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年末年始のコルチャーノ1

12月から1月にかけて、コルチャーノ市では、「Corciano – il presepe, i sapori, l’arte」のテーマのもとに、クリスマスに、市民の絆を深め、観光を促進するさまざまな行事が催されます。

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 テーマは、訳すと、「コルチャーノ ~ プレゼーペ、味、芸術」

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 この時期、祭りの中心となるのは、もちろん、12月25日の幼子イエスの生誕を祝うクリスマス(Natale)です。そのため、やはり「プレゼーペ」(presepe)(記事はこちら)が筆頭を飾っています。

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 白い上着を着た人の左横の看板には、大きく「プレゼーペの始まり」と書かれ、下には、「コルチャーノ教区教会とプレゼーペ友の会からごあいさつ。どうかよい祝祭日をお過ごしください。町の通りを歩いて、わたしたちのプレゼーペをお訪ねください」とあります。

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 看板の前にたたずむ人々の前方には、こうして衣装を身にまとった等身大の人形たちが並んでいます。毎年、この時期、コルチャーノでは、歴史的市街区全体が、大きなプレゼーペとなり、順路に従って歩きながら、人々がプレゼーペを楽しめるようになっているのです。

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 ここでは、道端で焼き栗を売っています。コルチャーノのプレゼーペのもう一つの特徴は、キリスト生誕の主な登場人物を除いては、人々の衣装や職業が、中世のコルチャーノのものである点です。

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 人物だけでなく、動物もたくさん登場します。こちらは鶏を始めとする、農家で飼われていた鳥たちです。

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 豚もいます。ポルケッタ職人の人形がある(記事はこちら)くらいですから、当然のこと。動物たちは、子供たちにとりわけ人気があり、うれしそうに歓声を上げては、立ち止まっている姿が、あちこちで見られました。

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 オリーブの実を収穫している人もいます。木に立てかけたハシゴに、摘んだ実を入れるカゴ、そして、実が地面に落ちないように、地面に広げた布。我が家でのオリーブ収穫(記事はこちら)は、今も、中世から変わらぬ伝統に従っているようです。

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 幼子イエスが生まれた場所を示す彗星(la stella cometa)をかたどるイルミネーションが、教会の上に輝いています。その手前には、泉の水を汲んで、洗濯をし、洗濯物を干す人形が見えます。

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 こちらの広場では、洗濯だけではなく、子供の行水の最中です。

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 こうして、順路に従って、プレゼーペを楽しみながら、石畳の町を歩くうちに、幼子イエス生誕の場面に出会います。

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 聖家族のいる馬小屋の手前には、天使と羊を従えた羊飼いがいます。矢印と共に、「キリストの生誕」(Natività)を示す看板もあります。

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 そして、その向かい側の家には、このように、大勢が食事を楽しむ場所や、ポルケッタ職人などが食事を準備している台所がありました。

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 ほかにも、鍛冶屋(上の写真)や靴屋などが、仕事に励む様子を表す人形もあり、美しい町並みを歩きながら、ちょうど、中世の町を模したプレゼーペの中を歩いているようで、興味深かったです。

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 彗星を目印に、幼子イエスに出会い、貢物を捧げようと、砂漠を旅する東方の三博士一行も、コルチャーノの広場に陣取っていました。1月6日は、イタリアでは、主顕節(Epifania)で祝祭日ですが、三博士がイエスと出会い、貢物を捧げたのは、この日だとされています。この日はイタリアの子供たちにとっては、ベファーナがお菓子をたくさん贈ってくれる、楽しみな日なのですが、それはまた、後日お話したいと思います。待てないという方は、とりあえず、こちらをご覧ください。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-12-28 17:16 | Feste & eventi | Trackback | Comments(8)

クリスマス・コンサート

 ペルージャ北方にあるコルチャーノ(Corciano)市では、毎年、年末年始にクリスマスを祝う催しが行われ、12月26日の夕方に、クリスマス・コンサートが開かれます。

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 こちらがコンサート会場となる聖マリーア教会(Chiesa di Santa Maria)。日が暮れるのが午後4時40分頃と早いので、コンサートの始まる午後6時には、すっかり暗闇に包まれ、彗星をかたどったイルミネーションが、闇夜を照らします。

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 14世紀に建てられたこの教会の祭壇には、あのラッファエッロが師と仰いだ巨匠、ペルジーノ(Perugino)の祭壇画が飾られています。

