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明日イタリア有力紙で日本特集、アニメ・寿司・北斎など6頁

 イタリアの有力紙、『la Repubblica』の、明日1月29日日曜版の文化を紹介するRobinsonで、『Lezioni giapponesi』と題して、日本文化特集が、6頁掲載されるそうです。


 上記記事の見出しには、「寿司から村上春樹まで」とあり、副見出しを見ると、イタリア人を引きつける日本の美(il bello)と魅力(fascino)を特集してあるようです。

 具体的には日本文化のどういう面を紹介するのだろうと、本文を見ると、次のようにあります。

Dai film d’animazione al cibo, dai manga a Murakami agli haiku, dalle code per la mostra di Hokusai a Milano al boom di turisti italiani sono tanti gli aspetti [...]

 「アニメ映画から料理、漫画から村上春樹、俳句、ミラノの北斎展への行列に、イタリア人の日本観光ブーム」(「 」内は石井訳、一部意訳あり)

 執筆陣も、イタリア人・日本人とも興味深く(「吉本ばななが語る」とあるのは、執筆ではなくインタビュー内容かもしれませんが)、

Per gli amanti dei consigli brevi c’è anche il Giappone spiegato in dieci cose e otto parole.

 「短い助言が好きだという人のために、日本を十のものと八つの言葉で紹介してもいる」(同上)

とのことでもあり、いったいどんなふうに紹介しているのか、気になります。

 と言うわけで、今夜はもう遅いですが、明日は早起きして、新聞を買いに行くつもりでいます。

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Fiori di ciliegio al Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009

 記事を読むと、「花見」についても紹介しているようですので、東大寺で撮影した桜の写真を添えておきます。

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Cultura giapponese, domani 29/1/2017 sei pagine sull'inserto culturale di Repubblica!

"Dai film d’animazione al cibo, dai manga a Murakami agli haiku, dalle code per la mostra di Hokusai a Milano al boom di turisti italiani sono tanti gli aspetti" (Dall'articolo di Repubblica http://bit.ly/2jCzHkD)
Foto: fiori di ciliegio al Tempio Todai-ji, Nara 2/4/2009
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 「花よりだんご」のイタリア人? (9/4/2010)
- 映画、『JAPAN MANGA』 ~ イタリア人旅行者の見た日本 (31/5/2010)
- 日本の魅力、再発見 (6/6/2010)
- 「日本がアジアの覇者に」 ~イタリアのニュース記事から (30/1/2011)
- 「ザッケローニ、日本、おめでとう!」 ~イタリアのニュース記事から2 (1/2/2011)
- 日本特集! 雑誌、『Meridiani』 2月号 (7/2/2011)
- 伊マスコミと地震報道1 (24/3/2011)
- 伊マスコミと地震報道2~日本人のわたしたちからの呼びかけ (25/3/2011)
- 天皇のスピーチ (31/3/2011)
- 伊マスコミと地震報道3~日本人のわたしたちからの呼びかけ2 (31/3/2011)
- 日伊の架け橋、アニメと漫画 (2/6/2011)
- 電車でおしゃべり1 (20/11/2011)
- 奇跡の国、ニッポン (4/3/2012)
- 日本、ワールドカップ一番乗り ~イタリアのオンライン記事から (6/6/2013)
- 日本健闘、惜敗するもイタリアで絶賛 (20/6/2013)
- 日本人観光客は (21/1/2015)
- 21世紀の独裁者 (26/1/2015)
- サムライ特集、Rai歴史番組で今日・明日放映 (8/2/2016)

参照リンク / Riferimento web
- Repubblica.it - Arte e Cultura - Robinson e le lezioni giapponesi, dal sushi a Murakami

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2017-01-28 23:59 | Giappone - Italia | Comments(4)

ハフィントンポスト日本語版ブログに私の「イタリア中部地震から3週間」の記事が転載されました。

 ハフィントンポスト日本語版から、イタリア中部地震後の現地の様子を寄稿してほしいという依頼が8月末にあり、ちょうど公私共に忙しかった上に、デスクトップが不調だったために、ようやく9月15日に書き上げ、同じ原稿をわたしのブログに掲載してもいいとのことだったので、まずは当日わたしのブログで発表し、それから、ハフィントンポストの方に投稿しました。

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 ハフィントンポストの記事へのリンクは、以下のとおりです。

- http://www.huffingtonpost.jp/naoko-ishii/italy-earthquake_b_12041844.html

 この3週間は、家をほどんど、あるいは完全に留守にした日も少なくなかったのですが、東京・大阪のラジオ局から、そしてこのハフィントンポストから依頼があったので、できるだけ正確で偏らない状況が伝えられるようにと、できる範囲で、テレビやオンラインのニュースで、地震情報を追ってきました。

 概況を正確に伝え、かつ情報が詳しいニュースをと、テレビでは、主にSkyTG24、Rainews24、Rai3およびTGR(Rai3のウンブリアの地方ニュース)で情報を収集し、インターネットでは、主なイタリア全国向けのオンライン新聞のほか、マルケやウンブリアなどの地方新聞のサイトも参照してきました。全国ニュースではほとんど取り上げられないウンブリアや、マルケのペスカーラ・デル・トロント、アルクワータ以外の被災地の様子や被害状況を知るためです。

 SkyTG24やRainews24は、名前のとおり、毎日ほぼ24時間ニュースを報道していますが、中でも昼12時や13時からの放映は枠が30分ではなく、1時間なので、可能な日は、アイロンがけをしたり洗濯物を干したり、はたまた昼食を取ったりしながら、ニュースを見ていました。発生直後から1週間ほどの間は、わたしが見た日には、ニュースの冒頭から地震情報が始まり、ニュース枠の大半が、各地の被害や救出状況にあてられていました。2週間目からは、ニュースの最初にしばしば別のニュースが入り、地震報道が10~20分と短くなりました。最近では、地震のニュースは5~10分ほどになり、まったく枠がないときもありますが、それでも1時間枠がある前述の24時間ニュースを扱うチャンネルのニュース報道では、最初の20分以内に、地震への言及があることが多い気がします。

 最近は悪天候がイタリアを襲い、テント村の被災者の苦難が増した上に、ノルチャなどでM4近い余震もあり、再び地震や被災地の様子も、ニュースで取り上げられるようになってきました。記事にも書きましたが、一刻も早く、まずは寒さや悪天候、余震を恐れず、安心して過ごせる住宅に、被災者の方が移れることを祈っています。

