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日本の魅力、再発見

 記事、映画、「『JAPAN MANGA』 ~ イタリア人旅行者の見た日本」でもご紹介していた映画の上映が、昨日無事、ペルージャ外国人大学で、大好評のうちに終了しました。
映画の主人公の4人組。上の写真は、http://www.australiati.itから借用。

 映画の制作者かつ主人公のgli Australiati、リッカルドとキアーラとは、上映30分前に、会場となっているガッレンガ校舎(Palazzo Gallenga)で待ち合わせ。1階、大扉を入ってすぐの広間で、映画上映のポスターの前で、二人がポーズを取っています。
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 そうこうしているうちに、上映を快諾してくださった比較文化学科の長である、カッチャッリャ教授が到着。先週わたしがお会いしていた、スポレートで日伊交流協会を立ち上げたばかりの粉川さんもいらっしゃいました。「日本文化を紹介するとてもいい映画を来週上映します。」と、お話していたため、スポレートでの上映の検討も兼ねて、遠くから来てくださいました。
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左から、カッチャッリャ先生、私、リッカルド、キアーラ、粉川さん。撮影は、夫のルイージ。

 「わざわざ、スポレートから!」ようこそ、と驚くカッチャッリャ先生に、
 「わたしたちの友人が、リミニからも来るんですよ。」と、わたしが言うと、
 「背丈は小さいのに、行動力は人一倍ですね。」と、カッチャッリャ先生。
  微笑みながら聞いていたリッカルドが、
 「それは、ぼくも自分の妻を見ていて、よく知っています。」と、一言。
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 会場である中4階の13番教室まで上がってしばらくすると、リミニ(正確には、イジェーア・マリーナというリミニ近くにある海辺の町です)から、車を2時間近く飛ばして、フランコとマヌエーラも駆けつけてくれました。二人は、わたしたちの大親友かつ散歩・巡礼仲間です。上の写真は、左から、マヌエーラ、フランコ、そして、夫のルイージです。

 ここで問題発生。「準備万端」のはずが、まだ上映準備が整っておらず、技術担当者がどこにも見当たらないのです。
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 教室で担当者を待っているうちに、次々に、映画を見ようという方たちが集まって来ました。中には、イタリア語の先生や義母の旧友の姿も見えます。日本語の授業で日頃からお世話になっている東城先生と井内先生も、学生さんを連れて、参加してくださいました。

 リッカルドやキアーラにおわびを言うと、「いやあ、ぼくたち今イタリアにいるんだからね。物事がうまく運ばないのには慣れているから、大丈夫。」と、逆になぐさてくれました。
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 開始予定時刻から30分ほど過ぎた頃でしょうか。ようやく担当者が来て、上映準備が整いました。まずは、カッチャッリャ先生が、あいさつの後、映画制作者の二人を紹介します。

 「皆さん、お待たせして申しわけありません。まあ、イタリアでは、『始まりがうまく行かないものは、うまく終わる』と言いますから、幸先もいいので、そうあることを祈りましょう。」
というカッチャッリャ先生の言葉に、皆で思わず笑ってしまいました。
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 紹介を受けて、映画の制作者が、日本に旅行した際の感嘆や日本文化への情熱について語り、「わたしたちの感動を皆さんと共有できれば幸いです。」とあいさつを締めくくります。

 いよいよ上映開始。
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写真は、http://www.australiati.itから

 映画では、4人のイタリア人旅行者が、初めて日本を訪れた驚きや感動を、奈良・京都の神社仏閣や東京、秋葉原の電気街など、昔からの日本文化と新しい日本の風俗を織り交ぜて、巧みに旅の様子を伝えています。
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 この写真では、映画が銀閣寺訪問と自然の美しさを語っているところです。楽しく笑いを誘う場面もたくさんあって、たとえば、イタリア人4人組が、日本のハイテクな便器に驚いて、ボタンをすべて押してみたりする場面があります。
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写真は、http://www.australiati.itから