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 毎年、12月26日、聖ステーファノの祝日の夕方に、美しいクリスマス・ソングを聞かせてくれるのは、夫が属する合唱団、コラーレ・テティウム(Corale Tetium)です。日の光のもとで見るコルチャーノの町と教会、そして、合唱団に興味のある方はこちらをご覧ください。

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 定番の『Tu scendi dalle Stelle』(詳しくはこちら)や『Adeste fideles』を始めとした、イタリアを中心とする世界の国のクリスマスソングを、美しい合唱で楽しませてくれました。

 『Adeste fideles』はラテン語の歌ですが、ミサでも、イタリア語版の『Venite Fedeli』と同じくらい、よく歌われます。興味のある方は、以下のYouTubeのページで、クリスマスの美しい映像を、アンドレーア・ボチェッリのみごとな歌と共に楽しむことができますので、ぜひどうぞ。

YouTube – Adeste Fideles (Andrea Bocelli)(リンクはこちら

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 クリスマスの時期には、コルチャーノでは、例年、美しい石畳の町のあちこちに、等身大のプレゼーペが飾られます。4枚目の写真は、このプレゼーペの幼子イエス生誕の場面で、一方、直前の写真は、東方の三博士一行を表したものです。

 夫が合唱の練習に参加するため、コンサート開始より、1時間以上も前に、コルチャーノに着いたので、わたしは冷たい風が吹きすさぶ中、プレゼーペを見ながら散歩しました。

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 このプレゼーペの特徴は、主要人物以外の服装や仕事が、中世のコルチャーノの町のものであることです。というわけで、ご覧のように、ポルケッタ(記事はこちら)を作る職人まで、プレゼーペに登場しているのが、興味深かったです。

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by milletti_naoko | 2010-12-27 16:05 | Feste & eventi | Trackback | Comments(6)

聖夜を前に

 わたしたちが毎年クリスマスに準備するプレゼーペ(presepe)(記事はこちら)は、二つあります。まずは義父母宅のプレゼーペを仕上げたあと、自分たち二人のプレゼーペを飾ります。

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 義父母宅のプレゼーペ作りには、姪っ子たちも参加し、ルイージ主導で、作成が進みます。

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 おやおや、ルイージときたら、空き箱を重ねて、一体どうするつもりなのでしょうか。できるかな、できるかな…… 

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 なんと、箱に穴を開け、うまく紙で包みこんで、洞窟を作り上げました。さらに洞窟の手前に、ミニランプの線を通していきます。

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 協力しながら、洞窟の中に、苔を敷きつめ、穴の奥や手前に、人形を飾っていきます。

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 まずは、12月12日日曜日に、姪っ子たちと共に、ここまで仕上げました。

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 仕上げは、わたしとルイージ二人で行いました。夫が洞窟を有する岩山の右手に苔を敷きつめている間、わたしはミニランプの線をツタで覆ったり、人形たちを準備したりしました。

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 今回、洞窟がたくさんある岩山を作ろうと夫が考えたのは、ソラーノ(Sorano)(記事はこちら)を訪れた際に、岩山の洞窟に作られた住居(abitazioni rupestri)を、たくさん見かけたからです。

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 洞窟を利用した住居が、ソラーノの町の全景を見晴らせる近くの岩山には、いくつもありました。

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 池は、わたしが空き袋を使って作ったものです。夫が周囲に小石を敷きつめます。

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 こうして、今年のプレゼーペができあがりました。夫は、カトリック教の神父であった亡き伯父が、教会に飾る大がかりなプレゼーペの制作を、10代の頃から20年以上もの間、毎年担当していました。時には夏から構想を練り、みごとなプレゼーペで、教会を訪れる人々を感嘆させていたそうです。

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 義父母宅のプレゼーペを仕上げたあとは、二人で、わたしたちの家のクリスマス・ツリーを飾りました。プレゼーペは木の下です。こちらのモミの木がクリスマス・ツリーに早変わりするのは、今年で4度目です。

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 こちらが3年前、初めてこのモミの木を飾ったときの写真です。当時に比べて、高さは変わらないものの、枝はかなり伸びて、周囲に広がりました。

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 ついでに、昨年義父母宅に準備したプレゼーペは、こちらです。使う道具や人形たちは同じでも、毎年異なる飾りつけを工夫しています。