 デスクトップが使えない状況なので、上に配したハフィントンポスト記事の写真が小さく見にくくなってしまっています。ご了承くださいませ。

*9月19日(追記)

 今夜急にデスクトップが復活したので、パソコンが使えるうちにと、記事の写真を大きいものと差し替えました。

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Il mio articolo sul Terremoto Centro Italia su Huffingtonpost.jp:
http://www.huffingtonpost.jp/naoko-ishii/italy-earthquake_b_12041844.html
- Grazie mille per le fotografie, Cesare.
- Molti danni e disagi anche in molti paesi dell'Umbria e delle Marche di cui non parlano quasi mai i telegiornali nazionali, da Castelluccio di Norcia a Monteleone di Spoleto, da Amandola a Camerino...
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- イタリア中部地震から3週間、現況とこれから / Tre settimane dal Terremoto Centro Italia (15/9/2016)
↑↑ 転載された元の記事です。記事を書く際に参照したイタリア語のオンライン記事やProtezione Civileによる報告へのリンクも付しています。
- イタリア中部地震、震源と被災状況 / Terremoto Centro Italia (24/8/2016)
- 今晩午前1時半頃日本のラジオ深夜放送でイタリア中部地震についてお話します / Interviste sul Terremoto Centro Italia @ Programmi radiofonici giapponesi (1/9/2016)
- イタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-line 緑満ち心に響くウンブリア 第8回 「イタリア中部地震状況とウンブリアの被害」 (15/9/2015)
↑↑ 記事の掲載は9月15日ですが、わたしが書き上げて原稿を送付したのは9月1日でした。
- 花の海、カステッルッチョ (29/7/2013)
- 奇跡の国ニッポン、ノチェーラ・ウンブラ復旧作業 (4/3/2012)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-09-17 23:59 | Altro | Comments(2)

サムライ特集、Rai歴史番組で今日・明日放映

 「Il Tempo e la Storia」というイタリアの歴史番組が興味深くて、時々見ているのですが、今夜、午後8時48分から、この番組で、日本の武士に焦点を当て、平安末期から現代までの日本の歴史が紹介されます。

Samurai: la casta guerriera #iltempoelastoria con Massimo Bernardini e il prof. Franco Cardini h.20:50 http://ow.ly/XAltz

Pubblicato da Rai Storia su Lunedì 8 febbraio 2016

 実は、今夜のRai Storia(54 ch)での放映は、今日の午後1時10分からRai3で放映された同じ特集の再放送です。わたしがイタリアで教えてきた、イタリア人の大学生や社会人には、日本の文化や歴史に興味がある人が多く、中には武士が好きで、日本に行ったら刺青を入れたいという若者もいました。けれども、これも友人・知人に聞いた話ですが、イタリアの学校で習う世界史では、日本は第二次世界大戦のあたりになってようやく登場していたそうです。そういう事情ですから、イタリアの人の日本の歴史についての知識は、現代のニュースや『七人の侍』、『ラストサムライ』、『座頭市』などの映画や、『子連れ狼』などのテレビ番組などを通して、漠然としたイメージを思い描いただけのものであることが多く、実は先日の友人宅の夕食でも、侍について聞かれて、苦労しながら説明しました。

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da www.facebook.com/raistoria/

 今日のサムライ特集は、昼食時にテレビをつけたら、たまたま放映していたのを、途中から見ました。個人的には、武士道や武士の生き方を、死の覚悟や名誉にばかり重点を置いて説明していることや、「武士道→名誉のための死→神風」という単純な公式で、歴史的事実をとらえていることが気になりました。平安末期から鎌倉時代にかけての武士の台頭から、いきなり江戸時代へと歴史が飛んでいるのも、どうかと感じたのですが、イタリア語で手に入る日本の歴史に関する史料はまだ少ないこともあり、番組で紹介されていた映像や本も、英語で作られたものやイタリア語訳がすでに存在するものだったこともあって、そういう中で、かなり検証を重ねた結果、作られた番組ではあるのでしょう。

 とにかく、日本の歴史というと、流れの中で武士と天皇をどう位置づけていいのかさっぱり分からないというイタリアの人が多い中で、武士について一面を誇張して取り上げているきらいはありますが、さまざまな史料を用いて詳しく語っているので、武士や日本の歴史に興味のあるイタリア人や、そういうお友達・ご家族がいる方にはおすすめです。

 午後8時48分からの放映を見逃した場合にも、遅くなりますが、同じRai Storia(54 ch)で、今夜午後11時51分、明日、午前6時7分、午前9時27分、そして、午後2時12分に、再放送があります。

 Raiが制作し、放映する番組の多くは、イタリアに住んでいれば、放映後しばらくしてRaiのサイトに映像が追加されてから、視聴することが可能です。ルイーザ・スパニョーリのドラマも、イタリアにお住まいであれば、インターネットで見られるのですが、そういうリンクの紹介は後にして、今は取り急ぎ、今夜のサムライ特集のご紹介をしておきます。

*追記(2月9日)
 初回放送から1週間は、イタリア国内であれば、上記のサムライ特集、『I Samurai la Casata Guerriera』を、オンラインで視聴することが可能です。リンクは以下のとおりです。最初に約30秒、Raiが挿入した広告があり、番組はその直後に始まります。
L'avete perso? Potrete vederlo da queto link (↓↓ )fino a domenica 14 febbraio.
- Rai.tv – Rai Replay – Rai3. Il Tempo e la Storia – I Samurai la Casata Guerriera
(Durata 00:45:43, Andato in onda il 8/2/2016)
Dalla pagina web, “Rai Replay. 7 Giorni di Programmi Rai da Rivedere”

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Stasera Speciale sui Samurai su Rai Storia (54ch) alle 20:48
- oppure potere vedere; oggi 23:51, domani 6:07, 9:27, 14:12
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2016-02-08 18:45 | Giappone | Comments(8)

