくら支払ったかを、一件ごとにきちんと調べて、必要なだけ請求できるだろうかという疑問があるからです。

 わたしたちがアブルッツォ旅行に出かけた前日、6月9日に、イタリアにおける滞在許可証発行料について、思いもかけないどんでん返しがあったことを、今日になって知り、驚きました。半額になったとは言え、かつて裁判所が判決を下したように、移民に不当な支払いを強いる金額であることに、変わりはありません。再び裁判で争うとなると、また歳月がかかり、イタリア政府はそれをねらっているのではないかと思いますが、いつかまた、この判決が覆ることを願っています。ただし、残念ながら、しばらくの間は、今回の通達に基づいて、この発行料を支払う必要があるかと思います。

 ちなみに、イタリア人あるいはEUの他国の市民の配偶者である場合には、滞在許可証(Permesso di Soggiorno)ではなく、家族として、家族と共に、EUに自由に移動・移住する権利があるとされ、EU市民家族用滞在証(Carta di soggiorno per familiare di cittadino UE)の申請となるために、上記の発行料は不要です。詳細はこちらの記事をご覧ください。

 夏が近づき、せっかくイタリア、あるいはヨーロッパに住んでいる間に、他のヨーロッパの国に旅行をしよう、または、夏に日本に一時帰国しようと思う方もいるかと思います。有効な滞在許可証が手元にあれば問題ないのですが、万一申請中である場合には、搭乗や再入国の拒否に逢う可能性が、特にテロ事件で、入国審査の厳しい今は、大いにあります。申請中で、まだ滞在許可証を受け取っていない方は、下記リンク中、最後の三つの記事を参考にしてください。

*追記(7月5日)
 わたしが上記の滞在許可証発行料の復活を知ったのは、次のフィレンツェ在住のまいこさんのブログの滞在許可証取得関連の一連の記事がきっかけです。まいこさんご夫婦は、ちょうど発行料金が復活した翌週月曜日に、滞在許可証を取りに行かれて、急に追加料金を郵便振り込みしなければいけないと知り、当日は英語による説明もいっさいなく、大変な思いをされています。外国人の滞在者も多く、比較的警察が機能していると思われるトスカーナのフィレンツェでさえ、こういう事情ですから、他県ではまだ対応が遅れ、料金は徴収するものの、その理由や方法が受け取りに来た申請者には伝わらず、新たに同じような苦労をされる方がいるかもしれません。まいこさんはご自身のご経験を語られているほか、後に警察署が掲示した英語版・中国語版の発行料金復活についての案内を撮影した写真も掲載されています。興味・必要のある方は、読んで参考にしてください。

- 私の夫は研究者です ーイタリア・フィレンツェ編ー - 夫の滞在許可証が取れました&申請料金が変わった!! (29/6/2017)

 滞在許可証発行については、元となる法律は全国共通のはずが、各県の警察署によって、必要な書類や手続きが異なる場合が多々あります。また、こんなふうに突然法律が変わり、法律変更の通知と同時に、その変更した法律に則って、発行手続きが行われるようになることが少なくありません。以前の発行料撤廃の記事を書いたあとで、わたしの方に、ご自分がお住いの地域での必要書類・料金について問い合わせのメールなどが数件あり、それは地域の関係者にお問い合わせくださいとお返事しました。

 イタリアでは残念ながら、法律の変更や本来あるべき手続きの在り方が、末端まで行きわたらず、きちんとした書類をそろえながらも、手続きができなかったり、間違って、不要な書類までそろえるように警察や郵便局で指示されたりする場合が、いまだにあります。そういう理不尽な状況に、日本の方が苦しまれることのないように、こうした滞在許可証関連の新情報はできるだけ早く、分かりやすくブログの記事でお伝えするようにしてはいますが、個々の警察署での対応が異なり、また法が変わる可能性もあり、わたしの方に、ご自分の地域での滞在許可証の申請方法などを尋ねられても、多くの方に共通する問題であればともかく、個々の質問にはお答えしかねます。ご了承ください。

 なお、上述のわたしに他県での発行料金について問い合わせをされた方は、後日地域の知人に尋ねて、発行料金は申請の際には不要と分かり、払わずに済んだのですが、受け取る際には法律が変わって、払うことになったという連絡をいただいています。

関連記事へのリンク
- 撤廃! 80~200ユーロのイタリア滞在許可証発行料 (25/5/2016)
- 滞在許可証手数料70.46€のみで発行料撤廃~政府負け道理が通ったイタリア (13/12/2016)
- EU市民家族用滞在証、イタリアの場合 / Carta di soggiorno per familiare di cittadino UE (27/6/2012)
- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定1 (5/5/2016)
- EU国滞在許可証申請中の帰国、入国・搭乗拒否のおそれあり~欧州留学・移住とシェンゲン協定2 (18/5/2017)
- 要注意! クリスマス旅行で行ける海外の国は滞在許可証次第、イタリア・ヨーロッパ (12/12/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-28 23:59 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(6)

ホテル予約サイトか宿への電話予約か、イタリアの場合とアブルッツォ薔薇の宿

 今回のアブルッツォ旅行で、わたしたちはスカンノ、チェラーノ、ライアーノ、オーピ、フォッサチェージアに宿泊しました。一泊だけした宿もあれば、宿と村が気に入ったので最初は一泊だけ予約しておいて、2泊した宿もあり、また最初から2泊を予約した宿もあります。