 さらに屋内を飾り、掃除をし、そして、皆へのクリスマス・プレゼントを包装して、クリスマスの準備が整いました。

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 クリスマスおめでとうございます。皆さんが、喜びに満ちたすてきなクリスマスを過ごされますように。

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by milletti_naoko | 2010-12-24 22:48 | Feste & eventi | Trackback | Comments(14)

にぎやかな週末

 この週末は、友人たちがエミリア・ロマーニャ州から、わたしたちの住むウンブリアまで、はるばる新オイルを買い込みにやって来ました。

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 こちらは、12月12日日曜日の朝、オリーブオイルの購入が終わったあと、搾油場で撮った写真です。サブリーナが、ルイージさんと並び、バジル風味と唐辛子風味のオリーブオイルを手に、ポーズを決めています。

 友人たちが我が家に到着したのは、前日、12月11日土曜日です。土曜の晩は、義弟パオロ宅に、大勢で夕食に招待されました。

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 夫は腕を見込まれて、デザート作りを頼まれました。金曜日から、レシピをじっくり研究し、アーモンドと牛乳、そして生クリーム、ゼラチンを使ったデザートを、これまたたっぷり時間をかけて、丁寧に作り上げました。土曜日も朝から、デザートにかけるオレンジ・ソース作りに熱心に取り組んでいました。

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 こちらが完成したそのデザート、ブランマンジェです。イタリア語名はbiancomangiare(読みは、「ビアンコマンジャーレ」)。味は、甘いアーモンド風味がするパンナコッタをご想像ください。ブランマンジェも、新鮮なオレンジを使って作ったソースも、それはおいしくて、みんなから好評でした。

 土曜の晩は話もはずみ、デザートやおしゃべりを終えて、皆が引き上げたのが午前1時頃になりました。

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 アドリア海岸にあるリミニの町には大きな魚市場があります。フランコたちは、海のないウンブリアに住むわたしたちに海の味をごちそうしようと、市場で新鮮な魚を購入して、持って来てくれました。日曜日の朝、搾油場に発つ前に、フランコが昼食用に魚の下準備をし、40年来の親友である夫が手伝います。

 フランコはハサミを使い、鮮やかな手さばきで、魚の内臓を処理したあと、細かく刻んだパセリ(prezzemolo)、ニンニクとパン粉を加えて、魚全体に十分に行きわたらせます。さらに夫が、その上からオリーブオイルをたっぷり注ぎ、これで下準備は完了です。

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 それから皆で搾油場に向かい、途中バールで朝食をとってから、搾油場に到着しました。オリーブオイルの購入と車への運び込みが終わったあとで、名犬マリアンナの白トリュフ狩り(記事はこちら)を、興味深く見学しました。

 最初の写真にある唐辛子風味のオリーブオイルを作るための唐辛子(peperoncino)は、ルイージさんが栽培しています。夫とマヌエーラは、その唐辛子も分けてもらいました。十分に辛い唐辛子を、自分たちの畑でも育てたいと考えたからです。

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 家に帰ると、正午を少し過ぎた頃です。夫とフランコが、さっそく採り立ての白トリュフを、すりおろし始めました。

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 すりおろした白トリュフに、たっぷりのオリーブオイルを注ぎ、そのまま浸しておきます。トリュフの一部は残しておいて、あとで一皿ひとさらのパスタの上に、直接すり下ろしました。

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 さらに、フランコとマヌエーラが、下準備しておいた魚を、暖炉の炭火の上で、網焼きにする準備をします。

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 午後1時過ぎに、トーディからマルコ一家が到着すると、両頬を合わせてのイタリア風あいさつが、あちこちで交わされます。フランコが、頭と目の位置を同じにして、マッダレーナにあいさつしているようですが、恥ずかしがりやの姪っ子は、お母さんの後ろに隠れています。マルコ到着を機に、パスタは、すでに沸騰していたお湯の中へ。

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 皆で協力して、パスタの皿を次々にテーブルに運び、昼食が始まります。プリモは、お義母さん手作りのタッリャテッレ(tagliatelle)。まずは採れ立ての白トリュフとオリーブオイルであえたパスタ。続いて、自家製のトマトを肉や野菜とじっくり煮込んで作ったトマトソースのパスタをいただきます。