イタリアで痛みをこらえちゃいけません

 病気やけがの場合は、かかりつけ医に診てもらって、検査や病院の専門医診療ができることになっても、そういう検査や診療は、ひどい場合だと数か月先まですでに予約で埋まっているいうことが、少なくないからです。高額の私費を投じて私立の検査や専門医の診療を受けるのであれば話は別ですが、イタリアの国民保健サービス(Servizio Sanitario Nazionale、SSN)を利用しようとすると、まずは検査の日を待ち、その検査の結果をかかりつけ医に見てもらってから、専門医の診療を手配してもらって、その専門医の診療日までまたかなり待たなければならなくなって、本当に必要なときに、診察や治療を受けることができないことになりかねません。

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Lago Trasimeno al tramonto @ Monte del Lago 31/10/2015

 精神的な苦痛の場合も、自分一人で抱え込んで、相手が察してくれるだろうと期待せず、だれかに何かをされて嫌だったり、こうしてほしいと思うことがあったりしたら、それを感情を爆発させずに、相手に伝える必要があります。日本人は、自らの感情や思いを直接言葉や表情などで表現しない傾向があり、文化的に真情の暴露が厭われる場合が多いために、思いを抑えこんだり、極めて婉曲的・間接的に表現したりする傾向が、世界の多くの文化や民族の中でも、極度に高いということが、比較文化学でも人類文化学でも言われています。

 ただ、日本という枠を飛び出して、イタリアという異国にいるのですから、「日本ではこうだから」と、別の慣習や行動パターンを持つイタリアの人々に対して、日本でと同じようにふるまって、「察する心や配慮に欠けて、分かってくれない」と憤るのは見当違いであって、「日本人は、国民性として、自分の希望や思いを率直に表現できない傾向があるのだ」ということを親しい人には告げて、知ってもらった上で、なおかつ、「これはこうしてほしい」、「これは嫌だ」という点は、相手と場にもよりますが、はっきりと相手に伝える必要があります。

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 わたしは日本に暮らしていた頃は、教員という職業柄もあり、また勤めた二つ目、三つ目の高校は教員の平均年齢の若い学校で、若手でも意見を言いやすく、校長や課長・主任が耳を傾けてくれたということもあり、日本人としては、自分が思うことをはっきりと口にする方だったと思います。実際、職員会議でよく発言をしていたために、校長からは、「石井さんは時々小石を投げるからね」と笑いながら言われたことがあります。その頃、ちょうど受験対策として理系クラスの現代文の、ただでさえ少ない授業時数を減らそうという動きがあって、わたしは、「国語はすべての教科の力、思考力、生きる力の土台となる」という考えから反対を唱え、でもそう述べたのでは受験に焦点を絞りすぎた先生たちには伝わるまいと、「小論文で述べる力も、理系科目の授業内容を理解する力も、国語、現代文の力がなければ培われません。」とか、「理系の優れた力があっても犯罪を犯してしまった事件でも、国語を通して、読む力、感じる力、自分自身の頭で善悪を判断する力を培うことをせず、理系科目にばかり力を注いたがために、せっかくの才能や知識を結局は犯罪につぎ込むことになったのではないでしょうか。」と、手を変え品を変え、異を唱えていたものです。

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 言いたいことははっきり言っているつもりであった自分が、実は婉曲的に表現することが多いことに気づいたのは、イタリアに暮らし始めてからです。イランの友人に何かを頼まれて断ったとき、まだ恋人だった頃の夫に映画に誘われて断ったとき、わたし自身ははっきりと断ったつもりだったのですが、夫や友人に言わせると、できない理由をいろいろと並べただけで、NOとは言っていないから、断られたとは思わなかったとのことです。イランのクラス仲間には、「どうしてあなたたち日本人ははっきり言ってくれないの」と、共通の日本の友人との間でもそういうことがあったらしく、非難されました。夫の誘いについては、「行けないって言ったのに、いつまでもしつこいな」とわたしはいらだっていたのですが、夫に言われて考えてみると、確かに、映画に行くのが難しい事情をいろいろと伝えただけで、映画に行けないとも行きたくないとも、言っていなかったのです。それは、日本では、はっきり断るのが失礼で、こんなふうに理由を述べて遠回しに「できません」と伝える慣習があるからです。こういう日本独特の文化的慣習については、後にイタリア語教授法の授業で学んだ上に、外国人向けの日本語の入門書にも説明があって、この点に配慮した作りになっています。『NOと言えない日本人』という著作はわたしが日本を発つ前から有名で、全国模試の現代文の問題文にも、取り上げられたりしていましたが、「NOと言っているつもりだったのに、実はNOと直接は言っていない自分」には、イタリアに暮らし、友人や夫とこういうやりとりを重ねる中で、意識するようになりました。

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 肩の痛みについての検査や専門医の診察も、わたしが、「かかりつけ医がそう言うのならば、言われた体操をしていれば治るだろう」とおとなしく話を聞くのではなく、もっと早くから「とても痛くて夜眠れずによく目が覚めるんです」、「体の動きが制限されてしまっているんです」とはっきり主張していれば、もっと早く受けられて、ここまでは悪化しなかったものと思います。幸い昨日キャンセルがあったようで、今日専門医の診察を受けたのですが、10日間のリハビリ体操を処方してもらったものの、なんと体操の空きがあるのは、来年の1月18日からなのです。

 過ぎたことは仕方ありませんし、世の中には、あるいは人間関係によっては、「言うべきではないこと」や「言ってはいけないこと」もあるのですが、そういうわけですから、特に親しい友だちや恋人、だんなさんとの間では、自分が思っていることは、きちんと言葉にして伝えていく、それがイタリアで、相手にも理解してもらい、こちらもしこりを残さず過ごしていくために、大切だと思います。

 肩も検査・専門医診察が遅れたために、悪化してしまい、花粉症対策で使わぬよう心がけていたステロイドの強い薬を、服用する上に、注入までせざるを得なくなってしまいました。自分自身の反省も兼ねて、皆さんにもどうか、必要なときには必要なことが言える勇気を持っていただけたらと思います。

 写真は、先日ご紹介した「桃色の湖」を見た、その同じ日に夕日が沈む頃の写真です。ふだんは穏やかな湖に、激しい風のために荒波が立ち、その波を見ながら、百人一首の次の歌を思い起こしました。

     風をいたみ岩うつ波のおのれのみ 砕けてものを思ふころかな   源重之

 激しい風に荒波が打ち砕ける様子に、自分の心をたとえて詠んだ歌で、この歌では、「風をいたみ」は「風が激しいので」という意味です。波が立っても美しいトラジメーノ湖を見ながら、「肩を痛み(肩が痛いので)」とパロディが作れないものかとふと考えたので、この記事にその波立つ湖の写真を添えています。