 かと思うと、広島への原爆投影やその被害を映し出す場面があり、また、わたしたち日本人が当たり前に思っている行動や事柄を、新鮮な驚きと共に、美しい映像を通して語っています。
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写真は、http://www.australiati.itから

 上映のあと、映画を見に来た人と制作者側との質疑応答、両者へのお礼とあいさつをもって、会が無事終了しました。今回来てくださった方は、学生さんも大学で働く先生方や外部の方も、皆楽しんで見てくださったようで、「とてもよかった」と、制作者のリッカルドたちに、賛辞を贈っていました。

 リッカルドとキアーラの日本旅行や映画制作に協力したご友人も途中からいらっしゃり、わたしも、来てくださった方どうしを互いにご紹介したり、紹介されたり。スポレートでの上映もほぼ決定したようです。
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 いつまでも、おしゃべりがはずみます。実は、リッカルド・キアーラ夫妻と、今回遠くからはるばる来てくれたフランコとマヌエーラには共通点があって、皆インドを始め、世界のさまざまな国を旅行しています。初めて会ったとは思えない。キアーラに、「今年8月から、フランコはイタリアの自宅からスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで、3か月歩いて巡礼をする予定なのよ。」と言ったので、話がそれで盛り上がっている様子です。
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 リッカルドとキアーラ、粉川さん、東城先生と梨絵さんにごあいさつをしたあと、はるばる遠方から来てくれたマヌエーラとフランコに、少しだけガッレンガ校舎の見所を案内しました。こちらは、5番教室(aula V)。書き残している板書を利用して、授業風景を演出しています。ルイージとフランコは学生役。
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 上の写真は、5番教室からの眺めです。日が傾いて、影が長くなったので見づらいのですが、写真のほぼ中央に、スバージオ山(Monte Subasio)が見えます。ちょうど教会の鐘楼が隠している辺り、スバージオ山の中腹に、サン・フランチェスコ(San Francesco)の出身地としても名高いアッシジ(Assisi)の町があります。伝えられているところによると、サン・フランチェスコは、「テッツィオ山(Monte Tezio)とスバージオ山は双子だ」と言っていたそうです。

スバージオ山の手前、左の方には、ペルージャの城壁の連なりが見えます。
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 こちらが、Sala Goldoniana。今回の上映会場には、本来ここが予定されていたのですが、他の行事と重なってしまったために、変更を余儀なくされてしまいました。こういう美しい装飾の施された広間や教室、廊下が、ガッレンガ校舎にはたくさんあります。
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 夕食は、ペルージャ中心街にあるピザ屋、La Cambusaで、わたしたちと合流したルイージの弟、パオロと5人で、ピザを食べました。本格的なナポリ風ピザが自慢の店の主人、パオロが、「リミニでは、こんなピザは食べられないでしょう。」と言うと、フランコは、「努力はしているようだけれど、なかなか及ばない。」と答えていました。フランコもマヌエーラも、ピザがおいしいと大喜び。皆で楽しく談笑するうちに、夜が更けていきました。

*追記(2012年12月14日)
 お店の場所が変わりました。新店について詳しくは、下の記事をご覧ください。
- 復活! ピザ屋、 La Cambusa

 6月11日金曜日から6月13日日曜日にかけて、マルケ州アンコーナ県のキアラヴァッレ市で、大がかりな日本文化祭が催されます。生け花、スポーツから、映画、コンサート、のみの市など、内容も多岐にわたり、さらに先行して、6月7~9日にも様々な催しがあるようです。興味のある方や近辺にお住まいの方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。

 次のリンク先のウェブページの本文9行目、「Scarica il depliant...」というリンクをクリックすると、この日本文化祭のパンフレットをダウンロードすることが可能です。
Gli Australiati Blog - Japan Manga in Japan in Love!!
↑↑↑ Potete trovare il link per scaricare il depliant del festival nel link qui sopra
Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-06-06 00:30 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(3)

映画、『JAPAN MANGA』 ~ イタリア人旅行者の見た日本

 ペルージャ外国人大学で、今週金曜日に、イタリア人旅行者が初めて訪れた日本を美しい映像でユーモラスに語る映画、『JAPAN MANGA』を上映します。

Questo venerdì potete vedere il film documentario bellissimo sul viaggio in Giappone presso l'Università per Stranieri di Perugia.