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 ふだんの日曜日の昼食(記事はこちら)では、セコンドは肉料理です。これは姪っ子たちが魚を食べないからでもあるのですが、今回は、フランコたちが準備した新鮮な魚がセコンドです。手前にあるのは炭火で焼いた魚、後方に見える魚は粗塩(sale grosso)に包んで、オーブンで焼いた魚です。フランコが魚を皿に取り分けるための準備をしている間、姪っ子たちは、それは興味深げに見つめています。

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 わたしは写真も撮影しながら、給仕係りを務めました。こちらが一人分の魚です。右手に見えるのは、サバ(scombro、sgombro)にパン粉、ニンニク、パセリ、オリーブオイルをたっぷりつけて、炭火で焼いたものです。以前フランコから聞いたのですが、サバはおいしいのに、あまり好まれないので、値段が安いとのことです。そして、イタリアで見かけるサバは日本で売られているものより、概してかなり小さいのです。皿の上でサバと並んでいるのは、ヒラメ(rombo)とボラ(cefalo)です。
 
  魚を食べない姪たちには、義母が鶏の胸肉のソテーを用意しました。コントルノは、野菜畑で取れたサラダでした。

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 デザートには、まず、夫手作りのブランマンジュ。大量に作ったので、少し残っていました。この日初めて食べたマルコたちは、「おいしい!」とおかわりをしていました。

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 そして、マッダレーナが、テーブルの間を、お義母さん手作りのビスケット、トッツェッティ(tozzetti)を配って回ります。イタリア語やトスカーナでは、カントゥッチ(cantucci)と呼ばれるビスケットと同じものです。

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 テーブルには、デザートと共に、自家製のヴィン・サント(vinsanto)クルミ酒(nocino)など甘いお酒が並びます。トッツェッティは、ヴィン・サントにひたして食べるとおいしいのです。左手の瓶は、今年の春エルバ島を旅した際に(記事はこちら)購入したグラッパ(grappa)です。

 デザートとコーヒーのあと、皆で片づけを終え、またひとしきりおしゃべりを楽しみました。そして、午後4時頃に、家路に向かう友人たちに別れを告げました。

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by milletti_naoko | 2010-12-15 14:30 | Famiglia | Trackback | Comments(15)

白トリュフ、見つけた!

 「この香りは、白トリュフ(tartufo bianco)」と、匂いを鋭く嗅ぎとるこちらの犬の名は、マリアンナ。

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 匂いのする場所をしばらく前足で掘り、再度匂いを確かめたあとは、穴の横にちょこんと座って、ご主人さまの訪れを待ちます。

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 マリアンナの主人は、まずマリアンナを「えらいぞ!(Brava!)」とほめ、ごほうびにエサをやってから、その場所を掘り始めます。必死で穴を掘るこの男性の名は、わたしの夫と同じく、ルイージです。

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 この朝、マリアンナが真っ先に示した場所なので、友人たちも皆興味津々に、穴を掘るルイージさんを見つめています。エミリア・ロマーニャ州に住む友人たちは、毎年12月の初め頃に、ウンブリア州の搾油場に、その年の新オイルを買い出しに来ます。

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 搾油場を兄弟で経営するこのルイージさんが、毎年大量のオリーブオイルを買いに来る友人たちへのサービス精神もあってか、この日、12月12日日曜日は、友人たちがオリーブオイルを購入したあと、白トリュフ狩りの様子を見せてくださいました。1820年から代々家族で経営し続けているというこの搾油場は、ペルージャ北方のコルチャーノ市にあります。

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 マリアンナがここだという場所に、白トリュフがあるには違いないのですが、時には1メートル20センチ掘ってから、ようやく白トリュフが出てくることもあるそうです。ルイージさんは、先の場所ではトリュフがかなり深い位置にあるようだと判断して、「別の場所を見つけるように。」とマリアンナに指示しました。

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 次に、マリアンナが、少し地面を掘ったあとで、お行儀よく座りこんだのは、こちらの場所です。ルイージさんが、「えらいぞ!」とエサをやる傍らで、今度は夫のルイージが穴を掘り始めました。「ここは僕も香りを感じるから、すぐにトリュフが出てくるにちがいない。」と、手に力が入ります。

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 まもなく、みごとな白トリュフが見つかりました。初めてで勝手が分からず、掘るうちに割れてしまったトリュフからは、こうばしい香りが漂ってきます。