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Onde & Tramonto al Lago Trasimeno @ Monte del Lago 31/10/2015

C'è una poesia antica giapponese in cui un poeta innamorato
paragona il proprio cuore spezzato ai frantumi delle onde
sulla roccia dovuti al vento violento.
L'ho ricordata mentre ammiravo le onde del Trasimeno
che ha un altro fascino con forza e impeto.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 片づけと健康1、モンテカサーレの庵 / Eremo di Montecasale, Sansepolcro
- 片づけと健康2、整頓か痛みか猫か / Cinquecento & Frigorifero
- 肩ががたがた / Le gemme preziose nere
Lago Trasimeno
- 桃色の湖 / Rosa il Lago
- トラジメーノ湖に行こう、JITRA連載第2回/ Andiamo al Lago Trasimeno
- 春のポルヴェーセ島 / Passeggiata nell’Isola polvese

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-11-05 23:37 | Umbria | Comments(9)

日焼け、日本・イタリア

 イタリアでは従来、日に当たることは健康によいと考えられてきたため、日焼けした肌の色を健康的とみなす人が大勢います。日光を浴びることで、ビタミンDが生成されて、骨が強化されるのですから、そういう意味では、確かに日に当たることは大切です。ただ、日本では従来考えられ、イタリアでも最近マスメディアが伝え始めたように、日光はお肌の大敵でもあります。

 というわけで、わたしが夏に旅行先で帽子をかぶっていると、村のおばあさんたちから、「まあ、今日に当たらないで、いつ当たるの」と、驚かれるというか、忠告をしてもらうことがあります。

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Il Sole & il Lago Trasimeno, Sant’Arcangelo 20/8/2015

 そういう日伊の違いのために、困るのが、ファンデーション(fondotinta)フェイスパウダー(cipria)を購入するときです。わたしは、この数年、いつも薬草専門店(erboristeria)で買っているのですが、店の人にこちらの要望をしっかり伝えておかないと、わたしの肌よりもかなり濃い色や、日焼けしたってここまで褐色にはなるまいと思うような色を、本人たちは善意のつもりで勧めてくれることが多いからです。そうして、試しにつけてみるのはたいてい手なのですが、よく山歩きをしたり車で遠出をしたりするわたしの手は、顔よりもずっと日焼けしているため、要領をつかむまでは、後から家で顔につけてみて、あまりにも色が違いすぎるために、これは使えないというファンデーションやフェイスパウダーを買ってしまったことが、幾度かありました。

 イタリアでは、日焼けしていない肌を、青白い、顔色が悪いととらえる傾向があります。ですから、イタリアの店員さんは、よく焼けた色の方が健康的に見えるからと、こんなふうに、茶色っぽい色のフェイスパウダーを勧めてくれるのです。特に夏は、これから先、どんどん日に焼けて肌の色が変わるだろうと見込んで、商品を選んでくれるのです。けれども、特に山歩きの場合は汗をかくので無駄な抵抗と知りつつ、日焼け止めクリームを塗り、お日さまの下では帽子をかぶるわたしは、日焼けはもちろんしますが、店員さんたちが勧めてくれる化粧品の色になるほどまでは、日焼けしません。

 最近では、行きつけの店ができて、店員さんも、「あなたの好みがそうなら、仕方ないわね」と、わたしの好みにそったフェイスパウダーを勧めてくれるようになりました。おかげで、フェイスパウダーを買ったあとで、これは使えないとがっかりすることは、最近ではなくなりました。

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I Raggi del Sole
Noi giapponesi
li evitiamo con il cappello e la protezione solare,
perché i raggi ultravioletti invecchiano la pelle e tradizionalmente
in Giappone la bellezza femminile è associata alla pelle bianca.
Voi in Italia tendete ad amate il sole,
la bella abbronzatura piace a molti di voi,
è segno di una buona salute e sì il sole rafforza le ossa.
Dunque, in estate devo stare molto attenta nell'acquisto dei cosmetici. In Italia le commesse con una buona intenzione tendono a consigliarmi e portarmi i fondotinta e le ciprie di colore troppo scuro per i miei gusti e per la mia pelle.
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LINK
- 日焼け、日本語・イタリア語 / Colore della pelle abbronzata - Giapponese vs. Italiano
- 骨粗しょう症コラム - 第77回 骨を強くする三原則② (2013/9/20)
↑↑ ページの下方に「紫外線に当たることでビタミンDをつくることができる」ことを説明し、日光を浴びることを勧めています。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-08-23 22:25 | Giappone - Italia | Comments(6)

連載魅力のウンブリア

 イタリア旅行情報サイト、JAPAN-ITALY Travel On-lineのメルマガ、「イタリアへ行こう」で、ウンブリアの美しい名所を紹介する連載を始めました。連載は隔月、5回の予定で、第1回、2月15日の記事はこちらです。
⇒ 緑満ち心に響くウンブリア 第1回「ペルージャとっておき散歩コース」

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http://www.japanitalytravel.com/in_umbria/perugia.html

 ふだんからブログをご覧の皆さんには、おなじみの写真や場所も多いことと思います。同じペルージャの中心街やトラジメーノ湖、テッツィオ山を訪ねても、季節や天候、祭りの最中か否かなどで、町や場所の表情はがらりと変わり、また違った魅力があります。、ブログでは、同じ場所を何度もご紹介できるので、その日そのときに特にお伝えしたいことを記事にしていくのですが、ウンブリアに全体についての連載が5回では、ペルージャの中心街について語れるのは今回だけということで、では、わたしが最も皆さんに知ってほしいこと、訪ねてみてほしい場所はどこだろうと、内容をしぼりこむのに苦労しました。

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Centro storico di Perugia 5/4/2014

 第一回はすぐにペルージャと決めたのですが、字数も限られているため、どんなガイドにもあるような美術館や有名な芸術作品の説明ではなく、わたしが見て心が躍る、いつ訪ねても感慨深い、そういう美しい町並みの一角や風景、歴史を語る建造物を、取り上げることにしました。題名の「心に響く」には、そういう旅を皆さんにもぜひという思いも込められています。