 出発直前まで慌ただしかったため、また、本来行きたいと考えていたカンポ・インペラトーレの宿に、当初予定していた日に空室がなく、旅行中空室が出ればという漠然とした思いもあり、出発前には、初日のスカンノの宿の目安だけつけたものの、実際に場所を見てから決めようと、宿をいっさい予約していませんでした。夫やわたしたちがよくいっしょに旅をする友人たちは、どちらかと言うと、宿は場所を見て決めたいし、旅程に融通が効く方がいいと考えているところがあるのも、その理由です。ただ、何も情報がなく、行って宿をあてもなく探し見つからないためにつらい思いをしたことが、南仏でもリグーリアでもありましたので、昨年購入したスマートフォンで、インターネットを使った宿探しが現地でもできるように、出発前に準備しておきました。

f0234936_4211158.jpg

 宿選びに際しては、イタリアで宿を探すには、情報が最も充実していて、かつ検索しやすいと思われるBooking.comを、もっぱら使いました。かつて、Booking.comで宿をしぼったあとで、Venere.comやHotels.comの方にのみ空室があったり、宿の料金が安かったりしたために、そちらで宿を取ったこともあるのですが、たいていの場合は、Booking.comの値段も他のホテル検索サイトと同じだったり、より安かったりします。

 今回は、最初の三つの宿はBooking.comの情報で目安をつけて決め、あとの二つの宿は、現地で探して、宿で料金を尋ねて決めました。最初の三つの宿について、宿そのもののサイトを見たり、宿に電話をかけたりして、宿自体が提示する料金を調べると、うち二つは、宿自体が設定する宿泊料金の方が安かったので、B&Bに直接電話をして、予約をしました。一方、残りの一つは、Booking.comのサイト上の料金の方が安かったため、Booking.comで予約をし、ただし支払いは宿泊した翌日に、宿で支払いました。数年前のギリシャ旅行の際に、いくつかの宿は、あらかじめホテル予約サイトで取っておいたのですが、現地に行ってみて、実はホテルの料金は、Booking.comの料金よりも安かったということが何度かあったために、以後は、できるだけ、宿自体が提示する料金も調べてから、予約をするようにしているのです。Booking.comに情報を載せれば、より多くの観光客に知ってもらえるものの、情報を載せるために宿が紹介料を払わなければならないために、その分をホテル検索サイトを通じての宿泊料金に、上乗せする宿があるということではないかと思います。

 ホテルやレストラン検索サイトに、最近では、業者から報酬を受けて、偽の高評価や他の業者をこき下ろすような評価をつける困った輩が少なくないと、いつだったかイタリアのオンライン記事で見かけました。ただ、見知らぬ土地で初めて宿を選ぶには、口コミがとてもありがたいので、単に評点だけではなく、多くの人の口コミもていねいに見たおかげで、最終的には、Booking.comで見つけて選んだ宿についても、現地飛び込みで決めた宿についても、特に値段も考慮すると、なかなかいい宿が見つかったのではないかと思います。

 自分の記録のためにも、また、よくホテル検索サイトを利用されるという方にも、周知のことかもしれないのですが、今回のアブルッツォ旅行に際しての経験を書いてみました。

 写真は今回宿泊した宿の一つです。中心街からは離れ、部屋が地下室のように寒いと夫がぼやいていましたが、美しいバラの花に囲まれ、おいしいレストランやいいおみやげが買える店の情報などもいろいろ教えてもらえて、とてもよかったです。どこのどういう宿かについては、また近いうちに記事にするつもりでいます。

****************************************

Casale delle rose,
casa, giardni, viali tutto avvolto dai fiori di rose!
Raiano (AQ), Abruzzo, Italy
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-21 21:24 | Viaggi | Trackback | Comments(4)

アブルッツォ海辺で日ざしを避けるには

 イタリアでは日ざしが強く、日なたと日かげの気温がかなり違うことや、夏の日光にじりじりと肌を焼かれているように感じることが、少なくありません。わたしは、肌にシミができやすく、日中の日ざしが最も強い時間帯は太陽の下に出るのを避けるようにと、皮膚科の医師にも言われているのですが、イタリア人の夫と、山や海に行くと、どうしても、そういう時間帯も炎天下にい続けることになりがちです。かと言って、海辺で一箇所にとどまらずに歩き続けることも多いので、ビーチパラソルを持ち運ぶわけにもいきません。

f0234936_793313.jpg
Spiaggia dei Libertini, Riserva Naturale di Punta Aderci, Vasto (CH) 16/6/2017

 ですから、昨日は、自然保護区でもあるアブルッツォの海辺に、こういう漂着した木でできた小屋のようなものがあり、手軽に暑い日ざしを避けることができて、ありがたかったです。

 景観は美しいものの、大き目の小石の浜で、歩きづらかったのですが、そのおかげ、また、平日であり、駐車場からかなり歩かなければいけないおかげで、皆が口をそろえて、周囲で最も美しい浜辺だと言う場所でありながら、それほどの混雑がありません。皆がそれぞれに海水浴や太陽の日ざしを楽しんでいました。

LINK
- Riserva Naturale Regionale Punta Aderci - HOME
- Riserva Naturale Regionale Punta Aderci - Carta dei Sentieri

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-06-17 23:59 | Abruzzo | Trackback | Comments(4)


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