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 夫もとてもうれしそうです。

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 まだトリュフの香りがするということで、フランコも手伝って、さらに地面を掘り続けます。

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 男たちが作業を続ける横で、掘り出されるトリュフを次々に、手のひらの上に載せ、その色と香りを満足そうに楽しんでいるのは、マヌエーラです。
 
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 手のひらのトリュフのかけらが、一つまたひとつと増えていきます。

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 最終的なこの日の収穫は、こちらです。「まだ地面のあちこちに残っているから。」と、ルイージさんから、貴重な白トリュフをもらって、皆で大喜び。

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 家まで白トリュフを持ち帰る役目を請け負ったサブリーナも、マヌエーラやフランコ、夫と同様、白トリュフ狩りを見たのも、こんなにたくさんの白トリュフを手のひらに載せるのも、初めてのことだと、本当にうれしそうです。

 この日の昼食には、義父母宅に、ふだんの日曜日にもまして長いテーブルが並び、エミリア・ロマーニャ州の友人たちも加わって、総勢14名が食卓に並びました。

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 お義母さん手作りのタッリャテッレを、すりおろした白トリュフとオリーブオイルとからめて、おいしくいただきました。大部分はあらかじめすりおろして、たっぷりのオリーブオイルにつけておき、残りの白トリュフは、食べる直前に、それぞれの皿の上にすりおろします。

 香りはとても高かったのですが、やはり食べる人数が多くて量が少ないためか、思ったほどは、食べたときに、白トリュフの味と香りがしなかったのが、少し残念でした。ともあれ、生まれて初めて、白トリュフ狩りを見て、さらに掘りたての白トリュフを手作りのパスタと共に食べるという、とてもすてきな体験をすることができました。

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by milletti_naoko | 2010-12-14 01:08 | Gastronomia | Trackback | Comments(18)

tufoの里を訪ねて3、ソラーノ温泉

 宿に荷物を置いて、すぐにソラーノ温泉(Terme di Sorano)(HPはこちら)に足を運びました。「温泉村」と呼びたくなるような広い敷地には、石畳の道沿いに、宿泊客用の小さな家が並び、石造りの教会まであります。

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 教会の左手、緑の橋が見えるところには、小川が流れていて、温泉へと向かっています。庭に人工の川をめぐらせた、寝殿造りの館に似た風情があります。道案内が、「TERME⇒」(意味は「温泉」)と、温泉プールのある方向を示しています。

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 自然公園のように、木々に囲まれた小道を下りて行くと、温泉プールが見えてきます。

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 併設された建物の中には、バールやレストランに加えて、マッサージ・エステ施設もあります。

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 自然、そして美しくしつらえられた温泉郷にすっかり魅せられて、夫もわたしも、ぜひ今回の滞在中に、この温泉を楽しみたいと思っていました。なのに、結局、今回見合わせたのは、屋外にあるので冬は寒い上に、湧き出す天然温泉の温度が37.5度で、寒空の下ではお湯の温度がさらに低くなることが容易に予想されたからです。わたしたちが訪れた週末は、ことに寒さが厳しく、ピティッリャーノで夕食を終えて車に戻ると、フロントガラスに氷が張り、翌朝ソラーノの宿で目を覚ますと、地面が霜に覆われていました。

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 地域に豊富な凝灰岩(tufo)が、小道の階段や、宿泊施設(写真の奥)の石垣に、うまく利用されています。夫は、自分の庭作りに役立てようと、石の使い方をじっと観察しています。凝灰岩は柔らかくて、加工がしやすいので、とても便利な素材だそうです。ちなみに、題名にイタリア語のtufoを使っているのは、イタリア語の「トゥーフォ」という言葉の方が、日本語の「凝灰岩」に比べて、ずっと響きが軽やかで、耳に優しいからです。

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 受付は、道路沿いにあるこちらの建物です。ここで、料金を支払い、希望があれば、マッサージやエステの予約をします。サービス内容を詳しく案内したパンフレットも、ここでもらいました。右手に見える石の門が、やはり凝灰岩(tufo)でできています。この門から入って、しばらく歩いたところに、宿泊施設や上の教会があり、さらに坂道を少し下ると、温泉プールやマッサージ・エステ施設が現れます。