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Monte Tezio, in fondo Lago Trasimeno 9/2/2013

 「緑満ち心に響くウンブリア」という連載名はまた、ウンブリア州の別称で、わたしのブログのアドレスにもなっているCuore Verdeを意識したものでもあります。cuoreは、「心、心臓、ハート、中心」、verdeは「緑、緑の」を意味するイタリア語で、ウンブリアがこう呼ばれるのは、緑が豊かで、イタリアの中心にあり、心臓の形をしているからだと言われています。

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Segnaletiche per pellegrini, Citerna 2/11/2013

 わたしはさらに、ウンブリアがイタリアの心、心のふるさとでもあるからではないかと考えています。というのは、イタリアの守護聖人である聖フランチェスコはアッシジ、ヨーロッパの守護聖人である聖ベネデットはノルチャに生まれ、共にウンブリア出身であり、また、自然が豊かで祈りや瞑想に心が自然に向かうこのウンブリアだからこそ、西方教会における修道制度の創設者と呼ばれる聖ベネデットや、自然や動物人々を愛し、清貧という原点に返ろうとした聖フランチェスコを輩出したのではないかと、思うからです。

 聖フランチェスコの足跡をたどって、ラヴェルナからアッシジを通り、ローマを目指す巡礼路は、ウンブリアを北から南へと縦断しています。聖ベネデットゆかりの地をめぐって、モンテカッシーノを目指す巡礼路も、ウンブリアの南にある聖人の生地、ノルチャを起点としていて、二人の聖人を慕って巡礼の旅に出る人は、年々増えていっています。連載では、こうした巡礼路についても、紹介したいと考えています。

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Lago Trasimeno, Monte del Lago, Magione 8/12/2014

 もちろん大好きなトラジメーノ湖や、電車やバスなどの公共の交通機関で訪ねることができる、ウンブリアの風情ある町の数々も取り上げるつもりでいます。

 せっかく機会をいただいたので、より多くの方にウンブリアの魅力を感じていただけるような記事を書いていけたらと考えています。

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Sul sito Japan-Italy Travel On-line
e nella loro newsletter per i giapponesi
interessati ai viaggi in Italia, usciranno
i miei cinque articoli bimensili sull'Umbria.
Il primo articolo presenta diversi bei luoghi di Perugia.
- Link per l'articolo - http://www.japanitalytravel.com/in_umbria/perugia.html
Senz'altro ci saranno il Lago Trasimeno​, il Monte Tezio e
belle citttadine dell'Umbria negli articoli futuri.
Spero di riuscire a trasmettere il fascino dell'Umbria ai miei connazionali.
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関連記事へのリンク
ペルージャを歩く / Visitare Perugia
- ペルージャすてき散歩1 / Passeggiata nel Centro di Perugia 1
- ペルージャすてき散歩2 / Passeggiata nel Centro di Perugia 2
- ペルージャ観光、地図とアクセス / Visitare Perugia e Umbria, Info sui trasporti pubblici
- ミニメトロでペルージャ満喫 / Muoversi a Perugia con il Minimetrò
- ペルージャ・ローマ間はバスが便利 / Autobus Fiumicino-Roma Tiburtina-Perugia-Assisi
- 町にも春が、ペルージャ中世の菜園 / Orto Medievale di San Pietro
JITRAメルマガ「イタリアへ行こう」掲載のわたしの連載記事について
- トラジメーノ湖に行こう、JITRA連載第2回 / Lago Trasimeno
- アッシジと聖フランチェスコ、JITRA連載第3回 / Assisi, San Francesco & Cammino
- うまし美しワインの里モンテファルコ、JITRA連載第4回 / Bella Montefalco
- 名産オリーブオイルと新オイル祭り、JITRA連載第5回 / Ottimi! Oli d’Oliva dell’Umbria
- 神父探偵と古代ウンブリア人の町グッビオ、JITRA連載第6回 / Gubbio, Città degli Antichi Umbri e di Don Matteo”
JITRAメルマガ掲載のわたしの記事 / I miei articoli su Japan-Itally Travel On-line
- 第1回 ペルージャとっておき散歩コース / 1. Bella Perugia
- 第2回 トラジメーノ湖に行こう / 2. Andiamo al Lago Trasimeno
- 第3回「アッシジと聖フランチェスコ」 / 3. Assisi e San Francesco
- 第4回「うまし美しワインの里、モンテファルコ」 / 4. Bella Montefalco, ottimi i suoi vini
- 第5回「名産オリーブオイルと新オイル祭り / 5. Ottimi! Oli d’Oliva dell’Umbria」
- 第6回「グッビオ 古代ウンブリア人と神父探偵の町」 / 6. Gubbio, Città degli Antichi Umbri e di Don Matteo

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by milletti_naoko | 2015-03-12 16:51 | Umbria | Comments(4)

21世紀の独裁者

 傲慢かつ高圧的な勢いで話し続けたあとで、ふと表情が改まり、穏やかな声でわたしたちに語りかける。そして、問いかける。

「わたしは独裁者ではありたくない。」
「あなたも時に、あなたの家族や友達に対して、独裁者ではありませんか。」

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Dal filmato di Yasumasa Morimura, “A Requiem: Laugh at the Dictator”

「わたしも独裁者、あなた方も独裁者です。
21世紀の独裁者は、悪人の面構えはしていません。
21世紀の独裁者は、幽霊のようなもので、だれも目で見ることができません。
わたしは独裁者ではありたくない。」

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Foligno, 24/1/2015

 日曜、フォリンニョの現代芸術センターに、日本の写真家、森山大道氏の展覧会を見に行くと、その階下でも、上に掲げた森村泰昌氏の作品のほか、日本・アジアの現代芸術家の短編映画が上映されていました。印象に残った作品がいろいろあったのですが、最近の世相も考え、今日はこの映像をご紹介します。Visioni del mondoという副題にふさわしく、世界(mondo)を独創的な切り口でとらえ、表現していました。

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 さまざまな短編映画が広い会場のあちこちで上映されているのを、移動しながら見たので、初めから見たわけではありません。最初、こうやって軍帽をかぶり、居丈高にどなっていたときは、日本人のわたしでも、しばらく耳を慣らせて集中しないと、何語で言っているのだか分からず、分かってみると、「おまえの母ちゃんデベソ」など、日本で耳にすることのある言葉を取り入れ、いろいろまくし立てているけれども、一貫する主旨があるわけでもないようです。それで、それだけしばらく聞いて、向こうに行ってしまった人も、残念ながら何人かいました。