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 イタリア語ですが、桜や京都などの映像も美しく、見るだけでも十分に楽しめるはずです。

Il film descrive il Giappone e la sua cultura dagli occhi di quattro turisti italiani che visitano per la prima volta il Sol Levante in chiave anche umoristica con bellissime immagini del Giappone, dalla fioritura del ciliegio all'antica capitale di Kyoto, a diversi aspetti dalla cultura giapponese.

FILM, "JAPAN MANGA"

VENERDI' 4 GIUGNO 2010
UNIVERSITA' PER STRANIERI DI PERUGIA
AULA XIII (Palazzo Gallenga, davanti all'Arco Etrusco), ORE 16-18
INGRESSO LIBERO  

 上映は無料で、
 日時  2010年6月4日(金)午後4時から午後6時まで
 場所  ペルージャ外国人大学、ガッレンガ校舎、13番教室

Siamo molto fortunati, perché lo presentano gli autori del film, gli Australiati.

 この映画の制作者、gli Australiatiも映画を説明し、皆さんの質問に応じてくれます。

Spiegazioni più dettagliate si trovano alla fine di questo articolo.
映画の詳細に興味のある方は、記事の最後の方に、説明があります。ぜひお読みください。

Il Palazzo Gallenga si trova in Piazza Fortebraccio, davanti all'Arco Etrusco.

 ペルージャ外国人大学のガッレンガ校舎は、ペルージャ中心街の入り口、エトルリア門の前にあります。面している広場の名は、Piazza Fortebraccio。

 中心街からガッレンガ校舎までの行き方については、記事、「外国人大学と町並みを訪ねて」をご覧ください。

 遠方ないしは近隣の町から、車や電車でお越しの方には、ミニ・モノレール、Minimetròが便利です。終着駅に、無料の大駐車場があり、約2分おきに便が出ているからです。終着駅からは約15分、鉄道のペルージャ駅(Perugia Fontivegge)からは、わずか10分で、中心街に到着できます。費用は、片道1ユーロです。

 ミニメトロの利用方法については、記事、「ミニメトロでペルージャ満喫」をご覧ください。

Spiegazioni più approfondite del film

 Il documentario è un film bellissimo che narra il Giappone attraverso gli occhi di quattro viaggiatori italiani che non sapevano né la lingua né i costumi del Paese e a mano a mano che avanza il viaggio anche gli spettatori del film scoprirà la bellezza del Giappone lasciando a parte diversi stereotipi formatisi attraverso le immagini trasmesse dai mass media italiane. Le immagini sono sate girate con la videocamera di ottima qualità e trasmettono la bellezza della piena fioritura dei fiori di ciliegi e diverse città del Giappone. Il vedere il film è molto piacevole pure ai giapponesi perché scopre come si vedono il nostro Paese e la nostra cultura attraverso gli occhi di stranieri. Chi ha realizzato un film è un collega di mio marito che lavora nella Regione dell'Umbria e già precedentemente ha reso pubbliche diverse esperienze del suo viaggio con successo.

 Il film è già stato proiettato davanti al pubblico due volte nel Comune di Corciano (provincia di Perugia) e ha avuto un grande successo in entrambe le occasioni (La seconda proiezione è stata organizzata dal Comune di Corciano). Diversi spettatori del documentario hanno già prenotato il viaggio in Giappone per quest'estate, meravigliati dal film.