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 思いがけず長くなった温泉の散歩を終えると、ちょうど日が沈むところで、燃えるような夕焼けを見ることができました。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- tufo(凝灰岩)の里を訪ねて、ソラーノ / Città del Tufo, Sorano, Pitigliano, Sovana & Onano (7/12/2010)
- tufoの里を訪ねて2、オナーノとカソーネのレストラン / Verso Sorano, Lago di Corbara – Onano – Casone, Park Hotel Ristorante Bel Vedere (8/12/2010)
- ソラーノ考古学公園、洞窟の住居群1 / Abitazioni rupestri di Vitozza I - Parco Archeologico “Città del Tufo”, Sorano (5/6/2011)
- ソラーノ考古学公園、洞窟の住居群2/ Abitazioni rupestri di Vitozza II - Parco Archeologico “Città del Tufo”, Sorano (6/6/2011)
- ソラーノ、凝灰岩の町 / Sorano, Città del Tufo (GR) (5/12/2015)
- イタリアのかかし二人で楽しそう / Spaventapasseri simpatici a Sorano (GR) (9/12/2015)

参照リンク / Riferimento web
- Terme di Sorano - HOME

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by milletti_naoko | 2010-12-12 20:53 | Toscana | Trackback | Comments(18)

おめでとう、ありがとう

12月8日は、イタリアでは祝日です。この日も、トーディ勢こそ来なかったものの、大家族で昼食を取りました。わたしの誕生日以後、初めて皆がそろう昼食ということで、スプマンテを開け、デザートと共に、祝ってくれました。

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 手前に見えるティラミス(tiramisù)は、夫の手作り。チョコレート・チップで、「おめでとう、なおこ」(Auguri NAOKO)と書いてあります。なぜ夫がわたしの耳をひっぱっているかというと、イタリアでは誕生日を迎えた人の耳をひっぱって祝う慣習があるからです。

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 ティラミスを一緒に、と夫が誘っていた友人のルーカ(写真右)も、昼食後、祝いに駆けつけてくれました。夫の作るデザートはおいしいので、家族の間でも、友人たちの間でも、人気があります。

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 このところ雨がよく降るので、野菜畑の奥で、バラも二度咲きの花を美しく咲かせています。夫が雨の中、色とりどりのバラを、摘んで来てくれました。

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 ティラミスを作った際に、残った卵の白身を使い、作ったスプミーニ(spumini)にも、バラの花を散らしてあります。

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 ルーカにあいさつし、スプマンテを開けて、皆で乾杯をしたあと、ティラミスとスプミーニをおいしくいただきました。杯を重ねながら、「おめでとう!」(Auguri!)と祝ってくれた皆に、そして、すてきな旅行(記事はこちら)に加えて、おいしいティラミスやすてきな演出で、再び誕生日を祝ってくれた夫に、心からありがとう。

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by milletti_naoko | 2010-12-09 15:20 | Famiglia | Trackback | Comments(20)

tufoの里を訪ねて1

 トスカーナの南、マレンマ地方内陸部の丘の上に広がる、美しい中世の町並み。地域に豊富な凝灰岩(tufo)を、ふんだんに、そして巧みに使って造り上げた町、そして、エトルリア人が凝灰岩の山に切り開いた、謎の通り道、Vie Cave。

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 ソラーノの町とその周囲で、美しいものとおいしいものを、思いがけず、十分に楽しむことができました。旅行を贈ってくれた夫と、こんなすてきな場所を教えてくれた彩さんに感謝しつつ、今回はまず、旅全体をざっと振り返ってみます。旅の詳細は、以後少しずつご紹介していくつもりです。

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 12月4日土曜日は、朝車でペルージャを出発し、途中ラッツィオ州の小さな村、オナーノ(Onano)(上の写真)を訪れました。

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 昼食休憩のあと、トスカーナ州ソラーノのアグリトゥリズモに到着。彩さんにごあいさつしてから、まずはすぐ近くにあるソラーノ温泉(Terme di Sorano)を偵察しました。自然に囲まれた温泉と、温泉プールまでの散歩道の景観の美しさに、感動しました。春になって暖かくなったら、ぜひこの温泉に来てみたい、と思いました。

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 日が暮れてしばらくしてから、ソラーノ(Sorano)の町に到着。

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 夜の明かりに照らされたソラーノの町が、あまりにも美しいので、石造りの家の間を通る石畳の小道を歩きながら、夫ともども、町にすっかり魅了されました。

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 夕食にと繰り出したピティッリャーノ(Pitigliano)の町もまた、夜は幻想的な魅力に満ちています。