 わたしも、これはいかがなものかと思いながら見ていたのですが、途中で軍帽を脱ぎ、そのとたんに、冒頭の写真のように表情も話し方も変わり、淡々と説く言葉が胸を打ちました。その独白は英語だったのですが、日本語のセリフはもちろん、英語のセリフもあまり理解できずに鑑賞していたであろう夫も、壁に貼られた説明を見て、感銘を受けたそうです。

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「独裁者になりうるのは、一国家や、一個人だけではありません。
流行や科学技術、多国籍企業、そして、自らがよりよく生き、世を渡っていくために、
たとえ間接的にであっても、他人を利用するすべてのもの、すべての人が、
独裁者になってしまう可能性があるのです。」
「わたしも独裁者、あなた方も独裁者です。
21世紀の独裁者は、悪人の面構えはしていません。
21世紀の独裁者は、幽霊のようなもので、だれも目で見ることができません。
わたしは独裁者ではありたくない。」
(以上二つは、上のイタリア語の説明に引用されたセリフを、わたしが訳したものです。)

 自らの利益さえ上がればよいと、環境の破壊や地域住民の命の安全を無視する企業、私利私欲のために、民の痛みが分からず、民の声を聴かず、突っ走る政治家たち。日本でも、イタリアでも、そうして世界でも、目に見えにくい独裁者を見きわめ、そうして一人ひとりの人々が自らの心に問いかけ、だれかや何かにとってだけ都合のいい世の中ではなく、皆が暮らしやすい世界を築き上げていきたいものです。

今回フォリンニョで上映されていたのは、次の映像で、森村氏ご自身が紹介されている作品の一部だと思います。いつか機会があれば、ぜひ全作品を視聴してみたいです。



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Dittatore del XXI secolo - dal video di Yasumasa Morimura,
"A Requiem: Laugh at the Dictator" (2007):

- "Anche voi, non siete dittatori a volte nei confronti della vostra famiglia e degli amici?"
- "Uno stato, non solo un individuo può diventare dittatore" e "possono trasformarsi in dittature le mode, le tecnologie, le multinazionali e tutti coloro che per vivere meglio sfruttano, anche indirettamente, altre persone."
- "Sono un dittatore anch'io. Siete dittatori anche voil.
Il dittatore del XXI secolo è un fantasma che nessuno riesce a vedere.
Non voglio essere un dittatore."
@Mostra presso il Centro italiano arte contemporanea 24/1/2015
*** Cerchiamo di riconoscere i dittatori e costruire un mondo migliore dove tutti vivono in pace senza sfruttare nessuno.
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LINK
- 「森村泰昌」芸術研究所 – なにものかへのレクイエム・独裁者はどこにいある
- Centro italiano arte contemporanea – Daido Moriyama. Visioni del Mondo
- 誘惑が多い睦月のウンブリア

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-01-26 12:37 | Film, Libri & Musica | Comments(4)

日本人観光客は

 先週の朝、学校で教職員会議があったので、バスに乗りました。始発のバス停で、「5分後に出発しますからね。」と、バスを降りて煙草をふかし始めた運転手さんと話をしていたら、運転手さんが日本をとてもほめてくれたので、うれしかったです。

 かつてヨーロッパで長距離運転をして、さまざまな国からの旅行者を乗せて走ったことがあるという運転手さんは、日本人観光客の礼儀やマナーのよさに、いつも感心していたそうです。バスに乗り降りするときには必ずあいさつをする、降りたあとにゴミを残さない、予定時刻にはきちんと集合していた、など、日本人観光客たちを見て、感じたことをいろいろと話してくれました。ちなみに、降車後のバスの中がゴミだらけだったのは、アメリカやインドの旅行者が利用したあとだったそうです。朝6時過ぎに、日本人旅行者たちが、集団で柔軟体操らしきものをしているのも、よく見かけたそうで、わたしは、海外でも早朝にラジオ体操をするのかしらと、不思議に思いました。

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Bus Terminal, Autostazione Piazza Partigiani, Perugia 16/1/2015

 目的地に着いて、バスを降りたあと、撮ったのがこちらの写真ですが、残念ながら親日家の運転手さんの顔はよく見えません。

 「日本にもいろんな人がいるし、イタリアにも、そしてイタリア人にも、いいところはたくさんありますよ、今日はお話ができてうれしかったです。」とあいさつをして、バスを降りたのでありました。

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Il gentile autista che guidava questo pullman mi ha racconto diversi ricordi dei turisti giapponesi. Lui ha una buona impressione sul nostro popolo. Cari connazionali, continueremo così. Cercherò di stare attenta anch'io. Comunque, ho detto quello che penso: "Anche voi siete molto gentili. Secondo me l'ideale sarebbe la via di mezzo tra il Giappone e l'Italia" - una società in cui i cittadini pensano anche agli altri e al bene di tutti ma senza sacrificando la vita di sé e della propria famiglia.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2015-01-21 20:46 | Giappone - Italia | Comments(6)

違和感

 7月にアマゾン日本で注文した6冊のうち5冊は、日々の過ごし方や人との関わりなど、注目する点は少しずつ違っても、どれも生き方について語る本です。インターネットで、わたしがすてきだな、学ぶところが多いなと感じた方たちが、「ぜひに」と勧める本や、そうした本について、アマゾンの書評を見ている途中に、これもよさそうたと感じて選んだ本です。

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Lago Trasimeno al tramonto 11/9/2014

 生き方と言えば、日本で教壇に立っていたときにも、文学作品を初め、さまざまな宗教家や教育者、詩人などの作品を読んで、感動したのですが、今回購入した5冊の著者は、弁護士、経営者、学者、音楽家など、専門も分野も仕事の内容も、互いにかなり異なっています。どうして急に、生き方に関する本が何冊も読みたくなったかはさておいて、夏に入って、短期・長期の旅行に出かける際に、フランス語の分厚い小説を持っていくのもいかがなものかと、小説はさておいて、こうして届いた日本語の本を読み始め、今、その3冊目のちょうど半分あたりまで読み終えたところです。