 映画について、もっと知りたいという方に

 当大学で、比較文化学部の催し物の一環として、日本文化を知らせるドキュメンタリー映画を放映することとなりました。約2時間に及ぶこの映画は、高性能のビデオカメラで撮影した日本の桜の開花や様々な観光名所や日常生活を美しい映像で伝え、日本語や日本文化をほとんど知らずに旅する4人のイタリア人旅行者の視点で語るものです。

 日本に対してイタリア人、外国人の一般に持ちがちな先入観が旅行が少しずつ進むに従って、旅行者たちからも取り除かれていき、イタリア人が見ても日本人が見ても非常に興味深い映画となっています。

 この映画はすでにペルージャ北部の町、コルチャーノで2度上映され、2度目の上映はコルチャーノ市自体が計画したものだったのですが、いずれの機会にも大成功を収めています。

 制作者は、ウンブリア州庁で働くわたしの夫の同僚ですが、旅行の経験を過去にも公表して、成功を収めています。この映画を見た多くの知人がすでにこの夏の日本への旅行を予約したとのことで、どれだけ日本文化を魅力的に語っているか、それも最初は少し偏見や恐れを抱いて、外人としての目で語られているので、どれだけ説得力があるかがお分かりだと思います。

 日本人が見てもまた、わたしたちが当たり前だと思っている風習やできごとが実は他の文化圏の人にはそうでないということ、日本文化の独自性、よさを改めて気づかせてくれるとてもすてきな映画です。(ただし、映画の言語はイタリア語であり、現在日本語字幕はありません。)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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by milletti_naoko | 2010-05-31 17:30 | Giappone - Italia | Trackback | Comments(0)

「花よりだんご」のイタリア人?

 純白の花をいっぱいに咲かせた写真の木が何の木か、お分かりになりますか。
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 答えは「桜」です。

 イタリアの桜は、こんなふうに真っ白い花を咲かせ、また小さな若葉が花の間に見え隠れしている場合が多いようです。

 写真は、イタリアの我が家の桜を、昨日4月8日(木)に撮影したものです。ところで、この木が家のどこに生えているかお分かりになりますか。周囲にあるのは何の木でしょう。

 前には、オリーブの枝葉が、背後には一列に並んだオリーブの木々が見えます。
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 上の写真では、さらに桜の位置が分かりやすいかと思います。実は、この桜の木、庭から野菜畑(orto)へと階段を下りたところに、列をなした野菜やオリーブの木々の真ん中に立っています。この写真では、家が木々に隠れてよく見えないのですが、同様に、桜もまた、家や庭からは隠れたところにひっそりと立っています。写真では分かりにくいかと思いますが、桜の右横にはローズマリーの茂みがあります。わたしも今年は、野菜畑にキャベツやローズマリーを取りに行って初めて、桜が花盛りであるのに気がつきました。

 日本であれば、桜の木は、庭の主要な位置に、美しい花を観賞するために植えるでしょうに、なぜこんな隠れた位置に桜の木があるのでしょうか。

 一つは、「春に桜の花を愛でる」文化が日本独特のものであること。実は、今年はイタリアの国営放送RAI2のテレビニュースで、日本の花見文化が紹介されていました。イタリアのニュースの中で取り上げる日本の話題は、日頃は、経済や地震、ハイテク産業を除くと、捕鯨や雅子妃の抑うつ症など、マイナスイメージの放送が多いのです。ですから、桜の美しさを愛で、春の訪れを祝う日本の姿がこうして放映されたことはうれしかったのですが、途中から放映内容に「日本についてのステレオタイプ」が入っていました。
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          日本庭園の桜(京都、渉成園。撮影は、昨年3月29日。)

 ニュースは途中から、花見客の中の舞妓さんふうの女性数人の映像を流し、「日本といえば、やはり芸者。花見にも芸者は欠かせません。」と解説が入り、最後は「伝統の芸者おどりも各地で催されていました。」と都おどりの舞台風景を流して締めくくっていました。舞妓さん風の女性は、一般人が舞妓体験を楽しんでいた様子でしたし、花見と芸者を短絡に結びつける日本人はまずいないだろうし、「都おどり」に毎回足を運ぶ日本人も限られているとは思うのですが…… イタリアでは、「日本といえば芸者」という偏見がまだまだ根強いようです。