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 祝いの宴は、彩さんの働くお店、Osteria Il Tufo Allegroで。(詳しくはこちら)地方の伝統的料理から、独創性あふれる料理まで、おいしい味をいっぱいに楽しみました。その上、彩さんが、誕生日を祝って、花まで贈ってくださいました。とても気のいい給仕の方に頼み、3人で記念撮影。

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 特においしかったのが、こちらの一品です。Tortino di finocchi「ウイキョウのトルティーノ」。本当は名前がとても長いのですが、このレストランや料理の数々については、いずれ詳しくご紹介します。

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 12月5日土曜日は、朝10時半に丘の上にあるソラーノの中心街から、こちらの門、Porta dei Merliを通って、はるか下方を流れる川まで下り、

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 エトルリア人が凝灰岩を切り崩して開いた小道、Via Cavaを登ります。

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 そうして登った岩山の頂上からは、ソラーノの町並みを一望することができました。

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 岩山を降り、再びソラーノ中心街まで登って、昼食休憩。午後は、ソラーノの町を散歩して、美しい家並みや風景を十分に楽しみました。

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 この日の夕食は、宿泊していたアグリトゥリズモ、Sant’Elgeで食べました。鶏肉の料理やリンゴのケーキがおいしかったです。

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12月6日月曜日は、彩さんと別れを惜しみ、ソラーノを後にしました。そして、雨の中、ソヴァーナ(Sovana)の町を散歩してから、ペルージャへと帰途につきました。

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- tufoの里を訪ねて2、オナーノとカソーネのレストラン / Verso Sorano, Lago di Corbara – Onano – Casone, Park Hotel Ristorante Bel Vedere (8/12/2010)
- tufoの里を訪ねて3、ソラーノ温泉 / Terme di Sorano (12/12/2010)
- ソラーノ考古学公園、洞窟の住居群1 / Abitazioni rupestri di Vitozza I - Parco Archeologico “Città del Tufo”, Sorano (5/6/2011)
- ソラーノ考古学公園、洞窟の住居群2/ Abitazioni rupestri di Vitozza II - Parco Archeologico “Città del Tufo”, Sorano (6/6/2011)
- ソラーノ、凝灰岩の町 / Sorano, Città del Tufo (GR) (5/12/2015)
- イタリアのかかし二人で楽しそう / Spaventapasseri simpatici a Sorano (GR) (9/12/2015)


Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-12-07 12:20 | Toscana | Trackback | Comments(20)

新オイルと新ワイン

 ウンブリア州を車で走ると、オリーブの木々が並ぶなだらかな丘陵に、いくつも出会います。そういうオリーブ産地だけあって、家にオリーブがあり、自家製のオリーブオイルを有する人も大勢います。

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トラジメーノ湖に浮かぶマッジョーレ島にもオリーブの木がたくさん 2010/6/28 

 そうして、絞り立てのオリーブオイルが手に入ると、自家製の新オイル(olio nuovo)とパンを、職場などに持参して、皆でブルスケッタ(bruschetta)を食べ、一緒に味を楽しみます。

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ブルスケッタ(bruschetta)、記事はこちら

 そう言えば、日本で愛媛の高校に勤めていた頃は、学校に必ず数人、みかん山を持つ同僚がいて、職員室の中央テーブルに、みかんでいっぱいの箱が置かれ、おいしいみかんを、ありがたくいただいていました。それと似ているかもしれません。

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 新オイルが、ふつうのオイルに比べて、濁ったように見えることが、皆さんにも分かりやすいようにと、昨秋絞ったオイルと新オイルを左右に並べて、撮影してみました。もちろん右手が、絞りたての新オイルです。左手のオイルも、1年前は同じように色が濁り、とろりとし、味にはピリッと辛味がありました。どちらも、我が家で採れたオリーブを主としてできたオリーブオイルです。朝、最も日当たりがいい部屋の窓辺に置いて撮影したため、オリーブ瓶の後方に、オリーブの木々が見えています。

 さて、夫の職場でも、先々週ほど、早くも自家製の新オイルを同僚にふるまった女性がいて、今週は、夫も我が家の新オイルをパンと共に職場に持って行き、皆に絞り立てオリーブオイルの味を楽しんでもらいました。