 今、読んでいる本の内容は、まったく思いもかけなかったもので、びっくりしたのですが、こんなことがありうるのかという驚きを感じつつも、不思議と腑に落ちて、言葉や内容が心に響き、しみ込んできています。それが、初めに読んだ2冊の本は、日本ではベストセラーで、多大な人気を博しているということなのですが、なるほど、これは学びたいというところも多々あったものの、違和感を覚えるところも、いくつかありました。

 24時間仕事のことを考え、頭の片隅に置き、仕事に没頭しなさい。そうすれば、逆に余暇や家族との関係に割く時間も増え、有意義な人生が送れるようになる。

 そういう暗黙の、あるいは明白な著者の意図が、この2冊には見えたのです。仕事はもちろん大切だし、一生懸命に取り組む必要もあり、日頃から、よりよい仕事ができるように余暇も勉強に割く必要がある、ということには、わたしも同感です。実際、日本語教師や通訳といったわたしの仕事は、生徒やお客さんが目の前にいないときに、つまり、授業や通訳の仕事の前に、入念な準備をし、前後に緊密に連絡を取り合う必要があるのであって、そういう準備・連絡・見直しを誠実に、十分に行うことの大切さをつくづく感じて、実行しています。新しい外国語を学んだり、そのために学校に通ったりするのも、自分が好きだからであると同時に、自らを生徒と同じ立場に置いてみて、その難しさや、よりよい授業の在り方を模索する手立てでもあります。

 けれども、わたしは、家族や友人と過ごすときには、一緒にいてくれる人を大切にし、野山を歩くときには、自然を全身で感じ、自分の体力の限界に挑戦するというふうに、目の前にいる一人ひとりの人や、一つひとつのもの、そしてことに、真剣に向かい合うことこそ、大切なのではないかという気がします。24時間仕事のことを考えるのではなく、「いまここ」にいる人やあるもの、ことを大切にすることこそ、豊かに生きることにつながり、そうして、調和の取れた人間を目指すことができて、それがいい仕事をすることにつながるのではないか、と。

 こんなふうに考えて、2冊の著者の言葉に、違和感を覚えるのは、ひょっとしたら、わたしが日本ではなく、イタリアに暮らしているからかもしれません。イタリアでは確かに、業者に連絡してもすぐには電話がつながらず、業者に仕事を頼んでも、期日までに仕上がらない、バスや電車が遅れるなどという問題には、しばしば出会います。けれども、働く人が、平日遅くや土日に、無理して奉仕をする必要に迫られることが少ないそのおかげで、勤務時間がゆったりとしていて、家族と多くの時間を過ごすことができます。本当は、適度にサービスが行き届いて、働く人も適度に休養が取れれば一番いいので、わたしは、日本とイタリアを足して2で割ったくらいが、人々が真の意味で暮らしやすい社会なのではないかという気がしています。

 そうして、個人的には、社会がうまく機能しても、平日は早朝から夜遅くまで、そうして、週末さえ、夫が、あるいは自分自身が働かなければいけない日本ではなく、遅延や怠慢に困り、憤ることがあっても、定時を過ぎれば夫が家に戻れるイタリアに暮らせることを、うれしく思っています。

 読書というのは、賛同をしたり、学んだりするためだけのものではなく、自分とは違う考えを読んで、違和感を感じながら、「ああ、実は自分はこんなふうに感じていたのか」と、自分でも気づかなかった自分の思いを明らかにする、そういう発見をさせてくれるものでもあると考えています。ですから、この最初の2冊には、共感できた気づきや教えを与えてくれたことと同時に、自分が実はこんなふうに考えていたということを明らかにしてくれたという意味で、感謝しています。

 もちろん、この文章を読んで、違和感を覚える方もいらっしゃることでしょう。そんなふうに、人によって、生き方も考え方も感じ方もさまざまで、だから世界は、人間社会はおもしろいのだと、わたしは思います。もちろん、これは人間として、社会として、絶対に許せない、認められないということについては、断固として反対していかなければならないのでありますが。

 仕事と言えば、最近は、遠出を決めるたび、するたびに、なぜか仕事の依頼と重なってしまうので、今年はすでに4件、お断りをしなければいけない仕事がありました。せっかくお声をかけていただいたのに申しわけなくて、早めに依頼をいただけていたらと思う一方、逆に、数日前に頼まれて、都合が合って引き受ける仕事もあるわけですから、やはりご縁というものがあるのかなという気がしています。

Lago Trasimeno al tramonto 11/9/2014

- Colore arancione dove le folaghe lasciano le scie

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2014-09-11 23:56 | Viaggi in Umbria | Comments(10)

日本健闘、惜敗するもイタリアで絶賛

 イタリア時間では、昨晩の真夜中から、ブラジルで、日本対イタリアのサッカーコンフェデ杯の試合が行われました。Rai1およびRaiHDでは、この試合関連の放映が、午後11時20分に始まり、わたしは、番組開始から、テレビの前に座り込み、イタリアの解説者やサッカー関係者が、日本代表をどう評しているのか、イタリア代表は、どんな気持ちで試合に臨もうとしているかを知ろうと、耳を澄ませました。

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Immagine presa dal sito di Ansa.it

 すでにイタリアのオンラインニュースで、FIFAランキングではイタリアが8位であるのに対し、日本は32位であると知っていましたが、一足先にワールドカップへの切符を手にし、自国出身の監督が率いる日本代表を、イタリア側がどう評価しているのが気になっていました。さらに、夫もわたしもワールドカップでもなければサッカーの勝敗を気にすることはまれで、日頃サッカーの試合を見ることが少ないので、試合が始まる前に、見どころを聞いておきたいと思ったからです。

 記憶をたどりながら書いていますので、不確かな点もあると思いますが、うれしかったのは、試合前のインタビューや解説で、監督から解説者までが皆、ザッケローニ監督の、チームを育てる技量と人柄を称え、日本代表の技術力の高さ、速さとチームワークなどを賞賛し、この監督と日本代表の組み合わせは、イタリア側にとって、非常に手ごわい敵となるだろうと言っていました。イタリア代表はブラジルの暑さと湿度の高さに順応できず、体力的に厳しい状況に置かれているという言葉もありました。また、イタリアは引き分けで終わっても、とにかく土俵に残れるのだということ、イタリアもいいチームができあがっているので、FIFAランキングから見ても、いい試合にすることはできるだろうとも言っていました。