 大学で「日本語・日本文学」の授業や毎日のさまざまな人との関わりの中で、少しでも現実に近い日本の姿をイタリアや世界各国の方に知ってもらい、また、一方でメルマガやブログを通じて、より現実に近いイタリアの姿を日本の皆さんに知っていただきたいというのが私の夢であり、また感じている使命でもあります。

 話が逸れましたが、我が家の桜の木が隠れた位置にある理由としては、他にも、イタリアでは、桜を観賞用として特にひいきすることがないことが挙げられると思います。白い花を咲かせる木々は多く、たとえばセイヨウスモモ(susino)やリンゴの花も真っ白な花を同じように一斉に咲かせます。というわけで、我が家や他の家の庭を見ても、同じ庭木の中でも、観賞用としては、ミモザやアーモンドのように、レモン色、桃色の色の鮮やかな花を咲かせる木がよく目に入る位置に植えられているようです。

f0234936_23595637.jpg もう一つの理由は、桜を植えたのが、何よりもサクランボ目当てであったから。花ではなく果実を楽しむのが目的で植えたために、桜の木が、庭ではなく、野菜畑の中央・オリーブの木々のただ中にあるのだと思います。

 そうです。イタリアの桜の木は、単なる観賞用ではなく、花のあとには赤々としたおいしいサクランボをたくさん実らせ、目だけでなく、舌も楽しませてくれるのです。真っ白な花を咲かせた木が、やがて真っ赤な実をいっぱいにまとう不思議。


f0234936_032750.jpg さて、どういうわけか、今年のイタリアでは、春に「日本
の桜」に触れることが多く、園芸専門誌の『Giardini』
(この題はgiardino「庭」の複数形)も、4月号で
「花を観賞するための日本の桜」(CILIEGI DA
FIORE GIAPPONESI)を特集していました。

 いずれ記事をじっくり読み、興味深いことがあれば、
皆さんにもブログないしはメルマガでご紹介したいと
思っています。

 このイタリアの桜は、秋にはそれは美しい紅葉で目
を楽しませてくれます。秋になると、木の頂から順に木
の葉が緑から黄色へ、黄色からオレンジへ、そしてオレンジから真紅へと次第に色を変えていくため、一本の桜の木の葉の色が上から下へ行くたびに、赤・オレンジ・黄・黄緑、そして緑へと色が変わっていて、まさに虹(arcobaleno)のようです。というわけで、秋に山道を散歩したり、ドライブしたりするとき、わたしはこうした色とりどりに紅葉した桜の木を見かけるたびに「Albero arcobaleno!」(「虹の木!」文法的には問題がありますが、最も端的にわたしの気持ちを表す気がしますので、こう呼んでいます。)と歓声を上げます。
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 上の写真で左手に、赤屋根の前に写っているのが、紅葉した桜の木です。場所は、テッツィオ山(Monte Tezio)の中腹にある町、Migiana di Monte Tezioの町はずれ。ペルージャから車で15分ほど北へ進み、山道を登ったところにあるこの町は、わたしの夫ルイージが生まれ育ったところです。桜の紅葉は小さくて見づらいのですが、ペルージャ郊外の美しい秋景色をお楽しみください。

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by milletti_naoko | 2010-04-09 18:43 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(0)


日本語教師・通訳・翻訳家。元高校国語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより


by なおこ

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Chi scrive

Naoko Ishii
Insegnante di
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Interprete Traduttrice
IT-JP-EN Fotoblogger
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Per Lezioni, Servizi di
Interpretariato,
Traduzioni, contattate
via email.

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イタリア、ペルージャ在住。
日本語・イタリア語教師、
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産業・会議通訳、観光の
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