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コルチャーノ合唱祭で歌うCorale Tetium。祭壇画は、巨匠ペルジーノ作。 2010/6/5 (記事はこちら

 夫はコルチャーノ市の合唱団、Corale Tetiumの合唱団員です。火曜と金曜の晩に合唱の練習があるのですが、今週火曜日は、練習の前に、団員が絞り立てのオリーブオイルなどを持ち合って、ブルスケッタを食べ、皆で新オイルを味わいました。

 合唱団にはLUNGAROTTI社に勤める女性がいて、この晩、今年の新ワイン、novello FALO’を持参したそうです。夫は、この今年のノヴェッロが格別においしかったと、昨日スーパーで買い物した際に、このワインも購入しました。

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わたしも夫もあまりお酒を飲む方ではないので、ワインを開けるのは誰かお客を招待するまでのおあずけです。今年の地元の新ワイン、味見をするのが楽しみです。

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by milletti_naoko | 2010-11-27 21:21 | Gastronomia | Trackback | Comments(2)

ケーキにもオリーブ

 今日、11月20日はお義父さんのお誕生日です。そこで、昨夜はケーキを焼き、今朝デコレーションを施して、昼食後のコーヒーのときに、贈りました。

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 今日も早朝から義弟マルコがトーディから加勢に訪れ、男4人は忙しく、木の上でオリーブの収穫。最近は、お義父さんも家族も、皆オリーブのことばかりが、気にかかっています。(記事はこちら

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枝の上方を手でつかみ、手を上から下へと滑らせて実を落とします 2010/11/06

 お義父さんは若い頃に、誰かからオリーブを育て、収穫し、それを次の世代に伝える大切さを学んだそうです。

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今年1月、ハシゴに登って、オリーブを剪定する義父    2010/1/22

 というわけで、台所で見つかった数少ない材料で工夫して、焼いたケーキの上に、オリーブの実った枝を、描いてみました。

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 「おめでとうございます」(Auguri)の字が少し流れてしまいましたが、最後のiの点の部分には、ザクロの赤い小さな実を飾りました。熟したオリーブは、ブルーベリー・ジャムで描きました。このジャムは、夏に、ブルーベリーが生い茂る山の近くで購入したものです。(記事はこちら)瓶の中のジャムは、美しい濃い紫色をしているのに、ケーキに載せると、枝に使ったトッピング用のチョコレートソースの色と、あまり違いが分からないので、残念です。

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 オリーブの葉と、まだ青いオリーブの実には、ピーマンを砂糖を入れた水で、ことこと煮込んだものです。ピーマンも、じっくり煮込むと甘くおいしくなるのですが、色が茶色っぽくなってしまいます。明るい緑色を添えたかったので、二度目は、鮮やかな緑が色を変えぬうちに、鍋から取り出して、ケーキの上に飾りました。色が美しいピーマンの方には、少しですが苦味が残っています。

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 ちなみに、ケーキを飾るときに、わたしがイメージしていたのは、オリーブのこういう枝です。(上の写真)

 お義父さんが、おいしいと喜んで、何切れも食べてくださったのが、うれしかったです。

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 それもそのはず。お義父さんが一番好きなケーキは、ウンブリア伝統のトルコロ(torcolo)(上の写真、記事・レシピはこちら)だと知っていたので、同じ材料を多めに使って、穴のない型に入れて焼いたものだったからです。(卵4個、砂糖125gのヨーグルト容器3杯分、薄力粉125g×6杯分、レモン1個、オリーブオイル125g×1/2、牛乳オリーブオイル125g×1/2、ベーキングパウダー1袋)

 オリーブ園が多く、おいしいオリーブオイルの産地でもあるウンブリア州に伝わるケーキなので、バターの代わりに、オリーブオイルを使っています。というわけで、このケーキには、デコレーションのみならず、生地の材料にも、オリーブが含まれています。

 家の周囲には、もうわたしの手が届く範囲には、オリーブの実がありません。というわけで、今日はオリーブを収穫する代わりに、ケーキ作りや掃除に励み、ブログの記事も、早く書き終えることができました。午後4時頃、雨が降り出したので、夫たちも作業を中断し、オリーブの実と道具を片づけて、家に戻ってきました。

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 昼食の片づけのあと、ネコが一匹、興味深げに家の中をじっと見つめていました。

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by milletti_naoko | 2010-11-20 17:55 | Famiglia | Trackback | Comments(10)


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