 最近、改築中の家の前で、排水溝を設置する作業が始まったため、炎天の酷暑が続くペルージャではありますが、夫はほぼ毎日、仕事を早めに切り上げて、午後2時過ぎに帰宅しては、昼食後に、照りつける太陽の下行われる作業を見に行っています。それで、すっかり疲れている夫は、試合が始まる真夜中前には睡魔に襲われ、就寝したのですが、ここで寝てくれてよかったと、本人のためにも思います。

 試合開始後、30分ほどの間の試合は、サッカーに詳しくないわたしが見ても、日本が優勢で、イタリアが押されているのがよく分かる状況だったからです。さらに、まずはイタリア側が口をそろえて誤審と言うファウルの判定がきっかけで、日本側が最初の1点を、続いて、みごとな連携プレーで日本側が2点目を手にしたからです。テレビでも試合の会場でも、イタリアの解説陣は、全員が、「いくら引き分けでいいからと言っても、この戦いぶりはひどい。」と嘆いていて、こんな試合ぶりを夫が見ていたら、ストレスがたまり、翌朝仕事があると言うのに、途中で席を立つこともできなかったでしょう。日本代表の守りの強さとチームワーク、技術力については、試合前から言われていましたが、この30分ほどの間は、日本チームを、さらに、disciplinati、 organizzazioni、sacrificarsiという言葉で称えていました。「(規律や言われたことに)従順に、素直に従うことができ」、「統制が取れ、全体を見すえて、行動に移すことができること」、「(チーム、社会などのために)献身的な行動をすること」日本人や日本社会が、イタリアに比べて、こうした特質に優れている場合が多いのは、サッカーに限らず、社会生活のさまざまな側面で、あるいは一個人の行動にも、認められることが多いと思います。

 前半41分目、ようやくイタリア代表側が反撃に転じ始め、解説者は皆、ほっとしながらも、「どうしてここまで追い込まれる前に、最初から、こういうプレイが見せられなかったのか。」と嘆きます。

 後半では、最初、イタリア側がめざましい動きを見せ始めたのに対し、日本代表の統率に乱れが見え、「やはり完璧なプレイや陣形を長い間保ち続けるのは、さすがにこのチームでも難しい。」という声が聞こえます。途中で、今度は日本に不利な誤審が、イタリアに得点をもたらします。やがて日本側も態勢を持ち直し、最後の最後までどう決まるか分からない、いい試合が最後まで続くのですが、チームの連携と統率の美しい日本チームと、バロテッリを中心に得点を入れようと核はあるものの、それぞれにすばらしいものを持つであろう選手たちの、しかし全体の統制がうまく取れていないイタリア代表という印象を、サッカーをよく知らないので、見当はずれかもしれませんが、わたしは持ちました。

 残念ながら、3対4という結果で、試合には負けてしまいましたが、日本代表は、自分たちの長所を十分に発揮して、すばらしい試合ができていたと思います。試合後のインタビューや解説では、プランデッリ監督が、「前半でうまく戦えなかったのは、ブラジルの暑さと湿度の高さに選手が苦しんでいたためだろう。」とし、特に対戦相手の日本代表には言及していなかった(試合直後のRai1で見られたインタビューは、全インタビューのうち、ごく一部かもしれませんが)だけで、あとは、イタリア代表の選手も解説さも、日本代表の戦いぶりとチームの技術力を絶賛していました。前半での苦戦ぶりについてインタビューを受けた選手二人のうち、一人は、「暑さと湿度の高さで、最初は息をするのも苦しかった」ことにも言及しましたが、どちらも、「日本代表の技術力が高く、守りが堅くて、なかなかボールを自分たちのものにすることができなかった。」と、日本の選手たちが非常に優秀である(bravi)と繰り返していました。選手の一人、また、解説者の一人も、何とか勝つことができたのは、「土壇場に追い込まれて、絶体絶命に思えるようなときでも、最後まであきらめず、希望を持って戦い続けることができた」からであり、さらに「運がよかった」(fortunati)という言葉を使っています。ザッケローニ監督に対するインタビューも、続いて放映されました。「日本代表は、それぞれが本当にいいプレイをして、完璧と言えるような試合ができたのに、負けてしまったのは、やはり、イタリア代表の方が、技術力がはるかに勝っているからでしょう。せっかくすばらしい勝負をして、負けには値しなかったのに、敗北を喫した日本代表の選手たちのことを思うと、ただただ残念です。」この言葉を聞いて、ブラジルの会場のイタリアの解説者は、「イタリアの方が技術力が勝っていたなどということは決してないので、ザッケローニ監督は、謙虚な人ですね。すばらしい人柄だと分かりますよ。」と言っていました。

 勝ちは勝ち、負けは負け。とは言え、日本は負けても、それはすばらしい試合、イタリアを感嘆させ、学ばなければいけないところが多いと思うような試合ができていたと思います。わたしも感動して、夜遅くはありましたが、この試合をイタリア側がどう評するかすべて聞いておきたいと、朝2時半に、話題がブラジル・メキシコ戦の結果に移る直前まで、ずっと番組を見ていました。また、イタリアの選手にしても、ザッケローニ監督にしても、勝っても、また惜しくも勝利を逃しても、相手チームの長所を認め、称えることができる態度というのはすばらしいし、こういう謙虚さが、相手に倣ってさらに成長を重ねなければという気持ちが、よりすばらしい選手としての活躍や監督としての指導につながっていくのではないかと思いました。日本代表の皆さんも、ザッケローニ監督も、手に汗を握り、感動のできるすばらしい試合を、本当にどうもありがとうございました。今後のさらなる活躍が楽しみです。

 そのうち、この試合に関するイタリアでの報道を精選し、イタリア語学習の教材として、メルマガでご紹介するつもりでいますが、今回は、主として日本のオンラインニュースの関連記事へのリンクを挙げておきます。

関連記事へのリンク
- Fifa.com – FIFA/Coca-Cola World Ranking
- ja.wikipedia – FIFAランキング
- FNN -サッカーコンフェデ杯 日本、イタリアと大接戦の末惜敗
- nikkansports.com -日本3-4イタリア/コンフェデ杯詳細

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2013-06-20 17:17 | Giappone - Italia | Comments(2)